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無意識下の技術
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どこもかしこももうコロナ、コロナですよね。なんか人と話せば、最近どう?コロナの調子どう?みたいな。
コロナによる影響ある?みたいな、なんかそういう話になってしまうのはもちろんしょうがないですよね。
まあ実際僕もめちゃめちゃ興味がありますね。
まあ別にポジティブ、ネガティブ関係なく、やっぱりこう人のね、生活スタイルとか仕事のスタイルみたいなのが大きく変わる中で、皆さんがね、どう考えてるかっていうのとか、それに対してどう対処しようとしてるのかっていうのはやっぱりこうね、僕は興味がありますよね。
なぜなら、僕の人生理念は人間とは何かを知るということなんで、やっぱり人間がこういう未曾有の危機に立たされた時にどう動いていくかっていうのはめちゃめちゃ興味があるんですけども、まあまあ別に今日はそんな話をしたいわけではなくて、
じゃあまあ忙しくなる人と忙しくならないというか、暇になる人か、両方いると思うんですけども、まあ僕はどっちかというと忙しくなってる側ですね。
実際じゃあ仕事で何をやってるかというと、まあ相も変わらず、ポッドキャストとかYouTubeとかの編集をずっとやってたりとか、あとは経営に関することですよね。
それで言うと、今まで一応何か出来上がった仕組みの中で回せばよかった、つまり頭を使わずに仕組みの中でこうやればよかったものが完全に状態が変わったので、環境が変わったので、
またゼロから設計しないといけないみたいなところで、まあ実際会社としても事業を立ち上げたりとか、新規に。
やっぱ新規に事業立ち上げるっていろいろ考えないといけないことがあるんで、それの話し合いをしたりとか資料のチェックをしたりとか、各所連絡して調整をしたりとか、まあいろいろやってるわけですけども。
忙しいですよね。まあ皆様どうお過ごしでしょうかという感じなんですけども。
で、その忙しさの要因の1個で、今まで普通にやってた古典ラジオとか、あとはいいかねパレット通信とかいろいろやってるんですけど、特に古典ラジオが
ズーム収録になったんですね。今回アメリカ開拓紙編っていうシリーズをやってるんですけども、それがやっぱりもう
3密を避けないといけないっていうことでズーム収録に切り替えましたと。そうなってくると3社、3様の場所で喋ってるんですね。
それぞれ違った場所で喋ってて、それぞれが別の音声トラックをそれぞれの場所の機材で録音してて、それを僕がまとめて
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パソコンに入れてタイムライン上に並べて編集をするっていうフローなんですね。
で、ここで作業がめちゃくちゃ増えてると。これ何かっていうと、やっぱり遠隔で収録をするっていうことで遅延が生まれるんですよ、どうしても。
リアルタイムだったらもちろんですけど、音が伝わる速さしか遅延が生じないじゃないですか。
だから音って1秒に400メートル弱いくので、同じ部屋の中で喋ってたらほぼほぼ遅延ゼロでコミュニケーションが取れると。
ただやっぱりズームでやるので多分往復がですね、多分0.何秒かちょっと把握してないんですけども、0.5秒ぐらいかな、3秒から5秒ぐらいは多分遅延があると。
これってほとんどないように見えてやっぱりめちゃめちゃ違和感があるんですね。
特に音声の被りとか、合図地とかそういう間が必要な喋りになってくるとめちゃくちゃそこに違和感が出てくると。
じゃあそれでどうしてるかっていうと、一本一本分節ごとに調整をしてるんですよ。
つまり、まあこれちょっと声だけで説明するのむずいな。
じゃあ例えばAさんがこう言いましたと。
いやー今日僕昼にオムライスを食べたんですけども、やっぱ卵を割る時に卵の殻を入れるとすごく嫌じゃないですかっていう話をするとするじゃないですか。
ただBさんはそれに対して合図しますよね。
はいはいオムライスね。
うわーわかるーみたいな。
でもこのはいはいオムライスねっていうのって相手に伝わるのが往復0コマ何秒遅くなるんですね。
ってなると、あのーいや俺オムライス作ったんやけど、あの卵、そうそうそうでオムライスね。
