友達の展示を見に行った
展示を見に行った友達のImage Cast
友達っていうのも失礼かなっていう感じがしますか?
吉田さんならいいんじゃないかな?
友達じゃないかなって迷い始めたら、え、友達じゃなかったの?って聞かれそうだし。
確かに。3月23日土曜日の朝になりました。おはようございます。
Image Castは個人でものを作る人の集まり、Image Clubとして活動している
アズマとテッドーが自宅からお送りするポッドキャストです。
技術・デザイン・制作・表現などに関係のあるような内容なトピックを中心に
毎週2人が気になったもの、発見したことをそれぞれ持ち寄っておしゃべりします。
今回は、今、テッドーさんは仙台から中継がつながっているという状態で
ラグが激しいですね。
別にただ出張できたっていうだけなんで、あんまりトピックはないんですけど。
話せることがあまり多くないというところですかね。
そうですね。ちょっと仕事なんで、納品が終わっていろいろ済んだら話せるかもしれない。
別に大したことしてないですけどね。
いやいやいや、でも仕事でそんないろいろ飛び回ってるってなんかかっこいいですね。
展示の仕事だとどうしてもそうなりますよね。
いや、いいな。
いやでも雪降っててびっくりしましたよ。
あ、そうなんですか。やはり。
そんなまあだいぶ暖かくなってきたし、まあ大丈夫かなとか思ってたんですけど、全然もう冬って感じでしたね。
いや寒かった。ちょっと持ってきた靴が普通のスニーカーだったのを後悔する感じだった。
いやお疲れ様です。
ちょっとホテルの一室から今回イメージキャストはつながっているという感じですね。
あの配信されるときはわかんないとは思いますけど、しゃべってるときにめちゃめちゃラグを感じながらしゃべってます。
そうです。しゃべりにくい。
展示を見に行った話ですね。
友達っていうかどうか迷った吉田さんの展示を見に行ったという話を今からします。
まあ友達かどうか迷うっていう気持ちは分かりつつ、僕は結構何ていうか数少ない、
身近にいる中で一番カメラの話ができる友達みたいなところがあって、
買った機材の話とかいつもするんで、お互いに。
ちょっと友達になってきたかなと思ってます。
その吉田さん、誰の話だって話ですけど、
何の吉田さんかというと、
吉田智文さんって聞いてる人知ってる人も結構いるのかなと思うんですけど、
テクノ守芸部っていう活動をされていて、
されていてって結構前からやってるので結構昔の話になっちゃうんですけど、
テクノ守芸っていう概念を。
デイリーポータルとかの。
そうですね。
読んでる人だったら割と知ってるかなっていう感じですね。
テクノ守芸って本も出していて、
そういう守芸と電子工作みたいなものをシームレスに一緒にして、
それを一つの作風、芸風みたいにしている、
自分の知る限り最初にそういうことをやっていた人物って感じですかね。
今でこそ電子工作が結構工作って感じになってきましたけど、
当時はまだ割と専門的な領域だったと思うんですけどね。
電子の割合がかなり大きい。
その頃結構昔から電子工作っていう黎明期みたいな時から、
早速遊んでる人っていうか、
まだそんなに電子工作で遊ぶ人ってそんなにいなかったんじゃないかと思うけど、
そういう草分けみたいな存在かなと思ってます。
そんな吉田さんが展示をしていたということでね。
もう一個説明すると吉田さん一緒に仕事してる日ですよね。
そうですね。
同じ場所で。
仕事そのものを今日一緒にやることはあんまりないんですけど、
仕事場が一緒なんでこんなの買ったよとか言って急に自慢しに来たりとか、
逆にこっちはこんなの買ったんですよって店に行ったりするっていう、そういう中ですね。
いい関係性ですね。
僕からすると普段その仕事場で毎日行ってるわけじゃないので、
時々遊びに行ったりすると、
吉田さん今日いるみたいな感じの、
何作ってるんですかみたいな感じで見に行くという。
いつも変なもの作ってるから。
そうですね。だいたいいつ行っても変なもの作ってますね。
しかも楽しそうに話すんですよね。
この前とかステッカーを出すマシンを作ってたんですけど、
何十枚か何百枚かぐらいステッカーを積み上げておいて、
それは自動で出てくるんですけど、
出てくるときにすごい音楽が鳴ったりとかLEDでキラキラ光ったりとかするんです。
それ自体は予見としてそういうの作ってほしいっていうのがあったみたいなんですけど、
めちゃめちゃ真面目に作るというか、
紙を1枚ずつ詰まらせずに出すって結構難しい技術なんですけど、
それをノーミスでクリアしてたんですよね。
3台納品して1回も詰まったり2枚出るっていうことがなかったみたいなことを言っていて。
手芸力ですね。
