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2022-08-23 34:52

身体を彫る、世界を印す―イレズミ・タトゥーの人類学 #2

のぞみがジュンク堂冷やかしで発見した素敵な本をテーマに。

タトゥー民族文化が外界・商業と混ざり合う/自分事として→刺青入れるとしたらどこ?/政治とイレズミの関わり/イレズミは歴史上どう始まったか

-- 本紹介 --

皮膚の上で、どのような美や真正性が営まれ、いかなる切実さが争われているのだろうか

マルケサス諸島のテ・パトゥ・ティキ/ニュージーランド・マオリのタ・モコ/タイのサックヤン/カメルーン・狩猟採集民バカのテレ/インド・バイガのイレズミ/台湾原住民のイレズミ/日本土産としてのイレズミ/沖縄のハジチ/千葉のヒップホップファッション・ストア店員のスミ/消えるタトゥー、ジャグア/医学から見たイレズミ/アイヌのシヌイェ

日本初のイレズミ・タトゥーの学術論集。各地の事例を紹介しながら、それぞれの社会の文化、美学、歴史、政治を考察する。

【目次】
まえがき(山本芳美)

第I部 世界編
第1章 顔を横切る黒い帯―マルケサス諸島の文様の変容(桑原牧子)
第2章 ニュージーランド・マオリのタトゥー、タ・モコの復興(秦玲子)
第3章 より善い人を生み出すイレズミ―タイのサックヤンにみる宗教性と暴力(津村文彦)
第4章 「今」の楽しさと関係を刻む人々―カメルーン東南部の狩猟採集民バカのテレ(彭宇潔)

コラム1 インド・バイガのイレズミを振り返って(阿部櫻子)
コラム2 台湾原住民族と植民地時代の記録、そして現在―先住民族の知的財産保護と文化の盗用論をめぐって(山本芳美)
コラム3 どうやって調べるか? ウィリアム・ファーネスとイレズミを例にして―横浜、奄美、沖縄、ボルネオ、ヤップ(山本芳美)

第II部 日本編
第5章 ヴィクトリア朝イングランドにおける「芸術的な」日本のイレズミと商業戦略(マット・ロダー[大貫菜穂 訳])
第6章 沖縄のハジチ(針突)とその調査史―資料蓄積を活かすために(山本芳美)
第7章 関係性としてのタトゥー―千葉市でヒップホップファッション・ストアを営む若者たち(山越英嗣)
第8章 「消えるタトゥー」はタトゥーごっこか―らしさとらしくなさをめぐって(松嶋冴衣)

特別寄稿
第9章 イレズミと医学(小野友道)
第10章 私とシヌイェ(マユンキキ)

