1. INTERVIEW │ インタビュー
  2. #83:睡眠のエキスパートに聞..
2023-05-09 26:39

#83:睡眠のエキスパートに聞く最高の睡眠の取り方│ 田中俊一さん(医療法人みなとみらい理事長)【前編】

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【睡眠のエキスパートに聞く 最高の睡眠の取り方】 40代を超えると途端に顕在化する「健康を崩す人」と「若々しい状態で年齢を重ねていく人」。 明暗を分けるのが「睡眠」と語る田中さん。 いかにしてその「質」を上げれば良いか。秘訣をうかがいました。

【プロフィール】たなか・しゅんいち 医学博士。横浜市立大学大学院客員教授。医療法人みなとみらい理事長。 1953年、東京都生まれ。早稲田大学理工学部数学科を経て横浜市立大学医学部卒業後、同大講師を経て1997年に金沢内科クリニック(現医療法人みなとみらい)を設立、その後渡米しニューヨーク市立大学 Mt. Sinai School of Medicine, assistant professor、国際医療福祉大学大学院教授、横浜市立大学大学院教授を歴任し現職。 毎月8000名の生活習慣病の治療に睡眠から取り組む、睡眠と糖尿病のスペシャリスト。日本テレビ系「世界一受けたい授業」「ヒルナンデス!」、フジテレビ系「バイキング」など、メディア出演多数。共著に『血糖値は食べて下げる 寝て下げる』(アスコム)など。 『40代から「最高の睡眠」をとる方法』(田中俊一/三笠書房)

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公共機関・企業・作家などのパーソナルメディアのプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を超える。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』などプロデュース多数。近年はユニクロやネスレ、P&GなどのCMのインタビュアーとしても活躍。 外国人から見た日本を聞く番組『What does Japan mean to you?』で英語での発信もしている。⁠https://linktr.ee/yoh.haya⁠

【目次】 クリニックについて 睡眠に関して他と違う関心 シーパップ(CPAP)とは? 痩せていても睡眠時無呼吸症候群になる? なぜ「40代」から最高の睡眠が必要なのか 健康管理で最重要!「睡眠の力」 睡眠時間が取れない人へのアドバイス 睡眠のプロを頼るメリット ▼関連キーワード #睡眠 #最高の睡眠 #医療法人みなとみらい

Editor : Kimi

港未来クリニックのコンセプトとPSG検査について
さあ、今日はですね、医療法人港未来理事長の田中俊一先生にお話を伺いたいと思います。
田中先生、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、ここ文字通り港未来クリニックにお邪魔しているんですけども、このクリニックはどういうクリニックなんですかね?
2008年の1月にできて、コンセプトは糖尿病を睡眠で治す。そのためには睡眠の正確な診断をしなければいけない。
正確な診断というのはPSG検査といって、頭に20何チャンネルの脳波をつけて、8時間寝てもらう。
その時の睡眠の脳波の変化を見て、それでどんな睡眠がどのぐらい取れているかを見る。
それを睡眠呼吸障害というのは、夜中に息が止まっているような方たちはまずそれをスクリーニングする。
なんでそんなことをやるかというと、夜中に息が止まると低酸素結晶になるじゃん。脳と心臓は酸欠に弱いじゃん。
