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2024-02-06 37:05

アンドロイドは電気羊の夢を見るか

Disclaimer:収録の失敗により最初の1/3しか残っておらず、変なところで終わります...


サマリー

2024年にお正月気分が抜けた話です。ジャンルの異なる映画を楽しむ話です。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』のあらすじをお伝えします。アンドロイドは電気羊の夢を見るかのエピソードでは、アンドロイドと人間の違いや共感性がテーマとして描かれています。主人公はアンドロイドを狩るアンドロイドハンターや、アンドロイドが逃げてくる場面など、多様な設定と登場人物に魅力を感じます。アンドロイドハンターは親切心がなく、合理的な行動を取ります。一方、電気羊は静けさの中で生き物の存在を求めています。世話や関心を持つことが、実感を与える社会のリアリティだと考えられます。

お正月気分を抜ける
どうですか、2024年明けて。お正月気分もやっと社会的にも抜けてきたところですが。
うん、もう普通に仕事してる感じになっちゃいましたね、1月10日ぐらいから。
頑張り屋さんじゃないですか。
うん。
馬鹿な表情。
いや、普通に仕事してます。
エラー。
でもなんか2月、3月がちょっと暇かもと思ってるので、1ヶ月ぐらいフィリピンでも行ってこようかなと。
なんか1ヶ月滞在しても、ところ的にいたくない国に1ヶ月行こうかなと思って。
フィリピン?
うん、全部行こうかなと。
フィリピンはどこに行くんですか?いろいろあるじゃないですか、フィリピンの中でも。
マニラとか西部とか行こうかなと思っております。
行ったことないな、フィリピン。
大学院の研究テーマ、フィリピン一部入ってたはずなんだけど、行ったことはないっていう。
あら、そういうもんなのね。
なんか行こうと思ったら、行けなかったんだよね。
データだけもらって終わっちゃった。
のぞみさんはいかがですか?もう1年普通に始まった感じになってますけど。
そうですね、なんか忙しいな。
あ、いいじゃないですか、いいことじゃないですか。
映画館での映画鑑賞
もう先週か、久しぶりに映画館に行って、久しぶりとかないのか、映画を見に行こうと思って。
あの、みーさんに、チャットでも言いましたけど、いちこを見に行って。
あ、私もだから言われて見ましたよ、いちこ。
どうでした?
どうでした?いちこね、しんどい話だった。
ね、なんかしんどいなと思って。
見終わった後に、しんどさって1回くらったら、骨の髄までもう1回くらいに行こうと思って。
その日の夜、自分の中での暗い映画ランキングがあるんですけど、心に来る映画ランキング。
そのトップ5に常にいるチョコレートドーナツっていう10年くらい前の映画をもう1回見返して、倍くらって寝るっていう。
で、やっぱり映画館改めていいなと思ったので、今日と明日も映画行こうかなと思って。
そうなんですよ、映画いいなタイミングですね。
いちこは一応、あれをしんどい映画と捉えるかは人によるのかなと思います。
一応、あのラストを自己肯定みたいなふうに捉えることもできるじゃないですか、主人公。
まあ確かにね。
それでも生きていくとか、自分を取り戻すみたいな。
これ見てない人全く意味わかんないと思うんですけど、途中出てくるキタ君っているじゃないですか、あのメガネかけた。
あの人が最後の最後、明示的には言われないけど、流れてる映像化するとそうなったんだろうなみたいなシーンあるじゃないですか。
それを見ながら、その時彼はどういう気持ちだったんだろうなみたいなことを想像しながら映画館から帰ってたんですよ。
で、ちょうどその時、イヤホンして聴いてた曲が、菅田将暉のサヨナラエレジーを聴いていて。
全然関係ないんですよ、その映画とその曲自体全く関係ないんですけど、そのキタ君の心情でサヨナラエレジーを聴くと倍しんどいっていうのがあって。
えー、そうなんだ。
最後のいちこちゃんのやつは言うように確かに、なんかハッピー、開放、ハッピーみたいな風にもなりうるんですけど、キタ君かけるサヨナラエレジーはもう絶望しかなかったですね。
でもなんかキタ君もちょっと強依存気味というか、やっぱりちょっと変なバイアスがすごい強かったから、結構納得のゆく結末ではありましたね、キタ君については。
ね、そうなんですよ。
いちこが飼ってたのが鳥で、キタ君は家で魚飼ってるでしょ?
