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2020-06-16 17:46

「反応しない練習」第3回:承認欲求という妄想を越えよう。積極的に”無責任”になろう。

2015年の発売以来、ロングセラーになっているこの本。世の中が喧しい今だからこそ、読むべき本として選んでみました。
「わかる」と「できる」の狭間がそろそろ生まれてきます。

みき(@miki_apreciar
のぞみ(@CobeAssocie

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書籍紹介(Amazonより)

悩みは「消す」ことができる。そしてそれには「方法」がある――ブッダの「超合理的で、超シンプル」な教えを日常生活に活かすには? 注目の“独立派”出家僧が原始仏教からひもとく“役に立つ仏教”。

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00:11
他人に判断して自分がマイナスの感情になっちゃうこともありますよっていうのを言った上で、第4章で書くっていうか、他人の目から自由になるっていう章があるんですよね。
人間で他人の目が気になったことない人っていると思います?
いないでしょう。
いないでしょうね。だからこそ多分100%いないと思う。
そうですよね。社会的生き物ですもんね。人間中の。
そうそうそう。そうなんですよ。
確かに。
だから多分真ん中に持ってきて、他人の目から自由になるっていうのが第4章で。
ここで言ってるのは、今まで3章までかけて、人間にはいろんな欲求とかがありますよっていうのも言ってて。
で、他人の目が気になる理由っていうのは、人間の特異強い欲求である承認欲求が作り出している妄想なんです。
自分を承認してほしいから他人の目が気になってるし、他人と比較して優れた人でありたいとか、そういう妄想を作り出しちゃうんですって言ってるんですよね。
なるほど。あるなー。
毎日気になってる。常に気になってますよ。他人の目なんて。
それはみきさん的に気になってる。
そう。常に気になる。
この辺、後半読んでた時の感想は、本当に言ってることはわかるんだけど、わかるとできれば違うなっていう感想がだんだん言われてくるんですよね。
なるほど。
だから承認欲求が作り出す妄想であなたは他人の目が気になってるんですって書かれて、そうだと思うけど、だからって他人の目は引き続き気になりますというのは思う。
だから本のタイトルが反応しない練習、練習ってなってるのはそういうことなんでしょうね。
即効明日からじゃあ他人の目を気にしないで生きていきましょうなんて無理じゃないですか。
無理。
だから練習しましょうっていうことなんでしょうね。
実際そういう提出ですよね。何度で少しずつこういうことをしてみましょうみたいなことが書いてあって。
4章でも結局理想の状態っていうのは、自分が何がしたいか、今の自分だったら何をすればいいかっていうことを理解して、それにただ心を尽くしてればいいんですよって書いてあるんですけど。
そうだなって思うけど、自分のなすべきことはちょっとまだわかんないですっていう判断が起こりますね。
なるほど。
これ初めて読んだ時に思ったのが、2つあって、1個は日本人は承認欲求みたいなことを書いてる文章あるんですけど、
海外ドラマとか見てても結構みんな承認欲求まみれみたいなシーン多いじゃないですか。
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多い。
海外もそうなんだろうなみたいな。日本人限定じゃなく人間みんなそうなんだなって初めて読んだ時に思ったなっていう記憶が今蘇ってきたのと。
あともう1個は、リチャード・ファインマンっていう物理学者。
なんか本ありますよね。ファインマンさん何とか何とかみたいな本ありますよね。
まさにそうですそうです。ファインマンさん、ご冗談でしょうファインマンさんとか。
あ、そうだそうだ。
すごい陽気な人で、天才物理学者で原子力原爆を作るマンハッター計画にも関わってた人なんですけど、
ファインマンのシリーズを読んでいくと、彼って原爆をやる太平洋戦争の時大活躍するわけですよ。
で、それが終わったらある種国のヒーローなわけですよね。戦争の勝利に貢献した学者ということで。
周りからすごくいろんなこと言われるんですけど、全然パフォーマンスが出なくなるんですって。
いいアイディアが浮かばない、いい論文書けないみたいなスランプにあるようになってくる。
で、とある日、パッと悟る瞬間が来たらしくて、ファインマンに。
周りにすごいいろいろ期待してくるけど、俺それの期待に応える必要性って1ミリもないなってことに気づく瞬間が来たんですって、ファインマンに。
周りはファインマンさんあなたは素晴らしいみたいな、こんなことができる物理学者あなたは天才です、期待してますよってみんないろいろ言うけど、その期待に応える必要って全然ねえんだなっていうことが心にスッと降りてきた瞬間があったんですって。
で、彼すごい賢いなと思ったのは期待をする相手をコントロールすることはできないと。
