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2025-05-07 20:02

毛刈りが嫌いな羊飼い


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サマリー

羊飼いのまるおかは毛刈りについての考えを述べ、毛刈りという言葉が持つ否定的なニュアンスについて話します。最終的に、言葉自体を変えるのではなく、その意味を変える重要性を強調します。

インスタライブでの発表
はい、お疲れ様です。羊飼いのまるおかです。
人と羊が繋がることをテーマに活動しております。よろしくお願いいたします。
今日は、久しぶりにインスタライブをやったんですよね。
羊の里で、羊たちがのんびり過ごしているところを映しながらね、その時思ってたことをつらつらと喋っていたんですよ。
インスタライブは、羊フェスタのアカウントに残っているので、よかったら見てもらえたらなと思うんですが、
その時に喋ったことで、私の中で結論が出たので、話してみようかなと思います。
何を喋ったんだっけ、あのね、毛刈りのことだよね。私、毛刈り嫌いなんですよねっていう、好きじゃないんですよねっていう話をしてたんですけれど、
毛刈りっていう言葉の方ね、ワードの方が好きじゃないっていう風に言ってたんです。
これの理由は何かっていうと、刈り取るっていう表現が羊から奪い取るというか、
そんな感じなニュアンスがどうしても私は感じてしまうんだよねっていうところが、どうもしっくりこないというか、あまり好きになれない言葉なんですよねっていう。
で、刈り取るっていう表現って他にもあってさ、あの時喋ったのはあれだね、鶏肉だよね。鶏をお肉としていただくっていう時にもさ、
鶏の命をいただくわけだよね。で、その時に狩猟、ハンティングする方の狩猟の意味での刈る。
で、鶏の命を刈り取るっていう表現ってあんまり好ましくないじゃないですか。
多分これだとなんとなく伝わるかなと。
実際にはもう命を奪うっていう行為であることには間違いはないんだけど、とはいえいただくっていう意味での刈り取らせてもらうっていう、
まあそういう意味でね、刈り取るっていう、何て言うんだろうね、文字は違うんだけど、刈るっていうさ。
毛を刈るっていうのと、ハンティングする方の刈るでは感じは違うけど、なんとしてることって同じような意味合いがしませんか。私はすごくするんですよ。
で、実際にどうしても羊の毛刈りっていうところで、まだ羊毛を脱ぎ捨てるというか、使わなくなった毛を脱ぎ捨てて、夏に向けて羊がさっぱりすると。
衣替えの季節ですねっていう意味での毛刈りっていう表現の仕方が、やっぱりすごく根付いてるっていうところがあって。
毛を刈り落とすというか、もう毛はいらないよねっていう、羊毛はもういらないよね、不要ですよねっていうので、
飼育員さんが羊さんを支えて、きれいに丁寧に刈り取りましたと。
さっぱりして、こうやって夏が快適に過ごせますね、みたいな感じのね。
そういう感じで、どうしても伝えるじゃないですか。
なので、羊毛がいらないものみたいな感じに、どうしても言葉だけで読み取ると、そういうふうに。
どうしても思えるというか、なんか引っかかるなっていう、言い方がちょっと引っかかるなっていうところが、やっぱりずっと私はあってね。
なので、なんま好きじゃないんだよねっていうことを言ってるんですよ。
私、毛刈りをさ、毛を刈り取るみたいなふうに文字で表現するときも、刈り取るの、取るっていう字はどうしても平仮名になっちゃうんですよ。
漢字の取るっていう字はちょっと使えなくて、そっちの意味になんかなっちゃうなっていう。
もらうというか、いただくというかさ、なんかそういう意味合いで私は毛刈りをしてるから、取るっていうのはなんかね、違うんだよなと思って。
で、なんかいい、なんか代わりになる言葉ないかなみたいなことをね、ちょっとインスタライブでは喋ってたんですよ。
言葉の意味を変える重要性
で、それについてちょっと私の中でね、やっぱ結論ここだよなっていうところがね。
考えが行き着いたんでね、ちょっとそれを共有しようかなと思うんですが。
結論から言うと、たぶん違う言葉に置き換えるっていうのは現実的じゃないんですよ。
なので言葉自体はね、たぶん変わらない。変えなきゃいけないのは意味の方なんだと思うんです。
で、これはさ、私ね、前にも似たような経験があってですね。
小さい動物のさ、モルモットっているでしょ。
かわいいかわいいモルモットさんですね。
で、この言葉というか名前、ネーミング、たぶん今の若い子たちは、たぶんピンとこないと思うんですけど。
昔ってモルモットっていうのはあまりいい言葉の意味じゃなかったですよね。
要は実験動物の総称というか、モルモットみたいな使い方みたいなさ、
