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2024-03-21 52:37

Nagano Grand Circleについて塚田晃ニさんにお話を伺いました!

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IBUKIの近藤と桑原が、Nagano Grand Circle主催の塚田晃ニさんにインタビューを行いました。Nagano Grand Circleは3月16日と17日の2日間にわたり、長野県で開催されました。今回で4回目の開催となります。ロングレースを完走経験を持つ45名の選手が出走しました。

今回のインタビューでは、Nagano Grand Circleが開催される経緯やこれまでの大会の振り返りについて話しました。

さらに、今回の大会の大きな特徴であるレース終盤での読図区間にも触れました。レースの様子や塚田さんのレース運営への考え方が垣間見える内容です!是非お聴きください!

Nagano Grand Circle

スタート前の集合写真(塚田さんより提供)
レースの様子(塚田さんより提供)
レースの様子(塚田さんより提供)
塚田さんと優勝した竹村さん(塚田さんより提供)

サマリー

塚田晃ニさんは、長野県で開催されているNagano Grand Circleについて話しています。この草レースはTokyo Grand Circleの姉妹レースとして始まり、雪の多さや読図区間などの特徴があります。現在のNagano Grand Circleは、200マイル以上の距離を走る精鋭の選手たちが集まるレースです。参加者数は限られていますが、今年は45人の選手が出場しています。大会では予定通りの展開となり、選手たちは計画どおりの時間でレースを進めています。難しいコース変更や選手の装備についても計画的に対応し、全体的に順調なレースとなりました。大会運営の挑戦やスタッフファーストの考え方も取り上げられています。また、最後の順位争いで順位を上げた竹村さんと横田さんの読図ルート選択も注目されています。Nagano Grand Circleに興味がある方に向けて、フェイスブックで友達申請をするように呼びかけがなされています。

Nagano Grand Circleの始まり
桑原佑輔
IBUKI STATION。桑原です。近藤です。IBUKI STATIONです。こんにちは。今日はですね、
近藤淳也
Nagano Grand Circleの塚田さんにお越しをいただきました。はい、こんばんは。 こんばんは。この週末に、長野県でNagano Grand Circleという
100マイルレースですかね、が行われまして、大会が終わったばっかりの、今日は火曜日ですけれども、主催の塚田さんに来ていただきました。
はい、ありがとうございます。お疲れ様でした。お疲れ様でした。大会の様子をぜひ伺えればと思うんですけれども、
塚田晃ニ
ひとまずどうですか?お疲れは取れましたか?そうですね、まだまだちょっと片付けがいっぱいあって、全然終わってないですね。
近藤淳也
じゃあ、まず大会のご紹介から、順番にしていただいてもいいですかね。
塚田晃ニ
そうですね、長野市で100マイルレースとして開催している草レースでして、特徴としては、もともと東京グランドサークルという大会があって、
それがコロナで、私、越見できなくて出れないということで、代わりに作ったのが、東京グランドサークルの姉妹レースとして作ったNagano Grand Circle。
そうだったんですか?そうなんです。もともと本家があったんですね。で、本家に許可を取って、同じ距離、同じ累積標高で長野で開催するという形で。
近藤淳也
あー、なるほど。始めたんですね。まあちょっと本家もうなくなってしまったので、なんか、なんでグランドサークルって名前なのかっていうのがみんなもうわかんなくなっているような感じですね。
塚田晃ニ
なるほど。塚田さんはもともと長野にずっといらっしゃったんですか?そうですね。はい、地元ですね。
近藤淳也
で、じゃあまあ地元で、まあ県を越えれないんで、長野でもグランドサークルをやろうってことで、始められたのはいつ頃ですか?
塚田晃ニ
えっと2021年ですね。で、あの東京グランドサークル自体もUTMF当時の、あれが中止になってしまったので大体イベントとして開催されていたので、
なるほど。Nagano Grand CircleもUTMFに出れなかった人たちで、長野の近くに住んでいる人たちに招待を出してやろうということで始めた大会ですね。
近藤淳也
そうなんですか。じゃあレイクビアとかと一緒か、最初のきっかけは。そういうことですよね。
塚田晃ニ
ですかね、なるほど。で最初からもう塚田さんが取り入れされてるんですか?そうですね、あの近所の山仲間とかにお手伝いをお願いして、最初はほんと3人で運営してて、選手も最初の10キロだけでいいから参加してくれとかいう感じで20人ぐらいやっと集めて開催したという感じでしたね。
近藤淳也
なるほど。その3人ってのは今も一緒のように運営されてるんですか?そうですね、あの今回も参加していただきました。運営の中心になっている人たちですね。ということは今年が回数で言うと3回目?4回目になります。4回目ですか。
2011、2、3、4で4回目ですね。もうずっと続いてるわけですね。そうですね、おかげさまで。開催時期はいつも3月でしたっけ?
最初はUTMFの日程に合わせて開催したんで4月だったんですね。なんですけど、えっと2022ぐらいですか、あのUTMFが復活したところで日程がかぶらないということで3月に移動して開催という形になりました。
そこからずっと3月の3週目に開催してます。 長野県で3月って言うとどうしても勇気があると思うんですけど、その後ろに行かずに前に行ったのはどうしてだったんですか?
塚田晃ニ
まあ後ろには色々ね、やっぱ出たい大会が皆さんいっぱいあると思うので、まあその第一回で参加者が少なかったっていうのがやっぱりあったんで、その参加者多くするには大会のない時期かなということで3月と最初は思ってましたね。
近藤淳也
それはじゃあもう最初から3月に行けば勇気はあるだろうけど、そこはもういいだろうというご判断だったんですかね?
塚田晃ニ
いや、そこまで正直思ってなかったですね。勇気もうちょっと少ないだろうと思ってたんですけど、なんかそうですね、毎回勇気にたたられてますね。
近藤淳也
もうはい、僕はあの、雪のレースっていう印象ですけど。
塚田晃ニ
そうですね、ちょっともう雪のレースになってしまってますね。
近藤淳也
じゃあ、あえてそうしたんじゃなくて、そんなに勇気はないだろうと思ったのに毎年結局雪になってるっていうのが実態なんですか?
