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ことばで旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティのうつみヒロコです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回およそ10分、オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けている私が、
世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた発見や暮らしのヒントを、
平日ほぼ毎日を目標にお届けしています。
言葉を通して文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する。
そんな脳内プチ留学、言葉旅のひとときを応援してきたら嬉しいです。
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フォローしてくださった皆様、書き起こしのノートに好き!をしてくださった皆様、本当にありがとうございます。
最近、いいね!好き!すごく増えていて嬉しいです。
スペイン語学習のきっかけ
さて、今日はですね、スペイン語を習っているプリウジンの先生との対話をもとに、ちょっとお話ししてみようと思います。
もう随分習って立つんですけど、コロナが始まって習い始めたスペイン語なので、
もう5年ぐらい習っているんですけれども、頑張って続けています。
そもそもなぜ私がスペイン語を習い始めたかというとですね、
以前もお話ししたと思うんですが、コロナ禍中旅行が好きな私は、
どこにも出かけることができず、何度も苦しいなと思っていました。
皆さんも同じようなお気持ちだったんじゃないかなと思うんですけど、
逆にこれはチャンスかもしれないというふうに思いましてですね、
以前から興味があったスペイン語を習い始めたというのがきっかけです。
なぜスペイン語かというとですね、これも前回までのエピソードでちょっと触れたんですけど、
私はアメリカで学校の先生をやっていたんですけれども、
アメリカから帰国後ですね、実家に戻ることなく、
そのままアメリカで予約をした都内のゲストハウス、
俗に言う外人ハウスという場所でですね、
世界中から集まってきた人たちとの40人暮らしをですね、
約5年間やっていたことがあります。
そこには広い共有のキッチンがあったり、お庭があったり、
結構本当に素敵な場所だったんですけれども、
そこでみんなでご飯を食べてて、
いろいろ話をしている時に衝撃を受けたのが、
スペイン人、イタリア人、ブラジル人、ペル人、
みんなほぼ違う言語圏、国同士なのに、
自分の言葉で話して笑ってたんですよね。
スペイン人、ペル人はスペイン語、それぞれちょっとスペイン語でもちょっと違うんですけれども、
イタリア人の人はイタリア語、
ブラジル人の人はブラジルで話されている、
どこでしたっけ、後で調べてお送りしますね。
みんな全然言語違うのになんで喋れるんだろうって聞いたらですね、
お互いの言葉は話せないんだけれども、
でも言っていることはなんとなくわかるんだと。
ブラジル人、ポルトガル語ですね、ごめんなさい。
なんでだろうと。
彼ら曰く、日本語もうちょっとできる彼ら曰く、感覚的には、
例えば私みたいに関東で育った人が関西弁聞き取れるけど話せないみたいな感じらしくて、
だから一応お互いの言葉は喋れないけど、
言っていることはわかるんだっていう雰囲気だったんですね。
私はすごくびっくりして、
例えばスペイン語を勉強すれば、
イタリア人の人ともブラジル人の人ともお話できるのかなっていう。
おまけにスペイン語圏すごく国多いので、
スペイン語勉強したらすごく得なんじゃないかなというふうに思ったんですね。
で、突然やってきたコロナ禍。
私の中でコロナに勝つと気持ちの中で思っていて、
ゴリ夢中のいつ終わるかわからないコロナ禍で、
何か一つ私は成し遂げたぞ、獲得したぞみたいなものが欲しくて始めたのが、
スペイン語でした。
で、ちょっと面白い現象にも出会っていまして、
私結構美術館に行くのも大好きなんですけど、
フランスのあの方の画家さんだったりとか、
アーティストの美術展などに行ったときに、
あれ、この言語なんか私言葉読めてるな、
