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米のベネズエラ攻撃 最大の怒りは習近平指導部?
2026-01-05 11:06

米のベネズエラ攻撃 最大の怒りは習近平指導部?

元RKB解説委員長 福岡女子大学副理事長 飯田和郎
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スピーカー 1
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スピーカー 2
この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するキャッチアップ。
月曜日は元RKB開設委員長で福岡女子大学副理事長の飯田和夫さんです。
スピーカー 2
飯田さん、明けましておめでとうございます。
スピーカー 1
明けましておめでとうございます。
スピーカー 2
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
スピーカー 1
今年も一生懸命やりたいと思います。
スピーカー 2
ただ、飯田さん、年明け早々、衝撃的なニュースが世界を走りまして、
アメリカ・トランプ政権がベネズエラを武力攻撃しまして、
マデュロ大統領夫妻を拘束してニューヨークに連行した。
ちょっとこのニュース驚きましたよね。
スピーカー 1
はい、午前7時台もジャーナリストの鈴木哲夫さんがこの話をされていましたが、
私も国際社会の反応から考えたいと思います。
本当は2026年も国際情勢がアレにアレるんじゃないかという、
そんなことを懸念させる1年の幕開けでしたよね。
まず事実関係のおさらいからお願いします。
アメリカのトランプ大統領は3日、SNSを通じ、
スピーカー 2
南米・ベネズエラに大規模な攻撃を行い成功したと発表しました。
さらにマデュロ大統領とその妻は捕らえられ、
アメリカ国内法廷で裁く意向を表明しました。
スピーカー 1
トランプ氏はSNSでのメッセージに続いて、
フロリダの自分の自宅で記者会見もしました。
スピーカー 2
トランプ大統領はマデュロ大統領夫妻の拘束を正当化し、
政権移行までアメリカがベネズエラを運営すると表明しました。
スピーカー 1
アメリカがベネズエラを運営する。
ベネズエラをアメリカの影響下に置くということですね。
トランプ大統領はこうも言っています。
アメリカの企業がベネズエラの石油インフラを修復して、
アメリカが事業を再建する。こんなことも言い切っていましたね。
03:02
スピーカー 2
アメリカはカリブ海などで麻薬運搬船と認定したベネズエラの船舶への空爆を続けて、
乗組員らを殺害してきました。
アメリカへ流入する麻薬の背景にはマデュロ政権が関与しているとして、
マデュロ氏を麻薬テロなどの罪で訴追しているんですよね。
スピーカー 1
国際社会からいろいろ反応が出ていますが、
トランプ政権が選んだ強行手段、最も強い反発を示しているのが中国なんですよ。
3日の午後でした。私がスマホに入れている中国のメディアのアプリには、
次々と速報が飛び込んできました。
日本のメディアも速いんですけど、それを上回る速報性だった気がしますね。
スピーカー 2
中国は今回の事態にそれだけ関心を寄せているということなんですかね。
スピーカー 1
改めて言いますけど、最も怒っているのが中国だと思います。
中国こそがマデュロ政権の最大の後ろ盾。
ベネズエラで2日起きたことは、今後の米中関係に大きな影響を与える。
今日はそんな話をしたいと思います。
中国とベネズエラを結びつけているキーワード、これは反米、反アメリカなんですよ。
アメリカの政権が変わってもそれは変わりません。
ベネズエラは1990年代に反米社会主義国になって、
マドロ氏は2013年に大統領になりました。
そのベネズエラを積極的に支援している、
経済破綻しているベネズエラを支援しているのが中国です。
中国の国営企業がベネズエラのインフラ整備を進めています。
田畑さんも先ほどのコーナーで紹介していましたが、
ベネズエラの石油埋蔵量は中東税を抑えて世界第1位とも言われています。
中国の政府経営企業、そして民間企業が競うように、
ベネズエラの油田の開発、石油生成、資金や技術の両方で協力しているんですよね。
ベネズエラ政府は当然中国への借金が膨らむわけですけど、
