1. IBUKI STATION
  2. #16 安達太良自然センター ..

安達太良自然センターの代表の一瀬圭介さんに「磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル®︎」や7月15日に開催された「VOCANO72」について伺いました。

 

前編では一瀬さんご自身のお話や磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル®︎のことなど、VOLCANO72が開催されるまでの話を中心にお届けします!

 

安達太良自然センターのHPはこちら

https://www.adatara.jp/

 

アウトドアのためのGPSトラッキング、IBUKIの公式ポッドキャストです。
IBUKIの詳しい説明はこちらをお聴きください💁‍♀️

#2 IBUKIってなに?
公式サイトはこちらから💁

サマリー

2023年8月に福島県にある安達太良自然センターが誕生しました。また、万代・東やあだたら山を巡る300キロのロングトレイルも整備されました。さらに、ユニークなイベントである「ボルケーの72」も開催されています。このイベントの設計については、主催者の一瀬圭介さんがお話ししています。一瀬さんは安達太良自然センターについても詳しく説明しています。また、イベント「Volcano72」についても詳細な説明があります。このイベントは安達太良での山岳イベントであり、共同装備や安全規則について話されています。

目次

あだたら自然センターの誕生
近藤淳也
2023年8月、福島県にあだたら自然センターが誕生しました。
3つの日本百名山、そして葛飾山でもある万代・東、あだたら山をめぐる300キロものロングトレイルを整備し、
その登山拠点として山の魅力を伝えていくことを目的とされています。
さらに7月15日からは、このトレイルを使ったボルケーの72というユニークな大会が開催されました。
今回のIBUKI STATIONでは、主催者の一瀬圭介さんにお話を伺いました。
前半はまず、あだたら自然センターやボルケーのトレイル、そして大会の設計についてお話を聞いています。
桑原佑輔
本日はですね、御岳に続いて大会の主催者さんにお話を伺っていくというのを行っていきたいと思います。
本日お越しいただいているのが、ボルケーの72の主催をされていた、
あだたら自然センター代表の一瀬さんにお越しいただきました。
今日はよろしくお願いします。
一瀬圭介
よろしくお願いいたします。一瀬です。
桑原佑輔
ありがとうございます。
ボルケーの72について
桑原佑輔
先週開催されたボルケーの72ですけれども、
IBUKIも初めて今回ご利用いただいたというところで、
どういった大会なのか、本日はいろいろと伺わせていただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。
一瀬圭介
よろしくお願いします。
桑原佑輔
まずはですね、簡単に一瀬さんの自己紹介をいただければなと思うんですけれども、よろしいでしょうか。
一瀬圭介
改めまして、一瀬です。
私はいくつかの肩書きがあって、先ほどご紹介いただいたように、
あだたら自然センター、世の中的にはメディア発表が8月1日なので、
新たにできた施設という形なんですが、
一瀬圭介
ここ福島県のバンダアサヒ国立公園の案内所として、
スタートするようなディジタルセンターに近い施設を作りました。
これから国立公園の案内所でありながらアウトドアグッズを扱ったり、
また同日ですね、8月1日同日に、
バンダイ、あずま、あだたら、ボルケーのトレイルっていう、
いわゆるいうところのロングトレイルですね。
バンダアサヒ国立公園初のロングトレイルを発表しまして、
今年からもうすでにマップを販売も含めて始めていくような形になります。
私自身、あだたら自然センターの代表も務めているんですが、
世の中的にはというか、いろんな雑誌だとか、
本だとかそういうとこに出てたり、テレビに出たりするのは、
三角カメラマンとして出ることが多くて、
これを聞いている方々だとご存知かもしれませんが、
一瀬圭介さんによる設計について
一瀬圭介
トランスジャパンアルプスレース、
トラマンからスーガーまで410キロ歩く壮大なレースですけれども、
テレビでも何年も流れていますが、
実はあれを選手の横について並走して撮っているのが、
僕らのアスリートカムと呼ばれるような職業で、
日本に6人、7人、そのぐらいでいて、
NHKの海外のレースだとか、
日本のアスリートカムのレースだとか、
日本のアスリートカムのレースだとか、