ああいうのとかを見ながら、ちょっと話さっそくポンポン飛んじゃいますけど、そういうところを見るようになったのはなんとなく、去年いくつか舞台を見に行ったからかなっていう気がしますもんね。
いろいろ見るようになった。
確かにいろんなところに込めてるぞ、メッセージをっていうね。
そうそうそう、そういう意味ではすごく自分が、俺はそういうところを映画で見るんだっていう新しい気づきにもなる映画体験でしたね。
なので今日と明日行くやつもまあとっても楽しみっていう。
何見るんですか?今日と明日。
今日はね、笑いの怪物っていう。
ああなんだっけ、あの離れ目の汚染的な俳優、顔の俳優。
岡山、岡山。
アマネ。
岡山アマネさんかな。
明日は役者工事を見に、パーフェクトデイズを見に行くっていう。
パーフェクトデイズね。
私パーフェクトデイズ見ましたよ。
本当?
うん。
神戸の映画館も、3つしかスクリーンがないところなんですけど、そこでイチコとパーフェクトデイズやってて、パーフェクトデイズパンパンでイチコがらっからっていう。
公開時期がね、パーフェクトデイズのほうが遅い。イチコのほうが3ヶ月ぐらい早かったりするので。
まあそうね。
それもあるかもしれないですね。
あとはビム・ベンダースとか。
パーフェクトデイズ、おばちゃんたちがめちゃめちゃ見に来てて。
役者工事かなみたいな。
毎週三ツ鉢と私っていうスペインの映画なんですけど、それも見に行こうと思って。
1月はなので、映画月間ですね。
近所の映画館あるんですか?
そう。東宝シネマみたいなでっかいやつじゃなくて、とはいえスクリーン1枚の単館とその間ぐらいの感じの映画館があって、そこに行くんですけど。
新宿・武蔵野館みたいなやつがあるのね。
そうそうそうそう。まさにああいう感じの映画館があって、ちょこちょこ行くんですけど、すごい楽しいんですよね。
私も近所に単館のミニシアターあるから、それを見るようになってからすごい映画好きになりましたね。
ああいう映画館って経営大変なんだろうなって気になっちゃいますよね。
確かに。私の行ったところも経営大変すぎて、別の会社に買われてました。もう自力で無理になって。
そうだよな。儲けようと思ってやる事業としてはしんどいもんな。
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』のあらすじ
でも儲かんないから、チケット収入だけじゃ。
まあね。難しいよな。
私はそこでお正月にローマの休日の4Kレストア版を見ましたよ。
4Kレストア版ってどうなるの?映像が綺麗になるの?
うん、画質が綺麗になる。
へー。どうやってやるんだろうね。
撮影の時ってもちろん古いフィルムで撮るわけじゃない?
どうやって変換するんだろう?4Kレストア。
わからん。
1コマずつ直していくんだって。
フィルムをチェックして、1枚1枚4K解像度でスキャンしていくんだって。
元々のフィルムのホコリを取ったり、傷がついてるやつを補修したりして、フィルム自体を4Kで撮るんだ。
それをデジタル化した後にコンピューター上でやると。
それだったんだ。私はデジタル用の2Kとかを4Kにうまくやってるのかと思った。
ローマの休日だったらもうデジタル化は何もないだろうから。
本当のオリジナルはね、確かに。
90分の作品だったら129,600コマを1コマずつ目視でチェックしていくらしいよ。
その成果のローマの休日を見てきた。
でもお正月にちょうどいい上品なそしてホッコリする映画だった。
あれってホッコリ映画?
