なんかそれを知っておくと、なんでじゃあ日本だけ物の値段が上がってないのかとかですね。
はい。
日本だけ先進国の中では全然インフレなんないとかなんですね。
それからなんで日本では賃金が上がらないのかっていうことをもし考えるきっかけにしていただければなと思ったんですよね。
はいはいはい。
実際僕も今回谷本さんの取材も含めてヨーロッパにも2週間くらい来て、3年分、ちょうどコロナの直前に来て以来なんですけど、なんか体感的にですけど、その2020年よりもさらにイギリスもでし他の欧米諸国も、
その中で見ても3倍くらい、なんかね、円が弱くなってるというか。
弱くなってましたからね。
そうそうそう。感情を受けてて、なんかこの本ぜひ皆さんにも読んでいただきたいんですけど、今の激安日本イコール逆に円が弱くてというか、っていうのを今回乗り継ぎでしかも空港だったからなおさらなんですけど、オスロとかでペットボトルとかみたいに700円くらいで水。
そうでしょうね。フィンランドとかそうですね。
だったりとか、アイスランドラーメン3000円とか。
そうでしょうね。そうですよ。
なんで、まあその辺ちょっと極端ですけど、でもロンドンとかパリにも来てて、やっぱり恥ずかしながらですけど、もう普通に外食してたら持たないんで。
そうですね。
日本からフリーズドライ食品持ってきたりしつつ、谷本さんとこうやって会う方とは食事してくらいじゃないと、とても持たないみたいな。
そうですね。自炊するのはいいけど、外食だったらちょっとね。
そうなんですよ。
いいですね。
これちなみに一番思ったのが、パリにいる方に言うと、
パリにも言われたし、僕の肌感でもそうですけど、パリとか、ちょっとロンドン、今回まだそんな歩いてないんであれですけど、日本人の観光客とかって。
いや、全然いなくない。
ですよね、やっぱり。
ほとんど、ほとんどまでいかないですけど、すっごく減っちゃったので、だから各観光地で日本語の、昔はガイドブック売ってたんですね。もうないのね、全然ね。
そうですね。
ないですね。
そうですね。
だから買うものっていうのを、昔イギリスのお店とかは置いてあったんですよ。リバティのプリントのものとかね、ティアトンチェックのものとか置いてあった。日本の方はそういうの好きだから。ないのね、そういうのが。
そういうのなくなっちゃって、別のところから観光客がいっぱい来るようになっちゃったんですね。要するに新興国ですね。ロシアとか、中東とか、中国、それから南米とかですね。だからその辺の地域の人が好むものをお店が置くようになっちゃったんですよ。
うん。
単的に言うと、その辺の地域にして言えば、キラキラした光りものが好きなんですね。光りもの。だからキラキラした服とか、すっごい指輪とかね。
今日もね、ちょっとマンチありましたね。
見ましたね。ギラギラ皿とかね。だからお土産物とか、イギリスのデパートであるものが、みんなそっち系となっちゃって、だから日本人の人が好きな、いわゆるイギリスっぽいものがなくなっちゃったんです。前は簡単に買えたんですよね。
はい。
いやだから、やっぱり谷本さんの長所を読んでても、もちろんそういうもんだなと思いましたけど、当たり前ですけど、本当にきて、本当にそれを感じますよね。
そう。
いや今、正直こう、パリが日本人の人全然いなかったんで、ロンドンはそうはいってもって思ったら、谷本さんからもやっぱり。
いないですね。
それは、
全然いない。
なんか、自分で言ってて悲しくなりたくないんですけど、まあ単純にここにもあるように、なんて言うんでしょう。もともとまああんまりね、海外出る外向きな感じじゃないですけど、まあそれ単純にやっぱお金の問題。
お金の問題。高くて来れないということですよね。だから、観光だけじゃなくて、留学に来る日本人もすごい多いじゃないですか。いるけど、もう80年代、90年代に比べたらもうほとんどいないという状況ですね。
だから、なんかイギリスのそこそこの大学の修士号とかでも、日本人はね、ビジネス系の学部なんかでも1年に1人来るか来ないからですよね。
はい。
で、他はじゃあ、他の留学生は誰かって言ったら、もうね、最近ほとんどがインドとかね、タイはちょっといますね。遠い人はほんの少しいて、っていう感じですね。前は中国人が多かった。今は中国が経験悪いから入れ替わって、もうインドばっか。インド人が7割とかね、6割っていうか、こう結構。日本人は本当に珍しいですよ。
