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鉛筆のシン、夢の旧作。
子供が鉛筆を削っていると、あまり無茶に削るので、何遍でもシンが折れました。
このナイフが悪いのだ。
と子供は言って、ナイフを研いでこしこし削りましたが、やっぱりポチポチと黒いシンが折れます。
この鉛筆が悪いのだ。
と子供は感触を起こして鉛筆を折ってしまいました。
もっといい鉛筆でなくちゃダメだ。
鉛筆は折られながら言いました。
あなたの心をもっといいのに取り替えなくちゃ、いくらいい鉛筆を買ってもダメです。