1. 私は定時で帰りたい。
  2. 残業キャンセル界隈にモヤる#56
2025-12-08 12:48

残業キャンセル界隈にモヤる#56

『残業キャンセル』

言いたいことはわかるし、仕事優先じゃなくプライベートを充実させたいのもわかる。

でも残業キャンセルという言葉で仕事放棄に近いことになってるような気もしてモヤるという話をしています。


<番組概要>

定時退社に定評のあるプロ会社員の音声日記。

平成初期世代のこたつです。

人に話すほどでもないようなことを冷ややかに、ときには熱く語っています。


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サマリー

残業キャンセルに関する考察が展開されています。この概念は、ワークライフバランスを重視し、プライベートを充実させたいという前向きな側面があるとされていますが、実際には仕事の質を無視する結果につながる懸念も示されています。このエピソードでは、残業キャンセルについての考察が行われ、効率的に仕事をこなすためには質と量のバランスが重要であると述べられています。また、主観的な働き方の違いや、能動的に仕事を終わらせる意識の重要性についても触れられています。

残業キャンセルの定義
風呂キャンセルとか、なんとかキャンセル界隈ってよく聞くじゃないですか。 最近、残業キャンセルって言葉を聞いたんですよ。
この番組、私は定時で帰りたいと番組名でも歌っている通り、私は残業せずに定時で帰りたいんです。 なのでこの言葉、私も残業キャンセル界隈の一人なのかなぁと一瞬思ったんですけど、
でもこのなんか、残業キャンセルっていう言葉にモヤモヤするんですよ。 気になって、残業キャンセルって言葉をグーグルで検索してみたんですけど、
定義は、定時で仕事を終えて帰宅する行動やそのような考え方。 この言葉ができた背景としては、ワークライフバランスを重視する若者の価値観の変化
これが、SNSを中心に残業キャンセル界隈として仲間意識が広まっているらしいですね。 この言葉の本質、残業キャンセルの本質としては、単なる残業したくないという消極的な意思表示だけではなく、
効率的に仕事を進めてプライベートを充実させたいという前向きな側面もあるというふうに出てきました。 確かにプライベートは充実させたい。私も充実させたいです。
でもなんか、残業キャンセルって違うなーっていうふうに感じるんですよね。 プライベート充実させたいなら、まず仕事したら?って思います。
今回は、残業キャンセルという言葉について思うことを話してみたいと思います。 この番組は、定時退社に定評のあるプロ会社員のこたつが、人に話すほどでもないようなことを
冷ややかに、時には熱く語る。 私は定時で帰りたいです。お耳が空いていたらいかがでしょうか。
お疲れ様です。こたつです。 残業キャンセルっていう言葉、最近やたらと耳にするというか目にするんですよね。
定時で帰る私からすると、何を今さらっていう気持ちもあるんですが、この残業キャンセルっていうこの言葉選びなのかな?
なんだか安易な響きでもやもやするんですよ。 まあ定時で帰るっていう行為をポップに表現しているんだと思うんですけど
そもそも私は定時で帰りたいという番組名を掲げている通り、定時退社を心がけて普段実践しています。
おかげで月の残業時間は5時間以内、月によっては1時間以内で収まることもあったりします。
なので私も旗から見たら残業キャンセル界隈の一人のように思えるんですけども、でもこうやってほぼ定時で帰れているのって
仕事をしっかり完了しているという大前提の上で成り立っているわけなんですね。 私が最初に聞いたキャンセルって風呂キャンセルなんですよ。
風呂キャンセルっていうのは調べてみたら疲労や面倒くささから入浴をしないことらしいんですね。
これに当てはめると、残業キャンセルって残業したくないから残業キャンセルする、したくないからしない、お断りしますっていうことになっちゃうじゃないですか。
さっきグーグルで調べたこの言葉の本質、残業キャンセル界隈っていう言葉の本質では、効率的に仕事を進めてプライベートを充実させたいという前向きな側面もあるというふうに書いてあったけど、
でも結局のところ、残業キャンセルって仕事が終わらないまま定時で強制終了するっていうことを正当化する言葉になっている気がしちゃうんですよね。