10倍の酸素消費量が。そうすると酸素が足んなくなった瞬間に早くポンプングするわけ。
そうすると乱流が起こるじゃん。
そうするとそれをベースに剥がれ応欲というのは血管にかかって、接着飲食が出て、LDLコレストロールがついて、動脈効果という具合にいくわけね。
それと同時にどんどんそれが年齢とともにひどくなっていくと、慢性的低酸素結晶という風になって、細胞全体が寝ている間の低酸素結晶になるわけ。
そうするとそれを、例えば心拍を早くして、貧脈という状態になって酸素を取れる時期。
心拍を早くしているうちにもう取れなくなるから、次は血圧を上げて1回あての屈出圧を上げるようになるわけ。
それが高血圧。さらに高血圧になるとまたしばらくしがいけど年齢が悪くなる一方だから、あるところを超えると代償できなくなるわけ。
その頃から細胞自体は低酸素結晶が慢性的になるじゃん。
そうなるとコルチゾールとかアドレナリン、カテコラリン系のホルモンが出てきて、インスリン抵抗性になるという風に思っているわけ。
20年過ぎくらいから思っていて。
もう20年以上前ですね。
それをやるには睡眠をやらなきゃいけないねと思ったんだけど、PSG検査って大学とかでしかやってなかったね。
今はもうほとんど大学を辞めちゃったけど、そういう正確な検査をするために、後で見ると分かるけど、個室が10個あるわけですね。
そこでみんなノウハウをいっぱいつけて、8時間寝ていただくとその分をきちっと解析して、睡眠時の呼吸状態とノウハウが見れる。
いい睡眠が何時間、悪い睡眠が何時間、みたいなのが分かる。
それを見ると、さっき言った症状なのか、ステージが進んでいるのかが分かる。
それに合わせて糖尿病とか高血圧とか、そういうインスリン抵抗性関連症候群みたいなやつがあるんだけど、
そういうものを治療するっていうコンセプトで、日本にそういう施設がなかったので、これを10ベッドあるものを作った。
それが2008年。そういう経緯。
睡眠の必要性と乱れによる代謝の乱れ
今日は手元にも先生の誤聴書で40代から最高の睡眠をとる方法ということで、今の話でもリンクすることがいろいろ書いてあると思うんですけど、
個人的に、私も今この港未来クリニック初めて交差しているので、先生がおっしゃってた施設、まだちゃんと拝見してないんですけど、
僕、実は5年ぐらい前に、やっぱり今42なんですけど、
まさに一応8時間、7時間ぐらい寝てるはずだけど、なんか熟眠感がないっていう典型的なパターンで、
リサーチ不足でこの港未来クリニック知らなかったので、川崎に睡眠の入院できるとこありますよね。
それこそ一泊したんですけど、結局睡眠時無呼吸症候群でもなく、原因がわからなかったんですね。
口に検査したらわかるよ。
そう。なので、講師コントロールインタビューじゃないんですけど、先生の本読んでたら、たぶんきっと、川崎の睡眠の病院が良い悪いではないんですけど、角度とか何かやってることが違うんですよね。
関心が違うんですよ。
関心。
僕は、代謝の乱れを睡眠が汚してるって考えだ。
たぶんそれ以外のクリニックは、Cパップを導入するためにPSG検査をやる。
僕、Cパップを導入しなくても、この人がどのくらい悪いかってことは見れるだけでいいと思ってるので、もうちょっと違う見方で患者さんの睡眠呼吸障害を見てですね。
あるところで線引きして、こっから何とか、こっから何とかではなくて、ずっと緩い形の変動っていう風に見てるので、
早川さんがどのくらいのレベルにいるかっていうのを見て、どうしたらいいかっていうアドバイスはできるよね。
Cパップについて
先生、今そのCパップ、この本にもありますけど、これ聞いてる方、何?って方もいると思うので、簡単に教えていただいてもいいですか?