00:10
私すごく面白いなと思ってたのが、このニュージーランドのマオリのタトゥー、タモコっていう、タモコでいいのかな?タ・モコ。イントネーションがわからない。
大平 あと、顎のタトゥーのことをモコなんとかって言うから、多分モコっていうのがタトゥーなんだ。
タトゥーのことか。モコを買うあえっていうのが顎に入れるっていうことなんですね。
マオリ族っていう、先住民族の方々はずっと、ある種の信仰の一環っていうことも中に含めながら、異名としてタトゥーを入れてきたんだけど、
外からイギリス系の方だったり、移民だったりが来て、ちょっと違った文脈のタトゥーみたいなのが入ってきたときに、
マオリのタ・モコというのと、西洋のタトゥーっていうのが入り混じっていて、何をもってタ・モコと言うんだっけ?みたいな揺らぎが今ありますっていうのが出てきてたと思うんですけど。
ここの話は論文的にすごく楽しかったですね。
その後にあるタイの例もそうだと思うんですけど、宗教的なものとか民族的なものっていうのが、ある種薄まっていくっていうか、ごちゃ混ぜになっていくみたいな瞬間ってすごく難しいし、現象として面白いなと思うんですよ。
例えば白人の旅行者みたいな人がタ・モコっていうの柄がいいから入れたいなって言ったときに、それは単純なタトゥーなのかタ・モコと呼んでいいのかとか、白人はそれやっていいんだっけ?とか、マオリ族の人はやらなきゃいけないんだっけ?とか揺らぐ感じが文化ってものを考えるときに、
目玉焼きの黄身潰して横の千キャベツに混ざってきたみたいなのがあるんですけど、ぐちゃっとなってる感じがして、そういうときに何か生まれてきたりする感じが個人的にあるなと思って。
確かに文化の登用になるのかならないのかみたいなタトゥーの誰でもやっていいのかみたいな話ありましたよね。アリアナ・グランデが日本へのリスペクトとして七輪って手のひらに入れて炎上して消えたみたいな、で、誤って消したみたいな例で載ってましたよね。
七輪いいと思うんですけどね。ダメかな。
炎上したらしいですよ。炎上してごめんなさいって消したらしいですよ。
タイのサックヤンか何かの誰か、何だっけ、著名人が入れてすげー盛り上がったって書いてたな。女優の誰かが入れて。
サックヤンも調べてたら、サックヤンっていうのは神聖なもので、呪文みたいなものを身体に刻んで、そのおまじないの効果を身にまとうっていうものなので、ちゃんとそういう意図を理解した聖職みたいな人がやらなきゃいけない。
03:07
ちゃんと色帯に則ってやらなきゃいけないんだけれども、最近偽物サックヤンが増えてますみたいな。全然おまじないの効果もないし、ただ見た目がいいだけで全然呪文になってない奴があるので気を付けてくださいみたいなのがすっごい出てきて。サックヤン偽物注意みたいな。
確かにこれ論文の中でも適当にやる感じの人と、祈りを込めて一文字一文字、歓声込めて願いの列込めますみたいな人と様々でしたもんね。
様々だったし、今その話聞いてサックヤン時代もちょっとごちゃっとしてきてるなっていうのを思い出しました。
これなーそうだよなーそうだよなー。誰だったっけな?誰かが入れてすげー盛り上がったって感じだったよな。近くの中学生が掘りに来てみたいな。アンジェリーナ・ジョリーですね。
そうなんだ。
アンジェリーナ・ジョリーが2003年にハーテオっていう。なんだハーテオってなんだ?公務文字で書かれた呪文を縦に5行並べたサックヤンのことを言うらしいんですけど、ハーテオって。
それをアンジーが入れてから、タイ人のみならず外国人にもこのサックヤンってものが強い注目を浴びるようになったと。
言うらしいですね。
なるほど。
いやーなかなかそうかーっていう。いろいろ柄ありましたけどミキさん的にさっきのちょっと綺麗じゃんとか可愛いじゃんと思う柄は特にどれとかっていうのはあるんですか?
全部かっこいいってことはあるんですけどね私。全体的に。なんだっけ、1個だけカメルーンのバカっていう民族が顔に傷みたいなつけますみたいな。
それはもう本当に見た目が大事ってよりかはつけ合ったみたいな事実が大事だからなんでもいいみたいな。その辺の人がノリでやるみたいな書いてあって。
それは確かにデザイン的な美しさがないなと思ったんですけど、それ以外は堀氏がやってますみたいなやつは全部今日かっこいいなって思いました。
このカメルーンのテレってやつは普通に友達と談笑してて、なんか盛り上がってやるみたいになって傷つけてバッと擦り込んで終わりみたいな。
即興な感じがあって、これだけ独特でしたよね。他のものと比べてね。
