研究室の妖怪紹介
あなたは、研究室に生息している妖怪の噂を耳にしたことはあるだろうか?
研究室には、個性豊かな妖怪たちが現れたり、現れなかったり。
はちとちーによる100%のイマジネーションのお話なのか、本当に実在する妖怪たちなのか。
信じるか信じないかはあなた次第。
8単位。 新たな妖怪の報告が入っているようだな。
はい、隊長。今回確認されたのはコーヒー妖怪です。 うん?コーヒー妖怪?私もコーヒーは大好きだが。
この妖怪は2時間おきにコーヒーを摂取しないと死んでしまうと言われており、研究室やオフィス等に密かに生息しています。
一度飲み始めると、「あ、ついでに。」と話し込んでしまい、結果としてコーヒーブレイクが1日4回、30分ずつ行われてしまうという生態が確認されています。
ん?なるほど。時間泥棒タイプの妖怪か。他に害はあるのか?
直接的な害はありませんが、一緒に行動するとカフェインの過剰摂取になり、手が震えてパソコンのキーボードが打てなくなります。
また、夜に寝れず翌日のパフォーマンスが落ちる例も報告されています。
ほう。日本でも確認されているのか?
はい。ただし、地域によって出現率にばらつきがあり、イタリアやフランスではエスプレッソ型のコーヒー妖怪が日常化しているという報告もあります。
ふーん。国際種か。国際学会でも見かけた気がするな。この妖怪と遭遇した場合の対処法は?
さっき飲んだばかりなんで、という言葉を防御結界として唱えるのが有効です。
ただし、3回以上断ると、なんか冷たくない?と悲しませてしまうので、注意が必要です。
まあ、可愛らしい妖怪だな。
そういえば、知事隊長、ずっと気になっていたのですが、あの奥の机にずっと座っている方、あの方は一体…
聞くな!あれはナンジャモンジャ妖怪だ。名前だけを知っていればそれでいい。
わかりました。あれがナンジャモンジャ妖怪ですね。
そう。何者だかよくわからないもんだ。
これについては調査済みです。詳しいことを確か、このノートにまとめたはず。
この妖怪は、研究室にいるが何者か誰にもよくわからない。
教授でも女教でも学生でもなく、研究室に当たり前のように存在し、当たり前のように実験装置を使い、デスクを使い、たまに講義にも顔を出すことがあります。
30代後半から50代ぐらいに見えますが、誰も正確な年齢を知ることはありません。
専門分野の知識は豊富で、困って質問をすると丁寧に教えてくれることもあります。
ですが、身分やお給料の話になった途端、空気が一気に冷え込みます。
霧が立ち込め、話題が自然消滅するという独特の能力を持っています。
おお、知ってるぞ。
実はこの業界の背景には、彼らの多くは白志望を持ち、かつては輝かしい業績を持っていた存在というのがあります。
失われた存在と影響
しかし、ポストの少なさや研究費の減少、様々な要因によって、とりあえずどこかに所属しているという状態で研究室を漂うようになりました。
教授にとっては貴重な戦力、学生にとっては知っているようで知らない人、
その状態を明らかにするには、制度、雇用、経済を深く掘らねばならず、真実を知ってしまった者は戻ってこられないと言われています。
はあ、戻ってこられないとな。
八担院、よく調べてあるな。
ありがとうございます。
この過去の業績ページ、なんかリンクが読んじるようになってますね。
はあ、それログ魔性妖怪の仕業だよ。突然消えたんだよ。
どうしてですか?
公式には何もなかった。何も起きてない。ログ魔性妖怪の研究は避けられ、記録は消され、それでもどこかに痕跡が残っている。
え、それってどんな妖怪なんですか?
この妖怪は、かつて研究室の権力を握っていた存在。しかし、ある日を境に突然姿を消し、存在そのものがなかったことにされる。
どうやら金銭問題、不適切な言動、ハラスメントというものが関連しているらしい。
私も聞いたことがあります。いたはずの人間が大学の公式サイトやスタッフの紹介ページから完全に消去されて、なんかいたはずだよねっていう話をしても、みんながうんって空気が凍りつく場面があるらしいですよね。
そうだそうだ、それのことだよ。今回8単位が見つけたように、その存在の影響力が強すぎたため、完全には消し切れず、どこかに痕跡が残っていたりするんだ。みんな曖昧な記憶だけがかすかに残っているということだろうか。
まあ、この妖怪には触れないということが最大の防御になると言えるだろう。
この妖怪が、これからは分析を見つけても見なかったことにします。
ヒヨ県妖怪調査支部では、あなたの周りにいる妖怪の情報をお待ちしています。
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次の調査報告をお待ちください。
