00:03
みなさんこんにちは、石川愛香子と杉田麻里子です。
Good News for Citiesは、都市、建築、まちづくりに関するさまざまなグッドニュースをザックバランに話す番組です。
はい、みなさんこんにちは。
こんにちは。
あのですね、今日はオフラインで2人揃って収録をしてます。
わ〜。
わ〜。
1年ぶり?
8ヶ月ぶり?
8ヶ月ぶりぐらいかな。
いや、1年ぶりぐらい。
それはないか。
結局遠隔でいつもやってるっちゃやってるもんね。
そうなんですよ。
で、どこで収録をしてるかというと、カサブランカ、モロッコにおります。
イエーイ!
え?ってなってるよ。みんなえ?ってなってる。
そうだよね。
旅をしにくい時期ではあるんですけど、
もともと私が去年の12月からアフリカにいて、どこかでゆか子と合流したいなっていうので話をしていて、
もともとナイジェリアに一緒に行こうって話をしてたんだけど、
ちょっといろいろあって、入れないことになり、
で、じゃあモロッコとエジプトに行こうっていうので、
カサブランカで合流して到着したのが昨日と。
どうですか?疲れてますか?
いや〜、でも、カサブランカすごく快適というか、湿度が少ないから、
なんか日差しは強いけどカラッとしてて気持ちいいです。
過ごしやすいめっちゃ。
でも到着したばっかりで疲れてはない?大丈夫?
ちょっと今昼寝したからちょっとチャージされました。
昼寝してね、起きたんですけど、
ここから1ヶ月半一緒にいろんなところを訪ねたりとか、
リサーチを一緒にしたりして、同じ時期に日本に帰ってきて、
で、また8月から2人とも日本で揃ってプロジェクトを開始していくので、
ちょっとね、ここにいる間に、2人でいる間に発信もできたらなと思います。
で、ちょっと今ゆか子が湿度とか気温の話をしたんですが、
今日はヒートウェーブって言えばいいのかな?
暑さ、都市の暑さ対策みたいなところを、
ちょっとホットな話題なのでできたらなと思います。
東京はどうやら36度とかね。
私がちょうど出る時にはもう外、道は歩けないぐらい暑くて、
もうそこら中で熱中症の対策をしてくださいみたいな。叫ばれて。
なるほどね。だって部屋でもさ、家の中でもサングラスかけて仕事してるって言ってたよね。
部屋の中でも眩しくて、サングラスして。
やばいよね。
私がちょっと変なのかもだけど、
それぐらいいつもより強く感じるというか、
日差しだったり、暑さがこもって抜けないっていう感じがするかな。
03:02
怖いね。しかも日本だけじゃなくて、
今ヨーロッパでもヒートウェーブって言われてるし、
グローバルウォーミングと合わせてちょっと怖い。
怖いなと思ってて、日本に帰るの超怖いんだけど、
8月ね。タドでさ、京都の夏暑いのに。
でも笠原なんかね、いい感じだよね。
めっちゃ、なんかだから降り立った瞬間、気持ちいいみたいな。
あった。なるほどね。
ベタつかないし、日差しもやっぱさ、
いい強さというかさ、
建物が白くてっていう話もあったけど、
眩しくて気持ちいい。
なんか陽気なというか、明るいムードがある場所だなっていう感じもしたかな。
なるほど。
今日は1日目、到着して1日目なので、自転車を借りてね、
ちょっとそのモスク、一番大きなモスクと、
その辺りの沿岸部っていう海沿いを自転車で走って、
なんか午前中とかだったら30度ぐらいかな、もっと低いかな。
20度多分、23、4度とか20度。
いいね、あとなんかこう、海からのさ、
冷気みたいな。
冷気がさ、あとミスティーだよね。
結構さ、海に近づいた瞬間、冷たい風がファーってさ、
来るよね、なんかこう、水しぶきみたいな、なんかちょっと感じて涼しかったんだけど、
なんか、モスクの近くに、新しく開発されているモダンなエリアがあって、
お台場って言えばいいかな、日本で言うと沿岸再開発地区みたいな。
お台場もあんな感じじゃないかもしれないけど、
本当に多分何もなかったところを、掘り起こしてというかね、開拓してて、
すごいこう、きらびやかなマンション群と、
大きなショッピングモールができてて、みたいなエリアだったね。
何階建てぐらいだろう?
