1. INTERVIEW │ インタビュー
  2. #70:ソ連が女性兵士を生んだ..

▶︎本パートのインタビュー映像

【ソ連が女性兵士を生んだ理由】
戦争の無情さを感じてほしくて書いた──。
逢坂さんの思いとは裏腹に、ロシアによるウクライナ侵攻で
悲惨な現実が繰り返されている。

複合的な要素が絡み合って起きること。
『同志少女よ、敵を撃て』に込められた想いや歴史背景について
お話しいただきました。

【プロフィール】あいさか・とうま/1985年生まれ。明治学院大学国際学部国際学科卒。2021年、『同志少女よ、敵を撃て』で第11回アガサ・クリスティー賞を受賞してデビュー。同作は22年本屋大賞を受賞し、第166回直木賞の候補作にもなった。

同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬/早川書房) 

【逢坂冬馬さんへのインタビュー】
Talk.1 戦争、女性……「体験していないこと」を書くには? 〈7月5日(火)公開〉
Talk.2 ソ連が女性兵士を生んだ理由 〈7月12日(火)公開〉
Talk.3 戦争を小説として書くジレンマ 〈7月19日(火)公開〉
Talk.4 私の人生を変えた一冊 〈7月26日(火)公開〉
再生リスト

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▼【聞き手・早川洋平プロフィール】
はやかわ・ようへい/新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、髙田賢三ら各界のトップランナーから市井の人々まで広くインタビュー。近年は欧州を中心に海外取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。公共機関・企業・作家などのメディアプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を数える。『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』『横浜美術館「ラジオ美術館」』などプロデュース多数。 近年はユニクロやP&GなどのCMのインタビュアーとしても活動している。
https://linktr.ee/yoh.haya

▼【ナビゲーター・堀真菜プロフィール】
ほり・まな/現在、早稲田大学4年生。
コロナウイルスの流行により、人と会いづらくなったことを機に、zoomを通して色々な人の話を聴くことを始める。1年間で200人以上にインタビューを行い、聴くことの魅力に目覚める。
現在、勉強を教えない塾福幸塾と提携し「思考と対話の技術」の提供をする他、学生・若者向け対話サービス『workin’ talkin'』を立ち上げるなど、
対話、インタビューを通じて様々な事業を展開している。プロインタビュアーとして実績を積むため現在奮闘中‼︎https://koushiro123.wixsite.com/manaroom

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【目次】
OPトーク
執筆中のターニングポイント
ソ連が女性兵士を生んだ理由
小説家を志した背景
論文と小説の相関関係と違い
本作におけるキャラ設定
EDトーク

▼関連キーワード
#逢坂冬馬
#同志少女よ、敵を撃て
#早川書房

Videographer/Editor : Kimi

00:01
インタビュー
こんにちは、堀村です。
インタビュー、この番組はYouTubeとポトキャスト、各プラットフォームにてお届けしています。
YouTubeのチャンネル登録、ポトキャストの各番組のフォロー、皆様よろしくお願いいたします。
そして早川さん、今回もよろしくお願いいたします。
7月の第2回、もう12日ということで、今回は以前もオープニングトークで取り上げたテーマというか、
2022年上半期終わったじゃないですか。
改めて早川さん、2022年上半期のベストバイをここで区切りとして聞きたいなと思うんですけれども、何かありますか?
ベストバイですか、今すぐ出てくるのはですね、目の前にあるんですけど、
目の前にあるけど見せられないっていう、なかなかもどかしいんですけど、配置的に。
スピーカーとアンプですね。すっかり、それこそこのBluetoothとかに慣れてスマホで飛ばしてとかさ、
若い人も多くの人はそうでしょうし、僕もそうなんですけど、それこそね、小説家の石平さんがやっぱりすごいオーディオが詳しいので、
以前オーディオのイベントなんかもご一緒させていただいたんですけど、ご自宅も行った時とかももう何百万、あるじゃん、そういうすごいオーディオを聴くレコードもスピーカーも含めて。
で、それをご自宅でやっぱりレコードとか聞かせていただいた時に、これは違うわと。
そんなに違うの?
いや違う、全然違う。俺もそんな詳しくないし、普段別に全然ほら、究極的には音楽そのものが良ければ、音質もちろん違っててもいいや、今でも思ってるんだけど、
ちょっとあれは違うなというふうに思って、ただやっぱりそのね、お金はもちろんだけど、やっぱり基本的に大きな音出さないととかさ、スペースがないとっていうところだから、
僕の部屋そんなに広くないので、あとマンションなんでね、なんかその辺も考えたりとかで、今じゃないなと、こうずっと思ってたんですけど、
ふと、何ヶ月?1ヶ月くらい前かな、ある映画をご想像にお任せしますが、
石谷さんは大人の放課後ラジオを見てる方なのかもしれないですけど、ある映画を見てですね、仕事で見たんですけど、あまりにちょっとがっかりでですね、がっかりというかですね、ちょっと不倫を落ちずにですね。
不倫意味で送りじゃくってことですね、なるほど。
そしてすごく心がむしゃくしゃしてですね、その日具合悪くなったんですけど、
なんかもうこの気分を落ち着けたいということで、たまたま雑誌見た時に、結構男子が読むの多いのかな、物系雑誌みたいなものマガジンとか、物なんとかみたいなので、オーディオ特集とかさ、
ありますね。
でもピンキーで安く簡単に揃えられるみたいので、そういうのってでもまあ、なんか自分で調べるとさ、安物買いの税入しないじゃないけどさ、
03:01
なんか失敗することは結構多いから、ちゃんと雑誌とかでそれなりに書かれてるもので、TASCAMの、TASCAMって結構音響機器で有名ですけど、録音機とかもある。
TASCAMのスピーカーと、iWiMAかな。
これは中国のアンプですけど、中華オーディオって結構実は安から悪からじゃなくてね、安くてもいいの結構あって、そのアンプを買いました。