そういうかわいそうな動物というか、人に利用されるというか、実験体になるというか。
なんかそういう意味でモルモットっていう言葉が使われていた時代が昔はあったんですよね。
その名残というか、実際その昔はモルモットがそういったネズミが実験動物に使われているというところで、
そこから名前が定着したというか、そういう呼び名になってしまっているから、
ちょっとこのモルモットという呼び方はちょっと適切じゃないよね。
もっとちゃんとしたいい名前をこの動物につけませんかという活動が一瞬起きたんですよ。
私もそれは賛同していて、ちょっと呼び名変えたいよねってなってさ。
英語名だとギニアピッグとか違う呼び名があったりとか、あとケイビーっていうちょっとかわいらしい名前の呼び名もあったりしたんで、
じゃあケイビーだったら親しみやすそうな名前だし、かわいい響きだし、こっちのほうがいいんじゃないっていうので、
動物園とかそういう触れ合いとかそういったところでケイビーっていう名前に変えませんかみたいな、
そういう運動がちょこっと起きたんですよ。
私もちょっと変えて表示してみたりとか、モルモットっていう名前はこうなのでケイビーっていう呼び方にしませんかっていう、
そういうポップを作ったりとかしたりしたんだよね。
結論どうなったかというと変わらなかったんですよ。
やっぱりどうしてもモルモットっていう呼び方に愛着がみんなもうすでにあって、
それをなんか今更変えるっていうのもなーっていう。
誰も実験動物っていう意味でモルモットって呼んでないよっていうところ。
別に誰もそんな意味合いを意図して口にはしていないのでモルモットでいいんじゃないっていう。
なので言葉を変えるんじゃなくて言葉の意味合いを変える、変わるっていう。
そっちが変わったっていうそういう事例が過去にあるので、
多分私の感じているそれも意味合いが変わっていけば別に何も気にならないんじゃないのっていう。
感じが私はするので。
多分私の中で引っかかっているのが毛をいただくための毛刈りっていう、
そういう意味合いでみんなが使うんであれば何も私が引っかかるポイントっていうのは
ないので多分そこだけなんですよ。
だから別に言葉を変えるんじゃなくて意味合いの方が徐々に浸透して変わっていくっていう方向を
私は頑張るしかないのかなという結論でございます。
他に呼びようがないもんね。
羊の毛刈り以外の呼びはピンとこない。
ピンとこないからそれでいいよね。
どうやって一般的に広げていこうかなっていうところとかあるんだけど、
多分変えなきゃいけないのは一番は表に一番出やすい動物園とかだと思うんですけどね。
子供たちと距離の近い羊たち、触れ合いとかで使われている子たちね。
その子たちの毛刈りで飼育員さんが何て表現するかがすごくすごく大事だと思うので、
その辺をちょっとやりたいなって思っています。
私今やってみたいなと思うことが1個あるんだけどちょっと悩んでるんだけど、
でもやれそうな気もせんでもないなと思っていることが1個あって、
毛刈りの講習会をね、動物園向けかな。
動物園とか若い学生、これから毛刈りを身につけたいと思うような初心者の方に向けて、
うちの羊たちを毛刈りの練習で使ってもらいつつ、毛刈りっていう話ができたらいいなっていう。
そういうのを企画したいなって思っているんですよね。
どっちかというと牧場で1日に何十頭毛を刈るための毛刈りの講習会ではなくて、
お客さんに見せるための毛刈り。
ショーとして見せるともちょっと違って、毛刈りってこういうことだよっていうのを伝えるための。
そう伝えるための毛刈りの講習会。
これだったら多分ね、私にしかできないことなんですよ。
だと思うので、それこそ原毛がさ、ちゃんとその後スカーディングしてスピナーさんに届くっていうところまで、
流れも全てね、私は実演できるので、そこができるところって多分他にないと思うので、
これちょっとやってみたいなって若干今思ってるんですよ。
たぶんこれだったら、今動物園とか観光牧場で毛刈りを教えて回っているユキちゃんの商売の邪魔にはならないと思うので、
ちょっと方向性が違うから、ユキちゃんは技術を教えるっていうところね。
ガッツリ技術を教えるっていうところを、それはもうお任せしたいので、本当にそこはもうみっちりそっちで学んでくださいって。
私はその伝え方というか、届け方っていうところをちょっと重点においてね、お話ししたいなって、教えたいな、伝えたいなっていう。
そんなことをちょっと思っております。
ということで今日は、言葉を変えずに意味を変えるっていう、そっちだよねっていう、そんなお話でございました。
ではでは。
20:02

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