今となってはホッコリ映画かな。
どことんの国の王女様が一般人の風にしてローマでお遊びみたいな。
渋い渋い来たと一緒にデートみたいな。
そしてお別れみたいな。今となってはホッコリ映画でしょ。
まあね、確かにね。最後の最後はーみたいなやつあるけど、まあまあそれも含めてホッコリ。
そうだろうね。綺麗だもんな。
確かにずっとおばあちゃんになってもなんかずっといい感じにちゃんと年取ってるけど綺麗みたいなの保ってましたもんね。
うんそうだよね。
だからなんかそういうタバコ吸うとかあらゆることをちゃんとその相応にやってくれそう。
古い映画もねちょっと見たいなと思うんだけど、今その行ってる映画館でエマニュエル夫人やってるわ。デジタルリマスターの確か。
そうだからやっぱ今ってもうなんか映画が若者のものじゃないんですよ。
うちらみたいなおじさんおばさんのものになってるから懐かしいみたいなのとかがどんどんやってるんですよ。
ちょっと前までそのゴーストワールドっていう30年くらい前のに流行った映画もやってて。
全然聞いたことない。ゴーストマスターズ。
それゴーストバスターズらしい。それじゃなくてゴーストワールド。
あーゴーストワールド。完全に頭の中で今ゴーストバスターズで変化されちゃったから。混ざってマスターズになっちゃったけどなんだそれみたいな。
知らないものすぎて勝手に変化してしまった。
22年ぶりの全国ロードショー。
こういうリマスターが流行ってる気がします。
今日みきさんと一緒に話すやつも一応映画化されているブレードランナーですもんね。
ブレードランナー見てないんですけど予告編とかで流れるシーンあるじゃないですか。ブレードランナー。
あの話なのかなと思って。逆に私は内容全く読んだことなかったのでブレードランナーの予告編でこの本の内容を想像したんですけど全然違うっていう。
そうですかそういう話ですかっていう。
映画と本のギャップを感じるところから始まった読書体験でしたね。
みきさんはこの本を読んだのは何回目?初めて?何度目か?
このパターン何度目って感じですけど中学生ぐらいの時に背伸びしてちょっと2章くらい読んで挫折して今ですね。
当時はやっぱり王道だし行ってみるか的なこと?
そう多分サブカル教養を抑えておきたいみたいな背伸び心だけで手に取ったんですけど難しくてやめちゃった。
みんなこう出てきますもんね話の中にこのアンドロイドは電気羊の夢を見るかっていうオマージュですとか。
そうタイトルがさ今良すぎるからさ何とかが何とかの夢を見るかみたいないっぱいあったしさ。
そうだねそうだねエッセイっぽいやつでも惹かれがちだもんね。
結局さちょっと話の本の内容を話す前になんか全然あれの話しちゃうけど夢見るのかな?
アンドロイドは?電気羊の夢?そこ?
あのやっぱり職業から質問されたら答えるところから始めるっていうのをしっかり徹底したいなと思ってた。
見ないんじゃないですかね私はそう思っちゃうんですけど。
見なさそう?