普通そういうのってもうね、ピンキーなんで本当は上が100万、200万とかですけど、僕が買ったのはそのもう一番安いモデルで、そのアンプがいくらだろうな、2、3万でスピーカーも2万ぐらいだから、全部で3、4万ぐらいかな。
なんですけど、大満足でですね。
やっぱり普通にパソコンのスピーカーとかスマホのスピーカーで聞くのとは全然違ってて、特にやっぱりクラシックとジャズ。
朝はやっぱクラシックそれで流すと全然違うし、夜疲れた時はね、やっぱジャズで。
僕はスタンゲッツとか好きなんですけど、そういうのかけるとやっぱ最高だから、あとお休み前のねクラシックとかもいいですよね。
っていう感じで聞いてると全然違う。特にあのジャズはシャリシャリになるね。シャンシャンシャンってスイングするというか、その辺も僕もそんな詳しくないですけど、やっぱりあれはスマホじゃ出ないなみたいな。
なので、やっぱりその4万ぐらい高いと見るか安いと見るかですけど、心病んでた僕としてはですね。
それでかなり満足している。調子に乗ってですね、まだ来てないんですけど、ついに。
マランツってオーディオでまた有名なメーカーなんですけど、それもまた高いのは何十万するんですけど、マランツのCDプレイヤーもちょっと買って、まだそれ人気商品で買ったけど入ってこないんですけど。
なのでやっぱりこのなんかBluetoothとかスマホで聞ける時代にあえてその優先とかきちんとステレオ、スピーカーでさらにそのCDプレイヤーとかで聞くっていうのはちょっといいなぁと思って。
しかも別にスマホのBluetoothでもいいんだけど、結構なんか音楽ツールの人とかをお勧めしている。
そういう意味では本当はレコードがいいんでしょうけど、そこまではまだ揃えられないので。
CDで聞きたいの結構あるんですよ。あとSpotifyとかApple Musicとかに入ってないの結構あるんですよ。
この人、ほら、マナさん音楽詳しいだけだけど、同じ例えば月の光でも誰が演奏しているか全然違うじゃないですか。
別にそんな詳しくもないしこだわってたわけじゃないんだけど、いろんな人が勧めてたらこの人の月の光聞いてみたいとかあるじゃないですか。
そうすると意外となかったりするんですよ。つまりサブスク、音楽サブスクだと。
そうすると結局CDになっちゃってみたいなやってて、そのCDを1回パソコンで取り込んでSpotifyとかApple Musicに同期してめんどくさいじゃないですか。
確かに。
そう考えたらCDプレイやっぱあった方がいいなと思って。
06:01
だって早川さんお仕事の時よく音楽聞くっておっしゃってましたし。
そうなんですよ。
雰囲気にね、月光とかあったらまたいい感じのお部屋になれますね。いいな。
そうなんです。マナさんはどんな感じ聞いてるんですか?
私は、私2022年上半期とか言いながら最近買ったちょっと贅沢なものの紹介になっちゃうんですけど、
トマトジュース、名前なんだっけな、オスミックファーストっていう名前のトマトのブランドがあって、
トマトなのに糖度11から13までのトマトを売ってるんですよね。
そのトマト単体でも箱にわざわざ仕切られてて、一応包装するようにトマトを買って、1箱1万円ぐらいするんですよ。
すごいですね、1万円。
そのトマトジュース、私毎日トマトジュース飲むんですけど、
そのトマトジュースをちょっと贅沢したい気持ちになって買ったんですね。
買った?1万円?
買っちゃったんです。
最近全然買ってなかったなと思って、トマトって思って買っちゃったんです。
めちゃくちゃ美味しかったです。
甘いのなんの。
なんでトマトジュース好きなの?
私、野菜の中で一番トマトが、理由になってないですけど、トマトが大好きなんですよね。酸味とか。
別に美容とかそういう話じゃないんだ。単純に好きなんだ。
ただただ、幼稚園の頃一人でバイキングのトマトを丸々ボウルからにしたことあるぐらい、
トマトがちっちゃい時から好きなんですよ。
そうなんだ。
いつからかな、毎朝トマトジュースを飲むのは習慣になってて、
ちょっといいの飲んでみたいなみたいに思って。
トマトジュース、僕普段飲まないんですけど、今の話聞いてて思ったのが、
確かレストランで、阿蘇っていうところが大海山にあってですね。
そこのトマトジュースも確か高級で、だったんですけど、
昔飲んだらやっぱめちゃめちゃ美味しくて、
1万円とか僕も払えないですけど、
でもなんか、当然他のジュースとは違うよね。
全然全然。
あのスッキリする、なんなんだろうね。
別に甘いんだけど、デザートを飲んでる風ではなくて、
ちゃんと酸味もあるんだけど、濃厚で美味しくて、
もうちょっと言い表せません、この美味しさ。
いいですね。
じゃあそれちょっとまたリンクを送っておいてください。
はい、承知いたしました。
テレビショッピングですね。
ホルマナのテレビショッピングということで。
毎回なんか食べ物紹介してる。
いいじゃないですか。
皆さん、スピーカーとトマトジュースが私たちの上半期のベストバイなので、
皆さんよかったら見てみてください。
さあ、ということで本編に入って参りたいと思います。
今回は、愛坂トーマさんのインタビューの第2回です。
これ、なんかこれってあれですよね、フィクションですよね。
フィクションです。史実に基づくフィクションですね。
なんかフィクションなのに、本当に歴史小説を読んでるよりも身近に感じて、
よりリアルに感じる部分っていうのがすごくあって、
09:01
最初はきっと私たちと同じような、むしろもっと幼い純粋な小さい子が、
戦争っていうものの環境に行くことによって、何人人を殺したっていうふうにスコアを自慢するようになったり、
その戦争の後も自分にはそれだけしか残ってないっていうふうになってしまったり、
すごく身近さっていうのを、よりリアルに、フィクションなのによりリアルに感じたっていうのが
すごい感想として思って。中田さんはいかがでした?この本を読んで。
そうですね。でも本当にマナさんおっしゃったようにね、この歴史小説っていう意味では、
以前ね、カイトタケルさんにもお話し伺ったように森鴎外の話もありましたけど、
やっぱりその歴史小説って結構難しいところがあって、史実に基づくフィクションなんで、
まずその歴史とか世界自体はもう決まってる。動かせない。
その中でキャラクターはフィクションで基本的に作っていくっていうところで、
そこのバランスをどう取るかとか、バランス取りすぎるとね、中途半端で面白くないしっていうところだと思うので、
やっぱり僕が素晴らしいなと思ったのはですね、やっぱり今話にもあったように、