そういう債務の多くは原油で支払う形になっていますね。
スピーカー 2
それだけベネズエラ経済は中国に依存しているということですよね。
スピーカー 1
そうですね。いくつか数字を紹介したいと思います。
ベネズエラの全ての債源のうち、95%は石油による収入なんですよ。
そしてベネズエラで採掘された石油の最大の輸出先は中国。
これの大体の8割が中国に向かっています。
スピーカー 2
採入の95%が石油で、その8割が中国向けということなんですね。
スピーカー 1
そうですね。一方の中国からすると、石油の総輸入の占める割合、
06:05
スピーカー 1
ベネズエラはわずか1割以下なんですよね。
つまり中国にとっては、ベネズエラは投資先としては大きな存在ではないんだけど、
一方のベネズエラにとっては、中国は命綱なわけですよ。
アメリカに拘束されたマドロシー、中国、ロシアといった
反米共権国家との結びつきを深めてきました。
田橋さん、ご記憶あると思うんですけど、
昨年5月にロシアがナチスドイツに戦争に勝って
80周年を祝う式典がモスクワで開かれましたよね。
マドロシーはモスクワに駆けつけて、
そこで同じくモスクワに来ていた習近平主席と
にこやかに会見もしてるんですよね。
スピーカー 2
なるほど。そこでも結びつきが見えてたわけですよね。
今回受けて中国はどういう反発を見せているんですかね。
スピーカー 1
私のスマホに飛び込んできた中国のメディアの速報だけじゃなくて、
中国の外務省は3日の夜に声明を出しています。
スピーカー 2
アメリカが主権国家に武力を行使し、
一国の大統領に手を出すという蛮行に深く驚愕し、
強く非難すると。
スピーカー 1
アメリカの今回の行為を派遣行為とも言っています。
派遣主義の派遣ですね。
先月、昨年12月のことなんですが、
ベネズエラの外務大臣と電話会談した中国の大き外相は、
アメリカによるベネズエラへの圧力についてこうも言っています。
あらゆる一方的ないじめ行為に反対する。
つまり弱いものいじめだと表現してるんですよね。
よく言われることなんですけど、
南米エリアの最も北に位置するベネズエラは、
アメリカのウダニアと言われますね。
このウダニアにあるベネズエラ、
それにキューバなど、反米を掲げる国々に、
様々な支援を行うのが中国。
つまりこのウダニアを重要視してきたわけですよ。
トランプ政権は今回の武力行使について、
麻薬対策を理由にしていますけど、
アメリカからすると、当然このエリアで
中国の影響力が増すことを食い止めたい。
そんな狙いがあるはずですね。
そういうことになれば、
中国はベネズエラでのセキュリティ権を失うだけではない、
スピーカー 2
ということになりますし、
自分たちが描く世界戦略への分断以外の何者でもない、
というふうに映ってるんでしょうね。
いずれにせよ中国が非難する通り、
主権国会の武力行使は許しがたいですよね。
スピーカー 1
その通りです。
ロシアによる膨大な侵攻も、
09:00
スピーカー 1
同じく主権国会の武力行使なんですよ。
だけど私たちから見ると、
そのロシアを擁護する中国も、
今回アメリカを非難する資格があるのか、
ちょっとそれは疑わしいですよね。
一方の中国やロシアなんですけど、
ベネズエラと2国間、
また国連の場などを使って、
ベネズエラへの支援をしてきました。
今回のアメリカのベネズエラ攻撃、
また大統領の拘束によって、
この州の結束を強めて、
共闘を進めることだけは明らかだと思いますね。
スピーカー 2
これ、力による現状変更、
力による支配というのが、
今まで以上にまかり通るということを示すんでしょうか。
スピーカー 1
遠い地球の裏側の南米の話じゃなくて、
この年の初めに、
ベネズエラが起きたこの出来事は、
世界のあらゆるところに及ぶと思います。
もちろん日本を含む北東アジアも、
大いに関係があると思います。
本当は世界がより混沌とする、
2026年の幕開けになるんじゃないかな、
そんな不安がありますね。
スピーカー 2
いきなり年の初めから重いものを
突きつけられたという感じがします。
今日はこのアメリカのベネズエラ攻撃について
解説していただきました。
元RKB開設委員長で、
福岡女子大学副理事長の飯田和夫さんでした。
スピーカー 1
本日はご視聴ありがとうございました。
11:06

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