私はね個人的には小説の中の主人公は見るかもしれないって考えてましたよね。
なんかね最後に行くにしたがってアンドロイドとの戦壁がどんどんみたいな感じでね夢な。
私のイメージではその人間がイメージする人間っぽい人っていうのがアンドロイドみたいな感じで
こうウィルにあふれてて成長欲があってガッツガッツしてるってイメージだったからこの世界のアンドロイド。
非生産的な夢とか見なさそう。
なるほど確かにな。
電気羊の夢なんて見る前に勝手に分解してみたらいいんじゃないみたいな。
途中なんかアンドロイドみんなでクモの足をビビって切っていくみたいなシーンあるじゃないですか。
なんかあれ見てるとなかなかだなって思うと同時に夢な見なさそうですね。
めっちゃ思っちゃった。
三木さん改めてどんな本なのか。
アンドロイドが電気羊夢を見るかあらすじ第3次世界大戦っていうのが地球で終わって
それでもう地球の環境がもうボロボロになっちゃったっていう未来の地球が設定ですと。
そういう地球では生きていくのが大変なのでいろんな惑星にも移住する計画が立っていて
大体もう多くの人が移住しちゃってますと。
その時に移住するの大変だからって言って各家庭に1人1台アンドロイドが配られてたんですよね。
アンドロイドを刺激して人間が食らっていくみたいなことが当たり前の世界ですと。
そんな中アンドロイドのバグなのかわかんないけどたまにアンドロイドが人間を殺しちゃったりとか勝手に脱走するみたいなことが起きてしまっているっていうのがめちゃめちゃベースの背景ですね。
そんな中多くの人間が地球以外の惑星に移住し終わっている中、知得の極少数の人だけは地球に残って働いてたりするんですよね。
その地球にいる人たちが火星から逃げてきたアンドロイドを殺す、アンドロイド狩りをするみたいなのがお話です。
なので主人公はアンドロイド狩りをする警察官。火星から逃げてきたアンドロイドを殺すっていうミッションを持っていますと。
ただ今の技術ではアンドロイドって人間そっくりなんで見飽きる術っていうのが復習な精神テストみたいなものをしないとわかんない。
見た目だけでは、見た目とかちょっと話したぐらいじゃ全然わかんないっていう。
アンドロイドハンターの始まり
だからそんな中でこいつって本当にアンドロイドなのか本当に人なのかって思いながらうまくテストを実施してアンドロイドだって判定した人を殺していく。
今そういうことをやってます。
あともう一個ベースとしてあるのが地球が第三次世界大戦後の地球っていうのは環境が荒れ果てちゃって人間以外の生物がほぼ住めませんと。
だけど世界の中からこそ動物を所有するっていうことがすごく人間らしいことというか尊厳があることとして見なされていて、動物を飼ってないとちょっと見過ごされたりとかする。
だけど動物はすっごく高い。
なので本物の動物そっくりの電気動物っていうものがすごく流通していて、それはもうすっごく安いですよね。
なんで主人公のアンドロイドハンターも本当の羊がほしいんだけど買えないから電気羊を買ってるんですよね。
そんな感じの背景です。
あらすじでした。
1960年代に書かれた本で、第三次世界大戦後って言われてる。
本の現在は1990年代っていう設定で確か書かれてる。
西暦がどんだけ意味を成すのかって感じですけどそうですね。
帰った当時からすると25年後ぐらいですね。
一番最初のシーンは主人公が奥さんと一緒に自分の今日の気分とか何を考えるかみたいなことを設定する機械っていうかダイヤルみたいなのがあって。
500何番とか選べるとちょっといい気分になったり、800番ぐらいになると相手が怒っていることに対して申し訳ないと感じるみたいな調整ダイヤルみたいなことをお互いに操作し合うみたいなシーンが出てくるんですけど。
それが1992年の1月の3日っていう風になってるから、書いた当時からすると25年後で今からすると30何年前っていう設定に書かれてると。
そこから始まって電気羊が出てきたり、ミキさんが今言ってくれたみたいなアンドロイド狩り?
