MARSのひとり映画館。皆さんこんにちはMARSです。今日もお聞いていただきありがとうございます。MARSのひとり映画館、この番組はMARSが見た映画をネタバレなしでご紹介している番組です。
よろしかったらフォロー、感想、コメントなどいただけたら励みになります。 では今回の映画をご紹介したいと思います。1本目の映画が「ザ・コンサルタント 1」ですね。
こちらは2016年アメリカの映画です。そして2本目がですね「ザ・コンサルタント 2」ですね。こちらは2025年アメリカの映画です。今回はコンサルタントシリーズを2本ご紹介したいと思いますので、最後までゆっくりと聞いてくださいね。
さて1本目の映画です。1本目の映画が「ザ・コンサルタント 1」ですね。こちらは2016年アメリカの映画です。 監督がキャビン・オコナー。出演がベン・アフレック、アナ・ケンドリック、JKシモンズが出ております。
この映画ですね2作目が最近公開されたんですけれども、内容がちょっと難しそうだったので、1作目を見てなかったので見ようと思って探したらですね、ちょうどアマプラで見れたので早速見てみました。
ストーリーなんですが、会計士のクリスちゃんは小さい頃から自閉症だったんですね。 しかし彼の父親はクリスちゃんにいろんな特技を身につけさせ、現在では会計士として仕事をし、
その裏の仕事としてですね、危険人物を消す掃除屋でもあったんですね。 彼は政府やマフィア、一流企業に追われてまでも危険な仕事をこなしていました。
彼は一体何者なのか、そして彼がこの仕事に手を出した理由は何なのか…という映画です。 この映画の2作目がですね最近公開されたんですけれども、その時ですね初めて1作目があったということを知ってですね、
早速ね見てみたんですけれども、この1作目個人的にはとても感慨深い内容でした。 まずこの映画はですね、自閉症の子供がその能力を開発されて会計士となって社会的には成功している地位を
築いているということなんですね。 個人的にはこういう自閉症とか発達障害とか、いわゆる社会不適合者と言われているような人は精神的病気を持っていると
レッテルを張られてしまって一般社会からは外れていると見なされてしまっているんですね。 そういう社会的な不適合者と言われている人は実は特別な卓越した能力を持っていることが多くて
決して人間としての能力が劣っているというわけではないとずっと思っていたんですね。 この映画でもですね、自閉症のクリスちゃんが天才会計士として活躍しているのは非常に良いことだと思ったし
こういう内容の発達障害を持つ人がポジティブに丁寧な描き方をされている映画も珍しいのではないかというふうに思いました。
しかも彼はですね、裏の仕事で殺し屋もやっているという相反する人生の描き方も非常に興味深い内容だと思いました。
そして主人公クリスちゃんの役をしているベン・アフレックは非常に適役だというふうに思いました。
バットマンの映画での彼の役柄から見れるように彼は言葉少なくてどこかぎこちない生き方をしていて人との交流も苦手な役をやっていたのでそのままこの映画の役柄にぴったりだなというふうに思いました。
この映画の中でもクライアントの会社のディナという女性に心を惹かれる場面があったり、またクリスちゃんの弟に対する愛情も描かれていることから
彼は普通の人と変わらない感情を持っているんだけれども、ただ人との交流や社会的な交流が苦手だけなんだと思います。
そしてこの映画では自閉症などの発達障害を持つ人の行動が細かく描かれていたのは好印象だと思いました。
例えば緊張した時に出る言葉とか、音楽を爆音で流しながら自分のすねを叩いたりとか、何かをする前に指に息を吹きかけるとか、物を規則正しく綺麗に並べる癖とか、体を前後に揺すったり指で机を叩いたり、そういった精神的安定を保とうとする行動がよく描かれていて、事前にこういったことをよく調査しているなということが分かりました。
というのもですね、自分は自閉症ではないんですが、同じような行動をする癖があって、そういう規則正しく綺麗に並べるという行動をする性格が自分と通じるものがあるような気がしました。
また自閉症ということでクリスちゃんの周りを囲われたシーンというものが多かった気がします。
例えば四角い鏡に映されたクリスちゃんとか、狭いトレーラーの車の中に詰め込まれたものとか、そのトレーラーの車の小さいドア越しに映るクリスちゃんの姿とか、狭い車庫に車を入れるとか、そういう狭いところに閉じ込められるシーンが多かった気がしました。
