1. はみだし系ライフの歩きかた
  2. Ep.231 「本当の自分」をどこ..
2022-12-12 1:38:46

Ep.231 「本当の自分」をどこまで出す?!

今週のゲストはTBS「アシタノカレッジ」パーソナリティのキニマンス塚本ニキさん。

常に二つの文化の間を行ったり来たりする人として、とても共感するところが多く、おそらくはみライ史上最も長いインタビューになったかも?

ニキさんおすすめの本「女が死ぬ

ニキさんおすすめの映画「Waking Life

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This is はみだし系ライフの歩きかた。
I'm Yukari Peerless.
周りが決めた道からはみ出して、自分だけの生き方をする人を応援するポッドキャスト
はみだし系ライフの歩きかた Welcome to Episode 231
みなさんこんにちは、ピアレスゆかりです。
シワスの真っ只中ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今日は本題に入る前に、リスナーさんからの感想をご紹介します。
スマティーさんから。
ゆかりさんこんにちは。
ホリデーシーズンやりたいこととやりたくないことをはっきりさせるという今回のポッドキャスト、
まさに私にタイムリーで心に響きました。
実は、我が家はクリスマスは毎年、ハイウェイで1時間の義子義理のお姉さんですね。
昨夜、夫、7歳の息子、私の3人で泊まりに行きます。
義子は素晴らしい方で大好きなんですが、私が本当に苦手なのがクリスマスプレゼントのオープニング儀式。
義子、義子のパートナー、愛犬1、愛犬2、私、夫、息子でのそれぞれの組み合わせでのプレゼントがあり、
愛犬も義子にプレゼントを買うという設定なんですよ。
それこそ山のようなプレゼントの数々。
それを1人1個ずつ開けていくんです。
同時に開けてはいけません。
そして、
とか、延々と数時間はかけるんです。
目の前に大量の放送紙のゴミの山と、それほど欲しくない小物が増え、
私はこういう書体がアメリカにどれだけあるんだろうと地球環境を思い、うつうつとした気持ちを抑えられません。
そして、
今年12月は夫はまるまる出張で不在。
最初は7歳息子はおばに会えれば喜ぶから、頑張って私と息子だけで行くかと考えていましたが、
あの苦行を夫抜きでやるのは本当にやりたいことかと自分と対話し、
夫に今年は義子宅へはいかないで、クリスマスは私と息子2人だけで我が家で祝うねと伝えたところです。
まだ義子へは伝わっていないかと思いますが、義子へ勇気を持って上手に伝えられますように。
それではゆうかりさん、素敵なホリデーシーズンを。
というメッセージをいただきましたスマーティさんありがとうございます。
この義理のお姉さんの誰かがプレゼントをあける時、みんなそれを見ていないといけないっていうね、このプレゼントをあける儀式、私が一番苦手なタイプのクリスマスです。
こういう時にね本当も商業主義もうやめれと思うし、放送紙とかねプラスチックの山を見て気分がほんとドヨーンとするんですよね。
夫さんがお仕事でいらっしゃらないということが、今回不幸中の幸いというか、息子さんと2人で過ごしますって言えるきっかけになってよかったですね。
03:10
メッセージありがとうございました。
さて今日は久しぶりのゲスト会です。
今週のゲストはキニマンス塚本日記さんです。
リスナーさんの中にも日記さんのファンの方はたくさんいらっしゃると思いますが、ここで日記さんのプロフィールをご紹介します。
1985年東京生まれ、9歳でニュージーランドに移住。
子供の頃から環境問題や差別などに関心を持ち、オークランド大学で社会学やジェンダー学などを学ぶ。
アムネスティインターナショナル、フェアトレード事業や動物愛護団体などでの仕事を経て、日本帰国後の2011年に英語翻訳通訳として独立。
その直後に発生した東日本大震災の被災地での経験を通して、報道や異文化理解について関心を高める。
2020年に公開されたドキュメンタリー映画、もったいないキッチン主演。同年からTBSラジオ明日のカレッジのパーソナリティを務める。
ということですが、私も日記さんは数年前からフォローさせていただいていて、以前からお話したいなと思っていたのですが、今回ようやくご縁があってゲストに来ていただきました。
話が盛り上がって、おそらくハミライ史上一番長いインタビューになったのではと思いますが、ポッドキャストというのは途中で一時停止できますので、皆さんお時間のあるときにぜひ全部聞いてみてください。
それでは早速日記さんとの会話を楽しみください。
今週のゲストはキニマンス塚本日記さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
日記さんがついにハミライに来てくださったということで、ものすごく楽しみにしています。
ついに出れるということでとても嬉しいです。
皆さん、今これを聞いている人にちょっと説明したいんですけど、カナダは今朝の10時なんですけど、日本は夜中の3時でしょ?
そうです。
朝の3時。
10分ですね。
なかなかちょっと時間の調整が、私が海外に住んでいるので、日本の人と話すときは時間の調達っていうのが必要になってくるんですけど、夜の7時以降になると、もう今日は終わったムードになって、ちょっとワインでも飲むかとかそういう気分になっちゃって、集中力があんまりないんで、夜は集力をあんまりしないようにしてるんですけど。
日記さんがそちらの朝ならできますけどって時間見たら、朝って日本って夜の2時とか3時じゃないですかって言ったら、今帰ってきたんですか?お家に。
そうですね、もう基本この時間は全然起きているんですけど、というのも私が今ね、ちょっとやっている仕事が、深夜のだいたい全部終わるのが12時半とかで、家に帰るのが早くて1時半とかで、遅いときは2時半とかだったりするときがあるので、
06:22
なので、朝の3時でも全然大丈夫ですと言いました。
今、夜やっている仕事って、それは明日のカレッジですか?
そうですね、言わずと知れた明日のカレッジです。
私、あれって海外から聞けないですよね?
YouTubeでも、そうなんですよ、生配信してるので、アーカイブもね、何気に全部アーカイブに残ってますので。
でも、そんな日本の深夜にやっている番組って全然知らなかったですね。
普通の時間っていうか。
夜の10時からだいたい12時までの2時間の生放送番組なんですけど、月曜日から木曜日私が担当してて、金曜日は別の方、ライターの竹田さてつさんっていう方が担当してるんですけれど、
YouTubeで検索できるって言いましたけれど、YouTube内で明日のカレッジでカタカナで検索すると、
トップに上がってくる検索結果はほぼ全て私じゃない、さてつさんの担当している曜日なんですけれど、
でも普通にね、いろんなゲストが登場してくださって、いろんなテーマでお話をするっていうのは、それぞれの私とさてつさんの強みというか、別々のスタイルでやっているんですけれど、
2年ちょっと前からこのラジオ番組のパーソナリティを始めて、もう完全に昼夜逆転生活になれてしまいましたね。
でも大抵寝るのは、そうですね、早く寝ようって思う時が多分4時とかで、
もともとそういう人なんですか?夜更かしの人。
いや、そこまでひどくなかったですというか、もともとね、夜更かしはする方だったんですけど、それでもね、1時半とかには遅くても寝てたんですよ。
で、私もこの仕事を始める前は、翻訳とか通訳の仕事をしてたんで、結構在宅の仕事が多かったんで、全然、夜でも大丈夫ですよって感じたんですけど、
仕事から帰ってきて、即寝れないじゃないですか、普通。
いや、私は寝れるけど。
09:00
夜の7時でも、ゲームオーバーみたいな感じなんですよね。
そう、私は本当に朝方の人だから、夜9時に寝ろって言われたら寝れる、まあ寝ないけど、でも大体10時ぐらいには眠くなる人だから。
でもなんかうらやましいな、そういう健康そうなライフスタイル、私もいつかまた送りたいな。
健康なのか年寄りなのかわからないけど。
今日、私本当にニキさんが来てくださるので楽しみにしてたんですけれども、
1個どうしても話したかったのは、古典ラジオおめでとうございます。
私、古典ラジオっていうか、日本のポッドキャストっていうか、まず日本のラジオってYouTubeとかでやってない限り、なかなか日本のラジオってこっちで聞けないので、
やっぱりそうなるとポッドキャスト、日本語のポッドキャスト、そんなに量多くないけど、あんまり私も聞いてなくて、日本のポッドキャストで唯一サブスクライブして、毎週聞いてるのって古典ラジオなんですね。
すごい、私も全然歴史わかんない人だし、わけわからんと思いながら聞いて、聞いたそばから忘れてるんだけれども、
面白いけど、男性しかいないって私も前からそれが唯一ちょっとなと思ってたので、このポッドキャストにニキさんを呼ぶ前っていうか多分脱信した直後に、たまたま聞いてたらニキさんが出てきて、
だからそれが理由でニキさんを呼びしたわけじゃないんだけれども、なんかすごい偶然だと思って、すごく私も人のことなのに嬉しかったんですけど、どうですか?
