アフターノートの話し足りなさ
はい、アフターノート。
アフターノートって毎回やんの?
いや、毎回でも、あ、でもなんか今のところ毎回撮ってる。
なんかどうしても、なんかちょっと話聞かせてよってなると、ちょっとこう、
足りん?
構えるし、足りないよね。
足りない!ダメに足りないわ。
そう、だからまあなんかちょっとこう、
どうこういうことやってみてみたいな話とかを聞きたくなっちゃうから、
なんか結構回すんだけど。
なるほどね。
そうそうそうそう。どうでした?なんかあんまない?
あ、なんかポッドキャストがあったこと?
あ、そうそうそう。
なんかポッドキャストっていうよりその、改めてその自分の仕事を話すみたいなとかあんまない?
確かにないね、初めてでした。緊張しました、今のそろって。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
そう、まあでもこれは別にね、もうさっきの話の、
どう?足りなかったですか?話し足りなかったことあった?
えー、大丈夫。
大丈夫?
大丈夫です。
あった逆に、話し足りなかったこと。
話し足りなかったことっていう、いやまあ全然、
なんか聞こうと思えばいくらでもなんか気になることいっぱいあるんですけど、
自分が話したり。
あ、自分、ほら、僕1回自分の回があるんだよ。
あー、そっかそっかそっか。
そこであるときは喋ってる。
で、なんか雑談会は最近どう何してるんですかみたいなこととかを聞いてたりする、
別に何でもいいんだけど、
いやで、別に何も決めてなかったんだけど、
あのー、収録の直前に、今三島由紀夫にドハマリしてます。
っていう話があったんで。
そうなんすよ。
三島由紀夫の不道徳教育講座
不道徳教育講座っていう、不道徳から道徳を、
しっかり道徳すんのかもしれない。
はい。
全然、なんか例えばさ、この、何目次?見たら、
なんか、痴漢を、痴漢を勧誘すべしとか。
あー。
なんか、いろんなこと言ってるんだけど、
勧誘を勧誘すべし。
でもね、違うの、でもね、これは、なんか、
ちゃんとね、痴漢すんだよって言ってんの。
あー。
そう、だからね、もう、すごい、面白い。
なんか面白いね。
本当に面白い。
なんか面白い。
学校の先生としての話を聞いて、
で、不道徳教育講座っていうのが、なんかこういいよね。
そう。
こう、構成になって。
でもなんか、この教師を、三島由紀夫の中で、
教師を内心ばかにすべしってのがあるんですよ。
はい、はい、はい。
で、これを読んだときに感動して、私、もう、
これを絶対子供に読ませたいと思って、
仲良い先生いるんですけど、
仲良い先生にここの部分をコピーして、
すごい感動したっていうのを渡した。
それはどういうこと言ってるの、三島は。
えっと、三島さんはですね、
教員、学校の先生を内心ばかにして、
難しいね。
ようやくするの難しい。
だいぶ難しいんだけど、
でも、なんか、教員は大人であって、
すべてを知っているわけでもなく、
ないんだよ、みたいな。
本当に困ったときとか、
自分の人生に差し掛かった問題とかは、
自分でやっぱり解決していかなければいけないし、
その答えを先生が持っているわけではない。
それは先生も一緒。
で、大人も子供も自分の力で解決しなければいけないんだよ、
っていうことを言ってて。
教員っていう仕事は、
職業から理解、教育しようとしたりとか、
自分のこと、教訓を与えたりとか、
知識を与えたりとか、
子供を理解しようとすることが職業だから、
そうしようとしてくるけど、
でも、君たち子供は自分が理解されようと大人に願ったりとか、
どうせ自分のことなんで誰も理解してくれないんだって拗ねたりとか、
反抗するのは弱さとか甘えだから、
先生なんて俺たちを理解できるもんか、
くらいに内心ばかにして、
でも知識だけはたくさん吸い取って、
自分の力で問題を解決できる力をつけていけなさい、
っていうことに。
早く述べてもよかったね。
いや、もう、
そう、そうか。
ただ、
先生に対して、
すべてを崇拝して、
この数が正しい、大人が正しいと思うことも間違っていると思うし、
その内心じゃなくて、
完全に態度とかにやたら表してバカにするっていうのも、
やっぱり弱い。
それが甘えだっていうことを言ってる。
なるほどね。
教師の役割とスタンスについて
だから振る舞いとスタンスみたいなのはちょっと切り分け。
そう。
でも、これ書いたときって何年前だったの?