警察官なんですけどお給料はそんなほど出なくて、ほぼアンドロイド一人狩ると何ドルみたいな賞金稼ぎみたいなお給料のもらい方をしてるから、お金稼ぐために頑張ったアンドロイドを探しにいくっていう序盤の導入ですよね。
モチベが高いんですよね。アンドロイド狩らないと結構生活ままならないぐらい。
何人かまとめて逃げてきたと。
この小説ではアンドロイドって常時いろんな国から逃げてきちゃうんだけど、今回は特に火星から8体まとめて凄い強敵が逃げてきたから、下級的速やかに8体処分したいみたいなところから始めた。
アンドロイドと人間の差
警察署の超優秀アンドロイドハンターみたいな人が、8人のうち2人なんとかしたんだけど3人目の人にやられちゃって。
よっしゃ俺にチャンスきたねって言って残り6人。
6千ドル稼ぐねって言ってやりに行くっていう話ですね最初ね。
この本の大きなテーマとして人間とアンドロイドの違いってなんだろうみたいなところにあるんでしょうね。
結構ずっと主人公が、あれこいつって本当にアンドロイドなんだっけとか、アンドロイドだって知ってるけどなんで殺さなきゃいけないんだっけとか、
あれもしかして自分ってアンドロイドかと思って自分にもテストしてみたいとか、結構そういう切な面白いシーンっていうのがいっぱいあって、
今だから切な面白いと思えるような人間ってなんだろうねっていうようなテーマがそこを賢に含まれてて、すっごい面白かったですね。
これ一応主人公と別の、主人公じゃないんだけどちょっと主人公っぽく出てくる、一人でマンション1棟に住んでる謎の人いるじゃないですか。
その人、多分時代もあると思うんですけど、このイジドアっていうちょっと変わってる人というか、精神的にちょっと変わってる人っていうふうに描かれ方をしていて、
作品の中でもちょっとポリコレ的には絶対ダメだろうみたいな表現で呼ばれてるような人たち。
おかしいやつみたいなやつをむがつって言われてる人がいると思うんですけど、主人公の人とイジドアっていう人の間にも結構差があるじゃないですか。
振る舞いとか発言の仕方とか。
一応2人とも人間、非アンドロイドとされる人だと思うんですけど、振る舞いの感じ見てると後半に出てくるアンドロイドの方が、
人間的とされる雰囲気はすごくありますよね。
近代の人間的ですよね。
そうなんですよね。
どれくらい、みきさんはアンドロイド的な気がします?
自分が?
自分自身について。
ゼロだと思ってますけどね。
だいぶ人間。
人間とアンドロイドっていうバーじゃなくない?みたいな思っちゃう。
人間っていうものが。
分かります?
自分はこの辺とかじゃなくないっていう。
人間とアンドロイドって言って。
うん。
だからどのくらいアンドロイドだと思いますかって質問が、すごい回答が難しい感じを直感で思いました。
人間とアンドロイドっていう軸があって、あなたはどのポイントですかって聞かれてるような感じがあったので、そういう軸じゃなくない?そもそもみたいなことを思ったっていうことです。
へー。
なんかレイヤーが違う感じ。
レイヤーが違うか。
なるほどな。
なんで私が今、同じスペクトルの間にありそうだなと思ったかっていうと、
この判定方法、このアンドロイドかどうかを確かめる判定方法が出てきて、これフォークとカンプフ感情移入度測定法っていうのでチェックするっていうのが出てくるじゃないですか。
頭にヘッドセットを追い上がって。
これまたね、面白いテストですよね、本当に。
ね。
なんか自動的にウィーンってやるとかじゃなくて、
例えばミキさんが私のことをアンドロイドかどうかチェックしようと思ったら、私が器具をつけてミキさんが私にいろいろ質問してくるんですよね。
こういうことが起きましたどう思いますかとか。
その時の雰囲気的にノウハウの揺らぎとか目の瞬きの感じとかをチェックして、この判定をするってことだと思うんですけど。