うん。
うん。
これ、この本の中にもね、やっぱりこう転落してるのは日本だけっていうことで。
そう。
日本人はわかってるけど、知りたくないみたいなのがあって、結構こう、本でもね、いろいろ、まあ世界全体が減衰してるから、これからスローに暮らしていこうみたいな、結構本も、日本の本だけじゃなくてありますけど、実際谷本さんがね、この本の中でも出してるデータとかを見ると、OECDの国の中で。
そうなんですよ。
そうなんですよ。
日本だけっていう。
そうだ。結局ここに、そこ20年ですね。
ええ。
20年なんで、経済成長が芳しくないのが、先進国は特に日本っていう。
うん。
ここが特に日本とイタリアだけなんです。
ああ、そうか。イタリアもそうでしたね。
ガクンとね、全然その例えば、賃金がほとんど上がってない。うん。これは日本とイタリアだけでね、今のインフレを考えたら、むしろマイナスになっちゃってる。
うん。
他の国は上がってるんですよね。オランダとか、スペインとか、もうフランスでさえも上がってる。
そうなんですよね。ちょっと意外でした。
だけど、日本とイタリアだけじゃないのに。
それはちょっと日本とイタリアって、結構似てるとこあるとか、日の丸株式会社的なところ、両方あるとか。
となると、この本でもさらに書かれていますけど、この第二階層、第三階層の人たちは、改めてですけど、この第五章の話とも重なりますけど、どうしたらいいんでしょう?
不安でしかないんですけど。
不安でしかないですけど、そういう方たちの場合は自分の付加価値というのがどうしたら高まるかということを考えたべきだと思います。
例えば、いろんな技術とか知識を組み合わせる。例えば、大工さんだけど英語もできるとかですね。
一気に広がりますね。
そうすると、外国の人にも需要があるわけだし、それから外国でも仕事してくださいと言われる場合もあるかもしれないし、
他国籍業の方でちょっとね、いろいろなことを直したいから来てくださいと言われることがある。これ結構あるんですね、こういうことがね。
あと、例えば、歯医者さんの方の場合は、今までの普通の歯科治療をやるだけじゃなくて、例えば、移動できない人に特化するとかね、お年寄りとかに特化してやるとか、超浮遊層だけに特化するとかですね。
組み合わせですよね。
確かに。
僕の知人でも、やっぱり大工さんのもともと家計でやっていて、
これを思うとかって、もう30代中頃か後半ぐらいでニュージーランド行って、大活躍やっぱりしてますよね。
やっぱりね、そういう例ですよね。
だから、医療なんかもそうなりますよね。医療系とか、あとその、サージやってる方とかね、あと美容関係の方、ネイル屋でやってる方、ヘアスタイルやってる方の英語もできて、外国のトレンドのこともわかるとかね、あと何かの業界に特化してサービス提供できるとか言ったら、じゃあお願いします。
だから、日本人の技術があれば、ぜひっていう人はいるわけですね。
だから、そういうことはありますよね。
だから、そこを意識した方、ITでも日本人の人は全体的にレベルが高いんですよね。
レベルが高いから、じゃあそれをいろんな人に売れるようにすれば、売れるにはどうしたらいいかって考えればいいと思うんですね。
だから、日本国内とか今いる地域だけじゃなくて、他の地域にも例えばリモートのサービス使って売れるようにするとかね。
パッケージ化してそれを使いやすくとか、得意そうですよね。
あと海外。
海外にもできるようにするとかですね。そういうふうにやっぱりいろんな側面を組み合わせて自分の付加価値を高めたらいいと思う。
だから、皆さんもともともと技術とか職業倫理とか高いわけだから、それをもうちょっと、もっとお金が入ってくるやり方を考えたらいいと思う。
もっと柔軟に考えたらいいと思う。
今おっしゃった柔軟にシンプルに、実際最初はいろいろハードルあるかもしれないですけど、できることを日本だけじゃなくて、
そうですよね。
海外にとかっていうふうに広めると。
海外に5倍、10倍のチャンスはあるってことです。
私がそれにパッて気が付いたのは、イギリスの人を見てて分かったんですよ。
というのは?
