00:05
IN OUR LIFEは、Yamada Keisukeによるポットキャストです。
毎回ゲストを迎えて、cultureにまつわるエピクスについて、話しています。
レッツチューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン、チューン
じゃあ、やりますか。
はい。
10、これ前、10位から6位までやって、
うん。
あと1から5まで交互みたいな感じだったんだ。
で交互みたいな感じだったんで それでいこうと思います
ちょまど ちょうど今日聞いてん
もう一回 めっちゃ予習してん
ちょまど ちょっと前どんな程度 喋ってたかなって
なるほど
ちょまど なんか個人的にあんま喋れんかった
記憶があったんやけど
めちゃくちゃ喋ったよ
ちょまど そう 今聞くとしっかり 喋ってたから やべっ これやばい
と思って ちゃんと考えました
ありがとうございます
いやいや 今年はね たぶんあなたもやろうけど 豊作やね 正直
めちゃくちゃ悩んだな
いや めちゃくちゃ悩んだ いい贅沢な悩みやったよ
なんか選ぶんが
だいたい毎年 選ぶやろうなって 思ってるの入れないっていうのも
やってるんですけど
ちょっと軽く話したやつとかは
だけど それで落としたとしても 残ってるもので選ぶんが結構大変
やったなって感じは
分かる分かる
した
本当に10位とか言ってるけど M1みたいな感じ 選び抜かれた中での
10位だぞって
5000組の中
そうそう 自信持っていいんだぞって 言ってやりたい 捨てではないっていう
感じやな
確かに それは間違いないっすね
うん 間違いない
そういう感じで 今日は本の話を したいと思いますが いきなりもう
行きます
別に全然何でもいい
格闘技はどうなるかなっていう ところぐらいですかね 本当 年末
といえば
そうやね
タクボといえば
めちゃくちゃ楽しみやけどね ほんまに
今回はね イラン追加カードとか 組まれてましたけど ゴミ対孔子
とか
そうね あと柴田とかYouTuberの
それは別にお笑い担当やから 別にいいんですけど リアル路線
03:06
で嫌やったのが孔子とゴミとか でしたけど
ゴミが一番きつかった
半分っていうかガチやからさ 余計しんどいやん
それは置いといたとしても とりあえずあれっすね 決勝というか
朝倉海大堀口か
いやこれはマジで 煽り見た煽りというか コンフェッション
ですか
見ましたよ
あれ最高の時だった シャープ6位の
気合いの入り方ちゃうな
いやもうあれ上がるやん あれみんな見るべきよ 試合前に
そうね もう一個出てて
出てたね
あれは朝倉みくる対ドミネーダー なんとかの 飲卒対飲卒のっていう
キャッチコピーがちょっと笑って しまいました
試員組みやね
試員組み
大学院と少年院もいずれも院と 呼び あれすごい上手やった
あれ院踏んでることになるんですか
院じゃないから ただ同意義語かあれ
違うと思いますけど
まあでも正直他の試合は身を取り するけどね
あと平本連っていうのもめっちゃ 押そうとしてる感じですね今
元慶和の
元慶和の試合何試合か見たんすけど めっちゃ強いな
強いしかもまあ自分の見せ方を 朝倉同様分かってる感じの格闘家
スターなりそうですね
そうやな まああの試合もテレビでは放送
されへんかもしれんけど
タトゥー入りまくりか
うんタトゥー 裏はメインやから完全に
すごいよ一試合もしないのにここ までかき乱してくるんだ
まだMMAやってないよ大人とんでもない 何をみんな覚えてるのって感じ
いやどうなるのっていう
うん
でもなんかそのストライカー活躍 しがちな昨今なんで
まあ活躍しそう勝つんかなと思 ってるんですけどねさすがに
これで勝てんかったらやばいでしょ 来年
しかも相手も全くその中つけて 絶対勝つぞみたいな渋いやつじゃ
なくてもう絶対バチバチで殴り 合うぞみたいな
そうそう
大阪のやつやから間違いなく決まる と思うけどね勝敗は楽しみやがる
っていうとこですかね
うん今日はその回ですかね
今日は
一試合一試合
違いますね
交差していく
今日は本の話ですので毎年年末 売ってるお互い10冊ピックアップ
06:01
したやつについてひたすら話す だけっていうめちゃくちゃストイック
企画です
誰か聞いてね読んだ本とかあれば 共感できたら嬉しいなって感じ
だね
そうですねもしくは別に読んでなくて もそれをこれをきっかけにね読ん
でもらって
うんみたいな
っていうのはまあいい気がします けど一応ルールというかその今年
出た本人限ってなくて今年読んだ っていうところに縛りは用意してる
んでそこだけですね最初にディスク レーマーというかしておきます
けど
今年のちゃうやん
そうそうそういうやからみたいな
おるか誰やね
あとそうですねあと今年特別ルール がもう一個あってエピソード46
で話したe-unliの理由のない場所 っていう本があるんですけどこれ
も伝道入りっていうことで除外 してます
いやこれ数日前に言ってくれた やんで俺すでにランキングなんとなく
決めてて1位してたんよぶっちゃけ ただまあそれが除外ってことで2位
か繰上げになって県外から10位 を選ぶということを今日やって
てんけどそれがねめっちゃ大変 やった
逆に10位選ぶむずいみたいな
10位がそうなんか5個ぐらいあって 10位がそれに結構時間がかかって
るんじゃない
確かに
うんまあでもちゃんと選びました んで
という感じで
はい
まあいつもめちゃくちゃ時間かか るんでもうちょっとやってとりあえず
もうスタートする感じでいいですか ね
お願いします
はいでとりあえず6位までは一気に 言ってざっくり語る感じかな
そうやね
はい
じゃあどうしようかなどっちから 俺から行くかじゃあ
えいやえあと緊張するな大丈夫
どっちでも一緒そんな違う
いやいやじゃあすいませんがよろしく お願いします
あいいっすか
はい
作者の名前メモの忘れてたな
ああいいよ別に
はいあんじゃまあいいやとりあえず 行くかじゃあ行きますね6位まで
はい
10位イルカも泳ぐワイカノワイコ 9位砂の女アベノコウモアベコウモ
09:01
か
8位ある人生えっとこれが名前なん だかなこの人は
ある人生ってあるが漢字のやつか
うん普通のひらがなロベルトゼータ ラ7位燃え上がる緑の木大井健三
ブロウ6位定地純パラヒン っていう
なんか新旧入り混じるというか
やばいでしょ情緒不安定感半端 何があったそれぞれって感じ大井
健三ブロウ
やばいでしょ
いやなかなか興味深いランキング 俺もうなんか来るとこまで来た
