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この本を読んでた時にも、このパイっていう人のデザイン論みたいなのが、すっげー私、その通りだなと思って。
なんか、機能とは幻想であるっていう。そうですか。
デザインされるものの形は、選択することもあるけど、別に偶然で決まるところもあって、
実際のところ、そのデザインに必然性なんてないんですよ、みたいなことを結構思い切って言っていて、
デザインして作るものって、全部パーフェクトなものじゃなくて、正直間に合わせで、
その9話しのぎで、ぶっちゃけて言えば的外れでおさなりです、みたいなことをパイさんって言ってて。
2章です。55ページです。
2章か。結構、さすがに。
てか、私も同じとこ引用してて、ページ数書いてありました。
ほんとだ、ほんとだ。
この人の言ってることって、すげえその通りだなと思ったんですよね。
なんか、最近のデザイン思考もろもろとかを見てると、
なんか、デザインすればいい感じになります、みたいなとこあると思うんだけど、
別に物のデザインもデザイン思考も結構一緒で、
結構間に合わせで、9話しのぎで、
それって違うよね、みたいなことって普通にあるよな、みたいなことを感じる瞬間もあって、
このパイのおじいちゃんかおばあちゃんか、おじいちゃんかおばあちゃんかわかんないですけど、
言うねえ、みたいな。
面白かったなあ、この人。
そう、でもなんか、私もデザインされるものって必然だし、
そうあるべきだからそうなってるっていう風に思ってたんですよ。
それをそうあるべきものをすんって出せるのが優秀なデザイナーっていうことかなって思ってたんだ。
なんかそれはマジで勘違いだし、マジ笑っちゃうよみたいなことを書いてて、
あ、そうなんすかってなりました、私も。
先生、はい先生。
あと思ったのは、優秀なデザイナーはだから、
心の中でそういう試行錯誤をやってるのっていうことなのかもしれないなと思いましたけど。
はあ、なるほど。
これ、こういう失敗が起きて、こう対応して、
こう対応するとこういう失敗が起きそうだからそれも対応して、みたいな。
ああ、はい。
なんかね、こう目にあげたものが出てくっていうこと。
出てくっていうことなのかもしれないけど、
でもただいきなりポンって思いついてるわけではないんだろうなっていうのはめっちゃ思いました。
あ、そうっすよね、そりゃそうだろうなあ。
まあ私たちもそうですから、コンサルワークとかをしてると、
なんかフォーマットとかすごいコストをかけてて、
もうこういう風にしなさいみたいな風に統一した方が、
なんか最初のその統一するコストがかかったとしても、
後々としてめっちゃ楽みたいなことってすごいあるじゃないですか。
ありますね。
なんでもオペレーションをマニュアル化して、だから思考を停止させて、
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なんかこう全部揃えるみたいな。
コミュニケーションは絶対スラックでとか、
パワポのフォントは絶対これでとか、みたいな細かいこと言ったら。
なんかっていう思考にすごいやられすぎてるかもって思いましたね、私は。
だからそれにしか染み付いちゃって、
だからその合理的にある方がいいってなっちゃってるけど、
別に世の中なんかそんな風に合理性?
さっきのその料理本が習ってるから、
アルゴリズムになってるみたいな感じで、
そのアルゴリズム側に私が行き過ぎてるかもっていうことを本を読んで思いました。
なんかそれは、失敗とかフォームっていうのとどんな文脈でつながるの?
なんか何でも最初から正解っていうものがあって、
それを押し付けることがいいみたいに思ってたんですけど、
最初から正解を補うできる人なんていないわけで、
物事って最初は適当に決まっていくわけじゃないですか。
そうですね。
でもそういう適当に決まっていくものなんて、
良くないに決まってるみたいな思想が私の中にあったなって思いました。
なるほど。
ちゃんと整理して、統制して、
ルール通りに進めていった方が良いものができるみたいな。
ある程度の正解は最初からあるみたいな。
なんかそんな風に思っちゃってたなって。
だからその方が楽だから人にそれを強いてきたと思う。
私の仕事においては。
紙を止めることの正解っていうと確かにわかんないもんな。
こんな身近なものもこんなに失敗積み重ねてるんだったら、
今私がやってる正解だと思ってるものも全然正解とは限らないよなとか思ったりしました。
いや本当ね。
それは確かにそうですよね。
失敗しないようにする何かっていうのってなかなか難しいな。
っていうのは確かに思ったっすね。
ちょっと違うかもしれないですけど、
さっきのフォークみたいなやつって
ある種の一つの完成形というかが今の話、
今の食器類ですって話だと思うんですけど、
このメモに貼ってる一番下のこのトゥゲッターを見たら、
スキューのスプーンめっちゃ食べやすいと思う。
食べやすいと思うって言うんですね。
確かにいいと思ったんですよ。
スプーンなんてめちゃくちゃ前からあるもんじゃないか。
なんですけどこのスキューのスプーンって確かに食べやすいなと思うと、
あんまり終わりはないなみたいなことは思ったり。
特にここにめちゃくちゃサムシングニューなテクノロジーがあるわけでも、
めちゃめちゃルールがあるわけでもないじゃないですか。
よく見ると後来時代のサジリに似てるみたいな話もあったりして、
一瞬回って正解になるみたいなのがあるんだなと思う。
唯一絶対回ってのはないな。
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確かにそうですね。
だから女性が牛丼を大口焼きで食べるのは嫌だっていうニーズから生まれたけど、
逆に急いで食べたい人からしたら全然一口の量小さいみたいなわけですもんね。
確かに確かに確かに。
そうなのか確かになー。
イチさんはこれで行く派。
スキアのスプーンですか?