まずそのリアリティっていうのが、やっぱり体験していない世代、僕もあいさかさんも体験してないはずなのに、
どうしてあそこまで書けたかっていうところで、実際インタビューの中でも聞いていますけど、
戦争に関してはやっぱりその資料を読み込むこと、もともと論文を書くのが得意で、やっぱりその資料を読み込む、
学術本なんかも結構読んでいたことで、その資料を読み込む力が多分ものすごい方だと思うんですよね。
プラス、やっぱりそれだけじゃなくて、実体験をね、あのおじいさまから戦争体験を聞いていたっていうことで、
その辺をやっぱりすごく、実際聞いていることと資料を読み込んで、その二重の取材をしていることで、これほどまでに深いところまで書けたのかなっていうのは思います。
で、その一方でね、戦争という重いテーマの中で、この出てくる、戦争とジェンダーっていうテーマもありますけど、
それも堅苦しくなく、やっぱり女性がみんな生き生きとね、いろいろこのもう非常事態の中でも書かれてまして、
賛否あることを承知でチャレンジしたようにおっしゃってましたけど、やっぱりそのいかにポップに書くか、
色鮮やかに女性たちを書いていくかっていうところの、その何だろう、いい意味でのギャップ、話はものすごいね、本当に独創線のところのすごく重い話なんですけども、
みんな女性がポップに書かれてて、際立っていたので、やっぱりそのギャップが素晴らしかったと思いますし、
そこにあいまってね、このフィクションだったはずなのに現実のウクライナ紛争が追いつくというかね、
こともあっても今回は非常に、僕としてもなんかこういうパターン初めてですね、
全部こう時代も、もともとの歴史もですし、なんかそういうすべてがリアルタイムで動く小説っていうのは、
12:00
まさにこれが小説かなっていうのはちょっと思いましたけど。
愛坂さんもインタビュー中に、エンタメ性とリアルのジレンマみたいなところがありますので、
ぜひそういうところも注目しながら見ていただければと思います。
それでは愛坂東雄さんのインタビュー、第2回をお聞きください。
今改めて、僕の中で勝手にもう1年以上、本当出版されてからですけど、まだ全然今日の時点でも半年ちょっとだと思いますけど、
改めて、執筆において後から振り返ったら、
ティッピングポイントというかターニングポイントだったなと思う具体的なその創作に関する、
この例えばよく2割8割の法則ありますけど、この2割とか2%があったからこれがこうなったんだな、
ちょっと抽象的で恐縮ですけど伝わってますかね、もしあれば教えていただきたいな。
書いてた時にいくつも意識したポイントがあったんですけども、その中に小説として戦争を語る時に、
現代の読者から切り離せない構造にしようと思ったんですね。
それはジェンダーもそうなんですけども、もう1つの問題に戦争っていうところもそうなんですね。
過去を語って、昔々こういう話がありましたっていうふうな構造にならないようにしよう。
戦争とジェンダーの問題にするならば、ジェンダーについても現代に何かを語りかける構造にし、そして戦争も何かを語りかける構造にしようと思ったんですね。
では独創戦を現代の日本人に提示する意味は何かって考えた時に、今も続いていく何かっていうものを戦争で提示しなければならなかった。
それがウクライナだったんですね、僕にとっては。
2014年にクリミア半島の併合がありまして、ドンバス戦争、実態としては内戦というよりはロシアの介入戦争でしたけども、
あれがあった外交的にほぼ破綻に等しい関係になったわけですね。
2020年の段階で意識したかったのは、独創戦を通じて勝ち得たソ連内部でのロシアとウクライナの友好っていう、
ソ連が崩壊してからも実はずっとUFO国としての時代の方が長かったんですけども、
それを強調していくことによって、特にラストについては、
それらが失われていく現代に対してのある種の何かメッセージを話したい。
戦争を通じてかろうじて勝ち取られた二国間の友好ですらも、今は崩れていっているということを言いたかったし、
ウクライナとロシアの関係、単純にUFO国であったとは言い切れない、何度も言い渡る関係というのは、
現在に連綿と続いていくんですよということを言いたかった。
それを2014年から2020年までの関係を念頭に言いたかったわけですね。
ところが、それが結果的に非常に繰り返し引用されるのが、
一番最後のロシア、ウクライナの友情は永遠に続くのだろうかという一文がものすごく引用されるようになっちゃったんです。
僕は別に戦争を予期したわけじゃないというか、むしろ書いている時に、
いくらなんでも全面戦争はないだろうけども、2014年からの友情が破綻していくことを念頭において読者が読んだ時に、
戦争の無情さと世の無情さを感じてほしいと思っていたんです。
15:00
それが今では全然違う意味合いで読まれてしまう。
たぶんここで、戦争というテーマを現代に接続するために、
ウクライナの出身の子作のオリガという子を配置して、
主要な登場人物として扱おうと決めたことが、
執筆当時としてはストーリーラインとはあまり関係ないところにいる人なんですけども、
これを途方もなく現代的な小説にしてしまったし、
よく言っていたのは最悪の時代で獲得した同時代制というふうに言ったんですけども、
最悪の形で同時代制を獲得してさせてしまった要因になった、そういうふうに思っています。
小説に関してはやってよかったんだけど、ただそれがこういう形で、
なんとかある種裏付けのようなものを得てしまうのは悪夢でしかない。
だからこそ寝込んでしまったというのもあると思うし、
さらに言い方はあれですけど、
ウクライナでさらに多くの人に読まれたというのは複雑ですよね、正直。
これだけは本当に来てほしくなかった。
希少候補になって予備的な記者会見があったんですけども、
あれって受賞した人以外使われないので表に出ないんですけど、
確かあの時にはかなり危険だなと思っていたので、
今ロシアウクライナ関係が大変なことになってますんで、
なんとか平和的に解決してほしいと思うんですが、
というようなことをちらっと言った覚えがあるんですけど、
あの時からこれはもう危険かもしれないと思っていました。
ただこの小説を書いた時に根底には、やっぱりこの小説を通じて
現代も繰り返される戦争や紛争に対する痛苦に対して
思いを寄せる一つの契機になってほしいという考えはあったんです。
それは確かアクサクリスティッシュを取った時のミステリーマガジンの挨拶でも言ってたと思うんですけども、
ですからそういった意味での小説の働きという意味では
読まれてほしいとは思うんですね。
ただそのきっかけとして、あの戦争が起きるのだけは絶対に嫌だったので、