それってどうなんでしょうか。私からすると、定時で帰るっていうのは与えられたタスクとか、発生した仕事を時間内に終わらせられる能力の証明でもあるんですね。
言い換えれば、日中の仕事の質が定時代謝を可能にしているっていうことなんですよ。でも最近の残業キャンセルっていうこの雰囲気、ムードっていうのは、その仕事の質をすっ飛ばして、とにかく残業しない、早く帰るっていう結果だけを追い求めているように見えちゃうんです。
これって職務放棄じゃないですかね。なんていうか、仕事をしないっていうことを言葉遊びで残業キャンセルっていう、いわゆるワークライフバランスっていう言葉を縦に仕事をしないっていうようにも見えてしまうんですよ。
基本的に私も残業はしない方がいいと思っています。 残業せずに毎日定時で帰るっていうのが正しいと思っております。
なので残業キャンセルって言葉も理解はできるんですけども、でも仕事ってキャンセルしていい仕事としてはダメな仕事ってあるじゃないですか。
例えばキャンセルしていい仕事として、ダラダラ残業とかですかね。 終わり時間を決めないでなんとなく仕事している状態、今やらなくていいものをなんとなく今やってるとか、そういうなんとなくで続ける仕事なんて問答無用でキャンセルすべきだと思います。
他には巻き込まれた残業とかですかね。 例えば上司や同僚の終わらない仕事に付き合わされている時、それはキャンセルしていいんじゃないかなと思います。
例えば会議とかですよね。会議のための会議とか、目的が曖昧な会議とか、なかなか結論の出ない会議とか、こういう参加する意味がないと判断したら他の仕事があるとか。
早めに切り上げるか、定時も近づいてきたんで一旦まとめましょうかっていうふうに反強制的に終了に向かわせるっていう方法があるんですね。
じゃないと自分の時間が浪費させられるじゃないですか。 もちろん結論がなかなか出なくて議論中とかなら止めないです。そういう時は必要な残業なので私も残業に付き合うこともあります。
私がその会議に関係していることっていうのが前提なんですけど。 なので私が思うキャンセルしてもいい仕事っていうのはこの手の無駄な残業とかなんですよね。
こういうのは仕事の進め方とか区切りをつける発言をすることで除去できるかと思いますので、これは残業キャンセルではなく残業の予防措置っていう感じかなと思います。
じゃあ逆にキャンセルしてはいけない残業とかもあるわけですよ。 まずシンプルに能力不足で起こってしまった残業とか、単純に仕事のスピードが遅いとかスキルが足りないとか
そういう意味で残業してしまうんであれば安易に残業キャンセルは逃げなんじゃないかなと思います。 平時で帰りたいんだったら残業キャンセルする前に仕事ができるようになれよって私は言いたいですね。
ちょっとパワー系の話かもしれないんですけども、残業したくないなら定時内に仕事を終わらせろよって思うんですよ。
自分の能力不足で仕事が終わってないっていう状況でキャンセルすれば、結局仕事が後ろにずれるだけじゃないですか。
何も仕事は終わってない。だからその残業は自分にスキルが足りないっていうふうに自覚して、練習のために残業するくらいの気持ちがいいんじゃないかなとは個人的に思うんですよね。
キャンセルしてはいけない残業
あとキャンセルしちゃダメな残業っていうのは勉強のための残業とかですかね。 例えばですけど新しいツールが導入されたらそのツールを試す時間にするとか
業界の専門知識を掘り下げる時間とか、これは残業というより自己啓発かなぁと私は思うんですよ。 自分の価値を高めるための残業なので時には必要かなぁと思うんですよね。
私も今の会社に転職したての時は今日やるべき仕事を終わらせた後に残業として商品カタログを開いて勉強とかしてました。
あと商品説明のロープレとかですね。 今私メーカーの営業職をやっているので新しい商品の説明とかプレゼント化をよくするんですよ。
プレゼント化って練習しないとちゃんとできないじゃないですか。 なのでそういう練習とかを残業としてやっていました。
これはもう自己啓発、自己投資っていうジャンルにあたると思うんで、 キャンセルしてはいけない残業かなと思います。
私がモヤモヤするのってここな気がしますね。 安易になんとかキャンセルっていうそういったキャンセル論に流されて、成長のための時間まで削ってしまってるんじゃないかなぁと思うんですよ。
効率的に仕事を進めてプライベートを充実させたいっていう前向きな側面もあるってGoogle検索では出てきましたけども、
