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#15「あなたも、デザインに参加しているんですよ。」:滝沢直己『一億人の服のデザイン』
2025-01-13 40:12

#15「あなたも、デザインに参加しているんですよ。」:滝沢直己『一億人の服のデザイン』

第15回は遊びに来たかしまが担当。


ファッションデザイナーの滝沢直己さんの著書、『1億人の服のデザイン』の引用です。


IN YOU RADIOのアイコンデザインの裏話を中心に、モノづくりの作り手と他者の関わり代についてそれぞれの事例を交えながらおしゃべりしました。


あなたも、デザインに参加しているんですよ。



★毎週月曜日 夕方5時に配信しています★


【メンバー】

わたる:発起人。テレビの制作会社ディレクター。テレビを見るより本が好き。


ひかる:わたるの大学からの友だち。会社員。道端に落ちているものを写真におさめたり、飼い犬を愛でるのが好き。


つかだ:ひかるの会社の先輩。ゆいこの塾の友だち。つかだくんと呼ばれているけど、みんなと仲がいいつもり。本が好き。


ゆいこ:みんなの友だち。ラジオやポッドキャストが好き。小学生からくるりを聴いている。


かしま:ゆいこの幼馴染。IN YOU RADIOのサムネイルをデザインしたデザイナー。


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00:02
言葉をIN YOU
引用ラジオ、小説や映画、ドラマや絵本など、日常で出会った言葉たち。
心に残った言葉に、その人だけの経験や、普段考えていることが透けて見えてくる。
引用する言葉から、あなたの中に湧き上がる何かが垣間見えたら、
メンバーたちが持ち寄った言葉を取り上げながら、社会や生活を考え、雑談するポッドキャストです。
はい。ということで、今回はゲスト?
はい。お友達。
遊びに来た柏がインをします。
ようこそ。
よいこです。
渡辺です。
光です。柏です。
もう一回言った。
はい。今回も塚田君はお休みということで。
お休みですね。
ポッドキャスト全部聞いていただいていると、そういうリスナーでいらっしゃるという。
ヘビーリスナー。
今日も朝から、今9の1まで上がっているんですけど、これ収録していて。
全部聞き直してくれました。
ありがとうございます。
そんな人はいない。
毎週月曜の5時半ぐらいには聞いている。
私はそれ早いかもしれない。
これだって上げてから、ちょっと気になっているから、再生回数を見ているんだけど、
確かにすごい早いうちに1回ってなるんだよ。
スポティファイだったとしたら私です。
ありがとうございます。
特に面白かった回はある?
でも、整っているなという意味では、初回がすごい構成としてすごいなと思う。
2日目にサクッとやったしね。
始まりは半分、1回始めたら半分終わったような動画みたいな。
ししゃぎパニックだった。
あれ確かにね、綺麗だった。
それに重なる他のみんなの引用も、全く同じ本から始まるんだけど似たようなことを言っている。
ハーフビガンみたいな。
そういうのがやっぱり重なったし、それがかつ初回であるっていうこととか、いいですよね。
ありがとうございます。
初回をまだ聞いていらっしゃらない方。
途中からさ、気になる人だけ聞いてるかもしれない。
あと誰も突っ込んでないけどさ、ジングルすごくない?
ありがとうございます。
次のステーションは京都。
あれ誰の声なの?電車?
03:01
ちなみにジングル作ったのは渡辺なんですけど、
マジで音楽なんて作ったことがない。
初めてのところから頑張ってパタパタやって作ってみたんですけど、
あれはAIのボイスをインターネットでフリーで作って、
俺が好きな映画とか、電車の音とか好きだからガタンコトンとか、
食器の音とか好きだからそのうちバージョン2とか作ると思ってたけど、
電車は普通にシガに取材行ったから、
本屋に行く途中にリックして使ってるだけなんだけど、
映画の1場面の好きなセリフを2つ入れてるんですけど、
バージョン転がしていきたいね。
生活音を集めたいから、好きな音あったら送ってあげる。
確かにそういうのもやるか。
そういう本が好きなんですか?
