◻︎今回のテーマ「平安の香り」
・六種薫物(むくさのたきもの)
・荷葉(かよう)
・意外と勉強した源氏物語
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サマリー
今回のエピソードでは、平安時代の香りを深く探求しています。特に、源氏物語に登場する香りや、香炉を使った香りの楽しみ方について語っています。
平安時代の文学と香り
おはようございます。蜜のあじ子です。
お正月の我が家の風物詩。 取りためたドラマを一気見するというやつですが、早くも昨年度の大河ドラマ
「光る君へ」 全48話
完結しました。 源氏物語の作者と言われている
紫式部を主役にしたこのドラマ。 文学少女だった頃を思い出し、
楽しく見ることができました。 もちろん出てきた香りの話。
今回のテーマは、平安の香り。
大河ドラマの一気見は、 3年前の
「鎌倉殿の13人」からだったと思うんですが、 そもそも歴史に詳しくないので、
戦国時代とか、幕末とか、 人の名前がぜっんぜん覚えられなくて、
1週間開くと、 前の週のあらすじ忘れちゃうんですよね。
まあ、単に物覚えが悪いといえば、 それまでなんですが、
それにしても今回は、 4日間で見終わった。
なかなかの入り込みぶりだったと思います。
一つは、大石静さんが 脚本を書いていて、
ズバリ恋愛ファンタジーなんです。 だいたい平安時代の
女性たちの生活って、 ほとんど記録が残ってない。
もちろん、物語として、 源氏物語とか、
枕草子が残っているとはいえ、 文字だけなんですよね。
ドラマを見てて思ったのは、 まず女性たちの名前。
主人公の紫式部は、 まひろさんという名前なんですが、
これはどこにも残っていないので、 創作ですし、
私が学生時代は、 紫式部が仕えた女御の名前も、
中宮彰子(しょうし)と覚えてたんですが、
ドラマでは和風に、 あきこ様と呼ばれてました。
そう、文字しか残ってないから、 読み方がわからないってことですよね。
もちろん写真や映像はないし、 せいぜい絵巻物が残っているとして、
衣装や髪型の再現はできるとは思うんだけど、
そもそもがファンタジーの世界。
ドラマにありがちで、演出も各回違うので、
急にロックな音楽が流れてきたり、 ラブシーンの演出、これでいいの?
って思うようなシーンがあったり、 セリフも完全に現代の言葉なので、
ちょいちょいツッコミを入れながら、 楽しく見ることができました。
香りを思わせるシーンは、ちょくちょくあったのですが、
香りの楽しみ方
具体的に出てきたのは、 中宮彰子様が御懐妊されたシーン。
仕えている女房が、 「荷葉でございます。」
と香炉を差し出した時に、 お決まりの
口を押さえて、「うっ!」 というあのシーン。
荷葉ってなんだ?と思って調べてみると、 平安時代に調香された、
6つの香りの1つとわかりました。
六種の薫物と呼ばれるんですが、 平安時代の香り、大人気TOP6
というところでしょうか。 そのうち、荷葉というのは、
夏にふさわしい、 ハスの花の香りに似た
お香のようです。 配合を見てみると、
使われているのは、 沈香、安息香、白檀、丁子
甘松香、 藿香、甲香、鬱金。
現在、漢方薬にも、精油にもなっている 植物があります。
中心となっているのは沈香。 東南アジアで採れる沈丁花の仲間。
この木に傷がつくと、樹脂が出てくるんですが、 これが長い年月を経って、
この香りになるので、 簡単に作るというわけにはいかないようです。
この沈香の中でも、 ベトナム産の最高峰の香木のことを、
伽羅と呼びます。 これらの
香の材料を、 蜂蜜や酒で、
まとめて丸く、 お薬のようにしたものを、
香炉で温めて、香りを楽しんでいたようです。
ドラマの中でも、衣に香を薫きしめる 伏せ籠と呼ばれる、
籠を使っているシーンも出てきました。 実は高校生の頃、
源氏物語の、 光の君のところだけではありましたが、
3年間かけて、古典の授業で、 みっちりやったんです。
なので、意外と詳しいんです。
源氏物語にも、香りの話がたくさん出てきます。
千年以上も前から伝わる香り。
うーん、本当にファンタジーです。
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なんと次回100回です。 ぜひ、ねぎらいのお言葉をお待ち申し上げております。
お相手は蜜のあじ子でした。 香木の話でいろいろ思い出したので、
平安時代の香り、深掘り編もやりたいと思います。
09:33
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