Cパップっていうのは、閉鎖系でマスク、鼻のところをピュッて塞いじゃうんだよ。
そこに蛇腹のホースが出ていて、そこに人工呼吸器みたいな小さいのがついてる。
それが圧のセンサーっていうのがあって、普通に呼吸してると吸い込んでる、吐いてる、吸い込んでる、吐いてるっていくじゃん。
そこのところに空気のフローを見てるから、今は肺が吸い込んでるなと、今は吐き出してるなっていうのがフェーズを見てるわけ。
吸い込んでるなといった後止まっちゃうじゃん。
そうすると機械は頭いいから、これ呼吸器止めてるなと思ってそこに圧をかけてるじゃん。
受電で勝手に。そうすると通っちゃうじゃん。
だってこの辺閉じてるってあって、物理的に閉じてるわけじゃなくて、何となく圧がかかってて、
重さで空気が通りにくくなってるだけだから、ここを圧かければ引っ張って開いちゃう。
睡眠中無呼吸も横隔膜は下げてるし、胸隔を上げて本人は呼吸した気になってる。
ただ、軌道が閉じてるから空気が行かないだけでガス交換ができないわけ。
だけど、それはこうやって引圧になると強くかけるからスパッと通るために息ができる、そういう自動の機械。
それが保険が効くのよ。
保険が効くと1時間に20回以上息が止まってるような方たちには保険診療でそれが使えるわけ。
それが1万4千何百円かなんだよね、月の。
睡眠と健康リスク
で、保険が9倍って7割給付されるから5千円弱ぐらいでそれがもうずっと使えて、機械が新しくなると交換してずっと。
これ一生使うから。
C-PAPが使えるようになった人はそれから悪くなることはあっても基本的に一過性には良くなることはあるけど、
継続的に良くなって治るってことはないので。
治らないってことですね。
若くなった人いないじゃん。3年後は3歳年取ってたから5年後は元に戻ったってやついないじゃん。
肥満と老化とあと骨格が3大リスクだから。
骨格は変えられないでしょ。
肥満は戻せることできるけど、でも多くは18歳の体重よりは若干増える。
普通はそうですよね。
18歳の体重より減っていく人ってあんまりいないから。
だからそれも一つのリスク。
それと過励は若い人はパンパンの肌だけど、おばあちゃんだってパンパンの肌の人いねえじゃん。
確かに。
だんだん垂れてきちゃうじゃん。
その垂れてきちゃうところが軌道の端になっちゃうから。
だから悪くなる一方ですよ。
正木先生に一発回答していただいて、これ聞いてる方もやっぱり自分が睡眠症候群なんじゃないかとか、
睡眠に不足してる人はいろいろいると思うんですけど、
僕自身、睡眠の質をどう判断すればいいかっていうところで、
まさにこの本の中に書いてあるんですけど、
明らかに悪い場合は別の人の微妙なラインってあるのかなっていうふうに思っていて、
それこそ検査しないとわからないと思うんですけど、
一つ気になるのが、
睡眠時無呼吸症候群ではないと昔、神崎の病院で言われて、そこからなんですけど、
睡眠時無呼吸症候群の原因と影響
必ず今も家族、いつもパパ、いびきうるさいと。
典型的に。
で、いびきあるんですけど、
一応自分でいろいろ調べて口テープしたりとか、
先生のここに書いたり、横にちょっと寝たりとか、
あと7時間半寝てるとかあるんですけど、
いわゆる痩せ方とか、
そういうものでもさっきの話行くと、
老化とかいろんなことで睡眠時無呼吸症候群になってるっていうことはあり得るってことですか?
もちろん。
もう痩せててもなってる人も、
10代から重症な無呼吸病の人もいるよ。
10代から?
太ってもいないし、若い人だけど、
その場合は骨格だよね。
顎が小さくて、角度。
で、首が太かったり。
首が細い人が入りすくかと思うとそうじゃなくて、
首が太い方が入りすくなる。
だって筋肉ついてるじゃん。
横になった時筋肉も重さで軌道塞ぐじゃない。
だからアメフトとかレスラーとか、
相撲の力士とかみんな超入りすく。
先生も軽い発言はできないと思うんですけど、
見ただけである程度分かったりとかって正直あるんですか?
例えば僕。
そうね。
ただね、中年になっちゃうと分かりにくくなるのよ。
そうなんですか?