塚田晃ニ
まさに、まさにそういった感じですね。
桑原佑輔
ちなみになんですけど、日程変わられてからどれぐらいの頻度で今雪になってるんですか?
塚田晃ニ
第2回は雪でコース変更、第3回は雪がないのに当日大雪、第4回はもう全域で大雪です。
近藤淳也
ですよね、結局雪ですよね。
塚田晃ニ
結局そうですね、3月に移動してから全て雪ですね。
大会の特徴と変遷
近藤淳也
なるほど。ちなみに塚田さん、長野のご出身ですか?もともと。
塚田晃ニ
そうですね、ここは地元ですね。
近藤淳也
じゃあ、その3月の雪の多さとかはもうご存知ではあったんですよね。
塚田晃ニ
そうですね、まあでも、こんなに毎年多くないですね。レース開催する前はここまでじゃなかったですね。
2023年大会は実際はもう全域で雪ゼロだったので、
桑原佑輔
そうかそうか。
近藤淳也
ただ当日に降ってしまったという。
なるほど。他なんか大会の特徴としてはどういう特徴がありますか?
塚田晃ニ
大会の特徴としては、一番最初の頃はやっぱりその東京グランドサークルっていうすごい厳しい、累積が1万以上ある厳しいレースだったので、
どうしてもこっちも厳しくしないといけないっていう思いがあったので、やっぱり当初はもう累積が1万を超えるような厳しいコースにしてましたね。
近藤淳也
今はそれと比べたらどうなんですかね?
塚田晃ニ
そうですね、昨年あまりに厳しくて、これはさすがにちょっとレースとして成立してないなと思ったので、今年はちょっと大幅に
難易度を下げて、もう少し乾燥する人を出してあげたいと思ったので、少し今回は累積去年1万400だったのを8000まで減らしました。
近藤淳也
そうなんですね。そこはもう少し乾燥者出そうっていう意図があったってことですけど、去年の乾燥者が何人ぐらいでした?
塚田晃ニ
えーと15人ですね。
近藤淳也
あー15人か。
塚田晃ニ
50人で15人ですね。
近藤淳也
じゃあ30%ぐらいだったんですね。
塚田晃ニ
そうですね、ただ一応特殊ルールで、しんどい人は距離短縮してもokというルールにしたので、それを入れて15人なので、実際にはもっと少ないですね。
近藤淳也
なるほどなるほど。じゃあそういう経験も踏まえて、累積を少し減らした今年の大会ですけど、今年の特徴っていうのは何かあったんでしょうか?
塚田晃ニ
はい、そうですね。僕自身一度やってみたかったというのがあって、読図区間を加えたかったんですよね。
24時間眠らず走った後に独自したらどうなるんだろう?ということで、レースの最終盤に読図区間を持って、
実際にメンバーを見ても分かる通りOMMだったりとか独自のスペシャリストが結構な数参加してるので、
そういった方々も読図区間があったら楽しいだろうなということで。
なるほど。ですね。あともう一つ独自を加えたのは大きな理由があって、メンバーを見てもそうなんですけど、TJRに関連する方々が結構いらっしゃって、
で、中でもやっぱりTJRこれから目指してるっていう選手たちが多いんですよね。で、TJRを目指してるんだけど、
独自、あの選考会でも独自があるんですけど、独自はやったことがないという方も結構いらっしゃって、
まあそういう人たちのために一応あの独自ってこういうもんだよっていうことを知ってほしい っていうところですかね。
これ、この独自ができないとちょっと本番厳しいよという意味で、TJRを目指しててかつ独自の経験が少ない方にちょっとやってほしかったっていうので入れたっていうのが今回の一番の理由ですね。
近藤淳也
なるほどなるほど。その元々コースマーキングとかはあったんですかね? 通常のコースは。
塚田晃ニ
コースマーキングは元々なくて市街地などと同じGPXのみで進むので、それでも十分に進めるんですけど、読図区間に関してはもう
ナビゲーションツールも一切禁止で、TJRの選考会に近いような内容にしようと思って作ったという感じですね。
近藤淳也
じゃあ元々コースのマーキングはなくて、GPXファイルを見ながらセルフナビゲーションでコースを辿るっていう大会だったけれど、
さらに読図区間が今回加わったっていうことだったんですね。 そうですね。
それでなんですかね、割と元々結構そういうOMMでられてる方とかが多かった印象なのは、そういうセルフナビゲーションとかに惹かれてこられてたってことなんですかね?
塚田晃ニ
というわけではない。最初は独自が特に必要なかったので、僕があまりたくさんレースに出ていないので、どうしても知り合いが限られてしまうっていうそれだけの話ですよね。
OMMとか、そうですね。独自レースはちょこちょこ出るので、そういった知り合いが多かったというだけですね。
近藤淳也
それでなんですね。でもどうでしょうね、出られてる方、地図読み好きな方がちょっとそのマーキングなしっていうのに惹かれてるような気もしなくもないですけど、どうなのかな。
読図区間の詳細とルール
塚田晃ニ
いや、そうは言ってもマーキングなしよりもやっぱりナビゲーションツール使用禁止の方が魅力的なので、
基本的にGPXがあったら地図読みできる人たちにとっては何も面白くないですよ。
そうですね、線を線の上辺りにたどるだけですからね。
近藤淳也
はい、そしてそのじゃあ今回初導入となった読図区間についてちょっと詳しく教えていただいてもいいですか?
塚田晃ニ
今回は読図区間だいたいフルコース走ると30キロ程度で、当初35キロから40キロだったんですけど、読図区間スタートする時点で選手たちのあまりの疲労っぷりにその場でルールを変えて、
ちょっとあの35キロ30キロぐらいに短縮して、えーとね25個のチェックポイントがコース中にあって、そのうち20個、20箇所の写真を撮ってゴールへ向かってくださいというルールだったんですね。
近藤淳也
なるほど、じゃあOMMで言うとストレートではなくてスコア的な感じですか?
塚田晃ニ
スコアに近いですね。ただそのどれを選択するかは自由なのと、20個さえ撮ればどれでもいいので、まあどちらともちょっと違うルールですね。
近藤淳也
順番は自由なんですか?