手芸っていうか、完全にやってることが後派なんですけど。
そうですね。手芸はハードウェアですからね。
そうですね。確かに。
モーターの選定一つにしても、送り出す機構の一つにしても、
すごい一個一個こだわって作ってましたね。
すごいな。
そんな吉田さんが一緒に仕事をしてるアトリエの近所で展示をしてたということで。
もう終わっちゃったんですかね。
24日まで。
放送には。
多分これが配信される頃にはもう終わっちゃってるんで、残念ながらなんですけども。
吉田さん、吉田さんって言っちゃってますけど、吉田さんと大山さんっていう2人が展示をしていて。
そうですね。
もう片方の方はイラストを描いてる方、イラストレーターの方っていうことであって。
ちょっと僕もね、そんなに把握してなくてですね。
ただ展示を見に行っただけなんで。
一方で吉田さんは写真を展示していて、2人ともグラフィックっていう意味では共通なんですけど、
それに対してキャプションをお互いに書いて、自分の作品のキャプションを書かないっていうスタイル。
あ、そうだったんだ。
知らなかった。
で、ちょっと面白い変わった展示方法だなと思いました。
そしてテーマは。
テーマは休息というテーマで、休息って早い方じゃなくて休む方です。
あずまくんがちょっと必要としてるやつですね。
そうですね。
さっき設定棟さんがやってましたけど、休息って打って変換して、
どっちが出るかによって休息が必要かどうかっていうのがわかる。
だいたい早い方出てくるんじゃないかな、どうだろう。
あずまくんどっち出ます?
やってみましょうか。
早い方ですね。
早い方出ましたか。
あと文字打つところ探そうと思って、ディスコードの検索の機能を立ち上げると、
検索場のところにどこに行きたいですかって書いてあって、思わずオクタマって打ち込みそうになりましたね。
だいぶ好きですね、オクタマ。
そうですね。休息ということで、我々が最も今必要としているものを休息をテーマにした展示ということですね。
いろんなものが休息している様子を見せるというような感じの立て付けでしたね。
そうですね。休息っていうことに対して、ど真ん中にそれを展示しているわけではないかもしれないけど、
休息といえば休息かなというか、マイクのモフモフとかが展示してあったりするんですけど、
その形を模倣することで水の抵抗を減らせるんじゃないかって言って、実際作られていたらしいんですね。
ただ、いろいろ実験していくと毛皮は効果があったけれども、その人と同じような効果を出す小さい部品に置き換えることができて、結果的に毛じゃなくなったらしいんですけど、
ツルツルよりは毛があった方がいいっていうのはどうもあるらしい。
サメ肌とかいろいろありますけどね。
でも人間が毛と真っ直ぐ向き合ったのってそんなに多くないと思うんですけど、その中の一つなんだなと思うと。
魚雷とマイク。
人間はやっぱりツルッとしたものを作りたがるところはあるかもしれないですね。
そうですね。
手触りとして。
普段使ってるスマホとか、あんまりモジャモジャしてるのを使ってる人いないですよね。
そうですよね。でもモジャモジャしてた方が滑りにくくていいかもしれないですよね。
確かにな。モジャモジャしてた方が落とした時にダメージ入んないかもしれないですしね。
ちょっとふわっとまでいかなくても、ガンじゃなくて、ごとくらいに。
なんだろう。洗いにくいとかね。そういうのはちょっとあると思うんですけど。
確かに。
いやー、でもそう思って毛の生えた動物を見ると、本当にバンプマップのように場所ごとに長さとか質感が違うじゃないですか。
はいはいはい。そうですね。僕も犬飼ってるからわかりますけど。
なんか当たり前すぎるけど、あれがすっごいリッチなように見えてきて、こんな細かいところまで段々短くなりながら、隙間なく埋め尽くされているんだなと思ったりとか。
鼻の頭だけ綺麗に境界線があって、ずるっと何もないじゃないですか。
はいはいはい。
なんかすごい、これって、いやすごい丁寧だなというか。
いい仕事してますね、みたいな。
なんか部品だと思うと、すごい良い部品に見えてきますね。
でも全然天使そのものの話してないから。
やっぱ何十万年もかけて仕上がってきているわけですからね。
そうですね。
いやー、でもそのぐらいのことはね、3Dプリンターとかもできてきているんだから、そろそろ人間も何かね、作れたらいいのになぁと思いますけどね。
やっぱ生え変わりっていうシステムがすごいうまく機能してますよね。
あー、確かに。
生物の体を守るためには。
そうですね。
あと毛毛なんか抜けるからそんなに洗わなくていいみたいなんとか。
やっぱ抜けていくことが必要なのかな。
新陳代謝ですごい毎年毛がめちゃめちゃ抜けることによってそんなに汚れ過ぎず。
