飼育員としての初期経験
はい、お疲れ様です。羊飼育員のまるおかです。
人と羊が繋がることをテーマに活動しております。よろしくお願いいたします。
昨日話した内容について、
表面的なことしか言っていないから、
ただの悪口みたいに聞こえちゃうからさ、
一回、動物園の羊たちがあまり活かしきれてないんじゃないかみたいな話を
昨日したんだけど、その背景というかさ、私もどっちかというとそっち側だったので、
活かしきれてなかった時代の飼育員も経験してるんでね、むしろそっちの方が長いんですよ、歴としたら。
だから、いろいろと、昔の自分に向けてっていう意味も込めてね、そういう言い方をしてるところはあるんで、
一回ちょっとやっぱ、私のね、他の飼育員さんがどうかは置いといて、
私の昔のね、羊を羊として見ていなかった時代の話をちょっとしてみようかなと思ってます。
その辺もね、やっぱね、ちょっと理解しておいてもらわないと、多分ね、なんかフェアじゃないというかさ、
そんな気もするのでね、
同じ思いでいる人がもしいたら、なんか参考になればなというかさ、
私も同じでしたよっていうところで、思ってもらえるといいかなと思うので、
ちょっと一回その辺、どこまで喋れるかな分からんけど、
私、そうね、私今40過ぎてますけど、
まあ専門学校のね、動物の専門学校を出てさ、いろいろとその飼育員とはみたいなね、
そういう授業を毎日受けてたわけなんだけど、
そこを卒業して、今の牧場に勤めることができたんだけどさ、
なんやかんやあってね、
なんやかんやあって、愛知牧場っていうね、牧場に入ることができたんですよと。
で、それまで私、羊は一切触れてきたことがないというか、
触れ合いのね、動物園とかで羊は知ってますけど、
実際にこう、飼育に携わるというか、そういったことは、
学生時代も学校にね、羊がいたわけではないし、
授業で出てきた覚えもあんまりないかな、
半数動物あたりでなんか出てきてるかもしれないけど、
ヤギとか羊とか、その他もろもろ半数中の一つみたいだね、
それぐらいですよ。
そうなので、そういったのは違い、
ヤギと羊の違いなり、牛との違いなりね、
なんかその、なんていうんだろうな、半数中の胃が四つあるよみたいなさ、
なんかそういう授業は受けてましたけど、
細かいことはね、文字で説明されてもわからへんじゃないですか。
実際、胃が四つあるってどういうことよって話なんだけど、
頭でなんかわかったような気にはなってるけど、
実際やってみるとさ、動物と向き合ってみないとよくわかんないしさ、
そういうところで、それぐらいの知識ですよ。
で、実際も他の、何だろう、飼育員さん、みんなそうじゃないかな、
最初はみんなやっぱりそこまで知識があるわけでもなく、
そこに仕事に就いたら、そこの先輩から教わるのがほぼほぼだと思うんですよ。
で、飼育の仕方とか、やっぱりそういったものって、
もうそこの環境に合わせて組み立てられてたりするわけで、
全く同じ環境なんてないわけで、
もうそれぞれの牧場さん、動物園、いろんなパターンがあります。
下がもう全部コンクリートのところもあれば、下が砂地のところもあれば、
放牧できて草が食べれるところもあれば、もう多種多様ですよ。
なのでそれによって飼育の仕方は全部違うので、
そこにあったやり方っていうのがあって当然。
だからいくら教科書で勉強したところで、その通りにならないんですよ。
だからすべてそこで、今羊を担当されている先輩からすべて教わるんですよね。
うちはこういうふうにやるんで、この子たちはこういうふうに世話してくださいっていう。
っていうやり方ですよね、基本的に。
私の先輩はどんな人だったかっていうと、おじいちゃんです。
おじいちゃんだし、同時期に入った先輩もいましたけど、
その人と一緒になって、飼育を始めたっていうところもあって、
基本的に前任者がそのおじいちゃんの代わりに入ったっていう感じになるんですよ。