古典ラジオさん、本当に私もね、すごい、私ももともと古典ラジオをすごい聞いていたっていう意識だったんですけれど、でもよく見てみたら世の中には私の何倍も何十倍も古典ラジオをガチで聞いてる人たちがいるってことを後から知って、
もうなんか黙ってようと思ったんですけど、古典ラジオっていうポッドキャストがすごく評価されててすごく人気で、うちのラジオ番組に代表の深井龍之介さんを呼びませんかって私から提案をしたんですよ。
それでオファーを受けてくださって、出てくださったんですけど、実はそれとほぼ同じタイミングで古典ラジオの人たちもこのキリマンス塚本ニキさんに出てもらわないかっていう話し合いをしていたらしくて、その次の日にうちの番組からあちらの方にオファーがいて、
その出ていただいた次、本当その日のうちに、夜のうちに深井さんの方から私に今度はこっちに出てくれませんかっていうメッセージが来たんで、えーって思ったんですけど、
12:11
確かにおっしゃる通り古典ラジオはもともと30代半ば後半ぐらいの男性4人がメインメンバーで、歴史について色々、すっごい本とか読みまくった後で、
解説する人と聞く人で質問したり、会話を通して広めていくっていうところがすごくね、私自身も全然興味ある歴史とない歴史結構分かれるんですけど、こういうふうにスーッと入ってくる教養のコンテンツってやっぱり好きなんで、
で、まあ私もちょっとねそういう今までと違う属性の立場として、まあちょっと自分がまだねどういうふうに、自分の強みっていうか、今までの人たちとは違うところを出せるかなっていう、まだ模索してるんですけれど、もちろんね、今までの方が良かったっていう人もいるし、
なんかこのよくわかんない女はみたいな、歴史キュレーション番組って、なんかキュレーションの言い方がなんか鼻につく、よくわかんないんですけど、なんか別に英語で言ったわけじゃないのに、まあそういう帰国してたのかとか、英語できるわけかみたいな、
そういうの本当にもう本当にもう0.001%のね、意見がそんな感じなんですけれど、まあそういうのを見ながら、ふーんって。
やっぱりあれだけ大きい番組になると、やっぱりそういう人もまあそれに比例しているってことですよね、なんかアンチっぽい人も。
まあやっぱりね、あのもともと私言うんですけど、アンチは素直になれないファンなので、すごいいうふうに解釈しますけど、何かねこう守りたいものがあるから、そういう言葉とかね、嫌いっていう感情とかが出てくるのであって、
別になんか私のことがなんか憎いっていうよりかは、なんかね、もっとこう自分の理想のものじゃないのが怖いから、まあちょっとこう叩きたくなるんだろうなーっていう、全然私はもうあの明日の彼氏が始まった頃もすごくいろいろ、まあ自分からねこう気になってこう見に行っちゃうのもあれなんですけど、
結構あの、まあ自分から探しに行けばいろんなこと書かれてる掲示板とかね、見つけたけど、でも本当にありがたいことに、私に直接何かこうひどい言葉をあのわざわざしっかりとね、私に届くように見えるように書くっていう人たちは、もう本当にまあありがたいんですけど、そんなにほとんどいないので、今のところ。
15:20
なので、そこはうまくまあ分けてね、あのいるかなって感じですね。
そうなんだ、いや私もね、こたあじょは好きで、あのなんだっけ、コミュニティみたいなのには入ってるんですけど、もうなんかあれなんだっけ、ディスコード、最初スラックだったような気がするけど、ディスコードに移ったりとかして、もうなんかもう人数が多すぎて、ファンの、もうなんか読まないシーン読めなくて、でもここまで爆発的に大きくなる、多分直前ぐらいに、なんかこうファンっていうかね、リスナーと、
なんかイベントみたいなのに参加したことあって、その時なんか30人ぐらいしかいなくて、そのズームに、でその時になんか別に個人的に話したわけじゃないけど、なんかカナダから聞いてますみたいに言ったことあって、その時皆さん3人いらっしゃって、なんか今思い出したら、あれはなんかすごく貴重な経験だったのかもしれないと思って。
そうですね、それ何年前ですかね。
いや、1年半とかそんな昔じゃないですよ。
そうだね。
あ、でも、なんかパンデミック入った直後だったんじゃないかな、多分。それでなんかそのインパーソンのイベントができなくなったから、みたいな感じだった気がする。
私もね、いずれいつか深井さんとかヤンヤンさんにポッドキャストに来てほしいなと思ってるんだけど、ちょっとまだビビって。
雲の上のような。
そうそうそう、雲の上の、なんか聞いてるだけなんですけど。
いやでも、本当すごく楽しく聞いてますので、これはでもこれから続いていくんでしょ、少しどのぐらい。
コテンラジオさんとのほうですか。
そうですね、とりあえずちょっと向こうもまだね、いろいろな人たちを新メンバーとして呼ぼうとしてるみたいなんですけれど、
まだもう少し、次は何にしましょうか、みたいなふうに今話し合いしてて、どういうテーマで私が参加するかっていうところはね、まだ決まってないんですけど。
でも本当にコテンラジオって基本、歴史のことがメインなんですけど、この前私が参加したときの回はレビストロースと構造主義っていう。
全然わからんと思いながら聞いてましたけど、わからんけどなんかわかるみたいな。
なんかこう3時間半やってて、なんかこう、今私ちょっとすごい頭良くなった、幻覚のような体験をさせてもらったな、みたいな。
18:04
あれは難しかったけど、やっぱりいい刺激になったっていうか、なんとなく頭良くなったような。
本当にもうシャボン玉のように、わかったと思ったらパチンと消えて、でまた次にこう、それってつまりこういうこと、パチンって消えるっていう。
なるほどね。
これの繰り返しがでも楽しかったなって感じ。
あれはインパーソンで撮ってるんですか?
そうなんですよ、はい。
私、皆さん福岡にいらっしゃると思ってたんだけど、そうじゃないの?
あ、そうそう、もう私が福岡まで。
福岡に行ったんですか?
はい、行ったんですよ。
でもやっぱり実際にお会いして同じ空間を共有できる方が、やっぱり今こうやって東京とカナダでズームでお話してきてるっていうのも、
普通に冷静に考えたらありえないぐらい奇跡なんですけれど、でも実際に同じ部屋でちょっと休憩中に一緒にコンビニに行きますか?みたいなこともできるので、
それもそれですごくなんかスペシャルだよなって思いますね。
いいですね、いやなんかめっちゃ楽しそう。
今度公募みたいなのがあったら、私も応募してみようかなと思ったんですけど、
いいと思います、めっちゃいい。
多様性中意味では、アラフィフの人が一人、女性がいても一人いいだろうみたいな感じなんだけど、
いやでもすごく楽しいですよ、楽しみにしてます。
えーとですね、そしたら、
リキさんはお父様がニュージーランドの方で、お母様が日本の方ということで、
2つの文化を行ったり来たりして来られたと思うんですけど、
でも2011年ぐらいから活動の拠点は日本ということですか?
