1. 羊と繋がるラジオ🌱🐑
  2. 羊飼いの1万年ビジョン:「会..
2025-11-01 15:24

羊飼いの1万年ビジョン:「会社員最強」の現実戦略と、品質が支える「文化」の築き方

羊と繋がるコミュニティ
https://line.me/ti/g2/Q2fw
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/6349f1d50cee2a08cae9da11

サマリー

羊飼いの丸岡さんの壮大なビジョンと会社員としての活動が、持続可能な文化の構築にどのように寄与しているかを掘り下げます。彼の活動は、経済的な基盤を保持しつつ、人と羊の関わりを深め、品質を重視した循環型のエコシステムを形成しています。このエピソードでは、丸岡さんが文化の重要性と会社員としての安定した基盤が彼の戦略に与える影響について語ります。彼は人と羊をつなぐことに情熱を注ぎ、持続可能なコミュニティを作るためのビジョンを持っています。

壮大なビジョンの実現
こんにちは。今回はですね、1人の羊飼いの方、まるおかさんという方の非常に興味深いお話をもとに、その活動の革新に迫っていきたいと思います。
はい。
お預かりした資料を聞くと、イベント準備ですごく忙しそうなその熱量も伝わってくるんですけど、それと同時に人と羊を繋ぐ活動を続けることへの、なんかナミナミなるのを思いというか。
ええ。
しかも1万年先まで見据えるみたいな、壮大なビジョンが感じられますよね。
そうですね。単なる日々の活動報告っていうよりは、その行動の根っこにある哲学みたいなものがすごく色濃く出てますよね。
うーん。
特に続けるっていう言葉が何度も出てくる。強い意志を感じます。
ですよね。
で、その壮大なビジョンを、じゃあどうやって実現するのかっていう、すごく現実的なお金と品質の問題。ここに今回深く掘り下げていく面白さがありそうだなと。
まさに理想と現実、それから長期的の視点と日々の実践と、このユニークな活動を持続させるための知恵と戦略ですよね。その革新を一緒に紐解いていきましょう。
はい。
会社員の戦略
これはあなたの日々の仕事とか、何か活動を続ける上でのヒントも見つかるかもしれません。
ええ、そうですね。
まず、丸岡さんが繰り返しおっしゃってる、続けることが大事という点。これ単に活動を止めないってこと以上の何か深い意味を感じるんですよね。
特に人と羊の関係って1万年続いてきたんだから、この先の1万年も続くにはどうすればいいか、みたいな問いかけは、もう時間軸のスケールがちょっと違いますよね。
いや本当に、現代ではなかなかそういうスパンで考えることってないですよね。
ないですね。
でも彼はそれを夢物語じゃなくて、現実の課題として捉えてる。
その続けるために絶対に必要なものとして、体力を挙げてらっしゃる。
これは身体的なタクサだけじゃなくて、活動を維持するための経済的な基盤とか、リソース全体のことみたいですね。
何がともそうだけど、続けようと思ったら体力が絶対必要で、それがないと続けようがないよねって、はっきり言ってますし。
ああ、なるほど。情熱とか理想だけじゃ、やっぱり活動って続かないんだと。
そういうことです。
食べていけない、つまり経済的な基盤がなかったら、どんなにやりたい気持ちが強くても、もう物理的に無理だと。すごくリアルな話ですよね。
ええ、本当に。で、この体力をじゃあどう確保するのかっていう、その答えがまた丸岡さんユニークなんですよね。
そうなんです。そこが会社員最強説ですね。
会社員最強。
安定した収入源として、会社員っていう立場をちゃんと維持しながら、その上で羊に関わる活動をやると。
この選択が彼の活動の根幹を支えてるんですね。
会社員最強ってかなり言い切ってますけど、これ普通、好きなことで生きていくために会社辞めるみたいなイメージと真逆じゃないですか。
そうですよね。
なんで彼は会社員が最強だってそこまで言うんでしょうか。
そこがすごく面白いところで、彼にとって会社員っていうのは単に安定収入っていうだけじゃなくて、自由を保障するものなんだと。
自由?
ええ、こんな安全でやりたいことがやれてさ、あの夢のような職業って会社員じゃないですかとまで言ってますからね。
へえ。
つまり生活費の心配から解放されることで、羊の活動において短期的な収益とか市場の顔色とかをあんまり気にしなくて済むようになると。
なるほど。
これが1万年先を見据えるみたいな長期的な視点での活動を可能にする精神的な、そして経済的な自由なんだということだと思いますね。
なるほどな。
フリーランスとか専業でやってると、どうしても日々の売り上げとかキャッシュフローに追われがちですけど、そのプレッシャーがないと、彼が言うフリーランスの地獄。
なんか365日24時間もうね、死ぬ気で働かないとやっていけないみたいな状況とは全く違うんだと。
まさにリスクヘッジされたモデルと言えるでしょうね。
うーん。
それと時間の使い方も面白いこと言ってて。
1日のうち会社員として働く8時間以外に残り16時間も自由ですよって。
16時間。