なので、おじいちゃんから一緒に飼育の仕方を教わっていってみたいなことっていうよりかは、
おじいちゃん明日からもう来ませんと。
なので、今日全部教えますみたいな感じで、
一回ちょっとおじいちゃんと一緒に飼育を回って、
この子たちはこんだけ下げて、この子たちはこんな感じで掃除してみたいな感じで一通り、
そこで私はメモを片手について回るわけですよ、おじいちゃんの。
なるほど、なるほどっていう感じで、
はい、引き継ぎ終了ですみたいな感じで、じゃああとよろしくねって感じで、
おじいちゃんはさよならしたわけですよ。
そんなんでさ、引き継ぎ終了みたいな感じで、じゃああと任せるよって感じになるんだけど、
正直私の今のメモに書いてあるのは、
餌の量とかさ、
飼育小屋の鍵の番号とかさ、それぐらいですよ。他何もないっていうかさ、情報が。
それこそ20年前よ、20年前なんて今でいう動物取扱業とかもないし、
動物福祉なんて言葉もないし、
そんな時代におじいちゃんが管理してたもんだから、どんな感じかって言ったら、
それこそそのおじいちゃんがね、私に教えてくれたことの一つで、
ウサギはこうやって捕まえるんやぞって言って、耳を持ったんですよ。
耳を持ってば大人しくなるからなあ言って、
ねえ、ほほほと思って、
それぐらいの時代だったの、本当に。
で、おじいちゃんだからさ、すごい管理の仕方も感覚なんですよ。
データとか一切ない。日誌がないからね。日報も一切ないから、
あと動物の個体情報もゼロだから、
この子たち今何歳なのもわかんないし、
オスなの?メスなの?すらわかんない状態からスタートだから、
そういう時代があったよと。
それが結構最近なんですよっていう話ね。
これがどこの縁もそうかって言ったらそうじゃないとは思うよ。
でも私はそういう環境からスタートしてて、
で、そんな中さ、あれやこれや頑張るわけさ。
羊毛刈りの挑戦
羊で言ったらね、毎年毛刈りをしなきゃいけませんよねっていうところで、
毛刈りのシーズンが来たら、
そこにいるスタッフでみんなでどうやればいいんだろうなあって言いながら、
とりあえず羊をさ、横にコテンと倒して、
で、まあね、バリカンはないよ。
なかった。
あった。あったけど全く使えなかった。
もう錆びてるというか、どうやって使えばいいのかもわかんないし、
とにかくそれ、身を見真似で使うじゃん。
刃セットして、で、こんな感じかなってやってもさ、全然切れないのよ。
全く切れないの。
ダメやん、これ切れへんやん、使えんやん、みたいな感じで、
もうそれは使わずに、
あのー、ね、今思えば、
あの刃の設定の仕方がまず間違ってるよねっていうところもあるし、
刃削いでないよねっていうところで、
そりゃ切れんわっていうのはわかるんだけど、
当時の私は全然わかんないから、
とりあえずもうそれは使えないので、
もうハサミでいくしかないよなっていうので、
ジム用のね、普通に紙を切る用のハサミを買ってきて、
で、それを持ってみんなでちょきちょき切るわけさ、羊をね。
そう、で、一人でやってたらもう日が暮れちゃうというので、
もう、なんといっけ、何人?3人、4人がかりで、
もうひたすらもうちょきちょきちょきちょき切ってたわけよ。
そう、で、もう何もしらないからさ、
毛引っ張りながらちょきちょき切ったりとかさ、
本当ひどかったと思うよ。
でもとにかくこの毛をなんとか落とさなあかん。
んー、じゃないと暑いから、
じゃないと羊死んじゃうよって感じで、
もうとにかくもう作業だよね。
もう、んー、ほんと。
羊毛がどうとか一切頭にない。
とにかくこれ落とさなきゃ。
刈り取らなきゃっていうね。
もうそこしか頭にないんだよ。
みんな。
余裕ないからね、そんな。
そう、で、そっからスタートしていくわけよ。
もう羊もさ、暴れるからさ、
だってもうほぼ丸一日かかるんだよ。
丸一日かかってやっと一頭終わるというかさ、
半日かな、ぐらい?
