入眠本のすすめ
おはようございます。ひとり旅食日和のHACHIです。
このチャンネルでは、ひとり旅が好きな私が、ゆるっと旅行のことや日常生活についておしゃべりをしているチャンネルです。
はい、ということで今日は、本について話そうかなと思っています。
というのは、ちょっときっかけになった本がありまして、
最近、結構何かと話題の方ですね、文芸評論家の三宅嘉穂さんの本をちょうど今2冊読んでまして、
そのうちの1冊がですね、「人生お助け処方本」という本で、
源頭者さんから出てるんですけれども、これがこういうシチュエーションの時に読むといいよっていう本が、三宅さんの独断で綴られている本になります。
かなり細かいシチュエーションでして、例えばお風呂に入りたくない時に読む本とか、
あとは、眠れない時に読む本とか、
あと、旅に出る前に読む本とか、 あとですね、合コン前に読む本。
面白いですね。あと、
女に生まれたくなかった日に読む本とか、なんかすごいこと細かいんですよね。
これがなんと33冊も紹介をされていて、まだ全然読み始めたばっかりなんですけど、
そこで、ほんと序盤に、なるほどなって思ったことがあったので、思ったフレーズがあったのでちょっとご紹介します。
序盤の方で、怒られた日の夜に読む本っていうのを三宅さんが紹介されてるんですけれども、
そこの中で三宅さんがですね、怒られた日は、
まあ、本来はね、ぐっすり、できるだけ怒られたことを忘れて、ぐっすり寝ましょうと言っても忘れられない、忘れられないよと書いています。
で、その後三宅さんはですね、だから私は自分の好きな音楽をできるだけ大きな音で聞いて、
できるだけ自分の境遇とかぶらない小説や漫画を読んで寝ます。
まあ確かにこれって一理あるなと思ってまして、怒られた時限定じゃないんですけど、ちょっとへこんでる時とか、
あと何か、物事が嫌なことで脳がギチギチになっている時に、空っぽにしたい時とかは、私も小説を読むなと思っていて、
小説とか映画とかかな、そうですね、現実逃避をするなと思ってます。
なので、まあ結構本って手軽な現実逃避だなと思ってまして、
まあこういう時にこういう本を最近読むなっていうのをちょっとお話しようと思います。
ちなみに私は結構頭の中を空っぽにして没頭したい時は、ミステリーかホラー小説を読むようにしてます。
結構ミステリーとかはもう先が気になるので、どんどんどんどん読むことができたり、
あとこの展開どうなるんだろうって考え始めると、今まで悩んでたことが全部こういつの間にか忘れてたりするので好きですね。
あとホラー小説はまあ普通に怖いので、こう何かのストレスがある状態で読むと、
ホラー小説を読んでいる時のドキドキとかストレスにどんどん変わっていくので結構好きですね。
これは本だけじゃなくて私映画もやっぱりミステリーとかホラーが好きなんですけど、
結構そうですね疲れてる時とかに見ることが多いかなと思います。
あとは最近結構飛行機に乗ってるんですけど、ちょっと他のポッドキャストの回でお話ししてますが、今かなり頻度で飛行機に乗ります。
その移動中もすごくはかどるんですね読書が。
飛行機で移動中だとちょっと読むものが私変わってきまして、小説も読むんですけど結構仕事に関する本とか、
あと実用書とかも読みやすいなと思いました。飛行機の中だと。
なんでかわかんないんですけど、多分あの飛行機飛んでる間のノイズとかが結構ずっとうるさいと思うんですけど、
それを聞きながらなぜか仕事関係とか実用書って読むとすごく私スッて入ってくるんですよね。不思議なんですけど。
普段家で静かのところで読んでもそんなに頭に入ってこないのに、なぜか飛行機で読むとはかどるっていう謎ですね。
飛行機の中でもちろん小説ミステリーとかも読むんですけど、比較的実用書とかが私は相性がいいなと思います。
あとはいわゆる入眠本と呼ばれている、寝る前に読む本ですね。
寝る前に本を読むとすごくぐっすり眠れることが多いので、なるべくやっぱりスマホは置いて本を読むようにしてます。
ちょっとね毎日ちゃんとそうできてるかって言われて全然そんなこともなくて、スマホを見てそのまま寝落ちする時もありますが、
比較的活字を読んで、本ですね、本の活字を読んで寝る方が朝もすっきり起きられるなと思ってます。
ただ寝る前なのであんまりちょっと交換神経をすごく敏感にさせると良くないので、ミステリーとかホラーは避けた方がいいですね。
おすすめの小説
結構先が気になってしょうがない時とかは寝る前読んじゃうんですけど、そうするとだいたい悪夢を見ます。
夜変な夢を見てうなされるっていうのはしょっちゅうあるんで、本当そういうのは良くないなと思いつつ、小説だとですね、ほっこりする内容とか激しい展開ではないものがいいなと思います。
最近読んだものだとすごく良かったなって本が2冊ほどありまして、1冊が原田彦さんが書いた「ひとつばしキリコの犯罪日記」という本ですね。
こちらはドラマにもなってたんですけれども、70代の女性がひとつばしキリコさんという方が天外孤独になってしまったんですけど、
将来をどのように終えていくかっていうのを考えた時に、刑務所で終えるっていうのが孤独でも、孤独に一人で死んでいくより良いんじゃないかっていうのを考え出して、
