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日々、駐妻。この番組は、アメリカで駐妻として暮らす私、かやこが、日々の暮らしや、その中で感じたことなどをありのままシェアする番組です。
不定期ですが、たくさん配信しようと思うので、番組をフォローしてもらえると嬉しいです。
こんにちは。今回ですね、ネクストバイ・ペンクリエイトアワード第2回のワークショップ中に収録しておりまして、なんと、日々、駐妻、初めてのゲストをお迎えしております。
ご紹介します。ポッドキャストスタジオクロニクル代表、音声プロデューサーの野村高文さんです。ようこそ。
よろしくお願いします。
いえーい。
お邪魔しております。
なんと、野村さん、私がコテンの時にお仕事して以来ですね。
いや、そうなんですよ。かやこさんと、私、コテンの候補の方っていうイメージが強かったんですけど。
そうですよね。
そうなんですよね。
私もニュースピックスの野村さんっていうイメージが、アスコープでね、お仕事ご一緒させていただきまして、超大物がゲストに来ていただいたということで、初ゲストにふさわしいというか、恐縮&恐縮って感じなんですけれども、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回ですね、ワークショップで、野村さんと一緒にお話できるって知った瞬間からですね、絶対に聞きたいことがありまして、それが、野村さんが、当時、6ヶ月だった息子さんと2人で海外に長期出張に行かれてましたよね。
行きました、行きました。あ、正確に言うと、妻含めて3人ですね。
あ、3人で行かれてたんですか。
はい、3人です。
お2人だとずっと勘違いしてました。
でも、子連れなのは間違いないですね。
家族ではどのぐらい行かれたんでしたっけ?
2ヶ月半ですね。
そうですね、約80日間。
80日間、はい、そうです。80日間、世界5ヶ国ですかね。
5ヶ国、移動しながら、ずっとホテル滞在ですよね。
長期滞在だったんで、ホテルっていうよりも、エアビー&ビーで、キッチン付きのところを借りて、基本的には。
ちょっと住んでるっぽい感じの。
そうです、自炊がメインでしたね。
なるほど、なるほど。
でも、私自身もそうですし、周りでもよく聞くのは、夫が長期出張に行ってるから、またワンオペだわ、今週みたいな。
今回に至った2週間だわとか、よく聞くんですけど、まさかの連れてくパターンっていうのが、初めて過ぎまして。
そうですね。連れてかないとしたら、逆になっちゃうなと思ってて。
私が80日間家開けると、妻と子供が1人ずつになるんで、ワンオペになっちゃうんで、それはさすがにちょっとしんどいなと思って。
しんどいですよね。
はい、しんどいですよね。
だったら、一緒に行くっていう話をしましたね。
すごいですね。
長期出張行くっていう時から、野村さんの中では決まってたんですか?一緒に行こうっていうのは。
そうですね。割と、妻も乗り気というか、むしろこういうことできたらいいね、みたいな話をしていて。
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で、私がその仕事柄というか、海外のコンテンツをずっと作りたいっていうような思いがあったんで、じゃあいつ、どういうタイミングだったらいけるのか、みたいなのを測ってたんです。
そうした時に、子供がいつ、私の場合は去年の11月なんですけど、今、生まれると。
で、そうすると、どうもいろんな先達に話を聞くと、半年ぐらい、生後半年ぐらいから、割と動かせるみたいなことをですね。
赤ちゃんを動かせるんですね。
そう、赤ちゃんを動かせるということを、何人かの先達がおっしゃっていたので。
先人の知恵はいないですね。
はい。それで、半年からどうでしょうね、8ヶ月、9ヶ月ぐらいのタイミングで、一回行こうかっていう、そういう話をしましたね。
すごいですね。奥さんがまた前向きっていうのが楽しいですね。
そうですね。ありがたいことに、そこに関しては、結構意見があって。
なんなら、出産というか、生まれる前から、割とプロジェクトマネジメントしてましたね。
プロジェクトマネジメント?
