ホームルームの始まり
ハト組ホームルーム
ハト組ホームルーム、出席を取ります。
妙優さん。
妙優さん。
そして、私、ヒューガー大輔。
ということで、行きたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
なんか、普通のラジオ番組みたいに、
はいどうもー、みたいなテンションじゃなくて。
言ってたよ、言ってたよ。そういうテンションだったよ。
ちょっとだけね。
でもほら、出席取るときは元気な方がいいじゃないですか。
まあ、そうだね。
比較的、さっき話したように、あんまりカチッとテーマを決めるんじゃなくてですね。
僧侶である妙優さん、僧侶である看護師である妙優さんと、
あとマジシャンである私という、変わった組み合わせにも程があるだろうっていう感じなんですけど、
まあ、行きづらさを抱えた人がね、ちょっと聞いて、
まあ、そんなにこう、救われるとか大げさなことを思ってるわけじゃなくて、
ないね。
等身大の、私たち変わった立場の人間といえばそうなんですけど、
でも等身大の感じを聞いていただいて、
なんかちょっとでもふわっとホッとしてくれたらいいなぐらいの、
そういうホームルーム的な場所というイメージなんですけど。
普通の人間としての悩み
そうね。
見仕合ってますか?
まあまあ合ってるかな。
まあまあ合ってる。
なんか聞いてもらって、なんか楽になってもらいたいとか、
なんかあんまり何も思ってなくて、
まあいいんじゃない?私たちがダラダラ話してるのを、
ダダ漏れさせるみたいな。
いいと思います。
それこそね、これ始まる前に喋ってたのは、
カフェで僕らが喋ってるのを盗み聞きしてる感覚で、
そうそう。
どうぞぐらいいいですよね。
で、時にね、
いや、こんな人たちでも生きてんだもんな、みたいなね。
そういうようなね、感想をいただけたらね。
こんな人たちでも。
そうそうそうそう。
やっぱそう思うんですよ。
明優さん、立場上、例えば人から相談を受けたりとか、
結構多いじゃないですか。
そうそう。
で、相談してくる側の方って、
やっぱりこう、頼る気持ちってのもすごくあるから、
そうだね。
この人は何でも知っているとか、
この人は絶対自分に救いになることを言ってくれるに違いないとか、
なんかそういうマインドで来る方も結構いると思うんですけど、
いると思う。
でもね、明優さんも生身の人間じゃないですか。
もちろんそう。
だからそういう時、分かんないことはやっぱ分かんないとか言っちゃうんですか?
普段は、あの、幻想を壊さないようになるべく、
幻想を壊さないように。
なんか、菩薩様に会ったみたいとか言われた時は、
菩薩のような顔をするようにしてますよ。
なんかそれ、これポッドキャストで言っていいのかなって。
第1回目からそんなこと言っていいのかなって思うんですけど。
まるで、菩薩ってこんなかなとか一生懸命想像して、
うーんなんて頷いてるけど、
ここではね、別にいいと思う。
この間もね、転んだんですよ。
いきなり。
みんなさんの前でね。
もう大いに、バーンとコントみたいに転んだの。
その時に言われた言葉、周りのオーディエンスから。
お坊さんも転ぶんですね。
いや、本当そうなんです。
僧侶の方って、やっぱりこう、ある種、想像つかないですよね。
日常生活とかも、どういうものを考え、下手すら何食べてんの?ぐらいの感じで。
そんなところがあるんだろうね。
一応ルールとしては、仏に守られてる体じゃない?
守られてないんだ、転ぶんだ、みたいな感じだったんだと思う。
転ぶはしょうがないと思いますけどね、物理的なことは。
でもこう、やっぱりそういうのを見た方って、
あ、やっぱり普通の人間なんだなって、ほっとしてくれるみたいなところもあるんですかね。
それぞれじゃない?
聞こえてくるのは、ほっとしましたっていう人しか言ってこないじゃない?
なんだよ、普通の人間かよって思った人は離れていくわけだから。
まさか言ってこないからね。
わかんないけど、まあでも、普通です。全然。
なんかその、普通っていう意味で言うと、
最近特に秋冬になってきて、今日も寒いじゃないですか。
急激に寒くなって。
で、思うのは、
例えば僕もちょっと気持ちわかるんですけど、朝起きた時に、
もう天気も悪いし、なんか鼻寒いし、仕事もうまくいかなかったり、
人間関係もいろいろあってって言って、朝起きた時にすごく鬱な気分で起きることってよくあるじゃないですか。
で、なんだったらもう、生きていくのやだなーとか、もう死んじゃいたいなーぐらいにね、
行く人もいるわけですよね。
そういう気持ちになることって、僧侶の方はあるんですかね。
ちょっと待って、それね、僧侶ってくくっちゃうと、だって何万人いているわけだからさ。
個人差は?
