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本当に本当にいい本なんですよね。
確かにその入り口は何でもいいなと思って、本を読んでて思ったのがその、別に衝動的な行為から始まってもいいと思ってて。
なんかただ問題はその愛を持続させるためには、そういう衝動とか合理的な選択とかではなくて、能動性が必要だよって言ってるようにも見えて。
うんうんうん。
なんかその、そこだよなーって思いました。
どうやって、長続きする愛の能力を身につけるためには、どういうことを気をつけていったらいいんだろうなーとかは読みながら思ってましたね。
だから入り口別にいいんですよ。
いいんですよ。マトリックス作って、これだーって結果サンプル抽出した人でもいいし、今日この人が聞かせるって言って衝動的に使い始めてもいいし、その後ですよね問題は。
愛する能力が通るのはその後だとは思います。
関係性をこう、持続させていくというか、お互いの関係を作り上げていく上で。
作り上げていく上で愛する力が本当に求められるところだと思うので。
いや本当そうっすねー。別に出会いがお見合いであろうと、何だろうと。それはただその瞬間の話ですよね。
そうなんですよね。もちろん入り口のところも大事はあるんですけど、それはもうマッチングアプリとかのいいところもあるし、出会い方は本当に人それぞれだと思います。
私にそれを言っていた上司が、周りの人がやらないの分からないみたいな姿勢は全然分からなかったけど、2人の中ですごくお互いに、この中で愛する理論っていう話が2章くらいあって、最後の方に愛するためにトレーニングを何やるかっていう話が出てくるじゃないですか。
バーベル上げようみたいなトレーニングっていうよりかは、自分を投げ出していこうぜみたいなやつだったりするじゃないですか。
そういうトレーニング積んでいこうぜが最後の方にあったと思うんですけど、もし彼がそういうことを奥さんとの間、パートナーとの間とか、子供との間でできてるんだったら、それを愛することを実践してるわけですもんね。
投げ出していくの難しいよなー。
めちゃくちゃ難しいですよね。
しかも投げ出して失敗するっていうか、それを自分を投げ出したとして相手には受け入れられないこともあるけど、それすら自分の鍛錬として積み重ねていけみたいな、そういう話じゃないですか。
でもこっちは失敗はあんましたくないし、思うのって難しいなーって。
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いやーそうなんだよなー。さっきの職場、この本を読もうとなったケーキって前回の時に愛持ってやっていこうみたいな、世の中に愛が足りてないみたいなやつだったじゃないですか。
そうですね。暴力ばっかり満ちてる。
もう愛が足りないと思ってたと思うんですけど。一緒なりに世の中を見る視点は変わりましたか?
変わりました。世の中っていうか、自分の態度ではありますけど、私は愛せる力があるとか言っておきながら、好きな人であればあるほどどう思われるか気にしちゃって身がすくめるところがあったんですけど。
やっぱり読んで、いやいやいや、私いつもそんなんじゃねえじゃんみたいな。好きな人ほどやっていこうぜみたいな感じになりました。
バックトゥベーシックで。
そう、バックトゥベーシックで。スレイコスレ。
自分のやり方に立ち戻ろうとか。
いつももっとワンワン言いたいこととか言えてるし、みんなに全身でぶつかってるじゃん。それをやろうみたいな感じになりましたね。
なるほど。なるほどなー。
あとは、社会読み読みっていうか、あんまり人が孤立感を克服したいと思ってる存在だって、あんまりベースとして認識してなかったんで、そうかっていう目で見てみると、確かに人って傍聴したかったり、自由から逃走するっていうか、自ずとこう停止したかったりするところがあるなっていうのは気づきとしてありますね。
おのずと逃走ね。
あれですよね、会社に就職したりとか結婚したりするって、ある種契約をすることだから定義上自由は減るじゃないですか。
はいはいはい。
何かの制約のもとで動くようになることなんだと思うんですけど、それを積極的にしたい人っているじゃないですか。
はいはいはい。
そういうもんだっていうことなのかな。自由からの逃走、自由からの逃走、自由からの逃走。
結婚制度が、昔は、もっと現実的な社会の時っていうのは、やっぱり共同体において産み増やすものに利益を還元するみたいな仕組みがないと、人が絶滅しちゃうみたいなことがあったと思うんですね。
だから結婚という制度ができてて、今は別にそういう戸籍の制度とかがなくてもいいのに、結婚という制度がなくならないな、なんでかって考えた時に、そういう欲求があるのかなって。
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落ち着きたいとか、結婚したっていう状態にあることによって、ある種の自由から逃走したい生き物とかあるのかなっていうのは今思いました。
これ全然本と関係なくなっちゃうんですけど、最近カラスの教科書っていう本を読んでて、カラスの研究者の人が書いてるんですよ。
カラスの?