なって感じが
やっぱ立てに長い間本読んでない なって思い始めた
ほんまやな
広報とかもすごいね
うんまず全体的に傾向として結構 やっぱ新しいのも読んでんねん
けど古い本というか読んだことない 作家を読むという作業結構作業
って言い方あるやけどしててなお かつベタな人安倍広報とかそう
やしうまく入れなかったけど村上 遥も今年初めて4冊5冊ぐらい読んだ
かな
あららら
っていうこともあってそれも相ま って結構読んだ合計何冊読んだ
かなえっとね今年読んだの83
おーすげー
読んでるんで
いいね
そういうのもあって新旧入り乱 れる感じになってましたその自分
の中で今年本読むって決めてて その本読む中ではやっぱりなんて
いうかオールドスクールなもの もちょっと入れながら読んでいき
たいっていう目標があったんで それも達成しつつでやっぱりオールド
スクールはオールドスクールの 圧倒的な強度みたいなのがあるん
ですねっていうまた今年の雑貫 で10位がもういきますね
はい
これはまっそっていう芸人コンビ のカノっていうツッコミかなの
この人が出したエッセイなんですけど いわゆる芸人エッセイっていう
ジャンルがあるじゃないですか いろんな芸人が多分エッセイ出して
てそれこそ原一のいわゆるエッセイ 今年読んだし結構いろいろ読んで
るんすけどその中でもちょっと 芸人エッセイっていうその芸人
12:00
っていう部分なくても普通にシンプル にエッセイとしての精度がめっちゃ
高いエッセイあったんでこれ入れ ました俺が今まで読んできた芸人
が書いた中では一番クオリティ は高いと思う
すごいね
というのもなんていうかなやっぱり そのツッコミやってるAマスター
好きかどうかちょっとすごい好き から別れると思うんすよややシュール
っていうかセンスボケみたいな のがめっちゃ多いし要するにそういう
コントとか漫題してるんでめちゃ くちゃ言葉に対して敏感なんですよ
そのワンフレーズとかそういう ものに対してそこをもうめちゃ
くちゃ丁寧に解きほぐしていって でそれをちゃんと説明できるなんて
いうか文章力をめちゃ持ってて これはもうエッセイイストとして
なんていうか必要な要素すべて 兼ね備えている芸人新たに現る
みたいな感じでしたねであと帯 が大体なんていうかコメントしてる
帯の人が岸本幸子と浅井涼なんですよ なんかこれがもう渋いじゃない
ですか岸本幸子っていうのは翻訳 家でいろいろ海外文学のクラシック
をいくたも翻訳してきた人ですけど それとなんていうかメタの権限
の浅井涼みたいなその2人からの コメントもらってる芸人のエッセイ
っていうのはちょっと芸人っていう 肩書けなくてもすごい面白いエッセイ
だったのというのが順位ですね 面白さいね
これはねフリースタイルバトル 好きじゃないですか
好きです
そういうなんていうかインとは ないんですけど当然
そうやろな
なんていうか漫才とかも好きじゃない ですかそういうときにいるかも
泳ぐわいっていうのがあるお笑い コンビのツッコミというかツッコミ
ワードなんですけどなんていうか ここに彼女は漫才の色気を感じる
と言ってるんですよねこのいる かも泳ぐわいっていうフレーズ
に対してそれはなんでそう色気 を感じるか実際読んで確かめて
ほしいんですけどその感覚なんか 今のお笑いの中ではないなっていう
かめちゃくちゃその余白のない ボケ詰め込みまくりで何ボケできる
かみたいなIM-1とかもそうですけど そういう余白があんまり作らない
ような漫才中でこういうなんていう かなすごい繊細な感覚漫才における
15:02
繊細な感覚みたいなのが知れて すごい勉強になったという順位
ですね
そうなんかこれ言葉のエッセイ っぽいねだいたい自伝的エッセイ
みたいなのが芸人って多いけど そうではない
面白トークとかではないってこと それもあんねんけどそれも角度
が全然違うっていうかその角度 みたいなのが結構多いっていう
順位ですね
なるほど
はいで9位阿部工房の砂の女
すごいね
これめっちゃやばいですね
国語の教科書やな
そうそうそう壁じゃないですかベタ で阿部工房って今新潮文庫でいろいろ
その再販されてるんですけど再販 ってだいたいなんかめっちゃダサい
ジャケットじゃないですか
再販そうやね
なんか変なキャンペーンとか
コラボしてたりとかするよね
映画やったら映画やってたタレント 表紙にしたりとか
あとあれやね俺が覚えてるのは ダザエオさんとヒカルノゴの作者
のコラボみたいな
そうそうアニメ化したジャケット
もう秒で表紙捨てたよくあるね
とは別でめっちゃなんかソリッド なジャイケテル表紙で背表紙全部
銀みたいな
へー
物としてなんか結構カッチョイ っつよで古本屋で結構今阿部工房
が買い集めててそういうの見たら 買うみたいなで尽力してるんですけど
それで順番に読んでった中で今年 3、4冊読んだ中で一番ぶっちぎり
面白かったがこのクスナの女でしたね
面白いって感覚をちょっと教えて 欲しいんですけどね
これはなんかそう他のはもう読んで てしんどいのも何冊買ったけど
いやイメージ
そうそうそうそうこれはもっと ストレートのなんていうかエンタメ
かつ社会批評文学みたいなことに びっくりした
うーん
こんなんあるんやみたいなめっちゃ 嫌なこと言うねんほんでこいつ
単純な話としては先生が主人公 でその先生は昆虫採取が趣味
なんですよで珍しい虫を見つけて 自分の名前の付けれるやんあれ
確か新しいミス
あー
でそれで砂漠砂丘みたいなとこ 行ったらその砂漠に取り込まれて
帰れなくなるみたいなで何とか 帰ろうとするけどてんてんてん
みたいな感じなんですよね
18:01
癖あるなあなかなか
そうでなんかそのなんていうかな アリ地獄っていうメタファーは
よくあるじゃないですかじゃなくて 純粋に砂のアリ地獄の話みたいな
延々書いてるとか
メタファーって
じゃなくて
そのものの話
そう砂場で逃げれないみたいな
とか話の内の角度とかもちょっと 異常でなんていうかなすごい冷めてん
すよねやっぱこのサメ方が今の サメっていうか今のツッコミカルチャー
とはすごいマッチするんじゃない かなっていう気がしたなあっていう
でなんかそのとっつき抜きイメージ あるけど十分面白いエンタメとして
も楽しい
だから
エンタメ
ダメなんですよその閉じ込められた からそうみたいなことや君の好きな
こと
僕の好きな
そうそう
7まで出てるの知らんけど
そう
そうだからそうみたいな感じニュアンス っていうとねその脱出脱出エンタメ
ゲームみたいな
そのイメージあんまなかったなあ