で卵を作るんやけど、いやそうそうみたいな感じでこう相手から返ってきた音に対してリアクションがやっぱり必要になってくるので。
これでテンポが狂うんすよね。
喋ってる時に相手の声が聞こえてくるんでそれに対してまたリアクション、ああそうそうとか、えっとはいとかをしないといけないので、まあまあちょっとまあちょっと説明が下手すぎて伝わってるかどうかわかんないですけど。
でそれをどう編集するかというと、じゃあこんな感じでやります。
えっとまあ俺オムライス作ったんですけど、えっとオムライス、ああそうそうそうで卵を入れるじゃないですか。
ってやったとした時に、えっとそうそうそう、でのそうそうそうみたいなところだけを消すっていうね。
ちょっとごめんなさい、あの図に書いて説明したいところなんですけど、まあまあいいか、まあなんとなくわかるでしょ。
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でそれを一個一個まず消していくんすね。
あのいらない会話ですよね、あの聞き手からするとどうでもいい会話っていうのをまず一個一個消していきますと。
で一個一個消すだけだったらそのいらない間とかがあるので、そこを全部詰めていくっていう作業をしています。
はい、これがですね、あのコテンラジオとかって、えっとまあ週2回やってるんですよ。
えっとやってるっていうのは週2回編集作業やってるんですね、月曜と木曜に出しているので、でしかも1回につき30分ぐらいの長さで編集するんですけども。
うん、30分編集するのにね、早くて2時間、で遅くって3時間ぐらいかかるんですね。
これを毎週やるってなるとまあ6時間ぐらいかかるんですよ。
集中して6時間ですね、でもちろん集中してその3時間とかぶっ続けて撮れるとは限らないので、
なんかこう1時間ぐらいやってる途中でもなんか電話かかってきたりとか別件の打ち合わせがやってきたりとか、
来客があったりとかですね、パレットでやってるときは、
うーん、とこがあったりするので、
うーん、なんか実質たぶん延べで言うと4,5時間かかってるんですよ、なんかこう体感的には。
ギュッとしたらたぶん3時間ぐらいなんですけど、なんかね集中力の調整とか考えると4,5時間ぐらいかかってて、
うーん、その作業ってやっぱね普段編集してるときは発説しない作業なんで、
うーん、あそうだってプラス音量の調整もするんですね、あのはいはいとかへーとか倍実とかって、
うーん、なんか一緒の空間にいると自然と調整してるんですけどやっぱりこうね、うん、
マイク通してやるので音量調整もうまくいかないですね、たぶん本能的に。
だからその調整とかもやるってなると、まあまあ時間かかってると。
で、えーと、まあこの話をなんでやりたいかっていう、やりたかったかっていうと別に、
俺こんだけ頑張ってるからすごいでしょっていうことを別に伝えたいわけじゃなくて、
なんかこう人間のその無意識化で調整してる、なんかこうその感覚というか慣れというか、
それって相当すごいなっていう話なんですよね。
で、僕もちろんあの感覚的にやってるんですね、あの聞きながら、
あと0コンマ1秒左やなとか、
えっともうちょい左っていうのは前ですよね、時間的に前やなとか後やなとか、これちょっと音質をここの一言だけ下げてとか言うのを、
もう何回も何回も聞き返しながらやってるんですけど、それって会話の時でリアルタイムに何も考えずにやってるんですよ。
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なんかそれを考えた時に、なんか人間のこの経験とか無意識で普通にやってることって相当すごいなっていう。
例えばね、よくある話で人間が普通に右足出して左足出して歩くっていうことって機械にプログラミングさせたらめちゃくちゃ大変という話ってあるじゃないですか。
とか何気なく生卵を掴むっていう時って、生卵を掴んだ時の皮膚から来るフィードバックとかに対して自然と握る強さを調整してるみたいな話があったりとかしてて、
いやーなんかそれに近いものを音源編集で感じたなーっていう、そんな話でした。
いやーなんかこれAIでどこまでいけるようになるんですかねー。なんか結構難しい気がしてます。はい。
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