1. ごりの堂々巡り
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2023-02-19 19:48:00

#38 新人罠猟師への指導は気付くまで待つ

指導方法

人それぞれ

マイクロマネジメントは嫌い

気付いて欲しい

嫌いならやめればいい

好きなら続ければいい

ただそれだけ

00:02
毎度、ごりでーす。
今日はですね、また狩猟の話をしようと思ってます。よろしくお願いします。
えーっとですね、まあ今日午前中はすごいね、こっちの地方は雨が降ってですね、
まあもう午前中から昼過ぎまで、まあだいぶ雨が降りまして、
うん、まあ寮にはいけなかったんですね。まあいけないんですけれども、僕は罠も仕掛けてますので、
まあ箱罠の見回りですね。
まあくぐり罠もあるんで、くぐり罠も見回ってはくるんですけども、罠の見回りをして、まあ餌の仕掛けをして、で、
実はですね、うーんと、実は僕の箱罠の周りに、
今年度、まあ今季から狩猟をやる、やりたいよという方がいまして、
まあその方のくぐり罠をね、僕の箱罠の周りにいくつか仕掛けてある場所があるんですけども、
えーっと、まあそんなことしたらそこの箱のね、箱罠には絶対入らないなと思いつつもね、
まあせっかく狩猟の免許を取って、猟をやってみたいよという方がいるのでね、
まあその方の住んでる場所とか、狩猟のスキルなんかを鑑みて、いきなりね、
野手に仕掛けて、鹿とかイヌシシがバコンとかかってしまうと、多分その方処理しきれないというのがあるので、
いわゆる小物というね、まあ四つ足の中でも小物という、狸とかアライグマなんかを狙って仕掛けてみたらどうかということで、
箱罠の周りにくくり罠をかけるというね、まあそういうふうな仕掛けをしてあるんですけども、
まあそれのね、見回りもしてきたんですね。
で、まあその新人さん、まあ新人とはいっても年齢は僕と一緒なんで全然若くはないんですけども、
まあその方がかけてある罠ですね。
で、まあ僕今日見に行ったら一つは殻弾きの状態だったんですね。
殻弾きということは、まあ何らかの衝撃がそこの罠にかかって、罠が作動した状態ですね。
くくり罠ですね。くくり罠が作動した状態。
まあこれはですね、木の枝が落ちてとか、太いね、ちょっと大きめの枝が落ちたりとか、
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まあ雨が降って何か風が吹いて物が転がってきてね、罠が作動したとか、
まあ考えられないわけではないんですけども、
まあ僕が朝ね、見に行った時にくくり罠が作動してまして、
その時点ではまだ雨も降ってなくて、まあ夜中は降ってのが朝は降ってなくてね。
で、くくり罠が動いていた、作動した状態ということですね。
なので、まあ何かしらの変化があった。
まあ動物が来たとは言いませんけれども、何かしらの変化があった。
もしかしたら人が見に来た。自分たち以外の誰かが見に来て、罠を作動させてしまった可能性もあるわけですよ。
で、まあその状態で、まあその新人さんっていうのはまあ本当に土新人なので、
まあ例えばね、その作動してしまった罠を僕が修復ですね、もう一度セット状態に戻しておくこともできたんですけれども、
今回はもうあえてそのまま作動したままの状態にして、僕は朝罠を見回りをして帰ってきました。
で、その後その新人さんから連絡が来たんですけれども、
僕が仕掛けたその箱罠の方の餌の状態の報告はあったんですね。
ところがですね、そのくくり罠の方の作動してましたっていう報告がないんですよ。
未だに来てない。もう夜も遅い状態なので、もう多分そういう連絡はないと思う。
あ、ないですね。ないんですけども、
ということはね、そのくくり罠が作動しているということに気づいてないわけですね。
で、これをね、逐一朝からくくり罠が作動していたから、
もう一回セットしておいた方がいいよっていう風に言うのも好きじゃないんですよね。
僕の感覚、いじわると言えばいじわると言われるのかもしれませんけども、
狩猟のね、見回りの第一という変化を見るというね、変化に気づくというね、
そういうのが非常に大事。
その方はサンデーハンターということで、金曜日とか土曜日に罠をセットして、
日曜日の夕方にそのセットを解くということになって、
セットを解くというか罠がかからないようにすると言って蓋をするだけなんですけどもね、
その状態で気づかなければいけないっていうところに気づいてほしいということで、
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僕は朝一パッと見に行った時にもう罠が作動しているのを見て、