それこそUTMBだとか、
ああいうレースを撮影するとなると、
我々が出て行って撮影するような、
そういうような感じになります。
伊向も長らくお世話になっているというか、
僕らの撮影側でも、
選手がどこにいるのかとか、
一瀬圭介
そういったことについて、
見させていただいているというような感じになります。
一瀬圭介
最後にもう一個あるとすれば、
私自身もアスリート活動をやっていて、
いろいろなメーカーさんのサポートを向けながら、
アラスカとか北欧とかの超極端地の冬ですね、
冬のアスリート活動をやっていて、
アラスカとか北欧とかの超極端地の冬ですね、
マイナス30度とかマイナス40度ぐらいになる
極端地で行われるウィンターウィルダンエースレースという、
全てを時給時速で行う何百キロという距離のレースですね。
その中でも自転車のカテゴリーで、
私は毎年レースに出場していると、
そういうような感じになります。
近藤淳也
普段からグレートレースとかで、
一ノ瀬さんの映像を見ている人も多いですよね。
僕はランプラストレールで結構名前をよく拝見していて、
写真とか映像もありましたよね。
そうですね。
名前入っているなと思って見てはいたんですけれども、
確かにそういうカメラマンとしての一ノ瀬さんというのは存じ上げていたんですが、
それが今回アダタラの施設の代表になられたということなんですね。
そうですね。
一瀬圭介
私たちが3年くらい前までは東京に住んでいたんですけれども、
今、福島県の上りに来られた方もいらっしゃるかもしれませんが、
日本百名団の一つにも数えられるアダタラ山という山があって、
それのすぐ登山口の5分くらい車で下ったところに、
ダケ温泉という山岳の岳という字を書いて、
ダケ温泉という温泉地があるんですけれども、
そこに移住したこともあり、東京にいたときは撮影だとか、
先ほどおっしゃられたランプラストレールとかも含めて、
スチール映像の撮影とかっていうのは多かったんですけれども、
今、半分以上、もしかすると半分以上ですね、
この地域のための仕事をいろいろやるようになっていて、
今は環境省さんと一緒にいろいろ国立公園のプロジェクトを
民間として進める受け口として私が動いているというような、
ざっくりと言うとそういうような感じになります。
アダタラ自然センターというのは、
近藤淳也
運営としては公的な施設なんでしょうか、それとも民間?
民間ですね。民間の3社、旅館宿泊業を持っている宿、
一瀬圭介
うちが宿泊業をしているので、
温泉旅館もやっているんですけれども、その温泉旅館と、
あとは旅行会社と、あとはそういうプログラムを、
アウトドアのアドベンチャープログラムを作る会社、
その3社が一緒になって、ワンストップでこういうような
トレイルのイベントですね、こういうレース形式のものもあれば、
公衆のイベントもあって、
またロングトレイルを運営したりだとかっていうのに加えて、
それを旅行商品として国内外に売っていこうということ。
あと、ロングトレイルってなってくると、やっぱり宿泊っていうか、
そういったものも伴ってくるので、センターとして、
宿も同時にやっているような状態で、飲食、宿っていうのも
同時に提供できる施設として、アダタラ自然センターを
温泉旅館の中に作ったっていうような感じです。
近藤淳也
いいですね。ワンストップで使えそうで。
一ノ瀬さんは、もともとそちらのエリアには縁があったんでしょうか。
一瀬圭介
私はもう、いわゆる福島でいうと東日本大震災がありましたけれども、
それの前からもう十数年になりますよね。
私の個人的なトレーニングの拠点として、
福島県のエリアの中にあるアダタラ山というのが
その中から割と簡単にアクセスできるっていうこともあって、
このバンダイサヒ国立公園、新潟、山形、福島にまたがっているんですけれども、
特に福島のエリア、山でいうとバンダイ山、
あとアズマ山、アダタラ山って3つの百名山、
3つのパツカ山が並んでるんですけれども、
本当に好きな山々でしょっちゅうこちらに来たり、
あと仕事、いろいろな映像の撮影の仕事があったときに、
映像プロデュースみたいにやっていたので、
そういうウェブのCM撮るみたいな形になったときに、
ロケ地として私がこちらに誘致してたこともあって、
いろいろ震災後ご縁があったり、
イメージンシー技術だとかそういうのを教えるっていう仕事も含めて、
かなり頻繁に来ていたので、そういった意味で第2のふるさとというか、
ほぼここ最近では第1のふるさとになってたっていうような場所で。
近藤淳也
なるほど。今回ロングトレイルも策定されたということですけど、
このルート自体もジャイツノゼ3が策定されているんでしょうか。
