マルとマーちゃんの日常
マルは、しあわせ。
オガは、みめい。
マルは、かわいいねこです。
マーちゃんが、とてもかわいがっていました。
「ねえ、おかあさん、マルが、おしろえくさいよ。」
と、マーちゃんが、いいました。
どうしてでしょう?
あんたの、はなのせいじゃない?
と、おかあさんは、おっしゃいました。
マルや、ここへおいで。
と、マーちゃんは、マルをよびました。
マルは、よろこんで、マーちゃんのそばへきて、ころがりました。
マーちゃんは、マルのあたまをかぎました。
やっぱり、おしろえくさいよ。
マル、どうして、おまえは、おしろえくさいの?
なんと、きかれても、ねこですから、ごへんじができません。
きっと、どこか、おねえさんのあるおうちへいって、かわいがられているのでしょう?
と、おかあさんが、おっしゃいました。
どこかしら?
と、マーちゃんは、かんがえました。
あ、こしてきた、あのうちだよ。
どうかばかりまえに、あちらの、あたらしいにかいやへこしてきた、おうちがありました。
そこには、かわいらしい、おんなのこがいます。
ことしから、がっこうへあがって、じぶんと、うなじくみです。
あくるひのあさ、みちで、
とめこちゃん、いっしょにいきましょう。
と、マーちゃんが、こえをかけました。
ええ、いっしょにいきましょう。
と、かけてきました。
あそびにいらっしゃい。
あそびにいらっしゃい。
あんたもね。
ふたりは、なかよしになりました。
マーちゃんは、とめこちゃんのおうちへ、あそびにいきました。
マーちゃん、おはいり。
と、とめこちゃんは、よろこびました。
とめこちゃんのおうちには、おねえさんが、ふたりありました。
まるが、あそびにくる?
と、マーちゃんがきくと、
まいにちくるわ。
と、とめこちゃんがいいました。
かわいいねこね。
と、おねえさんたちもいいました。
まるは、みんなにかわいがられて、しあわせだと、
マーちゃんは、おもいました。