1. ごりゅごcast
  2. アウトライナーからWordに移行..
2019-06-07 36:48

アウトライナーからWordに移行するのはどのタイミングが最適なのか【Tak.さんにインタビュー 後編】

spotify apple_podcasts

詳しくはこちら

感想や質問、リクエストなどはTwitterのハッシュタグ #ごりゅごcast にお送りください。Anchorからのボイスメッセージも受け付けています。

収録機材や収録方法、各配信の概要などはScrapboxにて詳細を公開しています。

ごりゅごcastの公開メモ

00:00
こんにちは、ゴリゴキャストです。今日は、アウトラインプロセッシング入門の著者、たくさんに、アウトライナーの話を伺いたいと思います。
たくさんよろしくお願いします。 よろしくお願いします。
えっと、ポッドキャスト初の前後続きものの話をしようと。 前回に続く。
前回、大雑把に話をすると、アウトライナーを使って本を書いたり長文を書いたりするときに、
いわゆるアウトライナーだけでやってると、なかなか終わらなくて大変で、ワードを使うとすごく便利になることが多いんだぞっていう話を伺って、
じゃあ、もっとワードでどうやったらどういうことをやるとか、どういうタイミングでやるとか、実際ワードでどんなことをやるのかっていうのを突き詰めて聞いてみたいなと思っています。
前回も話したら、いろんな人からコメントというか意見というか、そんな感じのを聞いてて、一番思ったのが、一番いろんな人に言われたのが、
どのタイミング、どういうタイミングでワードに移ったらいいのかっていうところだったんですけど、どういうふうに、
すごいね、言語化してどのタイミングっていうのを言葉で説明するのは難しいんじゃないかって思うんですけど。 難しいですよね。
そうですね。一応前回の復習からいくと、前半を、本みたいな長い文章を書くときの話なんですけど、
前半をダイナリストとかワークフローみたいな専用のアウトライナーで前半の作業をやって、
仕上げに至る後半の作業をワードのアウトラインモードを中心にやるといいですよという話だったんですが、
いいですよというか、自分はそうやってますという話だったんですけど、どのタイミングでワードに移るのかっていうことですよね、今の。
そうですね。 疑問が多かったというか。
何をもってして前半、後半というふうに区別をするのか。
そうですよね。たぶん人によっても違うし、場合によっても違うと思うんですけど、
すごく大雑把に言うと、下書きができるまでが前半で、それ以降仕上げをする、仕上がるまでが後半っていうのが一番わかりやすいかなと思っていて。
下書きっていうと、俺の中では大体できてるぐらいな感じになりそうなんですけど。
そう、その下書きの概念がそもそも人によって違うんですよね。そうなんですよね。
で、じゃあ、自分にとって下書きってどんなのかなというときに、自分の基準だと、アウトラインのパーツが大体埋まってる状態。
03:01
あー、それは感覚的に一番理解しやすいかも。
ですかね。パーツが大体埋まっている。具体的に言うと、書き始める前に、まず仮アウトラインっていうのを作るんですけど、
仮アウトラインっていうのは、一般的には目次案と言われるものに近いかもしれないんですけど、
もうぐちゃぐちゃに変わることが前提で、そのまま目次になるなんて全く思ってないので、目次案というのをちょっとはばかられるようなものなんですけど。
まああれですよね。そのアウトラインの話で一番重要な、目次案というものは作らないといけないけど、目次案通りにはならない方が絶対面白くなるぞっていう。
ならない方がいいと。そうしようとしてもまずならないという目次案なんですけど。
なのでそのそうならない前提で、ただ書き始めるきっかけとしてそれがあると楽なので、仮アウトラインっていうのを作るんですね、一番最初の段階で。
で、その仮アウトラインをライナリストなりワークフローになりで作って、それを上から埋めていくわけですね、この中身を。
埋めていくんですけど、いつもお話ししてるんですけど、アウトラインを作ってその通りに書こうとしても絶対書けないし、それをやろうとするとしんどいので、
埋めていくんだけど埋まらなくてもいいつもりで、見ながら書けるところだけつまみながらちょこちょこと書いていくんですね。
あ、ていうと、そもそものところでタクさんがその文章を書く場合って、なんて言うんだろう、上から下に順番に書いていくってことは少ない?