そうだよ、いろいろだからわかんない。
それはね、私は、とりあえず、そこまでないかな。
朝起きた時いきなり、もう死んでしまいたいとか。
それはないんですね。
妙優さん個人としては、そこまで。
あまりないかな。
なんか、朝じゃなくても、例えば落ち込んで、
嫌なこととか、当然生きてればあると思うんですけど、
そういう時に、自分を立て直すっていう方法の、
なんかこう、特効薬みたいな。
いや、もう強い人は、気にしないっつって、バッて切り切って過ぎちゃう人もいると思うし、
人によるとは思うんですけど、
なんか例えば、これ聞いてる方の中には、なんかこう、もやもや、もやもや、ずーっとしたままっていう、
僕もそうなる時もあるので、
なんかそういう意味で妙優さんは、その辺どうなのかな、
これはもうね、長い経験で分かったんだけど、
私3日ぐらいだったんだね、自分それが。
分かるんだ、その時間も。
今まで、おしなべで考えてみると、3日ぐらい。
嫌なことがあったら、当初はもう大いに落ち込むし、
なんか今までやってきたこと全部、ダメだなって思っちゃうし、
これからやろうと思ってたことも、
なんかもう、ダメだダメだ、考え直しだ、もう意味がないとか思ったり、
もうすごい、いろいろ嫌になっちゃう。
いろいろ嫌になっちゃうけど、
考えないことの重要性
翌日、翌々日ぐらいに、だんだんだんだん薄れていく感じ。
だから3日だなって思ってる。
なるほどね。
でも今聞いてて思ったのは、
逆に3日でどうにか気持ちとしては、そのうち薄れんだろうって自分で分かってるって、
すごいことですよね。
なんか僕、数字で言えって言われたら分かんないなって思って。
物によっては1週間ぐらいとか、半月ぐらい引きずることもあるから、
何日たじゃあほぼほぼ無くなるでしょうねって、
自分のスペックが分かってるっていうのは、すごい強いんだなって聞いてて思って。
そっかー。
なんか、なんて言うんでしょう。
いつも、嫌なことがあって、うーんってなって、
自分でそれを自分の力で、なんとか解決しなきゃとか、消さなきゃせねば、みたいな思いがあると、
より長引くんだろうっていう。
そりゃそうだよ。
そりゃそうだよ。だってそのこと考えてるから。
そうっすよね。
そうそうそうそう。
やっぱ絶対考えないっていうのは、もう大いなる条件だと思うよ。
だからね、考えない、いや真面目な人ほどね、それにハマっちゃう気がするんですよ。
考えないって逃げてんじゃないかとか、自分でなんとかするものだろう、みたいな。
それね、なんていうかね、悪しき教育のね、
やっぱりね。
悪しき教育のね、弊物だと、なんていうの。
弊害?
弊害、弊害。そうだと思うよ。
だってさ、ちゃんと問題は自分で考えて、解決するようにって、小学校の時から言われたじゃない。
いやもう、なんで廊下走るの?とか言われて、え、わかんないとか言って、
わかんないじゃない、ちゃんと走った理由を言いなさいとか、言われたじゃない。
だからもう、なんで廊下走ったのかなんて、わかんないよね。
うん。
だからそれは、とっとと忘れて、あ、走んなければいいんだなって思った方がいいと思うんだよね、理由を考えるよりも。
なるほどね。
でも理由を考える癖をつけさせられちゃったから、で、考えてる限りは、頭からのかないのよ。
うん。
だからぐじゅぐじゅっていう期間が、長くなるのよ。
なんかこう、ほんとに、自分で責任を持って、解決、まあ理由も考えなきゃいけないし、解決もしなきゃいけないでしょ?当然でしょ?みたいに確かに思いますよね。
真面目な人ほど思うし。
ほんとだね。
それでやむんだろうなって。
何もしないって選択って、結構勇気いるんですよ、実は。
そうなんだ。
いや、まあ慣れてないと。
まあね。
うん。それこそ修行は必要なのかもしれないけど、こう自分にとって、あ、これは認識はするけど、
何かそれに対してアクションをして、ゴリゴリ解決していかなきゃいけないとか、っていうものばっかりじゃないというか、もうこれはほっといていいんだって。
うん。
こう、見極められるって言ったらいいのかな。
まあそうだね、何でもほっといていいわけじゃないからね。
もちろんもちろん。
まあ確かにそうか。
目の前で火事が起きてたら、ね、水はかけるじゃないですか。
まあそれはそうだね。
なんだけど、それはそれで、ほっといていいものもあるんだなっていう、それが火事以外でも、ちょっとしたことでも全部わーって騒いで大騒ぎすると、当然それは疲弊しますよね。
