2026-03-13 12:39

#52|日本語と中国語で、同じ漢字なのに意味がぜんぜん違うことば

今日は

「日本語と中国語で、同じ漢字なのに意味がぜんぜん違う言葉」

をテーマにお話しします。

5年以上、中国語会話を続けている中で
何度も混乱してしまう漢字があります。

例えば…

・走 → 日本語では「走る」、中国語では「行く」
・勉強 → 日本語ではstudy、中国語では「無理して〜する」
・女装 → 中国語では「レディース服」
・裁判/審判 → 日中で意味が逆転
・手紙 → 中国語ではトイレットペーパー!?

なぜ同じ漢字なのにこんなズレが起きたのか?

後半では

・漢字を借りたタイミング
・社会や文化の違い
・日本発の和製漢語の逆輸入

など、歴史の背景から解説します。

同じ漢字だからこその楽しさをお届けします。

#中国語学習 #日本語と中国語 #漢字の不思議 #ことば旅 #異文化理解 #語学学習 #グローバル教育 #ライフスタイル研究 #世界マーケティング #女子トーク

…今日もことば旅を通じた女子トークのお裾分けをお楽しみください💕

++

Webプロデューサー・編集者の内海裕子がお届けするポッドキャスト番組「ことばで旅する思考と暮らしのエッセンス」。毎回およそ10分、オンラインで英語・中国語・スペイン語を学び続けているパーソナリティーが世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた、発見や暮らしのヒントをお届けしています。言葉を通して文化を超えて、ちょっとだけ世界を旅する。そんな脳内プチ留学、ことば旅のひとときを、ご一緒できたら嬉しいです。

🎙️ パーソナリティ:内海裕子(Utsumi Hiroko)
・編集者・Webプロデューサー(編集歴20年以上)
・Glolea!編集長
・元朝時間.jp創刊編集長。
大学卒業後単身渡米。米国NY州・ペンシルベニア州の公立幼小中高やサマースクールで講師を務め、累計約800名を指導。帰国後は外国籍住人が多数を占める多国籍シェアハウスで約5年間生活し、多文化共生を実体験。同時期にリクルート×米About.com社「All About Japan」創成期から上場前まで在籍。日経・AERA等メディア寄稿・出演150本超。記事編集・監修2000本以上。
専門分野:子どもの英語学習(プチ親子留学・オンライン英会話)、睡眠、時間術、発酵微生物学。
著書:『快眠のための朝の習慣・夜の習慣』(大和書房)、『ママのための子育てツイッター入門』など。
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サマリー

このエピソードでは、日本語と中国語で同じ漢字でも意味が全く異なる言葉について解説します。例えば、「走」は日本語では「走る」ですが、中国語では「行く」を意味します。また、「勉強」は日本語では学習を指しますが、中国語では「無理やりする」といったネガティブなニュアンスを持ちます。これらの意味の違いは、漢字が日本に伝わった時期、社会や文化の違い、そして日本で作られた和製漢語が中国に逆輸入されたことなどが背景にあると説明されています。

