![[必聴★オンラインカジノ解説②]M-1賞金1000万円が賭博にならないのはナゼ？](https://image.listen.style/img/gNkst6uEC0suRezHD_pJCkgl6tjGfG5DXd1a1v-uTeo/resize:fill:1200:1200/aHR0cHM6Ly9jZG5jZi5zdGFuZC5mbS9jZG4tY2dpL2ltYWdlL2ZpdD1jb3Zlcix3aWR0aD0xNDAwLGhlaWdodD0xNDAwL2NvdmVySW1hZ2VzLzAxSk5BUVA1RE4xVFZLWlA2UzIwUFk3N0FGLmpwZw.avif)
オンラインカジノの違法性
弁護士のキタガワです。YouTubeやTikTok、あとはテレビ番組などで法律の解説をさせていただいたり、NFTプロジェクトMOSQUITO FAMILYの運営をしております。
さて、男女のですねトラブルシリーズ離婚編はちょっとお休みをさせていただいて、オンラインカジノ、ここ最近ニュースでね話題になってますよね。
この辺のその違法性、これについて何回かに分けて解説をしていきたいなと思ってます。
で、今日は2回目ですね。はい、賭博と言えるための条件2つのうち2番目の具体例を丁寧に解説をしていきたいなと思っています。
前回のおさらい少しねさせていただきますね。日本の刑法185条で、賭博をした者は50万円以下の罰金または仮料に処せられるというふうにね。
日本で刑事罰、賭博をしたらダメなんですよというふうに定められています。
ですのでね、賭けマージャンとかさ、賭けゴルフとかさ、そういったのは許されないよみたいなのもちろんわかっていると思います。
他方で、じゃあ競馬は何でいいの?とかね、パチンコは何で?みたいなねあったりしますよね。
この辺も具体的に今後お話をしていければなと思ってます。
じゃあそもそも賭博、日本で処罰されちゃう賭博行為って何なのかというと、次の2つの条件を満たしている場合だよというお話をさせていただきました。
1つ目というのが、勝ち負け勝敗が偶然の事情によって決定されること。
そして2番目、今日丁寧に解説する、その勝ち負けということ、それの結果によって、
財物、お金とか、財産上の利益、ハワイ旅行に行ける権利とかそういうことなのかな、の獲得する、もしくは失う、
このね、勝ち負け、得走、得る、失う、ゲットする、失ってしまう、これを争うものということでございました。
この2つの条件を満たしちゃうと、賭博に該当しちゃうということですね。
前回は1番目、勝ち負けが偶然の事情により決定されることをお話をさせていただきました。
偶然の事情って何かというと、わかりやすいのは、じゃんけんですよね。これは誰が勝つか、本当にね、運確率が高いですし、
あと網打くじとかさ、あとビンゴとかもそうですよね。ビンゴ大会とかでさ、何番が出るかなんてわからないですよね。
そういったのは、まさに運的な要素が強いので、これは偶然の事情に当たるというふうに言われます。
そして、あとはですね、実力差が多少あるものってありますよね。
例えば、賭けマージャンでも、めちゃくちゃ強い人で初めてやる人、普通に何回も何回も何回も何回もやったら、
そりゃさ、ずっとやってるプロマージャンシーの方が勝ち、勝つと思うんですよね。勝つ確率って高いと思うんですよね。
ただ、偶然のラッキーで、弱い人も初めてマージャンやる人も1回は勝つかもしれないじゃないですか。
漫才コンテストとかでもそうですよね。ラストイヤーの15年のベテラン漫才師と、
昨日友達と漫才をやることになって、ユニットを組みました、みたいな小学生コンビがさ、M1の1回戦に出てさ、
どっちが勝つ確率が高いかっていうと、明らかにね、プロのね、漫才師さんですよね。実力差が圧倒的にありますよね。
ただ、もしかしたら、もしかしたらですよ。任す可能性もありますよね。小学生コンビがめちゃくちゃ面白いって可能性もありますよね。
こういった実力差があったとしても、ゴルフとか、ボーリングとか、歌とか、絵の上手さとか、そういったコンテストとかもありますよね。
そういった実力差が多少あったとしても、これは偶然の事情に含まれます。
ですので、注意してください、というお話をさせていただきました。
じゃあね、漫才コンテスト、賭博なの?ね、ビンゴ大会、賭博なの?と思うかもしれませんが、そうではなくて、あくまで今の言ったのは、1番目の条件を満たしているっぽいよね、って話ですね。
次の2番目の条件を回避すれば、セーフになります。
M-1コンテストの賞金と法律
逆に言うと、1番目、2番目、両方とも満たしちゃうものは、賭博行為に該当しちゃう、ということでございます。
2番目の条件、何かと言うと、1番目の条件によってね、勝ち負けによってね、そのお金とか、財産上の利益のゲットする、失う、これを直接争うもの、ということでございます。
勝ち負けによって、勝った人は利益、ね、お金をめちゃくちゃゲットできて、で、負けた人はマイナスに陥ってしまう、直接失うものがある、ということでございます。
言ってみれば、簡単に言うと、勝者、ごめんなさい、勝者じゃない、勝者、総取り、ね、負けた人はへこむけども、勝った人が、まあ、変なし、全部取るみたいな、そういった状況の時は、これは、ね、2番目の条件ですね。
その勝敗、勝ち負けによって、財物とか、財産上の利益の得走を争う、というふうに言われてしまいます。
例えば、賭けマージャンとか、賭けゴルフとか、賭けボーリング大会って、トップの人が、ね、えーと、2番目、3番目、4番目、他の人から、例えば、1万円ずつもらう、1000円ずつもらう、になりますよね。
そうすると、1位の人は、ね、総取りできて、えー、ね、あの、その他の人たち、ですね、2位以下の人は、えー、マイナスになりますね。
お財布から、ね、1000円、1万円、なくなりますよね。直接失ってますよね。
こういった状況の時は、これは賭け事、賭博行為に該当しちゃう、ということでございます。
逆に言うと、そうじゃない場合は、政府になる、ということですね。
例えば、さっきもね、お話ししました、漫才コンテスト、M1とかね、キングオブコント、ね、優勝賞金、1000万円ですよ。
ね、えー、ね、勝者は、1000万円、総取りしてるじゃないですか。これ、賭博じゃないですか、と思うかもしれませんが、この賞金の出どころって、誰ですか?
