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中国のスパイ?「台湾統一」へあらゆる情報収集か
2026-10-12 11:23

中国のスパイ?「台湾統一」へあらゆる情報収集か

毎日新聞特派員や外信部長の経歴をもつ元RKB解説委員長・飯田和郎が、中国をはじめ東アジア情勢について、歴史的・文化的背景についても触れながら解説します。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

中国当局の指示を受けた疑いで、アメリカ在住の中国系女性が、台湾の頼清徳総統の長男と家族を監視したとしてFBIに逮捕された事件を取り上げます。女性は写真や動画を撮影し、メッセージアプリで連絡相手に送っていたとされ、iCloudの記録が証拠になったと説明されます。飯田和郎は、親族を含む情報収集が台湾統一工作や脅迫に利用され得るとし、2004年の上海日本総領事館員の事件にも触れます。台湾側は「越境弾圧」と非難し、アメリカの外国代理人登録法や、複雑な米中関係への影響が解説されます。

台湾総統の家族を監視した疑い
数々の人気ポッドキャストやアリーナイベントを成功させてきた、元日本放送のプロデューサー、石井ヒカルさん、初のビジネスショー、「自分でやらない方がうまくいく!」が、PHP研究所から出版されました。
これを記念して、10月21日、水曜日、午後6時30分から、JR博多シティ8階、丸善博多店で、石井ヒカルさんをゲストにお迎えして、ポッドキャストラボ福岡の公開収録を開催します。
さらに、石井さんの本を買った方には、その後のサイン会にも参加できます。イベントの参加申し込み、お問い合わせは、丸善博多店、092-413-5401、092-413-5401までどうぞ。
10月21日、水曜日、午後6時30分から、皆さんの参加をお待ちしています。
ポッドキャストラボ福岡
日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するキャッチアップ。
月曜日は、元RKB開設委員長で、福岡女子大学副理事長の飯田和夫さんです。
飯田さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
さあ、今日はですね、まず、米中関係。
ひとまずとはいえ、今のところ安定基調にあるのかなという、この米中関係ですけども。
ただ、中国の習近平主席のアメリカ訪問直後なのに、新たな摩擦要因が浮上したということなんですね。
アメリカと中国、そして台湾も大きく関係する、この摩擦要因とは一体何なのか、取り上げていきましょう。
はい、今日のキーワードは二つあります。
一つは、スパイ。
もう一つは、外国の代理人。
まずは、このニュースを橋本さんに紹介していただきます。
FBI、アメリカ連邦捜査局は、アメリカ在住の中国系女性をスパイ行為の疑いで逮捕しました。
この容疑者は、アメリカ国内に住む台湾の賴清徳総統の長男とその家族を監視し、家族や自宅、自家用車のナンバープレートなどの動画や写真の撮影をしていた疑いがあるということです。
アメリカに住む台湾総統の家族に関する情報を入手していたというのは、何か驚々しい話ですね。
そうですね。
その入手した情報をどうしていたのか。
これはアメリカCNNの報道なんですけど、これは中国当局の支持した連中に報告していたということです。
女性容疑者は先週4日、ロサンゼルスの空港から中国上海への航空機に乗ろうとしていたところを身柄拘束されたということですね。
となるとまさに容疑者はスパイで、中国当局の支持を受けた外国の代理人だったということなんですかね。
はい。詳しく説明していきます。
来政特総統の長男、名前はライ・テイウさんなんですけど、その家族はアメリカ西海岸のシアトルに住んでいます。
この34歳の女性容疑者は、同じ西海岸でもシアトルから南へ1000キロ離れたロサンゼルス近郊で不動産業を営んでいたということなんですね。
中国当局の支持を受け、ロスからシアトルへ飛んで、総統の長男家族の情報を集めていたということですね。
女性容疑者がどこで、どうやって中国サイドと繋がって、いわゆるスパイ行為を指示されたのかというのが気になるところなんですけども、これはわかっているんですか。
アメリカの新聞、ニューヨークポストの報道なんですけど、この女性容疑者は昨年6月、一時帰省した中国で、本人の学生時代の同級生から紹介を受けて、中国当局者と知り合ったということなんですよね。
情報収集と脅迫の背景
その当局者から、来政特総統の長男家族を監視するように指示を受けたということです。
指示をなぜ承諾したのか、また承諾せざるを得ないような背景があったのかどうか、金なのか弱みなのか、そこまではわかっていないようですね。
あと気になるのが、台湾総統の長男家族を標的に監視していたことが、どうやって証明されたんですかね。
FBIは、この女性容疑者のiCloudのアカウントに注目したそうですよ。
指示した側の連絡相手に対して、メッセージアプリを通じて行動を伝達したと。
撮影した写真や動画を送信していただくことが分かりました。これが証拠となったようですね。