そうないや
なんかその哲学とかそっち
でもその要素もある
エンタメっていうのはちょっと意外 いいですね
うんけどかなりエンタメ要素強め 中でも
で次がある人生これがねこれ新潮 クレストブックスの安定のやつで
これはたまたま古本屋でこれも たまいや前から買おうと思ったけど
古本屋で出会ってどっかあって 軽い気持ち読んだらめっちゃ良かった
っていうタイプ全然知らないサッカー でしたねもともとローベルト
ローベルトゼータラー
何人そもそもこれ
オーストリアか
オーストリア
いや違うかも
えーとね舞台はオーストリアなんですよ
けどこの人が
そうやねオーストリア
そう舞台はオーストリアなんですけど
オーストリアの作家でしたすいません
えーとベルリンに住んでます
ヨーロッパの
ヨーロッパ系ですね
21:01
ナガタル賞を受賞してる
でこれ思いっきりそのあれです
ストーナーってあったじゃないですか
大変懐かしいね
あれめっちゃ二人とも好きじゃないですか
ストーナーのもっとこうストーナーは割と
終盤エンタメ要素がかなりあったじゃないですか
あれシンプルな話ですけど
男の一人の人生を描いてると思ったら
最後エンタメだった
でこれはもう逆にソリッドに
一人の男の人生をただただ描いてるだけっていう
このね祝祝感がすごいんですよねやっぱね
祝祝感ってなかなかこうともすればつまらんけどね
って思うねんけどやっぱり自分が
オーストリアの山岳に住んでて
自分が全く知らん世界のその21世紀以前
インターネット以前のほんまになんかもう
何1900年代とかそんぐらいの話なんですよ
だからもう
そうなんや時代がちょっと古い
そうめっちゃ昔の話なんでひたすらなんか山の話してんすよ
おもろいぞ
山綺麗やなみたいな
で俺がもうめっちゃ好きな文章
引用したところめっちゃ好きなところなんですよ
ちょっと読むんすけど今から
雪解けが始まる頃小屋の前の朝露に濡れた野原を洗き
あちこちに転在する平らな岩の上に寝転んで
背中に石の冷たさを顔にはその年最初の温かな陽光を感じるとき
エッカは人文自分の人生は大体において決して悪くなかったと感じるのであった
なんかその樽を知るって言う言葉あんまり俺は好きじゃないんですけど
まあなんかいわゆるその人生その派手なことなくても
一瞬一瞬結構かけがえがないのではという提案が結構
瞬間瞬間でかなり美しい文章で書いてあるんで
でしかもその何ていうかその盛り上がりかけると言われればまあそれまでなんですけど
僕は日記好きなんでそれに近いというか
やっぱりそのどこまでも個人の物語とか
一人の話が実は一番面白いのではという
それのフィクションバージョンみたいな感じかな
それはすごく共感ですね
そうですありがとうございます
いやただ結構身長暮らすとそうは言っても長いから結構眠くなるパターンかなとちょっと思った
24:02
これ薄いんですよ
あそうなんだ
身長の中では薄いし安い
1,400円
確かに
1,500円ぐらいじゃないかな確か
まあ2,000円はいってないね
いってないですよ薄くて
珍しい
結構作読みできる感じの
ほんま
なんで身長デビューしたい人とかまずStoner呼んだ人は間違いなくブチ刺さるはず
Stoner面白いと思ったら大丈夫
Stoner呼んでくださいね
そうですねStonerはもう伝道入りですかね
そうだよねStoner呼んでから今一度帰ってきてください
めっちゃ突き放すよ
Stoner呼んでから舞台に帰ってきてください
いや嘘です
いやでもあれはね超クラシックです
超クラシック
はいで7位が燃え上がる緑の木大井健三郎ですね
これ
不思議だよ
読もうと思ったことないな
これめちゃくちゃヤバいですね
あそうなの
いやなんかねなんかでNHKかなの100分で名長みたいな番組が
100分で名長って聞いたことある
あるねなんかそう100分30分番組で3回毎3週間で名長まざっくりまとめて言い方よくないな
もうちょっとこう解説するみたいな番組があって
それでなんか一時それぐらいで放送されて話題になったのか
それは再放送で話題になったかもわかんないけど
それなんかネットで見て確かに大井健三郎って全く読んだことないなと思って
いや俺も全く読んだことないし今その主な著書とか見ても全然知らんわ
そうそう知らんや
名前しか知らん
でさっき言ったより昔の読んだことない作家で
ゆうて日本を代表する作家ですからちょっと読んでみるかと思って読んでみたら
いやもうめっちゃおもろいなってなって
あそうな
でこれ文庫で3冊に分かれてるんだけど
いや俺も今見てもそれだけでちょっと芸派
あと表紙がめっちゃ気持ち悪くて
表紙めっちゃ気持ち悪くてこれ読んだあたりだなこれ
そうそうそうもう禁書にされそうなっていうやつなんですけど
まあこれ何で面白かったかっていうと
信仰宗教の話なんですよ
うーんなんかそうみたいね
それがやっぱね俺信仰宗教の話好きなんで
やっぱそれだけでぶち上がる
なんかその信仰宗教が立ち上がっていって
最後終演していくまでをもう描ききってるんですけど
27:01
なんていうかなその
えーと何かを信じるみたいなってさ
日本で宗教ないからほとんど実際
あんま信じるっていう概念俺は上手く掴み切れてないんですよ自分の中で
例えば映画とかでキリスト教を題材にしたりとか本とかでもそうですけど
そういう中でこう日本において信じる
何かを信じるっていうのはどういうことがあったら信じるのかみたいなことを
めっちゃ丁寧に書いてる感じなんですね
その仏教的概念でもあるし
まあこれは信仰宗教なんでほとんどキリスト教と仏教のなんかこう
あいのこみたいな宗教なんですけど
それをこう描きながら
その日本全体日本における信じるって何なのかみたいな
天皇もいたりとか
その天皇制とはみたいな
なんていうかこう遠回しに触れたりとか
でこれ98年とかなんですけど
もう原発ゴリゴリに全否定するとか
で抗議活動してる場面とかも
小説の中で出てきたりとか
まあそういう
いろいろ先行きまくってるし
あとなんか独特なんか変なねっとりした文体で
すごいもうなんか最初めっちゃ読むのしんどいんやけど
なんかクリック
まあ3冊にもなるともう慣れてきて身体がむしろそっちを欲してるみたいな
そのねっとり感
あったりとかね
あと何だったかな
インヨシアイルランドの詩人のイエーツっていう
の詩をめっちゃ引用してきてるんですけど
それだけでしんどそうやけど
それは引用してるって
なんで引用してるかっていうと
バシレーションだったのかな
英語のバシレーションって言葉があって
揺らぎみたいな意味なんですけど