大平 ひーちゃん自身も見た目的に美しいとは思えなかったみたいな書いてましたよね。
美しいってデザイン性があると思えなかったみたいな書き方だったかな。
彼らの施術の高い即興性っていう表現をしてますよね。テレっていうやり方ね。
最後の最後読んでそうなんだと思ってたのが、そもそものタトゥーの起こりとは何かみたいなこと。
06:04
多分これ仮説として言ってるんだと思うんですけど、神経の針と似たような感じで始まっているんじゃないかっていうことをどっかで書いてて。
大平 神経の治療であるっていうのを最後の方に載ってましたね。
神経みたいなものは古くから行われていて、関節痛とか頭痛とかに対して痛み止めとして入れ墨っていうのをやっていたと。
入れ墨って言っても最初は針をグッと刺すだけだから、グッと刺してその後に殺菌目的で肺とかをグリグリって幹部に擦り付けるとそれで色が付くじゃないですか。
それが入れ墨の走りじゃねえかみたいなことを書いていて。
最初は柄じゃなくて、ここの狩猟再就民バカっていう人たちのテレっていうのがある種近いというか、減少入れ墨タトゥーみたいなことなんだと思うんですよね。
傷を作って塗って、ちょっとでもこれぼやっとしてあるからオシャレになるといいかなみたいなのをちょっと気にするみたいなのが多分起こりなんでしょうね。
かもしれないですね。
確かにそれはそうなのかなっていう気になっちゃったな。検証の仕様がないけど。
そうね、あとは今もこの本でもちょっとだけ出てきて、アートメイクとかあるじゃないですか。
なんか今普通にわりと東京の若い女子眉毛とかアートメイクとかしてると思うんですけど、
メイクだるくねみたいな。眉毛を毎回毎回描くのだるくね。アートメイクしてたら残るから楽じゃんって言ってやってる感じかなと思いましたけどね。
お化粧の文化とかありそうじゃないですか。
あると思う。
毎回毎回塗るのだるくねみたいな。ずっとついてる時ほうがかっこよくねみたいな感じかなとか思いましたけどね。
なるほどな。あれかな、さっきの身分を明らかにするタトゥーみたいなやつも最初はそうやって始まったんですかね。毎回毎回確認するのめんどくせえなとか。
毎回同じ腹筋だるくねみたいな。
洗濯きついなみたいな時に入れた方が楽じゃねみたいな。
確かに私もティーポイントカード持ってませんっていうタトゥーは掘れるなら掘りたいなと思った時ありましたもん。
そういう勢いだったのかな。
かなとか私は思いましたね。
なるほどね。
すごいこの論文集で本当にいろんな話があるのでバラバラ話しちゃいますけど、
この沖縄のハジチの方々の柄あるじゃないですか。
ちょっとシンプルな、ちょっとあれですけど、幾何学模様っぽい。
小学生のメモ帳みたいなね。
09:01
そうそう。でもすごい美しいじゃないですか。
うん、かわいい。
私一回東京のちょっといい和食料理屋さんみたいなところに連れて行ってもらって、
そこのカウンターで食べるんですけど、
すごいハードボイルドっぽい大将がいて、40歳くらいなんですけど、
かっこいい人だなと思ってバッと出してくれた時に、
手の中指にだけこういう感じのタトゥーが入ってて、
その時は、珍しいところに珍しいものを入れる人なんだなと思ってたんですけど、
あの人は沖縄の人だったのかなと思って。
すごい似てるんですよね、ここに書いてあるやつと。
でも男性だったので。
もしかしたら、確かにハジチは女性ですもんね。
女性が多いって書いてましたよね。
多いってありましたね。
なんかハジチリスペクトの人だったのかな。
もしかしたらルーツがどこか沖縄にあってとかそういうのがあるかもしれないですね。
かもしれないですね。
やっぱり普通に生きていると、私神戸にいるので、腕に彫ってるのは竜みたいな感じのタトゥーの人ばっかりなんですけど、
それとはちょっと解像度が違くなりそうですね。
こういういろんなタトゥーがあって、さっきの鉄平さんでしたっけ?
はい、タトゥーアーティストの。
そう、見ようと思ったらちょっと意味合いが違うんだろうし。
美希さんがちょっとこれはっていうかこういう文脈にないんだなっていうのは、
多分千葉のフィールドワークみたいなやつ。
そうそうそう、若者がね。
ヒップホップファッションストアを入れてる人たちで、みんなでお店の名前をタトゥーに入れてるみたいなやつがあったと思うんですけど、
それともちょっと違った文脈が乗っかってるっていう感じがするんですよね。
タッペーか、鉄平じゃなかった、タッペーだ。
ごめんなさい、タッペーだ。
タッペーさんですね。
タッペーですね。
すっげーな、タッペーさんの背中のこれ窓みたいになってんだな。
