千葉の松戸での満員電車の話
セマ氏もね、千葉の松戸に1年ぐらい住んでた時があって。
お、松戸。
松戸。
そうそうそう。
なんかその満員電車の話で言うと、俺は割と受けてたかもしれない。
どゆこと?
なんか満員電車、お祭りみたいで楽しかったかも。
ほんとに言ってんの?
うん。
あー、やばいよ。
ぎゅうぎゅうになるじゃん、ぎゅうぎゅうに。
全然知らないおじさんがさ、2センチ前にいるみたいなのってさ、これまでの人生で一度もなかったからさ。
やだよー。でも、ちょっとわかるけど、なんていうの、綺麗な人だけが周りにいた時は、はははって感じだったけど、近づきたくない人もなんか、それ選べないからね。
選べない。選べない。
でも全部楽しかったんだ。
楽しかった。うわー、みたいな。このお姉さんちょっと臭いーとか言って。
このお姉さんめっちゃ香水の匂いするーとか言って、泣いながら。
え、まだ入れると思ってるんですか?みたいな感じの、気にするのをしてるところとか、見ながら。
リュック大きくてほんとすいませんーとか言って、泣いながらいた。受けてたかも。
やばいな。え、でも東京向きじゃん、じゃあ。
偶然性と予定の変化への受け入れ
そうかもね、意外と。楽しめちゃうかも。
ずっと、セマシ君は山口に住みたいと、今思ってるの?
えー、でもさ、東京に住みたいなってちょっと思ってるなー、今。気持ち。
えー、ほんと?それリップサービスじゃなくて?ブーに対する。
いや、ほんとほんと。ほんとほんと。
ほんとー?
ほんとほんと。なんかねー、山口ね、インターネットやってる人少ない感じすんだよなー。
いやなんか、っていうのは、インターネットやってる人が少ないと思ってるような、例えば、ツイッターのタイムラインに俺がなってるとか、あって。
え、どういうこと?もうちょっと説明して、それ。
あー、例えばその、東京に住んでた時とかってさー、遊びに行きたいなーとか、どこどこ遊びに行くってなったら、なんか近くいるよ、みたいな。
で、DMが来たりとかさ、なんかするわけ。
それってなんかそう、インターネットと実際の街がすごい繋がってる感じあって、山口はあんまり、なんかそういうふうなことを感じる瞬間が、自分はなくて。
そうそう、いやなんかわかんない。Tinderとかやってる子とかだったら、なんかめっちゃインターネットと現実すごい近いじゃん、みたいなのは思ってるかもしんないけど。
うーん。
なるほどね。
そうだな。なんか自分の知ってる人とか友達とかが結構東京住んでるから、そうだね。
うん、知ってる人が東京にたくさんいるから、会いたいなーとか、住むと楽しいだろうなーとか、遊べそうとか、って思って東京に住みたいなって思ってるところあるな。
友達がいるから住みたいよね、友達いるなら。
あー、それでかいかもなー。
そうなのよー。
ブーも今年、なんか初めてやったことがあって、ある日渋谷で、なんか急に用事が終わって、ぽわっと、この後何もないけど自分は渋谷にいるっていう状態になったのね。
はいはいはい。
夕方6時ぐらいに。
うん。
で、人生で初めて、今渋谷にいるっていう投稿をしたっていうか。
おー。
そうそう。そのなんか、今渋谷いまーす、を人生で初めてやったら、今渋谷いんの?ちょっとどこどこにいるんだけど、一人で飲んでるからさ、よかったら来てよ、みたいな連絡が。
あー、それそれ。
来て、あ、これ、なんか噂には聞いてたけど、本当にこういうことあるんだと思って、ピューンって飛んでって、飲んで、みたいな。
うんうんうん。
体験を、今更、本当に今更だけど初めてして、これはなんて楽しいんだっていうふうに思ったし、渋谷っていう一番友達にアクセスできる可能性が高い場所?