少ないですね。少ないというかまずない。
あ、まずないぐらい?
まずないというか、やろうとしてもできないといった方が正確なんですけど。
あー、そのタクさんが不得意だっていうか文章を言ったら上手に、全然上手に書けないっていうのはそういうところ?
そういうところです。だから、結局そういう人間が例えば、試験で小論文とか書くとするじゃないですか、例えば学生の時とかに。
書けるわけがない。その回答用紙をもらって、なんかその紙の半分ぐらいに枠があって、何に何かについて書けってそこに枠を出されても、書けるわけがないという意味で非常に大変なんですけど。
あ、じゃあそういう時って、例えばなんだけど、箇条書きが7、8個並んでいたとして、上の2個ぐらいはちょっと文章になって、3、4、5あたりは飛ばされて、6をもう1回文章にして、で、6が4ぐらいの場所に来てっていうことを漢字で書いていく。
そういう感じですね。
あー、そっか。じゃあその段階でやっぱり俺とだいぶ感覚的に違うんですね。
06:04
違う。ゴリゴさんはどんな感じですか、書くとき。
なんかこう、基本的には上から順番に書いていく。で、気に食わないというか、うまくいかない場合は、その後から直すっていう感じなのかな。
あー。
ベースは上から順番に下へなぞっていって、アウトラインを見て書いていくんだけど、そうですね、その1を書いて5を書いて7を書いてから2っていうことは、こう、逆にできない。なんか繋がらないじゃんっていう。
僕もその、わざとそうしようとしてるわけでは決してなくて、上から書けるものなら上から書きたいんですけど、
例えば、仮アウトラインがあって、こう、はじめにっていうのが見出しがあって、その下に第1章なんとか、第2章なんとかってあるじゃないですか。
例えば、そういう仮アウトラインを作ったとするときに、じゃあ上から順番に第1章から書こうとしたときに、でもなんかその第1章の内容がうまく浮かんでこないっていうか、
こう、今、頭に浮かんで書きたいのは実、第2章の内容なんだよなっていう感覚があったりするわけですよ。
そういうときに、そういうときに無理に第1章を書こうとすると、せっかく浮かんでるその第2章を書きたい気分もなくなっちゃったりするんで、
だったら別に第2章を書きゃいいじゃんというのが近いかもしれないですね。
そういう感覚に、その、なる、なるんだっていうのがむしろ、こう、発見というか。
ならないですか?
自分の場合ね、なんか最初からじゃないと、こう、気が済まないというか。
あー、気持ちが繋がらないっていう感じですか?