戦後ではもちろんあるだろうと。
6年代くらいだったの?
昭和42年だから。
そっか。
67年。
うん。
確かにまだその、なんだろうね。
今よりもっとさ、先生の権威みたいなものが、
もう多分めちゃめちゃ強かった時代に、
っていうのも何かあって、より何か。
それをその通りから言えてたっていうのがすごい。
本当にすごいな、この人。
ハマってるわ。
元々他の三島作品を読んでるとかじゃなくて、
もうコレコパッドにとって読んで、今大ハマり中っていう感じ。
ここで掘れた。
このね、裏側の。
裏側のところで。
面白い。
いいですね。
大いに嘘をつくべし約束を守る中でたくさんのあったと思う。
読もうかな。
読んでください、ぜひ。
読みたい。
ぜひ読んでください。
いいですね、これは。
これはもうぜひ。
これ学校で進めたりとかはしてない?生徒に。
まだしてない。
してない。一旦読み終わって。
そう。
私これ学級文庫に置くって決めてる。
いいね。
そう、学級文庫があるのよ。
それを私の図書館にしてやろうと思ってる。
じゃあ今、学級文庫に置きたい本ある?
あるよ。
教えてほしい。
まず、フロムの愛するというとこ。
愛するというとこ。
仏教育講座とアルケミスト。
知ってる?
知ってる知ってる。
いっぱいあるんだけど。
逆に置きたいものある?
自分がもし学級を持つとしたら、
これは絶対生徒に教えたい。
教えたいはないけど、
深夜特急を置きたいかな。
あと、なんだろう。
漫画も置いていい?
ダメ。
ダメ?
しんさんって言えばもう村上春樹なんだけど。
村上春樹。
完全に村上春樹の印象しかないのもう。
渡辺くんでしょ?
渡辺くん?
ノルウェーの森。
渡辺くんでしょ?
俺に言ってる?
渡辺くんじゃん。
渡辺くんじゃないよ。
渡辺くんじゃん。
渡辺くんだと思ってるから。
大丈夫?それ。
渡辺くん、あいつ大丈夫かな。
わかんないけど、
ノルウェーの森を置きたいな。
そうだね。
なんか、ノルウェーの森とかだと結構こう、
読んで、まあでもいいのかな。
なんか俺結構、
そうだね。
セクシャルな表現とかの印象が、
たぶん中学読んだときは結構やっぱ強いのかな。
え、中学校で読んだの?
最初読んだの、そう。
でもそのときは別にはまったりとかじゃなかった。
たまたま漁ってたりとか。
え?
どっちかっていうと、
でも教科書とかにもね、
ここ、サンガルビオリとか出てくるし、
あ、そうなんだ。
うん、短編はここの教科書にも出てきてたはず。
そう、この間ね、
訴訟委員の子に、
先生のおすすめの本みたいなの書かれたの。
で、私もう即答でノルウェーの森って言ったんだけど、
いや、これダメだと思って変えたの。
なんでダメなんですか?
いや、ちょっとやっぱりさ、ほら内容がちょっと、
内容が内容だから。
不道徳教育講座の話題
内容が内容だからちょっとあれかなと思って。
で、やめて、流星ワゴンにした。
シグマス教師?
うん。
なんかよくない?
中学校に、中学生になんかちょうどよい。
いやー、そこは、なんだろうな、
おもねらずに。
おもねらずに。
ねー、この信念をこう、やっぱ貫き通せる強さ欲しいよね。
パン屋を襲うでも、
ここに今ね、アプリあるけど。
いい?
パン屋を襲うってアプリがあるの?
パン屋を襲う、
いやいや、アプリというか本。
あー。
とかでもいいんじゃない?先生。
うん。これよかった。めっちゃ面白かった。
読んだ?
読んだ読んだ。
これよくない?