一瀬圭介
そうですね。100%そうで、
テーマとして移住する前からなんですけれども、
このエリアっていうのは東京からとか仙台からとか大きな都市から
割と来やすいっていうこともあって、
いわゆる言葉で言うと登山っていうふうな認識で山に降ると、
いわゆる頂上がピークというか、実際のピークであり、
その人のモチベーションとしてもピークだと思うんですけど、
そうされちゃうと結局下山してきて、
帰ろうと思ったら帰れちゃうので、関東のほうでもね、
日帰り温泉ぐらいには入ってっていう人はいるんですけれども、
なかなか宿泊に結びつかないっていうような、
このバンダイ・アズマ・アダタラ全てにおいてそういう場所なんですけれども、
その登山っていう言葉をうちの会社アダタラ自然センターでは
言っていて、登山は使わずに山旅と言おうということで、
山旅になれば昔の街道と宿場町の関係もそうですけれども、
その日のハイライトは宿場町に帰ってきて、
安達太良自然センターについて
一瀬圭介
そこにたどり着くことで、そこで休んで食事をして、
また次の旅地に着くということで、
頂上は通るかもしれないけれども、それはその日の
アクティビティのピークではなくて、そういう旅として宿場町に着くと、
そこからまた出かけるっていうようなスタイルを取っていかないと、
なかなかそういう街にお金も落ちないし、
あとお金は落ちないってことは旅館だとか商店も含めてですけれども、
その後継ぎがいたとしても、いや俺はここでは商売できないって言って、
大学東京に行きそのまま就職するみたいな、
人が根付かないことになってしまうので、せっかくここまで
山岳文化がずっとあったエリアなので、
次の世代もこういう街が存続することを願って、
こういった観光資源をいかに街の経営資源というか、
そういうものに結びつけるかっていうことを、
近藤淳也
今真面目な話をするとやってるっていうような感じになっています。
そうですね。
私たち関西ですけど、関西にいても知っているような
足立山とかが連なっていると思うんですけど、
そのボルケーのトレールで繋がっているようなトレールを
ボルケーのトレールと観光資源の結びつけ
近藤淳也
繋ぎで歩く方っていうのは今まではあまりいらっしゃらなかったっていうことなんですかね。
一瀬圭介
そうですね。そういうことになりますね。
まず地元の人たちも含めて、
車で反対に登山口まで行けてしまうので、
登山口から頂上っていうのがそれぞれの山の中で
メジャーなルートになっていて、ほぼそこしか行かないんですよね。
どちらかというとバーチカルな登山口から頂上っていうのに対して、
その横移動、トラバースしていくっていうようなことを
ほとんどやってこなかったがために、
道が結構いい場所、要はそこから見える風景が
次の山域に繋がるすごくいい場所なんだけれども、
道としては整備されてなくてよくないだとか、
そもそも地元の人たちも知らないというかね、
一部の人しか知らないみたいなところもあって、
私は業館を大切にしようという、要は文章でいうところの業館の部分を、
今回このボルケーのトレールっていうところを使って
開発していこうって言っていて、その業館に何があるかっていうと、
この辺、カツカザン、若いカツカザンがいっぱい並んでいるので、
各業館には温泉地があるんですよね。
有名な温泉地も含めてあるんですが、
そういったところもうまくつなげていけば、
トラバースがかなり面白いものになるんじゃないかっていうのが、
私の構想であり、
私とかは元々長い距離をトレーニングとして移動してきたので、
このトラバースにこそ、
その3つの百名山、3つのカツカザンでありながら、
そうやって呼んでしまうと同じね、
そういう称号なんですけれども、
それぞれの歴史が違うので、
それを味わうにはやっぱり横移動してもらうっていうのが、
一番効果的なんじゃないかということで、
世界にこれを打って出るには、
ロングトレイルという形でつなげる必要があるんじゃないのっていうのが、
元々の誇りというか、コンセプトではあったんですよね。
近藤淳也
なるほど。
じゃあ本当にこれをきっかけに、
つなぎで歩いて地元にもしばらく滞在されるという方が増えるといいですね。
一瀬圭介
そうですね。
それを目指していますし、
そのためのプラトンとして、今地図を作っているんですよね。
皆さんもよくご存知のパミノ地図といえばっていうので、
山の地図あると思うんですけれども、
やっぱり毎年年度が更新されているとはいえ、
もう今現在ない登山道がいろいろ書かれていたり、
逆にもうこれやぶで通行できませんみたいなので、
コースタイムも書いてない道も、