ある種劣化しきる前に抜け変わるみたいなところがあるじゃないですか。
そうですね。
じゃあモフモフの機械作ったらご飯あげないといけなくなる。
そうですね。
ってことでいいのか。
タンパク質を作ってもらわないと。
確かに。
いやー、なんかちょっとね、まだ全然考え切れてないけど、
毛っていう選択肢をね、もうちょっとこう1個のオプションにしていこうかなっていうのはちょっと思いましたね。
今回の展示とはちょっと全く方向性違うあれですけど。
でも展示そのものでちょっと面白いなと思ったのが、
なんかそのお互いのキャプションを書くっていうのがすごいマッチしていて、
なんかキャプションだったりとかタイトルって考えれば考えるほどかっこ悪くなったりしません?
確かに。
あとなんかキャプションだけかっこよくてもみたいなのとかね。
めちゃめちゃその自意識が表に出ちゃうところじゃないですか。
そうですね。
こういうふうに見えてほしいみたいなのとか。
そうそうそうそう。
それをこう他の人に書いてもらっちゃうっていうのは、なんかありそうでなかったというか。
なんかいいですね。
しかもなんか作品のことをそもそも書いてなかったりするんですよね。
なんか関係あるようなないような、
よく読むと共通点が見出せるぐらいの距離感みたいなのを目指したらしくて。
確かにこれはこうですとかそういうことは全く書いてなくって、
なんか添えてある文章が必ずしも説明ではないので、
説明だとそれを理解しないと作品をわかったことにならないような気持ちになるんですけど、
そうじゃなくて添えてあるものっていうふうに思えれば、
例えば福神漬けがおいしいと思わなくてもカレーはおいしいんじゃないですか。
はいはいはいはい。
福神漬けを合わせてカレーなんだって言われたら、
なんかちょっと難しいというか、どう食べたらいいんだってなっちゃうというか、
だいぶ例が続いてるかもしれないけど、
その説明が必須なものになってしまうと見方がなんか窮屈だし、
固定されちゃいますよね、確かに。
で、ちょっと疲れるなと思うんですけど、
美術館でもキャプション全部読んでたら疲れると思うんですけど、
でもそこに対して、ゆとり、余裕のある見せ方をしてくれていると、
なんか見なくても楽しいし、見たら見たで楽しいっていう、
なんかちょうどいい感じにできているように見えて、なんか良かったなと思いますね。
何というか、展示としての抜け感というか、
やっぱりこなれた感じというか、こなれてるとちょっとおかしな感じかもしれないですけど、
慣れてるからこそ出せるこの余裕というか、というのはあったと思います。
もちろんしっかり作り込んでる結果だとは思うんですけど。
そうですね。
いやーでも照明の当て方とかもいろいろこだわって。
やっぱね、ゼロから初めてだとそうはいかないんですよ、たぶん。
いやーそうなんでしょうね。真似できないですね。
なんかサクッとやってるように見えるけど、全然サクッとやってないんだな。
ちょっと大人力って感じですね。
いやー。そのオムオムっていう、ギャラリーって言っていいのかな。
民家っていうのかな。
民家の2階を展示室として提供しているオムオムというスペースですね。
スペース。
行くために展示しないんですかって聞かれるんですけど、みんなの見てると、うわー、みんな上手だなと思って。
ハブるわーって言っちゃう。
なんか自分だったらどうするってすごい問われてるような気分になって、いや、ちょっとまだ考えてないですって。
でもまだって言うと、これから考える前提みたいになっちゃうから、ちょっと負けて、何て言うんですかね。
ちょっと展示したいなっていう気持ちが少しだけ漏れてしまうんですけど。
でもちょっと、みんなの見てると少し尻込みしちゃいますね。
サイズ感はすごいちょうどいいですよね。
そうですね。
すごくめちゃめちゃ力を入れてやらないと成立しないっていう感じではなく、一応希望的になんとか形にはできそうという。
そうですね。2階建ての民家の2階、部屋で言うと2部屋分ぐらいなんですけど、民家なんでその空間をどう使うかみたいな視点がちょっと必要にはなってくるんですよね。
なんか真っ白な展示空間だったら作品さえ良ければいいかなと思うけど、どっちかというとそこでやることにちょっとでもなるほどって思うものを何か差し込みたいなと思うような場所。
そうですね。確かに。何か来るたびに何かここに何か置くとしたらみたいなとかちょっと考えてしまうような場所ですね。
そうですね。日当たりとかとか言って言うと何も作れなくなっちゃうんで。
ということで我々の展示もお楽しみにという。
そうですね。そのうちいつやりますかね。
やるって言っちゃったらやらざるを得なくなりますからね。
じゃあ言っときます?