FBIの発表通り、中国当局が中国系のこちらの女性容疑者を支持して、
来政徳総統の長男家族の情報を集めていたその狙いってどこにあるんですかね。
総統の長男はお父さんと違って政治家ではないんですよね。
ただ総統本人でなくても、その親族やその周辺にいる人たちのあらゆる情報は高い価値を持つわけですよ。
ここでもよく言ってますけど、中国共産党は来政徳総統を台湾独立派と決めつけてますよね。
総統本人、総統周辺のプライバシーも含めて、これら情報は来政徳本人を丸裸にして、
そしてそれがやがては中国の台湾統一工作に活かされていくというわけですね。
そんな情報も些細なことであれ貴重な情報ということなんですかね。
そうです。敵対する台湾のトップの家族、今回はそれだけでも注目を集めるんですけど、
VIPでなくても監視、情報収集は日々行われているんですよね。
時には握った情報によって相手を脅迫することもありますよね。
2004年にこんな出来事がありました。
上海の日本総領事館に勤務していた男性領事が遺書を残して自ら命を絶ったんですよ。
この領事は東京にある外務省本庁と出先の上海での間の暗号通信を担当していたんですよね。
ですから遺書には外交機密に関する情報の提供を中国側から持ち出すように強要されていたと綴られていました。
中国当局の情報機関が領事と関係のある中国人、またそういう弱みをネタに領事に迫った末の悲劇だったわけなんですよね。
中国側は日本人領事の真偏を調べ上げていたというわけですね。
台湾が非難する越境弾圧
今回のスパイ摘発ですけども、当然ながら台湾サイドも黙ってはいないでしょうね。
そうです。台湾総統府のスポークスマンはこんな風に中国を球団していました。
これは典型的な越境弾圧です。
人権を無視し野蛮な行為によって自由と民主主義を寄与する人やその家族を抑圧し脅迫する行為を我々は最も厳しい言葉で非難します。
越境弾圧という表現です。
中国当局が中国国内において、例えば少数民族や宗教を弾圧するだけじゃないんですよね。
中国国外でとりわけ自由主義国家へ越境してこのような行為に及ぶというわけなんですよ。
台湾総統府のスポークスマンはさらにこういう風なことも言ってました。
我が国の国民に対するアメリカ司法当局の支援と保護に感謝します。
台湾は今後もアメリカを含む全ての民主主義の友好国、同盟国と協力し、こうした越境弾圧といった違法行為を共同で対抗していきます。
なるほど。
同省異務とはいえ、アメリカと中国の関係がまずまずうまくいっている中で台湾側にもちょっと焦りもあったのかもしれないですね。
そういう折にこの事件が摘発されたということで、アメリカに感謝という思いなんですかね。
外国代理人登録法と米中関係
今回のスパイ容疑事件を摘発したFBIのパテル長官は、この成果をSNSに投稿して、こんなふうに講じていました。
アメリカはアメリカの敵対勢力が好き勝手に活動できる場所ではない。
アメリカの連邦法に外国代理人登録法という法律があります。
外国の政府や政党が個人であれ法人であれ、アメリカ国内で政治活動やロビー活動などなどを行う場合、
その活動内容、資金内容や資金の流れを司法当局に公表することが義務付けられているんですよ。
今日の2つ目のキーワード、外国の代理人という表現なんですけど、
ロシアのプーチン大統領が使う表現で、この時はスパイ、反対性活動家たちを指すんですけど、
アメリカの法律、この外国代理人登録法は合理的な活動であれ、こういうふうに登録制にしているわけなんですよね。
この女性容疑者は活動していることをアメリカ政府に届けていなかったってわけですね。
FBI長官が言うように、中国はやはりアメリカの敵対勢力っていうことになるんでしょうかね。
今は世界の二大大国と言われる米中の関係ですけども、中身は複雑ですね。
そうですね。空港での逮捕は中国に逃れる前、阻止するためなんでしょうけど、
一方で、直前に行われた習近平出席のアメリカ公式訪問が終わるのを待ってという意図があったのかもしれません。
いずれにしても台湾を挟んだ米中関係っていうのは、波風が収まらないなってことを感じた事件でした。
ということで、この時間は元RKB開設委員長で福岡女子大学副理事長の飯田和夫さんでした。
飯田さんありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
数々の人気ポッドキャストやアリーナイベントを成功させてきた元日本放送のプロデューサー石井ヒカルさん初のビジネスショー
自分でやらない方がうまくいくがPHP研究所から出版されました。
これを記念して10月21日水曜日午後6時30分からJR博多シティ8階丸禅博多店で石井ヒカルさんをゲストにお迎えして
ポッドキャストラボ福岡の公開収録を開催します。
さらに石井さんの本を買った方にはその後のサイン会にも参加できます。
イベントの参加申し込みお問い合わせは丸禅博多店0924135401、0924135401までどうぞ。
10月21日水曜日午後6時30分から皆さんの参加をお待ちしています。
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