そうです。よほどの理由がない限り、上から順番じゃないと、その2章を書きたくなるという感覚にならない感じ。
うーん、今話してて、ちょっと頭に浮かんだのが、もうちょっと、さっきの表現で、いまいちまだ正確じゃない、ないということに今気が付いたんですけど。
はい。
実際、もっと正確に言うと、たぶん上から書こうとしてるんですよ、僕も。
で、第1章のところを開いて、まあ第1章っていうか、まあ第1章の下に1-1、1-2、1-3みたいな、もっと細かい見出しが、まあ普通あるんだけど。
まあそこの一番最初のところを開いて書き始めるじゃないですか。
書き始めます。
で、書き始めてるうちに脱線するんですよ。
1-2行、第1章の内容、例えば、アウトライナーの歴史っていうのが第1章の一番初めの見出しだったとするじゃないですか、例えば。
アウトライナーの歴史、最初のアウトライナーは、1980何年に何とかによって開発されましたっていう、みたいなことを書き始めたとするじゃないですか、例えば。
09:00
で、書いてるうちに、僕はその、なんていうか、1つのことをちゃんと集中して書くっていうことがどうもできなくて、
書いてるうちに脱線しちゃうんですよね。
歴史の話を書き始めたんだけど、いつの間にか自分の使い方の話を書いちゃってたりするんですよ。
そういう感覚なんですね。
感覚っていうか、そう、頭に浮かんだことを次々に書いているうちに、今書くべきじゃないことをどんどん書いちゃってることがあるんですね。
で、そういう時に普通は、あ、今書いてるのは歴史の話だった、こんなことを書いてちゃいけないって、軌道修正しようとすると思うんですよ、普通は。
そうですね、その普通かどうかわかんないけど、自分の場合はそうしそう。
多分多くの人はそうだと思うんですけど、その軌道修正したことによって、せっかく頭の中から滑らかに流れ出している文章が止まっちゃって、その後書けなくなっちゃったりするんですよね。
あー、その、言ってみたらたくさんは、その話が全然変わることが感触として滑らかに書けている。
そうですね。だから要するに、頭から滑らかに出てくるままに書いていると、知らないうちにどんどん話題からずれていっちゃったりすることが。
出てくること自体は滑らかなんだけど、出てきた内容がこう滑らかじゃないっていうか。
あー、それはわかりやすいかも。後から見たら全然滑らかにはなっていなかった。
そうなの。で、それに気づいたときに軌道修正しようとすると書けなくなるということにあるとき気づいて、せっかく流れていたものをせき止めちゃうことになるので、
だったらその場にもう全部書いちゃおうと、私と関係なくても。
その例えば1章の1の1を書いていこうって思って書き始めて、アウトライナーの歴史だったのに、私のアウトライナーの使い方になってしまい、
そのまま私のアウトライナーの使い方の流れで気にせず書き続ける。で、そこから修正を。
そうです。そうやって一応出尽くすまでは、あと書けるときは書ける内容を書いちゃった方がいいと思うんですね。
なのでアウトライナーの歴史って読み出しの下に全然違うことを3000字くらい書いちゃったりする。
3000字もいくんだ。
例えば。
書いちゃったりする。で、書いてる時点でもう全然それ内容が違ってるってのはわかってるんだけど、まあ書いちゃいますと。
で、書いた後で私のアウトライナーの使い方になっちゃったなーっていう部分を、本来あるべき2の3みたいな。
2の3、第2章の3のところに私のアウトライナーの使い方っていう意味の書がもしあったとしたら、これここだよなーっていうところに移すんですよ。
ある意味ではそのフリーライティングの延長みたいなことをやっちゃって、本文を書くときにやっちゃってるとも言えるんですけど。
ちなみにその今の話っていうのは基本的に前半の部分?
前半、前半の部分です。
12:00
で、1の1が終わりましたと仮定して、次は1の2を書くことが多い?
そうですね。だから今の話って1の1を書いてるつもり書き始めたんだけど、その下の内容の多くが2の3の内容になってしまいましたと。
そしたらそこをごそっと2の3に後で移すんですね。なので結果的に埋まったのは2の3のところになるんですよ。1の1を書こうと思ってたけど。
1の1と2の3ができた。
そういうことで1の1と2の3がなんとなく埋まったと。
そしたら今度1の2を書き始めたんだけど、1の2を書いてる途中に今度3の1の内容を書いちゃったとしたら、1を書き終わった後で3の1の内容は3の1の場所に残して、みたいなことを延々繰り返すわけです。
ああ、で基本的に上から順番に一番下まで全部埋まったと思われたらたくさんが言う下書きが完了。で、それができたらそれをワードに移行する。
そうですね、という感じです。
で、ワードに移すときって人力コピペですか?