はい。出発に向けて、いつまでに何をしなきゃいけないのか、みたいな話とか。
出産前から、もう決まってたプロジェクトだったんですか、本件は。
ふわっと決めてました。
で、ただ、子供の健康が一番だなと思ってたんで、なんとなくやりたいねっていうのは、出産前に考えていたんですけど、
実際は、生まれるじゃないですか。
で、生まれて、1ヶ月、2ヶ月って、超しんどいじゃないですか。
そうですね。めちゃくちゃな時期がありますね。
めちゃくちゃじゃないですか。うちもめちゃくちゃだったんですよね。
で、3ヶ月ぐらいになったときに、なんとなく、結構ありがたいことに健康だと。
大きな病気はないと。
で、ある程度、ミルクも飲んでくれるし、軽かったり、音がしていても、寝てくれると。
良き。
ということで、大変なんですけど、少なくとも、豪華・脳豪華で言ったら、血行はできるなと思ったんですよ。
すごい。すごいですね。
それで、血行するって決めて、そうすると、航空券取るわけじゃないですか。
ホテルは、後でどうにもなるんで、航空券取ったときが、初めて血行するっていうふうに決断したタイミングなんですけど。
で、そこから、物資をどういったものが必要かとか、ワクチンですね。
予防接種をしていかないといけない。
そうか、結構しかも大変なんですよね、初期って。
何ヶ月の時に何を打ってとか。
もう毎月ですよね、毎月。
そっか、それはプロジェクトマネジメントですね。思い出しました?
ちょっと記憶の彼方に聞いてたんですけど、当時の話が。
本当そうでした。
なるほど。
お医者さんから勧められた予定で打っちゃうと、全部打ち切れない中で出国の日を迎えてしまうんで。
確かに。
どのワクチンは負けるのかみたいなことを、結構お医者さんと相談して。
これは、一応紙には1ヶ月って書いてあるけど、1週間で行けますよみたいなのがあったら、
じゃあ、それちょっと巻いてくださいみたいな。
医者サイド、まさか巻きたいとかいう要望が来るとは。
そうですよね。
でも、これ正直に言いました。
出張を予定していて、子供をアジアに連れて行くことになるんで、
できたらそういうスケジュールでお願いしたいですって話はしたら、結構相談に乗ってくれましたね。
いいですね。優しいお医者さん。
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そうですね。
実際に今、5カ国、80日間行かれて、どの国が良かったとかありますか?
行ったところがまず、タイ・バンコク、UAEのドバイ、あとインドネシアのジャカルタ、シンガポール、
そしてマレーシアのクアラルンプールなんですよ。
あげあげの都市ですね、全部。
結構そうですね、私が経済やビジネスのコンテンツを作ってるんで、
基本的には、それら経済が元気がいいところに行くっていうのが、今回の取材の趣旨だったんですけど、
それで言うと、まず子供に対しては、どの国もすごい優しかったなっていうのが印象的で、
ベビーカーとか抱っこひもに乗っけて、街を歩くわけなんですけど、一緒に。
その時に、結構いろんな人が笑いかけてくれたりとか、ベビーカーに向かって。
あと、わりと当たり前のように、子連れなんだって言って席を譲ってくれたりとか、電車のですね。
あとは、ショッピングモールに行っても、赤ちゃんスペースってあるじゃないですか。
ありますね。赤ちゃんのおむつ買えたりとか、授乳したりとか。
それが、わりと広くてきれいみたいな。
だから、すごく子連れが歓迎されてるなって感じがしたんですよね。
なるほど。
わりと、これよく言われますけど、日本で子連れで電車に乗ると、肩身狭いんですよ。
そうですよね。しかも東京ですもんね。
そうなんですよ。東京だと、結構肩身狭くて、ごめんなさいって言いながら、できるだけ邪魔にならないように、住みのほうにいるって感じなんですけど、
わりと今回行った5つの国全てで、ありがたいことに大手を振って、公共交通機関に乗れるっていうことは、1つ印象的でしたね。
なるほど。じゃあちょっと、海外で子育て全然ありだなって感じでした?
ありだなって思いました。ほんと思いました、これは。
これ行くと、歓迎ムードはまず良かったんですけど、言葉の問題はどうでした?