どう受け止めればいいのかっていう、その後で自分の本が
売れ行きが一時に加速したことがあって、それがどうしてもやっぱり嫌だったんですね。
だからいきなり銭この分に寄付しますというふうに言い出したりもしたんです。
それがもうどうしてもなかったから自分なりに決着つけようとしたら
そのぐらいしか思いつかなかったということなんですけども。
紙版だと468ページにこういう一節があってですね。
世界広しといえどソ連が唯一前線における女性兵士を生んだ理由が何であったのか
未だ明快な答えは見つからないがというふうにありますけど、
これズバリあやすこさんは何だと思います?明確な答えはないにしては。
自分の中ではおそらくこれであろうなっていうのはあるんですけども、
それ言っちゃうとスポンと回答が出しちゃうような気がするんで。
読んでいくと多分複合的に理解できるんじゃないかなと思います。
一つのことじゃないんですよ。
授業でワーワー言ってる場面でも出てくるんだけども、
兵力が不足してたからっていうふうに考えると説明がつかないわけですね。
各国とも兵力不足してたし、ドイツも前線にいないとおかしくない。
その前に建前として出てきた社会主義的な国、男女平等を推進する役割だったの
18:02
っていうふうに説明しようとすると、だいぶ説明がつくんですけども、
そうだとすると、戦争が終わった後にこのジェンダーロールが急速に後退したことの理由が説明つかないわけですね。
はい、戦争終わったんで前線から戻ってください。先導職はないしです。
っていうふうになったわけですね。
実際、女性兵士ってすごいかたみ狭い思いをしたわけですけども、
この説明がやっぱりつかない。
つまり、いろいろな要素があって女性兵士っていうものを生み出したんだけども、
その根底には実は、女性兵士が戦ってるっていう事実を提示することによって
ある種の現象を起こそうとしてたんじゃないのかなというのが僕の思い。
それはスタリングラードのあたりである意外な人物が答えに近いことを言ってるんです。
なので、その辺読んでいただけるとわかるんじゃないのかなという。
これでも、やっぱりここに書いてある通りですけど、唯一なんですかね、世界の中で。
第二次世界大戦当時で組織的に動員したのは唯一なんですね。
ドイツは、ソ連だけなんですね。
ドイツは末期戦で国民突撃隊っていう素人同然の組織を実戦投入させまして、
その最後のところにパンツァーファーストとかの粗雑な武器を手に取って戦った女性たちがいたことはいたんですけども、
あれはもう、はっきり言って末期戦のめちゃくちゃな状態で投入された人たちでしたし、
それですらやっぱりドイツ市民は、ベルリン観楽とかの本を読んでますと、
ドイツ市民は今まで言ってたことと違わないというような動揺でもって受け止めていたようです。
アメリカなんかには戦闘補助職として多少軍隊に席を置く人たちはいましたけれども、
もっぱらジム仕事が中心で、戦闘訓練なんかやろうものなら軍人から反発されるっていうのが実情であったそうです。
ここから少しですね、もちろんこの同志少々、敵を討てと関連するんですけど、
やっぱりせっかくなんで、小説家あいさかとうまという本にちょっとだけずらして伺いたいんですけど、
あいさかさん、いろいろあんまりプロフィール細かく書かれてないんで、
少し謎大きい小説家かなと思ってるんですけど、
生まれたのは1985年、その後高校1年生の時に米同時テロがあって、
世界悪い方向に変わる、その変化を見届けたいみたいなものを思ってらっしゃって、
その後大学1年生、大体2004年とか5年くらいですかね、大学に入られて、
その後2008年くらいですかね、就職されて、
っていうところで、僕なんかのインタビューか、読んだ時に、どこか物足りなさを就職したと感じられて、
大学自体の論文執筆に思いを馳せると。
今は論文を書けないが、と始めたのが小説というのはどこかで見たんですけど、
そうかと思って、腑に落ちつつも、でもなんで論文から小説だったのかなっていう、
いわゆる単純に働きながらだったから、時間的な問題だったのかとか、
後でその話も伺いたいんですけど、勝手な僕のイメージだと、
21:01
お父さんも歴史学者だったり、お姉さんもね、いろいろ、どちらかというと調査、
調査、すみません、この言い方が適切かかりません、調査一家みたいなイメージがあったんですけど、
つまりノーフィクションとかだったらわかるんですけど、
フィクションに行くっていうのは、でもちょっとわかるよってわかんないぞって感じだったんですけど、
この辺りどうだったんでしょうか。
学者一族ですからね、本当に。
論文書いてる時が一番楽しかったんですよね、在学中は。
で、そっちの方向で行こうと思ってたんですよ。
でもまず、線香がよく見つからなかった。
てことと、ちょっと文系研究者の道のりってのは当時非常に極めて厳しかったので、
そっちに向かって突き進んでいこうって気にはなれなかったんですね。
大学院は早々に諦めてたらみになると、
結局、学部生レベルを超えて論文を書いて、学問的研究をしていくためには何が必要かっていうと、
指導教官なんですよ、やっぱり。
師匠。
これがやっぱり一番必要なんですね、研究者になっていくためには。
それやっぱ在野でやるにはちょっと無理がある。
時間もないしっていうこともあるんだけど、やっぱり師匠がいない。
そういうのなしでも、小説に関しては、いきなり傑作が書けるかどうかは別として、
とりあえず書けるんじゃないかなって思ったんですね。
だから書けたんですよ、最後まで。
出来の良し悪しだと思ったんですね。
そうしたら、やっぱり文章を作るっていう意味で、
論文と小説では極めて対照的なところもあるんですけれども、
実は共通しているところの方が多いんですね。
今まで考えてきた形になってないものを形にする。
まだ世の中にないものが作れるという喜びは。
だからやっぱり文章を書いている時の楽しさっていうのは、
学部にいて論文を書いている時にも近しい。
あるいはそれ以上にもっと楽しく自由に書けるものだっていうことに気づいたっていう感じですね。
ですから調べて書くっていうのが可能になったのは、さらにここ数年ですね。
それまで取材とかあまりしなかったんで。
末尾に参考文献が乗り始めたのもここ数本で。
それが色々成果になって出たのがこれっていう、
同修助的予定になったっていう感じですね。
じゃあそういう意味では、やっぱり今日のお話を伺うまでは、
調査、調べて書くとか、論文と小説ってかなり対極に見えますけど、
あいさかさんの中では、今お話ししている、
そんなすごい離れているものでもない?なかった?