わかった、私なんとなく今わかった。
えっと、その見極めね、自分でやっちゃったことは、自分で後始末はしなきゃいけないと思うけど、うちら生きてると、何か人から受けるやっぱり嫌なことってあるじゃない。
うんうんうん。
何か言われちゃったとか、何かそうじゃないのにそういう評価書かれちゃったとか、それを見てもやっぱり落ち込むじゃない。
うん。
それは考えなくていいと思う。
なるほどね。
相手のやったこと、言われちゃったよって、それでどこが悪かったんだろうって自分のこと考えたりして、どこを直せばいいんだろうってずっと考えたりして、でもどう直しても言うやつは言うから、それは考えなくてもいいこと、責任取る必要もないし、反省する必要もない。
でも自分でやっちゃったことは卵を叩き割っちゃったとかさ、それはちょっと割らないことにできなかったかなって対策を立てて考えて行動を直すっていうのはありかもしれないけど、そこじゃない?すごいシンプルに。
そうですね。
うん。
自分でやらかしたことかどうか。
なるほどね。
今落ち込んでる原因が。
うんうんうん。
まあね、自分で卵割りたくなったーっつってバーンって割って自分で落ち込むはすごくね、それは何とかしろよって話になってたし、確かにコントロールできるから。
でもたまたまさ、ちゃんと真面目にやってたのに卵滑って落っことしちゃったって言った時に、それを旗から見てた人がお前すっごい不注意だよって、そういうことやってっからダメなんだよって言われたことで落ち込む必要はないってこと。
確かに。
うん。それは自分は気をつけてミステイクってことが分かってるんだから、その外野からのさ、だからお前ダメなんだよっていうのに囚われて考える必要はないような気がする。
なるほどね。
うん。
感情の整理
そうやって今聞いてて思ったのは解像度高く見るっていうか、ほら卵がこう落ちて、自分のミスとか不注意とかで落としちゃいました、割れました、後片付けも大変だった、で他の人にやいのやの言われるっていうそのまるっとした一個をごちゃっと一個で捉えてるから、全部を抱え込んじゃうんだけど、
そうやって言い分けた時に、卵落としたのは自分のパートだと、で後そっから不注意して他人がやいのやの言うのはその人の課題だから、ここはいいっていう風に、ちょっと一個で雑に捉えずに見るってことが、もしかすると、なんて言うんですかね、心安らかに過ごせる秘訣かもしれないなって。
で卵をふくとこまでは自分の責任一応ね、綺麗にしましたっていうとこまでで、それについてなんか言われることは関係ないよね。
そうですね。
でも確かにそれをさ、まるっとこう捉えて、いっぺんに落ち込んでるかもしれない。
いや捉えがちですよ。
そうかもしれない。
なんか自分でもやっぱりついやっちゃうというか、ざっくりその日一日のそれってぐらいに捉えちゃってるから、なんか細かく見たらいろんな人の関わりがあって起きてることなんだけど、ここまででしょ自分はみたいな、ある種の区切りというか、それつけられたらだいぶ楽になりそうだなと思いましたね。
次気をつけようで済む話とか。
自分としては次気をつけようでいいわけだ。
なるほどね。なんか僕はつい数ヶ月前に、あのとある他人からちょっと強めのこと言われた時があって、それで落ち込んでたんですけど、ただ落ち込ん、それをその他の人にちょっと相談したら、いやあなたが落ち込むことじゃないでしょって言われたんですよ。
僕はまあどっちかっていうと、それによって真面目な自分でいたいみたいな変な言いこぶりがあったのかもしれないですけど、その言われたことを真摯に受け止めて、なんか誠意を持って彼に対応しなければとか思ってたけど、まあ冷静に考えたらしょうがないんですよね。
もちろん何もしようがないんですよ。
もう僕が何言おうと彼は変わらないし。
そうだよね。
だからあなたが気にすることじゃないですよって言われた時に、それでいいんですかねってその時は思ったけども、いいも悪いもそこが自分の心の安定につながるという処し方なのかなって気がしますね。
それで相手の言ってることにいちいちこびるわけじゃないけど、その真摯にね、いちいち受け止めてね、やってたら持たないし、それにまた違う人が出てくるよ。その人には真摯に向き合って何かを変えたんですと。
そしたらBさん見てて、お前最近変わっちゃったよねとか言われたら、今度はBさんに真摯にしなきゃいけないしってなっちゃうじゃない。