塚田晃ニ
そうですね、ただちょっと厳しすぎるということでまあ本番で15に、20から15に減らして実際には、そうですね。
近藤淳也
じゃあ25個のポイントのうち、15個の写真を撮ってこればOKというルール。
塚田晃ニ
そうですね、で、えーと撮り忘れや撮り間違いが1個につきペナルティ30分。
近藤淳也
なるほど、じゃあ15に満たない場合は30分ずつ加算されていくっていう。
塚田晃ニ
そうですね、で、まあ当初20個だったんで、あの中には20個をやりたい人もいるかもしれないと思ったんで、あの15個以上を撮った場合は1つにつき30分のタイムボーナスという感じですね。
近藤淳也
それでボーナスでマイナスの方がいたんですね。
塚田晃ニ
そうですね。
あの3位に入られた福島さんはマイナス2時間半ってなっていたんで、どういうことだろう?
彼はまた別の理由で、あの短縮コース、途中であの雪が激しすぎて、コースレース中にも何箇所かカットしたんですね。
それを彼だけあの説明を聞かずにフルコース行ってしまった。
ちょっと理由が、そっち。
彼だけ何十キロ、何十キロか余計に走ってるんですよ。
近藤淳也
そういう意味なんですかこれは。
桑原佑輔
なのであのちょっとさすがにかわいそうということで、あのボーナスをつけました。
近藤淳也
なるほど、あのちょっとね、IBUKIで100マイルレースいろいろさせていただいてますけど、これだけ皆さんのログが違うレースは初めて見ました。
塚田晃ニ
そうですね、終盤面白かったですね。
桑原佑輔
もう皆さんいるところが違うんですね。
近藤淳也
ですよね、こんなにこうルートが暴れる100マイルレース初めて見たんですけど。
塚田晃ニ
そうですね、結局同じルールでも選択次第であれだけ変わるんですよね。
近藤淳也
なるほど、その独着間のそのポイントというかその地図というのはいつ配られるんですか。
塚田晃ニ
もうあの独着間のスタート地点に到着したところで配られるんで、選手たちは着くまでもう何がどんなルールかも何もかも知らされてないという感じですね。
近藤淳也
じゃあそのスタートではなくて、その独着間が始まる、えっとこれは100キロぐらいですか、もっとか。
塚田晃ニ
125キロ地点あたりですね。
近藤淳也
125キロ走った時に初めて、そのここから何をすればいいかがわかるっていうことなんですか。
塚田晃ニ
そうですね、その場でルールを決めちゃう。
桑原佑輔
いや、頭回らないんじゃないですか。もう疲れ切ってますよね。
塚田晃ニ
やっぱそれが今回ものすごく面白い結果を生んだので、必ずしも独図ができる人が今回は結果を出さなかったっていうのが面白かったですね。
近藤淳也
それはどういうことだったんですか。
塚田晃ニ
ご存知の通り、帝王と呼ばれる矢岸田さん、OMMのチャンピオンの方がいらっしゃるんですけど、
当然独図区間に入ったら水を得た魚でトップを取ると思ってたんですけど、
トップどころか上位に入ってないんですよね。むしろ判断ミスをしているぐらいの。
近藤淳也
そうなんですよ。結局独図で上位に入ったのはみんな体力で上回る人たちっていうんですよね。
塚田晃ニ
考える余裕がまだ残っていた人たちが、より正確に地図を読んでゴールへ向かったっていう。
近藤淳也
じゃあ矢岸田さんはちょっと普段の独図の力が出し切れなかったっていう感じだったんですか。
塚田晃ニ
そうですね。ほとんど出せていなかったという感じですね。
近藤淳也
すごい。あの、なんかお一人チャウス山の方に行かれてたと思うんですけど、そこが大回りだったっていうことなんですかね。
塚田晃ニ
結局独図の時点では標高の低い山を中心に回ることでスムーズに回れるだろうという判断をされたんですけど、
実際のところは距離を最短にする方が、高低差を増やして距離を最短にする方が今回早かったので、
高低差を減らして距離を伸ばすっていう方が遅かったんですよね。そちらの判断ですね、上位の3人は全員
距離を重視して距離が短くなるルートを選んで勝ったという感じでしたね。
近藤淳也
なるほど。すごい。面白いですね。それはやっぱり疲労だったんですかね、要因として。
疲労だと思います。やっぱりもう、すごい疲れてるように見えたので。
塚田晃ニ
で、やっぱりそれほど独図が得意だと思ってなかったやっぱり上位の選手がそのまま独図も上位だったっていう。
1位の方が独図タイムもトップだったんですよね。 ああ、竹村さん。
そして驚いたのが、ベストルートなんですよ、おそらく1位の方が選んだ。
近藤淳也
これが多分今までの独図のレースでは起きなかったことじゃないかな。 ああ、そうでしょうね。
普段はもう100%元気な状態からスタートですね。 そうかそうか。
塚田晃ニ
そうですね。 じゃあ疲労の方が要因としては効くってことが分かったっていう。
疲労が、びっくりしましたね。こんなにレースを採用するのかと。 疲労が溜まってるのならではとしては、
上位を争っている選手が、上位を争っている選手もそうですけど、突然何人かの選手がとんでもない方向を走って行ったりとか。
本来絶対やらない間違いを次々とやってるのが面白かったですね。
近藤淳也
ちょっと、塚田さんはなんかそういう人体実験みたいなご趣味が。
人間は追い込まれると何から壊れていくかみたいな。
塚田晃ニ
このレースに参加している人たちはもうみんなのそういうのをもう経験している方だと思うので、
まあまあこれぐらい厳しいのは覚悟してるよねという感じですよね。
近藤淳也
いやー、いろんな発見をされてますね。人間はどこから弱っていくかというか。
面白いですね。やっぱり独自能力に勝る体力でしたね、今回は。 ということなんですね。