うーん、うんうん。
そこを東京に住んでいながら利用しない手はないなっていうか。
うんうん。
そういうのを改めて実感したし、今後もなんか渋谷に行くことあって、予定が空いたら、今暇、渋谷で暇、みたいな投稿はしたいなっていうふうに思った。
だからそれはめっちゃ東京のメリットかもとは思う。
いいないいな。山口駅に今いますとか言っても、しーんだからね。
へーって言ったよ。
へー。
終わりそうだからね。
晴れてるの?みたいな。
そうそうそう。そっちはどう?距離感じる?すごい。
違うなーって思って。
それはいいなって思うな。
確かに。私もなんかこうさ、いつも行かない街とか行ったりすると、その近くに友達住んでたっけ?とか思ったりするし。
住んでたらなんか声掛け合うってなったりする。
それってさ、若干さ、独身の楽しみ方みたいな感じもしない?
そうかもねー。自分の予定が自分だけじゃ決まんないみたいな話?
そうそう、なんかさ、家でさ、待ってる人がいるから、なんかさ、大変だよね、それって。
ランダムが受け入れられない、なんか受け止めきれない時あるね。ありそうだな。
偶然性に対応しきれないというか。
家にご飯あるしなーみたいな。
ご飯とかさ、なんか、それってさ、どうなんだろうね。
どうなんだろうねー。
どうなんでしょう。
え、それ感じるの?
ぼーちゃんは最近結婚し始めて。
始めてって初めて聞いた。
結婚し始めた。
結婚し始めて。
日本での生活と注意されること
それ感じる?
ちょっと、思う思う。
へー。
ちょうどさ、この間、まさしくそんな感じのことがあって。
なんか、8時までに帰るわって言って、結局9時ぐらいに帰ったんだけど。
なんかそれが、なんていうの、友達といて、その友達を別の友達に引き渡して、そこからその友達はもう一人の子と夕食に行く。
私は家に帰るってつもりだったんだけど。
なんかそれ、いろいろ、なんかそれで3人で結局、せっかくだからつってお茶してとか、なんかそんな感じで、なんか結局ちょっと伸びて、なんか9時ぐらいに帰ったんだけど。
すごい、それで、それでなんかこうプンプンしてるの。
あー、彼氏が?
私が結婚した人って、すごい怒りの炎の持続力がすごいのよ、めちゃくちゃ。
木炭みたいな人。
いや、ほんとにそう、燃え続けてるの。
これが、なんかそう、木炭みたいに火ついちゃってないかなっていうのが、若干不安。
めらめら燃え続けてる可能性があると困るなーと思って。
失敗したなーって。
失敗したなーって。
いいけど、めっちゃリアルでいい話だね、それね。
なるほどなー。
そうだね。
なんか結構さ、ああいうの好きなんだよね。
なんかその、偶然さ、会ったからご飯行くとか。
うん。
なんか、そう。
予定が変わったりね。
そうそう、そういうの好きなんだよね。
だからなんかそういう、なんていうの、これでも、ぶーちゃん前話でさ、なんていうの、発達障害ってまではいかないけどさ、
なんかこう、先に決めすぎると憂鬱になるみたいな話なんかしなかったっけ、前。
ああ、したことあるかもね、ADHDの特性ね。
なんかそれで、パッてその時の気分があって、それで行くのは好き。
好きだから。
好きだよね。
みさきの楽しさにさ、割とさ、くらみがちなんだよね。
くらみがちだね、我々は割と。
あれさ、でもさ、それ、やばいのかなって思って、どうなんだろうって思って。
うーん。
ああ。
それはぶーも結構、今後どうしていくんだろうなって思うところではあるかな。
へー。
帰んなきゃとか。
そうそう。
せまし君はどう?なんかそういう。
せましは割ともう全然自由。全然自由にしてるけど、そうだなあ。
確かになんか自分もね、その偶然予定が変わるとかは全然受け入れたい人だから。
うん。
うん。本当は家に中華丼の具があるけど、でもご飯誘われたし面白そうだから行きたいとかは、なるべく受け入れたいタイプ。
うん。
はいはいはいはい。
うんうんうん。
その中華丼の具が人だったらどうかっていうところですね。
そうだよ、中華丼を作って待ってる人だったら。
うん。えー、聞いてみるかな。え、ごめん、ちょっと、今こうでさって。相談してみるんじゃないかなあ。普通のことを言うけど、そう。
すごいよ、すごい。
人だもん、それ。中華丼じゃなくて人だから。
喋れるから、中華丼じゃないから。
だからあれだよね、今問題なのは、喋る前にちょっと躊躇しちゃう気持ちが芽生えちゃうことが、いいのかなどうかなってことなのかな。
うん、だったり、その予定がガッと変わったときに、こう、ちょっとブレーキがかかっちゃうというか、その家で待ってる人がいるみたいなところで、
いいよいいよ行こうって、本当は速攻返したいけど、そこでブレーキがかかる感覚が、このまま続いていいのかとか、何が正しいのかみたいな。
そうそう、何が正しいのか。
ちっちゃい悩みは、なんか結構共感できるかもな。
なんかさ、結構探り探り生きててさ、
ていうかさ、日本で生きてるとすごい怒られるんですけど。
なんで?
