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気持ちと要望と合意形成を切り分けたい
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今は福岡市の自宅の方から、田川市以下のパレットに向かって車を走らせております。
時刻は夜の20時29分でございますね。
今日は、ITCHの完全人間ランドのラジオトーク内での生配信があるので、
それをやるために、今パレットに向かってます。
別にパレットじゃなくてもできるっちゃできるんですけど、
結構朝早くからコテンラジオの収録がパレットであるので、
明日の朝に移動するよりは今日中に移動しておこうということで、
生配信終わってから移動するのもしんどいので、今のうちに移動しておこうということで移動してます。
これ、移動中に必ず撮るっていうルールにしてるんですけど、
前回、田川から福岡の家に帰った時に撮ろうと思って、
パッとiPhoneを出したら、残りの電池が2パーか3パーかぐらいしかなかったので、
今から撮ると、これすごい中途半端なところで終わるなと思って、
録音ボタンを躊躇してる間に家に着いたんですよね。
充電してる間に家に着いたんですよね。
で、あ、閉まったと思って。
で、今度、その次に車に乗った機会があったので、その時に撮ろうと思って撮ったんですよ。
したら、なんか、なんていうんですかね、
AirPodsをBluetoothで繋げたまま録音ボタンを押しちゃってたので、
AirPodsの音が録音されちゃってて、
めちゃくちゃ音悪かったので、とても聴きづらいというか、聴くに耐えない音質になってたので、
それもボツンしましたということで、結構久々な収録になってますと。
で、最近ですね、トラノスケと2人で過ごすことが多いんです。
うちの奥さんが結構忙しいので、週に2日くらい僕トラノスケを1人で見てる日があるんですね。
土曜とかも奥さんイベントごととかで仕事でいなかったりするので、
土曜1人で見るとかも結構あるんですね。
今週に2日くらいは保育園の外からご飯食べてお風呂入って寝かしつけのとこまでやってるんですけど、
で、そういうのやってて、当たり前なんですけど、めちゃくちゃトラノスケがわがままなんですね。
もうお風呂入りたくないとか簡単に言うし、まだ寝たくない、遊びたいとか言うし、
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ここに行きたい、あそこに行きたい、もう帰りたい、帰りたくない、みたいなことを思ったことをそのまま言うわけです。
で、その通り全部聞いちゃうと大人にとって被害をこむわけです。
例えばね、明日保育園だから早く寝かせないといけないのに、今遊びたいと言ってくるわけです。
もうちょっと遊びたいと言ってくると、寝かしつけないと明日眠くなって、明日1日結構機嫌悪くなったりするんで、
早く寝かしたいわけです。だから要は被害があるんですね。
よくないわけですよ。
だから、僕は嫌だってちゃんと言うんですよね。お父さんは嫌だ、今トラノスケには寝てほしいとか言うんですよ。
で、向こうも嫌だって言うんです。僕も嫌だって言うんです。
で、もうお願いするわけですね、ずっと。
じゃあどうしたら聞いてくれる?とか言って。
じゃああと1回だけこの線路で遊んだら寝てくれる?とか言って。
交渉するわけですよね。で、お互いの折り合いがつくところで、じゃあわかったって言って。
で、布団に入るみたいなことがあるわけですよ。
これどういうことかと言うと、お互いの要望を言い合うわけですよね、最初に。
向こうはこうしたい、俺はこうしたいって言い合うわけです。
で、そこで合意が取れればなんなくこうですよね。
で、ここで合意が取れない場合はスリア制の作業に入りますよね。
じゃああと1回だけ遊んだらお風呂に入ろうとか、あと1回だけ遊んだら布団に入ろうとか、
じゃあアイフォン3冊読んだら電気消して寝ようとか。
まあいろいろあるわけですよ。交渉とか調整をね。
で、やっとゴールみたいな感じで。
まあ毎回毎回めちゃくちゃ大変なんですけども、
この要望を言い合う、調整する、合意形成するっていうこの3つのステップをちゃんと踏んでるって、
すごく素敵やなって改めて思ったって話ですと。
これ大人の世界何が足りないかっていうと、
まず要望を言い合うっていうところで一個足りてないんですよね。
お互いの要望って本当に全部言い合ってますかっていうところで、
多分要望ってそんなに言えないですよね。
じゃあ同じ例で言うと、じゃあ僕が、
家を出ないといけないって、
友達というか一緒にいる人に言われました。
もう今から二人で家にいますと。