そうですね、そのもう2年前に、実は2009年に日本に戻ってきてて、
その15年、14年ほど前に、生まれが東京で、9歳の時にニュージーランドに家族で移住して、
14年、15年ぐらい過ごした、23歳の時に日本に戻ってきたのが2009年なんですけど、
最初の2年間は、リゾートバイトっていうね、住み込みでホテルで休事係とかやったり、
その接客業とか、いろいろバイト、飲食とかのバイトを掛け持ちして、
で、途中で東京に戻ってきて、東京でもいろいろフラフラアルバイトとかしながら、
アムネスティインターナショナルとかでインターンをやったり、
本当にやりたいことは、NPOとかNGOでね、環境とか人権とか、
21:03
やっぱり、もともと自分がすごく関心があったのは社会問題とかだったんで、
それを解決しようとしてるところで働きたいなって、
少なくともそういった問題に加担をしてるような仕事は絶対にしたくないっていうことはベースにあったんで、
だから、そういう仕事を探したんですけれど、
でも当時2010年とかって、今みたいに全然、いわゆる意識高い系の人たちが、
普通に評価されるような時代じゃなかったんで、
本当にもう誰もそんなこと興味なかったし、
でもとかやってなかったんじゃないですか。
東日本大震災の前だったので、でももちろんやってなかったし、
地球環境がやばいとか、人権侵害が、
そういうところへの意識が、特別な人たちが目くじら立ててやってることみたいな風にまとめられて、
やっぱり社会のいろんなことに対して自分事として考えるっていうことはなかったんですよ。
今みたいにZ世代と言われてる若い人たちがすごく率先してやってるっていう、
前は一応、例えばカナダもそうと思うんですけど、ミレニアル世代っていう、
日本ではゆとり世代って言われてますけれど、
私みたいな80年代、後半から90年代ぐらいまでの生まれの人たちが、
セクシュルマイノリティのことだったり、さまざまな環境破壊に声を上げるっていうことを始めていたんだけれど、
日本は全然そういうカルチャーも、ムーブメントもなくて、
当然そういうことを仕事にできるっていう機会もまだまだ少なくて、
どうしようかな、何をしてお金を稼げばいいかなってすごくいろいろ迷った末に、
日本語と英語できるから、じゃあとりあえずって言ったら怒られるかもしれません。
とりあえず翻訳とか強くやってみようかなっていう感じで、
フリーの翻訳通訳として働き始めたのが、
東日本大震災が起きる数ヶ月前だったんですよね。
それで、最初の頃はいろんな事務所に登録したり、できるだけ人脈を作ろうとしていたので、
24:08
海外からいろんなメディアの人たちとやってきて、被災地に行くために通訳が当然必要なわけで、
そこで声をかけていただいて、全然土地勘も何にもなかったんですけれど、
そういうところに何度か行き来しているうちに、
こういうすごく悲惨な災害が起きて、
いろんな人たちがすごく想像を絶するような経験をされたばかりで、
でも、突然現れた外国から来たマスコミの人間に対して、
わざわざどうもありがとうございますっていうことをおっしゃってくださってて、
それに対して報道陣の人たちは、すごくリスペクトを持って取材をしているんだけれど、
でも、どうしても彼らの最優先はスクープを取ることとか、
もう、はるばるヨーロッパとかアメリカからやってきたんだから、
しっかりとしたストーリーを取らなきゃいけないっていう。
そのために、ドラマチックで、ショッキングで、センセーショナルとか、
お涙ちょうだい的なストーリーが欲しいっていうことで、
たまたま通りかかった人を捕まえて、
この人の家族は誰か死んでるか聞いてみてって言ってみるとかね。
そこから会話を始めるっていう。
パラシュートジャーナリストっていうんですかね。
やってきて、ひゅーって降りて、取って帰るみたいな。
で、記事を書いて、次のセンセーショナルな戦地だったり、
どこかまた別鉄のとこに行くみたいな。
そういうところにすごくいろいろ腹を立てたこともあったし、
でも、私だってね、そういうふうに作られた、書かれたニュースを消費している立場だし、
これが現実なのかなみたいなふうに、いろいろ考え始めたのが当時そうですね。
25歳だったかな。
そこから10年ほどずっとフリーの英語翻訳通訳をやっていました。
いや、でも、わかる。私は逆の立場で、やっぱり日本のメディアとかが、
27:02
私が住んでるとこってカナダの田舎だから、そんなニューヨークとかロサンゼルスみたいな、
みんなが集まる場所じゃないんだけど、たまに日本の人が来て、
やっぱり珍しいものとか、ちょっと日本じゃ信じられないようなものとか、
そういうのをネタを探すに来る人が結構一時期いて、
私はもうそういう仕事はしないって決めたんだけど、
東日本大震災の時も、2011年の5月に日本に行ったんですよ。
それがたまたま、とあるブランドアンバサダーみたいな仕事で行って、
2012年かな、ちょっと時間がいつだったか忘れちゃったけど、
震災の後で、直後とかじゃないんですよね。何ヶ月か経った後で行って、
結構ね、当時はまだ欧米からすると、日本に行ったら放射能で体が緑に光るんじゃないかっていう、
すごい笑えないジョークとか言ってる人もいましたけどね。
そうで行って、私アメリカ人2人と一緒に行って、
彼らはブロガーなんだけど、ジャーナリストっちゃジャーナリストですよね。
たまたま東北に前から住んでいる、彼女はイギリス人か、震災の前から東北に住んでた人がいて、
震災で大変だって彼女は帰ってきて、すごいボランティアとか一生懸命やってくれてる人で、
その人に連絡取って、私はカナダから来て、アメリカ人のブロガーの友達も来るからって言って連絡したら、
ジャーナリストはもう来ないでほしいってその人に言われて、
ブロガーの2人もそういうお涙ちょうだい話を探してたわけじゃないんだけど、
やっぱりYouTuberとかやってる人たちだから、なんかストーリーが欲しいわけですよね。
ちょっと申し訳ないけど、ジャーナリストには会いたくないってその人に言われて、
私は結局その人と個人的にちょこっと会って話して帰ったんだけど、
どこでもあると思うんですよね、パラシュート、ジャーナリズムっていうのは。
とうとう嫌なことがあったんでしょうね。
多分、攻められないし、私も嫌な思いしたこととかあるし、難しいですけどね。
そういう方もね、別に悪い人ってわけじゃないんですよ。
中には悪い人もいるかもしれないけど、私が少なくとも一緒に仕事をした人たちは、
すごい自分の仕事にプライドを持ってて、いい話を聞きたい、この人の本当の感情を知りたいっていう。
30:06
でもそれってやっぱり、ちょっと冷めた立場から見ると、
それってその人の苦しみとか悲しみとかトラウマとかを、
もちろん報道は大事なものだけど、エンターテインメント性もあること多いじゃないですか。
だから私たちもね、自分とは全く関係ない遠い場所でショッキングな事件がありました、事故がありました。
かわいそう、悲しいねって思って、感情を感じて、またすぐに忘れて、自分の生活に戻るっていうのを繰り返してるけど、
中に少しだけ携わってたりすると、気持ち悪いなって思う瞬間もあれば、
それでもこの話を広めなければっていう、変な使命感のようなものもあったし、結構そこが色々ね、葛藤がありましたね。
だってなんかその、私この話何回もこのポッドキャストでシェアしてきた話なんだけど、
在日朝鮮人の方に一回ゲストで来ていただいて、
そのポッドキャストの最後に、みんなに伝えたいことは何ですか?みたいな質問をしたら、
差別を受けている人と出会ってください、その人は言ったんですよ。
だから結局、自分ごとにするっていうことが大事で、
日本に住んでて在日朝鮮人の友達とか一人もいない、
在日の人ってどうなの?みたいに思ってる人も、実際に友達ができて普通に遊んだりとかして、
自分には普通にできることが向こうの人にはできなかったりとかあるじゃないですか、
自分の特権を感じたりとか。
そういう機会を増やしていかないといけないと、
ポッドキャストやってずっとそれは思っていて、
それこそニューヨークタイムズのポッドキャストとかで、
ウクライナの人の話を聞いてると、
私たち実際ウクライナ人の友達一人もいないし、
行ったこともないし、たぶん一生行かないかもしれない。
でもそういう話を知るにはやっぱり現地の人の話を聞くしかないわけで、
そのためにジャーナリストっていう人たちは行って話を聞いてるわけでしょ。
だから、気持ち悪くなる線っていうのはすごくファインラインで、
確かさ、この話ちょっとずれるけど、
深井さんのもう一個のポッドキャストにもそういう話を最近されていて、
作為が見えるときに気持ち悪いって思うか、
騙されたけど、すごい上手いマーケティングとかで、
これマーケティングで俺らにカニ使わせようと思ってるのはわかるけど、
33:04
拍手みたいなときって、それどう違うんだろうねみたいな話をしてて、
それにちょっと近いのかなっていう気はしますね。
超相対性理論だ。
それで今作為のなんとかっていう話をされてて、
ジャーナリズムっていうのもそこに入ると思うんですよね。
元から来てるのは真実を伝えたいとか、
みんなの話を伝えたいってとこが来てるんだけど、
そこにやっぱりちょっと、ここでこの人が泣いてくれると、
もっとみんな感動するとか、
いいのが働いちゃうときがある。
そのラインっていうのはすごく曖昧で、
いいときもあれば、なんでそんなことするのって思うときもある。
白黒簡単に答えがつかない問題なんですけど、
これちょっといきなり飛ばしすぎるかもしれないんですけど、
こういうことを言えば、あるいはすれば、
相手はこういう印象を持ってくれるだろうって、
でも結構普遍的なものじゃないですか、
人間としてのコミュニケーションの中で、
それが作為的なのかどうかは、
作為的って今漢字でしてみますね。
たまに日本語をね、
日本語に対する自信が年々落ちてきてる感じがする。
日本に住んでるのに。
でもなんか、自分もね、
ラジオとか、今こうやってポッドキャストとかっていうところで、
表舞台と呼ばれるところに立たせてもらっているっていう立場なので、
今は10年間本当に裏仕事っていうか、
翻訳とか通訳とかね、
基本人前には少なくとも舞台という場所には出てこない、
スポットライト当てるっていうところはなかったところでずっとやってて、
本当に色々ひょんなことが偶然に重なって、
自分の声が東京の電波に流れるっていう、
本当におかしなことになってるんですけど、
そういったところでやっぱり、今求められているものは何だろうとか、
今私に期待されている反応とか、
36:01
信仰とかは何かっていうことを常に常にやっぱり頭の片隅で考えなきゃいけないので、
本当の、完全に素のままのニキだったらこういうことは言わないけれど、
今はラジオだったらリスナーさんに求められているものを出さなきゃいけない、
私もそれで喜んでもらったり笑ってもらえたら、
ちゃんとうまくできたんだって、
自己評価を、他社から受けた評価をもとに自己評価をできるっていうところを、
いかにそれを健全に続けるかっていうところを結構最近はね、
考えすぎてはいないけれど、ちょっとそういうことだよなって、
日に暮れたメタ認知はしているかなって感じてた最近。
面白い。なんかでも、これが私に求められていることなんだろうなと思いつつ、
ちょっとやりたくないとか、私はちょっとこれは違うって思うときって、どういうときですか?