ヘターン語。
そういうのが好きなんですか?
本好きです。
今は無理矢理だったので、本の話でいいですか?
これ一回京都のところで本屋って言ってました。
本は好きですね。
もともと全然、学部は美大だったんですけど、
その時は読んでなくて、大学院で人文系の研究室に移ったので、
そのタイミングで週15冊みたいなのを読まないといけなかったので、
そこからすごい読むね。
大学生の時にビールめっちゃ飲んだからお酒好きになるみたいな練習はあるよね。
確かに。
好きな本屋とかあるの?
普通の本屋は、あえて東京じゃない本屋をお勧めできたらと思うんですけど、
みんなグーグルマップを開く。
かぶってるかな。
仙台にある曲仙っていう本屋がある。
名前がいいな。
曲仙って曲がる仙?
曲がる仙2文字ですね。
ちょっと歩いてはいけない距離。
どこからって感じだけど。
東京から?
ちょっと厳しいかも。
仙台駅からでもちょっと辛い。
メディアテイクからさらにちょっと行ったくらいの距離にある本屋さん。
メディアテイクって何?
仙台メディアテイクって図書館みたいな。
めっちゃ有名な。
仙台でしょ。
ここはなんか、コミンカ、クラみたいなのを改装してできてる本屋さんで、
ちょっとコーヒーとか飲めつつ、個人の方が出版されてる陣もあれば、
06:02
普通の審証とかもあるみたいな本屋さんなんですけど。
ここは何が良かったかというと、普通に審証がやっぱり抜群にいいんですよね。
当たり前なんですけど、本屋グッドポイントで。
なんか、自分が東京で読んだことがある本も並んでるんですよ。
一部かぶってて、人文系とか、あと、私は料理の本とか最近よく読んでるんですけど、料理の本とかもあって、
なんですけど、東京では手に取ろうと思わなかった本が、ここで見ることで手に取りたくなるっていう。
妙に尽きるね。
本屋妙に尽きるね。
なんなんすかね、本棚の構成というか、キュレーションというか、
この本とこの本が隣に並んでることで、すっごい読みたくなるみたいな。
っていうのが、ここ数年で一番強かった審議ですよ、かもしれなくて。
曲線の人聞いてるかな?
聞いてほしいね。
ここでさらに友人と行ったんですけど、仙台出身の友人がいて、その子に教えてもらって一緒に行ったんですけど、
その子とたびたびしてる本屋さんの楽しい遊び方があって、
何?教えてほしいよ。
それが金額を決めて、5000円とか3000円とか決めて、お互いに本を買ってくる。
最高だな。
それやりたいわ。
やりたいね。
これはかなり最高なので、
なんていうゲーム?