やっぱり文章を書くことに特有の喜びみたいなものがあるんですね。
今まで世に出なかったというか、
世に存在しなかった文章が自分が書くことによって現れる喜びであるとか。
あるいは色々な本を読んだり、色々なことを考えている時に、
日々モヤモヤと思っていることっていうのは不定形なものなわけなんですけれども、
それを一つの文章に出力することによって、
自分の考えを修練させていくっていうことであるとか、
こういったことっていうのは実は小説でも起き得る。
だからその喜びの部分が共通していたし、
だから色々な物事を一つのなんていうか、
ひとまとめにして、どっかで喋ってたりだとか、
ぼんやりと考えていることじゃなくて、
最初から最後まで一つの塊にして、
構造のある文章に出力するっていうところが最も共通しているところ。
それは確実に論文で鍛えられた力だし、
論文コンテストとかやってなかったら多分、
24:01
いきなり形に長編でなってできましたっていうふうにはできなかったかもしれないですね。
全く違うものを書いているみたいな感覚ないんですかね。
ちょっと言い方は語弊あるかもしれませんけど、
相坂東馬にとって論文を書いてた頃からの延長状なんでしょうか。
かなり近いと思います。
実際は論文を書くときに構想をまず、
序盤で何を提示して、問題はこうで、
本論はここで暴衝を上げて結論で持っていくっていうような
考え方を必ずするんですけども、
それがないと論文は成立しないので。
大体小説を書くときも、
またこういうふうに歴史に関する小説を書く前であっても、
これは主題がこうであるっていう、
これを実現する、こういうテーマを実現するための小説であるっていうようなことを、
まずいわゆるストーリーのラインのプロットの前に書くんですね。
この小説で取りたいことはこれですとか、
実現したいことはこれですとか、
ミニ論文みたいなのをまず書いて、
で、テーマはこれだから、
こういうふうになっていく物語だっていうような感じ。
だからそれを示してからストーリーに入って出力していくと、
やっぱり書いていく過程も近いですし、
問題意識をどう形にするかっていう意味でもやっぱり非常に近い。
自分にとってはもちろん違うところもあるんですけど、
似てるところの方が大きい。
決定的に違うことって何でしょうね。
とにかく人間を描かないといけないっていうことですね。
こればっかりは論文に人間絶対出てこないので、
自分だけいればいい、
というか自分もできたらいない方がいいわけですね。
どこそこ行ってこの資料探すの大変だったんですけどとかいうのは絶対出てこなくて、
ところでこの資料によればみたいな感じでさらっと出ていかないといけない。
それに対して小説っていうのは、
通常は2人以上の登場人物がいて初めて成立するわけですね。
中に特殊なのがありますけど、
多くの人間を配置してその人間に見合った価値観を設定し、
それに見合うセリフであるとか言動であるとか、
物の考え方を設定して初めて小説になるっていう。
それがないと主義史はずだーっと並んでいく謎の文章になっちゃうので、
そこが一番大変だったし、
新しく獲得していくものみたいで楽しかった部分でもある。
そういう意味ではまさにおっしゃる通りキャラ設定というか、
登場人物っていうところは決定的な違いだと思いますけど、
このどうしようじゅうてきえをうてだと、
最初にもうやっぱり、
この主人公の一番大事なセラフマからやっぱりまず出てきたとか、
意外と全然違うところからまず出てきたとか、
どんな感じだったんでしょう、経緯としては。
そうですね、セラフマに関しては読者の視点となるべき人っていうふうに考えてました。
最初は相当優等生チックなことを言ってるし、
あんまり読者の視点から会議してない人。
祖国が今戦争になってて、自分はこんなんでいいんだろうかって思いつつも、
将来は一家を支えたいし、理想主義的なお考え方をしてる。
27:00
それがもうどうしようもなくなって戦うしかないっていうふうに見置かれた状態で、
じゃあどういう時に何を決断して戦うって決めるのか。
実際に実戦に行った時にどうやって変化して、
本物の兵士に変化していくのか。
それは成長でもあり、破綻でもあるんですけど、
そういったところを描けるっていう。
イリンガなんかは最初からも完全に戦争に適合した状態で出てくるんで、
完成された兵士なんだけど、人間としては破綻しきった人として出てくる。
その周辺はいろいろ考えましたけどね。
基本的にはソ連における立場っていうものから作っている。
旧貴族の娘だったりとか、カザフ人、自由なウクライナとか。
その中でもちろんそれではない失われた母性を求めてる人だったり、
看護師のターニャっていうのは実はすごく好きな登場人物なんですけど。
そういったところから主題から発展して、
描くべき人間を導き出したときに必ずその人たちが体現する価値観というものがある。
問題はあまり独創線という馴染み深いとは言い難いものを提示するのに、
これはなるべくキャラクターはわかりやすく提示していこうと。
やりすぎなくらいちょっとポップに明るく出していく。
特に最初に出てくるとき。
そこから変化していくところっていうのを見届けてほしいし、
その方が読みやすくなる。
当然、司法というのは賛否両論あってしかあるべきだと思ったんですけど、
幅広く読まれるならその方がいいと思った。
それは実際に出したら本当にその通りだった。
個人的にやっぱりターニャがすごく斬新だったというか、
やっぱり戦争っていうと、僕も戦争体験者の方の話を聞いてるので、
戦争するか、要は直で関わるか、
姿勢の人で普通に関わってないかっていう、
そのどっちか。
やっぱり今世の中でも100か0かみたいなものが多いじゃないですか。
なので、ああいう形で当然関わるってあるんだって、