00:05
言葉で旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティのうつみひろこです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回おうちの10分、オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けているウェブプロデューサーであり、
編集者の私が、世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた発見や暮らしのヒントをお届けしています。
言葉を通して文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する。そんな脳内プチ留学、言葉旅のひとときをご一緒できたら嬉しいです。
前回までのエピソードに、いいねなどで反応してくださった皆様、フォローしてくださった皆様、書き起こしのノートに好きをしてくださった皆様、本当にありがとうございます。
日本語と中国語における漢字の意味の違い
今日はですね、日本語と中国語で、同じ漢字なのに意味がぜんぜん違うことばをテーマにお話しします。
まずはですね、今ですね、私5年以上オンラインで中国語会話のレッスンを、中国人のネイティブの先生から受講しているんですけれども、毎回毎回、ああって戸惑っちゃう言葉があります。
それはですね、日本語の漢字で言うと走るっていう感じですね。中国語ではその走るっていうやつをぞうって読むんですけど、日本語だと歩くは英語で言うwalk、走るはrunですよね。
まあ当たり前なんですけど。ところがですね、中国語で日本語の走るっていう漢字はぞうという漢字、歩いていく、立ち去る、行くっていう意味なんですね。
わけわかんないですよね。わけわかんなくなっちゃいますよね。意味わかります?
ということで、我走了って言うと、もう行くね、みたいな感じで使われます。
なので、歩く、中国語だと走路、走って、まあ走る道って書くんですけど、歩くんですよこれ。
で、走るはパオブー。パオっていう漢字はですね、みなさんちょっと調べてもらえたらいいと思うんですけど、足へんっていうんですかね、に包むと書いてパオっていうですね、このパオブーっていうのが走るんですよ。
で、歩くっていうのは走路で走る道って書くんですよ。頭の中毎回混乱するんですけど、こんな感じです。
同じ走るっていう漢字なのに、日本語では走ると、中国語では歩く去るという漢字になってしまうという意味ですね。ずれがあるんですよね。
で、このまた同じように罠っぽいこと、トラップ的な一言、もう一個あげますとですね、日本語の勉強、便っていう字ですね、力とか書いて、で、今日は強いですよね。
で、これはstudy、学ぶことっていう意味ですね。で、中国語で勉強、これは勉強ですかね、ちょっと忘れちゃったので発音だいたいこんな感じ。
これ勉強なんですけど、漢字は勉強っていう漢字を書くんですけど、中国語でこの漢字で表す意味は、無理やりするとか、仕方なくするとか、から落ちてできるみたいな、ちょっとネガティブ寄りのニュアンスみたいなんですね。
だから、例えば、もう全然勉強っぽくない感じで、勉強を、勉強、何て言うんでしょうね、これをちょっと日本語と中国語で混ぜ交代するとわけわかんなくなっちゃうんですけど、
勉強っていう漢字が無理やりするみたいなイメージなので、勉強、学ぶっていうのも勉強するみたいな感じなんですけれども、勉強っていう漢字に学ぶっていう、日本語で言う意味の勉強っていうのを当てるとですね、いやいや勉強してるっていうような感じになる。
なんか日本語で言う勉強は良いこととはかなり感覚が違うような感じになってしまうので、ちょっと注意が必要ですよって教えてくれました。
で、また他の言葉、中国語で、日本語で助走って書いたり、日本語で断走って書くと、この漢字を書くとですね、中国語でまた全然違う意味に捉えられるらしくて、助走っていう漢字が、例えば中国語、中国の街に行ったりとか、日本でも最近中国語をいっぱい書いてあると思うんですけど、
これはですね、女性用の服、レディース服っていう意味なんですね。なので助走するっていう日本語のイメージとは全然違う意味を、この同じ漢字から中国人は感じているそうです。
断走は同じで男性用の服、メンズ服っていう漢字になっちゃうんですね。なのでショッピングモールとかに行って、助走の区域の区、断走区って書くと単にレディースの洋服売り場、断走区って書いてあったらメンズ売り場みたいな感じになっちゃう。
日本語では助走って言うと男性が女性の服を着ること、断走は女性が男性の服を着ることみたいな感じ。性別をクロスするニュアンスが強くなるんですよね。同じ漢字なのに日本語の方がちょっとサブカル寄りというかジェンダー寄りに特殊進化してしまったパターンみたいです。
でまた別の漢字なんですけれども、日本語だと法律は裁判、スポーツは審判を当ててくると思うんですよね。でも中国語は逆で法律の裁きに審判っていう漢字を当てていて審判って言うんですね。
でスポーツのレフェリーに関しては裁判っていう漢字を当てて裁判になるんです。なのでサッカーの審判はずち裁判。サッカーの裁判っていうなんかちょっと日本人からすると怖い感じになってしまうと。
