本つまみぐいラジオ。この番組は、本を読まなくても、本のおいしいところだけを一口サイズで、耳からつまみ食いできちゃうラジオです。
今日のテーマは、「あなたが知らない動物の世界」ということで、私、このクマのプーさんの哲学という一冊を持ってまいりました。
これね、川出処方針社から出てる本なんですけど、書かれてる方が俳優として活躍された後に、哲学博士になったっていう、ジョン・ティ・ウィリアムズさんという方が書かれた本なんですよね。
さて、プーさんってどんなイメージですか?
プーさん。
イケハヤさん、プーさんといえば。
え、プーさんは蜂蜜舐めてるイメージがありますよね。
おー、蜂蜜のイメージですよね。しゅうへいじ。
どん臭いクマ?
そうそうそう、やっぱりちょっとアホ可愛いというか、そういったところも。
のんびりプーさんですけど、みたいな。プーさんの蜂蜜が食べたいなーとか言いますよね。
そうそう、そのイメージだと思うんですけど、今日はそのイメージが180%変わりました。
180%?どう変わるんだっけ?
180、180度!180度!
200には20%足りないっていうことになっちゃいましたっけ?
中途半端じゃないんだよ。
ちょっとジムジム聞いて。
初めて。
180度、変わっちゃいます。
このクマのプーさんって実は、アリストテレス級の哲学者でいらっしゃるっていう。
マジで?
帯にも書かれてるんですけど、世界で愛される頭の悪いクマ、プーさんは最高の哲学者だったっていう。
今回はね、あなたが知らない哲学する動物のクマの世界、お話ししていきまーす。
3つのポイントに分けてね、ご紹介していくんですけど。
1つ目、ブンブン聞こえたらそこには蜂がいるっていうエピソード。
ここからなんですけど、音だけでね、音聞いただけで、あ、これ食べられるやつだって確信するときありませんか?
例えばね、例えばね。
いいですよ、いいですよって言うから行きますよ。
ジャジャジャーン、ジャジャン、チャラチャラチャチャーン。
チャルメラ?
何の食べ物を思い浮かべます?
ラーメンですよね。
あれ?
焼き芋か?
どっちかっていうと。
あれ?嘘?
あれ?石焼き芋ですか?
石焼き芋ってなんだっけ?
石焼き芋。
確かに。
あれ?
石焼き芋。
お芋?
チャルメラじゃなくて芋?
たぶん周辺詞が合ってた。
チャルメラで、私今なんて言う?
まあいいや、なんでもいいんですけど。
じゃあ、これは?
ピーポー、プーパー。
豆腐?
豆腐、豆腐、豆腐。
じゃあ、これはジュー。
ジュジュジュジュ。
ホルモンです、ホルモン。
結構なんでもいいんじゃない?それ。
このまま食べたら。
これね、でも今言った通り、たぶん池原さんの周辺詞も、音を聞いただけでちょっと食べ物を思い浮かべたと思うんですよ。
今、まさにしていただいたのが、哲学的思考になっておりまして。
クマのプーさんも、実はね、ブンブンブンブンって音が聞こえたら、そっから、あれ?蜂がいるなって思って。
蜂がいるってことは、蜂蜜があるなって思って。
蜂蜜があるってことは、ごちそうだって、そうやって推理していくっていう流れのエピソードがあるんですよ。
これが、もうほんとクマのプーさんすごいんですけど、アリストテレス級の哲学的思考で、アリストテレスの指導員と目的員っていう考え方があるんですよ。
これがね、哲学で、ざっくり言うと、何かが起きている時にはきっかけ、指導員っていうものがあって。
きっかけがあってから、そこにはちゃんと目的、目的員っていう目的があるんだよねっていう、ざっくり言うとね、そういった哲学なんですけど。
プーさんは、ブンブンブンブンっていう音がするって、つまりそれは、蜂が飛んでるからだよねっていうのを感じてる。
きっかけがあるんだよねって。蜂が飛んでるからブンブン言ってるよねって。
で、蜂が飛んでるってことは、きっと蜂蜜作ってるなって。そこには目的があるはずだなって。
蜂が、ん?あってるよね。蜂蜜作ってるからっていう目的で、蜂が飛んでるんだよなって。
蜂蜜があるってことは、僕へのご馳走だよねって。これがもうとても深い哲学になってるっていうの、お気づきでしたか?
知らなかった。知らなかったです。
気づいてたんですか?
私はこれを読んで気づきましたけれども、つまり音を聞いて、食べ物だって思える、私たち人間も哲学者なんですよっていうことなんですよ。
レンジのチン聞いたら、どう思いますか?っていうこと。
でも、チンが鳴る前に開けたいんですか?