塚田晃ニ
これはトレーラン会でも新たな発見がされたと思います。 いやでも、市街地とかでもそうでしたよね、やっぱりね。
一人で走ってる方々はやっぱり、しっかり睡眠をとっているとか体力がしっかりあるじゃないと、結構派手な間違いをして順位が入れ替わるとかがあったので、それと同じですね。
近藤淳也
そうか、普段の独自能力っていうよりはやっぱり体力の方が効いてくる。 直現状態が効いてくるってことですね。
本当に考えられないようなミスを、コンビニに入って出てきて、もう東西南北分かんなくなって、今何をしてるんだみたいになっちゃって、とんでもない方行っちゃうっていうのは。
塚田晃ニ
そうですね、これでも多分皆さんあるあるだと思うんで、コンビニに入ると方向感覚なくなるんですよ。
近藤淳也
まあちょっと扉の奥は別世界みたいなところがあるかもしれないですけどね。
塚田晃ニ
そうですね、なんで僕はレース中必ずコンビニに入るときはストックを進行方向に向けてから入るんですよ。
必ず出た後は体をこっちに向けろっていう方向へストックを向けて、それをやらないと変な方行ってしまうので、30時間とか経ってると。
近藤淳也
これはすごい重要ですね。 すごい。
塚田晃ニ
すごいですね。 まさにそれが今回起こってましたね。
近藤淳也
とりあえずじゃあちょっとあの独図が面白すぎるんですけど、もう少し大会の最初から振り返っていただいてもいいですかね。
今回ですね。 まず集まられた選手は今回どんな特徴がありましたか。
選手の特徴と参加者数
塚田晃ニ
はい、基本的には普段スタッフをしているトランスジャパンの関連の方々、それから市街地に出場したときの方々、それと主に独図関連ですかね、という感じで声をかけさせてもらって、
なんで選手の半分以上は200マイル以上の距離を、観走経験があるような人たち。
桑原佑輔
すごい、精鋭ですねそれは。 そうですよね、お名前がもう精鋭の方って感じがしますもんね。
近藤淳也
ま、IBUKI的にはよく見る方が多いですけど。 そうです。
そうですね。 人数としては想定と比べてどうだったんですか。
塚田晃ニ
やっぱり上側が非常に厳しい、小人数で回していることもあるので、どんなに頑張っても60人ぐらいしかこちらとしても受け入れられないので、
近藤淳也
もうあの、募集開始して半日ぐらいで止めちゃったんですよね。 じゃあ半日で逆に60人すぐ埋まっちゃったってことですか。
塚田晃ニ
そうですね。 エントリー漏れるといけないからということで、みんな結構頑張って無茶してエントリーしたので、
直前にやっぱDNSになる方も多くて、 それでまあ本番はだいぶ少なくて、こちらとしては助かったんですけど、
近藤淳也
やっぱり50人を超えちゃうとちょっと草レースとしては無理ですね。 ああそうですか。
塚田晃ニ
その辺はどうして。 あ、もう運営サーフが8人ぐらいしかいないので。
すごい。 あの、ワンウィーのレースなんで、リタイアした人が帰れないんですよね。 そうですよね。
近藤淳也
スタート地点まで40キロぐらい離れているので。 じゃあ輸送もあるし、まあチェックポイントの運営とかもあるし。
塚田晃ニ
そうですね。 よく8人で回されます。 何よりリタイアした選手の搬送っていうのがあるので。
近藤淳也
そうなんですよね。その関係でやっぱりこれ以上人数が増やせないですね。 なるほど。
じゃあこれその、もし上限を設けなかったら何人ぐらい来るんですかね。
塚田晃ニ
あーでもいっぱい来ると思いますけど、基本的にはやっぱりあの、
搬送できるというか安全に走れる人しか呼ばないようにはしているので、知らない人は基本的には呼ばないという。
近藤淳也
僕が会ったことある人だけですね、基本的には。 あーそうなんですね。じゃあ基本お声掛けされて受け付けてるってことですか。
塚田晃ニ
第1回第2回とかは参加者が少なかったんで、誰でもいいから参加してくださいという形でやってたんですけど、
やっぱりあの、とんでもないとこ行っちゃう人とか、連絡つかなくなっちゃったまま帰っちゃった人とか、もうめちゃくちゃだったので。
近藤淳也
第3回からもう絶対知り合い以外には声かけないという形にしました。 あーそうなんですね。じゃあ一般公募はされてないってことですか。
キャンセルの多さと出走者数
近藤淳也
え、してないですね。あの知り合いのみでやっております。 じゃあこれを聞いて出たくなったらまず塚田さんと友達になってくれっていうことですかね。
塚田晃ニ
知り合いの知り合いとかで、あのある程度その実力が分かればOKなので。
近藤淳也
あの要は出場している選手がこの人は大丈夫だよと招待していただければ大丈夫ですね。 招待制のパーティーみたいな感じですね。
そうですね。 すごいキツめのパーティーですね。確かに。
今回のカヨーブレイを見た印象としてはどうだったんですか。
塚田晃ニ
いやー、なんか今まで頑張ってきてよかったなという感じでしたがね。 本当になんか、
近藤淳也
選手登録の段階では参加表明された、あの市外シュートレールの1位、2位、4位、5位とずらっと揃ったりとか。 なるほど。
塚田晃ニ
井野さん以外みんな来てくれたので。 確かに。 なんかあの1位と2位の2人、福井さんと大野さんが出たいと言ってくれたら嬉しかったですね。
近藤淳也
福井さんもね、あの先日香港のレース帰ってきた時にインタビューしたんですけど、 この後長野に出ますっておっしゃってたんで。
いえ、もう絶対無茶だろうと思ってました。
塚田晃ニ
そうか、じゃあ結構年々選手のレベルが上がってきているっていうことなんですかね。 そうですね、やっぱり