本当に、
なんだろう、よく英語で言うのが、
Choose your hill to die onとか、
この丘の上で私は死んでもいいっていうぐらいね、
戦じゃー!みたいなぐらい強く思うものがあったら、そこは絶対に譲らないってものもあるっちゃあるけど、
やっぱりね、大人として、しかもチームの一員として、
いろいろ物事を進めるっていうところを理解しているなら、
えー、なんかそれっていやらしいじゃないですか?って、
なんか、私こういうの普通は言わないんですけど、とか、
それもね、じゃあ別にニキさんの好きに生きるよっていう時もあれば、
いや、ニキさんここはちょっと大事な文章だから、ここは絶対にこのまま読んでくださいって、
まあまあまあ、やっぱり大きな放送局のお仕事ですから、そういう時もあるんですけど、
でもまあ、自分としてはたぶんすごく、なんでしょう、
たぶんそのTBSラジオっていうところは、結構いろいろ好きにやらせてくれるところだと、
多くの放送局の中でも、結構私は好き勝手やらせてもらってるんだろうなっていうところは、
いろんな人の話を聞いてると思うので、
ただやっぱり自分がどうしても、この丘の上で私は戦うぞって思うときは、
やっぱりその、自分が日頃ね、これはもう本当にラジオに行ってるか出ないか関係なく、
39:05
世の中のいろんな不条理とか、差別とか、暴力とか、
そういうことを、何だろうな、
まあ、歪症化するとか、
そういうことを感化するっていうのは、私は好きではないし、
で、もちろんね、それを少しでも察知したら、
なんか、許せんって怒り出すわけではないけれど、
一言申すことは、なんかね、こう、したいと。
で、まあ、本当に私別にこう、
なんでしょう、独立キャラを目指してるっていうか、
何だろうな、
普段の自分って、けっこう口悪いんですよ。
けっこう、英語だったらもう、Fガードしょっちゅう言ってるし、
本当に自分の友人たちとかはね、
私の口の悪さは、たぶん知ってると思うんですけど、
でも、それもやっぱりTPOを守りたい、リスペクトしたいっていうところも、
すごく、なんか、けっこう敏感に作動するから、
誰かを傷つけたり不快にさせたくないけれど、
私が言いたいことを言わせてもらえないと、
ちょっとメルトダウン起こす、みたいな。
いや、でもやっぱり、その公共の、確かに、
その電波に乗ってるっていうのは、やっぱり難しいところはある。
で、なんかその、これだからインテグリティの話になると思うんですけど、
本当の自分っていうのがあって、
どこにいてもぶれない、
自分にいるっていうのは、本当に難しくって、
で、私もなんか、普段、偉そうに、
本当の自分でいましょうとか言うけど、
でも、同時に言ってるのは、
さっきの、
The hill to die on と、
似たような歌詞で、Pick your battles っていうわけですよ。
うん。
そう、で、私がよく例に出すのは、
私、絶対、絶対ってことはない、絶対ってことはないけど、
できるだけ、旦那とか、主人っていう言葉を使わないようにしていて、
私、自分の夫は夫って言うんです。
まあ、名前を出すときもあるけど、
だから、人には基本、私、うちの主人がとか言わないんですよね、日本語で喋ってるときに。
でも、その、そういう言葉を使う人を、
いちいち、こう、急断したりとかしないし、
特にその、目上の人の男性配偶者を指す言葉に、
その、敬意を表しながら、
指す言葉っていうのが、日本語に今ないじゃないですか。
パートナーぐらいですよね。
パートナー、うん。
でも、やっぱり、その、世代的なものもあって、
42:01
あの、夫さん、基本、友達とかのあれだったら、
夫さんとか言うんだけど、
でも、もうちょっと、70代、80代の人に言っても、
そういうとき、私もあえて、
あの、ご主人はお元気でいらっしゃいますか?とか、使うから、
じゃあ、私にはインテグリティーがないのかって、
そういう話じゃないと思うんですよね。
だから、ここでそれを、
自分がそういう言葉を使う、
自分の家族に対して、そういうのを使いたくないだけで、
相手を尊敬しないっていう話でもないし、
だから、やっぱりその辺、
だから、その辺を自分で納得するのが難しいっていうか、
自分の中で筋が通っていれば、いいと思うんですけど、
例えば、他人がゆかりさんに対して、
ゆかりさんのご主人は?って言ったら、そこは何か、
何も言わない。
形成とか、何も言わないですか?
でも、あの、うちの夫は?って言い返すっていうか、
そこ、察する人と察しない人って言うかと思いますけど、
別に察しなくても、別にいいっていうかね。
そうですよね。だから、本当にまさに今、いろんな価値観とか、
信念とかをね、すごくこう、
表に出しやすくなってるっていうのかな。
出したい人は出してるし、別に出したくないし、出さなくてもいいっていう人たちは、
そうではないかもしれないけれど、
特にいろんなマイノリティ的な属性を持った人たちがね、
私はこういう、この社会ではこういうマイノリティだということを、
リスペクトされたい。
例えば、正しい名前で読んでほしいとか、
私の存在をないことにしないでほしいとか、
そういうことを声に出しても、
もちろんね、まだまだハードルとかバックラッシュもあると思いますけど、
それがもっと可視化されている、その時代の流れの一つの中で、
それでもやっぱり、今ゆかりさんが言ったみたいに、
インテグリティをどこまで出すか、それをすぐに理解できない人、
例えば、夫とか旦那みたいな故障だったり、
こういう属性の人ってこういう感じなんでしょっていう、
人権とかバイアスとか持ってる人たちに対して、
そこで私とあなたはもう永遠に分かり合いません。
じゃあ、さよなら、心のシャッター、ガラガラガラガラガラってやることも、
ある意味自分を守る手段かもしれないけれど、
45:02
やっぱりそれをずっと続けている限りは、
本当に自分の心にも平安は来ないだろうし、
そういうわからない人、認定された人も、
なんかちょっとかわいそうだなって私は思うんですよね。
だから本当に時々マスクをかぶったり、
私よく自分のことカメレオンって呼んでるんですけど、
TPOによっていろいろ変えることができるっていう、
多分10代の頃から自分のことそういうふうにちょっと思ってて、
発泡美人とかではないけれど、
今この空気の中、この人たちと一緒に共有するこの空間では、
私はこっちのほうを出したほうがいいなみたいな、
っていうことをけっこうピックアンドチューズっていうか、
選択することがけっこうあったから、
だから本当の自分のインテグリティを出せなくても、
別にいいやって時はけっこうあるんですよ。
この人たちにはこれのバージョンでいこうみたいな。
わかるわかる。
わかります。
私、にきさんのプロフィールを見ていて、
なんとなく私と共通する、仕事の内容とかじゃなくて、
なんとなく共通するなと思ったのが、
いろんなことをやってるでしょ、にきさんも。
この道1個だけ何十年とかじゃなくて、
いろんな仕事をしてる、私もそういう人なのね。
それが若い時、私はそれはけっこう恥ずかしかった。
いろんなことを、何をやっても続かない人みたいに、
見られるのが苦手だったんだけど、
最近もそれも年を取るにつれてそういうのどんどんなくなっていくから、
私はそれだけいろんな経験があるんだって思う。
私もけっこういろんなところでいろんなことをするのが得意で、
どこに行ってもすぐ適応できる人なのね。
にきさんもそんな感じですか?