なんとなく体重増えてくるじゃん。
この辺に脂肪ついてくる。
まず高校生の時の顎の形を見れば、
顎の大きさは分かる。
でもだんだんだんだん体重増えてきちゃう。
この辺隠れてきちゃう。
だから分かりにくい。
でも骨格ですごく分かりやすい人もいる。
あんたもここについてる割にここは狭いから、
胸腔の幅はあるけどあんまり小さい。
そういう人っていうのは首が細い。
首のいわゆる予想スペースが小さい。
そうするとそこに筋肉とかがついてくると横になると、
それが負担になって意見が止まりやすい。
だからそういう傾向はある程度はある。
ものすごくひどい人はすぐ分かる。
そのいびきを書いてるっていうのは、
ずっとらしいんですよ。
それはかなり可能性が十分に分かる。
間違いないね。
間違いない。
睡眠状態の判断と治療
いびきが年々悪くなるから、
前に他の病院で調べたときは、
まだそこまで重症じゃなかったのかもしれない。
年々悪くなるから。
あるところに行ったら悪くなる。
それは先生から見たら、
素人の感じになっちゃうかもしれないですけど、
僕なりに睡眠とか糖質とかのことも色々調べて、
食事も気をつけて、フリースタイルリブレつけて、
血糖スパイク起こしてないかとか、
色々実際起こしたりもしてるんですけど、
かなり気を使ってるんですけど、
個別の事例あると思うんですけど、
やっぱり睡眠時無効急症候群っていうのは、
いわゆる食事とか気をつけることは大事にしても、
さっきの梱包の骨格とか、
そういうものがなかなかあると、
食事とかだけではどうもできないって部分もあるんですか?
どうもできないですね。
基本的にできないことが多い。
全部やった上でCPAPの治療になるけど、
ある程度以上の人は、
良くなったらやめるのは簡単だから。
一度使えれば病名も診断もついているので、
また悪くなってから再開するってこともある。
一度CPAP保険で使えた人っていうのは、
もうその検査をクリアして、
診断基準をクリアしてるので、
もう一度やらなくても基本いいんですよ。
年齢とともに悪くなる一方だから。
だからやめるのは簡単。
だけど、きちんと診断をするっていうところに乗っかって、
どのぐらい悪いかは決めなきゃいけない。
その中でこの本、「40代から最高の睡眠を取る方法」っていうのは、
ドンピシャだったんですけど、
先生、改めて40代。
なぜやっぱり40代なんでしょうね。
40代っていうのは、
実はその前のオリジナルのところは、
45歳から睡眠を変えたいっていう。
そうでしたね。文庫版じゃないもんね。
45歳が僕の考える一つの切れ目になってるわけ。
15年刻みのライフスタイルっていうかね、
人生の年代別ステージと睡眠の重要性
人生を見るっていう見方をしたいんだね。
15歳ってだいたい体が成熟して、
オリンピックでも15歳で金メダルを取る人ってたくさんいる。
確かに体操とかスケートとかね。
ああいう人たちっていうのはオリジナルに近い。
そのものっていうのはもう15歳ぐらいで取れるわ。
15歳でフィジカルには完成するだろう。
だけどやっぱりいろんなプレイを考えると、
30歳ぐらいでサッカーの選手で、
一番素晴らしいってやっぱり30歳ぐらいからじゃん。
もちろんその前に素晴らしいマラドーナみたいな人もいるし、
いろいろいるけど、
慣らして名プレイヤーでミッドフィルダーとかいうと、
やっぱり30歳前後でピークを迎えるような気するじゃないですか。
あれはやっぱり脳の発達。
脳が完全に抑制系も含めて発達しきるのは、
30歳前後と言われてるんだよね。
だから一つは、
肉体が発達するけど脳がまだ未発達で、
事故とか喧嘩とかが多い世代。
30歳になるとそういうことがなくなって、
一応自精神もできて、いろんなことが分かる世代。
それからずっと社会で出て、
社会人として経験を積みながら、
いろんな経験に合わせて脳の回路をブラッシュアップしていく。
完成するのは45歳と思ってるわけ。
45歳からそこから落ちていくから、
45歳を超えたら一番大事なのは睡眠を変えることですよっていうのが、