イギリスの人たちすごい柔軟なんですよね。
だから、うちの主人の実家のご近所に息子さんが鉱山で働いた人が多いんですよ。炭鉱夫だった人が。
でも、イギリスの地元の炭鉱は潰れちゃったの。
儲かんないからね。
ある意味ナイスなイギリス。
儲かんない。じゃあ食べていかない。
そうしたらどうしたかっていうと。
その人はアフリカに出稼ぎ行ってるんですよ、今ね。
まだ鉱山ありそうですね。
そうです。だけど、鉱山の技術はイギリスの人の方が高いわけですよ。
経験も長いから。それをマネタイズ、お金に返るにはどうしたらいいかって彼は考えて探したのね。
出稼ぎ行く先を全世界から。
はいはい。
ほんで、いろんなアフリカの国に行ってるんだって言うの。
で、儲けてるんだって。
で、たまにイギリスに帰ってくるの。
はいはいはい。
ああ、ずいぶん柔軟な、ダイナミックなことを考えてる。
うん。
と思うんだよね。
ああ、そうですかね。
確かにそうですね。
だから、そういう意味ではさっきのね、あの、第二階層の人なんかは、まず手に職があるわけだから、あえてすごいちょっと乱暴な言い方しますけど、そこの手に職の部分を海外にして向けて掛け算すれば、チャンスが。
確かに僕がずっと毎月かかってるすごい腕のいいアンママッサージの先生なんか普通にやっぱ海外呼ばれて行ってますね、しょっちゅう。
そうですよね。
そういうのイギリスの人だけじゃなくて、例えばアルバニアとか。
うん。
例えばリトアニアとか。
はいはいはい。
の人なんかイギリス結構いるんですけど、
はい。
彼はだからいろんな国に行くんですよ、柔軟に。
うん。
で、すぐパッと引っ越すの、仕事あればね。
うんうん。
条件、仕事あれば。言葉が分かんないとこ行っても、言葉、勉強すればいいんですね。
そうですね。
うん。で、勉強して、で、そこでもう会計のやり方とかマーケティングとか勉強して、お客さんの感じも勉強してね、見てて。
はい。
そこで商売してる。あれがね、柔軟ですね。
うん。
立派ですね。
うんうんうん。どうしたら、じゃあ稼げるかって一生懸命考えてね。で、アルバニアとかリトアニアとか、地元の人はお金がないから、お金稼げらんないから、で、年寄りばっかだし、儲かんないから、じゃあ人が多くて、お金がいっぱい稼げるの行けばいいっつって、パッと行く。
うん。
で、また一個の国行って、まあそこがちょっと芳しくないなと思って、またパッと行く。
すごいね。
やっぱりその行動してね、トライしてまたダメなら次行ってるっていうことですよね。
やってみるっていうね、とりあえず。で、ダメやったら違うことやればいいっつってね。
うん。
私はだから、アルバニア人のね、友達なんかいるんですけど、見ててね、勉強になりますね。
うんうんうん。
ああ、このチャレンジ精神はすごいなと思ってね。台湾のね、友達からも昔学んでですね、彼は非常にもう積極的な人で、アメリカでちょうど私は大学院で就職活動してたんですけど。
ええ。
で、その人も就職活動してて、でね、もう外国人だし、留学生だし。
はい。
その仕事を探すのはここでは難しいよってふさわいてはいるけど、だけど、僕はね、ここに自分がたくさんいる。
うん。
自分が取った資格とか、やってきたプロジェクト全部このファイルに入れて、インタビューをどう、なんとかして取って、行った先では、僕はこれはできます、これはできますと言って、見せて、説得して、それで仕事をゲットするんです。
うん。
だから、とりあえずやってみなきゃ分かんないよっていうね。
はいはいはい。
諦めない。
うん。
うん。で、すごく彼も柔軟ですもん。だから、仕事を得るためにパッと他の土地にね、行ったりするんで、ああ、これは見習わなきゃいけないなと思いましたね。
うん。
うん。