これ、スポンサーさんが用意してるんですよね。参加者、ね、漫才師の方たち、ね、これね、参加料、確か2000円かな、払ってるんです。
ただ、この2000円をかき集めて、ね、1000万円のお金に、当ててるわけではないんですね。
理屈の上では。はい。あくまで、スポンサーさんがお金を用意して、ね、もともとあるお金で、やっている、ということです。
で、他の漫才師の方たち、2000円払ってますけど、これは、例えば、ね、そのなんだ、会場のね、場所を抑えるためのお金とかさ、スタッフのね、えー、お給料のためとか、バイト代とかさ、
そういったところで、使われているわけですよ。つまり、えー、負けた漫才師の方は、マイナスには、なってないんですよね。
言っている意味、わかりますかね。理屈の上では、わかりますか。2000円は払ってるんだけど、その2000円を、勝者、ね、勝った人、令和ロマンさんに、持ってかれてるわけじゃないですよね。はい。
マイナスには、なってないんですよ。だって、令和ロマンも、ね、優勝した、令和ロマンも、ね、えー、2000円払ってるんだから、ね。
言っている意味、わかりますかね。つまり、そのなんだ、負けちゃった人たちの損失分が、直接、勝った人のところに、行ってなければ、セーフなんですね。
賞金が、別の形で用意している、スポンサーさんが出してくれている。なので、漫才コンテストは、一応、賭博に該当しない、というふうになっています。
ね、今、流行っている、eスポーツ格闘ゲームで、優勝賞金何億、みたいな、ありますよね。あれも、スポンサーさんが、お金を用意しているから、参加費として、いくらかね、出場者全員から、徴収したとしても、それは、賭博に当たらない、ということでございます。
もう一回言いますね。勝った人が、負けた人の分の、出したお金も、全部、重なっちゃうと、それは、賭博、ね。
eスポーツと賭博について
要は、得走、直接、ゲットする、失うを、争っていますよね。勝敗によってね。これは、賭博に当たっちゃう、2番目の条件を、満たしちゃう、ということになります。
別で賞金、別の人が、お金を出してくれる。別の人が、ハワイ旅行を用意している。であれば、セーフ、ということでございます。
これも、かなり前のね、テレビ番組なんですけども、これ、フジテレビですね。あの、トンネルズの、皆さんのおかげでした、っていうね、トンネルズさんがやっている番組で、これ、男気じゃんけんってあったの、ご存知ですかね。
まあ、知っている方はね、僕とだいぶ、世代が近いのかな、と思うんですけども、まあですね、何人かタレントさんがいて、これ欲しい、これ欲しい、これ欲しい、みたいな形で、例えば、高級ブランドとかですね、高級なですね、和牛とかをですね、購入して、5万円、ね、トータル5万円です。
これを、勝った人が、おごります、みたいな、皆さんにおごります、みたいな企画だったんですね。
あれはね、ちょっと、じゃんけんに勝った人が、ね、マイナスを食うから、ちょっとね、あの、イメージしづらいかもしれないですけども、じゃんけんでやって、その結果、一人が、みんなの分を、おごりますよ、ね、自分のお財布が直接減って、その他の人たちは、その分、利益を得るよ、ということになるので、おそらくです。
おそらく、あれは、賭博になっちゃうんじゃないかな、と思うんですね。
もちろんですね、まあ、その、勝ったものにもよりますけれども、今言ったみたいな形で、じゃんけんという偶然の結果によって、ね、じゃんけんのうち、一人は、まあ、マイナスをこむる、その他の人たちは、利益を得る、直接得てる、ね、そういった状況の場合は、賭博になっちゃう、ということでございます。
以上、賭博行為とは、何なのかについて、お話をさせていただきました。
いってらっしゃいます。