なぜかというと事実として科学的業績もあって、他の人がそれを見た時にすごいなと思う他人をコントロールすることはできないと。
ただその相手が期待された時に、その期待に応えなきゃって自分が思う必要性は全くないと。
それ以来彼は積極的無責任っていう、あなたの期待に対して私が責任を負うことは1ミリもないですっていうことを公言してまわったらしくて、そしたらアカデミックなパフォーマンスがすごく上がったっていう話がその本の中に出てくるんですよ。
あ、でもそれこそ本当は反応しちゃってたんですよね。周りの期待に反応して、期待に応えなきゃって判断してるうちはちょっと心が曇ってたというか。
そう、まさにまさに。
出せなかったっていうか。
だから100期待を周りからかけられてたら、100をある種受け取って答えなきゃっていうのがあったと思うんですけど、その100の中で自分が答えるべき期待は選べるっていうことなんだと思うんですよね。
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多分それって相手の期待に応えないってことじゃないじゃないですか。
確かに。
応える期待を自分が選べる。
だからさっきみきさんが言ったこの承認要求ない人はいないと思うんですけど、100要求が来た時に選べると思ってるかどうかって結構大きい分岐だ気もしていて。
確かに。
他人の目から自由になるっていうタイトルの中に例えば100期待があった時にその100の期待と完全に無関係に生きていきましょうっていうのってめちゃくちゃハードル高いじゃないですか。
高い、確かに。
100人いたら100人のうちの、例えばあなたが0なのか1なのか2なのかあるいは100なのか、答える期待選べますよって言ったらその方が私に納得度が上がる気がしてて。
確かにそういうことですね。
どの期待に答えるか選べるっていうのって自分の成すべきことが分かってるみたいな状態とちょっと近いなって思いました。
そうですね。
そうなんすよ。
なるほどな。
すごい、分かりやすい。いいですね。
どの期待に答えるか選ぶってことですよね。
ですです。
これをちょうど読んだのは私2016年ぐらいの時に読んでたんですけど、新卒で入った外資のコンサル辞めて次の会社の真ん中ぐらいで読んでたんですけど、最初のキャリアの最初ってすごくいろんな人の期待に答えたいじゃないですか。
上司からもらうオーダーは全部答えたいし。
期待を超えていきたいみたいな。
常に超えたい。
気持ちが常に超えたい、ある分かる。
そうなんすよ。
そうやっていくとすごく辛くなるじゃないですか。
そういう中でこれを読んでファインマンの話も思い出したらなるほどなみたいな。
自分で選べるのかっていうことがすごくファインマンの本読んでこの本読んでなるほどなって思った記憶が今蘇ってきましたね。
そうですね。
まさに今次常に期待を超えていきたいみたいな話があったんですけど、
5章がそろそろそういう話とも近くて、5章が正しく競争するっていう章なんですよね。
やっぱり人って他人の目を常に気にしてどうしても自分と人を比べながら生活してるところもあるし競争って常に起きてるっていう社会だからこそ正しく競争するみたいな章があるのかなと思ってて。
正しく競争するね。
そう、正しく競争するか。
今までの話を見るとそういう自分、他人の目とかは気にしなくていいし競争とかもしちゃダメだし、自分の心だけを信じて何のような心を持っていきましょうみたいな風にも捉えがちなんだけど、ここで競争はするんだって競争はするんだって本当に5章を読んで思いましたね。
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正しく競争する。
競争を分解してくれてて、競争っていうのも結局心の反応でできてるもので、それは承認欲求、人に認められたいという欲求と貪欲、奪いたい、欲しいっていう気持ちが掛け合わさって競争っていうものが起きてます。
確かにって思った。確かに競争を分解すると承認欲と貪欲なんだっていうのはすごい。
なるほど。
なるほどって思って、競争を正しくするためには、競争を分解した後に愛を分解してるんですよ。
競争の対抗として愛を分解してて、愛はその4つの心ができてます。
慈しみ、悲しみ、喜び、捨てるっていう漢字の一文字ずつ当てて、それ4つの心ですって言ってて、慈しみは相手の幸せを願う心。
悲しみは相手の悲しみを理解すること。喜びは相手の喜びを理解すること。捨てるっていうのは欲望とか衝動とか怒りっていう反応を捨てること。
この4つが人の人に対してこの4つの心を持つっていうことを愛って言ってるんですって言ってて。
ほう。なるほど。
競争ってのは承認欲と貪欲でできてるものだし、競争に飲まれないためにはそういう愛の心を忘れないことみたいなことを書いてて。
愛を分解したことってなかったからすごい新鮮だったんですよね。
確かに。愛は分けることないですね。
そう。愛は愛じゃんみたいになりがちじゃないですか。
そうですね。私のこと愛してるって言われた時に、いやあなたの慈しみの観点から言うとこうでとか言うことはないですもんね。
そうそうそう。ないじゃないですか。
愛って結論に持ってきがち。だって好きだからしょうがないじゃんみたいなのが持ってかれがちだったから。