日本で生きてるとすごい怒られるの?生きてるだけで?
すごい怒る。めっちゃ怒られる、本当に。
何に怒られるの?
なんでこの国、この国はさ、
守護?
守護さ、でかくするとダメなの?って言ってるんだけど、
なんかさ、この国で生きてるとすっごい注意ばっかされる。
なんかそういうのさ、8時に帰るって言ったのに、なんで帰ってこないの?みたいな。
コツとか。
寝てばっかりとかなんか、仕事してないとか。
スマホ触ってばっかりとかね。
はいはいはい。
でも、向上心があるからさ、
なんかこう、学ぼうという意欲があるし、
自分が間違えてるなら、正そうっていう気持ちもあるのよ。
あ、ぼぼちゃんにね。
偉い。
あるある。あるんだけど、
なんか、何が合ってるんだっけ?みたいな気持ちに良くなる。
へー。
そうねー。
自分の存在を軽いと感じる
ブーも渋谷で、誰かあって行ったとき、
なんかすごい魂が解放されたような気持ちになった。大げさに言うと。
へー。
なんかね、自傷行為、自傷行為でもないな。
なんか、うまく言葉にできないけど、
自分の存在をすごい軽いものとして扱う、みたいな感覚があって。
あー。
へー。
もう、呼ばれたらもうそのところにピューと行っちゃうし、みたいな。
モードに切り替わったっていうか、
いつもはもっとしぶる。
家で絵描きたいし、とか。
はいはい。
それこそ、待ってる人がいる場合もあるし、みたいな。
で、自分のフットワークって重く重くなりがちなところを、
渋谷で、いまひまーって投稿した瞬間にスイッチが自分の中で切り替わって、
自分が軽いもの?
自分自身をちょっとないがしろにして、好きなようにしちゃえ!みたいな。
うんうんうん。
ちょっと投げやりな気持ちに近いのかもしれないけど、
になる感覚が、わー!みたいな。楽しい!みたいな感じになるから。
面白いなー。
その時に、相対的に普段結構抑圧されてたのかなーとか、
我慢したりとか、気を使ってる部分が普段大きかったんだなーっていうのを、
改めて実感した感じはあるんだよね。
そうそうそう。
確かになー。なんか、声かけるけどさー、
いい予定になるとは限らんもんね。その後。
めちゃくちゃになる可能性があるし。
でもなんか、だいたいよくない?
