JR九州の金融事業参入とSBI新生銀行との協業
この時間はZoom Up、毎週火曜日は経済です。 先日、JR九州が金融業界に乗り出すと発表しました。
鉄道業界が金融業界にも、ということで、正気があるのかどうか、Zoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田祐樹さんです。 飯田さん、おはようございます。
今回、JR九州が金融事業にも乗り出すという発表があったわけなんですけども。
そうですね。名前はJQバンクになるんじゃないかと言われているんですけれども、
鉄道業界社がこういった銀行業に参入するという例は、他社も既にやっていまして、
JR東日本は楽天と、JR西日本は理想なと、
ということで、この鉄道会社の持つ強みを生かして、金融サービスを提供するというところにメリットがあるんですけれども、
これらの仕組み、決してJR九州が銀行業を始めるというわけではないんですね。
今回のJR九州の場合は、SBI申請銀行を所属銀行と言うんですけれども、
このSBI申請銀行を、中でも銀行等の窓口を作るというイメージなんですね。
いわば、物を売るお店で言うと、工場はSBI申請銀行なんです。
そこの製品を売る窓口とかお店をJR九州が担当するという形なんですね。
これ非常にお互いにとってメリットのある協業で、やはりSBI申請銀行、他のメガバンクとか、
または九州であったら有力な地方銀行に比べると、SBI申請銀行ってどこにあるんですか?みたいなところは、どうしても否めない。
しっかり大きい銀行にSBIの方もしていきたいんだけれども、一方で今からですね、
いろんな街にいろんな視点を置いてっていうのは、ちょっと現実的じゃないわけですね。
そうですね、コストもかかりますしね。
一方でJR九州は駅の数だけ拠点があると言っても良いと。
そうですね。
そういう形で、何より銀行としての機能を持っているSBI申請で、窓口になり得る場所、大量に持っているJR九州ということで、この2つを組んでサービスを提供していこうと。
証券・保険・FXを鉄道と結ぶ構想
今回のJR九州は先行するJR東とかJR西にはない特徴を持っていまして。
はい、何でしょうそれ。
やはりですね、これまでだと銀行と鉄道優待を組み合わせるみたいなところに留まってたんですけれども。
今のところまだ決定ではないんですけれども、JR九州の方は、例えば証券とか保険とか、
あと場合によっては、FXとかそういう投資まで、そういうのを全部同じプラットフォームにしていきたいと。
なるほど。
つまり一つのアプリで金融もできれば、銀行なので決済もできれば、鉄道なので電車にも乗れる。
そういうことで、いわゆる日々の生活っていうのを、お金だけじゃなくて電車という移動と組み合わせることでビジネスを展開していこうという形なんですね。
JR九州の多角化とセブン銀行の先行例
なるほど。JR九州も鉄道会社ではもちろんあるわけですけど、一方でそこだけに留まらず、不動産であったりとかホテルであったりとか、
様々な事業をやってますもんね。
そうなんです。JR九州、実はJR各社の中で一番早くから多格化を進めてきたんですね。
やはり他の中でも、JR例えば東海であれば、なんて言ってもドル箱の東海道新幹線、東京新大阪間を持っていると。
東西も人口中身地帯なので、鉄道事業のデザインは大きいのに対して、やはりJR九州、新幹線もちろん通ってますが、
鉄道事業単独で安定的でかつ、これからビジネスを伸ばしていくっていうのには限界がありますので、ホテル不動産への展開というのが、
危機的にも早いですし、規模としても大きいんですね。
このタイプの多格化というの、やはりなんて言っても追っかかりはセブン銀行なんです。
銀行業ってもちろん一つ大きなリザイアム源泉というか、最終的には人にお金を貸して、企業にお金を貸して利益を取るんですけど、
手数料が取れる仕事っていうのは、預金を引き出したり下ろしたりですよね。
そうですね、振り込んだりとかね。
はい、振り込んだりとか。これ正直やったらコンビニでできると便利なんですよね。
確かに。
セブン銀行を始めた時、やっぱり最大の強みは全国に何万店舗あるセブンエイブンだったわけです。
で、この時はですね、今回使われるバースっていうんですけれども、メインの銀行はあって、そこのサービスを利用するではなくて、セブンは当時は自分で銀行そのものを作らなければいけなかったんですけれども、
ここで、今ある銀行の決済とか引き落としとか鉱山みたいなサービスを別の会社が使って窓口を担当するっていう仕組み、これバースって言うんですけれども、
こちらができたことで一気に進んだ。その中でやっぱり鉄道っていうのは一番身近で、一番よく使われるコンビニか鉄道かというところなので、このサービスもっと何と紐付けされて、どんな便利なアプリになっていくのかっていう、これ楽しみですよね。
異業種による金融参入の広がり
田窪 なるほどですね。じゃあ今後もこのJR九州みたいに他の企業が金融事業に乗り出すっていう動きっていうのがまた出てくる可能性も十分あるってことですかね。
田窪 そうですね。コンビニ、鉄道、次は何でしょう。やっぱり自動車で移動される人だとどのサービスが便利なんだろう。アソリンスタンドかなとかいろいろ考えつきますよね。
田窪 そうですね。確かに。
田窪 この時間は明治大学教授でエコノミストの飯田さんにお話をさせていただきました。
田窪 飯田靖之さんでした。