会計師と殺し屋という相反する人物を描くのはよくありますが、その他に自閉症や発達障害の可能性を描いた内容、そして自閉症でも普通の感情を持っているということを描いた内容など、とても興味深い映画でした。
そんな人物をいろんな回想シーンで描いてわかりやすく解説され、クリスちゃんというキャラクターを丁寧に描いていたのはとても良かったなというふうに思いました。
ただ会話のシーンが多くて専門的な言葉も多かったので、そのあたりがやや複雑で難解な部分があったのは仕方なかったのかもしれないというふうに思いました。
また多くの人が言っているように、なぜ日本語のタイトルがコンサルタントになってしまったのか全く理解ができません。コンサルタントとアカウンターとは全く違う職業なのになぜこうなってしまったんでしょうね。
とても興味深い映画だったのですぐに2作目も見ようと思います。星4.0をつけたいと思います。
さて2本目の映画です。2本目の映画がThe Consultant 2ですね。こちらは2025年アメリカの映画です。監督がキャビン・オコナー、出演がベガフレック、ジョン・バーンサル、シンシア・アダイ・ロビンソンが出ております。
この映画ですね最近オーストラリアで公開されたんですけれども映画館では見に行かなかったんですね。でも日本では劇場公開せずアマプラでのみ公開されたみたいなので早速アマプラで見てみました。
ストーリーなんですがアメリカ財務省を引退したレイモンドキングが殺され、その腕には会計士を探せというメッセージが残されていました。
彼の部下であったメディナ副長官はクリスチャンウルフを探し出しこの事件に対する調査に乗り出しました。
そこには秘密を封印するために手段を選ばない冷酷な殺し屋たちがいたんです。そこでクリスチャンは弟のブラックストーンを呼び協力を要請しました。
さて彼らは問題を解決できるのかそして彼らは生きて帰れるのか…という映画です。
この映画はですね8年前の一作目の続編なんですが一作目と比べてちょっと趣向が変わっているところがいくつかありました。
まずですねベアフレックの見た目もだいぶ変わっていてですね時間の経過を感じさせられました。そして今回の映画はですね会計士としての場面は出てこないで
弟と協力して殺し屋に立ち向かっていく姿だけを描いた物語でした。そしてもう一つこの映画では兄弟愛をとても温かく描いているということを感じました。
弟のブラックストーンは殺し屋で外見もちょっと怖い感じがするし気が短い感じもするんだけれども兄のクリスチャンに対する兄弟愛がとても深いなと思う場面が多かったと思います。
二人とも孤独で友達がいないと言っていてその代わりに彼らは兄弟という関係をとても大切にしていたんではないかなというふうに思いました。
そしてクリスちゃんは8年間も弟に連絡を取っていなくて弟のブラックストーンはかまってちゃんなので兄のクリスちゃんをとても責めていて色々不満を言っていました。
でもこの事件をきっかけに二人の仲は急接近してクリスちゃんも弟に対して心を開くようになっていく姿は見ていてとてもほっこりさせられました。
この兄弟は二人ともですね人殺しをしているんですけれどもその裏では本当の愛情を求めているんだなという場面が何個かありました。
特に弟のブラックストーンはその感情を表に出していて犬を飼いたいとか猫に対する愛情を示したり外見とは全く違った優しさというものを見せていて感動さえ感じられました。
そういう反面アクションもすごくとてもハラハラさせられました。二人がですね銃撃戦の準備でライフルや弾丸を体に巻きつけたりしている場面がとてもかっこよくて
すげーって思いながら見ていました。やっぱり二人の外見が怖いのでああいうシーンは格好がつくんだろうなというふうに思いました。
一作目から8年も9年も経ってから続編を作りしかしその映画の魅力は落ちていないというのはやっぱり脚本と監督の腕前か
または制作組織がマットデーモンだからかもしれません。 今回で出てきた女性の殺し屋がちょっと怖かったけれども
次の作品につながるようで次回作も楽しみになってきました。 ただ今回は使う単語とか相関関係がちょっと難しかった気がしました。
そういうのを理解するにはずっと気を張って注意して見ていないといけないかもしれないです。 人間ドラマとしてもとても感動的な映画でした。
星4.2をつけたいと思います。