反応の速度とかっていうのが出てくるじゃないですか。
ちょっと時間を置いてから反応が出たから、アンドロイド的に学習したからそういう反応しようと思ってやってますみたいなことが出てくるじゃないですか。
例えば人間だったら動物が超大事だから、ペットがちょっとでも危害加わった瞬間にピーって反応するみたいな。
だけどアンドロイドだったらちょっと時間かかるみたいな。
あと複数の問題に阻まれずに一個を優先しちゃうみたいな。
例えば動物を殺すのって本当に良くないっていう世界だけど、動物の毛皮の上に裸の女がいて旦那さんがそれを持ってました、どう思いますかみたいな時に、
動物の毛皮のことに全く言及しないとか、そういうのってアンドロイド的だなみたいなのを判断してたりとか。
そうなんですよ。
私もその質問を一個一個読みながら、もちろん脳波形とかつけてないですけど、どう感じるかなとかっていうのをやってた時に、
質問によって私結構アンドロイドっぽく答えられざるを得そうだなとか思うと、
時間っていうのも基本的にはスペクトルじゃないですか、早い遅いとかって、日というか連続した数値なんで、
そのことプチアンドロイド的とか全然ありそうだなみたいな思ったり、
たまにTikTokとかインスタグラムのショートの動画とかでも、
横で女の人がめちゃめちゃセクシーな格好をしてると、左側のマジックのトリックに気づかないみたいなやつってたまにあるじゃないですか。
そういう時は私あんまり紛らわせずにずっとマジックの人は全然普通に見てるみたいなやると、
共感性と人間らしさ
4%くらい俺アンドロイドかなって思ったりしますよね。
そういう意味では私もそういうとこあるんですけど、
そういうもしかしたらアンドロイドかもしれないけど人間っぽい人っていうのが一番人間らしくないって思っちゃう。
逆に本当のアンドロイドってそういう振る舞いあんましなくないっていう。
もうちょっと人間らしい、人間が人間らしいを体現してるよね、アンドロイドって思った。この世界では。
なるほどね、なるほど。
なんかこの作品なんていうんですか、端的にアンドロイド対人間みたいなのが主人公が人間を代表していて、
対象の8人なりこれから追っていく6人がアンドロイドとかだけだったらめちゃくちゃシンプルだなと思うんですけど、
すごく私、いろんな仕掛けがあってめっちゃいいなと思って。
さっきのイージドアもそうですし、アンドロイドを製造してる会社の若い女の子が出てくるじゃないですか。
調べたらアンドロイドでしたっていう。本人は自分のこと人間だと思ってるけど、実はアンドロイドでした女の子と、
お父さん?おじさん?の設定の人間の人、アンドロイドの6人も舞台女優?歌手?
歌手、オペラ歌手。
オペラ歌手か、オペラ歌手やってる人、あと刑事2人くらいいたり、いろいろこうするじゃないですか。
アンドロイドが1人か、1人1人の登場してくる人たちのいい意味での差みたいなのがすごくよく設定されていて、読んでいて飽きないですよね。
すごいパンデミックなこと言ってますけど、そういうアンドロイドいるよなみたいな。
アンドロイドハンターがアンドロイドを狩るって話だけど、ずっとなんで殺さなきゃいけないんだろうって思いながら読む感じはありますよね。
何にも悪くない感じがしちゃうっていうか。
ね。特になんか悪いことする感じしないですもんね。
うん、しない。全然共存できそうな感じなのに、人間の方がやっぱり愚かな感じがする。ヤッキーになって殺そうとして。恐竜だなって感じ。
そうよね。それはそうなんだよな。
そうなんですよ。どのアンドロイドが一番好き?ミキさんは出てきた人の中で。
どのアンドロイドが一番好き?あの、つつもたせみたいなことやってる最初に出てきた子が好きかな。
つつもたせみたいなことやってるやつ?