それを分解するのも面白かったし、競争も競争って競争じゃんって思ってたから分解されてて。
面白かった。分解が面白かった。
正しく競争するっていうのは、さっきの承認欲と貪欲があるのは、しょうがないけど愛も合わせて駆け合わせていこうぜみたいなことなんですかね。
競争してる時の状態を理解しよう。今すごく承認欲と貪欲が強い状態だなって理解しようとかした状態で何か取り込まないと奪うだけの人になっちゃう。
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そうじゃなくて、奪うじゃなくて相手のことを受容して想像する。
愛の気持ちがないと本当に奪うだけの人になっちゃうよみたいな。
なるほど。なるほどね。確かに。
承認欲とか貪欲ってすごい出しやすい欲求ですもんね。
誰しもが何の勉強というか何の学習もしなくても認めてほしいし、もっともっとって思うけど、この愛っていうさっきの慈悲記者っていうこの4つ。
そう、慈悲記者。
これは確かに難しいですよね。
パッと相手の幸せを願うとか、相手の悲しみを寄り添うとかっていうのは難しいですよね。
難しい。
日頃の悩みとして、手は速いんだけど思考は浅いみたいなところがあるし、自分のコンプレックスとして、自分の目線がすごい強いみたいなのがコンプレックスとしてあって、本当まさにこの心が伸ばしたいところだなって思いながら読んだ。
愛を伸ばしていきたいと。
反応しない力っていうのは、自分を冷静に見るだけじゃなくて、相手を受容する力っていうことだなっていうのがここを読んでちょっと思ったんですよね。
相手の目線を想像して相手の目線に立っている力のことを反応しない力って言うかなっていうふうにはちょっと思いました。
なるほど。
ここまでくると。
相手を受容するね、なるほど。
これめちゃくちゃ難しいですよね。
この辺とかはわかるけどできないと思いながら。
すぐにはできないけどわかるし伸ばしたい力だけど、そういう自分の中で愛する力がある。
この辺とかはわかるけどできないと思いながら。すぐにはできないけどわかるし伸ばしたい力だけど、そういう自分の中で愛づちを入れながら読んでいる感じでしたね。
後半に行くにしたがってハードルがどんどん上がっていくんですね。
ずっとわかるしすごい良いこと言ってくれてるなって。
愛とかも分解されるからすごい新しく解像度が高まるんだけど、難しいなって思いながら読んでるんですよね。
ある種の愛って非対称性だと思うんですよ。
例えば自分が何かを提供したら相手にも何か返して欲しいっていうことを。
みんなよく思うし、相手が幸せになってくれれば自分が儲かるからなって欲しいとかっていうのとそもそも違うわけじゃないですか。
地と火と木っていう相手の幸せを願って、相手の悲しみを理解して、相手の喜びを理解する。
なんでかっていうとそれは自分の欲求を満たすためってなった瞬間にこの愛の定義から外れちゃうわけですよね。
そうそうそう、確かに。
だから非対称性を許容することだと思うんですよ。
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で、それってなんて言ったらいいんですかね。
すごく頭いい人であればあるほど難しくなる側面もあるなと思っていて。
何のためにやるのって言われたらすぐ終わっちゃうことだったりもするじゃないですか。
はいはいはいはい。
ただこの愛を持ってやってる人ってすごく大人だなと思うし素敵な人だなと思うんですよ。
っていうことを積み上げていくと、
大人になるってそういう非対称性?
なんとかのために何かをするとかっていう目的を捨てていくっていうことをうまくできる人って
愛に溢れてる人だし、少なくとも私は大人だなと感じるし、いい人だなと思う人なんだろうなというのを感じます。
難しいですよね。
めっちゃ難しい。
冷静に考えると、自分の両親とかが自分に対してやってくれたことを考えると絶対元取れないじゃないですか。
そうなんですよ。
だから今なりに子育てってすごい不毛な選択だなって思ってしまう。
はいはい。
親がかけたコストに対してアウトプットが自分って思うとすごい。
いやいや、最高のアウトプットですよ。
非対称性がすごいって思う。
でもそう考えると、ニワトリ卵かもしれないですけど、子供を育てるとかそういうことってピュアに愛ですよね。
そうですね。
なかなかすごいことですよね。
猫をめでるとかっていうのもあるでしょ。あれも愛じゃないですか。
そうですね。
特に反応が返ってくるわけでもないけどみたいな。
愛なのか、わかんないかいかもしれないですよ。自分の猫のフォルムに人間の仕様として小さくて丸いものにかいを覚えるっていう仕様が。
アンパンマンみんな好きみたいなのがそういうやつですか。
いや、かもしれないですよ。
でも愛は深くやっていきたいですね。
確かにね。
本当ですね。
特に今ストレスとか溜まりやすくて衝動とか出やすいからこそ、相手を需要する力とか愛ある目線とか忘れたくないなって忘れがちだけどって感じです。
間違いないな。
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