でもこれフランス語だよね、
でもなんとなく理解できる、なんでだろうって思ったら、
フランス語はスペリアの文法がどうやら似ているので、
フランス語がスペイン語を勉強していると、
日本人がなんとなく中国語を読んで、
読めないけど読めるみたいな、
その感覚になっているんじゃないかなというふうに思います。
私のスペイン語力ではここまでしかわからないんですけれども、
なんかあれ、私これ理解できるっていうのがあって、
ちょっと得だなというふうに思いました。
スペイン語の難しさ
で、スペイン語ってでもすっごく難しくて、
同じ時期に中国語を始めたんですけど、
中国語の方が私、なんか理解できてるし喋れてるし、
なんかこう、中国の先生とちょっと小話ぐらいはできてる感じはするんですよね。
だけどスペイン語は全然もう、どうしようもないぐらいできないと。
このスペイン語の難しさはですね、
スペイン語を習う当時、
知ってたのはどうやら女性名詞、男性名詞とかあるんだよね、
その使い分け難しそうだよねぐらいに思ってたんですけども、
それどころじゃなくてですね、
最大の壁はですね、活用がむちゃむちゃ多いと。
英語でも活用がありますよね。
Go went goneとかなんか言いましたよね。
そういうのが活用って言うんですけど、
conjugationって言うんですけど、
英語とは比べ物にならないほど、
主語、私、あなた、彼、私たち、
かつこれに尊敬しているあなた、
尊敬しているあなたたちみたいなのがあって、
それにプラス時勢、現在なのか過去なのか、
現在完了なのか未来なのか、
あとは直接法なのか、接続法なのかによって、
動詞が七変化するんですね。
例えば、話すって言う言葉、
abrarって言うんですけど、
現在形だけで六変化するんですね。
abdo、abras, abram
abrams, abrais, abram
これは全部主語が変わるだけで、
言わない方に変わっちゃうんですよ。
だから英語だったら、
I speakでちょっと変わっても
He speaksぐらいじゃないですか。
これがもうむちゃむちゃ全部変わる。
おまけに規則動詞ばかりではなく、
今のは規則動詞なのですごい簡単な方なんですね。
不規則動詞ってどうしてそうなるん?みたいな。
行くっていうのは、
irなんですけど、
irが原形だとすると、
voy, vas, vamos, vais, vam
どうしてそうなる?みたいな。
なんでirがvoyなの?ってもう頭が大混乱。
こういうのがいっぱい存在するんですね。
今ちょうど私、接続法っていうのを勉強してるんですけど、
感情だったりとか、希望だったりとか、可能性だったりとか、
これもものすごく難しくて、
非現実的なことを表現する際に使う語法なんですけど、
これでも全部また変わると。
本当に苦戦しながら、
どこまでこんなに覚えさせられるのだろう?って思うぐらい。
変化急。
七変化どころじゃなくて何変化するんだ?というところで、
スペイン語もマジ難しいと思いながら、
毎日、毎日、本当に毎日やってますね。
毎日やってるんですけど、難しいです本当に。
言語と文化の相互理解
世界共通語がもしスペイン語の世界だったとしたら、
これ結構ありえますよね。
イギリスが結局派遣を取ったので、
今こういうことになってると思うんですけれども、
もしスペイン人が、
もしポルトガル人が、
日本人はラテン語からかなり遠い月光圏なので、
もっと苦労してたのではないかなと思う。
英語の日じゃないので。
で、あとなんか発音が難しいっていうのも言われるけど、
発音そんなに難しくないかなと思います。
でも、独特なやっぱり、
マキジタウンとか、
いろいろ独特なものがあって、
例えば犬とかであれば、
ペロとか、
車であれば、
カロ、米はアロスとか、
ペルーでのアニメ人気
走るはコレルとか、
赤いはロホとか、
このルルっていうのを使うんです。
これは結構使ってて、
私自身は楽しいというか、
これに憧れてスペイン語を始めちゃったところはありますね。
はい。
で、私、
前にも話したと思うんですけど、
スペイン語圏のラテンの先生から、
本当にいい先生を見つけるのがむちゃくちゃ大変で、
一人決めるのに、
40人くらいオンラインで面接的な感じで話して、
ようやくこの先生ちゃんとしてる、続けられるという先生に、
たどり着くんですね。
ちなみに中国人の先生は、
中国語の講師はほぼ外れなしで、