レイチェル。
あー、いたね。
オリジナルモデルの子。ネクサス6型のオリジナルモデルの子。
よく覚えてるな。
ほど、あれか。確かに魅力的な子だったな。
なんかアンドロイドと人間を読んでて、なんか人間の方がバカっぽくて、アンドロイドの方がよくできた人間っぽくて、なんかその逆だなーみたいな感じでずっと読んでて。
でもじゃあ何が違いなんだろうみたいなことを思ってる時に、
小説の世界では共感性、他人への共感性がアンドロイドと人間を区別するっていうことになってるから、共感性を測るテストをいっぱいやっていくんですけど、
共感性って言葉って全然しっくりこないなって思ってて、人間でも共感性低い人っていっぱいいるし、私もそんな高い方じゃないし、
共感性じゃないなって思ってた時に、役者解説のとこで出てた、リックは人間らしさっていうものは親切心にあると考えていたみたいなのに書いてあったのがすごいしっくりきました。
だから人間の方が共感とかはできないにしろ、親切であろうとする気持ちみたいなのがあるかなっていうのは、すっごく人間の定義としてしっくりきた。
うーん、親切であろうとするか。
実際親切かどうかわからないけど、親切であろうとする気持ちはある。
うーん、なるほど。ミキさんもそれは結構あるの?親切であろうとする。
例えばそれって別に仕事とかでは親切であろうとする気持ちがあった方がコミュニケーションがスムーズにいくなとかあるじゃん。
まあそうね、そうね。
例えばそういうふうに、人と何がどうとか関係なく人間の方が親切であろうとする気持ちを表明するっていうことはすごくナチュラルにできる。
なるほど、それミキさんが言う。
共感とはどんなふうに違うの?その親切っていうのは。全然違う感じ?
演じられるっていうかそう。共感はさ、演じられないじゃん。心の動きだから。
親切であろうとする気持ちは別にできるよね。演じられるっていうか。
あー、なるほどね。なるほど、なるほど。共感は演じられるか。
演じられない。親切は演じられる。
なるほどね。あー。もっとなんか共感というか湧き上がる何かってことなのかな?
共感しているように。
もうちょっと気づいたら共感になってしまうものだとして、この時にそう。
で、思うとなんかその、この小説の世界だと明確だなって思って。
フーフとか、アンドロイドハンターの夫婦とか、一人でマンションに住んでる人とか、もうめちゃくちゃ、
特にマンションで一人暮らししてる方なんてね、めちゃくちゃ親切であろうとするなっていうのがあって。
そうね。給料前借りして、なんか貴重なバターとか缶詰とか買ってきてあげてますもんね。
うん。
親切、親切か。親切ですね。確かに確かに。共感力ゼロですけどね。
確かに。好きかどうかわからんけど、うまそうなものをとりあえずドアの前に立って持っていくっていう、
親切であろうとする気持ちは確かにすごいありますね。
うん、すごいある。
アンドロイドハンターと電気羊
で、一方アンドロイドハンターは全然ないと思う。親切であろうとする気持ちはない。
親切であろうとする気持ちよりもこういう風にした方がいいじゃん。
だから提案とか私はこうしたいとか、もうちょっとそういう感じ。合理的な人間みたいな振る舞い。
はー。
はー。
なるほどね。なるほどな。
あなたが私に協力してくれたらフクロウをあげるよみたいな。
交渉みたいな感じだったしとかね。そういう親切とかじゃないっていう感じがすごいあって、
その軸で読むとすごい納得したし、
それって今の社会でも適応できるのかもっていう風に思いましたね。
はー。
今そのフクロウっていうのはあれですね。ローゼン協会っていうアンドロイド作ってるところに行った時に、
もう絶滅したと言われているフクロウがなんかいて、
なんかうまく協力してくれたらあのもう絶滅したと話題のめちゃくちゃ高級、
本当に高級な贈り物をあげますみたいな文脈でフクロウをあげますっていうシーンがありますよね。
アンドロイドハンターを、アンドロイド側が怪獣しようとするシーンなんですよね。
私たちに協力してくれたら高級フクロウをあげますよみたいな。
そうか。確かに親切心中か取引ですわね。
取引だし。
そうさな。
親切心中のがある時にさ、タイトルにもある動物くんがいるじゃないですか。
単純に人間とアンドロイドの差があって、
アンドロイド飼っていく話だったら別にペットいらないじゃないですか。
単純なプロットだけ考えると。
やっぱ大事なんですかね。
このペットあるいはそのペットの電気ペットが描かれてるのって何でなのかなっていうのって、
なんでタイトルにまでこの電気羊の話出てくるんだろうってすごく思ったんですけど、
その親切心の話なのかな。
なんでですかね。
でも本当に生き物がいない静寂って私たち知らないじゃないですか。
だから本当にめっちゃ静かなのかなとか思っちゃう。
本当にめっちゃ静か。
そういう静けさの中で求めてしまうのかもって思いますけどね。
それは何を言っているかというと、
みんなが火星に行っちゃって地球にあんまり人がいませんっていう時にってこと?