まあ睡眠とかありますけど、それでも結構ありますね。
そうなんですよ。
もちろん全部が活動時間じゃないにしても、かなりの時間を自分でコントロールできる。
その自由な時間を彼は羊の活動に注いでいると。
これによって派手なことはできない、でっかいことドカンとやったりとかはできないけども、自分のペースでしかも経済的にプレッシャーなく活動を続けられるっていうそういう構造を作ってるんですね。
なるほど。その安定した基盤があるからこそ、じゃあ次に話す文化を作るっていうもっと大きな目標にエネルギーを注げるってことなんですね。
品質と持続可能性
ええ、そういうことだと思います。
単に羊毛とか関連商品を売るだけがゴールじゃないんだと。これは具体的にはどういうことなんですかね。
これはですね、彼の活動が個人の成功とか利益追求、それだけじゃないところを目指してるってことですよね。
彼が作りたいのは、みんなが羊とつながってね、なんかこうみんなで楽しめるような、そういう羊をみんなでこう、羊を生かしてね、つながっていって、それを楽しむ文化なんだと。
文化ですか。
ええ。つまり、羊っていう存在を通じて、人々が何か豊かさとか喜びを感じられるような社会的な土壌そのもの、それを育てたいっていうそういう思いなんじゃないでしょうか。
ああ、なるほど。自分一人だけが羊で成功しても、なんか意味がないって感じなんですかね。
そうですね。
関わる人みんなが羊を通じて活動を続けていけるような、そういう仕組みとか場所を作ることが大事だと。
ええ。
だから春に自分の羊から獲れた原毛を売るだけじゃなくて、秋にはまた別のフェーズがあると。
その通りなんです。秋には春に彼の羊の羊毛を買ってくれた、作家さんたちが使った製品、それを販売する場を作って、その販売を支援することに力を入れてるんですね。
へえ、それは面白い。
これ単に親切心とかだけじゃなくて、すごくこう戦略的なエコシステムの構築なんですよ。
エコシステム?
ええ。作家さんの作品が売れれば、その売上げが翌年の春にまた彼の原毛を買う式になるかもしれないと。
それが回り回って自分のところに春にね、また原毛を買ってくれるっていうところに繋がるわけだからって、彼自身が言ってますしね。
まさに循環ですね。羊を作る人、それを使って作品を作る人、それを買う人、このサイクル全体がこううまく回ることで、個々の活動が点じゃなくて線になって面になって続いていく文化になると。
そういうことですね。
だから秋のイベントでは、彼自身が主役というよりは、作家さんが輝ける、そういう場所を確保し続けるのが自分の役割なんだと考えている。
ええ。
これって短期的な売上げよりも、もっと長期的な関係性とか、コミュニティの持続性、そっちを重視してるってことですよね。
そうですね。非常にこう立て的に見えるんですけど、同時にすごく合理的な持続可能性の戦略とも言えると思います。
ただこの美しい循環、エコシステムがちゃんと機能するためには、絶対に絶対に欠かせない、そして彼が一番こだわってる要素があるんです。
それが品質、クオリティですね。
はい。
いくら良いことを言っていても、肝心の羊の品質が悪かったら誰も買わないじゃないですかって、言葉は結構厳しいですけど、なんか真理だなって感じます。
まさに。彼は国産羊毛のコンクールで金賞を取ったことありますけど、それですらあれはもうほんと最低条件、最初の挨拶代わりだよね。その土俵にまず立つっていうのがまず大事だからって言い切ってますから。
挨拶代わり、金賞がですか?
ええ。それくらい彼の品質に対する基準はめちゃくちゃ高いということです。
普通ならもう代々たきにアピールそうな実績なのに、それが最低限のスタートラインだと。何でそこまで品質にこだわらないといけないんでしょうか?
それはやっぱり市場の現実をすごく冷静に見ているからだと思いますね。世界中から安くて質の良い羊毛が退場に入ってきてるわけじゃないですか。
確かに。
その中であえて価格が高くなりがちな国産羊毛を選んでもらうには、品質がもう圧倒的じゃないとそもそも話にならないと。
うーん。
よっぽどの思いがないとそれを手に取ってくれるってことはあまりないって言ってますけど、その思いに応えるためにはまず品質で絶対に裏切っちゃいけないと。
確かに。いくらストーリーとか理念が良くても製品そのものがあれ?ってなったらもう次はないですもんね。
そうなんです。
文化として根付くとかそういうのは難しいでしょうね。
その通りです。彼は環境に配慮してるとかそういうアピール自体は別にいいんだけど、それが品質の低さの言い訳みたいになっちゃダメだって釘を刺してるんです。
あー。
実際の羊毛の品質が伴っていなければそこは続かないです。続いているところを私は知らないとまで言ってますから。
言い切りますね。
品質こそが信頼の基盤であり長期的な関係を作るためのもう絶対条件なんだと考えてるわけですね。
その品質を保つための工夫の一つとして羊にカバー、オイを着せるって話も出てましたけど、これもなんか単純な話じゃないみたいですね。
そうなんです。カバーを着せること自体はちょっと裏技的な感じとは言ってますけど、でもそれが万能じゃないってこともちゃんと強調してる。