だいたいいいんだよ。
だいたい、心構えさえできてれば、
自分をないがしろにしてるから、悪い予定でもいい予定でも、
とにかく動くみたいな感じになってるから、
行った先で、知らないおじさんが5人ぐらいいて囲まれていい?とかなっても、
それはそれでいいや!みたいな感じになれるのがすごい心地よくて、
どうしても家にいると、さっき言ったみたいにいろいろ考えたり、
絶対楽しい予定を入れなきゃいけないとか、
分かんないけど、で、1週間後、1ヶ月後とか予定入れたりとかするけど、
自分にそれが向いていたのかは分かんないよなーっていう気持ちになったっていうか。
判断抜きで受け入れること
そうだ、前さ、友達が本読んでて、本の一節を紹介してたんだけど、
休息とは、世界のすべてを判断抜きで受け入れることって書いてあって、
ちょっとそれに近いんじゃないかなって今思った。
判断抜きで受け入れること。
そうそうそうそう。だから、予定を立てるっていうのは、
失敗しない最高の休日にするっていう、いろんな判断を経てそうしてるじゃん。
でも、判断抜きで、誘われたから行くっていうのをやるのって判断してないじゃん、そんなに。
してないしてない。
この人から言われた、どっちにするとかってやってない。
だから、それがマジの意味で休息なのかな。
だったのかもしんないなー、確かに。
だから楽しかったなと思って。
解放された感。
そう考えると毎日判断の連続だよね。
そうだね。
それはそうね。
判断抜きに受け入れるか、難しそうだね。
けどなんかそれも、休息なんだなって思った。
その人が言ってるのは、普段じゃなくて休息なんだなみたいな。
普段からずっとこうでは生きていけないんだなみたいな。
確かに。
言い方として。
そういう意味で、私ちょっとデンマークの生活って休息だったんだよ。
全部が文化が違うって、花から思ってるから。
そんなに自分の中でジャッジしてなかった。
新しい言葉なんか言われても、なるほど、とか。
東京とかで、例えばおいしいこのレストランとかって食べても、
でもこのレストランってめっちゃインスタで流行ってて、
そんなに本当の意味で言うとおしゃれなところじゃないみたいなとこはない?
あるの?
そういうのがあると思って。
あるかも、あるかも。
あるでしょ。
例えばこのアーティストめっちゃ素敵とかって思ってギャラリーで見ても、
でもこのアーティストそんな結構前からインスタでバズってたよとか、
そんなツイッターでバズってたよみたいなとか、
自分が感動する前にちょっと考えてる気がしてて、
ここは本当に感動していいのかみたいな。
比較しちゃうのかな?
そう、比較とか。
前情報とか。
そうそう、とか、本当に感動していいのか。
なんかそれ、そういう意味でデマックでやったことは結構全部楽しかったのは。
素直に受け止められたんだ。
そうそう、全部こうやって考えなかったのかもしれない。
東京の文化とか、そういう情報があふれてるから、
コンテクストみたいなのを感じ取ってしまうみたいな。
で、事前に悩えちゃったりとかしてることがある。
結構考えちゃう。
だけどそれ難しいとこだね。
そのデンマークの暮らしが長くなって、英語ペラペラになって、
デンマークの文化とかに慣れたら、同じようになってしまう可能性はあるよね。
そうだね。
そういう意味で、1年ちょいのデンマークの暮らしは、
休息って感じで。
今ちょっと別の話になっちゃったかも。
怒られてるのはまた違う話かも。
でも非日常だから、受け入れざるを得ないっていうか、
判断とかそこでないっていう。
判断する側じゃなくて、される側になるみたいなのもあるかもしれない。
ありそう。
それで言うと、俺が千葉に住んでて、東京に働きに行ってて、
満員電車楽しんでた時も、もしかしたらそういうところあったのかもしれない。
どういうこと?
東京ってこうなんだ、みたいな。
本当に満員電車とかあるんだ、みたいな。
なるほど。
俺はそうかも。
確かに。
ちょっと昼過ぎぐらいの方が人少ないんで、そっちで乗りますとか、ない。
そういうのない。
知らないし、楽しむしかないみたいな感じ。
知らないし、楽しむしかない。確かにね。
そういう意味で、ちょっと一時的なものだったら、受けるって言って乗れるかも。
そうだね。一時的だからね。許せるんかも。
どれぐらいの期間住んでたの?
1年。
やっぱ1年なんだ。
そう。
1年ぐらいだ。
1年以降、2年目とか3年目とかからそういう魔法がどけるじゃないけど、
なったのかもね。
休息感ってのはしりすぼみになっていくかもね。
かもね。