あ、これ罠作動してるなっていうのがあったんで、
そのまま気づくのかなと思ってそのままにしてました。
結局やっぱり気づかないんですよね。
気づかなかったことが大事で、気づかなかったよってことを今からまたその方に連絡しようかなと思ってますけれども、
気づかなかったことでまた見に行く、その罠をね、また確認しに行くと思うんです。
確認した時に何がどう変わっていたかという、その目を養ってほしいっていうところなんですね。
これは僕は自分の職業である神級師ですね。
もともとは神級師ですけども、神級師でいろんなところを見るんですね。
その方の体を見るというよりも雰囲気とか歩き方とか声とかそういうところ全て、空気感とかそういうところまで全部見るんですけども、
そういう見るというね、そういう作業に慣れていただきたいと。
どんどんどんどんね、罠というか獣と対応する、対峙していくにあたって、
大事なのは獣は痕跡をなかなか残してくれない。
もちろん文字として残しませんし、はっきりと分かるような状態にはしてませんから。
違うことを自分で気づくようなところまで自分のセンスですね、感じる能力を高めていかないといけないというところがあるので、
何が違うかっていうところをね、分かるまではやっぱり自分のセンシティブを磨いていただきたいというところで、僕はあんまり言わないようにどうしてもしてしまいますね。
自分が神級師としてその能力を磨くときに、その感覚を言葉でね、ちくいち教えてもらったということはないんですよ、実は。
これもだからひどいと言えばひどいんですけども、自分の中で気づきを得るっていうところまで、自ら高めていくというところが必要だったんだと思うんですよ。
もちろんどうなんでしょうね、本当に分からないですけど、そのちくいち手取り足取り教えてもらった方がいいのか、僕がやったように自分で感覚を研ぎ澄ましていく方がいいのか分からないです。
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僕はたまたまそういうふうに教わったので、やはりその方がいいんだろうと、自分がそれで獲得した能力があるので、その方がいいと思って、結局今回は言わずにそのまま放置して本人に気づいていただきたいという、そういうやり方をとっています。
もうこれ仕方がないんですよね。自分が後輩とかいうかそういうものを教育していくときには、決まった教育システムがある集団であればいいんですけれども、決まった教育システムがない集団にいる場合は、
その集団のやり方にどうしても習っていく、そんな感覚になるわけですね。今回はなんで、新級の時にも自分で獲得したセンスでもありますし、
罠の時も自分で罠とか重量においても見切りにおいても、本当にざっくり最初の最初、これがイノシシの足跡だよ、これが鹿の足跡だよ、こういう痕跡を見るんだよっていうざっくりとしたことはもう教わって、その後は全部自分で見る。
で、その後答え合わせをしてもらう。これってこう感じたんですけどもどうでしょうかっていうところでの答え合わせっていうのをやってきて、それがだいたい合ってるよっていうことになってくると、その後はもう任せられるわけですけども、
今回新人の方、1年目だからしょうがないと言えばしょうがないでしょうけども、どうでしょうね、もうちょっと山に入ってほしいなっていう感覚はあるんですけども、自分で気づけなかったことを一つの糧として今後成長していただきたいなということでそのまま放置してあります。
今から連絡をして、その方がどういうふうに思うのか、そしてどういうふうには行動をとるのかっていうことが次につながるものだと思っています。
これが気持ち悪くてもやめちゃう方がいたとしてももうそれはしょうがないです。
嫌な人はもうすぐやめますし、やりたいと思う人は嫌でもやります。もうそういうもんなんですよね。やりたいと思ったら嫌な感じを得たとしてもずっと続けるんですよ。僕自身もそうです。
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なんでこんなって思っててもやっぱり続けるんですよね。僕の感覚がひどいっていう人もいるかもしれませんけども、いいんですよ。やめたきゃやめりゃいいし、やりたきゃやりゃいい。自分はやりたいからやってる。他人がやりたかったらそれを応援するし、やめたかったらやめる方を応援します。無理に続けろとは言いません。
それを他の人がどういうふうな感覚で捉えるかは知りませんけれども、やりたくない人を止めるっていうのは僕の立場としておこがましいと思っています。
狩猟にしても針球とか骨継ぎに関しても、やっぱりもうちょっとついていけませんっていうようであれば、あ、そうか。じゃあしょうがないね。また機会があったらねって言って時が経つような感じになりますね。