名前がない。
名前がないんだけど、
本もらうってめっちゃ嬉しいよね。
渡辺も結構誕生日に毎年くれるんだけど、めっちゃ嬉しいんだよ。
ちゃんとこういうことやってるから、ちゃんと誕生日とかに本をあげたりするか。
こういうことやってるから。
こういうポッドキャストせっかくやってるから、誕生日にみんなで本買って。
そうするか。
そういうことした方がいいな。
ハイライトしてあげる。
いいね。
めっちゃいいじゃん。
これはすごいおすすめで、
自分がもちろん一番今興味があることを相手に共有するっていうのも楽しいんだけど、
相手が今興味ありそうなことを自分の尺度で測って、これだ!みたいな。
たぶんこの子は今製本とかに関心がありそうみたいな。
持ってるかもしれないけど、博打でいくみたいな。
いいね。
読んでほしいみたいなのもあってね。
そうそう。みたいなのもあって。
自分があげるのも面白いし、自分がもらう本も相手から自分がどう見えてるかっていうのがすごいわかるのが面白いんですよ。
私は確かに料理発見っていう本もあって。
料理発見。
料理に関するエッセイみたいな本なんですけど、そのことを何回かやってるんですけど、この遊びを。
09:04
毎回料理の本か化学系の研究の本みたいなのがくるんですよね。
それがやっぱり自分が本人と話すときに協調して気づいたら言ってることとかが本っていう形で現れてくる。
なるほどね。
すごい面白い。
同じ人と何回やっても面白いし、違う人に同じタイミングでやっても面白いし、おすすめの遊びなので。
プレゼントってそうあるべきだなと思うんだよね。
本って、みんな言葉って直接的なものだと思ってるけどそんなことないじゃん。
そこに現れる、どんなロジカルを作ってるかとかもそうだし、どんな言葉の細かい言葉のやり方をしてるかとか、
全体のデザインとかもあるし、ものとしてすごい味わい深いものだと思うんだけど。
それを送るって、意味が勝手に生まれてくる、それこそ読み方がいっぱいある。
それが素晴らしいと思うんだけど、この間すごい気になる広告があって、熊野風さんの本の広告なんだけど、
プレゼントにおすすめって書いてあって、なんでだよと思ったの。
それ以外の説明書いてないわけ。
余白あるね、逆に。
クリスマスのプレゼントのおすすめみたいなのが書いてあって、なんでだよと思って。
なんでって教えてほしいなと思って。
確かにね。
ワンニンがみんなもらったら今欲しかったわけじゃないけど、普通に嬉しいみたいな。
そういうことかな、星野おじさま的な。
文脈なくても。
クラシックだからね。
文脈がなくても自動的に何かの文脈に接続し得る懐の広さがある。
いいよ、そういうのもいいと思う。クラシックってそういうところもあるじゃん。
星野おじさまとかミッフィとか、スグルト作品は確かに懐広いけど、
それからこそ嫌だなって思っちゃう。
安易にそれを選んでほしくないなっていうプレゼント。
でも、こんなに時間を話しているかわからないけど。
すごい仲良い友達にプレゼントを送るとか、すごい大事な人にプレゼントを送るって結構楽しいじゃん。
何話したっけなとかを考えながら、最近だとこれかなとか思う。
例えば、会社の同期とかで誕生日プレゼントをみんな買ってこようかとかさ、
のみやの友達で誕生日会やるから来てって言われて行くけど、
12:00
誕生日プレゼントを選べることがわかんないなみたいな時、
これめっちゃむずい。みんなあるじゃん、この状況。
そういう時にクラシックって効いてくる。
結局ね。しょうがないか。
ニーズが違う。
全然違うね。確かに目的とか。
すごい仲良くじゃないけど、友達に子供が生まれて、
今度みんなで会いに行こうよってなった時とか。
あーさ、ブーさん持ってっちゃうわ。
あんまり責めたものはないね。
そうそう。みたいなことなんじゃないかな。
確かに。
何だよな、入浴剤とか。
分かる。ルームフレグランスとか。
ヘアオイルとか。
使ってるシーンはあんまり想像できないんだけど。
定番というか。
その遊びやりたいですね。
やりたいね。
やりたいことが増え続けてるね。
どこどこ行きたいみたいな。
皆さんの職で大事だし。
ちょっと忘れないように。
旅々来てほしい。
遠征する時とかほしい。
順レギュラー。
ということで今日持ってきたのは、
滝沢直樹さんという方が書いた
1億人の服のデザインという本なんですけど、
この滝沢さんは、
もともと一世三宅にいて、
その後独立して、
独立した先でユニクロのデザインディレクターやったり、
今だとムジラボっていう、
ムジル氏が先に服に結構注力してるんだけど、
それのディレクターとかをやられている方です。
めっちゃ有名なやつでいくと、
スティーブ・ジョブスが着てた
タートルネックのTシャツみたいなのがあるんだけど、
あれ作った人です。
たった一人の人のために服をデザインすることもあれば、
ユニクロとかムジル氏みたいに、
全人類みたいなキャパでも服を作るっていう、
振り切ったものづくりの中で、
どういうことに気をつけてデザインをしているのかみたいなことが、
端的に書かれている。
飲みたくなるぞ。
スティーブ・ジョブスって、
自分用の服着てたの?