去年ですか、ランプラストレールに乗って、それで出てみたいと言ってくださった方も多かったりとかですね、やっぱり名前がある程度通ったのはそのおかげもあるかもしれないですね。
100マイルレース特集で全国の紹介された時ですかね。 そうですね、あの後何件かやっぱり出たいという連絡きましたね。
近藤淳也
なるほど、じゃあ結構精鋭メンバーも揃いながらの 選手リストっていう感じでスタートを迎えられたと思うんですけど、
塚田晃ニ
キャンセルが多かったっておっしゃったのは、じゃあ直前に結構DNSがあったんですかね。 そうですね、やっぱりあのインフルエンザもそうですし、
近藤淳也
あのハシカだったりとか、流行り病がわりといらっしゃって、ちょっと驚きましたね。 じゃあ出走者がちょっと想定よりは少なかったっていう
塚田晃ニ
感じでスタートされた。 少なくて助かったという感じですね。 内心に言ってしまうと、多分本当に60人出ていたらちょっと回らなかったかもしれないですね。
48人の選手でスタート
塚田晃ニ
そうですか。出走されたのが42人? 48ぐらいですかね。 48人か、なるほど。 去年も51人だったね、まあこれぐらいですね。
近藤淳也
はい、そして出走を迎えてその後はどんな展開が
待ち受けていたんですかね。 やはりあの雪ですね。
桑原佑輔
僕が下見の段階で、膝上まで雪がある箇所があって、60センチを超えるような。 膝上、60センチ。 膝上、はい。
塚田晃ニ
はい。 なんであのレースの6日前にコースを変更して、
急遽あの標高1000メートルを超えるような場所をほとんどカットしてコース作ったんですけど、それでも本番は800メートルを超えるともうほぼ全域が雪だったので、
最初の30キロぐらいでびっくりするほど皆さん疲れてて、 全然進まないと。
やっぱり足を取られるのと変な筋肉を使うので、 思いのほかこう選手が来ないっていうのが驚きでした。
1000メートル以上はカットして800ぐらいだと何センチぐらいの積雪だったんですか。 800だとまあ10センチ15センチで済むんですけど、
北側の斜面になるともう一気に30センチぐらいになってしまうので、 選手たちが言うには一番雪あったところで膝まであったと。
近藤淳也
すごい状況ですね。それをじゃあ選手は、 チェーンスパイクとかで行く感じなんですかね。
塚田晃ニ
そうですね。基本的にあの選手の皆さんにチェーンスパイク推奨という形で伝えさせてもらったので、
近藤淳也
半分以上の方は使っていらっしゃいましたね。 使わない方もいらっしゃったってことですか。
そうですね。上位は多分使ってないですね。 まあそれだけ生まれば逆に滑りはしないんですかね。
でももう下りはお尻で滑ってきたって方結構いらっしゃいましたね。 逆にその和感と言いますか、その
塚田晃ニ
雪をもっと上に乗れるようなものを使う方はいらっしゃらない。
まあ装備の重さとの兼ね合いで多分逆に不利になるので、 その辺はなかったですね。
近藤淳也
じゃあ意外とそのまま行っちゃう方もいて、それが装備的には全然、 ルール的にはokってことだったんですね。
塚田晃ニ
ストック、チェーンスパイク、軽アイゼンの3つのうちいずれか1つを持っていれば良しというルールだったので。
桑原佑輔
やっぱり上位の選手たちは軽量化のためにストックのみでしたね。 その状況でもストックだけで行かれる方がいらっしゃるんですね。
近藤淳也
上位は多分みんなです。 そうですか。でもまあ防水とかはされるんですよね。
塚田晃ニ
もう本当に上位の方々は本当に荷物ちっちゃかったですよ。 価値に来てるというか。
近藤淳也
でもアッシーは冷たいじゃないですか。 なんかすぐ細かいこと聞きますが、装備的にはどんな格好してみなさん。
桑原佑輔
その膝までの雪があるような道っていうのは、どんな格好で。 いやもう普通に上位は短パンで。
塚田晃ニ
いつも通りでしたけどね。 短パン? ゲーターもなしで。 あ、そうなんですか。足の防水とかもせず。
気温が17度あったんですよ、この日。 あ、そんなにあったかかったんですか。 そうですね、あの熱中症でリタイアした方もいらっしゃるぐらい。
近藤淳也
雪はあるけど熱い。 なのでその、大量の雪と強い日差しっていう条件でした。 ああ、そっちなんですね。
塚田晃ニ
いやー。 そうですね。 それはそれで過酷ですね。 そうですね、だから
近藤淳也
そこで多分みなさん思ったより消耗したんですよね。 なるほど。
なかなかじゃあ選手が来ないっていう中で、どんな展開だったんですかね。 割とみなさん一緒に住んでいったんですか。
塚田晃ニ
基本的にはスタッフが各エイドに配置されている時間というのが決まっているので、その時間に来てもらわないと困るっていうのがあったので。
エイドで働くスタッフにあらかじめお給料を決めてて、この時間以上働かせないというのを自分で決めていたので。 なんでその予定通りの時刻に選手が来るように途中であのコースを何とか変更しました。
近藤淳也
ああそうなんですか。 じゃあスタッフの稼働時間が優先っていう感じの運営なんですね。
そうですね。選手ファーストではない大会なんで。 いいですねそれはそれで。
塚田晃ニ
だから所々ショートカットされている方がいらっしゃるんですか。 そうですね。あと選手によってコースが違うのも、後方の選手はもうゴール後に調整するので、この山を飛ばしてくださいとか
いった形で前後の差が開かないように調整してました。 そうなんですね。すごい。
塚田晃ニ
すごいですね。そういう連絡はどうやってされるんですか。 事前にそのエイドで次のこの区間なしですとか。