今現在は整備されていて通れたりだとか、
あとは今もう完全にない登山口が書いてあったりだとか、
これではお客さんをそういった旅として
お迎えすることはなかなか難しいなということで、
あとは車の時代になっちゃって、
だいたいコースタイムも含めて登山口からしか書いてないんですけれども、
今私が言っている山旅というコンセプトからすると、
宿場町、ここで言うと温泉街までどうやって歩くのが一番いいか、
トレイルも含めてですが、
舗走路だとしてもどこを通るのがいいのかとか、
そういうのも含めた少しワイドな地図というか、
登山地図では載ってない情報を盛り込んだ、
今地図を作っているというような感じなんですよね。
近藤淳也
その地図を作るためには、
一瀬圭介
情報を整理していかなきゃいけないし、調査しなきゃいけない。
少なくとも2年以内、目指すは1年以内に、
我々が全部歩いて調査している内容を地図に落とし込むということを
コンセプトにしているので、
そういったことをやるには何かしらイベントを組んで、
それをやる理由というか、
理由づけとか、あとはもう少し言えば、
そこにお金がかかわらないとなかなか経費も出ないというところもあって、
そういうことも含めて、
今日こうやって頂いたVolcano72っていうのも、
その一つのイベントとしてやりつつ、
そうやって出場される方々からも、
どこが良かったよ、どこが悪かったよっていう道も含めてですけれども、
いろいろ情報をね、
僕らも調査してはいるものの客観的な視点でいろいろ見てもらって、
みんなでそこを利用する人たちみんなで、
それこそレースみたいなものだとか、
イベントに参加する人までもが、
このトレイルを作っていくっていうのがコンセプトなので、
そういうような取り組みをまさに始めたという形ではあります。
なるほど。
じゃあちょっとレースのことを伺っていきますか。
Volcano72イベントの概要
桑原佑輔
そうですね。今お話にも挙がっていたVolcano72について、
伺っていきたいと思うんですけれども、
具体的に今回はどういった大会というかイベントだったのか教えていただいてもよろしいでしょうか。
一瀬圭介
今まさに話したものがプラットフォームにあるんですけれども、
そのVolcanoトレイルっていう新しいロングトレイルの構想がベースにあって、
ルートも実際に線でかけるようなルートを用意はしているんですが、
それをある程度見越した上で、
普通はトレランレースっていうと、
茨城城でもしっかり登山道の上を線が描かれて、
そこをみんなたどっていくような形になりますけれども、
いわゆるオリエンテイリングとのサイブリッドというか、
ロゲーニングとかオリエンテイリング大会とかっていうと本当にね、
ある程度限られたエリアで、
1枚2枚の地図に落とせるぐらいのエリアで行われると思うんですけれども、
実際今回行ったのが、チェックポイント方式なので、
どこを通るかは自由なんですよね。
なので、何キロとははっきりは言えないんですけれども、
おおよそ想定、私が思っている想定ルートをたどってくると、
240キロ強、ある程度、
歩かなきゃいけないっていうようなルートになって、
累積も1万3千メーターぐらいになるんですが、
その中に今回46箇所ですかね、
チェックポイントを設けて、
それを事前に、
もう2週間3週間前からチェックポイントを参加者の人たちに開示して、
それぞれのチェックポイントを、
自分たちなりの地図を作ってきてくれっていうところから、
始まるような大会なんですよね。
なので、ルートが与えられると思うなよっていう感じで、
それこそ自分で作ってこい。
さらに無補給、
要はノンサポート、ノンストップ、ノンマーキングなので、
一切、ある意味取れるというか、自然に負荷は与えてない。
かつ、やっぱり結構、
水を取る場所とか食料を取る場所っていうのが、
極めて限られるので、
それぞれの参加者っていうのが、
要は事前にものすごい調べるんですよね。
温泉旅館、降りるチェックポイントになっている温泉旅館で、
何時からコーヒーとか、
何か食べ物が提供されるのかだとか、
あとは選手によっては今回出た、
今回ほとんどがトランススタバンアルプスレースを完走しているか、
出ているような人たちを限定である程度、
集めたんですから、
そういう人たちがどういう調べ方をするのかなっていうのも、
少し注目はしてたんですけども、
Googleマップでこと細かに想定、
自分がここ通るだろうっていうところを全部、
画像で見て、自販機があるとかないとか、
見なかったらなかったで、
安達太良自然センターの山岳イベントの概要
一瀬圭介