いろんな意味で考えさせられましたね。
そうですね。戦争における衛星兵のモラル、看護師のモラルって、
果たしてどういうところにあるんだろうっていうのは悩むところなんですけど、
実際、ああいう悩み方をする人っているんですよね。
超有名なところでは、名誉勲章をもらった人がアメリカに一人いて、
大島の戦いに参加して、ハクソリーチという映画にもなった人ですけども、
あの人は宗教的な信念が理由で、
銃を軍隊に行って協力することはできるけど、銃を撃つことはできませんと言って、
それは散々否定されるんですけど、最初。
結局衛星兵として戦い抜くことを決めて、
ひたすら人命救助をして、名誉勲章までもらったという。
ただそれとはまたちょっと違う考え方なんですけども、この人の場合って。
ただあのターニャーを配置しないと、多分この小説って、
かなり配慮しても、序盤でいたイリーナの戦うのか死ぬのかというところから逃れられないと思ったんです。
だからもう、敵が来たら武器取って戦うっていう、それが正しいんだって。
30:03
もうその覇行しかなかったですよね。
だからそこを最後にスポンドを誰かが打ち砕いてくれないと困るんですね。
実はどっちでもない人がいましたっていう。
だから常にあの人が出てると、主人公たちが維持してる価値観みたいなものをちょっと外で行動してるから、
でもそういうのを出すのっていいことなんですよ。
みんな兵隊しかいないんだけど、ちょっと価値観が違うから、出てくるとちょっと雰囲気が変わってくれるっていう。
エンディングのお時間です。
インタビューでは皆様からのお早川さんへのご質問や番組への感想、取り上げてほしいテーマなどをご指摘しております。
いただいたご質問等はこの番組内で取り上げさせていただきます。
概要欄のURLからどしどしお寄せください。
そして人と一体一で会う前、会った時、会った後に何をするか。
著名人から出世の人に至るまで18年間、2000人以上のインタビューを行ってきたプロインタビュアーの早川陽平さんは、
その全てを余すことなくお伝えしているあうちから養成講座。
早川さんからの無制限コンサルティングがついた映像講座と、
リースナブルな家族でスタートできる音声講師お好みの受講方法からお選びいただけます。
詳細や受講の申し込みは概要欄に記載してあるあうちから養成講座のホームページをご覧ください。
そしてもう一つお知らせです。
早川さんと参加者がお気に入りの本をシェアし合うQRカフェも7月15日金曜日の19時からZoomにて開催されます。
早川さん本の紹介をお願いいたします。
深井龍之介さんの歴史思考を今回は取り上げたいと思います。
歴史を知れば悩みが吹っ飛ぶということで福大にもある世界史を俯瞰して思い込みから自分を解放するということですね。
歴史を面白く楽しく学びながら実生活人生に生かそうというそういう本ですので、
早川さんとぜひいろいろこの本をベースにしつついろんな話を楽しみながらできればというふうに思っていますので、よかったらそこに来てください。
7月15日金曜日夜19時からです。皆様のご参加お待ちしております。
早川さん、マナさんちょっと今回も私やってきましたが、5月にリリースしたポッドキャストブランディング講座についてちょっとポッドキャストに関する話をまたこの3人でしたいなと思っています。
今回はですね、ポッドキャストをいざ配信、ポッドキャストの魅力だったりとかそれは理解しましたと。
ただポッドキャストの配信に関するハードルってやっぱその高いのかなっていうふうにちょっと思っている人向けに配信の流れについてちょっとお話しできればなというふうに思っています。
あとまたここでですね、ポッドキャストを多分配信されたことはまだ自分で制作されたことはないと思うマナさんにちょっと質問なのですが、
ポッドキャストを配信しようって思った時に必要な道具だったりとか環境とかってなんかどんなものがあると思いますか?
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音声で撮れるやつですよね。なんかちょっといいスピーカーとか、あと携帯あればいけるんじゃないかなっていうのを勝手にイメージしてます。
素晴らしいですね。さすがです。
今もう本当に皆さんお手持ちのスマートフォン、一昔前だったらレコーディング音を記録するためにレコーダーだったりが必要だったんですけど、
今スマートフォンで簡単にボイスメモだったりとか、機能はスマホによって違いはあると思うんですけど、スマホで簡単に音声が録音できます。
録音するために外付けるマイクをさらにスマートフォンにくっつけて繋ぐとさらにいい音で撮れたりとかっていうのはあるんですけど、
ただそこまでこだわらなかったとしてもスマートフォンだけでも案外音いいんですよ。
自分の喋り手の人とスマートフォンの位置が近くあればあるほどいい音が撮れるんですけど、
なので結構僕も昔やったことあるんですけど、スマートフォンを手に持ってもうマイクとかもつけずにスマートフォンを口に近づけてそれで喋るんですよ。
マイクもつけないで。
それだけでも今のスマホって結構優秀なのでもういい音でレコーディングできるんですよ。
めっちゃ便利。
でもそれをレコーディングさえしてしまえば、あとは編集とかもフリーのソフトがあったりとか、そこまで時間もかけずに編集までできてしまうので、
例えば10年前にPodcast音声配信始めようって思うと、そのためにレコーダー買わないといけなかったりとか、そういうハードルもあったんですけど、
今はもう本当にスマホだけでレコーディングできる、とてもいい時代になったなっていうふうに思います。
早川さんは昔Podcastをご自身でレコーディングから収録配信から全部やられていたと思うんですけど、
なんか当時はどういうふうに制作されていましたか?