でも私スキアあんまり行かないけど、意識したことなかった。
自炊にトライしてるもんね。
でもスキアは行かないけど、
日高屋とかでチャーハンとかをレンゲみたいなやつで食べなきゃいけない時、
すごい食べづらいなと思ってた。
ありますよね?日高屋かなんか。
チャーハンをレンゲ的なやつで食べなきゃいけないしって時々ありますよね。
あるある。
あれすごい食べづらいなとは思ってます。
確かに王将のチャーハンレンゲで食べるときすっげー食べにくいなと思ってた。
見てて思いました。
だから食べにくいなって思ったことないなって思いました。スキアとかで。
あー、なるほど。
あれを失敗だと気づいてないんだな。
自分自身とかは食べにくいなーって思ってるだけで。
そういう風に言われたら確かにって思って、気づく失敗って結構あるんだろうな。
いやそうだろうなー。
気づきやすい失敗と気づきにくい失敗ってあるじゃないか。
さっきの紙を止めるとかで言うと、穴空いたってましたとか、
書類落ちちゃって元々の資料が半分になってましたみたいな気づきやすい気がするんですか。
面白いな。
ボタンを止めるのにかかる時間が20分かかってましたみたいになって。
失敗かって言われるとちょっと難しいとこありますよね。
止められてる。
20分かかるもんなんですよボタンって。朝早起きしましょうみたいなことな気もするじゃないか。
しかもブランニングによっては20分かかるようなボタンがたくさんついた服を着ている貴族だみたいな風に見せることもできる。
そうそう、まさにまさに。
そう考えると失敗に気づかないこととかありそうだなと思って身の回りを見てみると、
例えば、パソコンとかのキーボードを打ってデジタルに入れてるってすげえ無駄そうじゃないですか。
本当そうっすね。
なんて読むか、キーボードでカって打つのにケーって打つんですかみたいな。
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新コード無駄じゃないですかみたいな。
口で話したものの方がいいっすよね。音声入力できてないのはもしかしたら失敗になるかもしれないし。
視力良くするために目の前にレンズ置いてんすかみたいな。原子みたいな話もあるわけじゃないですか。
メガネってなんすかみたいな。
鼻の上重くないみたいな。
失敗に気づけるって才能だなこれ。
私この本読んで思ったのが、こんなに身近なものがいろいろ進化してるのに、1個全然進化してないプロダクトあるなと思って。
それは?
それは傘です。
傘って雨の日に作ったやつ?
アンブレラ。
傘さ、すごい不便じゃないですか。大きいし、手で持ってなきゃいけない。片手塞がるし、その割に結構濡れるし。
超わかる。
あと折りたたみ傘とか持ってなかったら、折りたたみ傘も携帯してないと突然の雨に対処できないし。
もっと軽くするとかじゃなくて、抜本的な解決方法があるんじゃないかって思いましたね。
確かにみんな指してる中で人混みに行くとガンガン当たるでしょ。
危ないし、それで。
手に持ってると子供の顔にガンっていっちゃってみたいな話がたまにあるじゃないですか。
確かに。傘ね。
傘って全然進化してないなって思って。折りたたみ傘がいかに薄く軽くなるかみたいな。勝負するとこそこじゃねえだろうみたいな。
折れなくなるとかあるじゃないですか。
持たなくていいとか。バッグにつけられるとか。少なくともね。
なるほど。
帽子みたいな感じで雨が防げるとか。
なんかわからないけど。
アイディアソンか何かに出てたときに、それやってる人いたな。
頭の上を永遠とドローンがついてきますみたいな。
それちょっと変じゃないですか。頭の上ドローンついてくるのもマヌケだし。
ドローン渋滞しますよねみたいな話とか。雨の中で濡れたら終わりますよねみたいな話があるので。
そうだよな確かに。
なんかスプレーとか雨に濡れても大丈夫。スプレーシューってしたら濡れなくても不快に思わないとか。わからないけど。
確かにね。
傘めちゃくちゃ進化してない。そろそろ進化してもいいんじゃないかって思いました。
傘か。
せめて折りたたみ傘、環境に悪そうな素材使ってるから、ポイ捨てしたら土に変えるみたいな素材になってもいいと思う。
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なるほどなるほど。
せめてそのくらいやってほしい。
まずは海の上とかに漂流してる傘の残骸とかがなくなればいい。
そうしたらまだ。
どうぞどうぞ。