その
なんていうかな白黒はっきりするんじゃなくて
そういう風に揺らぐのが人間なのではみたいな
話はすごく書いてあって
そこも今のなんていうか
もう白か黒かみたいな地獄世界
今読むと結構
なるほどなこの頃から
それに対してそこに人間性を感じるって言ってる
この戦犬の目よ
みたいな
戦犬の目って言うほど古いんかこれ
20年前
すごいな
レビューとかでアウグチヌスが心引かれるとか
それだけだと読めないんやけど
大丈夫これ
アウグチヌス
30:01
俺
ちょっと難しい話をしましたが
結局これもエンタメなんですよ
そうやっぱり昔の人はやっぱりエンタメとしての
面白さを担保した上でやっぱり自分の
思想っていうか
入れてきてるっていうのは結局これもなんていうか
宗教内の裏切り合いとか
最初めちゃくちゃ村ん中で嫌われてたけど
急に持ち上げられて
その人が狂騒みたいになるけど
めちゃくちゃ一番宗教のことを
否定した人が一番の信者になっちゃうとか
そういう
なんていうか人間関係のドラマみたいなのが
ちゃんとあった上でちょっとややこしい目のことが
いっぱい書いてあるみたいな
なるほどだから軸はあるんやね
本で出してるっていうのはそこにあるんやねちゃんと
それ担保されてるのはありがたいね
ただまあみんなに呼んでほしいかっていうと
別にそういうわけではない
そういうわけではないけど
なんかこれ読んで
でも他も読んでみようと思えるというか
やっぱなんていうか
ノーベル文学賞取ってるんですからね
日本人でだからやっぱり
一定の強さっていうか物語の強度はあるんやな
っていう勉強になったかな
なるほど
じゃあ来年も読みたいかな
すごいね三部作か
もっと多分入門編なんかあるんやと思うけど
ここから入るのはちょっとリスク高い気がするな
次が定一ですね
順原ひい
これはもう去年
別の言葉でっていう
タグ部に言われて
私は順原ひいらの著作日本語訳されたものは全部読んだと
読み切ったと
別の言葉でも読んだし
私のいるところも読んだし
定一いいですね
知らんの場所もその間にちなんで全部読んだ上で
まあなんていうか
一番ドエンタメなのは定一かなと思いました
他の
短編と長編は全然
面白さが違う作家やと思ってて
短編やとやっぱり
ブツギリのブツ
唐突なブツギリの仕方がめっちゃ癖になるっていうか
好きなんですよね僕はこの人
ここで終わるのみたいな
感じあるじゃないですか
なんですけど長編になると
33:02
もうほんとなんていうか大河ドラマみたいな
ほとんどその
移民アメリカ移民インドから
来た
アメリカ移民でその2世の息子
の苦悩と
そのなんですか
ただその第一最初に来た時の苦悩もあるやんか
全く英語喋れなくてみたいな
っていう苦悩と
そのでも娘として生まれてもう英語
第一言語として持ってるけどお母さんが
英語片言でみたいな
そういう移民の苦しさみたいなのもありつつ
定一はそれもあるんだけども
三角関係ですね
弟とその奥さんがいて
でも弟は
政治運動で殺されてしまって
その弟の兄が
その弟の奥さんを連れてアメリカに移住して
みたいな
でそこから
計4世代について描いている
話ですね
でもうタイガドラマの抜群のエンタメなんで
これはもう表紙もちょっとダサいんですけど
これは400ページぐらいあるけど
もう食い食い
ページターナーでしたね
これ僕も読みましたね今年
かなり1月2月ぐらいに読んだんやけど
ページターナープリってのすごい覚えてる
でも
なんていうか
西かなこのさらばっぽいっていうか
分量もすごいですね
あとなんていうかその
生まれてからみたいな
政治になるまでみたいな
やし
まあ重い話でもあるんですけどね結構
ただ
いろいろある
でもこの人はどれ読んでも面白いんですけど1個
あげるならこれかな今年っていう感じでした
いやこれおすすめですね僕からも
最初乗り越えれば結構読めるかなって感じ
最初結構慣れてないと
しんどいかもしれないけど
100ページぐらい無の気持ちで読んだらね
とりあえずその概略を把握しようとして読めば
いけるかもね
いけると思う
っていう6位まででした
ありがとうございます
いやすごい本当に新旧折り返るとはこのことやね
そうなんですよね
36:00
他にも漏れたのはまあまああるんですけど
今年やっぱ
何やったかなってなとやっぱそういう
大江ケンザブロー関連として
村上春樹大江ケンザブロー関連として刻まれてるんで
それを象徴という意味で
安倍候補か
入れましたけど
いや素晴らしい本当になんかこれまでとちょっと違う
傾向のランキングやな
そうねもうちょっとなんかノンフィクションとか
多かった気がするほとんど
10位だけやからな
そうやね10位だけか
ありがとうございます
じゃあどうぞ
じゃあ僕の10位から6位ですね
僕はちょっと全く逆でほとんど今年の本ばっかりが
新婦中心
そうやね新婦中心なんですけど
じゃあちょっと10位からいきますと
10位は伊坂幸太郎さんで
ホワイトラビット
9位が川内凜子さんで
そんな風
8位がニックドルナソさんのサブリナ
7位が作者はいないんですけど
仕事本私たちの緊急事態日記
6位が
ミシナテルオキさんの雑貨の終わり
ちょっとエッセイ中心になってしまったんやけど
なんかやっぱコロナ関係でちょっと
他者に意識がいったというか
そうね他人がどうしてるかみたいな
みんなどうやってこれを乗り越えてるんだろうみたいな
そういうのを一番知れるのはやっぱりエッセイが多くて
個人的な感覚はなんか10月9月ぐらいに
コロナ系のエッセイバーッと出て
それが一時期ダーッと読んだんやけど
その辺結構刺さるのが多かったから
ちょっとそれ中心になってるかなって感じ
全体的に
10位が伊坂幸太郎のホワイトラビット
これちょっとそうやいつ別に今年の本ではないんだけど
ちょっとこれ
理由のない場所の抜けによりかなり
10位迷ったんやけど
万人に受けやすいやろうなということで
一応ランキングに入れておきました
エッセイ以外でお馴染みの
今年伊坂幸太郎4冊ぐらい読んだんやけど
一番面白かったかなというとこです
39:00
これはいつもの通り
人質たてこもりミステリーみたいなやつで
トリックはすごくよくできてるけど
これ一つの大きな仕掛けが
ずっとバックエンドで流れてるみたいな作りになってるから
それをバラすと全く意味がないんで
それは触れずにちょっとレビューすると
なんかすごい面白かったのを覚えてるのは
作者が時々出てくるんですよ
メダ的な?
たまにあると思うけどね
ここで何々しようみたいな感じで
第4の壁的な?