ユニクロで買ってたの。
それがちょうどね、
一章目に書いてあるんだけど、
もともとは既製品で、
イッセミヤ家に売ってたTシャツを、
ジョブスが何かの時に買って、
ニューヨークのイッセミヤ家に、
15:01
ジョブスが連絡してきて、
その時はもう販売終了してたんだって。
だからジョブスのためならって言って、
もう一回作ろうって言って、
それを作る担当になったのが竹澤さん。
同じTシャツを大量に、
ジョブスのためだけに作らなきゃいけないから、
数百枚かな?
作って仮縫いして送ったら、
リジェクトしてきて、
肌に当たった感じが違う。
糸も一緒だし、
仮縫いの仕方も一緒だし、見た目も一緒。
同じブランドが作ってるから、
同じはずなのにやっぱり違くて、
微妙にその時の機械の調子とかで、
変わっちゃう部分があるから、
それをジョブスが見抜いて、
作り直させて、
それがポイントだと。
すごいことだ。
そういうレベルで、
一人の人のための服を、
どうやって作るのかが一緒に書いてある。
そのくらい、
竹澤さんっていうファッションデザイナーの方は、
マジなプロフェッショナル。
服作りにおいて、
右に出るものはきっといないぐらい。
はい。
服のデザインに対して、
意見を持つということは、
デザインに参加しているのと同じことです。
もっと言うと、お客さんもデザインに参加しています。
このジャケットは竹澤さんらしくない。
袖が太すぎますよね。
なんか動かしにくいな。
お店で試着した服に、
そんな風に感想を漏らすことがあるでしょう。
あなたもデザインに加わっているんですよ。
これが、
さっき言ったような、
こういう人はめちゃくちゃデザインができる。
服のデザインについては一番詳しい人で、
っていう人でさえ、
自分が作ったものが、
まだ改善の余地があったりとか、
他人の意見を受け入れしろがある、
みたいなことを認めているっていうこと。
デザインとか何かを作ることっていうのが、
主に手を動かしているデザイナーのものじゃなくて、
そこに関わる全ての人によって、
デザインがされているっていうことを、
言い切っているっていうのが、
めちゃくちゃすごいなと思って。
普段、私もデザイナーをしているので、
いろんな、主にオンスクリーンのデザインを作っているんですけど、
その時とかはデザインレビューっていうのをやるんですよ。
何かデザインを作って、
アプリとかだと実際ちょっと使ってみてもらって、
どうですかみたいな。
何言われてもへこむのね。
18:04
ここを考えておく。
すごいへこむんだけど、
それでへこんじゃうっていうのは、
結局、自分が出したものが正しいか正しくないかみたいな。
っていうので、レビューに臨むから、
すごい辛くなるんだなと思って。
これ読んで、私がたまたま代理で手を動かしているだけ。
私が一番触っている時間が長いだけで、
別にこれは私のものじゃないみたいな。
って思うと、かなり楽になって、
これ読んだのが春頃なんですけど、
その後、デザインするときはずっとそういうテンション。
私がデザイナーなんじゃなくて、みんなデザイナー。
何か言った瞬間、もう共犯だかんねっていう気持ちでやってて、
そういうマインドがだんだん染み付いてきたぐらいのときに、
このポッドキャストのアイコンのお話をもらったわけですよ。
そんな話を繋げるの?