人力コピペです。
1センテンスっていうか1ドットずつ。
そういう意味での人力じゃなくて、例えばダイナリストだとすると、一応最初から最後までパーツが埋まったアウトラインがあったとしたら、それを丸ごとごそっとコピー、普通にコピーします。
全選択でコピーして
エクスポートとかそういうことじゃなくて、アウトラインを全選択でコピーして、それをワードにそのままベタっと貼る。
その段階ってまだ汚いフォーマットですよね?
汚いフォーマットです。
それも正確に言うと、普通に全選択してコピーするとアウトラインの階層とかバレットが残った状態になっちゃうので、過剰書きの点が残った状態になっちゃうので、過剰書き状態になるので、それ邪魔なので、
一旦普通のテキストエディターに貼り付けて、完全なテキスト状態にしてからワードに貼り付けることが多いですね。
一括痴漢とかでドットを外して
ドットも外さない。テキストエディターに貼っちゃえばドットは勝手に消えるので。
あーってなるんですね。その間でそこをかませれば。
そう。リッチテキストを読めないエディターに貼っちゃえば勝手に消えてくれるので。
そこからじゃあ見出しとかなんとかっていうのはワードでその後肉付けっていうか、ここは見出しみたいなのは人力でやっている。
で、そこからは今度は読み返しながら順番を整えたり、足りない部分を補強するだとかなんだとかっていう後半。
そうですね。それが後半ですけど。
ワードに貼った段階では、いわゆるベタ打ちのテキスト状態になってるんですね。ワードに最初に貼った時って。
15:04
回想もなしのベタっとしたベタ打ちテキスト状態になってるんで。
ないですね。
その状態でワードをアウトラインモードに切り替えます。
アウトラインモードの状態で見出しをタブでインデントを深くしたり浅くしたりする操作をワードのアウトラインモードでやるんですけど、そうやってアウトラインを作っていくんですけど、
ワードのアウトラインモードって書式と連動してるんですね。
なので、第一回想の見出しとしてワードで設定すると、アウトラインじゃない普通のモードに戻した時に、アウトラインの回想の表示は消えるんだけど、書式が第一回想の見出しに設定した書式が設定された状態になるんです。
めっちゃ読みやすい。読みやすいというか、そういう良い具合に切り替えてくれるってことなんですね。
これが結構実はワードの本来の肝というか、文書、ドキュメントを作るソフトとしてのワードの存在意義みたいなところなんですけど。
だからこの行は、H1っていうのはHTML表記だからあれだけど、見出し1、見出し2っていう書式設定をするんじゃなくて、アウトラインとして並べることで書式が入ってくれる。
そうです、そういうことです。
それはめっちゃデカいですね。
ワードで使ってる人はわかると思うんですけど、見出し書式っていうのがあらかじめ、見出しスタイルっていう概念があるんですね、ワードって。
見出し1、見出し2、見出し3っていうスタイルっていうのが元々ワードには設定されていて。
標準でフォントサイズとかフォントの種類とかっていうのを自分で選べるよってやつですよね。
そうです。だから通常のワードのデフォルトのモード、あれは何だっけ。印刷レイアウトモードっていうのかな。今は普通のデフォルトで買ったままの状態のワードの画面でスタイルっていうところから見出し1っていうスタイルを選ぶと、
一番大きい文字になって、前後の行が空いてみたいな感じで、見出しっぽく書式が自動的に設定されるんですよね。