そうそうそうそう
伊坂幸太郎が出てくるのも面白いんやけど
その中でも特に言葉として覚えてるのが
かなり最後の方に
さてここまで読んだ読者はお分かりになっただろうが
みたいな感じで
これまでの伏線を全て晒しましたよ
みたいな体で
作者が喋り出すっていうシーンがあんねんけど
これはね
全く理解できてないんですよ
実際は
全くわからないのに読んでても
お分かりになっただろうがとか言って
分かった体で進めようとすんねんけど
最初は待って?みたいな感じになって
全然俺分かってないのにっていう
ちょっと焦りが終盤に来るんやけど
たださらにその後に
ちゃんと理解できるようになってるって
狙った作りになってるんですよ
この二重の家らしさみたいなのは
すごいね深くて面白いですね
家らしさ
トリックそのものというよりは
揺さぶってくる文章力みたいなのは
やっぱすごいなってことで
これは読みやすいんで
さっと何か読みたいなってときに
おすすめですね
どっから読んでいいかわからへんな
ホワイトラビットから読んでください
ホワイトラビットからでいいのか
今年井坂幸太郎読んだのは
逆ソクラテスっていう
今年の緊急事態宣言ぐらいで出た本があんねんけど
平積みされてんね
これがすごく面白くてこれ多分今でもずっとロングセラーになってる
4月
もちろんこれも迷ったんやけど
これは別に井坂幸太郎っぽくはない本
だったから
井坂幸太郎という観点ではこのホワイトラビットっていうのは
すごい初期の井坂幸太郎好きな人は
めちゃくちゃ刺さるんじゃないかなって
で選びました
42:02
嘘だよ
なんか
そっかそっかそっか重力ピエロとかね
ラッシュライフ
あのねラッシュライフがすごく近いねこれ
ラッシュライフ俺めちゃくちゃ好き一番ぐらい好きなんやけど
それの系譜というか
この本当に怒涛のように展開があってくっていうのが
ラッシュライフっぽいっていうので
最近の作品の中ではかなりなんか
昔からのファンがたまらないみたいな
っていうらしいね
東の敬語とは違うの?
東の敬語とは違う
それは明確にラインがある
すいません
ちょっともう一緒くたにしちゃってミステリー全体を
それはよくないですね
めっちゃ強いやん
いやいやそうはいっても
最近の東の敬語とか知らないから全く論じれないけど
過去のこと考えたら全然違うということですね
個人的に一言で言うと
東の敬語のフォロワーはいっぱいいるけど
伊坂くお太郎のフォロワーは全くいない
オリジナルってことか
真似されてもおかしくないんやけど
手法として
真似できないんやと思う
寝られた脚本みたいな
ひねくれとかお茶目な感じとか
これ真似できないんやろねっていう
そこが大きな違いかな
どっちにもリスペ最大のリスペを送ってますけど
リスペクトのことリスペって言えへんから
リスペリスペ
リスペクトのことはリスペクトっていうか
すいません
じゃあちょっと読んでみるわ
ほんとさっと読みたいとき
この人が一緒に書いてる阿部一介って人いるじゃないですか
その人の書説今読んでるんですけど
阿部ちゃんやね
その一緒に強調あるじゃないですか
今見たら
山下監督
映画と一緒にやってるやつとかもあったりとか
自分の好きなものと近い可能性が高そうなんで
読んでみます
マジで読んだことないんやっけ
俺は東の敬語と一緒のラインに置いてるから
それは非常にまずい
これはレビューしてる場合じゃない
どの面下げてこれレビューしてんの
あと5位から1位まで
どの顔晒して言ってんの
どの面下げてってやつだね
僕ら世代は絶対に
どれかを読んでる人が多い気がする
45:02
家にあるやつ正月読んでみるわ
ぜひお願いします
正月向けやな
9位が河内凜子さん
これもエッセイなんですけど
写真家の人
河内凜子さんが初めてのエッセイで
出産育児の3年半分のエッセイです
これも今年かな
今年の10月ぐらいに出たやつで
これももともとはコロナ時点で読みたいなと思って
買ったって感じなんですけど
写真家でエッセイといえば
上本一郎さん
ダダカぶりしてしまう
世代が違うんやけど
上本さんが負のマイナスの
パワーを持ってるとすれば
こっちは完全なるポジ側の
エッセイになってて
全編にわたって
特に娘が生まれたところから娘を育ててるっていう
生きているということへの
ポジティブなパワー
生命力みたいな
住み渡ってて
上本一郎さんと真逆
エッセイイストの
情景とかの聞き取り方
写真家としての聞き取り方は
尋常じゃないなってことで
文章力が伴ってるんで
すごく読みやすかったってところですね
個人的に僕も
2人目が生まれたりとかしたんで
娘の3歳の誕生日のシーンがあるんですけど
これは
ボロ泣きしましたね
出産当日の
細かなエピソードを振り返るみたいな
構成になってるエピソードがあんねんけど
それを引用しますと
この3年の間
今まで知らなかった様々なことを見せてもらい
自分の人生に深い彩りを与えてくれたということに
私がどれほど感謝しているかということを
娘は知らないという
一節があって
これも
めちゃめちゃ共感して
なんかこう
子供がいて幸せとか言いにくいじゃないですか
今
子供がいなくても幸せだし
子供がいても幸せな人もいるし
ただこれエッセイだからあくまで主語が
愛で私はというのがもちろんついてるんやけど
幸せとかいう言葉は
48:00
全然出てこないんやけど
人生の深い彩りっていうのはね
言い得てみようっていうか
やっぱ今年緊急事態宣言とか
子供と長い時間過ごしてた時
思ってたところの
言語化みたいなのがスパッと
してくれたんでめちゃくちゃしっくりきて
泣いたね
そういうのあるよね
自分の感情がトーンってくる
そうやねこれはおえつレベルで
泣いたんで
これは広く
大切な人みたいな身近な大切な人みたいな
捉え方をすると本当にいい文章で
しかもこれ全く心
しんどい時読めないとかっていう不のものではない
不の言い方よくないぞ
いやいや
全編に渡すせいっていうのも
なかなかないなって思うよね逆にね
中途半端な安易なせいじゃない
安易なポジティブじゃない
本当全身全霊みたいなところはすごく
珍しいと思うから
しかも写真ですねこれもまたいい感じの
だから若干ちょっと高いんやけど
子供の顔とかも出てるから
そこもすごい親和性とか浸透性が高くて
一気に好きになれるから
おすすめですね
8位サブリナ
これはちょっと前喋ってるから
あんまりなんですけど
正確には去年出た
海外の漫画で
漫画というか
グラフィックノベルと呼ばれる
ジャンルらしいんやけど
個人的にこれを入れたのは
読書体験系というか
こんなの読んだことないなみたいな驚きが
未だに強くて入れとこうかなって感じやね