ちゃんと繋げようと思って、ちゃんと選んできたんだけど。
これポッドキャストのタイトルだけ決まってて、
まだデモは聞いてないぐらいのときで、
一回渡辺くんが書いてくれたラフを元に起こして、
途中でまだ音楽とかがついてないデモ音源みたいなのを聞かせてもらって、
それ聞くと、引用ラジオっていうタイトルだけ聞いてたときは、
論文とか書いてた時期があるので、論文的なかっちりと何かを積み上げていくような引用なのかな。
石杖が引用文としてあって、その上にみんなで立てていくみたいなブロックみたいなイメージがあって、
そういうイメージでラフも解釈して書いてたんだけど、
でも意外とデモ音源を聞くと、みんなの声が割と透明感があるというか、
割と声高めの人が多いなみたいなのとか、
あと声が重なって、みんなが話してることに誰かが乗っかって、
それが重なっていく感じとか、
でも意外とみんなもともと仲良かったりもするから、
雑談っぽくあっち行ったりこっち行ったりすることもあって、
そういう軽やかな感じっていうのが意外とデモ音源感があって、
それでラフ起こして、レビューをみんなにお願いしたら、
こんなレビュー上手い人いるんだみたいな。
結構びっくりして、
レビューってきつい。この1億人の服をデザインマインドになっても、
それでもちょっとヒュッてなるわけ。
大丈夫かなって。
私のデザインじゃないってわかってても、
21:01
ここまで手を尽くしたっていう責任はあるから、
大丈夫かなって思うんだけど、
いいと思った理由とか、
悪いと思ったとは言わないけど、
ここはもうちょっと伸びしろがあるんじゃないかとか、
なぜその伸びしろを伸ばさなきゃいけないのかみたいなのを、
みんながちゃんと書き下してたのがすごい印象的で、
だから最終的に今の形にあのアイコンは落ち着きましたけど、
別に見てて、自分一人がデザインしたって全然思わなくて、
データを確かに書き出したのは私なんだけど、
これはみんな共犯、みんなでデザインした感じがあって、
っていうこれを絶対言いたいってずっと思って、
これを言うための引用をずっと探してた。
すごい、そんなことあるんだ。
論文書いてる人も。
自分の主張があって、それを補強する文献を探すっていう。
最高だ。
嬉しいな。
アイコン見るか。
なるほどねと思って、
このアルファベットのEUと漢字のEUが重なってるのは、
さっきの重なり合ってる感じ?
なんか言葉が絡んだりとか、
あとカラーのバージョンによってちょっと違うのもあるんだけど、
メインに載ってるやつとかは結構蛍光ペンで線を引くみたいなイメージを大事にしてて、
引用するときってその言葉に線を引く、ピーってやったり、
あとクオーテーションのイメージとかもちょっと入れてたりとかして。
そうそう。
そうなんだよね。
重なってるタイプとハイライトになってるタイプがあるのがすごいいいなって思ってたし、
積み上げていく引用ではなくて、
なんかこうマーブルな感じとか、
積み上げる重なりじゃなくて、合唱していくタイプのレイヤリング。
なのはすごい俺がやりたかったことだなって確かに思って。
なんか何かを主張するために丁寧に織り上げていくとか積み上げていくよりは、
なんかこの独語感としての味わいだったりとか、
それを大事にしたいと思ってた。確かにそうで。
なんか訂正可能でもあるし、主張が。
かつ、何かの上に乗っかってもいいし、何かの下に着せてもでもあるみたいな、
存在はしているみたいな感じを表していただいてるなと思ったから。
最高ですね。
音声メディアで画像の話するのもあれなんだけど、
没になった案とかは、
24:01
あれだったらノートとかで流してほしいんだけど。
レンガみたいなイメージでこの辺の時は作ってね。
なるほどね。
包んでいくみたいな。
通常論文とかで引用ってことを考えると、巨人の肩の上に立つみたいな風に、
すでに立って積み上がってるものの上に自分が新しい1ブロックを1個足すみたいな感じだなと思って。