何時間もずーっと横になるなんて羊も耐えられんやん。
今思ったら羊生きとったわと思うよ。
っていうぐらい、
結構良くないことをしてたのね。
何も知らないから。
で、羊が暴れないようにさ、
足をロープでギュッて縛ってさ、
もう、ほんとひどいよね。
申し訳ないけど、
もうそれしかなかったんだよ。
で、それでやって、
なんとか狩り終わって、
もうボロボロな感じでさ、狩り終わって、
で、もうできたっていう達成感でね。
はい、じゃあ次、明日はこの子みたいな感じで、
当時何頭いたんだろう、20頭ぐらいいた気がするけど、
もう一日一頭ぐらいのペースでさ、やってったわけよ。
で、もうほんと毛刈り嫌だわみたいな感じで、
もうそんな感じでさ、ずーっと、
飼育してて、
で、それがまあ何年か続いてさ、
で、これはもうあかんから、
バリカン使おうよっていうので、
バリカンを買うんだけど、
高いよね、バリカンね。
そう、で、当時の広場のさ、売り上げなんて、
ほんともう赤字も赤字で、
そんな買う余裕ないよと、
もうバリカン一個買うだけでさ、
ねえ、っていう、
もうほんと、
1ヶ月分の売り上げなくなっちゃうじゃん、ぐらいのさ、
もうほんとそんな売り上げを、
もう、きっついよね、
っていう中でやってたから、
もうバリカンも買えなかったんだけど、
まあ買うかと。
技術向上の道
そう、で、買って、
で、とりあえずね、
それで飼えるようになろうっていうので、
そっからいろいろとね、
あれやこれやスタートしていったんだけど、
まあさ、
あの、
技術がとにかくないから、
バリカンでどうやって飼うのか、
いいかわかんないから、
まずなんかこう、教科書みたいなやつをさ、
ま、逆すわけよ。
そしたら、
1ページだけさ、
毛刈りの仕方みたいな感じで、
こうやってこうやって、
羊をこうやって座らせて、
みたいな感じで、
こういう流れで飼っていくんですよ、
っていう絵がね、
1枚の紙切れにこう、
流れが書かれてるわけですよ。
で、それを見ながら、
えーと、こうでこうで、
こうでこうで、
みたいな感じで、
まあやっていったんだよね。
そう。
で、まあ、
それでも、
1時間は余裕でかかった。
2時間はかかってたかもしれない。
一番最初なんで。
やり方見ながらさ、
で、しかもバリカンの扱いもね、
まあ、分かってないわな。
その歯をどう締めればいいのかも、
分からないだろうし、
しかも多分、僕ね、
歯を逆につけてたんだよ。
確か当時。
そう。
そら、枯れんわ。
っていうような感じに、
まあ、後で気づくんだけど、
そう。
っていうぐらい、
ほんと、
だめだめ。
で、誰から教わるもできなくって、
周りの人も誰もできないし、
そう。
そんな中でね、
だって他のさ、
牧場とかさ、
動物園さ、
を、こう見ても、
みんなハサミでちょきちょきやってんだよ。
同じように。
で、羊をさ、
足で、
足をロープでギュって縛ってやってるから、
あ、こうやってやるんだ、
みたいな感じで、
周りがみんなそうだからさ、
それしかないじゃん。
それしか分かんないじゃん。
ねえ。
っていう、
感じで進んでって、
で、そっからね、
まあ、
ほぼ独学だよね。
独学と、
その本に書かれた1ページの絵を、
もう、
見て、
当時なんて、
YouTubeもなかったのかな?
あったんかな?
分かんないけど、
そこまでこう、
あの、頭回ってなかったけど、
そう。
なので、
情報源がほぼないからね、
もうその、
本に書かれているものを、
1枚を頼りにね、
もう独学で、
あの、
こんな感じかな?