なんか私一番なんだかんだスキッチョか面白いなと思って読んだのが、
ビクトリア町イングランドにおける芸術的な日本の入れ墨っていう。
うんうんうん。
第5章ぐらいの。
お土産に、日本土産に入れていく、かさばらないしめっちゃいいみたいな。
そうそうそうそう。
なんかジャポニズム流行って絵とか、絵画、なんとか焼き、炭酢いろいろあるけど、
かさばるな、体に入れていくかみたいな、みたいなところから始まるもろもろっていう話があって、
全般的にイギリスに日本の彫師が移住していって、王族がどうこうで裁判でこんなことがあってみたいな、
12:02
タトゥードラマみたいなのがここにあって。
なんていうんですか。
もちろん論文なんですけど、ひとつの小説読んだみたいな気持ちになったですね。
楽しい本だなこれ。
なんかね、読んでるときと見たときで全然違う。なんかかっこいいなって思います。普通に見ると。
文章でタトゥーの歴史を読んでるときと、実際に民族を見てみるときの、なんか来るものが全然違うなとは思います。
ひきさんじゃあ見るほうがグッと来る感じ?
なんかやっぱかっこいいじゃないですか。かっこいいって思っちゃう。
私は基本的にタトゥー超かっこいいっていうカルチャーに生きてるので。
そっかそっか。そこがあんまり気にしてなかったんで、なんかかっこいいなタトゥーってやっぱりって思っちゃいました。
かっこいいんだけど痛いの嫌なんだよな私。
人間の皮膚ってすごい綺麗なものですね。
そうね。これ入れた人はおじいちゃんおばあちゃんになったときに困るって言うんだよな。
なんで?
肌の張りがなくなるから綺麗な柄が残んないっていう。
それもそれでいいじゃん味になって。
って思うじゃないですか。
やっぱり本人なりにはもっとパーフェクトな柄で描いていればいるほどと思うらしいですよ。
なるほど。
入れるならどれがいいかな。
聞いてみなかった。どこに入れたらいいですか?
入れるなら、見えるとこ見えないとこそれぞれみたいな話もあったじゃないですか。
顔に入れるっていうのはもっと典型的な見えるやつだし、
戦いのときに斧を振り落とすときだけ見えるとこに入れるみたいな話もあるし、
場所がって話があったと思うんですけど。
私入れるなら結構見えるとこにガンと。
大将の手の中指にだけ入れてるとこ超かっこいいなと思っちゃいましたね。
なるほど。
なんか自分が見えないところ、背中とかに入れとくとお守り感があるとかはちょっと分かるなって思いました。
このサックヤン型体の。
そうそう、サックヤン的な。
見えるところ、背中とか、人から見えるところだけど自分には見えないみたいなところに、
もし入れるとしたら入れたいかも。
確かに。
やっぱりすごい好きなファビオホニーニっていうイタリアのテニス選手がいるんですけど、
背中だけ確かガッツリ入ってるんですよね。
15:01
だから着替えるときに、シャツ着替えるときにパッと見るとフルで入ってんなってなるっていう。
ホニーちゃんなんですけど。
完全に顔がイケオジ顔でファン多いんですけど。
背中ね。
サックヤンの祈り文字型。
日本の象徴的なものを入れる型なんですか。
カブトムシ入れるみたいなやつだと思うんですけど、あれ型。
あるいはこの、なんて言うんですか。
関係性の証拠みたいな。
そうそう。
消毒の証拠。
何系がいいですか?
お守りですね。
いいとかないですけど、すんなり受け入れられるのはお守り。
お守り。
お守りは違和感がない。
違和感がないなって思いました。
入れるってなったときに?
お守りとしていることに対してはそういう人もいるかなって。
なるほど、違和感がないか。
確かに序盤の海外の人たちのタトゥーの時に、
だいたい騙して連れてこられて、押さえつけられて入れられるみたいなシーン結構たくさんありましたもんね。
入れたくないんかいみんなみたいな。
痛いのが嫌だとかね。
途中でやめてくれってやめることになりましたみたいな記述もあったしな。
何だったらわかるかか。
そうやって見えるところに入れ済みを刻まないとやっぱり、
生活が厳しいのかなって思ってます。
連帯しないとみんなで生き延びられないのかなとか思いますけどね。
なるほどね。
生き延びられないか、なるほどね。
協力芸っぽいって思ってるのかなって、もうちょっと生活が。
確かに一目でどういう人なのかっていうのを視覚情報で一発でわかる。
敵なのか味方なのか、上なのか下なのかみたいなことが、
口頭のコミュニケーションなしでわかるっていうのは良いことなのかもしれないですよね。