で、その下に見出し2っていうスタイルになって、見出し3っていうスタイルになって、確か見出し9まであるんですけど。
そんなにいっぱいあるんだ。
スタイルとしての見出し1から見出し9っていうのがワードにあるんですけど、実は見出し1としてスタイルを設定した段落って、アウトラインモードに切り替えるとアウトラインの第一階層になってるんですよ。
18:00
要するにアウトラインとその見出しスタイルが連動していて、通常モードで見出し1、見出し2っていうふうに設定した段落はアウトラインモードに切り替えるとちゃんと第一階層、第二階層として表示されるし、
逆にアウトラインモードの中で第一、第二、第三階層ってこのタブでインデントをつけて設定すると、
元の輪刷レイアウトモードに戻すとちゃんと第一、第二、見出し1、見出し2、見出し3として設定したスタイル、書式がちゃんとそこに設定されてるんですよ。
ので、手間をかけずに出来上がりの感覚に近い状態で読み返せる。
ほとんど自動的に書式の整った文章が出来ちゃうんですよ、アウトラインを作るだけで。
それはやっぱなんか聞くとすごい優秀ですよね。
ものすごい優秀です。
なんでこれそれをみんながあんまり使わなかったかという理由の一つは、その見出し1とか見出し2でデフォルトで設定されている書式があまりにもへぼくて、
誰もこんなもん使いたくないっていうような書式が設定されてるんですけど。
デフォテンプレートのデザインがひどいってことですね。
そういうことですね。一言で言うとそういうことです。
でもそれは自分で変えられるんで。
そうですね、まともなやつを自分で作ってあげればまともになる。
まともになる。だから僕がいつも本を書くときに使っているテンプレートって、
見出し1は例えばすごい太い、ゴシックのすごい太い字で40何本とかいうでかいフォントになっていて、
前後で開ページ、自動的に開ページするっていう設定になってるんですよ。
そこもできるんですね。
見出し1をアウトライン上ではただの第一階層なんだけど、
僕が使っているテンプレートだとそれを印刷レイアウトモードに戻すと、
扉ページみたいにでかい文字でそこの第一章なんとかっていう大きいフォントになって設定されて、
しかも自動的にその次の段落は開ページして次のページに送ってくれると。
優秀だ。すごい優秀だ。
第2階層は1章2章レベルになっていて、
第2階層はちょっと大きめなフォントで20ポイントぐらいのゴシック帯になっていて、
段落の前で開ページして必ずページの頭から始まって、
なおかつその段落の下を3行分自動的に開けてくれてみたいなそういう設定がされてるんです。
ちなみに最後の本文に相当するところっていうのは、その下に書いてある見出し4になっちゃわないんですか?
なっちゃわないです。ワードの場合本文っていうのは、
見出し1から見出し9までの見出しスタイルが設定されていない段落は全部本文として扱われる。
21:00
アウトライナーで使うときは?
アウトライン上ではこれもすごいややこしいんですけど、
例えば第1階層しかない、そこに本文を見出しの下に入れるじゃないですか。
そうすると第1階層の下に本文が表示されるんです。
そこに第2階層を仮に追加すると本文は第2階層の下に動く。
だから常にその本文の一つ上にある見出しの下の階層として本文が表示される。
それを見出しに変えるとか本文に変えるみたいなのは?