って言いながらやって、
で、
あとは、
まあ、
同期のね、
そう、
同じ学校を卒業した子で、
まあ、
近くの動物園でね、
その、
たまたまその子も、
羊の毛、
毛刈りを担当することになって、
で、
まあ、
勉強しなあかんって言うのでさ、
あれやこれやその子と一緒に、
まあ、
切磋琢磨したわけですよ。
そう、
こんな感じかね?
あんな感じかね?
みたいな、
って言いながら、
で、
しかも、
ね、
あの、
練習しようと思ってもさ、
自分ところの羊で練習って、
なかなかできなくって、
要は、
イベントで使うから、
みたいな感じで、
そう、
練習で使う余裕がない、
っていうところで、
他の牧場さんに行って、
ちょっと毛刈りの練習させてもらったりとか、
そう、
で、
一緒に行ったりしてね、
あれやこれやしてたんだよ。
そう、
まあ、
そんな感じで、
あっち行ったりこっち行ったり、
一緒になってさ、
あの、
練習してて、
で、
まあ、
それが、
何年か続いたんだよね、
ほんと。
10年近く続いてたかもしれない。
独学での成長
うーん、
ね、
で、
ある程度、
なんかこうできるようになってさ、
うーん、
なんかこんな感じかなって、
まあ、
一人で、
毛刈りも一応できると、
で、
まあ、
バリカン使って、
30分ぐらいかな、
うーん、
でも、
まあ、
一応できるよ、
っていう状況になってきて、
そう、
で、
そんな中、
そうだな、
当時自分にとって、
羊ってやっぱ、
毛刈りを、
まあ、
とにかく、
学びたいっていうか、
で、
なおかつ、
その、
飼育員として、
うーん、
思ってたことって、
何かっていうと、
やっぱQOLってやつよね、
クオリティーオブライフっていう、
まあ、
いかにこう、
動物福祉とか、
あと、
その、
あの、
あの、
あの、
あの、
あの、
あの、
あの、
あの、
あの、
あとその、
あとその、
あとその、
負担をかけずに、
えー、
羊たち、
動物たちの、
生活を、
より豊かにするというか、
生活を、
より豊かにするというか、
うーん、
そういったところを、
そういったところを、
やっぱりね、
あの、
目指すというか、
魚のやつ
それしかなんかこう、
目指す先が無かったんだよね、
うーん、
だから、
毛刈りの仕方を、
じゃどうすれば、
羊に負担のないような、
毛刈りができるんだろう、
みたいなことを考えたら、
ことを考えたりとかさ して
当時はあれがあったよね、ハズバンダリートレーニングがなんか急にこうどっかから湧いて出て あの
なんかみんなそれを目指し始めたんだよね もう今のこれからの時代はそれだーみたいなトレーニングだーみたいなね
そう
なんかそんな感じであの周りが動き始めた時代があって でそれの毛刈りバージョンもまあ
いろいろとねこう その海外の人とかもあのあれやこれや
羊を立たせたまんまであの羊に負担がないような毛刈りの仕方を模索したりとかね されてたんですよ
でそれを見ながらなるほどなーって思いながらね そういうやり方もあるんだーって感じでこう
見ていたとそう っていう感じで
羊毛に関しては一切目を向けてないの分かりますか もうとにかく羊の
育て方 あと毛を刈る時はいかに負担をかけないか
もうとにかく羊ファースト とにかく羊ファーストで
もう飼育員はそれをいかにこう
なんていうのかな まあ飼育員が羊の代わりに負担を背負うというか
なんかそんな 方向にしか全く目が向いてないのね
で刈り取った毛も一応 見てるよ見てるけど
なんていうのその使ってくれる人がいるなら使っていいよっていうかさ そのやっぱね
いるのよ毎年毎年あの羊毛もらえませんかっていう人が来るんですよ そうで声かけてくれてでどうぞどうぞ使ってくださいっていう
もう全然もう あの
遠慮なさらずいくらでもあるんでどうぞ持って行ってくださいねっていう感じでお 渡しするんですよ
そうで これをさまあ