カサガランカは基本的に中心部とか、そこまで高い建物がなくて、
5階とか6階とか、
でもそのエリアだけバーンとでかくて、モダニズム的な、
広い広場があって、マンションがあって、
そこに行った途端、むっちゃ熱く感じたんだよね。
結構作られてる新しいビルだから、木とかもそんなになかったし、
良い陽陰がない、逃げ場がないっていう感じはあったね。
確かに。あと一個一個の建物がやっぱり大きいのと、
建物間の距離が広いから、歩いても歩いてもたどり着かないというか、
疲れる。考えるだけで疲れる。
だけど、そこを通り抜けてすぐ隣にあるカサブランカの中心部も一緒に歩いたんだけど、
06:03
そこに入ったら急に涼しくなったんだよね。
確かに確かに。
風がちゃんと通って、海から町へちゃんと風が抜けてるっていう感じはあったな。
やっぱり沿岸部は海沿いに大きくなくてもダンダンってできちゃって、
風が意外と防御されて抜けない。
確かに確かに。それはあるかも。
涼しいって感じた中心部はメディナっていう昔ながらの旧市街で、
いわゆるみんながモロッコって言ったら思い浮かべるようなクネクネをした細い路地みたいなところで、
そこでみんな住んでたりとか、マーケットがあったりみたいなところで、
基本的に陰がね、結構狭いから陰もたくさんあるし、
あとこの前モロッコ人の建築家と歩いてたら、風の流れみたいなのをきちんと計算して、
このクネクネみたいになったみたいな話とか。
それが面白いよね。
面白いよね。
あと道路もあえて狭くして、人々のコミュニケーションが生まれるようにとか、
いろんな意図があったような形になったみたいなんだけど、
これ結構京都の水打ちみたいな感じ。
打ち水か。
打ち水。
そう、お店持ってる人とかが自分の店の前とかに水だーって漏らして、
暑さ対策してたりとか、すごいいいなと。
あと屋根があるところも多かったよね。
網々の屋根みたいな日差しがゆるやかに入り込むみたいなのがいいなと思ったのと、
あと洋水路みたいなのもあったね。
スークの右の中に道沿いに、ちょっとみんなが水を取れるように。
水道。
そうそう、共同洋水路みたいなのがあって。
いいね、確かに。
そこで足洗ってる子どもとか。
確かにそういう水スポットがあるのも中小対策の大切だよね。
確かにモロッコの人みんな、お水いっぱいくださいとか全く知らないお店とかに入って行ってて、
なんか普通に水道水入れて渡してくれるらしくて、買わなくても。
そういう文化もいいよね。
確かに確かに。
っていうので、暑さとかヒートウェーブ、ヒートアイランドとか、
ちょっと暑さ、気温みたいなところについて考えてたんですが、
なんかね、どんなネタで話せるかな。
でもこの間ちょうど見てた記事かなんかでも、
やっぱりそのヨーロッパの暑さ対策みたいなところ、
かなり近年、2000年くらいからかけて、
気温上昇で対策をね、みんないろいろ各国打ち出してて、
スペインのバルセロナが気候シェルターっていうものを街中に設置するっていうのを始めているっていう記事があって、
09:03
気候シェルターってすごい、どういうことって思ったんだけど、
要は市民が暑さから身を守れるような涼しい場所みたいなものを指定して、
そこに市民の人が無料だったり、行けるようなオンラインマップとか情報を提供するっていうところらしいんだけれども、
今は屋内であれば26度程度の気温があること。
屋外であれば豊かな自然とか噴水があるとか、
学校とか公園とかそういうところが指定されているようなデータベースというか、
そういうものを今作っているらしい。
面白い。
そういう風に誰でも行ける場所っていうのがマッピング化されているのは大切だよね。
結構調べてたら、例えばインドとか貧富の格差があるところで、
ヒートウェーブって結構打撃を受けやすいらしくて、
富裕層とかってエアコンがある家に住んでたりとか、
緑に囲まれている綺麗な家に住んでたりとかする一方で、
スラムとかに住んでる人たちって密度も結構高いし、
緑がないところだったりも多いし、
エアコンとかも結構電気代も高いから持ってない人とかも多いしみたいなところで、
そういう意味でパブリックに誰でも行ける場所っていうのがあるのはすごい大切だなって思いました。
バルセロナの場合は気候セルターって名付けてそういうところを指定してるけど、
要は公園的な場所でみんながちょろっと街を歩いてる中で避難したり、
日差しから守れるような場所って結構今ある公園とか、
1階空間とかそういうところがもっと活用できそうだなみたいなのを思って、
そういった気候セルターと名付けてそういう場所を読み換えていくみたいなのは面白そうだな。
例えば東京とかだったら駐車場とか、東京もたくさん緑があるから大きな木とか、
そういうのを気候セルターとして指定してみんなで発掘していくみたいな、
ちょっと面白い目線かもな。
確かに日陰ね。
暑さから身を守る熱中症対策っていうのもそうだけど、
そもそも街の作りとしてどう夏の気温を下げていくかとか、
それをどうデザインできるのかっていうのを考えるのがすごい大切だなと思って、
その文脈ですごい面白そうだなと思って見つけたのが、
暑い街サミットっていう、
暑い街サミット。
最初私見た時に、気温とか関係なく、
激暑の暑の方かなと思ったんだけど、
12:00
多分それもかけてるのかもしれないけど、
暑さ日本一の記録を持つ市がいくつか集まって、
静岡県の浜松市、
浜松そんな暑いの?