私はね、チンが鳴る前に、もっと思考をやってる人間なので、きっと鳴るはずだって動いちゃうけど、基本的にはチンが聞こえたら、ご飯を思い浮かぶと思うんですよ。
はい、じゃあ次いきますね。次2つ目のポイント
何でも好きって言ってたティガーなのにっていうエピソードがあるんですけど、プーさんの仲間でね、元気いっぱいのトラさんのキャラクター、トラのティガーっていうのがいるんですよ。
ティガーがね、僕何でも好きなんだって元気に言うんですよね。何でも食べ物、何でも大好きって言った後に、蜂蜜食べてみて、いやこれちょっと違うなーって言って。
どんぐり食べてみて、これなんかもっと違うな、アザミ食べて、トゲがあって無理とか言って。最終的に唯一オーケーだったのが、バクガエキスだったっていうエピソードがあるんですよ。
そんな健康食品みたいな。バクガエキスだけいけたっていう。ティガー?ティガー?知らんがら。独特でしょ。自分バクガエキスだけ好きですわーみたいな。
本当に本当に。あれこさんの世界じゃない。本当にティガー、オチ自分から言ってるみたいな感じですけど、自分大層なフリをして、何でも好きなんだよねーの後、バクガエキスだけ実はいけるっていうエピソードがあって。
実はこれが哲学者のカールポパーが提唱した反証可能性っていう考え方を反映してる。ティガーはすごい。反証可能性を実際にやられてて、ざっくり言うと証明よりもダメな例を見つける方が科学っぽいよねっていう哲学なんですよ。
これね、ティガー、自分の本命を見つけるためにどんどん実験してるっていう存在になってるんですけど、私もまさにこれを実際にやったことが食堂であるんですよ。
シュウヘイシと一緒に行きましたけれども、今ばり、あんまり言わない方がいい。どこかにある。
どう編集するんだよ、俺これ。
たかちん とにかく付き合ってからずっとシュウヘイシが、鴨南蛮そばかカツ丼しか食べない食堂があるんですよ。
私、本当に不思議に思っていて、メニュー信じられない量があるんですよ、そこ。
シュウちゃんには、なんで他のメニュー食べないのって、もっと冒険しなよって言ってたんですよ。
たかちん 私はその食堂に行くたびに、違うメニューをこっちから順番に頼んでいくねっていうことをしたじゃん。
ずっとやってて、やっぱり結局鴨南蛮そばがおいしいんだねってことがわかったんですよ。
これがまさに私は哲学的思考、反証可能性を自力でやってたタイプなんですよね。
僕が言ってるのを聞かなかっただけでしょ。
たかちん いろいろ試してみなきゃ、自分でやってみなきゃわからないよねっていうこの姿勢。
右から全部順番に行って、カレーそばがカレーうどんが続いたときに、やめたよね。もういいよみたいな。
たかちん これはやっぱり鴨南蛮そばが生罠だなってことに気づいた。
あ、やんないの?って言って、端まで行かないんだって。
たかちん シュウちゃんに、ほらこっちの方がおいしいでしょっていうのを見せたかったんだけど、やっぱり鴨南蛮そばが一番おいしかったっていう。
歴史で学んでないじゃん、それ。
たかちん やっぱり自分でやってみないというのがありましたね。これ、現代でとても大切な姿勢だと思って。
やってみて、違ったら変えようっていう精神。自分でいろいろやってみて、やっぱこれ違うな、やっぱこれ違うな、これだよねっていう哲学的思考ですね。
実験し精神で動く方が本当の自分の好きにたどり着けるんじゃないかっていうので、これね、池早さんがちょっと違うっぽいなって気づいたんですよ。
自分自身でいろいろやってみて、動かれてますね、そんなイメージですよね。
多分ね、いろいろやってますね、確かにね。
たかちん 反証可能性。
反証可能性を、そうですね、そう哲学をやってる側ですね、我々はね。
たかちん そうですよね。
なんかこういうことを境界線が感じたような。
たかちん 周辺しくもんかもしれないけど。
僕もやってみて、いろんなアコムとかでいろいろ借りてみたら大変だったっていう。
たかちん 実体験でね。
囲碁払いって大変だなって。
たかちん 食堂とかでも池早さんありますか?
いいですよ、僕はたぶんあれこさんタイプで、結構全部、種類で言うと、例えばラーメン屋で塩と醤油と味噌があるんだったら、必ずとりあえず全部。
え、マジ?