私自身が、あと妻が海外でコミュニケーションをとるっていう観点で言うと、別にそんなめちゃめちゃ私も上手い方じゃないですけど、
日常英会話でなんとかなる国が多かったなっていうのが印象で、タイだけ、例えばタクシーのドライバーさんが英語が喋れないとか、
ちょっと英語が通じないところがあったんですけど、でも何でしょうね、コミュニケーションがすごい苦労したっていうのはあんまりなかったですかね。
逆にだって、タイ以外は英語でほぼ行けたってことですよね。
行けました。
全然だって、英語ベースの国じゃないじゃないですか。シンガポールあれですけど。
でもほんとそうなんですよね。ある意味思ったのは、もうほんとにそれらの国の方々って、二カ国が結構当たり前になってんだなっていうのはすごい思って、母語と英語っていう二カ国語が当たり前で、
特に思ったのは、やっぱマレーシアはすごいというか、レベル高いなって思いましたね。
英語のレベル?
そうですね。マレーシアってマレー語と英語と中国語の3つを、普通に義務教育レベルでやるらしいんですよ。
すごい。
今回、マレーシアに在住の日本人のファミリーのオタクにもおじゃましたんですね。
すごい密着型ですね、取材が。
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はい、密着しました。お父さんが社長さんで経営者の方で、もともと日本で会社経営してたんだけど、今は自分はマレーシアに行って家族とともに、日本の会社はリモートで経営してるっていう方がいらっしゃったんですよね。
すごい。
で、そこに会いに行ったら、たしか5、6歳ぐらいのお子さん、5、6歳と3歳ぐらいのお子さん、2人いらっしゃって、学校のテキストとか見せてくれたら、普通に3つの言語で書いてあるんですよね。
えー、5、6歳で?
そうなんですよ。で、コミュニケーションも、今はマレー語の時間だからマレー語でしゃべるとか、この時間は英語のクラスだから英語でしゃべるみたいなことを、結構自然にやってたんですよね。
すごい。当たり前なんですね、彼らにとっては。
そうそうそう。だから彼らにとっては、それって当たり前なんだと思って、で、英語を読むじゃないですか、大人として、こんなこと書いてあるなと思ったら、それ発音違うよって言われて、すいませんみたいな、失礼しました。
そしてネイティブ。
ネイティブみたいな。だから、なるほど、自然とこうなるんだっていうのは、すごく思いました。
OSが違うとかいうレベルじゃなく、中身の基盤から違うぐらいの感じですね、コンピューター。
そう、図書館にいたときもそれ感じて、図書館って本がいっぱい並んでるじゃないですか、結構同じ棚にマレー語と中国語と英語の本が混ざってるんですよね。
それは、衝撃だ。混ざってても、誰も不便しないってことですよね。
そう、誰も不便しない。得意な言語、苦手な言語は多分あると思うんですけど、割と自然な形で、例えば自分が中華系だったら、中国語の本を棚から持ってくるし、英語が得意だったら英語を持ってくるし、みたいな感じだと思うんですよね。
なるほど、ほんと溶けてるんだなって思いました。
すごい。ここテキサスって、ほとんどの人が英語とスペイン語両方喋れるんですね。ヒスパニックの方が多くて。
だから、あらゆる商品とか、スペイン語と英語を併記してあって、いうのが当たり前なんですけど、絵本でも、一つの絵本に両方書いてある絵本とかもあったりするんですけど、
ただ、図書館はめっちゃきれいに分かれてて、ごちゃ混ぜになってるっていうのは、ちょっと子供には特に、利用者のみが子供じゃないですか、絵本とかだと。
なんか難しいのかなって思ったら、それはほんとにびっくりですね。
そうですね。まあ、そういう中国語の本みたいなスペースはあるにはあったんですけど、でも多くのところで混ざってたんで、
そういうところから、言語って単なるツールというか、別に3つ以上使うことが特別じゃないんだよっていうような、そういう文化が形成されてるんだろうなって思いましたね。
80日間の滞在5カ国で、野村さんの中でパラダイムチェンジが起こったみたいな子育てとか、今後の教育に関して大きな衝撃みたいなのありました?
