嗅覚の重要性と検査
おはようございます。蜜のあじ子です。久々に科学系ポッドキャストの日に参加します。
今月のテーマは、保健、普段健康診断の会社に勤めているので、
これ得意分野です。 何の話をしようか、いろいろ考えたんですが、
今回のテーマは、 嗅覚を鍛える。
現在私は放射線技師として、 健診会社で胸部のX線撮影、
それから胃透視、胃のバリウム検査を担当しています。
関西に引っ越してきてからなので、 3年半ぐらいになるかな?
以前も、検診バスに乗ったり、 マンモグラフィーの担当だったり、
検診業務、結構長く関わってます。
それなのに気づかなかった。 健診に嗅覚検査がない。
視力検査や聴覚検査は、毎年行うのに。
なんなら仕事によっては、さらに細かく調べることもあるのに。
嗅覚の検診、一度も受けたことはないです。 測定したところで、
メガネや補聴器のように、 比較的手に入れやすい方法で矯正することも難しいです。
ただ、嗅覚の健康、生活の質にはとっても大切。
味がわからなくなったり、 危険に対して反応が鈍くなってしまったり、
嗅覚の低下が認知症の早期発見になるとも言われています。
では、なぜ検診項目にないのか? というと、ちょっとめんどくさいから。
嗅覚障害を感じて、 専門の耳鼻科に行くと、
嗅覚の検査を受けることができます。 私も受けたことはないんですが、
嗅覚トレーニングの方法
ニンニクテストと呼ばれています。 ニンニクを使うわけではないんですが、
ニンニクとにおいが似ている アリナミンの注射液を
静脈に注射して、 自分からニンニクのようなにおいを感じるまでの時間と、
そのにおいがなくなるまでの時間を測定します。 その正常値は、においがわかるまでの時間が10秒以下、
持続時間は1、2分。 意外と早くわかるんですね。
先日、におい展に行ってきました。 そこで展示されていたのは、
ソニーが開発したにおい提示装置。 におい展の会場では、
真実の口、 あのオードリーヘップバーンが手を入れてた石板の口の部分に、この装置が仕掛けられていて、
噴射される香りを選択肢の中から当てる、そんなクイズ形式での展示でした。 メロンとかグレープフルーツ、
ラベンダーやバラ、 中には織田信長の香りだったり、
加齢臭とか不快なにおいも揃ってました。 ランダムに出てくるので、不快なにおいは体験できなかったんですが、
3、4回やってみて、 もちろん全問正解でした。
将来的には、この機械で嗅覚の検査、そしてトレーニング方法に使われることを目的としているようです。
ここ数年、コロナウイルスに感染して、 一時的に嗅覚を失ったとか、
それ以降も何かおかしいと思う人が増えているようです。 生活のQOLを上げ、
認知障害などの老化現象にも関係している嗅覚、
実はトレーニングする方法があります。 4種類の香りを使用した嗅覚トレーニングキット、
こんなものが売っているんです。 これはエッセンシャルオイルでも代用できます。
使用するのは、 バラ、
ユーカリ、 レモン、
クローブ、 この4種類。
これ、全部ハジメテアロマで取り上げたことがある香り。 カテゴリーが全然違うという、
代表的な香り4種。 これをどうやって使うかというと、
まずは、香りを意識して嗅ぐ。
ああ、これはレモンだなぁとか、 はっきりわからなくても、
うん、なんかスッとするからユーカリかなぁ、 というような感じで、
10秒間香りを嗅いで、 一つの香りを嗅いだら、1分間休憩。
そして、次の香りへ。 これを朝晩2回、毎日。
専用のキットを使わなくても、日々の生活の中で、 香りを意識しながら嗅ぐことで、トレーニングになるようです。
例えば、カレーを食べている時に、 ああ、スパイスの香りがする、
とか、お散歩途中に見つけた、いい花の香り、
ああ、これは何の香りかなぁと、 意識してみたり、
男性だと60歳以上、女性だと70歳以上になると、 嗅覚の衰えが目立ってくるんだって。
これからも意識して、 においを嗅いでいこうと思います。
科学系ポッドキャストの日、 今月は、
腸内細菌相談室の鈴木さんと、 宇宙ばなしのりょーさんが、共同ホストをしてくださってます。
漢方薬や胃腸の話で、腸内細菌はたびたび出てきます。 ポッドキャスト聞いて勉強させてもらいます。
りょーさんとは何度もお話ししてるんですが、 宇宙とにおいの話で、いつかコラボをしたいなぁと思ってたら、
人気者になりすぎて、声かけられなくなりました。 共通テーマ、保健で、たくさんのポッドキャストが参加してます。
プレイリストを貼っておくので、ぜひ聞いてみてください。 お相手は蜜のあじ子でした。
織田信長のにおい。 めっちゃいいにおいだった。
