心の安全基地とは
こんにちは、hattoです。私たちは、家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに、夫婦でお店をやっています。
この番組では、商品の裏側や試行錯誤の過程、ショップを通して大切にしている考え方や気づきについてお話ししていきます。
家族のための雑貨屋さん、今日は23回目の放送です。
はい、今日は心の安全基地についてちょっと話してみようかなと思っています。
1年生の息子に起きた出来事の中で、心の安全基地ってこれかというか、今かなって思うことがあったので、そのお話をしたいと思います。
さっきから言っているこの心の安全基地っていう言葉、ご存知の方もいらっしゃるかと思うんですけど、
簡単に説明すると、自動心理学とかでよく出てくる言葉なんですけど、不安な時とか心配なことがある時とか、そういう時でもありのままの自分を受け入れてくれる存在のことを言います。
こういう存在があることで、また外の世界に出ていろんなことに挑戦したりとか、自分を出すっていうことができるようになっていくんですね。
ハトのコンセプトでもある、家族の絆をより濃く、より強くっていうこの言葉の根っこの部分には、家族や家っていう場所を心の安全基地にしたいっていう思いがあるんですね。
なので今日はぜひ最後まで聞いていただけると嬉しいです。
我が家にはこの春、小学1年生になった息子がいるんですけど、学校までが20分ちょっとぐらいかかって、ちょっと遠いんですね。
登校はお隣の小学校4年生のお姉さんと一緒に行ってもらってて、下校は学童の集団下校で帰ってくるんです。
集団下校って言っても、同じ方角に帰る子たちが固まってるだけなんで、結構途中途中でチリジリになっていくっていう感じで、人数も曜日によって結構ばらつきがあって、
7、8人いる時もあれば、2人とか、新1年生2人だけになってしまうみたいな曜日もあったりするので、下校の方がちょっと心配していて、
1日目は門まで、学校の門まで迎えに行って、私はこの集団の後ろをちょっとついていくっていう形で下校をしました。
2日目も同じように門まで行って、後ろから見守っていて、3日目はちょっと慣れてきたなっていう感じだったんで、
学校からちょっとだけ離れて道路を渡った先、学校から2、300メートルぐらいですかね、離れたところで待っていて、またそこからちょっと後ろから見守るっていう形。
で、次の日4日目はさらにちょっと先の公園で待つっていう感じで、少しずつ学校から離れた場所で待つようにして、最後は家で待つっていう作戦を立ててたんですね。
で、5日目、今までで学校から一番遠い場所で待ってたんです。位置的には家と学校のちょうど真ん中ぐらいの場所だったんですけど、そこで待ってると息子が大泣きしながら帰ってきたんですね。
で、その時も小学校の学童のお兄さんお姉さんにつき添ってもらってたんですけど、なんで泣いてるのか、そのお兄さんお姉さんたちもなんでかわかんないみたいな感じで言ってて、でも本人もすっごい泣いてるからもうひくひく言ってて、全然しゃべれない感じだったんですね。
で、落ち着いてから聞いてみたら、なんか急に寂しくなってしまったっていうことだったんです。で、まぁそっかそっか、そういうこともあるよね、毎日頑張ってるからそういうこともたまにはあるよねっていう感じで話して、で、その後息子とも相談して、次の日は午前日に迎えに行ってた公園で待つことに決めました。
だからちょっと学校に近い側ですね。で、息子が言うにはそこまでだったら、もし一人だったとしても帰れるから大丈夫ってそこで待っててっていうことだったんで、次の日はその公園で待ってました。
でも迎えに行ったら、公園で待ってたら、やっぱり泣いて帰ってきたんです。しかもその日は門を出たところからずっと泣いてたということで。で、また落ち着いてから話を聞いてみたら、その日はもう本人もなんで泣いてしまうかわからないって言っていて、でもなんか涙が出てしまうって言ってたんですね。
学校自体はすごい楽しんでいってるようには見えるんです。学校行きたいっても言うし、お友達の話とか、何やってるとかっていうのも話してくれるし、頑張らないといけないことも幼稚園に比べたらあるとは思うんですけど、そういう頑張らないといけないっていうことも理解した上で頑張ろうとしてるっていう姿もあるし、
だから嫌なことがあったりするわけではなさそうに見えるんです。
じゃあ、なんで泣くのかっていうのを考えてみたんですけど、
たぶん、今頑張りたい気持ちと不安な気持ちっていうのが攻め合ってる状態じゃないかなって思っていて、
で、まあその頑張りたいでも不安っていうところを行ったり来たりしながら、ちょっと心が揺らいでるんじゃないかなっていうふうに思うんですけど、
そんな感じでちょっと数日入学してから数日ずっと過ごしてきて、日々気を張って頑張っていたものが、たぶんある時、ふと限界を越えて涙になって出てきたのかなっていう気がしました。
揺れ動いてるこの攻め合ってる状態、頑張りたいでも不安、ちょっと怖いっていう、そういう気持ちを言葉にできないから、その感情を涙っていう形で体が表出したというか、表現してるんじゃないかなって感じます。
だからそういう意味では体の方が自分に正直だなとは思いますよね。
ここで親である私はどうしたらいいのかなって思ったんですけど、やっぱり見守るっていうことしかないのかなっていうふうに今は考えてます。
見守るって辞書で引くと注意しながら見るとか、気をつけながら見続けるみたいな説明があるんですけど、今回はもう一歩踏み込んだ見守りをしたいなと思っていて、今回のことで言うと頑張りたいでも不安っていうその気持ちを100%理解してあげられたらいいんですけど、
まあ多分それは難しいので、その気持ちを一緒に感じること、一緒に感じてそばにいるっていうそんな見守りをしたいなっていうふうに考えました。
なんかこう不安ですごいどうしようどうしようってなってしまっているとき、不安に飲み込まれそうみたいな状態になったときにすぐ隣にいてすぐに手を出してあげられるように、そういう状態にしておきたいなというふうに思います。
そのためにできるのが見守りで、その環境こそが心の安全基地とか心の土台になっていくんじゃないかなっていうふうに実感しました。
はい今日は息子の姿から心の安全基地について改めて感じたことをお話しさせていただきました。
新1年生がいらっしゃるお家では心配なことも多々あると思うんですけど、私ももう心配は絶えなくて、でもまあここから一緒に成長していきたいなっていうふうに思います。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
ぜひいいねをフォローしていただけると発信の励みになりますのでよろしくお願いいたします。
ではまた。