そうですね、もちろんね、
言葉もわからないような国にいきなり一人でポンと放り出されたら、
適応できるかどうかはちょっとわからないですけど、
それでもやっぱり自分が、
日本とニュージーランドっていうところをね、
主にこの2つの国を行ったり来たりしていて、
例えば何だろうな、見た目の話で言うと、
まあ、いわゆる純日本人的な顔ではないけれど、
48:06
かといって白人みたいな見た目でもないので、
向こうに行くとけっこうアジア人とかパシフィカ系とか、
いろいろ聞かれたりするんですけど、
何だろうな、あれ、質問?
どこに行っても適応できる感じ?
2つの文化の間を行ったり来たりしてたわけでしょ?
だからそういうのに慣れてる?
慣れてるのかな?
ここにしか私の居場所はないっていう考えはたぶんないですね。
だからたぶんここ、
それってすごく強みにも弱さにもなると思ってて、
ここ、何だろうな、
ネガティブな言い方をすれば、
どこにも私のホームはないっていうふうに捉えるけど、
それってすごく人を自由にする言葉でも、
すごく悲しませる言葉でもあると思ってて、
私の場合は今までけっこう自由にもう15、6年間生きてきて、
本当に平均すると年に一度は引っ越しをしているのもけっこうあったんですよ。
いろんなシェアハウスで暮らしたりしてて、
特に何かトラブルがあったわけでもないんだけど、
もう1年とか1年半すると、
なんかちょっとそろそろ次に行きたいなっていう気持ちが芽生えてて、
そういうのを繰り返してきたんですけど、
30も過ぎた、35くらいからね、
シェアハウスも楽しいし、
友達とのルームシェアもすごく安心できるし、
気ままにでいられるけど、
なんかやっぱり自分のスペース、
自分だけの空間が欲しいなってようやく思えるようになって、
で、今はほんとに人生初めて、ほぼ初めての一人暮らしをしているんですけど、
意外と全然寂しくないんですよ、これが。
多分何年か前の自分だったら、
一人暮らしなんてそんな寂しいことできないって絶対思ってたろうけど、
でもそれは翻訳通訳っていうね、
パソコンの前にもう一日中座りっぱなしだったり、
次に5つ仕事がやってくるかわからないっていう、
51:03
そんな不安定な仕事をやっていたからこそ、
リビングに行ったらいつものメンバーがいるっていうのを求めてた。
けど今はもう毎日決まった場所にいて、
いわばもうルーティンのような体制で働いてるので、
そうなるとね、家に帰ってほっと一人で静かに過ごすってことが大事だから、
でももう少し広い、たぶんさっきかりさんが聞いた質問は、
例えば国とか文化とかコミュニティに順応できるのかって質問だと思うんですけど、
どうかな、なんかほんとに日本に戻ってきて、
13年?4年?経つんですけど、
正直こんなに長くいると思ってなかったんですよね。
ほんとに23歳の時に、
本当はニューヨークとかロンドンとか、
世界のいろいろな街を旅したい、
とりあえず最初は日本だって思ってたんですけど、
逆に日本にずっとこれだけ長くいると、
この先私は日本以外の場所で住めるのかなって、
少し不安になるときもある。
日本に落ち着きすぎたくないっていう抗いの気持ちがあるんですよね。
すごい外から見ている勝手な意見みたいなのを言わせてもらうと、
姉さんみたいに人権問題とかにすごく興味がある人が、
日本に長く住めるっていうのがすごいなって思って。
今はさっき言ったみたいに意識が変わって、
今変わってきてるから。
例えば本当に2010年当時のままでずっと何も変わっていなかったら、
多分私ももういろいろ我慢できなくなったと思うんですけど、
本当に震災以降少しずついろんなところが、
やっぱり若者がデモをするとか、
そういう自分の政治的な意見を言うとか、
怖くないっていう風になってきたっていうのが、
一つすごい勇気づけられる変化だったし、
あとちょっとカッコ悪いことを言えば、
自分の、この言葉は本当好きじゃないんですけど、
好評品価値っていうものは、
今は日本にいるほうが高いのかなっていう、
54:01
あんまりこういうの言うのもあれなんですけど、
でも意味はわかります。
今すごく大切にされてるっていうか、
言い方悪いけど、需要があるっていうかね、
ユキさんに対する。
だから、そこにいるっていうのは、全然悪いことじゃないと思う。
ビジネスディシジョンみたいな感じで。
私も結構、どっちに向けて仕事をすればいいのかっていうのは、
私は迷うわけですよ。
私は海外に住んでる日本人で、
日本に向けて、例えばなんだろうな、
例えばカナダのものを売るとか、別にそういうのをしようともできる。
そういうふうに、日本のお客さんを増やすべきなのか、
それとも日本のものを海外に紹介するとか、
いつも、私それをしょっちゅうひっくり、
なんかこう、行ったり来たりするんですよ。
迷いそう。
そうそう、だから一時期は、
どっちかに集中しないといけないと思ったんだけど、
最近そういうの諦めたから、
その時、どっちが需要があるのか、みたいな。
で、私もなんかもういいじゃんって、
別にそんな、一生どっちかにいないといけないっていう、
そんなルールはないから。
でも、ニキさんのおっしゃってることはよくわかります。
そうですね。
あと、挑戦って、
これちょっとニカリさんに聞きたいことなんですけど、
大人になるっていうか、
年を取ると挑戦する気持ちが薄れませんか?
ニカリさんの場合はないのかな?
何挑戦する気持ちって?
何に挑戦する?