そう思ったのと、もう一個これからめっちゃ進化するだろうというものとしてマスクを予想しておきます。
マスクね。確かにね。
少なくとも今耳みたいな問題あるから、それは解決策出つつあるけど、耳に引っ掛けるタイプじゃない呼吸を防ぐ方法があるはず。
頭の後ろで止めるとか出てますもんね。
うんうん。
確かにああいうのは一つ。去年生まれた何かですよね。
昔からあったかもしれないけど普及したのはそうかな。
もう何でもある気がするんだよな。
失敗って何に対しての失敗かというと、理想形に対しての失敗とか不満みたいなもんだったりするじゃないですか。
ありとあらゆるものは失敗と思う人がいるっていう。
確かに全部失敗だと思う。
今は失敗じゃなくても未来だったら失敗になるし。
あとこの本出版年が1992年とかだったから、ITサービス系の進化はなかったんですけど、
今だったら例えば、世の中、紙で手紙のやり取りしてる時間、リアルタイム性がないよねって電話が生まれたけど、
結局電話って人の時間奪うからダメだよねってメールになったみたいな。
あるじゃないですか。
時が経てば失敗になるとかは全然あるなって思いました。
確かにね。
机の上にコードが見えているみたいな現象があった時に、
それって普通だよねって思う人もいれば、失敗だよねって思う人もいるじゃないですか。
確かに。
この本の最後の章も、タイトルで言うと常に改良の余地があるっていう。
タイトルがたぶん13章の章のタイトルだったと思うんですよ。
そういうことなんだろうなって思いますよね。
それを失敗だと思う人は常にいて、
何なら失敗だと思わない人も、とある瞬間だと失敗だと思い出すわけじゃないですか。
さっきのマスクで言うと、別に風邪の時に1週間ずっと耳につけてくのは、
取り外しも便利だし、いいなって思うけど、
年がら年中ずっと毎日つけるってなると、耳痛いですよみたいな。
頭の後ろで止めましょうってことになるでしょうね。
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常に改良の余地があるってのはそうなんだろうな。
でも頭の後ろで止めるのも女子的には髪型があるからさ。
そうなんですよ。
固定もしづらいし。
何がいいんだろうな。
表情が見えないから、表情が見えるマスクとか生まれる可能性があるなって思います。
透明?
かはわからない。逆にウェブ会議側かもしれないけど、
マスクの下の表情を生成してくれるサービスとかね。
確かに目元の感じから笑顔かどうかを推定して乗っけるみたいなこと?
そうそう。
なるほど。ありそうか。
怒っているとマスクが赤くなっていくみたいなやつか。
かもしれない。
ナウシカのオウムみたいな感じで、ミーティング中この人が怒っているとマスクが赤くなっていく。
それちょっと面白いな。見たいけど。
それでこの本を読んで最後に思ったのが、
一つが時代的にITサービスの事例がなくてプロダクトの事例だったなってことと、
プロダクトだったから物物があったりとかしてアーカイブ性がすごくあったかなと思っていて、
ITサービスだと普通に今誰でもサービスとか作れるから、
作ったわけや作ったわけみたいな感じで、無限に墓場ができていて、
別にそれってきちんとアーカイブとかされていないわけじゃないですか。
それでも進化はできるのかなとか思いましたけど。
振り返った時にちゃんと振り返れるのかなみたいな。振り返れるのかな?さすがに。
確かに20年前に何かあったよな、そういうサービスみたいなのがもう一回出てくるとか全然ありそうですもんね。
私たちも20年前のAmazonの姿とかあんま覚えてないし、
AmazonとかGoogleぐらいの巨大なサービスだったらアーカイブあると思うけど、
そこそこ流行ってそこそこで消えたみたいなサービスとかって残ってんのかな?
アーカイブホットネットだっけ?なんかあるじゃないですか。
魚沢っぽいの取っとく。過去のウェブサービスサイト。
アプリとかね、ああいうのは分かんないですけど。
ウェブページはまだアーカイブされるけど、アプリとかサービスとかってアーカイブされないよな。
確かにね。でも進化してるんでしょうね、そういうところまで。
サイクルがアーカイブ運営とか言ってる以上に早く出せるからいいのかもしれないけど。
良くなってんのかな?良くなってるんだろうな。
物がないから良くなってるのかどうかとかあんまりよく分かんないなっていうのを思って。物があることの。
力強さを感じたりもしました。ちょっとメタですけど。
そうね、物があるのいいね。