埼玉県の熊谷市、
熊谷。
熊谷市。
これは有名だね。
あと高知県の四万十市、
そうなんだ。
岐阜県の多寿見、
あと山形県の山形市もそうらしい、
東北なんだけど面白いね。
が集まって民間団体がタッグを組んで、
どうやって集まったのこのおととき?
結構エリアバラバラじゃない?
熊谷市暑いからちょっと。
そこで一気統合した。
そこで一気統合するの面白いね。
でもバラバラだね、やっぱね、確かに。
南だから暑いとかそういうわけではない。
地形とかもあると思うんだけど、
彼らが集まっていろいろやっていると。
今年は暑い街サミット2022っていうのが
本当この前の5月28日、
オンラインで開催されたみたいで、
そこで私はそのサミット行けなかったんですけど、
ちょっと興味があるなと思って、
いろんな暑さ対策とか、
街のデザインとしてできる暑さ対策みたいな
アイデアを共有したりとかしているみたいで、
ちょっとザーッと記事に載ってるのとかも見て、
詳細はあんまりわからないんだけど、
小学生の暑さ対策コンテストを開くとか、
アーバンファーミングみたいなところで、
プランターにも自然素材を使ったりとか、
軽トラックを使った断熱対ヒニハウスとか、
それぞれの市がすでに取り組んでいることだったりとか、
いろんなアイデアを紹介していくみたいなサミットらしく、
ホームページでもそういうアイデアとかを
共有してくれたら、
街でも取り組みを使えるのになとか、
私たちがやっている4シティーズっていう取り組みの中でも、
そういったアイデアを共有したりとかもできるようになってるので、
そういうのもあったらいいなと思ってるんですが、
ちょっとこの暑い街サミットの誰かと
インタビューしてみたいので、
リスナーさんで誰かいらっしゃったらぜひ、
サミットの関係者の方、
ご連絡いただけると嬉しいです。
なるほどね。暑さ対策ね。
なんかでも、新しいことを作らなくても、
意外と時間帯を変えたり工夫したりすることで、
過ごし方を変えれそうだなと思って、
暑いところから離れるわ、北に行けみたいなのもあると思うので、
飛車地みたいに行こうみたいなのもあるけど、
15:02
結構日が沈むと涼しいし、
夕方とか夜時間みたいなものをもうちょっと活動的なタイムにする、
夏はみたいなのとか、
夏祭りとかも意外とやっぱり理にかなってるなみたいなのも思ったんだけど、
やっぱり夏の暑さをしのぐような夜の楽しいコンテンツを作るとか、
そういうのもいいなと思ったかな。
シエスタとかね。
ホロッコの人と話してたら、
6時とか7時あたりに渋谷さす時が一番暑いらしくて、
もう街中に誰もいないんだって。
その時間帯を逆に。
誰もいなくて確かに、観光客ぐらいしか外に出てなくて、
彼らはバカだみたいなこと言ってるんだけど、
確かに暑い地域に見られるシエスタ的な文化とか、
結構スペインに住んでた時も、
夜遅くまで子ども外に出てるなって思うこともあったんだけど、
インドとかもね。
そうだよね。
そういう風にちょっと時間をずらすとかもいいなと思った。
一番やりたくないのはやっぱなんか、
部屋にこもってクーラーをかけるっていうのは、
体にも悪いし、
エネルギーも使うし、
ヒートアイランド現象をさらに加速させる、
サステナブルじゃないやり方。
でもどうしても暑いからどうしてもかけてしまわざる。
そうしないと生命の危険にね、
だれるっていうのもあるので、
そこのバランスをどう取るかみたいなところなんだけど、
でもなんか、京都の先奥に引っ越して、
日本風の家に引っ越して、