私ね もう今思えばほんとあかんことしとったんやけど
あの 羊毛の良し悪しは全くわかんないからねこっちは
だっきその 汚れがついているのって当たり前じゃ当たり前
そう家以外の人事もみんな同じような感じですよとそう 別に家が特別汚いかというとそうでもなくてね
そうでまぁ 欲しいという方がいるからお渡しするんだけどそっから先どうなっているかというのは
わかんないんですよねでまぁ洗ってゴミを取ってっていうのはもう
そうしないとやっぱ使えないからまあそういうもんだよなーっていう感覚 でまぁ大変だとは思うけどそれをやるのが羊毛のその
使う上でのまあ 普通のこと大変だけどそれでも使いたいんですっていう人が使われるのかなというか
そう で海外からの羊毛が綺麗だとかそういった情報も一切こっちにはないからね
そうだからそういうもんだよねって思ってたのもう世界中そんな感じなんでしょっていう だって羊ってみんなこんな感じじゃんっていう
ね そう
でそうあの 羊毛の音情報が一切ないっていうところに関しても
当時私 あったはずなんだけどそのスピナッツとかさそっち系の情報が全く目に入ってなかったの
全く たぶん調べてもいないんじゃないのかな羊毛
羊毛種 フェルトとかフェルトボールとかさ作り方みたいなそういった
ものは何か検索してたような気がするけどもうそう そんな感じで国産羊毛っていう
ワードすら思ったこともないんだよなぁ
そう 多分
本手さんがねされてた羊毛当時はコンテストかなとかもあったはずなんだけど
全然そこにねあの アンテナが立ってなかったんですよ本当にそこまで全然
目が向いてなかった
そうだから何も知らなかったし で特にその国産羊毛がもうその20年前ってどういう時かっていうともう
羊毛洗えませんよっていう風に あの環境に悪いからっていうので洗っちゃダメですよと
加担処理しちゃダメですよっていうのでもう洗う工場がもう止まっちゃった時期だよね もうピタッと止まってしまって
もう羊毛の行き場がなくなっちゃった時期なんですよちょうど そう
だから もうその羊を生産している牧場さんでさえ動物園とかそういったことではなくても
日本にいる羊の羊毛が完全にもうストップしちゃった時期なんですよ そうだから誰も
プロである羊飼いさんでさえ羊毛をどうすることもできない時代だったんだよね そう
羊たちのクオリティ・オブ・ライフ
だから余計にその 自分とこの羊の毛をどうにかこうにかしたいんだけどって言ったところで誰も
さあ協力なんかしてくれないわけよ だって洗えないんだしそうじゃあその汚い毛誰が洗うんだよってなったらさ
ね自分たち洗うしかないじゃん そうっていう感じでもう日知も察知もいかないっていうねもう
ほんとお手上げ状態全員がお手上げ状態 日本中の羊たちがみんなもう
止まっちゃったんだよねそうその時期 そうなのでもうほんと何の情報もない
もう誰も正解を持ってないっていう みんな困ってるっていう状態
なんだよね そう
で 動き始めているわけだから
困ったよね 教えてもらえる人もいないし先輩もいないっていう状況だから
先輩が知らないんだもん
知らないんだよ だからその先輩もそのさらに前の先輩から何か教わってるというわけでもないしさ
ねえ それぐらい歴史が浅いからね日本って羊の飼育に
そう 困ったよねっていうところでさ
でまぁ私はそっから あの
まあなんだかんだ10年近くね
羊の毛刈りをずっとずっとまあ独学で頑張っていったわけで でそっからどうなんだろうなぁ
まあ きっかけはねー
ずっとあったはあったんだよその私 のところにねあの
羊毛は何とかしたいんだよなぁという思いはずっとあって
ある程度毛刈りがね一人でできるようになった頃かな できるようになった頃に
なんかこの刈り取った毛ね やっぱこう1枚のフリーズで刈り取るっていうところができるようになったらさ
やっぱなんかちゃんと使いたくなるじゃん になるし
そうその辺もなんか