漬け麺と油そばがあるんだったら全部。とりあえず全部行くでしょ。
たかちん あ、そうですか。
期間限定とかだったらまずそれを。期間限定から行こうって感じで。
たかちん これ圧倒的に多分違うと思う。周辺市って本当になんか、いろいろ試さずに1個自分が食べたいのにそればっか頼むタイプなんですよ。
たかちん 池早さんやっぱり想像通りだった。焼き付けのお店もそうですか?
だいたいそう。でもやっぱり新しいメニューがあったら楽しみたい。そこにはね、なんかね、こだわりがあるわけじゃん。きっと。そのお店のね。
でもなんか料理もそうだし、お酒も池早さん結構いろんなものを飲みたいっていうタイプですよね。で、いろんなエスニック料理、ビリヤニとかもやっちゃうし。
たかちん なんか食べたことないのいろいろ食べてらっしゃるイメージ。
そうそうそう。裸デバネズミとかみんな知らないでしょみたいな。みんなが知らないものとかを知りたいみたいなのが多分僕の場合は強いんでしょうね。
その好奇心なんですよね。
たかちん 探求者だね。
うんうん。でもこれはね、反証可能性が入ってるっていう。
たかちん 面白いね。
そうそうそう。あ、そうだ、私の話だった。でね。
たかちん 誰がプーさん紹介してくれたんだよ。
自分がこう欲するものに手をかけるけど、あ、うまくいかなかったとか、またやっちゃった、自分なんでミスするのかなっていう時に、プーさんだったらどう考えるかなってこれから考えてみてほしいんですよ。
今回のテーマ、もう一回思い出してもらっていいですか?
プーさん え?
今回のテーマ何でしたっけ?
プーさんの世界。
違う違う違う。この共通の、6回目の。
プーさん あなたの知らない動物の世界。
そうです。プーさんの話ですよ。
プーさんはじゃあ逆に、え、プーさんって人間ですか?
動物寄ってる。
プーさん 動物ですよね。そのプーさん、ティガー、動物。ティガーもタイガーなんですけど、知ってました?
知ってますけどね。
プーさん 知ってました?
動物の面白い話。
プーさん バクーガエキス好きなのは知ってました?知らなかったですよね。
知らない動物の世界
プーさん プーさんがブンブンブンブンの音聞こえてたの知ってました?
プーさん 知らなかったですよね
サメ そうなんです、あなたの知らない熊のプーさんの世界、ここにありますので。
ほら、自分で言ってる。 熊のプーさんの世界
ちょっとまあね、確かにちょっと動物生きてはないですけれども
生きてる生きてる
向井 生きてる生きてるっていうか、まあちょっと
物語のね、世界
向井 ちゃんと熊野プーさんの森の中でね、生きてますので
そうですねはい
向井 はい、よかったらこれもご注意くださいということで
ご注意
向井 気にとめていただけたら嬉しいなということで、ご紹介させていただきました
いや面白かった
向井 うん
いやなんだろうね、もう熊野プーさんって著作権切れてる昔の文学なんですよね
もう元ネタがちゃんとあって、前提をすっ飛ばしたけど
その元ネタのエピソードからそれを語ってるってことですね、今ね
そう
向井 ああそうなんですか
プーさんって元々お話があるはずです
向井 ああ
ってかそのエピソード
向井 イギリスのたぶんお話です
そうそうそう
向井 うんうん
なんか僕らがイメージする、だからちょっとビジュアル違うよね
向井 うんうんうん
あのディズニーのやつとはちょっと違うはず
向井 ちょっと違う、なんていうか絵本の中のっていうか
なるほどなるほど
そうそうそうだからね、熊野プーさんってすごく深い深い世界観が何とか
僕らが知ってるプーさん以外もたくさん実は、まあ原点も含めて
だからなんか冗談みたいな話ですけどなんかホラーのプーさんもあるんだよね
向井 ああホラー
なんか、あのこれたぶん冗談ですけどなんかこうなんかもう熊野プーさんがなんかスプラッター映画みたいな感じ
向井 ホラー映画すげえ
いやあるんですよあるんですよ、これ調べてください、マジであるんで
だからそれはちょっと冗談としても、いろんな熊野プーさんが実はいて
そのプーさんの中にディズニーのプーさんのイメージがある方も多いけど
たぶん元の本っていうのは僕も元は読んだことないですけど
たぶん結構本当に哲学みたいな、なんか大事な何かをね教えてくれている本なんだろうなっていうのが思ったので
向井 そうなんですよ、プーさん本当に深い、シンプルそうで深い言葉よ