短い動画の影響と「ブレインロット」
言葉で旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティのうつみひろこです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回遅10分、オンラインで英語・中国をスペイン語を学び続けているウェブプロデューサーであり、編集者の私が、
世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた発見やクラスのヒントをお届けしています。
言葉を通して文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する。
そんな脳内プチ流学、言葉旅のひとときをご一緒できたら嬉しいです。
前回までのエピソードにいいねなどで反応してくださった皆様、フォローしてくださった皆様、書き起こしのノートに好きをしてくださった皆様、本当にありがとうございます。
今回は前回に引き続き、短い動画が記憶と認知に与える影響についての記事をテーマに、
今度はヒルギス人のジェット世代のティーチャーと助手卓をしてきました。
先生はコンピューターサイエンスを専攻する現役大学生。
前回の記事でもご紹介した通り、NPJ Science of Learningの研究では、長い動画グループの正答率は約66%、
ショート動画、短い動画グループではわずか43%という記憶テストの結果が出ており、脳の活動レベルにも明らかな違いが見られました。
Brain rotという言葉についていろいろお話をしたんですけれども、調べてみるとですね、
brain rotは私にとっても先生にとっても新しい言葉なんですけれども、
この言葉はですね、実は今年の流行語に選ばれたと知って、世界的なトレンドなんだと気づいたと2人で驚きました。
Brain rotはですね、2024年のオックスフォード時点の年間ワードにも選ばれた言葉だそうです。
世界中がなんとなくわかると感じているからこそ、このbrain rotという言葉はここまで広がったんじゃないかなと。
今回の会話で一番印象的だったのが先生の率直な一言。
大学生、キルキス人ですね。
昨日実はTikTokで4時間過ごしたと。
4時間はとっても長かったねと。
4時間、でもこれ笑えないですよね。
そういう人も多分いるんじゃないかな。
先生がTikTokを使う主な目的はなんとなく音楽を聞くためなんだとか。
SpotifyでもYouTubeでもなくTikTokで仕事や勉強をしながらBGMを通して使ってたりとか、
見てたりとか、スクロールしているうちに気づいたら4時間。
私はTikTokには登録していないんですけど、
怖くてちょっと皆さんがそういう話をよく聞くので、
ちょっと怖くて入れられないなと。
うちの子供もTikTokで実感を溶かしているそういうことを聞いているので、
結構1回入れ始めるとやばいかなと思って入れていません。
でもFacebookやInstagramを開くと、
なんでこんなに見てしまうんだろうと、
ショート動画の恐ろしいですよねと不思議に思うことがあります。
短い動画を見た後30分とか、
自分何してたんだろうなっていう、
全然記憶に残ってないですよ、何見たか。
これ先生と全く同じ感覚で、
お互い時間溶けちゃうよねという話をしていました。
何度も何度も今回の話で出てきました。
精神的に使われているわけでもないのに、
時間だけがなくなっていく不思議な感覚の正体が、
まさにBrain Rotなのかもしれません。
話題は先生自身の言語習得の話に移りました。
Z世代の言語習得と学習法
キルギスタンはかつてソビエート連邦の一部だった
ポストソビエート国家。
先生は幼い頃からキルギス語とロシア語を自然に習得し、
英語はだいたい7、8歳頃から学び始めたそうです。
ロシア語の学校では、
ロシア語の学校というか、
学校ではロシア語を話す、
勉強を第一言語としてやってたそうなんですけど、
1年生から11年生まで学んだそうです。
なので、5歳ぐらいの頃からロシア語は自然に話せるようになったと。
マザータング、母国語はキルギス語なんですけどね。
小学校から高校までが全て授業がロシア語。
これは日本の感覚からするとかなり驚きかなと思いました。
英語はですね、SATとかトフルの受験の準備をきっかけに
本格的に勉強を始めて、
今では大学の授業も全て英語で受けているとのことでした。
先生は高校が全部英語で学ぶ高校に通っていたとのことなので、
すごいですよね。
キルギス語、ロシア語、英語を
3個国語を使いこなしているとのことです。
多分、どれも多分ネイティブレベルなんじゃないかな。
私は全然ネイティブレベルじゃない英語、中国語、スペイン語をやってるんですけど、
お学び続けているのも、まさにこの複数の言語を楽しめる感覚は
すごく楽しいなって私自身は思っています。
そして今回一番面白かったのが先生のオンライン学習の話。
大学ではコンピュータサイエンスを専攻しているそうなのですけれども、
授業は1コマ1時間半のみ、全然足りないとのことなので、
自分でYouTubeを探してYouTuberも先生にしていると。
この感覚は私もすごくよく分かります。
今私、もう本当にガチ勉強、受験勉強以上にAIを活用してアプリ開発をしているので、
すごく毎日毎日新しい情報をキャッチして学んでるんですけど、
YouTubeもすごい大活用していますし、
そのYouTubeが私の先生という感覚が本当にそうだなと。
キルグシジンの先生はこの2ヶ月でPythonとJavaScriptの2つのプログラミング言語を習得したそうで、
使っているAIツールはChatGPTとDeepSeqだそうです。
短い動画でブレインロードを心配しながらも学びのためには積極的に動画を使いこなしている。
ここがZ世代のリアルで面白いなと思いました。
大学生。
動画との付き合い方と学び
使い方次第で同じ動画がブレインロードにも学びのツールにもなる。
今回の女子トークを通じて見えてきたのは、
短い動画との付き合い方は何のために見るのかを意識するかどうかで大きく変わるとのことでした。
TikTokを4時間使ってもそれが音楽を聴くためのBGMならある意味で目的はあるかなと。
でも気づかないうちに時間が解けている感覚があればそれはブレインドットのサイン。
学ぶためにYouTubeを使うならばむしろ積極的に活用するのがいいかなと。
Z世代のリアルな声から私たち世代も学べることがたくさんありました。
あなたは今日動画を消費していましたか?それとも学習していましたか?
はい。
今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トーク、
コタバ旅のお世話にお付き合いいただきありがとうございました。
本日のキルゲス人ティーチャーと私との対話が皆さんの今日彩る小さなヒントになれば嬉しいです。
今回のコタバで旅する思考と暮らしのエッセンスはここまでになります。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしています。
新たなエピソードや経験、前回までのエピソードの感想などぜひぜひお寄せください。
SpotifyもしくはスタンドFMのコメント欄からお待ちしています。
それではまた次回のコタバ旅でお会いしましょう。
ではではね。