さあ刑務所に入るためにどうしようっていうので、いろんな犯罪を考えて実践しようとするっていう話なんですけど、結構軽いタッチで書かれていたり。
あとこのひとつばしさんの性格とかもすごく、とても素敵な方なんですよね。
なんかそういうのがすごくフォーカスされて、読んでいてスルスル読めるし、ほっこりもするし、
なんか、まあでも自分もいつかこうなるのかなとかいろいろ考えることあるんですけど、比較的寝る前に読むのにちょうど良かった本でした。
で、2冊目がもうこれはもう超有名になりました。
去年本屋大賞を取ったナルセは天下を取りに行く。
これは本当に良かったですね。とにかくポジティブで、主人公のナルセという女の子がすごく元気で、変わってるんですけれども個性的で、
ただ彼女はすごく意志がしっかりあって目的がちゃんとあるので、彼女が何かをする時の行動っていつも意味があるんですよね。
で、それをいろんな人を巻き込んで、で、巻き込まれた人もなんかもう大変そうなんですけど、結局みんなどこかでナルセに助けられたり、ナルセをちょっと一目置いたりとかいろいろするので、
まあ元気が出る小説でした。
で、2冊目の方もですね、今年の本屋大賞をノミネートされてるんですけれども、そっちはまだ読んでないので読みたいなと思ってます。
はい、これが最近読んで寝る前に読む小説としてはいいかなと思ったものです。
おすすめの入眠本
で、あとは普段夜寝る前に読む本は大体エッセイが多いですね。
あのエッセイは本当にゆるっと読めるものが多いので、個人的にも好きで、結構移動中、電車の中とかでも読めますね。
で、ちょうど今読んでるのが最初に紹介した三宅花穂さんの本で、これも今めちゃくちゃ売れてるんですけど、
なぜ働いていると本が読めなくなるのかっていう本ですね。
これも本当にその通りっていう内容でして、まあ働くとなぜか本読まなくなる時期があるなと、
どうしても疲れちゃって、文学とかを頭に入れるのがちょっと大変だなっていう時がやってくるんですよね。
それをうまく言語化していたり、あと日本のこれまでの歴史をたどって、
こういうことがあったから人は本を読まなくなった過去があるみたいなことを結構いろいろ書いているので、
これがすごく面白いですね。これも出る前に最近読んでます。
あと少し前に読み終わったのが、女優の中谷美希さんの「風味・流行り足し」というエッセイです。
私が昔から中谷美希さんのファンでして、彼女のエッセイは結構読んでます。
一番最初に読んだのがインド旅行記というものを、
彼これすごい昔に読んだんですね。もう10年以上前かな?
10年くらい前かな?に読んで、ちょうど私もインドに行ったばっかりで、
中谷さんこんなの出してるんだって思って出記を読んだんですけど、まあ面白くって。
それ以来彼女のエッセイは出るたびに読んでます。
一番最新作がこの「風味・流行り足し」っていうものなんですけど、
今彼女は東京とオーストリアの2拠点の生活をしていて、
普通するときは日本に来るんですけど、基本的にはオーストリアでご主人と暮らしているんですね。
かなりの田舎で、日本のように、東京のようにすごく便利なことが全然なくて、
買い物も大変だし、いろんなちょっとしたこともすごく時間かかって不便。
だけれども彼女はすごくそこを楽しんでいるんですよね、生活も。
で、コロナ禍の時の話もかなりあって、もうすごくやっぱりヨーロッパと日本の違いとか、
あとコロナ禍の時にどうしても日本で仕事があったので、
日本に来た時の大変な思いをされていることとか、結構ね隔離されて大変だったっていう話が書いてあって、
でも女優さんでもやっぱり一般みんな同じ、平等にそういうことがあるんだなっていうのがよくわかる本でした。
すごくあと中谷さんの文章がとても綺麗で、本当にこの方文才あるなと思っていつも楽しく読んでます。
で、あと最近の入民本って読み終わったのが、ライターの野村麻里さんという方が書いてる、
現実逃避としての読書
一人で食べたいという本です。
これは食事の本なので、ちょっとねたまにお腹空いちゃうんですけど読んでると。
でもすごく食に対する彼女の野村さんの考え方とか、
あとすごく料理が好きな方で、本当にやりだすと止まらないみたいなところで、結構ねハードコアな料理も作られてるんです。
なかなかそんな食材を自分で買って作っちゃうんだみたいな、
そんな難しい料理作るんだっていうのはちょっとびっくりするんですけど。
基本的に一人で食事をすることについて書いているんですが、
私も一人で食事をすることも結構好きなので、結構自分と照らし合わせながら読んだっていう感じですね。
まあちょっとこんな感じで最近読んでる本をシチュエーションごとにご紹介しましたが、
皆さんそれぞれ現実逃避の仕方はあると思うんですけど。
本って1,2ページ開くだけでもすごくいい現実逃避にはなるので、気分転換にもなりますし、
もし興味があればぜひぜひ本を手に取ってみるっていうのはいいかもしれないなと思いました。
はい、ということで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございます。
それでは良い週末をお過ごしください。