私の場合は、
結構10代の頃はね、
すごく親が結構過方だったんで、
あんまりこう、いろんなことに挑戦するっていうことが、
あまりできなかったんですよ。
で、20代から、
やろうと思えば、
別に誰も私を止めることはできないんだ、みたいな。
もちろんね、お金とか資格とか、
そういう制限はあるけれど、
でも、夜中に一人でドライブして、
海を浮かびたいと思ったら、
あ、私それやっていいんだ、みたいな。
で、たまたま、
ペースで出会った男の人から、
後日メールもらって、
今度遊びに行こうよって言われたら、
あ、私その人についてていいんだ、みたいな。
そういうことをどんどんどんどん積み重ねていくうちに、
やりたいと思ったら、やっちゃっていいんだっていうところで、
結構すごく無敵だったんですよね、
20代のうちは。
でもやっぱ30になってから、
恋愛にしても、仕事とかキャリアにしても、
57:05
住む場所とか、いろいろにしても、
安全な方を選ぼうとするところがすごくなって、
ないですか、ゆかりさんはそういうの。
私はどうだろう、ないような気がする。
ないんだ、常に挑戦を続けてる。
私、人からあれをやりなさいとか言われるのがすごく嫌だし、
私の中で一番大事な価値観の一つは自由だから、
やりたいと思ったらやる。
今私、映画の業界に仕事のピボットしている途中で、
もっと映画業界で仕事をしたい。
だってそんなの今まで映画の仕事とかしたことないんだけど、
今いろんな人とネットワークとかして、
もっとこういう仕事があったらくださいとか言ってるところだから、
そういう意味ではチャレンジではある。
だからやりたいと思ったら、私は結構サクッと行く方。
でもやっぱり、
例えば自分のパートナーがめちゃめちゃ裕福な人で、
自分は今まで全く仕事をしなくてよくて、
好き勝手にやってきて、
でも私のこの結婚ってちょっと違うと思った時に、
その人とすぐ離婚できるかとか、
そういうのってやっぱり難しいと思うんですよ。
自分の感情をフォロー・ヨーパッションっていうのは簡単なんだけど、
やっぱりセキュリティとか、
特に例えば子供がいて自分は一人で子供を養えないとか、
そうなってくるとやっぱり、
それがまさにしがらみっていうものだと思うんだけど、
そういうのがあったら、
やっぱりチャレンジするのは難しくなってくると思うけど、
私今なんかない、そういうのが。
子供も大きくなってるし、
今まである程度自分で仕事してきたから、
あんまり参考にならない答えかもしれない、
私の場合は。
なんでしょうね、
私が勝手にビビリになってるのかなって、
もちろん、何かすごいやりたいことがあって我慢してるってわけでもないんですよ。
これは昔の自分はもっとこうだったって言ってるだけかもしれないけど、
これが年を重ねるっていうことなのかなって思いながら。
でも一般論としてはそうだと思いますよ。
別に一晩中クラブで、
ウェーイって踊り狂いたいわけでもないんですけど、
1:00:01
やっぱり自分今37っていう年齢で、
本当にもともと他人と自分を何かで比べるっていうことはあんまりしない人間なんですけど、
別によくある適齢期とか、
ちゃんと、本当にそういうの、
親からもプレッシャーないままここまで来たし、
やっぱり自分のこれから考えて、
育児とか、
自分の子供が欲しいっていうところはほぼ確実にないけれど、
誰かの子供というか、
小さな人間を育てるような機会があれば、
それができるような大人の器でありたいなって思うから、
そういうところで私はどういう器の人間になりたいだろうみたいな、
そういうことを考えるのは楽しいし、
自分の40代50代は全然何のライフプランもないんですけど、
ライフプラン今まで立ってこなかった割には、
いろんな方との出会いとか縁があって、
自分のフォロー用パッションじゃないけど、
やりたいこととやりたくないことを、
うまくなんとかその間をすり抜けてきたから、
今があるわけで、
だからなんだろうな、
一つのここだけが私の場所だっていうこだわりはないってさっき言いましたけど、
今はたぶん、需要とか求められているものに答えることができるっていう、
今のラジオパーソナリティの仕事だったりっていうところは、
一つの安全な場所としてちゃんと持っていたい、
けれど安全な場所にしっかりホールドしながら、
ちょっとよくわからないけど、なんかキラキラしてるけど、
これ触っても大丈夫かな、触ったら怒られたなって思いながら小さい子供がね、
怒られた動画試そうって言うわけじゃないけど、
触りたいって思ってそーっと手を、
なんかあっちの方に差し出してるとか、そんな37歳ですね。
いや、面白い。
でも結構みんなそう思ってるんじゃないかなと思うけど、
気がついたらすでに1時間喋ってるんだけど、
1:03:02
本当はですね、
本当は質問コーナーがあるので、質問コーナーに入っていいですか?
わかりました。
結構10個質問があるんだけど、
でもその前に、これはみんなに聞いてる質問ですけど、
これまでで直面した最も大きな試練は何でしたか?
そしてそれをどうやって乗り越えましたか?
いやー、これ結構難しい。難しいっていうか、
1番って決めるのってなかなかあれですよね。
でも、これはちょっと、なんて言いますか、
少し恥ずかしい話なんですけど、
自分の名前をググるとすぐ出てくる情報なんですけど、
3年か5年くらい前に、
LGBTの人たちの情報ポータルサイトみたいなところに取材を受けたことがあって、
当時自分いろいろ悩んでいたというか、揺れてた時期があって、
自分の愛する人を一人に絞ることがどうしても難しいというところから、
自分はポリアモリーっていうところにしっくりくるものがあるんじゃないかっていう、
そういう話をウェブメディアに顔出し、実名で出すという、
かなりチャレンジングなことをしたんですけれど、
その当時お付き合いをしていた複数の方々がいて、
そこに関連するところでいろいろな試練があったんですよね。
やっぱりすごく相手のことを大切に思っている。
大切に思っているんだけれど、
それイコール他の人も大切に思わないには、私の場合にはなかなかなれなくて、
だからやっぱり自分の愛するパートナーからすると、
大切なら他の人のことを愛せないだよって思うのはわかるんだけど、
自分はそれを頑張って他の人のことを一切興味も持たないし、
あなたのことだけずっと見てるよって努力すればするほど、その人のことを憎んでしまうっていう。
なんで私は他にも好きな人がいるのにそれを許してくれないのみたいな。
それが結構大きな葛藤で、
1:06:00
それが最初になったのは20代の前半の頃なんですけど、
それですごく不必要に大切な人を傷つけたりしたし、
でも自分としてはまだ気持ちを伝える言語がなかったというか、
本当に最終的にもううまくいかないならそれはしょうがないんだという。
どう頑張ってもこれはもう2人は、この絆は形を変えるしか方法はないんだって思ってても、
それを認めたくなかったから、
自分のそれをセクシャリティと呼ぶのかどうかはちょっとわからないんですけど、
自分の愛情の形、愛情表現とか、
アイデンティティな部分で、
誰かを傷つけたくないのに自分が自分らしくあろうとするだけで、
誰かを傷つけてしまうっていうことはすごく大きな葛藤で、
どう乗り越えたかっていうのも全然乗り越えてるって感じではないんですけど、
やっぱり、それから色々な人たちとの出会いもあったりしたんですけど、
オネスティが、誠実さが人を傷つけることもあるっていうことは、
受け入れなきゃいけないけれど、
じゃあ何が誠実なのかっていうことも、
結構20代とか30代頭で何度も何度も失敗を重ねながら経験したことなんですけど、
やっぱり相手を大切にする、誰かを大切にする、誰かを愛する、
自分も愛する、自分も大切にするって、
それが、なんだろうな、
リンゴはリンゴ、レモンはレモン、はいって、
っていう感じで分類分けできたら簡単だけど、
どうしてもリンゴがレモンになろうとするとか、
レモンがパイナップルになろうとするっていうところで、
それをやめようって思った、なんか変なこと言いちゃった。
やめようって?
それは、
必ずしもね、今まで自分が経験してきた、
いろんなそのリレーションシップ、必ずしもね、
複数恋愛だったとかポリアモリだったとかわけではないんですけれど、
その可能性はあるよって最初から言うようにはしていますね。
1:09:02
今はあなたのことしか好きじゃないけれど、
これから先、あなたのことを好きでいながら、
他の人のことも好きになるかもしれない。
その時は何が起こるかわからないけれど、
でもあなたには正直に言いたいって、
本当に最初から伝えるようにはしています。
なんかそれしかできない気がする。
私は当事者じゃないから何とも言えないけど、
だからそれが最低限できることで、
でもそこにたどり着いただけでもすごいと思う?
本当にいろいろね、かなりの修羅場を通ってきたっていうのもあるんですけど、
でもやっぱりその時にね、その時のパートナーの人が、
自分以外に好きな人が出たの、じゃあもうダメだね、さよならって、
なったらなったで、それはすごく悲しいけれど、
でもやっぱり長期的に考えたらね、
誰かが誰かに嘘をつきながら、本心を隠しながら、
もうこのままでいいや、安定を優先しようっていうよりかは、
辛いけれどオーセンティックな方を選ぼうって思うと思うので、
もしかしたらその時に相手の人も、
そもそもなんでリレーションシップって一対一じゃないといけないんだろうとか、
別にそれがいけないってわけではないけれど、
そういう可能性を否定したくないっていうのが、
自分でもなかなかね、こういう話をするとどうしても恥ずかしいなって思ったりもするんですけれど。
いやいやいや、ありがとうございます。
OK、そしたらですね、今から10個質問するので、
あんまり比較考えずに答えてください。
1番、これでもニキさんわかるかわかんないけど、
あなたのラブランゲージはなんですか?ラブランゲージってわかります?
わかりますわかります。
何でしょう?
えーとね、ちょっと待って、5つあるんですよね、ラブランゲージ。
そうそうそう。
Words of Affirmation, Physical Touch, Quality Time, Acts of Service, Receiving Gifts
えっとね、Words of Affirmationが1番で、Physical Touchが2番だと思います。
これ何年か前にネットでクイズやってるんですけど。
1:12:03
何だっけ、賞賛の言葉?褒め言葉?