いい。
ね。
パン屋最終劇。
よかった。
いいよね。
うん。このシリーズいい。
あ、そうだ。聞こうと思ってたんですけど。
はい。
えっと、しんさんの中で、
一番心に残っている小説のその一節を教えてください。
えー。
なるほどね。
そうか。小説一節パッと出てくるのは。
うん。
あー、でも。
のんねえのんおりの話しちゃったから、今すごいのんねえのんおりを。
渡辺くんだからね。
思い出すんだけど。
渡辺くんだから。
なんだろう。あれ、でもあれかな。
一節。
難しいね。
一番残ってる。
えー、ちょっとだけメモ見返してもいいですか。
もちろん。
もちろんいいですよね。
あー、でも、なんだろうな。
見返す、もう何もというか。
今パッと浮かんでるのは、
でもそれこそのんねえのんおりの話したからかもしれないけど、
うん。
のんねえのんおりの中で出てくる、
うん。
死は生の対局ではなくその一部として存在する。
うんうんうん。
あったね。
っていうのはなんかすごい、
あー。
確かに。
どう思ってるかな。
難しい本ばっか読んでるね。
ほんとに。
すごい、そんな難しい本読めない。
いや、もうでもなんか分かん、
別になんか分かってるわけではないから、
この難しい本を分かったっていうよりは、
いや、分かんないな。
って思いながらずっと読んでるっていうだけで。
なるほどね。
うん。
なんかじゃあ、じゃあなんだろうな。
こうやって読むことでより分かるようになったのかと。
うん。
心に残る小説の一節
なんか怪しいんですけど、ほんとにそれは。
うん。
なんかでも口当たりの良いものだけ読んでもなんか、
良くないよなみたいなのはなんかちょっとあるかもしれない。
偉い。
逃げちゃう、私どうしてもそっちに。
でも。
なんか難、まあそうね、ちょっとその小説だけじゃなくて、
うん。
他になるとね、どうしてもそのもともと大学でやってた専門が何かとかでもね、
なんかもうちょっとほら傾向がある。
うん。
あとそのやってた領域に近かったら、
なんか多少先手知識があるから。
うんうんうん。
これもだから他の学問領域の本とかも難しそうだなってやっぱりすごいより思うし。
うん。
そう。
何か一番その心に残ってる小説の1つ。
私はそれこそパン屋。
うん。
パン屋を襲う。
村上春樹のね、タンペルね。
やつが1つと。
うん。
怒らなかったことは、怒ったことはもう怒ったことだし、
怒らなかったことは怒らなかったことなのだみたいな感じのことを言ってた気がするのよ。
うん。
で、なんか確かにいろんなことを心配しちゃって、
あなたらこうしよう、どうなったらどうしよう、どうしようみたいないっぱい考えちゃうけど、
考えちゃうんだけど、でもやっぱ怒ったらもう怒ったらしい、
怒らなかったら怒らなかったらだって割り切れるようになった。
ああ。
だからすごい良かったなって思ったし、
あともう1つ、
あの、それこそ、
あれ、あれあれ、
これ。
愛するということの。
エリヒフルムの。
うん。
どこから?
なんかすべての、えっと、
より多くの地が備わっていれば、それだけは大きくなる。
すべての果実は苺と同じ時期に実ると思い込んでいるものは、
ブドウについての輸出を知らないのであろう。
書かない?
そう。
いいのよ。
これはね、良かった。
これはフロム、
愛するということの、
の一番最初のページ。
ああ、このパラケルススっていう、
うん。
16世紀の医学者、
神秘思想家、錬金術師の引用なのかな。
あ、そっか。
じゃあフロムじゃないんだ。
でもフロムいいですよね。
フロム。
俺あの、愛するということ、あの、自由からの闘争を最初に読んだ。
うん。
すごく面白かった。
いいよね。
いい。
いい。
うん。
なんだろう、大学の時に昔話したの。
自由からの闘争って、あの、なんだろう、
すごい引用しやすいっていう。
どういう?
積極的自由と消極的自由みたいな話とかがあるんだけど、
なんだろう、フロムとか、
フロイトとかあんまちゃんと読んでないけど、
この辺りっていろんな話と引きつけてしゃべりやすいというか、
なんかちょっと使い勝手って言ったらあれなんだけど、
ゼミ論とか書くときに、ちょっと使い勝手いいよねって話はしてたね。
えー、そんな話してみたかった。
えー、引いちゃうの?
えー、引いちゃうの?
いやちょっとね、もうちょっと続けて。
えー、引いちゃうの?
引いちゃう。
引いちゃいまして、皆さん。
この辺はうまくフェードアウトして。
喋ってる感じにするってこと?
そういうこと?
そういうこと?
あー、そうか。