45歳から睡眠を変えなさいのエッセンス。
で、実は60歳になったら食事とかも変えなさいっていうのもあって、
次の15年ですね。
老後と105歳までの健康キープ
次の75歳になったらもっと大きなものを変えないと、
あっという間にダメになっちゃう。
その辺から老化の話がメインになって、
75歳ぐらいになると、
45歳からの階段がこういうふうになると、
75歳からなるとこのぐらいの急坂になる。
またやることがだんだん増えてくるわ。
それから90歳っていう一つの壁が次にある。
90歳ってだいたい死んじゃうのよ。ほとんどの人は。
90歳を超えるっていうのが一つの目標になって、
普通酒飲んだりさ、いろんな食べ放題食べたり、
飲み放題飲んだりしてる人のマックスって、
僕は多分90歳が寿命のピークだと思ってるのね。
だけどそういうことをしなくなって、
進化した人たちって言うじゃん。
45歳になったら睡眠に気をつけて寝るようになった。
60歳になったら食べ物に気をつけて。
75歳が消えたら酒もやめて死んでやっていく。
っていうような人たちだと、
死亡の期待値は105歳ぐらいだと思ってる。
次の15年があるってことですね。
105歳ぐらい。
だから僕は105歳を目指して、
何を残すの?というのをみんなに言ってるのね。
105歳になった時って老化が終わるのよ。
老化っていうのはずっとするわけじゃなくて、
105歳ぐらいで止まるのよ。
だからそこから先って死亡率はフラットになるのよ。
105歳と155歳って区別できないよ。
見て、あなたが115歳、あなたは若いから105歳って言えないじゃん。
老化はそこでピークを迎えるの。
そこから先死亡率は毎年ほとんど変わらない。
だからもちろん高いよ。
死亡率はもう105歳だから高いんだけど、
じゃあ105歳よりも107歳の方が死亡率が高いかっていうのはあんまりなくて、
なんとなく変わんないよ。
だからもうそれは老後だから。
老後ってのは老化が終わって、
あとはもう老化した体で生きていくっていう。
睡眠と健康
本当の老後ってそういうことなのですね。
僕はそう思ってるわけよ。
だからそれが老後だってみんなに言ってる。
面白いですね。
でも何か科学的な話ですけど、
やっぱり僕もいろんな戦争体験者の方とかに取材してて、
やっぱり90代を超えてる方が多いわけですよ。
これは感覚的なものなんですけど、
やっぱり90過ぎの方って、
下手な80代とか70代の方より元気で、
結構鮮明でなんで、
先生今おっしゃったことちょっと関係あんのかなっていうのは。
要するに90歳って言ってるのは、
僕は85歳から95歳までを指してる。
そのレンジですね。
90歳前後で亡くなるのが大体普通の人。
あんまり自生しないできた人の寿命の限界だと思ってる。
でもあるところから45歳60歳って変えてきた人たちって、
多分それが105歳ぐらい。
今あった人たちはその後半の105歳までは行くよねと。
105歳っていうのは100歳から110歳まで。
老化が止まるっていうのは初めて聞きましたね。
老化してし終わるっていう意味は。
老後ってそうですよね。
みんな老化しきったら老化細胞になっちゃう。
だから肌ももちろん老人の肌になるんだけど、
その時って体に障害があると、
その障害を引きずったままいけないんだよ。
だって戻らないから。
だからその時に自分が老化しても歩けたり、
認知機能が落ちてなかったり、
それキープしたらそれをしないと。
もう老化終わってるから。
だから105歳の時に何が残せるのか、
っていう風に考えると分かりやすいでしょ。
でもいずれにしてもその全ての始まりというかね、
そこはやっぱり睡眠っていう40代からってあると思うんですけど、
私ニューヨークでハリウッド俳優とかを見てる日本人の
著名なカイロプラクターの方がいて、
現地で取材した時に、
健康といえば睡眠食事運動っていうのが
まず一般的に挙げられると思うんですけど、
その時に彼に何が一番大事かって伺ったら、
睡眠の重要性と現代社会の問題点
真っ先にやっぱり睡眠だっておっしゃって、
どんな食事運動だって睡眠取らないとって