動物も絶滅して植物も育ったわけですし。
だから何も有機器物がない。
だから菌とかも多分ないでしょみたいな。
そういう微生物とかもほぼいれなくて。
なるほどね。
なんかそういう、私たちの身の回りで結構いろんな生物がいるじゃないですか。
どんな都会であろうと。
私はその辺に猫とかいるし。
そういうことじゃない、信じられないくらいの静けさみたいなものが
満ちているのかしらって想像しました。
世界中に。
リアルに想像したら確かにすごい静かな世界ですと。
そういう時に羊がちょっと臭いくらいの方がめちゃくちゃ嬉しいのかなとか思います。
親切心とリアリティ
世界のリアリティとしてってこと?
そう、だからそういうことです。
世界のリアリティが欲しいんじゃないか。
自分が生きてるってことの実感みたいなものをその動物が得てるんじゃないか。
あー。
なるほどね。
最初のイチコの話をしたやつに帰っちゃうんですけど。
ミキさん、覚えてたらなんですけど。
主人公のイチコちゃんの過去を振り返るシーンで、一緒に新聞配達やってた女の子が部屋に来るシーンがあったの覚えてます?
風邪ひいてるイチコちゃんのとこに。
吉田キキちゃんね。
そうそう、キキちゃんが来て。
なんで花が好きなの?って聞いた時に。
花はなんか手入れをしないと枯れるから好きなんだっていうシーンがあって。
すごくそこも印象深かったんですけど、最後イチコのパンフレット買って帰ったんですよ。
そこでイチコを演じてる杉崎花ちゃんがそのセリフがあった時にどういう解釈でその言葉を言うかみたいな、監督と話してるシーンがあって。
花は水あげへんと枯れるから好きっていう。
そのセリフが一番印象に残っているセリフですって杉崎花さん言ってて。
それはその時にこの映画の戸田監督とそのセリフについて話した時に、監督の解釈としては自分が世話することで物事が落ち着くのが心地よいからそういうことを言うっていう話をしてて。
なるほどなって思ったんですけど、ペットも電気羊とか生の羊もそうかもしれないですけど、何もしないといなくなっちゃうじゃないですか。
普通の動物は別に自分で狩りに行きご飯を食べしますけど、ペットになった瞬間に自分が何かしてあげないと止まっちゃうじゃないですか。電気羊も羊も。
だからそこの世話をすることをもたらす社会のリアリティとか世界のリアリティってめっちゃあるんだなって思っていて。
そうですね。
たぶんそれは親切心みたいなのと同じような感じで、やること自体が相手からどんな反応が来ようと、とにかくそれが実感として必要というか、そういうのもあるんだなっていうのを本を読みながらこの映画の1個見に行ったので、同期して感じていたところでしたね。
確かに文章とかも結構うまく世話してましたもんね1個。
そうなのよ。
こう、生きている実感のために必要だったんだろうなっていう。
そう思うとキタくんがめちゃくちゃ魚飼ってるのとかも楽に怖いな。
でしょ。すごい量あるじゃないですか、あの部屋に。
うんうん。
37:05

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