葛根湯の効果と使い方
おはようございます。蜜のあじ子です。 お聞き苦しい声ですが、
今年2度目の風邪をひきました。 いやー、風邪なんて、
めったにひかなかったんですが、 確実に衰えてますよね、これね。免疫力。
先日、自律神経の話をしたばっかりなのに、 早くもやられてます。
今日の配信、 お休みしようかと思ったんですが、
これについて話しておこう、 そう思って、
マイクの前におります。 今回のテーマは、
葛根湯、 数日前から、
鼻水がひどくて、 えっ、今頃花粉症?と、
思うぐらい、 仕事中も5分に1回は鼻をかむ、
という状態だったんですが、 おとといかな、
あ、これ、熱出そう。 ありますよね、そういう予感。
背中がゾワッとして、 頭がなんとなく回ってない。
そこで、 これは早いうちに治さねば、と、
葛根湯を飲みました。 この葛根湯、
風邪の引き始めに、と、 よく言われますが、
合う人、合わない人、 実は体質によります。
葛根湯の働きというのは、 風邪の症状を抑えるわけではなくて、
熱を上げて、 自分の免疫力を高める薬です。
この作用が、 ある生薬というのが、
マオウなんですが、 麻黄って大魔王の魔王じゃなくて、
黄色い麻と書きます。 働くのは、エフェドリンという成分。
この成分、 アドレナリンと、
よく似た構造をしていて、 体内では、自律神経で言うと、
交感神経を、 刺激して、
気管支を広げ、 血圧を上げ、
発熱を促す成分なんです。 熱が出るということは、
体力を非常に消耗する。 つまり、
葛根湯は、 基礎体力の高い人しか、
使うことのできないお薬です。 普段から、虚弱な人や、
寝たきりの老人なんかには、 処方してはいけないとも言われています。
飲むタイミングとしては、 熱が上がりそう、
なんかゾワゾワする。 この時に、ガツンと飲むと、
徐々に体温が上がり、 たくさん汗をかいて、
一晩寝ると、お腹がグーッとなって、 目が覚める。
これが、私の風邪ひきルーチンです。 今回は、仕事が立て込んでいたこともあって、
葛根湯の注意点
病院に行けなかったので、 常に買っている常備薬の葛根湯を飲みました。
この葛根湯、市販で買う時の ポイントなんですが、
満量処方と書かれているものを、 選んでください。
漢方薬に限らず、 市販のお薬は、
病院で処方されるものよりも、 効き目が穏やかにしてあることが多いです。
葛根湯に関しては、 病院で出されるエキス剤の
3分の2ぐらいのものが、 たくさん売られているんですが、
満量処方と書かれているものは、 病院で出されるものと、
処方が同じ量含まれています。
もちろん、飲むのは自己責任 なわけですが、
さっきも言ったように、 葛根湯を飲むと症状が抑えられるわけではないです。
交感神経が優位になるわけですから、 気道が開き、
鼻づまりが改善されて、 呼吸は楽になります。
しかし、熱が上がって、 目が冴えてきます。
実は、 覚醒剤と同じような作用があるんです。
ゆっくり寝ようと思っている時には、 向かないお薬です。
体の痛みが緩和し、 汗がたくさん出ると、熱が下がります。
ただ、体力を非常に奪われるので、 熱が下がった後は、お腹がすきます。
あとは、長引いている風邪には向かないです。 咳が続く風邪や、
何日も高熱が続いている時には、 葛根湯は向かないです。
あくまでも、風邪の引き始め、 熱がまだ上がっていない時に、
ぐっと免疫力を上げて、 風邪のウイルスと戦う、
お薬なんです。 昨日、丸一日寝たり起きたりしながら、
葛根湯とチョコレートを繰り返し摂取しまして、 今朝、すっかり熱も下がり、
今、お腹が鳴っています。
消化に良いものでも食べて、 明日からの仕事に備えたいと思います。
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お相手は蜜のあじ子でした。 現在、朝の5時。
まだ若干、頭は重いですが、 今日1日ゆっくり休みたいと思います。
ご心配なく。
