広島の旅
こんばんは、蜜のあじ子です。
先週末、弾丸広島旅をしてきました。
その目的は、以前もちょっとお話ししたけど、
5月に亡くなった友達のお参り、そして相も変わらずライブです。
友人の遺影を見ながら、そのお父さんと話していると、
そういえば、亡くなった人が戻ってくる香りってあったな、と思い出しました。
今回のテーマは、反魂香。
めちゃめちゃ久しぶりに広島に行ってきました。
関西から向かうと、2時間ぐらいはみておかないといけません。
ライブは夜あるので、終わって帰ろうと思うと、大阪までは帰り着くんですが、
そこから先の足がありません。
ホテルも探してみましたが、いや、これ、泊まれない、というような値段しかついてないです。
大阪は万博の影響で、ホテルが高騰してるっていうのはわかりますが、
地方都市でも、侮れません。
というわけで、今回も強行日帰り、夜行バスで帰ってきました。
めちゃめちゃ快適なんです、最近の夜行バス。
4列シートではありましたが、女性専用席があって、
あれなんて言うんでしょう、ベビーカーについてる日よけ、ほろ、みたいな、
頭から胸のあたりまで、がばっと覆われるような目隠しがつくんですよ。
スマホを見てても平気だし、周りのにおいとかもね、遮断されてて、
ちょっとした一人部屋な感じです。
ノイズキャンセリングの効くイヤホンをずっとしてたので、
多少振動はありますが、2、3時間はぐっすり寝てたんじゃないかなと思います。
まあ、そんな話はいいとして。
ライブ友達だったなおえちゃんの話、以前ポッドキャストでもしたんですけれども、
時々、ライブを見ながら、
あ、隣にいるんじゃないかな、今、って思うことがあったり。
亡くなった人がよみがえる香り、
反魂香というのがあります。
反対の反に、魂の香りという字です。
この香りをたくと、煙の中に死者がよみがえる。
もともとは、中国の古事の中に出てくるようなんですが、
日本でも、雨月物語とか、落語の演目にも反魂香出てきます。
伝説とアニメ
最近始まったアニメ、しゃばけ。
原作を読んだことがあったので、この秋見始めました。
畠中恵さんの大ヒットシリーズ。
私は最初の一巻しか読んだことないんですけど、
これまでシリーズで24冊もの本が出てるそうです。
大人気小説のアニメ化なので、
放映1回目を見てみましたが、思った以上にキラッキラしたキャラクターでした。
時代物で、もののけとか、血なまぐさいシーンも多いので、
キャラクターがかわいくて、あれちょっと思ってたのと違うってなってます。
まあ、個人的な感想です。
オーディブルにもあったので、早速聞き直してみました。
そうそう、反魂香ってこの物語に出てきたなって、それで思い出しました。
これから読む方とか、アニメを見る方もいると思うので、
ネタバレはしないでおこうと思いますが、
この反魂香、そもそも伝説上の香り。
有名どころだと、中国の白居易、その「李夫人詩」に出てきます。
前漢の武帝、その夫人が亡くなった時、
悲しみに暮れた武帝は、従者に霊薬を作らせ、
それを焚いたところ、煙の中に李夫人がよみがえったと記されてます。
その香りの作り方は、まず反魂という名前の木の根っこを伐採して、
玉の釜の中でじっくりと煮込む。
その汁をさらに弱火で煮続けると、
飴のようになるので、丸めて丸薬のような形にします。
野生のイチゴのような赤い色をしたこの反魂香、反魂の木なんて存在しないので、
誰にも作ることはできないんですけどね。
反魂香とよく似た名前のお薬、反魂丹というものであれば、現在も存在します。
越中富山の胃腸薬、飲んだことはないですけどね。
この反魂丹と反魂香を間違えちゃうというのが、落語の演目、反魂香。
時々落語も行きますが、この演目を生で聞いたこともないですね。
youtubeで、先々代?5代目の三遊亭圓楽さんのやつが上がっていたので、ちらっと聞いてみました。
圓楽さん、声が渋いですね。
煙の中に死者がよみがえる反魂香、そんなお香があるとしたら、誰に会いたいかな?
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お相手は蜜のあじ子でした。
呉名物、鳳梨萬頭を買ってきました。
久しぶりに食べて、なおちゃんを思い出してます。
美味しい。