はい。やりまーすと。
やりまーす。あ、言ってしまった。
はい。やることになりました。
はい。我々のなんだね。じゃあ良かった。
一人だとね、しんどいからちょっとあそこに巻き込まれて嬉しいです。
良かった良かった。
もう枯れてるように見える、枯れる寸前のやつとかでもギリギリに生きている。
こうなんていうか、もうほぼ倒れた状態で、でもちょっとこう枯れ落ちて枝が出てるみたいなやつもあるんですけど。
それもまたこう生命としての一つの層としてちゃんと出してるという。
なんかいいんですよね。
見せるためじゃないから、あんまり花とかはないんですけど、名前は聞いたことあるけど、そういえばこんな植物なんだって思うような。
例えばブナとかボーンって置いててブナって書いてあるんですけど、ブナってこんな感じなんだみたいな。
ブナって言われても形全然思い浮かばないですね。
胃腸とかすごいでっかい胃腸がドーンと生えてますけど、なんかすごいいいんですよね。
なるほどね。
なんですかね、剪定してないそのまんまの木がボンボンってあって、結構ベンチがいろんなところにあるんですよ。
しかもそんなに人が混んでるっていう場所でもないんで、割と本持ってってそこで読むみたいな過ごし方は結構ありだなっていう感じは。
これ良さビシビシに感じる立地ですね。まだ実物見てないですけど立地だけでも良さ感じますね。
そうですよね。
最寄駅が三田線の白山駅ってことですよね。
ってことは神保町と一本で繋がってるんで、神保町で本を買って電車に乗って植物園で本を読むという。
いいんじゃないですかね。
すごい良い流れが描けますね。
でもそんなに混んでないっていうのがまたいいんですよね。
そうですよ。東京にいるのは混んでないっていうことがものすごく価値になりますよね。
ここね、植物園が結構観光客向けだったりとか入場料目当てだったりすると、そうはならないと思うんですけど、
あくまで研究機関っていう風に、おそらくこれ研究機関ってことでいいのかな。
大学の付属の施設なので、そういう商業的な匂いっていうのはあんまりなくて、いいですね。
それちょっと聞くと行きたくなりますね。
いいですよ。
これは休息スポットというやつではないですか。
そうですね、休息スポットですね。
前回体力というテーマに引き続き今回休息という。
確かに、タイトルコールで休息って言えばよかったかな。
確かに。もう一回言い直しますか。
休息について。一応こう休息についてって言って、使いたければ持ってくるとかにしましょうか。
でも前回体力で、次は頭から休息って言ったら、もう本当にこの人限界来てるんだなって思われるから。
やめとこう。でも事実かもしれない。
っていうね、休息つながりでしたけど、たぶんあんまり行ったことないよっていう人多いと思うんで、
そうですね。
割と行きやすいというか都内に住んでたりすると全然行きやすいと思うんで、おすすめです。
鉄塔さん、おすすめスポットということで。
はい。大人500円、子供150円。半額じゃなくて半額より安いな。
おすすめスポットの話ですからね。
はい。