カバーを着せたら綺麗かというとそうではなくて、栄養状態が悪かったらいい獣はもちろん取れないしねと。
あーなるほど。
品質を支える文化
つまりカバーはあくまで汚れを防ぐための補助的な手段であって、本質的にはキビの丁寧な飼育、特に羊の健康を左右する栄養管理、これこそが質の良い羊毛を生み出す鍵なんだってことを示唆してるんですね。
うんうん。
カバーなしでも素晴らしい羊毛を作ってる他の牧場へのリスペクトも語ってますし、表面的な対策じゃなくて根本的な飼育の質、そこを追記する姿勢がすごくよくわかります。
根本的な努力があって、その上でさらに深かちようと。その品質へのこだわりが彼の活動全体の説得力を支えてる感じがしますね。
ええ、本当にそう思います。
そして最後に彼自身の強みについての自己分析、これもまた興味深かったですね。
そうですね。彼は羊の飼育技術とか専門知識、そういう点では自分よりもっとすごい専門家がいるってことをすごく率直に認めてるんですよね。
うんうん。
毛刈りの技術とかももっと上手い人はいるだろうと。
はい。
でも人と羊をつなげるっていうその点に関しては誰よりも深く考えてるし、情熱を注いでる自信があると。
ああ。
そこに関してはやっぱりどうしても負けてしまうところはあるんだけど、ただまあ人と羊をつなげるっていうことに関してであれば、まあ負けねえとっていうところでねって語ってますね。
これは自分が戦うフィールドをちゃんとわかってるってことですかね。
そうなと思います。
全部で一万を目指すんじゃなくて、自分が最も価値を出せる領域、つまり人と羊をつなげるっていうコンセプトの質、そこで勝負しようとしてる。
まさにポジショニング戦略ですよね。
うんうん。
厳しい競争の中で自分を選んでもらうためにはやっぱそれなりのクオリティっていうのがまず最低限あった上で、プラスどんな価値をそこにつけることができるかっていうところでやっぱ選ばれるんじゃないのかなって自分で分析してますし。
なるほど。
高品質な羊毛っていう土台は絶対。その上に人と羊をつなげるっていう彼独自の付加価値をどう乗せていくか。それが彼の活動が多くの人を惹きつけて支持される理由なんでしょうね。
イベントの企画とかSNSでの発信とかも全部そのつなげる価値を具体化するための手段ってことなのかもしれないですね。
ええ、そう考えられますね。
いやーこれは本当に深い深い話でしたね。
ええ。
1万年っていう壮大なビジョン、それを支える会社員最強っていうある意味すごく現実的な戦略。そしてその全部を根っこで支える品質への妥協しないこどわり。
持続可能なコミュニティの構築
うんうん。
さらに個人の成功じゃなくて関わる人みんなが豊かになれる文化を作りたいっていう利他的な目標設定。
私一人だけが稼いだりとかうまくいくっていうのは意味がなくてね。みんなが羊で活動できるとか続けていけるような場所だったりとか仕組みだったりとかそういったものを作り上げる。
突き上げるというかもうみんなで作っていくっていうところが大事なんだろうなっていう言葉には本当に彼の哲学が詰まっている感じがしますね。
本当にそうですね。ただ一方でやっぱりこの丸岡さんのモデルがその会社員としての安定した経済基盤があってこそ成り立っているという側面もこれは無視できないですよね。
そこは非常に重要な点ですね。
彼自身が会社員最強って言ってるわけですから。
そうなんです。だから彼のやり方がじゃあ誰でも簡単に真似できるかっていうとそうではないかもしれない。
うーん。
そこで最後にこれを聞いているあなた自身にもちょっと考えてみてほしい問いがあるんです。
もし丸岡さんのような安定した会社員という基盤がない場合、そういう場合に彼が目指しているような長期的な視点での分解育成とかコミュニティ全体の持続性を追求する活動っていうのはどうすれば可能になるんでしょうか。
うーん。会社員という基盤がないとなると、そうですね。
例えば活動の初期の資金をどう集めるかとか、あるいは活動を支えるための別の収益モデルを考えるとか、
あとは地域とか行政と連携するとか、もしかしたらNPO法人みたいな形も一つ考えられるかもしれませんね。
そうですね。あるいは複数の個人とか団体がもっと連携してリスクを分散しながら全体でエコシステムを作っていくみたいなアプローチもあるかもしれません。
あー、なるほど。
どんな代替的な仕組みとか支援の体制があれば、情熱を持った人たちが経済的な不安に過度にとらわれずに、長期的な視点で価値のある活動を続けられるようになるのか。
これって私たち自身の働き方とか、社会全体の在り方とかを考える上でも結構重要な問いかけになるんじゃないかなと思うんですよね。
確かに。丸岡さんの実践は本当にユニークで資産に富む一つのケースですけど、それをヒントにして、
じゃあ自分たちの状況だったらどうやって続けるための方法を工夫できるか、それを考えていく必要がありそうですね。
今回は丸岡さんの語りを通して続けるということの哲学、戦略、そして覚悟について、本当に深く考える時間になりました。
15:24

コメント

スクロール