鳥いるじゃないですか。そんな流れでカラスを研究することになったらしいんですよ。
鳥って継がいっていう概念があるじゃないですか。一応男女ペアになるんですよ。
その継がいの安定度というか、どれくらい続くかも結構鳥によってまちまちなんですけど。
よく押し鳥夫婦っていう夫婦に仲良い夫婦の表現ですよね。
押し鳥夫婦の押し鳥ってめちゃくちゃ浮気するんですよ。
じゃあなんで押し鳥夫婦っていうの?
押し鳥って夫婦であるときにはめちゃくちゃ近くにいるんですよね。
なるほど、なるほど。
短期的にいるとめっちゃ仲いいんですけど、翌年になるとすぐパートナー変わるみたいな。
生存戦略、そういう生存戦略ってことですよね。
まさにまさに。
カラスって夫婦間の感じがかわいらしいようなんですね。
その継がいっていう概念があり。
もちろん一緒にいる期間が長いこともあれば短いこともあるんだけど、めっちゃ奥さんに怒られてる夫がいるとか。
え?そうなんだ。
カラスめっちゃ怒られますね。
そうなんですか。
子供からお父さんお母さんがいたときに、ちょっとお父さんが子供に嫉妬するとか。
え、かわいい。
ちょっとかわいいですよね。
だから結婚っていう制度は一旦脇に置いてて、カラスの世界ってそういうのないわけじゃないですか。
それでも何か起きているもろもろってめちゃくちゃ面白いなと思っていて。
生物から学べることはたくさんありそうだなと。
学べるっていうのはロジックで結婚という制度はとか、男女とは権利があると思うんですけど。
おしどりってこう動いてるなとか、カラスってこうなってるなとか。
我々が考えられることは非常にたくさんありそうだなということをカラスの教科書を読みながら。
確かに。
面白かったですね。
いかに合理的な判断は何かとか、そういうのを取っ払った振る舞いを見たときに学べることが多そうですよね。
そうなんです。カラスかわいいんですよね。
ちょっと街中のカラス、これまでは結構敵対視してたんですけど。
怖いです、カラス。
そうですよね。カラスさえも愛せそうな気持ちになってきましたもん。
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おー、博愛だ。
自分と関係ない他者を愛せる気持ちが。
カラスを通じて、人間より先に。
面白かったですね、カラス。
なんかその今、全然関係ない問いが浮かんでしまったんですけど。
どうぞ。
博愛だ、自分と関係ない他人を愛せるとかっていう気持ちの中の一個で、
私の友達の共通して抱えてる、私から見たときの問題点っていうのが、
友達をAとして、全然関係ないBさんっていうのがいるとします。
Bさんは、友人Aをすごい雑に扱ってます。
なんかリスペクトもないし。
なるほど。
雑に扱ってるにもかかわらず、
友人AはBさんにもちゃんと丁寧に愛を持って接してますっていう構図があったときに。
なんで、私は友人Aのことがすごく好きだから、
そんなあなたみたいな素敵な人は雑に扱ってくる人のことなんてリスペクトしてほしくないし、
もっと適当に扱ってよみたいな内緒を持ってるんですけど、
ずっと愛情深く接し続けてるっていう。
で、ずっと友人Aは雑に扱われ続けてるっていう。
これは愛が強いって言えるの?
私はやめてほしい。もっと他のことに時間使ってって思っちゃうんですけどね。
これは愛する力が強いっていうことなんですかね?
それとも、どういうことなんだろうって今思いました。
どうなんだろうな。
どうなんだろう。
いや、なんかどっちの側面もありますよね。
その人に自分を大切にしてほしい、守りたいっていうことはある種だけでしたいってことなのかもしれないし。
一方で、なんて言うんですかね。
それって自分自身を、なんて言ったらいいのかな。
AさんとBさんを区別することでもあるわけじゃないですか。
だから、Aさんを愛するっていうことと、愛するっていう能力はそもそも別だって話だと思うんですよ。
もうちょっとお願いします。
このフルームの本に立ち返ると。
立ち返って考えたいと思ったんです。
立ち返って考えると、この人の中で、
もし自分自身を愛するなら、すべての人間を自分と同じように愛しているっていう表現って出てくるじゃないですか。
だから、すべての人を愛しているっていう状態があったときに、
Aさんだけを愛していて、Bさんを愛さないっていうのは、愛っていうことと別の概念なはずなんですよね。
私がってことですよね、まず。
そうですそうですそうです。
例えば、愛するっていうこと自体を考えたときに、
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Aさんを愛するようにBさんを愛せてるかっていうことがあるんじゃないですか。
そうですね。
愛するってこと自体を考えると、Aさんを愛していてBさんを愛していないということになるから、
それは愛するっていう能力自体が高まっている状態とは言えない。
そうですね。
だから愛というよりかは、能動的に動いていて何かをしてあげることっていう意味では、
世の中に対する愛であると。