あとそのイニシエーションとして、確かにこの儀式を一緒にやったみたいなことが吸い込まれる。
そうね。
いいのかなって思いました。
確かにね。
例年4月とかあるいは10月になると話題になる、新入社員みんな同じ服装、同じ髪型問題みたいなやつあるじゃないですか。
なんかあれはあれですね、一瞬で抜け出せるからいいけど、
あのタイミングで何かこう家積みとか入れられたら、そういう意味合いですもんね。
あなたはどういう家で、どういう仕事をしているんですか?
そういう意味合いですよね。
そういう意味合いですよね。
あなたはどういう家で、どういう仕事をする人で、みたいなのが言えられるっていうのは、
延々とあなたはこのリクルートスーツ族です、みたいな風になるのと同じですもんね。
あと結構成人世代出るとかっていうのも、だからその子供埋めますよ、みたいな印かな、みたいなのがちょっと怖い。
18:06
確かにね。
なんか出荷OKサインみたいなやつになっちゃいますもんね。
みたいに感じてしまって違和感がある。
もう住んでる人はないんだと思うんですよ、そういう世界で生きてるから。
確かにな、確かにな。
何かな、私なんか超無駄なタトゥーとか入れたいですけどね、生涯の引っ越し回数みたいなのがあるんですけど。
一回引っ越ししたら一本一本増えていくみたいな。
深い意味ありげに見える線だけど全く意味ないみたいなやつが楽しそうだなと思っちゃうんだよな。
でも日本だと、役場の印としてイレズミが刷り込まれてきたということと、
体に起動つけるのが良くないという儒教的な価値観が合わさって、
タトゥーが良くないものっていう思想が刷り込まれているって書いてあって、そうかなと思いました。
確かにね。
でもイギリスのところでもそうだし、タイでもそうだけど、
イレズミって社会階層の高い人がやるものではないっていう認識があったっていうのを見て、
どこでもそうなんだなっていうのはちょっと思ってたですね。
でもヴィクトリア町のイギリスでは、ジャポニズムのイレズミ入れると上流階級の証ですよね。
そうなんだけど、その前の裁判か何かの記述があったじゃないですか。
ダメだってなってたんだけど、結構初期に、貴族はタトゥーなんかしないみたいな風になってたのが、
なんとかっていう貴族になりすました新しい人が出てきて、
知人が、あの貴族って全身タトゥーでしたよみたいな話を知人がして、
なりすましの人は当然タトゥー入ってないから嘘だとバレました裁判においてみたいな時に、
価値観がちょっとずつ変わってみたいな話が確かに書いてたんですよ。
あと王族のジョージ5世みたいな人が、お母さんからすっげー怒られながら日本でタトゥー入れまくってたみたいな話を見ながら、
ジョージみたいな、たぶんそういうのでちょっとずつ貴族がやってるんだったらとか、
さっきのアンジェリーナ・ジョリがやるんだらじゃないですけど、
そういう風にしてだんだんにジャポニズム広まりがあったんだろうなっていう感じがしますよね。
タイは如実にダメですみたいなカルチャーがある中でみたいなことも書いてたな。
意外といるんだよな、入れ墨の人。
2010、違うわ、心理学者の鈴木君博っていうのかな。
21:02
この人がやったウェブ調査で、サンプル数が900しかないですけど、
その調査によると、違うわ。
ん?違う違う。あ、各年齢層900。だからすげー人数だな。
私の体感は5%くらいですね、私の場合だと。
この調査でも全体の2.3%って書いてる。
でもきっと若年の方が少し上がりますよね。
うん、そうね。だから若い人5%、上に行くと1%、2%みたいな。
5%くらいか。
うん、私の体感は5%くらいの人が知ってる。
それは男女偏りはどうですか?
1対1くらいかな。
あんまり変わらない。
意味合い的な、さっきのお守り的なものだったり、ファッションだったり、
ある種のチーム性というか、何かの一体感みたいなことで言うと、
どういう文脈が多いんですか?
ファッションですね。
ファッションか。
それになると入れる場所は、それでも様々なわけ?
足の甲とか、手首の内側とか。
手首の内側とか。
痛そう。
あと背中?
背中ね。
背中がバクッと開いたワンピースの時とかにちょっと見えてセクシーだなみたいな。
なるほど、なるほど、なるほど、なるほどな。
なるほどな。それは何が契機になるんだろう?
聞いたことがなかった。若いの痛みかなとか思ってた。
タバコだったらちょっと1本もらってみたいなやつあるじゃないですか。
中学の時に先輩からみたいな。ダメですけど、一応。
タトゥーってだってちょっと一掘りみたいなのがなかなかできないから大変だろうなと思って。