おっしゃってたと思うんですけど、
それはどれか一つってことではないと思うんですけど、
やっぱり今の先生の話、年代からしてもやっぱり
まず睡眠なんですかね。
この質問自体がひょっとしたらちょっとずれてるのかもしれないですけど。
とにかく睡眠は一番ですよ。
睡眠しかリカマリするものはない。
あとは入れ替わりしかない。
例えば肝臓の細胞、皮膚の細胞、
みんな元の肝細胞から分化して入れ替わるわけじゃない。
だけど心臓と脳神経っていうのは基本入れ替わらない。
だから睡眠中に修復するっていうことで持ってるわけ。
で、その睡眠中に酸素がないなんていうのは
有効な修復できるはずないじゃん。
だからまず睡眠をして、
ちゃんとリカマリをさせるっていうのが
すごく基本的な原則じゃないですか。
まずそこですよね。
それいろいろ言う人ってたぶんほとんどいないと思うね。
いろんな人といろいろ話してるけど、
睡眠がファーストコンセプトだっていうのはみんな一致してるね。
そうですよね。
その中で先生、
本当は先生ね、睡眠と当然糖尿病のプロフィシャルなので、
リンクもしてます。
そっちだけでも別回で聞きたいぐらいなんですけど、
今日はちょっとそっちはあまり触れずにですけど、
この部分を実際配読させていただきました。
先生のクリニックで受けていろんな対応あると思うんですけど、
今日これ聞いてる方にとってせっかくなんで、
もちろんクリニックで受けていただきたいってあるんですけど、
率直にこの本にも書いてあったんですけど、
睡眠の時間と自己確信バイアス
睡眠が重要なのは分かったと。
その中で重要性分かっていても、
でもそれでもそもそもやっぱり今の現状、
睡眠の時間が取れないと。
先生がここでも書いてらっしゃる、
理想の7時間半難しいっていう人は、
どうしたらいいんでしょうね。
年によるけどね。
45歳を超えると消耗していく。
45歳くらいまでは親からもらったリソースってあるでしょ。
それを食べたり寝たりしながら、活動したりしながら持ってるわけよ。
だけど進化的に言って45歳ってだいたいもう、
ホモサピエンスは死ぬ年代なの。かつては。
だいたいどこでも1900年代の1950年より以前ぐらいは、
だいたい45歳ぐらいが平均寿命ぐらいなんですよ。ずっとね。
つい75年前ですね。
そのぐらいですよ。
厚生労働省とかの統計見ても分かるけど、
昭和22年ぐらいって40代ですよ。日本人の平均寿命。
だからそれが普通なの。
なぜってそれって、
生物っていうのは繁殖するために進化してきたわけじゃない。
だから繁殖はもう45歳ぐらいで終わるのよ。
あとはもう負けじゃない。
だって普通ヤノマミ族とかアマゾンに行くと、
だいたい15歳ぐらいで妊娠する。
だいたい3年に1人ぐらいずつ産みながら10年ぐらい産んで、
そうこうしてるうちにもう死んじゃう。
だいたい45くらいになる。
で親組はご苦労さん。
だからその世代は関係ないだろう。
生殖だけしかしない。
でも我々は45歳からあとその倍ぐらい生きるわけじゃない。
そこから先動けなくなったやつとか、
喋れなくなっちゃった人とか、
ボケちゃった人とかいろんな人がいるわけじゃない。
だからそれが僕らはここから問題にしてるわけ。
だからただ人間ホモサーフィニストとして生きてきて、
子孫を残してっていう進化論だけの問題だったら、
もうそこで亡くなってまだ生きてるなという話になって、
それだけでいいじゃんという話なんだけど、
もう我々寿命自体が90歳っていう寿命がいるわけだから。
後半の45年っていうのは、
もう親からもらった寿命は45年ぐらいで普通だと終わるようになってるわけさ。
それをずっと伸ばしていくためには、
まずきちっと睡眠をとって、
修復のメカニズムを毎日とらないと。
毎日毎日が勝負だから。
それをきちっとやるっていうことが、
いい生涯に向けて重要だって。
その中でこれ聞いてる方に、
その睡眠の重要性が先生の今の話でかなりわかったと思うんですけど、
いわゆる先生のプロに任せる部分と、
自分でできること大きくてどういうことがあるんですか?