これはストーリー云々というよりは
表現技法
漫画としてこんな色んな表現があるんだっていうのを
改めて知った
例えばすごくシリアスなシーンでも
めちゃくちゃ俯瞰的に
引きのアングルで
登場人物を描いて全く顔も
わからんし何ならセリフも聞こえてない
すごく今シリアスなシーンなんだけど
何してるんだろうどういう風な感情なんだろうみたいなのが
読み取れないっていうのは逆にすごいなと思って
言ってみれば余白を与えて
こっちに考えさせる
51:01
こっちに不安感を煽るみたいな作りになってるのとか
あとそうや思い出したけど
SNSで自分の誹謗中傷
を見るっていうシーンがあるんだけど
その時は見開きに渡って
ひたすら文字みたいな
ひたすらツイートとか書き込みみたいな
ページがあってそれめちゃくちゃ気持ち悪いんだけど
漫画でやるかっていうね
漫画で絵描けるのに文字だけで埋めるっていう
その辺の発想とかがすごい
今までに読んだことなかったから
ちょっと入れとこうかなって感じでした
これはお勧めされて読みましたからね
これは安いんですぐ買えると思う
確か4千円やったんだ
どうかしてるよ
どうかしてる漫画なんですけど
買ってほしいって
ポイントとかがある方ぜひ
実質無料で読みました
あと図書館とかでも
これは今まさに読んでほしいですね
ポストトゥルースみたいな話なんだよ
めっちゃ最後怖いし
これはさっきのカワクチリインコと違って
めっちゃ負なんで
心しんどい時に読むと持っていかれる
危険です
客体化っていうか
今ネットとかで地獄みたいな展開あるじゃないですか
そういうの見た時にうってなるんですけど
サブリナ読んでるとそれが相対化というか
サブリナやんこれみたいな
またサブリナやん
またサブリナってるやんみたいな客体化というか
はできるように安くなると思うんで
心の描かれてることはえぐいけど
楽にはなるかなとは思うかな個人的に
そうやね
こうやってビジュアルされて初めて
今世界ってこうなんだっていう
理解せんまま今結構怖い
SNSにはなってるけどこうやってビジュアル化されて
理解できるっていう作りには
なってるので
4千円なんでポイントに余裕あるから
7位が
作者不在というより作者めちゃくちゃいるんですけど
仕事本私たちの緊急事態日記という
完全にコロナの
コロナ禍で出された
日記やけどエッセイですね
これはまさにタイトル通りで
今年3月から5月の緊急事態宣言中の日記を
どういう経緯か分かんないけど
全国ずつ裏裏77人の様々な職種の人から集めた
日記集になってます
54:03
有名な人で言うと町田幸とか
尾崎世界観
クリーパーファイブ
有名人はもちろんいるんだけど
スーパーの店員とかタクシーの運転手さんとか
どういう経緯か分かんないけど色んな職種
本当に素人から黒人までみたいな感じで
集まってるというのがすごい斬新
なんか色々出たじゃないですか
今年
それこそ個人的な3月とかコロナ禍日記とか
いっぱい出たと思うんやけど
やっぱりもちろん面白かったんやけど
あくまでそれはなんか著者
著者って主に文筆家の人が多いと思うんやけど
物書きの人がコロナ禍におけるエッセイみたいなの
いっぱい出してるんだけど
これは本当に素人とかが混ざってるから
やっぱ記録本という意味では最も流度が高いかなと思って
片寄りが少ないというか
作家とかそういう有名なカルチャーに携わってる人じゃない人たちの
日常みたいなのが見れるみたいなことやな
そうやね
それはもちろんSNSとかでも色んな職種の人が発信してたから
それに似てるとは思うんやけども
そうはいっても本としてまとまって整理されてるから
エッセンシャルワーカーの人と文筆家
切迫感が相対的に違ったりとか
そういったことはやっぱSNSではやりにくいけど
こういった本にされるとすごく整理されるので
今年読むべき本かなという気はしている
これめっちゃ面白そう
もちろん10年後でもそれはそれですごく価値が高いと思うけど
やっぱ誰かしらに絶対自分を当てはめれるんですよね
これ77種類の職種があるから
だからすごいやっぱ今記憶がまだ鮮明なうちに
なんかこれを俺もめっちゃ思うなっていう
思ったなっていう記憶を掘り起こしてみても
今読むべきかなっていう気はしている
日記とSNSは全然根本的に違うと思ってて
両方ともこれも人に読まれるっていう前提で書いてると思うけど
やっぱり即時性と日記として記録に残すっていう目的の方向性が全然違うから
やっぱりこういうふうに本にもなっていることに意味がある気がするし
ブログが消えていくから
紙に残っているのが大事なことなのではと思います
そうやねかつこれはお城とが混ざってるし
かつね遂行されてないよね特徴として
だから修語が2回あったりとか
57:01
ラ抜き言葉とか結構乱れてて
それも結構生々しくて面白い
だからSNSと違うとはいえ
SNS的な要素ももちろん
SNSというかインターネットっていうか
インターネットやね
流れていく遂行されない文章っていうそこの要素ももちろんあって
なかなか珍しいと思う
これは即買い即読みですね
ぜひお願い今年中にあと4日ぐらいで
早持ってこいつ
6位が雑貨の終わりという本
これは僕抜きました
入れてくれると信じてたんで
これは今年読んだ
読みました
ありがとうございます
これはミシナテロキさんという方は東京の西尾義賀なんかの雑貨屋の店長かな
のこれもごめんなさいエッセイなんですけど
これはちょっと過去個人的には
2018年に全ての雑貨という本を読んで
確かランキングにも入れてたんですけど
この人のエッセイは
この全ての雑貨も今回の雑貨の終わりも
雑貨とは何かという熟考みたいなのをひたすら書いてるだけで
前の作品やと多分山田と盛り上がったのは
雑貨かということ
道具と雑貨の境目みたいなのをひたすらこねくり回してる
めちゃくちゃやばいな
これがめちゃくちゃ面白くて
俺しばらくこの
なんか雑貨である雑貨でないの
ゼンビキみたいなのをひたすら考えてた時期が
わかるでもそれめっちゃ
あの人は雑貨やなとか
そうそう
そういうなんか考える余白を与えてくれたって意味で
すごい面白かったんやけど
この雑貨の終わりはなんか前にも増して
めちゃくちゃ攻撃的
そうやんな
この皮肉屋さんとかが読むと絶対面白い
と思う作りになってて
当然だからこの人雑貨っていう
雑貨屋やってるっていう自負もあるから
自信があるんですよね
なんていうか
いろいろ皮肉っていくんやけど
各部たる哲学を持って皮肉ってるから
すごくそれが納得力があって
知識もあるし
読み物として全く飽きないっていうのが
一番すごいところかなと思ってて
例えばその皮肉屋さんの例で言うと
ちょっとこれ目持ってるやつで言うと