できんじゃないですか。髪の毛染めるぐらいの勧告なんじゃない?
そっか。
タトゥーマシンすげえみたいな話も途中出てきて、
見たことないのでわかんないですけど、やろうと思ったらすぐできちゃうもんなのかな。
でも1日では終わりますよね、きっと。
まあね、ワンポイントとかだったらそれで終わるのか。
のかなとか。あと一緒にマスキングとかしますよね、今時日本でやるんだったら。
痛いの?本当に痛いの?
えーわかんない。痛いの本当に盛りなんだよな。
そうなんだ。
痛いのダメなんだよな。
傾向として男性って痛みに弱いなって思います。
痛みと絡みに弱いな。
確かにね。痛いの本当やなんだよな。
なんかよく眉毛サロンで最近男の子がいること多いんですけど、
抜くんですけど、眉毛を抜いてるだけなのにすごい反応してるなって思います。
へえー。
24:00
異性充出生しながら男だけが痛がってることとか。
いやいやいや、アミさん盲婚の強さがあるのかもしれないから。
いやいやいや。
でも言うても眉毛抜いてるだけだから。
まあそうね。
グラデーションあるとしてもそのレベルでは痛くないよみたいな疑い方してるから痛み弱いなって思います。
確かにね。
眉毛も入れ墨っぽくやってるってこと?アートメイクやってる人っていうのは。
そうそう。アートメイクは1年とかで消える入れ墨って感じです。
へえー。
ここの描いてたジャグアタトゥーとかだと3週間とか描いてたと思うんですけど、それとホンちゃんタトゥーの間ぐらいのやつがあるんですね。
でも本当に消えないアートメイクとかもあります。
へえー。
でも眉毛って結構トレンドによって違うから。
まあね。太いのでやっちゃって一生それってやったら確かにね。
それは確かに困るのかもしれないな。
アートメイク、眉毛とかアイラインとかもあります。
アイライン。
目の際に入れるの。
はいはいはい。
アイライン常に引いた状態みたいなのとかは。
だからあれって入れ墨だったんだって思いました。
やってることはね。確かにね。
みんなやってんじゃんって思いましたね。
確かにね。
この前段でも身体加工自体はみんなすごく自然にいつの時代もやってますって書いてあって。
その身体加工の一環ですよね。どっちかっていうと。
ピアス開けるみたいなのも同じ線上にありますって話から。
歯を矯正するとかね。
確かにね。
身体加工全般苦手なんだよな。
そうなんですか。
歯並び自分が仮にすげー悪かったとしても矯正できるかって言われたら耐えられない気がする。
できない。
痛そう。
確かにね。全部身体加工。
なんて入れ墨。
入れ墨だけあれですよね。社会の風潮が和らぐ感じがあんまりしないですよね。
日本の価値観じゃない?今からそれは。競り込まれた。
なのかな。
ここの本の中に出てきたタイだったり、見てたドキュメンタリーでフィリピンかインドネシアかの2020年ぐらいのドキュメンタリーの時にも
すげー怒られてて。
なんなら日本以上に入れ墨が怒られてて。
なんかしんどーと思って見てたんですけど。
日本だけなのかなと思ってたんですよ。江戸時代に罰した人におでこに入れ墨をってよく聞くじゃないですか。
日本だけなのかなと思ったら結構世界的に怒られてて。
そっかそっか。
なんでなのだろうかみたいな。
みいきさん最近行ってたじゃないですか。ヨーロッパ。
27:03
オミクロンが盛り上がる直前ぐらいにいいタイミングで行かれたじゃないですか。
行った時は目にする頻度はみいきさんが言うと5%よりも多いわけですか。そうでもない?
すいません。その観点で見てなかった。
気にならんぐらいってことですか。
うん。気にならなかった。
ワンポイントとかの人いっぱいいたかもしれないね。そういう意味だと。
そうね。ワンポイントの人たくさんいるもんな。
だからさ、「わー!タトゥーだ!」って人は逆にいなかった。
全身だ!みたいな人はいなかったかも。
手首の先っぽまでみたいな人は。
とか顔までいっちゃってるとかはいなかったかなそういう意味だと。
でもなんかもしかしたら腕全体ぐらいはいたかもしれないけど覚えてない。
いや、いれずみってなんか面白い。
この本自体も乱暴に寄せ詰めたっていうか、なんだっけ?
タトゥー文化研究会っていうのをやってる中で皆さん総合発表し合ったものをまとめてるっていうことだと思うんですけど
やっぱりその身体性とかファッションとかそういう文脈の中でこのタトゥー研究っていうのが位置づけられて深まってきたんだなっていうのが面白い。
あまりこれまで触れたことなかったのでいれずみの研究って。
すごい楽しく読めちゃいましたね。