何か建物の中にあるのかみたいなところも調べてて、
結構みんな電話したらしいんですよね。
日帰り温泉の中に自販機ありますかみたいな、
何時から使えますかとか、そういうのも含めて、
結構みんな下調べしたみたいで、
でかい温泉地、有名な温泉地でも、
一人が調べたら道路上にほぼ自販機がなかったらしいんですよね。
なんでなんだって後で聞かれたんですけれども、
そこはものすごくイオウセンで有名、
温泉地は政府も強くて有名な温泉地なんですけれども、
建物の外に自販機とか金属のコンピューターものを置いておくと、
全部腐食してダメになっちゃうんですよね。
なのでその温泉地とかは、
全部自販機とかあったとしても建物の中に入ってたりして、
そういうようなトラップも含めて、かなり僕らは、
知ってるがだけにチェックポイント方式にするがために、
いろいろこっちではここはちょっと迷うだろうなとか、
ここはどうなるかなみたいなのをいっぱい仕込んで、
それに挑戦してもらった。
だから当日スタートして72時間以内に帰ってこいっていうイベントなんですけれども、
72時間以上それの手前に、
72時間では調査しきれないぐらい、
みんな地図を作るっていうところからやってもらってるイベントなんですよね。
近藤淳也
いやー面白いですね。
ということは、あんまり公式運営からの情報提供っていうのはそんなになくて、
自分でどこで何が補給できるかとか、
どういうルートがあるかも調べないといけないっていう。
一瀬圭介
そうです。
なのでみんなアプリとかも使ったり、
みんな最近の電子アプリなんだっていうと、
夏は出てるけど冬はね。
そういうのもみんなすごく調べて、
そういうのをいっぱい情報として集めてきてるっていう。
ほとんど歩いたことある人はいない状態でしたよね。
初見のみんな状態でスタートした。
かつどういうレースなんだっていうことから言えば、
特徴としては2人1組。
1人ではなくて、ペアでしかエントリーできないっていうようなことで、
やっぱり安全性のこともそうですし、
2人での共同装備と安全性のルール
一瀬圭介
やっぱり1人だとできること、
いい意味でも1人だと早くも早くもいける場合もあるんですが、
2人だとやっぱり2人の体調だとか、
それこそね、
やっぱり自分の体調とか、
1人が具合悪くなれば置いていくわけにはいかないので、
必ず見える範囲で行動するっていうのがルールなので、
そういった意味ではより難易度は高まる。
240キロではあるんですけれども、
2人っていう縛りを設けることによって、
良くもなるし、悪い場合はすごくその人、
具合悪い人に引っ張られるっていうことも含めて、
でもその人たちは思いやるっていうことも含めた、
山遊びの根源的なところが、
もうちょっとこういう山岳イベントであるんじゃないかな。
かつ共同装備、いわゆるね、
ソロだと1人で全部持たなきゃいけないものを、
いわゆる冬山もそうですけれども、
2人でやることによって共同装備として持っていけるっていうものもね、
いろいろ考えるようになるので、
ある意味これはトレイルのイベントでもありながら、
やっぱりもう1回こういう山岳というかね、
山の安全とか、山の遊び方のあり方みたいのを見つめ直すために、
地図から作ってくれっていう、
そういうようなイベントにしてるっていうのが、
近藤淳也
大前提にはなります。
面白いですね。すごく新しい形式ですね、これは。
一瀬圭介
なので、このイベントを作っているのは、
私がプロデューサーをやりつつ、
トランスジャパンアルプスレース、あのレースを3回完走している
天宮さんっていて、去年、前回ですか、
前回のトランスジャパンアルプスレースでは、
私のその並走撮影のサポートとして、
ずっと後ろについてきてもらったんですけれども、
その天宮さんが今、福島に住んでいるので、
その2人でいろいろ話しながら、
山岳イベントっていうのはこういうあり方なんじゃないかっていうのを
ちょっと模索しながら、
撮影側で私はトランスジャパンを知ってたり、
海外のレース、今までずっと撮影で見てきて、
天宮さんもトランスジャパン3回出ているということは、
いろいろそういう経験をしている中で、今後、
今あるレースを他のレースを否定するわけじゃなくて、
いろんなレースがある中で、新しく何か作るのであれば、
この時代にこういうことなんじゃないかっていうのを、
今ちょっとやろうということで始めた感じではあります。
近藤淳也
前半はボルケーの72が始まるまでのお話を伺いました。
後半は大会が始まった後の実際の様子について聞いていきます。
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