引用っていう単語自体から受ける印象自体はそういう感じなんだけど、
でもこのポッドキャスト自体から受け取れるものはもうちょっと別の、
もっと軽やかな感じ。
自分が好きに、作者が言いたいのはここだったかもしれないけど、
自分がハイライトしたいのはこっちとか。
みたいなっていうのがあったんですよね。
なんかデザイナーさんのこの思考プロセスを聞くの面白いね。
例えば論文とか引用というものはこういうものであるみたいなのをさ、
1回ロジカルに言語化して、それをビジュアルで置き換えた時にどういうものになるかって、
そこの右脳と左脳の行き来みたいなことがすごい。
いい刺激いただきました。
俺も一応ね、映像を作るっていう仕事って、
いかに無意識化で感じたことを、
例えば今読んでたまたまおすすめしてた、
プロジェクティスタ、控えめな想像力、瀧陽介さんの本で、
優れたイタリアのデザイナーの特徴ついて書いてて、
そこで言われてるのが、暗黙地と明智地の往復なんだみたいなことを言うわけですよ。
素材を手にした時とか、何かテーマをもらった時に、
もうすでに知ってる知識とか直感的に感じたものが暗黙地としてある中で、
それを言語化していくみたいな、しっかり言語化して、
それをまた再び暗黙地的なものに落とし込んだりとか、
そういう素材を使っていくみたいな、
それがすごい大事だなって自分で映像を作ってるのも思ってて、
自分で映像を撮った時に、直感的にカメラを回すこともあるし、
意識的にわざと説明的な内容を撮る。
今これを、この部品を使ってこれを撮ってます、
作ってますみたいなカメラを振り上げたりとかして、
説明的な内容は撮るんだけど、
話を聞きながら人が対話してる時とか、
人が無意識にカメラを振ったりするんだけど、
そこに現れる暗黙地が自分の中にあって、
誰か走ってるとか、横歩いてるとこ撮ってるとかして、
無意識に撮ってる時に出てくる明示値が本当にあるから、
そこを全部素材を見てる時に、
しっかり見逃さずに見ていくみたいなことが大事で、
27:00
これはこういう意味が見えそうだみたいな、
明示値にしていくみたいな、言葉にしていくみたいな、
それすごい確かになと思ったんだよね。
ちゃんとテーマを自分で作るっていうことだと思うんだけど、
与えられた素材の中から、素材とかテーマの中から、
自分がそこから何を読み取るか、
主張と言うとちょっと行き過ぎかもしれないけど、
表現のベースみたいなものを何にするかって、
自分で設定して出す。
それやってるから多分レビューが辛いんだと思うんだけど、
このさっきの鹿島の引用で言うと、
今、私は不動産系の仕事をしてるから、
主に建物を作る仕事なんだけど、
ちょうど10月にずっとやってたプロジェクト、
施設みたいなのが完成して、
オープンしたんだけど、
建物とか敷地ってすごく大きくて固い、
強固なものだから、形があるから、
修正するってめちゃめちゃ大変なんだけど、
作ってたのは宿泊施設で、
建物だけでは別に完成じゃなくて、
建物の中のソフト、運営とかもあるし、
運営っていうのは柔らかいもの、
もっといっぱい用があるものなんだけど、
ちょうど10月に出来上がってから、
11月半ばまでがトライアル期間みたいな感じで、
市博をいっぱい動かしていく。
いろんな人に使ってもらって、
コメントバックをもらって、
例えばここの暖房がつかないとか、
ここの電気の調子が悪いとかはすぐあるんだけど、
めちゃくちゃデザイン性ではかっこいいけど、
ここの窓があると不安な気持ちになるとか、
ここに窓があると人から見えやすくて、
寝る時に気になるとか、
ここのカーテンの薄さがちょっと嫌だとか、
いろいろ出てくるわけ。
ここの角が気になるとか、
ここのコンセントが見えづらいとか、
完成した時点が全然完成じゃないんだなっていうのを
めちゃくちゃ感じる時期で、
ソフトでもハードでも、
ずっと直していくところだよね、今。
完成した時にめちゃめちゃ感動したんだけど、