最初のがマオリの研究で政治のあり方によってタトゥーの文化が発展するかしないかが決まるって書いてありました。
私なんかあれちょっといまいち意味が分かってなかったんですけど。
突然の三角形の立体の絵みたいなのが出てきてタトゥーが広がるのはここみたいな断面切られてましたよね。
遠征型政治、異常型政治、封建型政治って何?
あと増幅、平面で政治のパターンっていうのがあって、Z軸で増幅システム、減体システムってあって。
何これ?意味が分からない。
これどういう意味ですか?
これゲルっていう人の研究の中でポリネシアの政治システムっていうところをまず特徴付けましょうっていうので出てきていると。
政治のシステムとして、封建型社会、26ページに図があり、役中があんまりここなかったんですよね。
まずポリネシアの島々の政治っていうのは基本的に世襲性の階層社会であると。
その階層のあり方、性質みたいなのは1個1個違っていますっていう話があって、その階層の形が遠征なのか、封建型なのか、異常型なのかっていうので3つあります。
30:06
同一階層間の統合が崩れた社会っていうのが異常システムっていうふうに言われるもので、
首長っていうのがバラバラにいてみたいなことなのかな?
異常はそうですよね。
そうですよね。
複数のグループで複数のグループごとに首長みたいなのがいて、擦り合わせながらやってるのが異常。
遠征システムは増援体系があって、首長がトップで、階層間のヒエラルキーみたいなのがあって、
その首長に見継ぎ力とかによって階層が決まっていくみたいな。
遠征システム。
封建システムは、首長から平民への地区間での水平な流れを両方持つって書いてあります。
地区間での水平。
階層がないってことか。
封建システムで首長がいて、首長に見つけるためにみんなムラムラで頑張って治めるってことか。
御恩と奉公みたいなやつが、封建型調度ですね。
そう、が封建システムってことですね。
御恩と奉公のやつがハワイで、
異常型って一番最初に言ったやつがマルケサス諸島で、
真ん中に紹介してくれた円錐型っていうのがサモアとか。
封建システムだと入れ墨流行らないって書いてありますよね。
そうですね。あんまり増幅システムっぽいところには載ってないっていう。
増幅と減体称って何ですか?
アンプリファイドシステム。
わかんないけど、増えると入れ墨がより強くなるんですよね。
減ると入れ墨があまり入らなくなるっていう図になってますね。
あえて立体になってるのか矢印でこうなるとこなるっていう奇跡がね。
ショートケーキみたいな形になってますよね。
上に三角中華。
もうよくわからん。
わかんないけど、とりあえずわかったのは、
封建政治は入れ墨がなくて、異常と円錐だと入れ墨が多くなる。
増幅システムと減水システムって何を意味してるかよくわかんないけど、
円錐型とか異常型だと増幅システムの度合いが高まれば高まるほど最大入れ墨が多くなって、
封建型の方だと減水システムによればよるほど入れ墨が多くなるっていう。
封建型だと少ないっていうよりかは、
封建型でかつ減水システムに入っていると入れ墨が少ないっていう。
33:02
でも、封建システムを有する社会では増幅であり減水であり入れ墨文化は発達しなかったって書いてありますよ。
増幅であり減水であり。
本当だ。
じゃあなんでここに最大入れ墨の次元ってのが書いてあるんだろう。
この漫画レバーっていうところが入れ墨の最大次元に載ってるんだけど。
いうことなのかな。
点の密度で考えると確かに封建性の方が少ないですね。
そうですね、確かに確かに。
第一章がこれですからね、本としてね。
でもこれね、本当に入れ墨をするかじゃないかが政治のあり方とかで変わってくるんだっていうのが面白かったですね。
確かにね、確かにね。
さっきの千葉の例じゃないですけど、
一個一個の国の政治っていう単位だけじゃなくて、
そのコミュニティの統治の仕方みたいのもある一つの政治じゃないですか。
っていう風になると、やっぱり何て言うんだろう。
さっきの千葉のお店みたいなやつってリーダーの一人がガンといて、
そこにメンバーがチョロチョロといてみたいな構造だったじゃないですか。
あれは確かに封建型っていう感じじゃないですよね。
御恩と奉公で契約で結びつくみたいな感じの人たちじゃないので。
どっちかって言うと入れ墨とかタトゥー、
最大入れ墨の次元に乗っかってる系の政治体制が惹かれそうな人たちではありますよね。
34:52

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