まずですね、
自分でできることっていうのは、
正しい情報を仕入れて自分に応用することだよ。
例えば、
ヘバさん、睡眠はどうですか?
よく寝られる?
いや、たぶん寝られます。
睡眠時間はだいたい客観的に正しい。
何時間あったら?
いや、6時間くらいですかね。
じゃあ、5分の1足りないね。
だって5サイクルすると、
今4サイクルで終わってるわけだから、
20%短いね。
それ睡眠不細って言うんだけど、
睡眠不細をため込んでるわけだよね。
そういったのはまだわかりやすい。
でも僕は早川さん、
あなたは睡眠どうですかって言われたら、
まあ問題ないと思いますって。
根拠もなく答えるから。
どう?
いや、よく寝れてます。
なんでわかるの?
寝てんだろう。
寝てたらよく寝てるかどうかわかんないじゃん。
つまり、よく寝れてるかどうかをきちんと測定するっていう。
それを評価してもらう。
自己の睡眠は、
人間というのは自己確信バイアスがあって、
自分は絶対大丈夫って強い確信を持つようにプログラムされてる。
ダメでも大丈夫と思い込んでるわけ。
健康モニタリング装置の紹介
俺は死なないんじゃないかみたいな。
子供の頃よく妄想としているような。
あれってみんな学校に持ってるんだよ。
だからそれが大丈夫だと思い続けて、
適当な生活するわけ。
だからそうじゃないっていうことを客観的に見る必要がある。
僕らが今、丸の内でやらんとしているのは、
一般のそういった方たちに情報を提供できるような。
ウェアラブルとかいろんなものを使いながら、
その人の血圧、心拍、体温とか、
それからいろんな食事とかもきちっと測るわけ。
食事とか血糖とかあるじゃん。
そういうので、こうやって僕の今の血糖値とかね。
これなんかはここにただこれつけてるだけなんだ。
これつけてると30日ぐらい測れるわけ。連続で。
それはフリストリブレみたいなのをパワーアップする?