昔は大変でしたね、本当に。今ね、君がさらっと言ったようにね、マイクをね、当時スマートフォンもありませんし、
いわゆるICレコーダーを買ってたんですけど、どれがいいのかもそもそもわからないし、
さっき君がさらっと言ったように今ならわかりますけど、マイクをどこに置くかとか、
あとマイクの性能とか撮る環境以前の問題で、自分の口元の高さでできるだけ近くで話せばそこそこ、
特に今の機材だったらいい撮れるんですよ。でもそんなのことすら知らないから、
割といい機材買ったけど音が悪かったりとか、すごい反響する場所で撮っちゃってたからどうしようもなかったりとか、
あと編集のツールもね、今と違ってフリーのものも少なかったですし、
仮にフリーとか有料だとしても使い方がものすごい難しかったりとか、
そもそもね、BGMも今のように豊富に何万曲もなかったので、
1曲1曲何千円とかして買ったりとか、今だとYouTubeとかね、フリーで使えるものもいっぱいありますけど、
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でもフリーで使えるものはすごい少なかったんで、みんな同じ音楽になったらやっぱダサいじゃん。
だからその辺も含めて大変でしたし、そもそも今のように君も含めて手伝ってくれるメンバーがいなかったので、
全部自分でインタビューして、全部自分で編集して、やっぱり大抵編集ってね、
喋ってる時間の5倍ぐらいかかりますから、音声だとしてもそう。
だからその辺を会社員に勤めながら会社に内緒で朝4時ぐらいに起きて、
いっつもやってたことを今から思い出しますね。
だからそのくらい大変でしたね、全てにおいて。
なのでスマホで完結するみたいなことはちょっと考えられなかった。
今かなり便利になってる。
本当です。覚醒の間ですね。
本当に。昔に比べると本当にハードルは下がってきていて、
ただやっぱり配信の、いざ作り手側になろうかなって思った時に、
やっぱりそういうふうに知らないから選ばないとか、選択肢からなくなってしまうっていうことが起きてしまうと思うんですよね。
SNSとかブログとかホームページとか、なんかそういうところはなんとなく皆さんイメージできると思うんですけど、文章を書いたり。
あとYouTubeだったりInstagram、TikTokとか今いろいろありますよね、映像とか写真とかも。
そこも結構イメージしやすいのかなって思うんですよ。実際やってる人多いですし。
ポッドキャストのプレイヤーって結構少ないのかなとはちょっとやっぱり思うので、
だからちょっとこうやって実際にやられてきた早川さんの話とか、まだ実際にやったことはないと思うんですけども、
まださんもインタビューとかされているじゃないですか。
なんかそのインタビューしたものをレコーディング収録とかってなんかそういうことはされないんですか。
全部Zoomで収録してますね。
そっかそっか。
対面でのインタビューはほとんどしてないので、コロナから。
だからあんまり音声とかそういうのはやったことがないですね。
でもそのZoomにしても作ったものを配信はしないの?映像とか。
してます。1時間とかそれぐらい撮って、5分から10分ぐらいに携帯のアプリで編集して、
その人に渡したりYouTubeに流したりとかしてましたね。
なるほどね。それ実際やってみてね、やっぱりやるのが一番経験になると思いますけど、
なんか良かった部分、あと難しかった部分って挙げるとしたらそれぞれ何がある?
編集する上でっていうところだと、さっき5倍の時間かかるっておっしゃってましたけど、
構成、どこ構成してどうやって区切っていこうかっていうのも難しいし、
あと映像だからこそ大げさにリアクションしてしまってそこカットすると、
次にうまくつながらなかったりするんですよね。
だからそこの部分が結構私は難しくて難題だったかなって思います。
ありがとうございます。まさに今、マナさん言ってくれたように、
やっぱりYouTubeって、スマホ1台あればYouTubeを簡単に作ることができると思うんですけど、
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実際その機材環境をいろいろ整えて撮影したものの、やっぱり出来上がった映像を見ると、
形にはなっているんだけど、それこそプロのYouTuberとは程遠いみたいなさ。
下手したらやっぱり百聞一見に近づいて悪い意味でもなっちゃうから、
ブランディングはおろか、逆になってしまうみたいなさ。
マジでアイデアあったものだと、これは良いのだろうかみたいな。
だからこれはYouTubeだけじゃなくて、ポッドキャストも同じなんですけど、
やっぱり形にすることは今どんどん簡単になっていると思うんですけど、
それと実際その自分がメディアとして成果を出すということは全く別だと僕は思うんですね。
ただその時に君がポッドキャストをやっている人はまだまだ少ないということなんですけど、
これも考え方次第ですね。僕がずっとそこで逆に生きてこれたらもう、
それが有縁とも言えるんですけど、やっぱりYouTubeってますます多くの著名人だったり、
映像のプロが入ってきて、レッドオーシャンですよね。
ですけどもポッドキャストってね、もちろん最近ちょっとブームってありますけど、
マナさんなんかまだまだ知らないようです。完全なブルーオーシャンなんですよ。
なのでやっぱりその中でですね、きちんとやった人はより成果出やすいかなというのは僕は思うんですね。
なのでこれまた次回以降の話になるのかもしれないですけど、やっぱり大事なのは形側を作るのも大事です。
やっぱり中身なんですよね。これは僕もまだまだ修行が必要ですけども、
そこを集中逆にしやすい。なぜかというと映像よりもハードルが低いから始めたり続ける。
さっきの編集も含めてですけど、映像のが圧倒的に時間、コスト、手間かかるわけで、
そこの時間を音声で大幅に省略して肝心な一番中身に注力することができるっていうのが、
