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この時間はZoomUp、毎週火曜日は経済です。 明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんです。
飯田さん、おはようございます。 おはようございます。 さて、飯田さん、マインナンバーカードを何としても普及させようっていうことなんでしょうか。
チケット販売にもマインナンバーカードを活用へっていう動きが出てきましたなぁ。
これもともと事の発端にあるのは、チケット販売に関して、 一部の人気のライブコンサートとかで高額の転売が行われることがあると。
それが問題で、何らかの対応策が必要だという話は別途あったんですけれども、 なぜここにマインナンバーカードを持ち出すのかと。
本当ですよね。 もともとこの転売の問題を考えるときにはですね、
自由主義経済の大原則として、 価格にあまり政府は手を突き込んではいけないと。
高額で転売する、実際に欲しい方であったり、 ファンの間では非常にひどいことだと思うかもしれませんし、
もちろん非難されるところはあると思うんですけれども、 政府が価格に今手を突っ込むときには、それだけの合理的な根拠が必要なんですよね。
例えば医薬品の価格であったり、そういった人の意気地にまたは安全に関わることであれば、 正当化しやすいと思うんですが、
ある特定の商品が許せないぐらい値上がりしている。 それで介入を認めてしまうとですね、
業界でも社会的に不満に思っている人が多いという理由で、 規制できるという話になってしまいますので、
まずはこの転売を禁止するという行動を、 国が突然して行うことっていうのの意味は一つ考えなきゃいけない。
もう一つですね、こういったチケットをいつも高額転売、つまりはその価格で売り出して欲しいという人が多すぎるという状況になっているときに、
販売側にはいくつかそれを止める手があるんですね。 例えば実際一部のアーティストは既にやってますけれども、
ファンクラブの方だけの先行販売を設けたり、 またそれだけじゃなくてですね、ファンクラブに長く登録している人限定の先行販売をやって、
一般のファンクラブ会員への先行販売をやって、 その後ようやく一般販売をする。
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というふうにするとですね、本当に欲しい、本当にそのアーティストのファンだという人はファンクラブに入っている、または長くファンクラブに入っているでしょうから、
高額転売で本当に欲しい人が手に入らないという問題を避けられるんですね。
各業界、業地ができる努力、あまりしていない状態でマイナンバーカードを入れてしまうと何が起きるかというと、
マイナンバーカードを持っていない人は、例えばライブコンサートのチケットを手に入れられないということなんですよ。
それじゃあマイナンバーカードを作れよと思うかもしれないですが、
海外からのインバウンドの方はどうするんでしょう?
マイナンバーカードないですもんね。
ないです、当然。
実際にすでに現場で置き始めていまして、日本国内の発送住所があったり、
日本国内のクレジットカードを持っていないとチケットが買えないので、
海外から例えば日本のアイドルのファンとか日本のアニメのファンだと言ってきて、
日本でぜひコンサート、ライブ等のチケットが欲しいという方が、購入の方法が相当工夫しないとできない状態になっている。
今回の高額転売、インバウンドをここまで下げてまで取り締まらなければならないほどの
高額チケット問題というのは重要な政策課題だと私は思わないんですね。
マイナンバー普及に役に立ちそうなことだったら、
猫も雑種もじゃないですけれども、猫の手も借りたいぐらい、何でもいいから理由をつけてマイナンバーと募付けという方向性になっていて。
私自身はマイナンバーのような投資の番号による管理というのはもっと日本に必要だと思うんですけれども、
そのせいでまたはそれに巻き込む形で一つの業界の営業というのに介入する。
これはコロナショック以降ずっと似ていることを言ってきたんですけれども、
ちょっと営業であったり業界であったり、そういう職業観光業界観光みたいなものに、また営業の自由とかに簡単に手を突っ込みすぎるなと、ここのところの姿勢を見ていると感じます。
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確かにそうですね。
なんかけしからんなとか、個人的に思うことはたくさんあるんですが、
はてそれを公の権力がやっていいことなのかというのは、時に立ち止まって考える必要があると思います。
民間もいろいろ工夫してファンクラブとかもそうですし、身分証明書的なものを提示するとかやってガードしてますもんね。
埋めまくられてというとかなり数としてもちろんあるんですけれども、非常に多いというところまではいかないでしょうから、
そういった業界の自主的な規制制限に任せていくべきだと思いますね。
そうですね。
ただただ普及させたいというその思いだけが強調されているような気がしていないですね。
そうですね。
分かりました。飯田さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ズームアップ、明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんに話を聞きました。
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