困りを呼ぶ認知症診断の遅れ
さて、毎度毎度のごりです。 ごりの堂々巡り
よろしくお願いします。
えーっと、今日はね
ちょっと アムロになってんじゃないのっていう
ちょっと自分をいましめたいと 思うことがあったので
そんな話をしてみようかなと。 アムロになってんじゃないのって
ファーストガンダム 見てないと何言ってたかわけわかんない
とは思うんですけども
知ってる例で言っちゃいますけども
アムロがね、ガンダムに
乗っていて
自分が一番ガンダムを上手に操れるんだね。 使えるんだっていうことを言う甲斐があったんですよね。
で
やっぱね、人間って
自分の中で得意とするゴリラ
っていうものがあった場合に、やっぱそれはちょっと得意な感じ
花高高というかね、得意な感じで花高高みたいな感じになっちゃうと思うんですけども
それがね、花高高というかね いやらしい感じ
出てしまうとき、何?
わかんないの?みたいな感じでね。 何を言いたいかというと、今回僕は自分自身でちょっと
自分で気がついたんですよね。 何で今日こんなになっているのかなって思ったんですけども
利用者を
いろんなスタッフがね、全職員、スタッフ 利用者を毎日見てるわけですけれども
その見てる中でね、この人の行動
っていうのはこういうところに起因してるよね
とか この人はこういう
ところは問題 だけどまあそれ以外はまあ
そうでもないよね
なんて言うんですかね、例えば ある職員がね、ちょっとこの人の対応大変なんだけど
っていう風に 言ってたんですけどもね
例えばじゃないね。この人の対応大変です どうしたらいいかもうわかんない
だったらもう病院受診してほしい。いわゆる認知症の周辺行動みたいな感じでね
周辺症状という感じで いろんなね
不都合な行動がいっぱい出てきているので、それを
いわゆる抑えたいと思うわけですよね 他の職員に対しても
殴るとか暴言吐くとか、そういう 威嚇する、威圧してくるとかっていろいろあります
実際手を挙げる人本当にいます
そうなった時に
受診してほしいなぁ 思うのはまあ
確かに ある感情だとは思いますね
でも
なんで 例えば
明らかに我々が見た時に認知症の症状が すごく強く出ている
にもかかわらずその人のカルテには認知症っていう風に書いてたい
何だったらちゃんとした専門医の受診もしていない
もっと 行くと例えば
介護度がまだその状態、今の時点でついていない
利用を するにあたって遡って利用の開始日
いや前日に遡って 認定を下ろすようなことはあるわけですけども
その時点で明らかに初日から
いやこの人なかなかのもんだよっていうのが
我々はね 対応するとわかるんですけども
これはなかなかすごいねっていうのがあるんですけども
でも一切介護度もついていない
受診をして認知症という診断もついていない
ここから推測するに
困っていない人の対応に困る
僕はね ここから推測するに
ここのご家族の間のその関係の中では困ってはいないんだ
あの皆さん認知症になったら必ず受診をするのかといえばそうではないんですよ
認知障害ですよね
認知障害として周りの人があらこれは困ったなと
本人も困ったなということであれば
何かしらの対応として認定調査を受けて介護度がついたり
病院受診をして病名がついて
服役が開始されるとかね
あとはデイサービス
その認定調査で介護度がついてデイサービスを利用したりとか
そういうことになるわけですけども
一切そういうことがない
そういう人います
何でかっていうと困ってないからなんですよ
24時間忙しなくずっと家の中を掃除して回るおばあさん
困りますよね
普通なら同居してたりとかしたら自分は寝れないですよね
自分が寝てる部屋も入ってきて掃除しますから
ところが独居だったりするんですね
独居老人で24時間いつ寝てるのかわかんないけど
この人ずっと家の中掃除してる
掃除って言っても右のものを左に置いて
左に置いたものをまた右に置き換える
置き換えするみたいなね
そういう掃除のような行動をずっと繰り返す
本人特に困ってないですね
同居してないので家族も困ってない
介護施設の困りごと
ご飯は例えば自分の仕事帰りに
お母さんこれ今日の晩ご飯ね
これ明日の朝に食べてねって言って渡す
朝は見れないから次の日夕方また来て
お母さん昨日ご飯食べた?
じゃあこれまた今日の晩ご飯ね
おやすみね
なんかしんどいことあったら言ってよみたいな感じでのやり取り
ものの10分15分
娘が普段同居していない娘が訪ねてくるっていうのは
突発的なイベントなのでその瞬間は認知症の方っていうのは
認知症状認知症による周辺症状っていうのは収まったりします
もしくはや笑うと言ったらいいですかね
そういうことがあります
なので見てますか?