それはじゃあ、愛をBさんに向けてみませんかってことなんじゃないですか。
私の場合はですよね。
その時のAさんってどういう気持ちなんだろうっていうのはありますね、正直。
自分に対して雑に扱ってくる人に対しても。
自分に対しても愛で返し続ける。
それは普通に愛なんじゃないですか。
そうか。
何て言うんですか、姿勢として。
私が仕事の中で気をつけてることでもあるんですけど、
どんな人にもご機嫌に対応するっていうことをすごく大切にしたいなと思ってる。
相手がすごいピリピリしていても雑であっても、それは自分として返すっていう。
何て言うんですか、相手がこういう態度を取ったから自分がこういう態度を取るっていうのは、
それは多分愛じゃないんですよね。
受動的な姿勢で。
だからAさんは本当に愛がやばいんじゃないですか。
そう、やばいんですよ、私から見ると。
だからもういいんじゃないですか、Aさんは。
じゃあ問題は私ってことですね、私愛する力あるとか言って全然ないわ。
じゃあAさんにだろ。
私の捉え方の問題ってことなんですね。
捉え方なのか。
捉え方っていうか愛し方の問題。
Aさんがすごい傷ついているって言った時に、傷ついているかもしれないっていう仮説を持って支えてあげるっていうのは
すごく大事な愛の姿勢かもしれないですしね。
みきさんから今すごくいいヒントをもらったなと思うのは、
よく最近コミュニティみたいなことを言う人っているじゃないですか。
すごく大事なことだと思うんですよ。
コミュニティを運営している人にも2タイプいるなと思っていて、
すごく愛的な意味でのコミュニティを大事にしている人と、
排除感のあるコミュニティのある人ってそれぞれいると思っていて、
前者の人ってこれ好きな人で集まろうよの方法みたいな、それ以外の人にはもちろん愛はあるみたいな人なんですけど、
一方で後者の人って、いやこれ理解できないんだったらなんてありえないぐらいみたいな。
カリスマ型コミュニティに多いですよね、B後者は。
そうなんですよ。前者のところに行くとすごく愛を感じたりするんです。
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愛とか居心地の良さを感じるんですけど、後者に行くとなんていうんですかね。
先民意識とか排他することによる同調みたいなのが強いとちょっと居心地悪いですよね。
そうまさにまさに。それをすごく感じることがあって、
なので、それってあなたたちが嫌いしていた村社会なのでは?
思うシーンがたまにあったり、既得権益というのはつまりあなたと別の形のコミュニティなのではとか思ったりすることもあり、
逆に言うと、すごく愛がある人が作るコミュニティって、ちょっと矛盾をはらむのかなと思ったんですよ。
それは例えばすごく愛にあふれている人が、こういう人たちで集まろうって言った時に、
集まった中の人と外の人っていうのが定義上生まれるわけじゃないですか。
そうなった時には対応を分けなきゃいけないシーンっていうのが出てくる可能性があるわけじゃないですか。
そうするとその愛にあふれた人って、差をつけることそのものにすごく苦しみそうだなと思って。
エイリー・フルムが言うと、この愛を突き詰めた人って結婚できないんじゃないかなとか思ったりするんですよ。
極めちゃったらそうかもしれないですね。
そうなんですよ。そういうことを思ったのは、ガンディ?
ガンディ、はいはい。
あの人も愛半端ないわけじゃないですか。
愛を極めた結果、自分の家族だけを優遇しするのはおかしいという結論に至ったらしいんですよ。
極めてる、はい。
極めまくってるじゃないですか。家族っていうコミュニティも放棄をして、
例えば家族の記念日を守るとか、そういうことは絶対しない。
外のものとフェアに別のルールがあるのかもしれないですけど、
なのでガンディの息子めっちゃグレてるんですよ。
矛盾はらんでるな。
そうなんです。だからこの愛あふれたことと、一定の境界線というか、
それってすげー難しく、突き詰めると難しくなりそうだなっていうのを今お話を伺いながら思ってましたね。
大変、難しい、もう難しい。
そうですね、矛盾をはらみやすいですね。愛情深くなればなるほど、確かに矛盾を内包しやすいんだな。
うーん、そうね。
その愛にあふれたAさんって、いろんな人を引きつけちゃう人だったりするんですか?
そうです。
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困った人も来ちゃう?
困った人も来ちゃう。話を聞くときの態度が常に全力なんですよ、その人って。
全身で、顔とか合図とかだけじゃなくて、全身から今あなたの話聞いてますよっていう感じがすごい出る人なんですよね。
もう絶対にスマホ片手じゃ聞かない感じで。
絶対聞かない絶対聞かないという人で。
はい。
そうなんです、私は大好きなんですけど。
なるほどなー。
でもなんか変な男とかよく引っかかってるんですよね。
やめてくれって私は思うんですけど、またか!みたいな。
愛の究極系に行ってしまうんですね。