褒め言葉、愛情の言葉とかそんな感じですね。
愛情の言葉と身体的な触れ合い、スキンシップですね。
だから本当に些細なことでもいいし、
自分の中でこれだけは絶対に相手の条件として、
最低条件が、ごめんなさい、ありがとう、お願いしますを言える人っていうのが1つあって、
本当に別に全てにおいてじゃないけれど、
いざという時は、必要な時は、ちゃんとその言葉が出てくる人じゃないと、
私はリスペクトできないなって思ってて、
だから、あとは、些細なことでね、
今日は、別にそんなキザな言葉を言えるときじゃないんですけど、
君と一緒にいて、幸せな気分だよとか、
これ日本語で言うと肩に歯が抜けるんですけど、
だから、そんなね、キザなことじゃなくても、
今日は楽しかったとか、
一緒にいるとほっとするとか、
そういうなんでもないことを言葉に出せる人で、
やっぱり、さりげないふれあいとかができる人が、
私もそれをしたいし、それをされたいってやつですね。
なるほど、なるほど。
2番、子供の頃の一番恥ずかしい話は何ですか?
子供の頃じゃなくてもいいんだけど。
何歳だったかな。
小学校3年生か2年生の頃に、レンタルビデオ屋さんでお漏らししたことです。
でも、それ結構ありがちだと思う。
いやー、でもね、さすがにもうこの年で。
トイレに行きたいって言えなかったの?
そう、トイレに行きたいって言えなかったんですよ。
なんか、親と家族でどっか外まわってて、
最後にビデオ屋さんでビデオ借りて帰ろうって。
じゃあ、もうここでビデオ借りてたら、家で一回おしっこすればいいやと思ってたんだけど、
それがどうしても言えなくて、
ビデオの棚の前でしゃがみこんで、
一生懸命しゃがみこんで、選んでる。
そこに集中さえすれば、匂いが消えるんじゃないかって。
で、次の瞬間も水たまりで、
お店の人にひらやまりで、
1:15:03
雷落とされるわで、
歩いて帰りなさいって言われて、
車にも汚れるから、歩いて帰れって言われて、歩いて帰りましたね。
えー、かわいそう。
なんでそこで一言ね、トイレに行きたくていなかったのかなっていう。
いや、でも結構ありがちな気がする。
OK、じゃあ3番。何が怖いですか?怖いものは何ですか?
怖いもの、oh my god。
怖いもの。
目、そうですね、目。
なんていうのかな。
メンタルヘルスがすごい手のつきようのないほど、悪くなることが一つかな。
今自分は結構ありがたいことに、全然メンタルヘルス的に抱えてる感じはしないんですけど、
過去に結構ね、1年ぐらいほとんど寝てるような、
寝てるか仕事に行ってるかみたいな感じの時期があって、
仕事に行かなきゃいけないって時は起き上がれるけど、
何かをしなきゃいけないっていうのがなかったら、
もう誰も私を人としていないから寝てますみたいな時期があって、
やっぱり病気とかもそうですけど、
自分が自分で亡くなってしまう、どうしたらそれを取り戻せるのかわからないっていう、
それの怖さはね、ちょっとは知ってるので、それかですね。
分かる。私もなんか思う。
こういうこと言ったらたぶん怒る人がいると思うんだけど、
病気になるって死ぬよりも、私はアルツハイマーとかになるほうが怖い。
富士の病でって言われたら、結構私諦めつく人だと思うんですよ。
あなたの嫁はあと何ヶ月ですとか言われたら、そっかもう仕方ないってやりたいことを今のうちにやろうとか、
最後みんなに会おうとかそういうことを考えると思うんだけど、
その計画さえもできない。
自分に自覚がないっていうのは、私はそれはものすごく怖い。
そうそう、自覚がないとか、自我がなくなるって、別のものになってしまうっていうのが怖いけどね。
その時になったら、たぶんその恐怖さえも消えてしまうかもしれないけど。
そりゃそうだ。分かります。
4番、どんなことがあなたを脆く感じさせますか?
これもね、これも何だろうな。
仲間がいないと感じるときかな。
1:18:03
仲間っていうのはつまり、自分のことを分かってくれて、かつ私がその人を、この人は分かってくれる人だって思えるっていう、
その相互的な、分かるよ、分かってもらったみたいな。
それがない、それがもうなくなったとか、周りに近くにないと感じると、
そうだな、結局そうするともう倒れるのは自分しかいないっていう風に感じちゃうんですけど、
それってやっぱり強く見えて、強そうに見えて実はすごい弱い、脆いのかなって思うかな。
なるほど。
5番、座右の銘は何ですか?
何かあったんだよな、これ。出てこないならあったのかって。
これだって思ったのがあった。
覚えてないな。
もう思い出せないから、今なんか別の当たり方しよう。
半径5メートルで満足するなですかね。
半径5メートルで満足するな?
自分の周りの半径5メートルさえ良ければ、まあいいやって思いたくない。
なるほど、初めて聞いた。
はい、自分で作ったんです。
自分で作った、すごいすごい、なるほどね。
これ多分ね、すごい大昔にやってたブログにぶちまけた言葉なんですけど、
やっぱりその当時、日本に戻ってきたばかりの、
やっぱり今みたいにね、社会問題をみんなで考えようって、
みんなで対話しようっていうような動きがなかった頃に、
全然自分が関心あることを誰かに話しても、
へえ、真面目だね、みたいな風にしか思われないみたいな。
それで結構すごく鬱憤が溜まってて、
やっぱりそういう人たちへのアンチテーゼルもあったかもしれないけど、
でも私はやっぱり、自分の半径5メートルさえ楽しくて、
豊かであれば、あとは別に関係ないやって思うのは、
1:21:04
私はそうありたいと思わなかったから、
もっともっと自分の視界に入ってこない、
自分の半径5メートルの中にある物を、
誰か遠い遠い誰かが作ってくれたとすれば、
その人も私の半径5メートルに直結している人だし、
その人のことが視界に入っていなくても、
その人のことも少し考えたり、関心を持ったりしていたいという、
そういうのですかね。
私はグレートショップに昔働いていたので、
そういうことを思うようになりました。
いいですね。ありがとうございました。
6番、無人島に島流しにされて、
一つだけ何か持って行っていいと言われました。
何を持って行きますか?
スマホはダメです。人もダメです。
無人島に、そこには食べ物とか水とかはあるんですか?
それは分からない。
それ、これ毎回聞いてるけど、定義したことないんだけど。
島流し、怖いな。平家か。
普通の植物は育っているという前提で、
何かいました。
枕かな。
枕か。枕って言った人はいない気がするな、今まで。
一日中、島の中をいろいろ、
食べ物とか使えそうなものを探して、
洞窟か何かに戻って寝るときに、
あそこに戻れば枕がある。
枕、大事な気がする。
大事ですよ、枕。
明日を生きるためのエネルギーチャージをする。
いいな。
7番、死ぬまでにやりたいことリストの中の一つを教えてください。
オランウータンに会いたい。
オランウータンってどこにいるの?
マレーシア、ボルネオにいるそうです。
ボルネオに保護地みたいなのがあると思うんですけど、
なんか知らないけどね、
なんか子供の頃からオランウータンに愛着があって、
オランウータンサンクチャリでボランティアとかしたら、
ちょっとね、触れ合いとかできるかなとか、そんなこと。
なんか楽しそう、いいな、いいですね。
1:24:03
目と目で会話がしたい。
8番、今何を読んでいますか?もしくは最後に読んだ本は。
今ね、ちょうど目の前に置いてあるんですけれど、
松田青子さんの女が死ぬという短編集を読んでいます。
この方はですね、持続可能な魂の利用という、
すごい私としては結構エンパワーメントな小説を書いていて、
フェミニズムっていう言葉を使わずに、
すごくフェミニズムを語れる方なんですよ。
この女が死ぬっていうのは、映画の中でね、
これは短編集なんで、いろんな話があるんですけど、
1ページとか2ページで終わる話もいっぱいあって、
この女が死ぬっていうのは、
映画の中で作品のストーリーとかドラマを盛り上げとして、
女が死ぬっていうところを、すごく皮肉を込めて書いている。
面白そう。読みたい。
そうなんですよ。アメリカのシャーリー・ジャクソン賞の短編部門の候補作としても選ばれています。
もともとこの人は翻訳もやっている人で、
英語にも訳されている小説があります。
ちょっと探してみます。面白そう。ありがとうございます。
スカッとする話もいっぱいあります。
こんなかっこいい日本語の文章があるんだと思いました。
読みたい、読みたい。ありがとうございます。
9番、飽きずに何度も見れる映画は何ですか?