いや見てますよ
毎日毎日家に行って母の状態見てます
毎日見てるんだけど
その毎日見てるんだけど
それは同居してる人とは全く別の見方だし
お母さんが一日に一度顔を合わせる娘に見せるものっていうのは
非常に断片的なもの
しかも状態としては多分その時だけちゃんとする
そういう状態だったりするんですよね
なのでご家族は困ってない
だから受診してない認知症でもない
薬もない何もない
ただ困るのはその状態で引き受けてきた
我々の施設の職員っていうのは困るわけですよ
24時間ほぼ寝ない
全てのお部屋に入り込んで掃除をする
寝てる人がいるところでも
ズンズン入って行って掃除をしだす
トイレに入って個室でトイレ
それでトイレに入ってるのも関係なくズンズン入ってきて
窓を開けたり閉めたりパーテン開けたり閉めたり
ベッドの布団を倒してみたり
枕をひっくり返してみたりとかいろいろやる
気持ちのいいもんじゃないですよね
鍵閉めりゃいいじゃんって思うでしょ
鍵なんか閉められないんですよ
鍵の問題
自分で鍵を閉めてくれる人はラッキーです
外からの鍵っていうのは僕らもちろん
マスターキー持ってますから
外から鍵をかけることはできますけども
本人が鍵開けといて欲しいんだよねっていう人もいらっしゃいます
例えば身長が非常に小さいおばあさん
もしくは車椅子のユーザーで鍵に手が届かない
若干高いところにつけてあったりとかして手が届かない
もしくは手がリウマチとかで
鍵の開閉が難しいとか麻痺があって難しいとか
いろんな状況がありますよね
本人はやっぱり見てて欲しい人もいるわけですよ
例えば家で転んだ
トイレの失敗がある
何かあったら声で呼びたい
そういう人たちは部屋の鍵をかけてしまわない
かけないでくれと扉を閉めないでくれ
そういう方もいらっしゃいます
となるとね
開けっぱなしにせざるを得ないし
その人の部屋に入るのをどうやって防ぐかっていうと
入りそうな時に手前にたまたまスタッフがいれば声をかけて
何々さんこっちに用事があるから来てもらって
お掃除お願いしたいんだけどって言ったら来てくれるんで
できればそういう声かけをすることもありますけど
日勤対日中ですね
日中一番少ない時間帯20人を
20人ちょっとか多い時ね
20数人を一人で見てる時間帯
2人か2人で見てる時間帯が日中あります
夜勤対大半の人が寝てる時間だとしても
うちの施設ではワンフロア20人寝てますので
しかも全部個室です
全部個室で20人
これ個室というところのよし足が出るんですよね
個室で小物の交換
パッドの交換なんかやってると
もう外の状況は見れないですよね
夜でさっき言ったように鍵を締め切る
全てに対して鍵を締め切ることはできない
身体拘束の問題
ちなみに外に出てお掃除をしちゃうおばあさんの部屋を
じゃあ外から鍵かけちゃえばって言ったら
これは身体拘束ですからできませんね
そんなことはね
ということでねすごい大変だよということで
ある職員すごいここまで長い時間かかりましたけどね
そうやってとある職員が病院受診してほしいなって
言ったんですよね
でも僕は身体拘束の担当の委員会とかもやってたので
身体拘束とかにはちょっとうるさく言ってしまうのもあるし
話をいろんなところで聞いたりとかしてると
さっき言ったように家族が病気だとか障害だとか認知症だとか
そういうふうに思ってなければ
それは存在しないものなので
そういう家族の思いというものを
まず第一に受け止めないといけない
っていう方が先に立って病院受診してほしいなって言った時に
いやそれは言っちゃいけないよね
言いたいのはわかるけどそれは雑談として
職員同士の雑談として言うのであれば
しょうがないなと思うんですけども
申し送りで言うべきことではないです
そこで言ってはいけない
僕はすごくそこは区別するんですよね
申し送りで言うってことは業務連絡になりますから
ADLと歩行機の問題
ひたすら記録に職員の取ってるノートに残っちゃいますから
あまりそういうことは言ってほしくない
雑談であれば
なんであの人病院行ってないんだろうね
っていうのは言わせてくださいとは思いますけども
ここら辺がね
ちょっとそれは言っちゃいけないよね
っていう言い方をしてしまったりとか
歩ける歩けない問題だったりね
家から来る時に車椅子で来ました
僕は機能訓練を担当しているので
身体的なレベルの安定を客観的にしてください
っていうことが多いんですけども
見た時にね
家から車椅子で来た
でもその人と話をして見て分かったのは