これはしょうがないんですよ。本人がどう思うかなんていうのは僕らにはわかりませんから。どんなに厳しい状態、どんなに苦しい状態でも続けたいと思えば続けますし、どんなにいい状態にあっても合わないと思う人は合わないと思っての行動をとります。
実際自分が見ててね、こいつは恵まれてるなーって思う。
針球の頃ですね。針球師として自分が若手だった頃に、この人すげえ恵まれてるなー、こいつすげえ恵まれてるなーっていう状況の人間が、なんかちょっとやめたいよっていうことを言った時に、
本当に感覚って人それぞれ違うんだなって改めてそこでも感じたんですけどね。
やっぱりね、その認知の仕方、物事は同じ物事であってもそれをどう感じるか、認知の仕方っていうのはみんなそれぞれ違うので、それに対してどうこういうことっていうのはやっぱりできないと思うんですよね。
これまでも、そしてこれからも、それに対してどうこう言うってことはできないような気がしています。
今後ね、自分の感覚もまた変わるかもしれませんけども、今回ね、その狩猟に関してその人がどう感じるかというのはその人次第なので、
自分が今までやってきて自分が感じてこれでいいと思っていたやり方で、その方への指導をしていくというだけです。
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嫌だったら他の師匠につけばいいわけですから、別に僕のところにいなければ寮ができないわけでもないですから、嫌ならやめればいい、やりたければ続ければいい、よそに行って続けてあげればそれでいいんです。
どうも思いません。自分の、僕自身ね、ハリキューの方でもね、自分の技術が合わない。自分の技術が全く合わないから、他の先生のとこ行きたいですって言って、他の先生のとこ行った人もいますし、自分の教え方が気に入らない。
あまり細かいことを教えてくれないから嫌だっていう人もいました。いいんですよ。そう思えばそう思ったで、別にこの人はそう思うんだっていうだけで、自分が何かを変えなきゃいけないとは別に思っていませんので、自分が変えたところで多分その人は同じ感覚を得ると思います。
なので、あんまりね、細かいことを考えないようにずっとしてるんですけどもね、でももしかしたらそんな感覚も僕自身にも変わるかもしれません。で、わかんないですよね。
人の感覚ね、年をとって人間関係、いろんな人との関わりがあって、それで変わっていくこともあるでしょうから。今言ってることが明日に変わってるかもしれませんから。
何が正解なんかはわかりませんけれども、ただ今の僕の感覚として細かいマイクロマネジメントで狩猟の技術を教えるという感覚は今のところないです。聞かれれば教える。
でも、こっちがある程度の情報提供はしてるわけですよ。で、その情報提供してる中に自分が感じ取るものがなければ、何回もそのことを今同じことをずっと言います。深掘りしたことは言わないです。
同じことをずっと繰り返して、そこに気づいて初めて深掘ります。そういうやり方ですね。ずんずん深掘って教えていくのではなくて、基礎だったら基礎をずっと言います。
自分が望んでいる速度でその人を成長させていこうという気にはなってないので、その人の成長速度に合わせるのであれば、立ち止まっている状況であれば立ち止まったままずっとその人に合わせて話をしますので、それで感じることができなくてやめるんであればしょうがない。
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なので一応何も言わないで、何のヒントも与えずに放置しているわけではないので、かなりのヒントを与えた状態で反応を見ているという、釣りみたいなものですよね。
釣り針の先にエサつけて、目と鼻の先でちょいちょい動かしていて、それで反応できるかどうか。反応しないんだったら、するまで待つというのが僕のスタンスです。
手を替え、品を替え、教えるという感じではないです。手を替え、品を替えって言っても結局気づかない人がいつまでも気づきませんから。
深さを変える、多少自分の手元の深さを変えることはあるかもしれませんけれども、大幅に自分の感覚を変えてまで教えることはないので、どの段階で気づくのか、早いこと気づいてほしいなと思いつつね、いろんな情報提供をずっと続けている状態です。
今日はこれで終わって、今から連絡して、また後日、反応があればその話をしたいと思います。反応がなかったらそれまでだったということで終わると思います。
今日はこれで失礼します。ありがとうございます。
19:48:00

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