それは一人一人だけと関わって生きてるわけじゃないですからね。いろんな角度からいろんなこと言われるから。
そう思うとね、やっぱり、あ、でもそれで言うとあれですよね、その言われた時に、さっきのほらメンタルで言って、自分はもう自分のコントロールできる範囲のことだけで処理しますから。
とはいえ、そう言ってきたのに対して、知るかって言って離れちゃうのも、また後々めんどくさいことになるから、そこをちゃんと演じれるぐらいの、演じると言ったらあれですけど。
大人大人。
いや、なんか三宅さんと話してて、もうお付き合いも2年ちょっとぐらいになりますけど、話を聞いてていつも思うのは、演じるの上手ですよね。大事なことだと思うんですよ。
そうだね。
先ほど言ったように、幻滅されないために演じることもあるだろうし、あとその場で、自分の中で線は引いてるんだけど、だからといって相手に対して不誠実にならないような言い方もできるというか、なんかその辺のバランスも当たり前だけど大事なんだろうなと。
外見の重要性
確かにね。
またほら二次災害を読むから。
そうだよ。あとね、磨かれたのかもしれない。私たち修行中にね、良寛さんって言って教えてくれる人からね。
良寛さん?
うんって言うんだけど、良寛は良の監督よ。私たち全部意識寮に入ってるから。良寛さんからよく言われたのはね、あなたたち女優になりなさいって言われたんだよね。
え?
坊主が女優ってどういうこと?って。
ちなみに素朴な疑問ですけど、その修行してる皆さん全員女性で集められて、良寛さんも女性。
女しかいないところなんだけど、言われてね。それは何かっていうと、お経を読むのもすごく大事だし、教義を勉強して自分の心を鍛えるのももちろん大事なんだけど、見た目からは見えないじゃない?心がどんなに綺麗かって。
何を見てるかっていうと、衣のシワがない様であったり、立ち姿であったり、座り姿であったり、その背中を見て、あ、この人は得が高そうだぞとかって思うわけだから、だから心を鍛えるのも大事だけど、女優としてすっくと立てとか、すっくと座れというふうによく言われたよ。
なんか、僕の記憶違いだったらあれですけど、お釈迦様もそれに似たようなことを言ってた的な話?違うか。それは僕の創作か。ごめんなさい。でもほら、要は、もちろん中身をね、どうこうっていうのはあるんだけど、外側の部分もきちんと整えないと、相手は機組持ってくれなかったり、リスペクトしてくれなかったりみたいなことは、実際起きるってことなんですね。
ある意味、演じろということだよ。坊主っていう立場をきちんとできるような坊主たる演技をしろということで。そんなことも言われるんですね。なんかその辺の修行の話もね、ちょっと僕あんまり今まで聞いたことないんで。言っちゃいけないからなんですよ。言っちゃいけないんですか?ポッドキャストですよ。大丈夫ですか?あんまり言っちゃいけないからなんですよ。
これ世界中どこでもスマートフォンで聞けちゃうものなんですけど。大丈夫ですか?みなさん聞き流してください。じゃあちょっとその辺のことはですね、また次回深掘りして、聞いていい範囲で聞きたいと思いますので、第1回目ここでということになります。
ハトグミホームルームのオンラインですね。オンラインでちょっとズーム等々で実際にお話してね、みなさんの話も聞いてみましょうよみたいな回をですね、やっていきたいと思いますので、ご興味ある方はぜひね、僕とみおゆうさんと、そして他のちょっと悩んでるのかなとかそういう方も来ると思うんですが、みなさんと話したいっていう方はお便りフォームの方にご連絡いただければ、開催の時にご連絡いたしますので、ぜひリアクションしていただければ。
あと1回目から許すぎんぞとか、これ以上別にピシッとする予定もないんですけど、緩く喋っていくんですけど、感想とかですね、いただけたら大変ありがたく思っております。はい、ということで第1回目のホームルームでございました。ありがとうございました。
今週も最後までお聞きいただきありがとうございました。お聞きのアプリで番組のフォローとレビューをお願いいたします。概要欄にありますリンクからお便りやハトグミホームルームオンラインへの参加表明も受け付けております。お気軽にご連絡ください。
それではまたお耳にかかりましょう。ご機嫌よう、さようなら。この番組は人生に花を咲かせるポッドキャスト番組をお届けするライフブルーム.ファンがお送りいたしました。