無印良品の
表現がある
ミシナさんに言わせると無印良品
無印良品とはこうだっていう表現が
1:00:01
ちょっとあんねんけど
これ同じ感じ
俺も読書メモのとこに
特に無印良品に関する表現は
頷きすぎて首がもげるくらいだったって書いてある
俺は無印良品ミッキーマウス
ポートランド
全く一緒
これの表現がめちゃくちゃ
腰折ってしまいました
無印良品で言うとミシナさんに言わせると
これほど多様な趣味思考で分断された雑貨世界で
国際政治における国連みたく
まるで価値中立を保ち各方面から好感を
持たれているかのように見える小売業
めっちゃトゲある
トゲないけど
最高やな
最高やし
これトゲあるなと思いつつ
価値中立を保つっていうのはめちゃくちゃしっくりきて
無印ってそうだよなっていう
無印行くたんびにこれよぎるフレーズ
あとはねミッキーもすごい面白くって
お願いします
ギリのお母さんから電報で
ミッキーのぬいぐるみがくらえてきたよね
あれあれあれね電報の
いい友のやつ
電報を持ってるミッキーみたいな
結婚式のお祝いとか
そのギリのお母さんが明日来ると
お店にだからお店に飾らざるを得ないという状況に
なってしまったんですよね
この人のフォールっていう雑貨屋さんらしいんだけど
すごくおしゃれにしてるんだろうなと思う
イメージしてるんだけど
でもそこにミッキーのぬいぐるみを置かなきゃいけない
という状況になったときのこの表現
これ短いんやけど
たった一匹のネズミが紛れ込んだだけで
いとも簡単に調和が崩れるっていう
これね
いいよね
紛れ込んだ
最高やね
あんゆというかミッキーをね
ネズミっていう動物にたとえて
いやたとえちゃうやろ
たとえじゃないか
ネズミやつ
隣に陶芸の器があったらしいんだけど
器とミッキーの間に広がる違和感が
人々の購買意欲を奪った
ちゃくちゃく陶芸やって
こういう皮肉な文章が好きな人は絶対オススメやね
あとやっぱマーケティングローにほとんど近いんですよね
もうほとんど
売り出しって裏側みたいな話なんで
どういう背景があってみたいなとか
無自主意図してる
意図的に中立を装ってるみたいな
そういうブランディングマーケティングに興味ある人は
もうマストで読まないといけない
一冊だと
そうか
確かにパン屋さんとかの
そこも確かにそうやったな
どうやったら売れるかみたいなのを結構言ってる
ほっこりを隅々まで張り組ませるとか
1:03:03
ネットの雰囲気を醸し出すとか
そうすれば結構ビジネス本にも
前の本の方がやっぱりこねくり回してる感はあったよね
その言葉一つ取り上げて
今回はやっぱりもっと具体例で
ぐりぐり
そうね
このぐりぐりが最高でしたね
最高やね
めちゃくちゃ攻撃的なんやけど
丁寧なんよね
攻撃
だから読んじゃうっていうね
6位にしましたね
はい
以上です
ということで
ここからは一個ずつかな
なんでじゃあ僕の5位からいきますね
5位はですね
パチンコですね
なんか言ってたね
これは
在日韓国人
韓国から始まる在日コリアン一家の苦難の物語みたいな話
日本が舞台になってるんだけど
作者は在米の韓国人
在米コリアンの人が作家で
その人が取材して物語として書いたみたいな
実はじゃないんですけど
そういう何ていうか
在日韓国人の境遇とかはリアルに取材して
それを反映させてるみたいな話なんですけど
なんていうかな
これはもうね
定地と一緒で
移民物語のページターナーみたいな感じですね
あとオバマのブックリストにも入ったんかな
なんか書いてあるのを見に
そうそうそう
っていうなんですけど
ぶっちゃけその
日本って単一民族国家と思われている国じゃないですか
ただその在日コリアンってほとんどなんていうかな
それこそユダヤの人みたいな感じで
自分の国がなくなってしまったみたいな感じなんですよね
日本にいるんですけど
国籍が韓国だから
あくまでなんていうかな
とざまみたいな感じ
それこそ親が韓国人で
自分は日本人なんだけど
日本にいるってほとんど日本人みたいな生活で
名前ももう
日本の名前なんだけど
国籍が韓国みたいな
すごい複雑な存在なんですけど
日本ではそこまで深い理解を得られてないじゃないですか
1:06:01
ぶっちゃけ
そういうのをめちゃくちゃどえんためで知れる
領土って感じですね
これは面白いな
日本が舞台でしかも
パチン
戦後めちゃくちゃ貧乏な一家がパチンコで
どんどん金持ちになっていくみたいな話なんですね
世代としては4世代に渡って
第2次大戦前からバブル期まで
後半日本前半韓国みたいな感じなんですね
上下に分かれて1冊2400円なんで
合計5000円ぐらいかかるんですけど
ポイントがあれば
ポイントに余裕があればね
サムリナと合わせて1万円
Amazonでたまにセールされてるっぽいんで
それ狙い目です
僕はセールの時買って
安かったんですけど
アイデンティティを失ってしまう
二生産性物語なんで
それがしかも日本であるってことを
全然気づいてなかった
海外の文学ばっかり読んで
それこそジュンパラヒーロー
延々やってるわけなんですけど
海外に東大元暮らしじゃないけど
海外のそういうとこばっかり見てるのに
元々のこういうの見てないみたいな
ってよくあるじゃないですか
それをすごい痛感させられたし
パチンコって
それこそ西木吾衣の漫才
M1のありましたけど
ここでも人生のメタファーが
すごいされてるんですね
なるほどパチンコがメタファーになってるの
人生のメタファーというか
ハンドルを調節できても
自分ではコントロールできない不確定な要素があり
そのことを誇れておかなくてはならない
何もかもあらかじめ
定められているように見えて
その実運任せの要素や期待が入り込む余地が
残されたこのゲームに
客が夢中になる理由は
モーザスにも理解できた
っていうとか
なんかその辺の
その例えパンチラインがもうエグい量入ってて
後半特に下巻
そういうパチンコと人生みたいな
俺そんなパチンコしないけど
というかパチンコの詳しい話というか
パチンコとシステムと人生を照らし合わせて
後半めっちゃ辛いことが連発で起こっていくんで
読みまくりみたいな感じでした
Apple TVでドラマ化されるらしくて
早速
これがあってどんだけ日本人キャストが
ここでフィーチャーされるのかっていう感じがしていて
日本人キャストなんかそろそろ
分かんないです
第一韓国人なんで
日本語その辺がすごく難しいんですけど
ここでまた
1:09:00
普通に考えたら
俺が作り手やったらやっぱり
韓国の一流の役者を呼んでくるし
やっぱここで日本語が無視されるんだろうな
っていう悲しい気持ちになるというか
でもボアとかじゃない?