裁判所で裁くっていうのは法院審判みたいな感じになるんですけれども、これも裁判所で裁くっていうような怖いイメージよりも少し軽いような感じになってしまうんですけど見事にこれも切れ替わっているんですね。
で旅行中に一番危険なのがこれです。日本語の手紙はletterですよね。でも中国の手紙手紙って読み方は言うんですけれども同じように手紙って漢字では書いてます。これはトイレットペーパーとかトイレットペーパーとかティッシュになっちゃうんですね。
なので手紙をくださいみたいな日本語の感覚で、給我手紙って言っちゃうと、私に手紙をくださいみたいな漢字をそのまま読んでしまうと、とかで捉えてしまうと、これはお手紙くださいではなくてトイレットペーパー頂戴っていう風になってしまうので。
このトイレットペーパーと手紙問題はかなり注意が必要ですよと先生は言っていました。
漢字の意味が異なる背景
でここからがちょっと私自身のちょっと本題なんですけど先生になんでこんなことになっちゃったんだろうっていうのを問いただしたんです。どうして日本語と中国語で同じ漢字なのに意味がこんなに真逆になっちゃったりとか違う形になってしまったんだろうなという色々な話をしてみたんですけど一緒に調べてみたんですけどざっくり言うとポイントは3つあるそうです。
まずは大前提として日本語の漢字語の多くは昔の中国語、古い文語、古い口語の意味を持ったまま輸入されています。
でその後何が起きたかというと中国語側は中国語側で数百年千年帯で意味が変化していく。
日本語側は日本語側でその社会や文化の中で独自に意味が伸びたり狭まったりしていく。
この別々の進化の積み重ねが同じ漢字を使っている文化の中で今のずれにつながっていることなんですね。
例えばさっき言った像っていう日本語では走るっていう漢字だけど中国人がその走るっていう字を見たら歩くになってしまうんですね。
昔の中国語では走るという意味も含んでたんだそうです。
だけれども現代中国語では行く去る歩く寄りにシフトしてしまった。
一方日本語では像走るっていう漢字は走るのイメージそのまま維持。
結果として走る像が日本語ではrun、中国語ではwalk、leaveのように分かれたっていうイメージになるみたいですね。
次に社会や文化の違いです。
例えば愛人愛人ってこれを発音するんですけど古い漢文の世界では愛するぐらいの広めの意味でしたと。
そこから中国語では配偶者恋人など正規のパートナー寄りの意味で残っている地域が多いので
愛人って言うと、日本語では愛人ってちょっとドラマチックで禁断的な関係の方に意味が寄ってて振り返ってみたいなニュアンスに特化されてるんですけど
もともと多分中国では配偶者とか結構正規のパートナーとして扱われてるんですね。
これもかなり要注意でworld islandとかよく使うんですけど
頭の中こんがらがいてもislandって言うとすごく愛人って書くので
ちょっと不思議な気持ちになるんですけどどっちかというと配偶者とか正規のパートナー寄りなので
ここは愛人いるのって中国語の人と話してて思わないで大丈夫安心してくださいっていうところですね。
同じ感じでも結婚感、恋愛の描かれ方、文学やメディアの中でどう扱われていたかによって
どの意味を強く残したかが国ごとに違ってくるんだなぁと。
他にも結構いっぱいいっぱいこういうのあるんですけど
これもいろいろ中国語を皆さん興味持ったら勉強してみると
いろいろ出会うあれあれあれっていう言葉はきっとあると思います。
あとは明治時代以降になると日本は社会経済文化科学哲学民主革命みたいな
近代的な概念を表す新しい漢字言葉を大量に作ったんですね。
これを日本で和製漢語として大量に作ったんですけど
これがいいねと中国にも逆輸入されて
今は日中どちらでも当たり前に使われている単語がたくさんありますと。
そうすると今度は日本で生まれた漢語が中国語でさらに別のニュアンスに育っていく。
もともと中国にあった言葉に日本発の意味が上乗せされるみたいなことも起こっていて
意味のレイヤーが何層にも重なっていくみたいなことが起こっているという
結構中国語の漢字、日本語の漢字の不思議を
今日はちょっとひも解いてみましたよと。
番組の締めくくりとメッセージ募集
今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トーク
言葉旅のお世話にお付き合いいただきありがとうございました。
本日の中国人の先生と私との対話が
皆さんの今日を彩る小さなヒントになれば嬉しいです。
今回の言葉で旅する思考と暮らしのエッセンスはここまでとなります。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしています。
オンライン英会話などを通して私もこんな言葉旅を楽しんでいますというお話や
オンライン英会話を続ける中でのお悩みがありますなどご相談まで
いろいろな感想をお待ちしています。
SpotifyもしくはStandFMのコメント欄を開けておりますので
ぜひぜひお寄せください。
それではまた次回の言葉旅でお会いしましょう。
宇住裕子がお届けしました。
グラシアス、アストレゴ、チョウチョウ、デワデワネ。
12:39

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