今まで一番夏が風通しが良くて気持ちいいよね。
京都って確かに暑いんだけど、
家の窓全部開けたらバーって風が通って、
なんか本当に酷い日の夜とかしかエアコンかけなくて良かったんだけど、
なんかそういう日本の街って夏に気持ちよいように作られていたりとか、
風通しをきちんと計算されていたりとか、
すごい面白いな。
窓も外せるし。
そうそう窓も外せるし、
あと網戸とかもすごい良い文化だなとかも思うし、
そういう昔の建築みたいなところから学べることもすごいあるなと思って。
風が通るだけで体感を本当に違うからね。
そうだよね。
あとやっぱ、壁が湿度を吸収するかどうかっていうのもすごい大切だなと思って、
やっぱなんか京都の家に住んでから、
モダンなアパートとかに行くと、
なんかこうベタベタする。
風呂上がりとかにどうしてもベタベタしてしまうみたいなのがあって、
でも古い家ってやっぱ土壁でね、
吸収したりとかするから、
それが気持ちいいなと思ったりとか。
なのでなんか、
ナイトヒラシさんの環境デザイン講義っていう本があって、
18:00
ここでなんか私も京都に引っ越した時に最初に読んだ本なんだけど、
音っていうなんか私たちを取り巻く空気の環境とか、
なんかまあそうだね、環境について、
人間の体とか感性みたいな側から捉え直すみたいな本で、
これが結構面白くて、
日本古来の地域に根差した風呂を反映した暑さ対策とか、
なんかエネルギーの使い方とか書かれてて、
すごい参考に。
本質的な。
そうそうそう、面白いなと思いました。
そうなんだよね。
なんかそのさ、電気効率とかさ、
熱効率みたいな形でさ、
ハウスメーカーとか家の構造とかさ、
なんかみんなこう考えて建てるけど、
人のこの身体的なね、
ここに座ったら気持ちいいとか、
風がこの時期は通るようにとかさ、
そういう風な観点で、
意外と設計はできてないかもしれないね。
そうだね。
これから人間の心地よさだけじゃなくて、
環境にも負荷を与えないようにっていうので、
そうだよね。
なんかさ、ちょっとまた話それるんだけど、
カメレオンに数ヶ月前に行った時に、
めっちゃ暑かったよね。
でもアミドウをみんな使わないの。
みんな使わないの。アミドウ見たことはなくて。
でも夜はそれなりに涼しくなるから、
窓開けて寝たいんだけど、
なんかアミドウないから蚊がバーって入ってくるわけ。
ちょっと蚊についてるのね。
また今度話せたらなと思うけど。
蚊は危ないね。
そう、だからなんかこう、
でっかいコンクリートで作られた建物に、
一部屋一部屋にこう、
なんか小さな部屋に押し込まれ、
暑いからエアコンつけなきゃいけなくて、
窓開けたら蚊も入ってくるしって。
逃げ場ない。
そう、逃げ場ないみたいな。
エアコンつけっぱなしで寝るのもさ、
ちょっと私風邪ひくから嫌で。
そう、難しいね、ちょっと。
でもちょっといろんなアイディアを、
それこそ熱い街サミットのね、
方々とかから聞きながら、
まあなんか都市レベルで、都市計画レベルでできることと、
個人が例えばこう、
緑をね、庭に増やすとか、
メランダにこう緑を置くとかだけでも、
ちょっといいかもしれないし、
個人からできるアイディアとかも含めて、
ちょっともっと調べてみたいし、
発信もしていきたいなと思いました。
引き続きこのトピックを話せたらなと思うので、
うん、今回はこんな感じかな。
はい。
はい、ありがとうございました。
はい。
グッドニュース4シティーズでは、
毎週新しいエピソードを配信しています。
次回もお楽しみに。