それを直すっていう作業が永遠に続いていく。
それは結構面白いなと思うんだけど、
だから作ってる最中はやっぱり設計の人とか、
接種側の意見とかがやっぱり強くて、
良いものにしたいと思って作ってきたけど、
そこからは家族連れが来て、
30:05
何も知らずに使った時どうなるんだろうとか、
友達4人で来た時どうなるかとか、
女性4人で来た時と男性4人で来た時って全然違うし、
とかをいっぱい試していく、いろんなパターンを。
そうすると子供がいるとここのダンサー屋なんだよなみたいな、
何も知らない人の意見が一番大事になってくるみたいな。
それが溜まると直すしかないかってなって、
直していくみたいなのをやってて、
すごい引用の内容が仕事とリンクしてて、
実感ある感じだった。
今ちょっと思い出したのがさ、
俺今仕事でやってるのが機械をいじるエンジニアの人たちを
撮る番組をやってるんだけど、
その人たちがよくたまに言うのは、
いい機械っていうのは修繕可能なんだと。
一回直せなくなったりとか、直すのにめっちゃ時間がかかるものは
いい機械じゃなくて、
F1のレースのF1の車とかも、
5秒とかでタイヤが崩れるじゃないですか。
あれが可能なのってやっぱり、
突き詰められたエンジニアリングだから。
だからマスターピースって、
誰かが作った作品の、
本当に極められた作品って、
なんかこう、
スティールなものじゃなくて、
かっことある堂々として、
動かないものじゃなくて、
何か触り続けて、
作りられ続けるものなんだろうな、
みたいなと思ってたんだよね。
そこに参与できるべきだと思うし、
利用者とか使い手とか、
あるいは作った人本人もそうだし、
関係者全員が寄ってたかって、
関われるもの。
その方が使いやすいし、
使いやすいみたいな意味でもそうだし、
より愛着も多分湧くし、
みたいなことはあるよね。
すごい思うんだよな、最近。
作ってから、
いろんな人が、
いろんな感想を持てるもの、
かつ改善できるものって、
やっぱ面白いなって思う。
思うんだなって思ったじゃん。
なんか、
学生時代とかって、
何て言うんだろうな、
増援系の研究室とかにいて、
例えば庭を設計します、
みたいなプロジェクトとかあったし、
作ったところが割とゴールになりやすいとか、
その先の維持管理のことを考えた設計とかは、
もちろんあるけど、
ずっと関わっていけるわけじゃなかったから、
そんなに実感として、
33:00
完成してから直していくプロセスって面白いと、
思ったことってあんまなかったんだけど、
なんか最近ちょうどそれを、
そこを面白いと思うんだな、自分っていうのを、
気づく、
たまたまもよくそういう仕事ができて、
それは面白かったなって思った。
いいね、いいね。
そうあってほしいよね、
その建物とかもさ、
ただ箱作って終わりじゃなくて、
修繕可能だし、
さらにブラッシュアップできるものであってほしいなと思うし、
建物の話になっちゃったけど、
建物とかって作るときに、
もちろん設計の人いるけど、
関係者がすごく多いから、
その建物を管理する人とかね、
建物を管理する人も入ってくるし、設計に。
管理の動線的にこれが嫌だとか、
こういう運用は嫌だとか、
そういうのってまだない段階からめっちゃいっぱい、
意見交換して作っていくんだけど、
あんまりそういうのって想像してなかった。
家とかだとあんまりない。
自分で家、例えば賃貸で家借りて、
管理のためにこうやって作られてるとかって、
実感することなかったけど、
ここの清掃の動線が嫌だとか、
この倉庫がここだと使いづらいとか、
そういうのを込み込みでずっと作っていくっていうのは、
すごい面白いなって思っているんだよね、最近。
この本のちょっと手前のところも、
これ最後、この章の一番最後の部分をさっき引用して、
ずっといろんな人にコメントされ続けてるんだよね、
この滝沢さんが。
まずデザイン画っていう服の絵を描いて、