もちろんできます。ツールバーっていうかリボンのボタンからでも、
この段落が今標準スタイルに設定されていると自動的に本文になってるんですけど、
その本文を第3階層に移せば、
勝手に見出しスタイルに設定されるし、
逆に見出しスタイルに設定されていたものをこれは本文だよっていうボタンを押すと、
自動的に書式設定は解除されて本文に戻る。
じゃあその本文のみに関して言うと、いわゆるアウトライナーの操作とはちょっと違う感覚のものになる。
ちゃんとアウトラインの一部として本文が表示されるんですよ。操作もできる。
ただ、本文の下に階層は作れない。
本文は見出し3があったとして、本文アウトラインっていうのは見出し5の下に3個4個つなげることもできる。
もちろんできます。
アウトライナーとして上下入れ替えてやれば本文の順番を入れ替えられる。
それは段落で認識してるってことですか。
段落で認識。だから一段落が一つのアウトラインのトピックとして認識されるワードだと。
それはだいぶやりやすいな。
だから第3階層まで見出しがあって、それぞれの見出しの下に本文がたくさん入った状態の文書があったときに、
それをアウトラインモードに切り替えると、
第1階層、第2階層、第3階層っていう状態でインデントされて、
さらにその下の第4階層の位置に本文が表示された状態になります。
段落が一個ずつの段落で並んで、読み返したくなればもう一回プリント、印刷モードにすればいい。
なんか解決した感じですね。
すごくその辺はワードがよく考えられていて、
すごく特に構造を持った長い文章をアウトラインとして扱うことはすごくやりやすいですね。
そうですね。3ページ、4ページぐらいならそんなことできなくてもさほど苦労はしないけど、
24:03
2、30ページになったらもう圧倒的に欲しいですね。
圧倒的に楽ですよ。
一連の流れを聞いてだいぶわかった感じがしました。
いや、これって多分論文を書いたりする人はやってる人って結構いると思うんですけど、
そうじゃない人はあんまり使ってないような気がしますね。
そうですね。自分の場合で長文を書くって言ったら、
結局ワードというものは存在として意識していなかった。
ドキュメントを作るものだから余計書式を入れられるものなんていらないって思ってたのもあるのかな。
それはあるかもしれないですよね。
その段階で人に見せるんじゃなくて、
どうせ最終工程は本にすることをやらないといけないでしょっていうので、
プレーンテキストの方が扱いやすいと思っていたっていうのもあるのかもしれないですね。
そうですよね。もちろん人とのやりとりで扱いやすいって言ったら、
プレーンテキストが扱いやすいに決まってるとは思うんですけど、
これで結局何がいいかというと、
もちろんアウトラインとして最終段階まで操作できるっていうのが便利だというのがもちろん第一なんですけど、
結局そうやってアウトラインを操作してるだけで、
印刷したときの書式が整って読みやすい状態を自動的に作ってくれるんですよね。
アウトラインとスタイルの連動ができると。
だから必要になったら例えばプリントアウトして赤ペンで読みながら直していったりするんですけど、
そのときはアウトラインの形じゃなくて、紙の上で読みやすい書式の状態でプリントアウトできるんですよね。
仮に例えば本だとしたときに、
例えば事前に1行は32文字で、
1ページ25行とかって決まってたとしたら、
それに合わせてワードの書式の方を設定したら、
ゲラにかなり近い状態で読めるんですよ。
なりますね、それはできるな。
だから本文の文字数がそうなるように設定しておいて、
プリントアウトして読者の目線に近い状態で読みながら修正をして、
それを画面上で反映したりできるわけですよね。
でも必要になったらその状態から一瞬のうちにアウトラインに戻れる。
それがやっぱりいいよな。
自分の場合でやっぱり悩みだったのは、
通しで読みづらいってことと、
通しで読みやすくすると順番を入れ替える、
結局両立させるのは無理だと思っていたけど、
無理じゃなかったってことですよね。
27:01
無理じゃないんですよね。
後半になって、その仕上がりに近づいていくほど、
読みやすさってすごく重要になってくるんですよ。
なぜかというと、読む。
読むじゃないですか、どうしても。
最後の方はしょうがないから全部通しで読む。
その時に読みやすい書式で読めるとすごく負担が減るんですよね。