できるといいなっていうところもあるというかまぁ 子供たちに毛刈りをしたところでさ
なんか 響いてないなっていうかなんかこう見せもの感がすごい強くって
それがねすごいね僕の中で
まあその毛刈りがねできたことで周りからね拍手が起きてできたねーって綺麗に 刈れてよかったねさっぱりしたねーっていうのでそこで充実感はあるんだけど
でもその裏でさその羊毛を捨ててたわけなんだよどうすることもできず誰ももらって くれ誰も使ってくれないっていうので
羊毛の活用法
でまぁそっからさちょっとやっぱなんかおかしいよねこれっていうところで じゃあどうすれば使ってくれるんだろうなぁと思って
まあ声をかけてくれたね 羊毛もらえませんかっていう方を
ちょっといろいろとねこうとじゃあどうすればどういう羊毛がいいんですかねみたいな で
そういう話をねこういろいろしていくと まああのいろいろやっぱ教えてくれるんだよね
もっともっと使っていいんですよって言ってもさいやーこれ1個あれば1等あれば十分かなー っていうところだったりとか
あとはあれかなあの 羊毛のなんかこうワークショップをされている方がいて
そうでその人のところにちょっとそのイベントに参加する 参加しながらね自分が羊飼いだとは一切言わずに
まぁ飼育員と飼育員とは言わずにあのちょっと参加させてもらって実は私飼育員 羊の飼育してるんですけどみたいな感じで
でそこでその時にうちが育てて私が育てた羊毛がこれなんですけどこれどうですかね みたいな感じでちょっと現物見てもらったりとかさ
そうでいろいろそこで教わるわけですよ 国産羊毛ってね
実はね みんな苦労してるのよね
だからなかなかねそれ受け取ることも難しいんだけどねみたいな感じで受け取ってくれたり したんだけど
使ってみようかしらと そこまで言うならみたいなね
私はフィードバックが欲しかったから
ていうのでそこでいろいろとさあの情報を交換して ここがあだあだこうだね
そこで本礼さんの存在を知り コンクールやってるっていうのであそうなんだっていうのでさ
それに参加してみたりとかそこでもっとね あの
羊毛のことを学ぶわけですよフィードバックをもらいつつ そうでそこでまあ
あ今日本ってそういう状況なんだ国産羊毛ってそういう状況なんだっていうのを知り始めるんだよ
そこに来るまでに10年以上かかってるわ
いう感じで 全くねやっぱね
目線というか視点が合わないとね情報にたどり着かないんだよね そこにあったはずだけどやっぱね
目に入ってないんだよから 接点がほんとないんだよね
多分生産牧場とかそっちの方たちは 触れやすいと思うのね
だってそれがまあ お仕事なわけじゃん羊毛をまあ販売するお金に変えるっていうところが
でも私はどっちかというとその飼育の仕方 qol の方だよね どうすればそのハズバンダリートレーニングとかさ
なんかそういうトレーニングの仕方 とか
エンリッチメントとかさそっちの話にしかこうアンテナが立ってないから やっぱね
かぶらないんだよね
なんだよね
でもやっぱ視点が違うから全く 情報がなくって
10年私の飼育員としての10年があっという間に過ぎてさ
だから別に何だろうなその
動物園の飼育員さんがその全然こう情報が取れてないっていうことに関しても もうね
わかるのよすごく気持ちが そうなのよっていう
そっちに全然情報がないのよっていう それに周りの動物園もみんな同じことをしてるからそうだよねっていう感じ
みんな思ってるし私も思ってたからそういうもんだってね で先輩からもそういうふうに教わってるから
そうなんだよなっていう
でねそれこそ まあ
その羊を生産している牧場さんに例えばねもし相談したとしてさ近くにいたとして その人に聞いたところでその人も羊毛は処分していると
廃棄処分してるよっていう感じそれが普通だよ当たり前だよみたいな 時代だったからね
もう今もそういうそういうところがほとんどですよ そう