リブレの進化版みたいなもので。
いいですね。
前はリブレやってたんだけど、
リブレはこれが面倒くさいのと、
2週間しかない。
これはちょっと値段は高いけど、
1ヶ月丸々できる。
自分の食事と直接見合わせるわけ。
これ僕の血糖値の今食後で137あるんだけど、
これがランチじゃない。
こういうモニタリングするのよ、何でも。
モニタリングした時に、ただモニタリングしてても、
君は分かんないよ。
これどういう意味があるかは誰かに聞かないから。
例えばこの血糖がどのぐらいだったかって言ったら、
この辺は113。夜中午前3時40分とかあるじゃん。
ずっと朝高くて、朝食後は8時25分260とかなってる。
その時にいろいろ食べたものを工夫してもらってるんだよ。
僕も工夫してる。
何食べたらどう上がるとか上がんないとか。
何食べたらどう上がるっていうのはよくある話で、
僕らはもっとどう噛んだらどう上がる。
食べ方か。
食べる順番。
同じものでも食べる順番によって全然違う。
そういうのって指導されないのよ。
だからそういうものの情報を得て、
誰かにアドバイスになっちゃう。
いい記録出したい陸上やってるやつは、
一人でただ走っててもダメ。
パーソナルトレーナー必要ですよね。
それはパーソナルでも毎週ね。
毎月1回転1時間濃厚な指導を受けたらすごい高いわけ。
だけどそれが10分でもできるようなものとか、
いろいろベータあるでしょ。
プロのアスリートを目指す場合と、
普通の運動を楽しめて健康になりたい人とその程度が違う。
だけど自分でそれを客観化した情報として、
自己評価ができない。
だからやるならモニタリングしてやる。
ただ自己満足的にいろんなものは売ってるよ。
ありますよね。
でもそれの正確性がまずちゃんとしてるの。
横に置いただけで睡眠振動がわかる時はいくらでもある。
個人に合わせたトレーニング指導の必要性
でもこれはサイエンティティックじゃない。
それはゲームだから。
分かって毎日ご機嫌で、
俺、睡眠よくとれました。
先生、俺は毎日測ってるんだけど。
って言ってくる患者さんいるな。
でもそれに何の根拠もない。
どのぐらいの強いアルゴリズムがあるのか。
ピーチがどのぐらいで相関係数がどのぐらい出てるの?
っていうのはないのよ。
僕らはそれをメンバーに出す時に調べて。
例えばレム睡眠は相関性が高いとか。
例えばApple Watchの場合といくつかの場合、
組み合わせたりしてる。
そういうのを見るとやっぱり自分の睡眠を客観的にする。
自分の運動、エクササイズを客観的にやるって言っても
万歩系何歩って世界じゃないのよ。
歌詞のどこの部分に問題があるかと。
個別に違うのよ。
それを調べて。
可動域もそうだし筋の進展、屈曲、硬縮。
硬縮してるんだよ。
年齢がいくとみんな背中が丸くなるじゃん。
筋肉が硬縮してるんだ。
だからこういう風になっちゃう。
その程度は測らなきゃわからない。
測ったらどういうやり方でやるかも
ビジネスマン向けの健康モニタリング事業展開
パーソナルでなきゃできない。
つまり自分の問題がない人はやらなくていいのよ。
でも計測はしなきゃダメ。
計測を僕らは最低半年に一遍する。
きっちりやる人は3ヶ月に一遍計測してください。
そういうものを客観的に言い出すと
自分がこうやって階段を下りてるのがわかる。
人間は自己確信パイアスがあって
昔と変わってないっていう妄想に囚われやすい。
思いたいですよね。
でも30歳から確実に落ちてるから。
集団で見たら明らかに落ちてる。
つまり自分も落ちてるのよ。
それをまず認めて自分がどこにいるのか。
そういうものを見るだけ。
僕らは銀座クリニックでやってるのは
もっとDNAのテロメアの長さから
それこそ庁内細菌のDNAから全部
もうちょっとヘビーに見てる。
でもそれは一応想定が50代くらいの人だからそこまで見る。
でももうちょっと若い。
30代の人とかせいぜい40歳くらいまでの人は
もうちょっとそのヘビーなやついらないだろう。
ただこのぐらいに簡素化して
でもコアな部分だけは測った方がいいよという提案をして
今度丸の内にもそういうクリニックを出していくわけだ。
それはビジネスマン向け。
銀座はどちらかというともう少し中高年に近い人たち向け。
要するに60歳はちょっと早いけど
50代くらいから後ろは銀座でちょっとヘビーにやってるわけ。
だけどその手前、35歳くらいから後ろの人たちは
もうちょっとライトだけど
なおかつ客観的に科学的に見ていく。
ライフスタイルと我々のメディカルデータを融合させてスコア化する。
そうすると自分の点数が出る。
毎月点数を出して、その点数に合わせて問題点を見て
必要ならその時に応じてアドバイスを受ける
みたいなやり方をやる方がいい。
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