だいたい一発で決まるので、
ここはラテン的な文化なのかなと思うところもあります。
で、私本当にたくさんのラテン語圏の先生と話をしてきたと思うんですけど、
ラテンアメリカの日本アニメ列は、
日本人が思っているように非常に熱いです。
大抵アニメの話をし始めると、
先生がもう熱心に話をしてくれまして、
本日ですね、ペルーの先生と話をして、
最近ペルーでどんなアニメとか流行ってるのって話をしたら、
坂本デイズが流行ってるということで、
もちろん鬼滅の刃もそうなんですけど、
日本人の友人が最近坂本デイズオススメされたんで、
全く見てなかったんですけど、
坂本デイズまでもペルーで流行ってると、
もうこれをいい加減見なければと思っている私です。
そして、ちなみにアニメ人気の流れでですね、
アニメソング、通称アニソンもものすごく人気で、
私のペルーの先生は、
ラルク・アンシェルが好きですとか、
ベビーメタル大好きですとか、
彼らは結構有名どころなんですけど、
私の知らないアニメソングで有名なバンドの人たちのことも、
嬉しそうに、ものすごい熱量で話してくれます。
失礼ながら私、ガルネリウスさんたちっていう、
文化交流の重要性
ガルネリウスというバンドも知らなかったんですけど、
彼らもアニメソングとても有名だらしくて、
日本のことをペルーの先生から教えてもらう不思議に出会っています。
文化は国境を越えて親密度を高くするなっていうふうに思います。
アニメは日本の本当に宝物だなっていうふうに思うので、
日本のアニメクリエイターの皆さん、
アニソンの主題歌などを歌っている皆さん、
そしてそのアニメの業界を支えられている皆さん、
全力応援だなっていうふうに、
日々日々、外国の方と話をしていて思います。
逆にですね、ドラマ、一般的な映画だったりドラマの話に関しては、
韓国ドラマの話を世界中の先生から聞くので、
日本のドラマ頑張れっていうふうに思っています。
ペルーの先生からすると、日本のアニメ好きなんだけどね、
ちょっと盛り上がってきたなっていうところで終わっちゃうっていうところで、
話数がすごく少ないというふうに感じるらしいです。
韓国ドラマはだいたい1シーズン16話とか20話とかあるのに対して、
日本のドラマは10話とか12話とかで終わっちゃうので、
もっと見たかった、おまけに1話も短いのでもっと見たかったのに、
ここから盛り上がってくるところのはずがっていうふうに思うらしいです。
はい、とにかくスペイン語、とっても難しいです。
スペイン語を習っている人一緒に頑張りましょう。
ペルーの先生と坂本デイズや鬼滅の刃、
ラルコアンシェリアベビーメタルの話で盛り上がれる。
これが語学学習を続けられる。
本当に楽しいなというふうに思う理由です。
文化は国境を越えて人と人とをつなぐ。
日本のアニメは世界の宝物ですね。
はい、今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トーク、
言葉旅のおしそわけにお付き合いいただきありがとうございました。
本日のペルー人やラテンの国々の先生と私との経験が
皆さんの今日を彩る地図のヒントになれば嬉しいです。
今回の言葉で旅する思考と暮らしのエッセンスはここまでとなります。
ちょっと今日は長くて申し訳ないんですけど、ちなみにちょっとだけ宣伝を。
以前こちらの番組でお伝えいたしました、私にとって2つ目のポッドキャスト番組が
先週の土曜日に始まりました。
その名もピーカピオリです。
ピーカというのはスウェーデンですごく大事にされている
コーヒーの時間という意味なんですけれども、
スウェーデン在住でスウェーデン女王認定認知症専門看護師の
20年代の友人の長谷川優子ちゃんと、
日本とスウェーデンそれぞれの視点から暮らし、心と体、子育て、女性のライフスタイル、
ウェルビングなどのお話をする番組です。
だいたいゆるっとピーカの時間のように25分前後
おしゃべりをする番組なので、もしよかったらお聞きいただければ嬉しいです。
ピーカはF.I.K.Aとスペル書きます。
F.I.K.A 日和は漢字で日和です。
日に数ですね。和ですね。
もしよかったらスポッティファイですとかスタンドFMですとか配信開始しているので、
もしよろしければご視聴いただければ嬉しいです。
今日はとても長くなったのでここまでといたします。
また次回の言葉旅でお会いしましょう。
うつみひろこがお届けしました。
それではまた。