だからねそこで相談乗ってもらえるわけでもないさ だからもうほんとねー
あの 今そういう
時代なのよ羊って
でもほんと それに対して
やっぱなんかこう 何とかしたいなっていう人たちも同時期にこう生まれたというかさ
スタートし始めたよねそれこそ5年前6年前私もスタートしたし そう美衆っていうところもなんか動き始めたし
動物園の役割
ジャパンウールプロジェクトも動き始めたしみたいな感じでみんな同時スタートなんだよね ほんと
そう でなんかこうね土原河川とかみたいな感じに何かあちこちでね
あの動き始めてさ で今に至るわけだけど
だからねあの まあ
今のね動物園にいる羊たちに対して まあ
ほんとねー なんか
力になりたいんだよねほんとそれはあれだよその何とかしたいと思っている方はね そう別に今の状態でいいと思っている人には別に何も言うつもりはないけど
自分ね私はそういう飼育員ですで別にそれで満足ですだったらまあいいですよ別に
そうじゃなくてや羊 せっかくね羊毛
とれてるんだけどそれを使えずに廃棄しているのがまあ心苦しいというかさ っていう方がもしいるなら
あの手伝いたいし
なんかできることないかなーっていうのは 今すごく思っている
いう感じなんだよね
そうだから全然その 動物園の飼育員さんを悪くつもりはなくて
まあ悪い感じに言ってしまうけど そう言ってしまうけどそういう背景がやっぱあるからさ
こっからなんだよねほんと こうやっとなんか土台ができてきたというかさ
国産羊毛が何か糸になってさ 世に出回るような
スタートラインに今ようやく立ち始めたというか戻ってきたというかね ここからなんだよ
そうでこっからはあのいかに その
みんなを巻き込めるかっていうかさ 一部の人たちがこうやってるだけじゃなくてやっぱその
羊毛国産羊毛を使ってくれる人たちの存在がこれからは必要なのよ その今形
羊毛を 糸にして製品にするところまではできてきてるんだよね道も
ただそれが売れるかどうかが問題で そうですよ買ってくれる人がいないと続かないんですよこの活動って絶対に
そうお金にならなかったらもう終わりです 終わりいくら
ねいいことをしてたとしても需要がなければ 続けられないんだよね
ってなってくるといかにみんなに知ってもらうか その国産羊毛というか羊の毛がどうこうでっていうのを知ってもらおうかと思ったら
一番やっぱ力になるのって動物園とかだと思うんですよ やっぱその影響力はでかいから何よりも人と動物との架け橋となる場所
教育もあるしそういうのを伝える 伝えたいっていう人が飼育員になっているわけだしさ
そうだから動物園の力って絶対に必要なの そうでむしろこっからはそのターンですよあなたたちの出番ですよっていう
ターンが今来てるから そう
そうなんだよ
そうなんだよ なんとかねー
なんとかなんとか うーんこっち側に来てほしいなっていう思いは
あるんですよね
いや私たちは飼育員でね牧場とか生産目的じゃないからっていう気持ちもわかる
興味ないっていうのも わかるそうは興味があるかないかというよりかは頭がそっちにね目線が向いてない
だけで あの
なんて言うんだろうな
同じ なんていうの
線路に乗ってないというかさ羊を飼うことでその家畜としての羊と動物としての 羊は野生動物というかね
展示展示動物としての羊とはやっぱ路線がねどうしても分けちゃってるんだけど 違うんだよねこれ同じなんだよね
一本のレールの上に両方とも乗っているんだよ そう
そこをね
伝えていけたらいいのかなぁ
伝えたいなっていうところ 昨日喋ってて思ったのはね本当になんか教科書作りたいなと思ってて
そう羊の教科書育て育て方というかその動物園向けの羊の教科書
これ何か作ってみたいなと思った 本当に
だよねー
いやー なんか
なんかなぁ なんかあるかなぁまぁ昔の自分のことはまぁだいたいそんな感じで
どうかなぁ説明できてるかなぁ伝わってるかなぁ
ほんとねー 羊