パターンナーっていう人に渡すんだけど、
ここで僕が美しいと思う理想の形と、
パターンナーが思う美しい形は、
必ずしも一致せず、噛み合わないことがあります。
パターンナーが提案してきた線やフォルムが、
僕が思っていた以上の良い出来になる場合も出てきます。
こっちの方がいいじゃないと思うこともしばしばですって。
まず服を作るところで、形決まったんだけど、
形決まった後にまたツッコミ入れられてて、
次に生産部隊にデザインを見てもらいます。
生産を担当する人はどうやって縫うのが良いかを考えます。
デザイナーやパターンナーが想定していた縫い方では効率が悪いから、
こういう風に縫わせてくれませんかという提案があります。
楽しいこれ。
縫い方を変えるという点でデザインに参加していることになります。
建物と服と全然スケールは違うけれども、
36:00
いろんな観点を持った人があらゆる製造の順番で関わってきて、
その人たちの観点で良いとされるものが違うから、
それによって革紙ではこうだったものが、革下では全然違うものになっている。
服だとボタンの数が全然変わっちゃったりとか、
ボタンを1つ付けるだけで全然コストが違うらしい。
最終的に売りたい価格が無印やユニコーンと決まっているから、
それに近づけようと思うとこのデザインは許容できません。
ポッケはそこに付けられません。
スケールが違うけど同じことをすごくやるもの。
最後のアウトプットになって、それが出来てさえも、
なお、それを手に取ったお客さんにもう一つ見られるみたいな。
だから滝沢さんはずっと全ての工程で責任者としてそのデザインを見届けているんだけど、
でもやっぱりこの工程を見ていても、やっぱりデザイナーは滝沢さんだけじゃないというか、
デザインの責任者は彼だったとしても、それ以外の人の意見によってどんどんどんどん形は、
もしかしたら悪い方にも、もしかしたら良い方にも変わっていくから、
だからデザイナーだけがデザインしているわけじゃないんだなっていうのは、
この工程を見ていてもすごい思うし、
この製造業、あんまりインターフェースとかだとあんまり物理的な制約を受けないから、
いろいろ出来ることは多かったりもするけど、
それでもエンジニアがこれ実装しづらいからこうがいいですねとか、
例えばiPhoneのデバイスの幅がこれなんで、これだと表示しきれないですとか、
そういうのがあったりするから、そういう意味でもデザインって別に、
デザイナーの物理がいいよなっていうのが改めて思うエピソードですね。
面白いね。
あなたもデザインに加わっているんですよで、締めるショー。
そういうマインドでいたいなと思う。
作りとしてだけじゃなくて、生きる上で。
生きる上で。
他者の関わりしろをちゃんと自分の行動に持ちたいなって思って、
その方がより良いだろうなって思うしね。
ただ寛容な人でありたいだけじゃなくて、
お互いに心地よいものの方がいいはず。
他者を審判してでも自分が心地よいものを見やすいんじゃなくて、
お互いに心地よいからより持続可能だったりとか、
より豊かなものだろうなって思うし。
ただそれが価値がつく云々じゃなくて、
本質的にものとして良いものだと思うんで。
楽しい会議。
ワクワクしますね。
毎回言っちゃう。楽しい会議。
39:11
私、鹿島が引用したのは、
滝沢直樹さんの1億人の服のデザインから、
以下の文章です。
服のデザインに対して意見を持つということは、
デザインに参加しているのと同じことです。
もっと言うと、お客様もデザインに参加しています。
このジャケットは滝沢さんらしくない。
袖が太すぎますよね。なんか動かしにくいな。
お店で試着した服に、そんな風に感想をもらうことがあるでしょう。
あなたもデザインに変わっているんですよ。
でした。
ありがとうございました。
40:12

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