なるほどなるほど。 全体のメッセンジャーに流しながら、そうやって個別にも伝えるという形ですね。
近藤淳也
じゃあその何かあったらカットできるのはこことかっていうのは事前に塚田さんの中ではシミュレーションみたいなのがあるんですか。
塚田晃ニ
あ、そうですね。もうここをカットすると何時間前後の差が縮まるとか、そういうのはもうあらかじめ分かっているので。
近藤淳也
なのでほとんどのエイドがあの想定時間の通りに、ほとんどというか全てですね。 想定時間通りに来てくれたので。 素晴らしい。
なんで残業代を払わずに済みました。 スタッフとしてありがたいですねそれは。
そうですねやっぱりちょっとね、無理をしてもらっているので。 なるほど。
そんな中で第1エイド竹村さんが 最初から1位で来られてますけどこの辺は想定通りでしたか。
塚田晃ニ
そうですねもうあの メンバーの中では一人もう桁違いの強さだったので、まあおそらく最初から最後まで
先頭で行って独図でどうなるかなという感じでしたね。 独図がそんなに得意ではないと言ってたので。
じゃあ実力的には多分トップで来るだろうっていう予想通りだったっていう。 そうですねもう間違いなくという感じで。
近藤淳也
そこに牧野さん、福島さん、阿部さん、川端さんと続いてますけど。 この辺はどうでした。
塚田晃ニ
もうほぼほぼその通りというか。 上位のそうですね5、6人はもう全部想定通りの順番というか。
上位選手の予想通りの走り
塚田晃ニ
最終的に竹村くん、牧野さん、阿部さんが上位3人が争う
近藤淳也
後ろからその独図で福島くんが絡んでくるんじゃないかという想定だったので。
塚田晃ニ
じゃあほぼ予想通り。 そうですね上位の方々は本当にあの実力通りに走られたんじゃないですかね。
近藤淳也
福井さんはもう多分相当疲労も溜まってるだろうし、中盤までもはいけないだろうと思ってたので。
塚田晃ニ
すごいですね。いろいろなものが想定通りに動いていく。 福井さんにはレース中にも無理しないでくださいしか言うてないので。
近藤淳也
塚田さんはなんかその冷静な見立ては何譲りなんですか。 そういうお仕事なんですか。
みんな知り合いだからですよね。あの想定がある程度効くのと。 市街地の時もそうですけどちゃんとプラン組むのが好きなので。
なんかそういうお仕事なんですか。 計画通りですね。いや特に関係ないです。
いやでもだいぶ、いろんなタイプの運営者さんいらっしゃると思うんですけれども。
むしろその想定外を楽しまれているようなタイプの方もいらっしゃると思いますし、そういう中でかなりその予定通りの時間に収めようとするっていうものへの
塚田晃ニ
正確さと本当にそこのこだわりっていうのはかなり高いんじゃないかと思うんですが、それははい。
近藤淳也
個人的にあの会社を経営しているので、あの人を雇う立場として絶対にその労働時間を守るっていう。 大事。なるほど。
そこですね。絶対に時間外勤務をさせてはいけないというのが。 100マイルレースで、100マイルレースでその残業をなくそうみたいなのが面白いですね。
そうですね。本当にじゃあさっきのお給料っていうのは冗談じゃなくて、やっぱりその働いている皆さんがちゃんと予定通りの時間で終えられるようにっていうのを優先されているっていうことですね。
そうですね。で、普段からその会社経営でそういうことを意識されて経営されているってことなんですかね。
そうですね。あのしょっぴかれちゃうので。 ちなみにどんな会社なんですか。
美容室を経営していて、15人ぐらい社員がいる美容室ですね。 結構大きいんですね。美容室。
塚田晃ニ
長時間勤務で有名な仕事なので、やっぱその辺は厳しくちゃんと時間を守るように。
桑原佑輔
今時の感じですね。 なるほど。100マイルとその時間通りってのがかなりかけ離れてる感じですね。
近藤淳也
そうですよね。基本ね、いきなり膝まで息があったりとかっていう、想定外だらけなはずなのに、時間管理だけは想定内で収めていくっていう。
桑原佑輔
結局だから、当初の先頭の選手の予想のゴールタイムと、最高尾のゴールタイムと、エイドの通過タイムは全部無理やり予定通りに調整したという感じですかね。
塚田晃ニ
いやー、びっくり。
近藤淳也
なるほど。 じゃあ、あれですか、その
中盤、後半も大体全部予定通りって感じですか。何か塚田さんの予期せぬこととかトラブルとかってなかったんでしょうか。
塚田晃ニ
大丈夫でしたね。全てのエイド、何時から何時に入ってくれの中にぴったり選手が収まったし、
まあ、およそ皆さん実力通りに力を発揮してたので、 リタイアの人数だけはどうしても読めないですけど。
そこはどうでした?そのリタイアの数は今回は想定と比べて。 あ、やっぱり前回の反省もあって、難易度を下げたのでだいぶ少なかったですね。
近藤淳也
ああ、そうですか。 じゃあ、その序盤、勇気が深くてなかなか進まなくてっていうのはあったものの、去年に比べれば結構な方が
塚田晃ニ
完走率が高かったってことですかね。 そうですね。そうですね。半分以上の方が完走されたので。
完走率の向上と計画的な運営
近藤淳也
えーと、今回は26人。そうですね。 完走者になってますけど。なるほど。
じゃあ、なんかあれですかね、全部想定通りでしたみたいなお話ですか? レース中は。
塚田晃ニ
まあ、そうですね。いつもそうでありたいですけど、 市街一周トレイルの時とかもね、細かく計画組んで95%ぐらいは計画通りでした。
桑原佑輔
あ、そうなんですか。 そうですね。ほぼほぼ想定タイムと寝る場所とかも全て計画通りやってました。 えー、知らんかった。その計画性はどこから来るんですか?