僕も今までこういう伝え方はしてこなかったですけど、実はクリエイターとかこれから発信する人にとって大きいのかなと。
究極的にはあえて言いますけど、どの媒体でもいいと思うんですよ。
別にブログでもツイッターでも、ポッドキャストでもYouTubeでも。
ただ当たり前ですけど、別にそれは世間にゲイゴするという意味ではないですけど、
ただある種の評価ということで考えたら、結局やっぱり面白いものじゃないとってあるじゃないですか。
面白ければ結局どんなメディアでもぶち抜くはずだから。
そういう意味では、映像があっている人は映像でもいいと思いますけど、
映像はやっぱりね、どこで撮ろうとか、服何着ようとか、髪型、お化粧どうしようとか、相手のこともあったりとか、
そういうハードルが多すぎる。やっぱりいいカメラで撮るとそうじゃないでもえらい違いも出るし、
映像ほど実は音が気になったりとか、いろんなハードルがあるので、そこで勝負するのも全然OKなんですけども、
やっぱり新たにね、まだ映像音声もやったことない人の最初の一歩としても、むしろ音声はいいのかなというふうに思いますけどね。
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いかがでしょう、金さん。ご卒でしたか。
ありがとうございます。そうなんですよね。
映像で感じるハードルも音声だったら、ポッドキャストだったら、そこをクリアできるっていうのはすごくOKなところかなというふうに思います。
各優、僕もですね、映像、自分が映るっていうことに対してはかなり抵抗が、今こうやって出てますが、あるので、
そうすると音声のほうが、僕だったら音声のほうがいいかな、自分が出る媒体としてですね。
寝ながらでもできるからね。
本当にそうですね。服装関係ないっていうのは本当に、やっぱり女性だとお気性がとかありますけど、男性でも髪がとか服装がとか、それは男女共通だと思いますので、
そういう意味でもハードルは映像ほどは高くないっていうのは一個のポッドキャストの魅力なのかなというふうに思います。
ということで、今回は配信のハードルについていろいろお話しさせていただきました。
ポッドキャスト、ラジオ配信に興味をお持ちいただいた方は、詳細概要欄に記載してあるポッドキャストブランディング講座のページをご覧になられてみてください。
ということでエンディングのお時間ですけれども、冒頭野菜の話したじゃないですか、私の好きな野菜がトマトが。
早川さん、何が野菜で一番好きですか。夏野菜とかあるじゃないですか。
夏野菜じゃなくてもいいですか。
全然いいです。
メキャベツです。
メキャベツって食べたことないかもしれない。
本当ですか。人生の大半を損してますよ。こんなこと言うのは僕だけですかね。
本当本当本当。僕ね、なぜ好きなのかわかんないですけど、本当にメキャベツが好きですね。
そういう意味ではヤングコーンも好きなんですけど、ミニ系が好きなのかちょっとわかんないんですけど。
ミニトマトよりはトマトの方が好きなんですけど、まあいいや、それはいいんですけど。
とにかくメキャベツが昔、クリームシチューとかビーフシチューとかにも入ってたりとか、
あとソテー、単純に美味しくて本当に好きで、さらにそれに拍車をかけたのがですね、
7年前か、7年前にイギリスに1ヶ月だけロンドンに留学してた時にですね、自分で自炊してたんですけど、
スーパーでね、メキャベツが、メキャベツ結構高いんですよ、日本だと。
あんま売ってないし。
そうなんですけど、そのロンドンのスーパーで、しかもどちらかというと安い系のスーパーだったんですけど、
メキャベツがね、メキャベツがそもそもどういう風になってるか知らないでしょ。
全然知らないです。キャベツの仲間類の。
ちょっと言葉で想像するの難しいかもしれんけど、ブロッコリーの茎あるじゃん。
まずそのブロッコリーの太いところ。
それはそのまま伸び、まっすぐ棒のように伸びてると想像してください。
そしてその枝葉のように、ブロッコリーの茎がまた木の枝に分かれてると想像してください。
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イメージしました。
それぞれのところに全部、ダーってメキャベツが実のようになってるんですよ。
だからそれがスーパーでね、今物価上がっちゃったし、ロンドン元々物価高いんですけど、
それでもそれで2,30個くっついてて、たぶん500円もしなかったと思うんですよ。
お安い!すご!
いやだからもう僕からすると、メキャベツバイキングですよ。
本当に最高で、いつも家帰っても作るのめんどくさいから、シェアハウスだったし、
カレー粉か何か買ったかな、よくわかんないけど、適当に野菜切ってそのメキャベツを炒めてぶち込んで、
メキャベツ入ってる何でもうまいから、カレーライス食べてました。
1個聞きたいんですけど、メキャベツってどんな味がするんですか?
キャベツが凝縮されてる味です。
正しいと思う、正しいと思うよ。
キャベツがすごいグーッと、俺言葉の仕事しててこれまたディスられそうだ。
お前全然なんだよグッてって言われそうですけど、まあでもそういうことです。
キャベツがもう最大限圧縮凝縮されてる感じ。
あの甘みとかが。
スーパー行ってメキャベツを見つけたら、早川さんおすすめのメキャベツだと思って。
また食べたくなってきた。
メキャベツよだれ出るって俺だけかな。
あんま聞いたことないから。
珍しいというか、マニアックというか。
本当にこんなことないですけど、人からお土産もらったことないですけど、
お土産でメキャベツをもらったら本当に嬉しい。
今度早川さんの何かプレゼントするときは、
是非お願いします。
自然なメキャベツを県庁に出して。
そんなところでまた次回皆様とお目にお目にかかれますことを楽しみにしております。
ごきげんよう。
さようなら。
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