うん、そうですよね。そりゃそうだよなって思いますよね。
だからある程度、最後の方の何度も読み返しながら直していくっていう最後の方の工程と、
でも実はこの前半と後半をバッサリで書いたりとか、
そういう気持ちになっちゃった時にアウトラインに戻れば、
それが簡単にできるっていう、ある程度それを両立した状態にしておける。
素晴らしいと思いませんか。
思います。やりました。
その説を、この説は1個後ろにしようみたいなことを、
少なくともやった記憶はある。
こっちをこうして、
でもここは被るからこれ消さないといけないんだ、大変だわっていう感じで。
ありますよね、そういうのって。
あと、書いてる時気がつかなかったんだけど、何度も読み返してるうちに、
あれ、後半のここの部分って、実は前半のあそこと合わせた方が分かりやすいんじゃないかとかっていう、
何度も読み返しているからこそ気がついちゃうことってあるじゃないですか。
そういう時に、あれじゃあ前半の構造、この流れと後半の流れってどうなってたのかなっていうのを見直したかった時に、
見直したくなっちゃった時にも、アウトラインモードに戻れば、
アウトラインとして全体の流れをチェックできるわけですよね。
1章をサッと見て、その5章をもう1回サッと見てっていうのが早い。
そうそうそうそう。で、あ、そうかな、この流れ、
前半と後半、前半のこの流れと後半のこの流れって重複してるわって、
それで気がついたりするんですよね。
それって実はもう後半、アウトラインじゃない状態の文章になった状態でそれに気づくのって結構困難だったりもすると思うんですよね。
ああ、そっか。普通、ある程度まとまってきたら、1章から5章への移動は結構悩んでたんですよ。
だからどうやってファイルを分けるかとかノートを分けるかみたいなやつとか。
ファイルが分かれちゃってたりとかしたらすごい大変ですよね。
そう、ただそうしないと5章までたどり着くのにどれだけスクロールしないといけないのかみたいなこともあったりして、
だから分けるんだけど、分けたら分けたで使いにくいんだけどっていう、
そこアウトラインモードならそういえば当たり前だけどいらないですね。
昔だったら、実はこれってワードのかなり初期の頃から90年代の初めぐらいから実はこれってできた機能としては思ってたんですけど、
当時のパソコンのパワーだとどうしても例えば10万字とかになっちゃうと。
30:03
ガクガクになるんですね。
そう、そもそもパソコンが扱えなくなっちゃって、いずれにしてもファイルを分けなきゃいけなかったりしたんだけど、もう別に今の。
さすがに今時10万字ごときでは重くならないですよね。
20万、30万ぐらいまで別にそんな余裕で扱えるじゃないですか、今。
だからむしろ今の方がワードのその能力は本来の学面通りに生きるようになってますね。
長文管理というか長文が扱いやすい。
だいぶ最後の方はこれがいいんだなっていうのがなんか分かった感じがします。
大体まとめると、いわゆる下書きができるまではアウトライナーの前半にあたる部分。
ただ下書きっていう定義はかなり人によって異なるんですよね。
異なりますね。異なると思います、多分。
多分言葉としてはパーツが揃うという言い方をすると、割と多くの人にとってニュアンスが理解しやすいのではないか。
ないんじゃないかなと思うんですけど、大体パーツが揃っていると。
パーツが揃う段階まで来たらワードにするといいよっていうのが一言で説明するときの基準ですかね。
そうですね。人によってはもうちょっと文章を詰めてからワードに行った方がいいと思う人もいるかもしれないですよね。
それはもう多分やりながら塩梅を考えるしかないと思うんですけど。
そうですね。多分僕だったらっていうので、何かもう過剰書きの段階でワードにしそう。
そうですね。それでもいいのかもしれないんですけど、
さっき前半の話をしていたときにちょっと説明し損ねちゃったことがあるんですけど、
仮アウトラインを埋めていくって言ったじゃないですか。
上から順番に。
上から順番に埋めようとするんだけど、違うところ、1章の下に1章じゃないことを書いちゃって、
それを本来やるべき場所に移してみたいなことを繰り返しながらやっているうちにだんだん埋まっていくんですよね。
埋まっていくんですけど、当然書いちゃったことが、