もう家を出ないと電車に間に合わないから早く家を出たいって言われたときに、
まあ僕はもっとプラレールを使って家に行きたいと思ったんですけども、
家を出たいって言われたときに、
まあ僕はもっとプラレールで遊びたいってするじゃないですか。
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大人ですけど、大人が遊んでると思ってくださいプラレールで。
プラレールで遊んでると思っても、
それって言わないですよね。
もっと僕はプラレールで遊びたいって言わないですよね。
いろいろ状況を考えて、遊びたいけどそうするしかないかみたいな感じで
グッと飲み込んで、感情というか要望を従いますよね。
その場の空気というか、場の流れに従って従いますよね。
大人ってまず要望を全部言えてるわけではないっていうことが一個ですよね。
で、要望言わないから調整もしないですよね。
で、その後に合意形成ですよね。
下手したら要望を言って調整した後も合意形成取らないまんま、
実は何か無理矢理進んでたりするわけですよね。
なんかね、これ子供が取ろうとしてるコミュニケーションの方が
よっぽど健全なんじゃないかなって改めて思ったんですよ。
で、今じゃあ家から出る時にプラレールで遊んでるっていう例を出したんですけど、
ちょっと大人の世界に例えて言うと、
会社と社員の関係とかでももちろんそうなんですよ。
で、例えばじゃあ従業員が給料いくらで働いてもらってます。
で、新入社員の時はそれでよかったんですけども、
2年3年4年と働いて給料が上がらないことに不満を落ちましたっていう。
ここで従業員側はなかなか簡単に今の給料は僕の働きに似合ってないですっていうことを言いづらいですよね。
で、実は思ってること言っていいはずなんですよ、要望。
で、その要望に対してどうするかっていうのは、そこからは調整が入るわけなんですけど、
要望いうイコール相手にオファーをしてるっていう意味が勝手に封入されてるというか内包されてるんですね。
だから給料を低いと思ってますって、例えばじゃあ会社に言ったとするじゃないですか。
その給料低いと思ってるって言っただけで上げてくれっていうオファーという意味を自動的に含むようになってるんですね、日本語の作り的に。
これがめちゃくちゃ面倒くさいなと思ったんですよね。
本来であれば気持ちをトロするっていう要望を言う部分と給料を上げてくださいっていうオファーの部分って完全に別の話だと思うんですけども、
それが何か一緒くたにされているというメタ的な構造としてそうなってるのがめちゃくちゃ面倒くさいんですよね。
これを正確に言うときは僕は働き的にはもっと給料を上げてほしい。
給料が高いべきだと思ってるんですけど、かといって上げてほしいとは今オファーしませんみたいなこと言わないといけなくてめちゃくちゃ面倒くさいんですよ、そんなこと言うやつ。
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あえてそうやって名分化して切り分けて言ったところで皮肉にしか聞こえないじゃないですか、そんな言葉って。
何やお前ってなるじゃないですか。
ここのいわゆるハイコンテクストな部分みたいなものってすごく面倒くさいなって思ってるんですよね。
ただこれは僕は面倒くさいと思いますっていうことを言いました、今ね。
だからといってこの面倒くさいっていうことを言ったんですけど、面倒くさくない形に変えてくれってオファーをしたつもりはないんですね。
今面倒くさいなーって思ったっていう話をしてるだけなんですけど、だからといってじゃあ僕は面倒くさいと思うんですけど、
だからといってじゃあ完全にローコンテクスト文化に日本全体が変わってくださいって言ってるかっていうと別にそうでもないというか、
それはそれでなんか僕の勝手な好き嫌いというか文化を押し付けてるだけであって、
それもどうかなと思ってるわけですよ。
これちょうど新型オトナウイルスで最近話した混同の恋愛感っていうシリーズで2回に分けて話したところにあるかもしれないんですけども、
やっぱり要望を言った後に調整をして合意ケースを取るっていうステップを切り離して考えるべきだなと僕は思ってるので、
だから僕は別になんか面倒くさいなと思うけど、世界に変わってくれっていうこともなんかちょっとおこがましいというか、
それはなんか僕のわがままというか、何?独りよがりな考え方だなと思っているので、
オファーはしてないです、別に。ただ何ですかね、そう思ってるっていう気持ちを今トロしました。
それ以上でもそれ以下でもないっていうことです。これは皮肉でもなくっていう話でした。
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