塚田晃ニ
かなり正確じゃないですか。 いや、計画通りにやらないと会社潰れちゃうからですよね。
近藤淳也
いや、でもね、市街一周なんて、あんだけ長かったら予定外のことだらけなはずだし、予定通りに行った人そんなにいないんじゃないですかね。
塚田晃ニ
まあでも、あの距離を個人でやったことがあったので、それほど計画的には難しいことではなかったんで。 へー。
過去にやったことあればまあ大丈夫ですよね。 だからこの大会もその、やっぱり4回目にもなると、こうだんだんだんだん選手の特徴だったりとかがわかってきたので、その辺が運営に活かせたという感じですね。
近藤淳也
なるほど。 じゃあちょっと塚田さんすごいですね。
いやーすごい。 新しいタイプですね。
いやー、改めて今回聞けてよかったと思います。 うん、確かに。
塚田晃ニ
ちょっと塚田、いつもの運営者、やっぱ他の大会の運営者さんと比べなくてもいいですけど、これだけなんか。 他の運営者さんの話聞いてみたいです。
いろいろ。 いろいろ方いらっしゃるんですね。
近藤淳也
いや、いろいろですよ。 コースは変えられないものだっていう想定の方がやっぱ大会が多いじゃないですか。
大会運営とスタッフファースト
近藤淳也
ああ、はいはいはい。 だからその時間調整しようにも、やっぱ悪天候でその進行が当初の予定より遅くなって、
どうしても営業の開設時間が延びるとか、そういうことはあったりするんで、 まあそれを受け入れてる大会が多いんじゃないかと思いますけどね。
その関門はあっても、やっぱり進行が遅くなって2時間ぐらい、どうしても関門後もスタッフが待ってなきゃいけないとか、そういうのはよくあることだと思います。
やっぱり僕はスタッフファーストで。 っていう感じなんですよね。
そうですね。選手には申し訳ないですけど。 いや、いいんじゃないですかね。
桑原佑輔
いいと思います。大会運営ってね、かなりスタッフの方にも負担というか、かかる場合ありますからね。すごい。
塚田晃ニ
そうなんです。結局スタッフがまたやりたいって思わない限り、レースってね、そうやってなくなっていたレースっていっぱいあると思うんですよ。
そうならないように、結局それじゃ選手も最終的に意味なくなってしまうので、運営スタッフがまたやりたいと思うレースをやりたいですね。
近藤淳也
そもそもそのさっきのね、残業代はないようにってことでしたけど、その時間に応じてちゃんとお給料というか、謝礼をお支払いされてるっていう感じなんですかね。
塚田晃ニ
そうですね。まだちょっと事後処理が終わってなくて、お給料振り込まれてないですけど。
一応勤務時間だったり、持ち場までの距離とかによってまたお給料を買えるという感じで。
近藤淳也
なんかそもそもそこはお給料と呼んでいる被災者さんも少ないと思うんですけど、そこはもう本当に。
塚田晃ニ
いや、まあでも、やはり拘束してますからね。
近藤淳也
そこはあれですか、もう最低賃金とかでちゃんと計算されるんですか。
塚田晃ニ
そこまで余裕はないですね、お金。
近藤淳也
さすがに。それはそうですよね。
塚田晃ニ
そうですね、法律的にはアウトですね、僕の賃金で。
近藤淳也
労働と見たらそうかもしれないですけど、ボランティアと見たらまあっていう感じですよね。
塚田晃ニ
そうですね、ボランティアとしてはちゃんともらえるという額にはしてますね。
近藤淳也
その辺も含めてちょっと会社経営者的な、もう経営っていう感じで運営されてるんだなっていうのが。
塚田晃ニ
そうですね、その考えは多分、よその100マイルの運営の方より強いかもしれないですね。
経営ですね、やっぱり。
近藤淳也
まあでも継続性っていう意味ではね、ほんとそういう視点大事だなと思うんですごい学ぶところが多い気がします。
塚田晃ニ
そうですね。
近藤淳也
じゃあまあいろいろ予定通り進行しましたってことですけど、なんか面白かった出来事とかないんですかね、レース中に。
塚田晃ニ
面白かった出来事ですか、まあでも言っても独特感ですよね、やっぱり。
ああ、やっぱりそこですか。
本当に楽しかったですね、やってよかった。
近藤淳也
まあさっきのね、結局その体力のある人の方が有利だったってことでしたけど、他に何か面白かったポイントっていうのはあるんですか。
独自ルートの順位アップ
塚田晃ニ
あの本当にあの、最下位の方を進んでいた横田さんという選手がいらっしゃるんですけど、
その方があの読図区間で優勝した方と同じコースを、唯一優勝した方と同じコースを取ったんですよね。
で、そこで最終区間で一気に順位を上げて、最高位を進んでいたんですけど、最終順位11位ですか。
近藤淳也
ああ、11位。
かなり上まで上がってるんですよね。
これは本当にやっぱ独自って大事だなっていうのを実感した部分ですね。
じゃあその頭が使える状態をキープしていて、ジャンプアップに成功したっていう感じなんですかね。
本当にジャンプアップでしたね。で、もうゴールでその大幅に順位が上がったのを見てめちゃくちゃ叫んでて、よっしゃーって。
塚田晃ニ
あれを見て本当にやってよかったと思いましたね。
すごいですね。
近藤淳也
見たかったのもそれだったので。
なるほどなるほど。それは横田さんは、もうあえてそれを狙って、ちょっと頭の力を残してたみたいな感じなんですかね。
塚田晃ニ
後で聞いた話で面白かったんですけど、基本的に今回独自は他のレースと違って協力あり、相談ありと言ってたんですよね。
他の人を頼ってもいいというルールにしたんですけど、最高尾集団で入ってきた横田さんは、僕は一人でやると言って、集団から離れて一人で独自したんですよね。
近藤淳也
結果的にその集団をぶっこ抜いて、出し抜いて上位に来ちゃったっていう。
塚田晃ニ
実際集団の方が遥かに有利なんですよね。目が一つより四つ五つあった方が圧倒的に有利なんで。
その中で一人で飛び出して順位を上げるっていうのはかっこよかったですね。
近藤淳也
すごいですね。
塚田晃ニ
個人的には今回MVP級の活躍でしたね。
近藤淳也
なるほど。この独特感のある大会ならではの痛快なエピソードですね。
塚田晃ニ
そうですね。ある意味じゃもう大逆転に近いような、10番ぐらい順位上がってるんですかね。
近藤淳也
そこまで必死で走ってた人は何だったんだって。
塚田晃ニ
本当ですね。
100万人ですね。
そういうルールだと、あらかじめ伝えた上で独自の訓練をしてきてくださいと伝えてるのでね、これもレースですよね。
近藤淳也
この噂が広まるとね、また対策が行われて、傾向と対策というか。
竹村さんと横田さんの活躍
塚田晃ニ
それか、他の大会で女ふざけたルール導入しても面白いと思うんですよ。
近藤淳也
皆さん学びがあってレベル上がっていくかもしれないですけど、来年以降も同じような感じでやられるんですか。
塚田晃ニ
せっかく草レースなんで来年はもう全く違うレースにしようかなと。
桑原佑輔
ここからまた大きく変わるんですか。
塚田晃ニ
そうですね。もう根底からひっくり返しちゃおうかなとは思ってますね。
近藤淳也
今度はどちら方向にひっくり返るんでしょうか。
塚田晃ニ
今度はもうあれですね、ほとんど自力で何とかしろっていう。
距離を短くする代わりにオフトレイルしかほとんど使わないみたいな。
近藤淳也
ルートがないってことですか。
塚田晃ニ
ルートなしでそうですね、自力で。
近藤淳也
すごいな、バークレーマラソンみたいな感じですか。
塚田晃ニ
そうですね、そういった感じに近いですね。
ある程度、もちろんナビゲーションツールはバークレーと違って使ってOKですけど、レースまでコースが知らされないとか。
その代わりそのルールだと僕も一緒にできるかもしれないんで、ちょっと選手と一緒に走ったりとか。
近藤淳也
そんなパターンが。新ジャンルをどんどん切り開いてますね、塚田さん。
塚田晃ニ
まあね、せっかくの草レースですからね、やりたい放題できますので。
過去は1回たりとも同じコースで開催してないですからね、毎回変えて。
近藤淳也
毎回コンセプトがどんどん変わっていくっていう。
塚田晃ニ
そうですね。
近藤淳也
ことをじゃあこれからもやろうとしているっていうことなんですね。
塚田晃ニ
そうですね。
近藤淳也
いや、すごいな。
桑原佑輔
いやー、でもほんと人気がどんどん出そうですね。出たいっていう人増えそうですよね。
近藤淳也
まあ去年完走したからといってね、もうあれは完走したからいいっていう感じじゃないですよね。
ですよね。
今度は何が出てくるんだっていうことですよね。
塚田晃ニ
そうですね。
近藤淳也
すごいな。いやー、それはまた今後も楽しみですけど。
塚田晃ニ
ありがとうございます。
近藤淳也
聞きたいことあります?