日本語喋るのね
絶対言っちゃうよ
なんでボアやねん
もっとええのがおるやろ
タイトなジーンズ系女子
なんか睡眠薬持ち込んで怒られてた
今時の人やな
今時の人
なるほどね
あとなんていうかな
例えば正論でやったらあかんとか
そういうの言われるよりかは
とかなんていうかな
小説であることの意味というか
小説内で
愛には解決させずに
自分で考えることを促す
それってなんていうか
例えばニュースとか
そういうネットのサイトを見ても分かんないというか
あくまで物語に入り込んで
自分がある程度当時した意識を持ったときに
初めてそこで
なんていうか考えられるようになるっていう
他人の気持ちを考えるようになるのかな
っていうこともめっちゃ考えさせられましたね
うん
それは俺はすごいいつも本に思うところやな
前後言ってくれない本のほうが絶対いいよね
そうそうそうそう
でこれはまあめっちゃそれをなんていうか
海の外から
なんていうか足元に
そういうことが起こってましたよみたいなことを言われるっていうのが
言われるっていう言い方もあるけど
描かれる
これは国内の作家が書くことで書いてないっていう
その切なさもまたあるし
まあそうやね日本にこういう小説ないもんね
そうそうそうそう
それ初めて外から言われないと気づけないっていうか
なるほどこれ面白いね
ちょっと読みますね
という話でした
まあこれはでもその
俺はその
一緒にやったその
MOMENTっていうラッパーがいて
そこはやっぱデカいっていうか
彼がいろいろメッセージ発信してて
そういうのを見たりしてて
ああまあなあみたいな
思ったところをなんとなくぼやかしたところをずっと温存場でこう
明るくなったみたいな
東大の元がみたいな感じでした
東大元暮らし感っていうのはめちゃくちゃあるな確かに
そのパチンコもさ
言うたら
僕らはあんまり知らない触手とか
なんとなく知ってるやんか
あんまりそのオーバーグラウンドでこう
だけど日本の産業の中ではかなりデカい金を稼げる
飲食業ぐらいのボリュームがある
触手なんじゃないですか
だけどみんなそんなに話題にしないし日常で
とかそういうこととかもすごい
考えさせられたり
1:12:00
しましたね
パチンコはね嫌いなんですよ僕すごく
嫌い
パチンコ屋さん多いんやけど周り
まあでも
どこの駅にも絶対あるやん
あるねしかも人入ってるから
どんな小さい駅でもやっぱ1個あるから
都会やとだいたいね
そう考えると
なんていうか
まあなんていうかそれで
人生救われてる人もいるんかなとは思うけど
っていう感じ
まあこの本は別にそのパチンコに対して
どうこうっていうよりかは
あんまないんですけどね
まあでもなんか嫌やなっていうムードの人も
わかるかな
いやこれちょっと高いですけどね読んでみますね
まあでもあれで
あのセールか図書館か
そうね
はい
ありがとうございます
ああ図書館なるほど図書館できます
いいこと言ってるからね
ただ結構
どうなの話題なってんのかなちょっとわかんないけど
いやなってるっぽいよこれ明らかに
そうですねじゃあぜひ
はいじゃあえっと僕の5位は
もうちょっと韓国つながりで
パクミンギュさんのピンポンですね
これは聞きたい聞きたいです
本当ですか韓国文学ですね
で
パクミンギュさん個人的にはじめてやったんやけど
まあ有名なのは翻訳大将のカステラ
それを読みました
それ読んだって言っててそれ読んでなくて
でピンポンは
えっとねセッション
ポッドキャストのセッションで
なんか韓国文学特集ってのがあって
それで出版社の人がおすすめしてて
その人の端的な説明がすごく刺さったんで
読みよっかなと思って買ったやつです
で今年
まあさっきのサブリナムスだけど
読書体験系っていう感じで言うと
今年1位かなという
こんな本を読んだことがないという意味で
ちょっと5位にしてて
えっと
ちょっと話取れんねんけど
なんか去年自分のラジオこの間聞いたんやけど
振り返ろうと思ってどんな風に喋ってた
それですごい近いのがものすごくうるさくてありえないほど近いっていう
本を去年言ってたんやけど
それなんか紙の本で読んできたって言ってて
それはなぜかというと
ビジュアルライティングって言って
文字のフォントとか
あとページの余白とか
をちょっとうまく使うことで
文の意味以外で物語を伝えていくという
1:15:02
術があるらしいんですけど
それにすごい感動したんやけども
それがこのピンポンですごく見られてて
めっちゃくちゃ大事なとこで
文字ちっちゃくしたりするんです
え?って思うぐらい文字がちっちゃくなったり
あとは全く必要ないと思われるんやけど
なんか差し柄があるんよたまに
その要所要所ですごい物語の不気味さを
演出するような差し柄っていうのが
あったりして
これは決してストーリーのみで
気持ちが上がるっていう作品ではなく
本として読むことで楽しめるっていう
ような作りになってる
ただそれかといって
別に読みにくいってことはなくて
差し柄とか文字の小ささっていうのも
すごい感覚的に読めるから
ページをめくれるっていう妙は
すごいあるんで
これはね
役者斉藤麻里子の力っていうのはもちろん
多分にあると思う
ただ差し引いてもパクミンギュさんの
多分文章類だと思うんで
是非紙で買って家に置いておく
一冊かなって感じ
2000円ちょい
1400円か
これはめっちゃ気になるな
これは内容は
ざっくり言うと
二部構成みたいになってて
前半が韓国の学生の
生産な壮絶ないじめを
描いたバリバリの社会派なんですよ
見るに足りないぐらいのいじめを
前半描かれてて
ただ後半一気に
SFになってしまうという
ぶっ飛び系で
俺全然前知識なかったから
それに結構やられた
前半バリバリ社会派でリアリティあんねんけど
後半バーチャル感がすごくて
そのアンバランスさっていうのは
今思い返すと意味わからへんねんけど
それぞれ読んでる最中自体は
めっちゃ面白いから
それはつまり
どっちもいけませっていう
パクミンギュさんの技量を表してるような
風にも捉えることができるかなと思って
全体を振り返ると
本当に意味わからない話やけど
一文一文すごい面白いというか
飲み込めるっていうとこで
素晴らしい読書体験でしたね
1:18:02
読みますね
カステラはどうなんですか
全然覚えてない
カステラって
韓国文学が日本に最初に入ってきたぐらいのタイミングなんすよね
ブームになる日付というかパイオニアというか
すごいパイオニアやったと思うんですよ
なんですけど
そのときどうやったかな
なんか残ってんのかな
読みたいんよねすごく
ただ読んでたよなと思って
何にも出てこないな情報が
アウトプットされてないです
多分
ブログに残ってなかったら
ないからな
カステラはかなり社会派に
寄ってるっぽい
コメント見た気がしてるんやけど
だからSFっていうジャンルは
結構驚きというか
こんなの書けるのっていう感じやったみたいなのを
何か読んだ気がするな
そっちも読みたいんやけどね
いじめのシーンはかなり面白いというか興味深いから
カステラもぜひ読んでみたい
家にあるからもう一回読んでみようかな
かなり想定おしゃれよね
いけてる
これも紙で買うべきなんやけどね
いけてるかどうか大切やな
これは5位です
4位は
フライデーブラックですね
これは短編集で
アメリカ系アメリカン作家の
人の
短編集なんですけど
もう一回何てフライデーブラック
フライデーブラック
これも本当に
ブラックライブズまた
今年あって
それとめちゃくちゃ
マッチするというか
アメリカ系アメリカンに対する暴力とか
露骨な作手みたいな
が
全然ある
ないって言ってる人もいるけど
あると言えばあるんで
そういう環境の中から
それにインスパイを受け
その環境をSFっぽく
跳ね返していくみたいな
文学になっていて
1:21:00
これは本当に読んだことないタイプの
短編集で
10個あったら4つぐらいが
良くてそのうち2個ぐらいが
めっちゃ最高っていう
俺の中で
なんとなく打率があるんですけど
これは結構どれも
もともとヒップホップ好きで
そういう
アメリカンに対するカルチャー好きなところもあるけど
それを抜きにしてもやっぱり短編集として
めっちゃ出来いいよなっていう
ところが面白かったですね
で
フライデーブラックタイトルになってるんですけど
なんていうかね