ほんといろいろあったんですけど、わりとリアルに感じたのは、幼いころから何カ国か触れてるっていう子たちが、しかも別に、超頑張って勉強したとかじゃなくて、無理なくそうなってるっていう子たちが、世界にいっぱいいるという現実に直面したわけなんですよね。
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そうすると、わかんないけど、自分の子供は日本語だけで育ったとすると、20歳になって、こういう人たちと戦うのかと思うと、結構、
恐れ斧のきますよね、ほんとに。
そう、恐れ斧になるんですよ。結構、うわって思って、これって、だから親としてやってあげれることって何なんだろうなっていうのを、わりと考えましたね。
素手で荒波に、子供を送り込んじゃうみたいな、そういう感じになっちゃうんだろうなと思って、自然状態だと。
しかも海外に出てね、日本語で何かができるみたいな、1回もなかったですもんね、きっと今回の大災原。
1回もなかったですね。
そうですよね。
そうなんですよ。もちろん、日本語が通じる現地の方に会ったこともあったんですけど、でも、日本語が使えるから生活が便利になったかっていう経験は、1回もないですからね。
そうですよね。ガラパゴスさを感じますよね、日本の国言語において。
そうなんですよ。あと、これもよく言われてますけど、例えば一昔前の東南アジアだと、現地語だけできる人と、現地語と英語ができる人。
現地語と英語ができる人は、外国人と商売ができて、現地の平均年収の何倍も稼げますみたいな状態があったわけなんですよね。
で、それはおそらく日本でも、来るなって思いました。
日本語だけで仕事ができる人と、外科が稼げる人の格差っていうのが、相当広がるなっていうのは、わりと確信しましたね、これは。
英語をやっといたほうがいいかなとかいうのじゃなくて、これは来るな確実にという。
スマホが使えるとか、そういうレベルだなって感じがして。
なるほど。
で、かやこさんと私の世代、ごめんなさい、同じ世代でくぐっちゃいますけど、世代としては、別に英語ができたら便利だけど、別に日本語だけでも仕事できるよねって感じじゃないですか。
本当にその通りです。
まさに今、私は日本語を使った仕事をしてるんですけど、でもこれは子供たち世代では、だいぶ状況変わってんだろうなっていうのは思って、
もちろんAIがすごい発達して、語学の壁が消えましたっていう世界線もあるとは思うんですけど、
そうじゃないとしたら、言語による仕事のチャンスの広さっていうのは、拡大していく一方だなっていうのは感じました。
そうですよね。で、AIがどこまで大きくなるかは未知数ですけれども、
そう、わかんないですね。
どこまでカバーしてくれるのかっていう、文化的背景を理解してとか、ニュアンスとか、国民性みたいなね、相手の国のとか、
それを超えた相手のパーソナリティーみたいなものもやっぱ言葉から受け取れるものなので、
やっぱ、やっといたほうがいいよなって感じですね。
そうですね。はい。子供に対して一体何を我々は残せるんだろうかっていうのは思いましたね。
ありがとうございます。聞いてましたか、ちゅーずまの皆さん。
必ずしも英語圏じゃない方も多いんですけれども、かなりね、日本語と現地語の両立に苦労されている方もいると思うんですけど、
この話を聞いたらね、頑張ろうともう一回ちょっと。
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そうですね。大変なんですけどね、本当に。
もうね、救急のね、我々のふんどしをもう一度締め直しまして、頑張りたいなと思いましたし、
日本にいる皆さんもね、英語とかスペイン語とか何語でもね、いいんですけれども、
触れるチャンスがあればいいなというような貴重なお話をありがとうございました。
まだまだ聞きたいこといっぱいなんですけれども、なんとお時間が。
ということでして、本日はですね、野村貴文さんをゲストにお迎えしてお話を伺いしました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、日々ちゅーずま初のゲスト回、皆さん楽しんでいただけましたか?
まさかこの番組にね、日本のポッドキャスト界を牽引する野村さんが出ていただけるなんて、
夢にも思っておりませんでした。
どうしてもね、ペンさんのワークショップの時間の都合上、
一番組15分しか撮れなかったので、本当はもっともっとお話聞きたかったところ、
残念だったんですけど、とっても楽しい時間でした。
これを機にね、他にもいろんな方にゲストに出ていただくのもいいななんて思ったりもしました。
楽しんでいただけましたら、もしよかったら番組のフォローお願いします。
感想やご質問や聞いてみたいことあるみたいな方はですね、
よかったらハッシュタグ日々ちゅーずま、漢字四文字日々ちゅーずまでつぶやいていただけると、
必ずチェックしておりますので、そして喜んでおりますのでよろしくお願いします。
じゃあねー。