ウェイキング・ライフというアニメーションなんですけれど、
結構古いっていうか、2006年、ちょっと待ってくださいね。
2001年に公開されたアニメーションなんですけれど、
実物の役者を撮影したフィルムの上から絵を描くという技法で、
スキャナー・ライフリーというキアノ・リーブスが主演していた映画も、
この監督さんなんですけれど、リチャード・リンクレイターという人で、
どういう話かというと、これすごい説明するの難しいんですけれど、
僕は今、起きているのか眠っているのかということを、
1:27:00
映画の中ずっと問い続ける、主人公とも言えないけれど、
私たちは今この瞬間、私とあなたは会話をしている。
私の頭の中のこのアイディアを、私は英語という言語を使って、
喉を震わせ、音というものを言葉にし、あなたに伝え、
あなたはその言葉をキャッチし、そのアイディアをあなたが受け取る。
でもこれってつまり?という会話劇なんですよ。
いろんな人たちが突拍子もなく始まる会話をして、またシーンが変わって、
また眠っていた男の子が目を覚まして、
あれ?でもまだ眠っているんじゃね?これ。あれ?目なんじゃね?
ということを永遠に繰り返す。
すごいなんかトリッピーだけれど、めちゃくちゃ哲学的で、
結構その尻滅裂な会話劇っていうのが結構好きなんですよ。
どこで見れるんだろうね?ネットで探す?YouTubeとかに載ってるかな?
YouTubeだったら予告編とかはあったりするし、
あと一応日本だとね、YouNextっていうところで確か見れますけれど、
ちょっと探してみます。
隠された名作だと私は思っていますので、
面白そう。
ウェイキングライフをチェックしてください。
ありがとうございます。
OK、じゃあ最後の質問です。今何に感謝していますか?
何に感謝していますか?
こういう時に優等生な言葉を言おうかどうしようかなって迷う気がするんですけれど、
ご先祖様に感謝しています。
ご先祖様?
はい、ご先祖様っていうのもね、
これも何年か前に自分がうつみたいなモードに入ってた時期に、
すごく尊敬していたインフルエンサー、
インスタでたまたま出会ったインフルエンサーみたいな人がいて、
その人をすごい当時の私リスペクトしてて、
いつかリアルで会いたい、東京に住んでる人にリアルで会いたいと思ってたんですけど、
その人と一回渋谷の街を当てもなく歩くという、そんな会見をした時に、
結構叱ってくれたっていうか、
何であなたはここにいると思う?何であなたが生まれたかと思う?っていう質問されて、
1:30:02
親の精子と卵子が合体してからですみたいな風に言ったら、
違うみたいな、そこ否定されて、
その母親とか父親とか、そういうところよりもさらにさらにさらにさらに、
もっともっと遡って、
あなたの親の親の親の親の親の親の親っていう人たちが、
出会って、子どもを産んで、
また別のどこかの人たちの子供と出会って、またその人たちの子供がっていう、そこであなたがいるんだみたいなことを話されて、なんかね、もっと綺麗な言葉が出たんですけど。
でもね、どっかにすごいメモがしてあって、自分一人で生きる人生じゃないんだっていう、命は繋がっていて、
何百人何千人もの人間が繋いできたものが、あなたという集結体だということを言われて、
なるほどね。
で、その時は何言ってんだ、なんか私のことを勝手に分かったような気になってんじゃねえよって、そこは思ったんだけれど、
でもすごく後でいろいろスマホにメモした言葉が残ってて、感謝するっていうのは具体的にね、
名前も顔もどういう人間になったかも知らないし、もしかしたらすごい極悪人が中にはいるかもしれないけれど、
でもそういう人たちがいたから、まさかね、こうやってジャパンという国に自分の子孫がいずれ生きるなんて思わなかったかもしれないけれど、
感謝っていうよりかはアクノレジメント、何て言うんだろう、ありがたいとか、サンキューっていうよりかは、
あ、私が今いるのはそういう人たちのおかげなんだっていう、ジェイスとして受け止めるっていう。
なるほどね。
面白い。ありがとうございます。
いえいえ、なんかすごい長くなっちゃいました。
いっぱい話してすごく長くなりましたが、ちょっとこれはまた深掘りしたいトピックもあるので、また今度また戻ってきてください。
ぜひ、ありがとうございます。
なんかやりましょう。
編集とか大変かもしれませんけど。
大丈夫です、大丈夫です。
ありがとうございました。今週のゲストは、キニマンス塚本ニキさんでした。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
1:33:09
さて、ニキさんとの会話いかがでしたか?いや、盛り上がりましたね。
実はこの収録の後も1時間ぐらい話し込んでしまって、ズームが終わる頃には日本は朝の5時を過ぎていたんですが、本当に楽しかったです。
私もニキさんも日本語圏と英語圏という2つの文化を日常的にまたいで生活しているというところで、いろいろと共感するところがありました。
ニキさんおすすめの本と映画は、このエピソードの詳細欄にリンクを貼ってありますので、見てみてください。
私も早速、女が死ぬの本を購入しました。
さて、それでは今週のポジティブです。今週のポジティブは、先週、結婚10周年を迎えたということですね。
とは言っても、私も夫も忙しくて、何も特別なことはしていないんですが、近いうちにどこかに小旅行などに行きたいなと思っています。
結婚している人はみんな知っていることだと思いますが、結婚、パートナーシップってものすごく難しいんですよね。
今の夫は私の2人目の夫で、前の夫とは15年結婚していましたので、とりあえず今の夫と最初の10年が無事に迎えられてありがたいなと思いました。
そして最後にお知らせです。前回のエピソードでもお知らせした通り、ブレネーブラウンブッククラブ1月からの回の募集を開始しました。
Daring Greatlyというこれは、日本語訳は本当の勇気は弱さを認めることという放題で出ている本ですが、読んでいくのは英語バージョンです。
勇気を出してアリーナに出ていくってどういうこと?ということを学ぶ本です。
開始までもう1ヶ月切りましたね。続々お申し込みが届いていて、1月からまたみんなで読んでいけることを楽しみにしています。
このエピソードの詳細欄にリンクがありますので、興味のある方はぜひ。
そして、はみだいぼう年会を日本時間12月31日の朝11時から、北米時間では12月30日の夕方6時、これは西海岸時間ですね、から開催します。
今年のテーマは、「2022年で終わりにしたいことは?」です。
こちらも参加申し込みフォームはこのエピソードの詳細欄にリンクがありますので、お時間ある方はぜひ遊びに来てください。参加は無料です。
そしてこちらも前回のエピソードでお知らせしましたが、サクマグコレクティブのWE ACT第3弾の本を抽選で2名の方にお送りします。
はみだいからのクリスマスプレゼントということで、12月20日まで応募を受け付けていますので、WE ACT希望と名義の上、はみだしけい at gmail.com までご応募ください。
1:36:00
世界中どこからでもご応募いただけます。
それでは今週もお聞きいただきありがとうございました。
はみだしけいライフの歩き方は、プロデューサー・ホストのピアリスゆかりが、未成都のコーストセーリッシュ領域であるカナダ・ブリティッシュコロンビア州ビクトリアで制作しています。
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さてここまで聞いてくださった方に今週の内緒話をお話します。
今週の内緒話は今週のエピソードをカナダ時間の朝10時に収録したということはインタビュー内でもお話しましたけども
うちの夫がキッチンでバタバタしている生活音がもうなんかキッチンにマイクを置いてたんかいっていうくらいめちゃめちゃうるさく入ってて
これをね編集して消すのが大変でした。
朝ごはんを作っているカチャカチャした音とか電子レンジのピーピーピー音とか
もうねそっちを編集する方がインタビューの編集よりも大変だったですね正直。
私は音にうるさい人間なのでいつも夫にうるさいうるさいって怒ってるんですけど
今回は今までで一番うるさかったです。
もしちょっとお聞き苦しいと思われた方はすいませんそれは全部うちの夫のせいです。
というわけで今週も黙らないような黙らない人でいてくださいね。
01:38:46

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