ずっと携わってるけど その羊毛さ身につけようっていうかさ服にして着ようっていう
考えもなかった まあ私はそもそもさその動物が好きか嫌いかで言うと
そもそも動物に興味がないタイプのちょっとおかしな飼育員だから あの別にねそこは全然
全く思ってもいなかったんだけど 動物好きな人だったらね
羊との関わり
身につけたいと思ったりしないのかなーってちょっと思ったりもするけど 違うのかなちょっとその辺の感覚私わかんないんだけど
なんか羊のキャラクターというか羊の絵が描かれた なんか服とかさ小物とかさそういうショーンとかね
羊のショーンとかそういうのは大好きっていう飼育員さんめっちゃ多いけど でも羊の羊毛とかさ
羊毛の服とか 大好きって人は言いないじゃんいやだって羊が身につけられるのになんでそっちにはいかない
のって言うかさ 私が好きなのは見た目なんですって感じなのかな
見た目の可愛さが好きなんです 毛になっちゃったらそれも違うじゃないですかっていう感じなのかな
わからんわからんけど
ねえ そうなんだよなぁ
まあ飼育員さん もうちょっとなんか
特殊なのかな 人として
なんかわからんちょっと僕には本当にその辺わかんなくて 感覚が
そこだけちょっと 理解ができない僕は
私とはちょっと違う だよね見てる世界が
だから
どうすればいいのかな わからんけども
まあなんかこう なんか今のやり方なんか違うなって思う人がいたら
力になりたい
そんな感じかなぁ まあなんかいろんな
切り口というかね あると思うんですよ私もいろんなことを経験してさ
気づいたこととかさ やっぱそういうのあるから
そういうのがねもしなんかハマるのであればなんかいろいろと伝えていけたらいいなぁとは 思うけどやっぱ
少なくても飼育員さんがこっちにこう 注意を引き
なんでよ 注意してね
あの私の活動がなんか気になるわっていう 方が
じゃないと多分伝わるものも伝わらないので まずはなんか私がねなんか
なんかやっとるわっていう感じでちょっとできるだけ表に立つような 感じでいけたらいいのかなぁって
思ったりしております なのでちょっとね私ねあえてなんかちょっと意地クソ悪いこと言ったりするかもしれないけど
そう ちょっと煽るようなこと言う時もね多々あると思うんだけど
なんかちょっとねこう角が立つようなことをね
あえてしてる時もある
悪い癖かもしれんけど ちょっとなんか注意引くというかさ
できたらね反論してもらえると私はね 嬉しい
そう 飼育員さんにね
飼育員さんがこれを見ていやそれは違うだろうっていうような感じに来てくれたら めっちゃ嬉しい
来たって感じがする
かかったって感じがするから
そうなんよ
なんかこう
そういうところもあるのでちょっとね まああの
できるだけ 誰も言わないようなことかもしれないけど
角が立つからね でも私はできるだけ言ってこっかなって
じゃないとなんか 本当変わんないからさ
変わんないっていうかまぁ 変えるつもりがあるかないかっていうとまぁ人を変えることはできないから
難しいんだけどなんか私のこの活動を見てさなんかなんか思ってくれる
くれたらそれでいいんだよ いいも悪いもね
そういいも悪いも思ってくれたそれでなんかそっから 歯車がねちょこっと動き始めるといいかなーっていう
そんなそんな感じでございますわ まためっちゃ喋っちゃったな昨日より喋ってんな
すいませんなんか最後まで聞いていた人いたらあの すいません
なんかしょうもないこと喋ってしまいましたが 今日はちょっとこの辺で
終わりにしようかな
見方の変化
今日はなんだっけえっと 私の
えっと羊を羊として見ていなかった時代のお話ですかね
まあそんな そんな時代がありましたよっていう私にもありましたよっていうところでございます
そっからどうなったかっていうのはまたねちょっと 明日話せたら話そうかなと思いますはい
ではでは最後まで聞いていただきありがとうございました おやすみなさい