筋力が落ちたりとか
怪我をしてとかそういうことではなく
身内に不幸があって
精神的な落ち込みから
ショックが強いあまりに
ちょっと出かけてくる時は
ちょっと立って歩けなかったから
車椅子をお借りしました
そこまではっきり言ってくれてますから
その方もともと
押し車で歩けてる方ですのでね
じゃあお話をして
じゃあ一緒に歩いてみましょう
まずは平行歩道から
平行歩道の後
押し車
じゃあ前と全く変わることなく歩けてますね
じゃあこの人は今まで通り
押し車で構いませんよ
っていう風に僕は言ったんですけども
そうすると今度職員の方から
ギアワーカーの方から
いや家から車椅子で来たら
歩かせるのが怖い
いや僕が判定しましたよ
って言ってもダメ
いやもうじゃあもう僕の役割ないじゃん
っていう感じで
じゃあ怖かったら車椅子にしてください
僕は歩行機で歩いて構いませんよ
という風に記録には残しておきます
っていう風に
ADLっていうのが下がることを
すごくこの業界気にかける場所なので
気にかける場所じゃない
気にかけるそういう業界なので
身体的なね
できるできないが下がることを非常に嫌います
今まで歩けてた人が車椅子になった
車椅子をしかも押してもらうとなると
これも全解除ということになるので
移動全解除っていうことは
それまで歩いていたところから考えると
もう2段階ぐらい下がったことになるわけですよね
いやもうそれだけは嫌だな
っていうのは先に立つんですよね僕はね
でも家から車椅子で来たんだからっていうところに
すごい強い引っかかりを持って
いやもう絶対歩かせたくないって言われてしまって
おいじゃあ好きにしたまえよ
っていう感じになっちゃったんですけども
また僕に聞いてくる相談員が悪いっちゃ悪いんですけど
この人の状態はどうですか
僕は身体的なところと
ゴリさんが夜勤をやっていないことについて
勝手にメンタリティを見れるわけではないんですけど
まぁちょっとテンションというか
精神的に落ち込んでるよとか
今落ち着いてるよとかっていうところは
ゆったりはするんですけども
僕がやってないことはただ一つ
夜勤ですね
今の施設では僕は夜勤はやってませんので
それに対して
この利用者さんの状態を教えてくださいって言われて
これこれこういう感じで
特に大きな問題はないよって言ったら
そんなことないよ
この人夜になったら大変だから
夜のことはごめんなさい
僕は分かんないです
そうなんですよね
夜になったら
評辺する人ってすごい多いんですよね
インチ高齢者の状態でね
2Bとか3Bとか
2A3Aではなくて2B3Bとなると
夜夜間になるとちょっと大変だよって
人がいるわけですけども
そこに関して僕に意見を求めてきた
相談員も悪っちゃ悪いけども
答えてた私も悪いですよね
日中のことだけ見てりゃ
ご家族さんと同じですよね
さっきの話で言ったね
夕方10分ちょっと10分15分
1時間でもいいですよ
ちょっとの間一緒にいて
じゃあねお母さんまた明日ねって言ってる娘さんと
何ら変わりはない
僕も同じことですよね
朝の8時から遅い時も
僕もたまに夜の8時ぐらいまで
みんなを寝かしつけたりするとこまでいることがあるんですけども
それはそれとして寝た後は
やっぱり見てないわけですから
今の利用者さんたちはね
夜勤をやったことがないわけではないですけど
別の施設で夜勤はやったことはありますけれども
今の施設では夜勤はやってませんね
確かにね
ゴリさんは夜のこと知らないでしょって言われたら
もう封の音も出ないということになるわけですけども
自分が見てる範囲の中でわかってることを
得意気に言ってる自分が
すごい
ゴリさん夜勤やってないでしょって言われる前から
途中で自分で嫌だったんですよね
自分自身と職員さん達への反省
なんかすごい嫌だな
なんでこんなに俺今日嫌なんだろう
実際に止まらないんですよね
そういう日ってね
朝からずっと
僕が一番ガンダムを上手に乗り回せるんだ
みたいなことを朝からずっと言ってるわけですよね
自分で自分が嫌になっちゃいましたよね
たぶんその日一日一緒に仕事やってた職員さんたちは
嫌な思いしたと思いますよ
本当に申し訳ないですよ
いい歳っこいたおっさんが
アムロの中二病と同じぐらいの状態だったっていうのをね
反省してますという回です
終わり
ご視聴ありがとうございます
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