さっき1章の下に1章じゃないことを書いちゃって、それが2章の内容だったら2章に移すって言ったんですけど、
仮アウトラインの中に移すべき見出しがない場合もあるんですよね。
仮アウトライン作ったときに想定してなかったことを思いついて書いちゃうことがあるんですよ。
そういうときってどうするかっていうと入れ場所を作らなきゃいけないんですよね。
もしそれが重要な使える内容だった場合。
例えばその1章にも2章にも3章にも入れ場所がないことを書いてしまったらどこかに。
33:02
でもこの内容はすごくいいからどこかで使いたいとしたときにどうするかっていうと、
じゃあもしかしたら4章を作らなきゃいけないかもしれないですよね。
だから書いちゃったことによってアウトラインが変わるんですよね、その場合。
そうするとじゃあ1にも2にも3にも入らないから4を作ったと。
そこに4を作って書いちゃった内容を入れてみましたと。
なんだけどそのアウトライン全体を見たときに1,2,3,4の流れを見たらなんか流れ悪いなと。
これは新しいところ4に作ったけれども、これは実は1と2の間にあった方がいいなと。
1と2の間にそれが移したりするんですよね。
移したりすると今度1と2の繋がりが悪くなるんで、
じゃあその繋がりを滑らかにするためにそこにまた何か入れなきゃいけないとか、
削んなきゃいけないとか考えだすとどんどんアウトラインが変わっていくんですよ。
そういうときは前半の方がやりやすいですよね。
その時にそういうぐちゃぐちゃアウトラインを結局いじらなきゃいけなくなることが多くて、
しかもそうやってアウトラインが実は深みを増していくことが多いんですよね。
そういうアウトラインの複雑な操作をやるには
ワードのアウトラインモードよりも
ダイナリストとかワークフローみたいな専用のアウトラインの方が、アウトライナーの方が優れてる。
だからそういう単にアウトラインを、仮にアウトラインを埋めてって埋まったらワードに、
まあそれいけちゃうこともあるにはあるんですけど、
そうじゃなくてもっと複雑なことを言いたかったり、書きながら探っていったりするような場合って、
結構前半でぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃアウトライン、書きながらアウトラインを動かすことになるんですよね。
だからそういう作業をするのはやっぱり本来のアウトライナーであるダイナリストなり、
ワークフローの方がやりやすい。
パーツが揃ったらというタイミングは難しい。
難しいですよね。でもそうやってぐちゃぐちゃやりながら何度もアウトラインを組み直して、
まあこれはもうどうなったらって基準を示すのは難しいと思うんですけど、
あ、これでうまくハマったって感じる瞬間があるような気がするんですよ。
俺の場合で良くも悪くもどこかで諦めないと無理だっていう感じで。
まあそれその締め切りの関係とかで、いつまでもそれやってられない時ってのもあるんですよね、もちろん。
なんで、まあどっかで折り合いをつけなきゃいけないことも多いんですけど、
そこは攻めに合いですよね。
そこはまた違う話が無限に続いてしまう話題になってしまいますよね。
そう、ちょっと違う話、そこは違う話になっちゃうんですけど。
まあでもそんなようなことを前半でぐちゃぐちゃやって、
あ、これでなんかいけそうだっていう感じになったらワードに移すっていう感じですかね、一番近いのは。
そうですね、ということで後半のワードにどのタイミングで移るのか、
一言で言えばパーツが揃ったらなんだけど、やっぱり一言で言うのは難しいですね。
パーツが揃ったらなんですね、そういうことですね。
36:01
でもパーツが揃ったなって感じる時ってあるような気がしますけどね。
まあそこはパーツが揃ったらというので覚えておこうって感じですかね。
そうですね、もしくは自分はやっているうちに自分はこのタイミングがいいっていうのが多分できてくるような。
まあ確かに極論を言ってしまえば2,3回やらんとわからんよなっていうのはありますね。
まあそうですね。
はい、ということでゴリゴキャスト初の前後半、ちょうど前半と後半に分かれた感じですね。
アウトライナーで前半を作って書いて後半をワードで埋めていこうっていうのを前半と後半の2回に分けてたくさんにお話を伺いました。
たくさんありがとうございました。
ありがとうございました。
36:48

コメント

スクロール