効率的な仕事ぶりって何で身につけるんだろうって思うんですよ。 効率的に仕事をするためには仕事の質を高めるっていうことなんでしょうけど、
仕事の質って量をこなすことでしか得られないんじゃないかなと思うんですよね。 スポーツに例えたらわかりやすいと思うんですけど、私は野球を昔やっていたので野球で例えますね。
例えば、レギュラーになりたい。このチームでレギュラーになりたい。試合に出て活躍したい。でも、練習は5時間までしかやりません。他の人は8時間やってるけどプライベートを充実させたいから、私は練習5時間で終わります。
これ意味わかんなくないですか。
試合に出たいならもっと練習するってみんななると思うんですよ。 なりませんか?練習しないと上手にならないじゃないですか。
なのに仕事となると練習という概念がなくなるんですよね。 だから私的には効率的に仕事したいんだったら、質を高めるためにまずは量をこなしたらって思うわけです。
質を高める前に仕事放棄、残業をキャンセルするっていうのは考えられないんですよ。 私がモヤモヤするのは本当ここですね。
効率的に仕事したいってことは日中の仕事の質を高めたいってことなんだけども、量はこなしたくないってことじゃないですか。
そんなこと天才にしかできないわけで、大体は量をこなさないと仕事の質は上がらないです。
なのに仕事の量はこなしたくない。質だけ上げたい。 どうやってやるんでしょうかね。
そんな感じで、残業キャンセルっていう言葉に思うことを話してみたわけなんですけども、 ただここで少し視点を変えてみたくて、残業キャンセルって言葉なんで生まれたんでしょうかね。
仕事の質と能動的な働き方
その背景とかもちょっと考えてみたいなと思います。 残業キャンセルってつまりは残業を断るってことじゃないですか。
断るってことは誰かからこの仕事をやってて指示された仕事を断ってるっていう解釈で、私はおります。
これってもしかして残業キャンセル界隈の人たちは、やらされ仕事で残業している人が多いんじゃないんでしょうか。
自分の意思ではなくて、上から降ってきたタスクとか形式的な付き合いで仕方なく残業している。
だからそれをキャンセルっていう言葉で自分の意思で拒否したい。早く家に帰りたい。 趣味に時間を使いたいっていう気持ちが残業キャンセル界隈という言葉の誕生の背景にあるのかなぁと思うんですよね。
確かにやらされる残業は嫌ですね。私も嫌です。
でも私自身が残業することがあるとすれば、それはルーティン化している仕事を自動化するための調べ物とか、誰にも邪魔されない時間を使って勉強するとか、説明会の練習をするとか、自分の意思で決めた仕事を残業でやってるんですよ。
私にやらされ残業っていう言葉がないんですね。全部自分で決めてやっているから。
そう考えると、残業キャンセルと声高らかに叫ぶ人たちと、私の定時で帰りたい。旗から見たら残業キャンセル界隈の一人は目指しているものが違うのかもしれないですね。
残業キャンセル界隈の人たちは断るっていうのを主語にしていて、私は仕事を終わらせる能力を主語にしているっていうことなのかもしれないです。
残業キャンセルっていうこの今流行っている言葉は、無駄な残業を排除するっていう意識としてはいいかもしれません。私もそれには賛成です。
でも本当に定時で帰りたいなら、キャンセルっていう受動的な姿勢ではなくて、定時で仕事を終わらせるっていう能動的な意識を持った方がいい気がするんですよね。
仕事が終わっているっていう前提条件があれば、定時で帰る権利が手に入るわけじゃないですか。それが本来の目指すべき姿なんじゃないかな。
もしシンプルに仕事が終わってないけど早く帰りたくて、残業キャンセルしているって言うんであれば、まずは仕事ができるようになってほしいなと思います。
仕事の質を上げて定時内に仕事を終わらせるんですよ。仕事が終わってたら残業キャンセルなんて言わないですよ。だって残業なんてないんですから。
残業キャンセルって声を大きくして言うのではなくて、仕事にやり方を見出すことから始めた方がいいんじゃないんでしょうか。
その方が遥かに充実したアフター5が待っているような気がします。 なんか色々喋りましたけどそんなところでしょうか。
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以上、こたつでした。お先に失礼いたします。
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