桑原佑輔
そのなんか、今度どうしようというのはいつ出てくるんですか?今回こうしよう、次こうしようっていうのは。
塚田晃ニ
もう常にいろいろ浮かんでるので、もう来年大会やるときにはまた考え変わってるかもしれないですし。
近藤淳也
発表はいつ頃?
塚田晃ニ
今回の独図とかは確かもう前回の大会が終わってすぐもう伝えてた気がしますね、独図っていうので。
なるほどなるほど。
やっぱあの、経営者なんでこうアイデアがポンポンポンポン出てくるっていうのはあるんですよね。
人がやってないことをやることが商売になるので。
そうですね、それがそのままこうレースに出てくるような感じですね。
桑原佑輔
すごい。楽しみですね、どうなってるか。
近藤淳也
なんかもう考えるのが好きなんだなっていうのがよく伝わってくるんですけど。
ちなみにそのお商売っていう話で言うと、例えば大会規模を大きくして全体の予算というかを上げていくみたいなこともあるかもですけど、そういうのはあんまり。
塚田晃ニ
あーは絶対ないですね。あくまで草レースですんでね。
近藤淳也
そこはその例えば地元の市町村とかが是非ってなってもあんまりですか。
塚田晃ニ
やらないですね絶対。あくまでもう今の規模50人が限界で、まあちっちゃく知り合いだけでやるっていうのはまだこの先も変えないですね。
近藤淳也
そこはなんかどういうこだわりなんですか。
塚田晃ニ
え、めんどくさいからですね。
近藤淳也
なるほど。
塚田晃ニ
結局こういう今回もそうですけど、変わったアイディアって大人数ではできないので、やっぱ小さい規模だからこそできるこういうお遊び要素みたいのもあるのでね。
近藤淳也
なるほど。
塚田晃ニ
さっきのタイムマネジメントもそうですけど、人数が増えるほど不確定要素がやっぱ増えてしまうんで、やっぱり今回の人数だったからこそできたことですよね。
近藤淳也
なるほどね。そこもぶれなくていいですね。最初から一貫されていて。
はい。
塚田晃ニ
そうですね。
近藤淳也
その安定感がまた人気の秘訣なのかもしれないと思いました。
じゃあまず今年も大きな事故なく結構予定通りの運営ということでお疲れ様でした。
塚田晃ニ
あれだけの勇気にもかかわらず、本当にイブのおかげで。
近藤淳也
はい。
塚田晃ニ
というか独自レースをIBUKI持たせてやるとこんなに面白いのかというのがね。
確かに。
めちゃくちゃ面白かったですね。
近藤淳也
ですよね。
はい。全員居場所が違う100マイレースっていうの僕も本当初めて見たんで。
そうですね。
面白かったですけど。結構後からも見られたりしますか?ログを。
塚田晃ニ
いやもう終わった後ずっと見てましたね。
近藤淳也
なるほど。
塚田晃ニ
やっぱりどのルートが正解っていうのは結局やってみないとわからないっていうんですかね。
もう本当に今回そのトップタイムを出した方のルートっていうのは僕1ミリも想定していなかったルートなんだけど。
近藤淳也
あ、そうだったんですね。
塚田晃ニ
ちょっとびっくりしましたね。あ、こんな手があったんだっていうびっくりルートを、あの1位の竹村さんが選んだルートですね。
近藤淳也
はいはい。
おそらくほとんどの人が選択しないルートを使ってトップタイムを出したんですよね。
塚田晃ニ
で、こんなルート誰が思いつくんだろうと思ったら、さっき言った横田さんも同じルートを取って順位を上げたっていうのはね。
ちょっと裏を描かれてしまいました。
近藤淳也
そうなんですね。そういうのも面白いですね。
塚田晃ニ
面白いですね。
近藤淳也
はい。じゃあそんなとこかな。
はい、IBUKIもご利用いただいてありがとうございました。
塚田晃ニ
ありがとうございました。
はい、大変お世話になりました。IBUKIのおかげでこれだけ僕がニヤニヤすることができたので。
Nagano Grand Circleへのメッセージ
近藤淳也
これを聞かれた方で、またそのNagano Grand Circleに興味を持たれる方出てくるかと思うんですけど、なんかそういう方への。
出ますかね。
塚田晃ニ
いや、あると思うんですが、そういう方へのメッセージとかってなんかありますか。
フェイスブックに友達申請して出たいって連絡いただければ考えます。よろしくお願いします。
近藤淳也
なるほど。はい、じゃあご興味のある方はつかださんに、まずフェイスブックで友達申請からお願いします。
塚田晃ニ
そうですね。よろしくお願いします。何も書いてないで申請してたらちょっと分かんないですけど、一言いただければ。
近藤淳也
はい、じゃあ今日はNagano Grand Circleの主催のつかださんにいろいろお話を伺いました。どうもつかださんありがとうございます。
桑原佑輔
ありがとうございます。
塚田晃ニ
ありがとうございました。大変お世話になりました。
近藤淳也
また来年の大会も楽しみにしています。
来年もよろしくお願いします。ありがとうございます。
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