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2023-01-24 49:49

【#102】“廃屋”建築と、空き地の未来 / 長田区 part 2

兵庫県神戸市長田区について深ぼるシリーズのPart 2。

“廃屋”建築と、空き地の未来  神戸市のなかでも高い空き家率と高齢化率に悩む長田区。長田区が抱える課題は、今日本全国が抱えている問題でもあります。今回は、そんな空き家や、全国に増える廃屋、使われていない空き地などを軽やかに使いこなし、新しい活動の種を蒔き続けている2名にインタビューをしました。 

 ◉トピック 

  • 西村組って?廃屋芸人って? 
  • 元魚屋を改修した、シリイケバレーという場所 
  • バイソン、バラックリンなど、気になる西村組の拠点 
  • 空き家、廃屋をいかに楽しむか 
  • 空き家、廃屋の未来 
  • 空き地を皆で楽しむ、丸山アンダーザブリッジとは? 
  • 神戸市長田北部にある、丸山という場所  


◉ゲストプロフィール  

西村周治/にしむら しゅうじ 西村組 親方、合同会社廃屋 代表 1982年、京都府生まれ。一級建築士・宅地建物取引主任士。神戸芸術工科大学建築学科を卒業後、ボロボロの長屋を改装して住み始めたことを機にDIYに目覚め、神戸市内の廃屋を改修しつつ引っ越しを繰り返す。2020年に有機的な建築集団「西村組」を結成、“無理をしない”を合言葉に日々廃屋と向き合う。
HP :https://nishimura-gumi.net/home/ 

上野天陽/うえの たかはる 1997年神戸市長田区生まれ。明石工業高等専門学校建築学科卒。地元神戸のまちづくりに関わりたいとの思いから、2018年に(有)スタヂオ・カタリストに入社。建築設計や住民主体のまちづくり支援に携わる。2022年現在は、フリーランスとして神戸市長田北部に拠点を構え、空き家空き地の利活用をテーマとした幅広い活動に取り組んでいる。誰もがまちに介入できる仕組みづくりに奔走中。 丸山アンダーザブリッジ管理人/任意団体まるプロ(丸山プロジェクト)代表/建築集団西村組メンバー


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00:11
みなさん、こんにちは。杉田まりこと、石川由加子です。
Good News for Citiesは、都市、建築、町づくりに関する、さまざまなグッドニュースを、ザックバランに話す番組です。
今回も前回に引き続き、神戸市長田区でのエピソードをお送りします。
ゲスト2人、別々のインタビューを収録しているので、まとめて紹介したいと思うんですけど、
ちょっとテーマとして、廃屋建築と空き家の未来、空き家、空き地の未来みたいなところで、2名の方にお話をお伺いしました。
なんでこのテーマなのかというと、長田区、もともとね、空き家率が結構他の国に比べて高かったりとか、
あと私たちが滞在していた知里池バレーっていう場所も、西村組っていうチームがね、手がけてるんです。
もともと空き家で、その周りも元ね、元市場なんだけど、たくさん空き家が増えていたりとかして、
ひとつ空き家、空き地みたいなものが、長田滞在の中のキーワードのひとつとしてあったので、このテーマでちょっと話を聞いてみました。
1人目が廃屋建築芸人と俗に言われている、西村組の、
俗に言われてるのは、辞書なんじゃない?
辞書。辞書を西村修司さん。
で、2人目のゲストが、その西村組で実際に働いていて、
彼自身も独自に活動を起こしている、上野くんっていう子を2人お呼びして収録をしました。
はい、では、それではどうぞ。
それでは今回は私たちが、この滞在で大変大変お世話になった、廃屋建築家である西村修司さんをお呼びしています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
西村さん、今回いろいろとありがとうございました。
いえいえ。
まずちょっと西村さんの活動みたいなところを、聞いている方々にご紹介をお願いできますでしょうか。
はい、神戸市内で活動をしています。
西村組の組長、西村組っていうのは設計事務所なんですけれども、
03:06
あと合同会社廃屋っていう工藤さん会社をやっています。
主にボロボロになった、どうしようもないような廃屋を直して、使えるようにする、遊べるようにするっていう活動をしています。
ありがとうございます。
今回長田区でのレジレンス、私たちは西村さん、西村組が手掛けられた西池バレーっていうところに滞在させていただいてたんですけど、
ちょっとそこの場所の紹介もお願いできますか。
そこの場所はもともと商店街跡地の中にあって、今はほとんど空き家になっているところで、もともとお魚屋さんだったところをアトリエとか工房で使えるように改装しました。
そこに滞在してもらったという感じですね。
そこは、いろんなところで採れる廃材がどんどんストックされる、たまる一方だったので、それを全部一旦使おうと思って、
壁に山ほど張ったりとかですね、そういった使い方をしています。
素敵な空間で、かつ、滞在中ほぼ毎日何かしらの形で自転車を貸してくださいとか、物件ちょっといろいろ見させてくださいとか、
インターンの方々も西村組経由で来ていただいたりとか、本当にお世話になったんですけど。
インターンの方は長田区の平野さんが誘われて、僕は全然知らなかったんですけど、
実際来てみたらみたいな感じですね。
神戸市内でもいくつかそういった廃屋だったり、廃村っていうんですかね。廃村までは廃集落みたいなところを一体的に購入をして、
それを小さな村として復活させる、バラックリンっていう長田区の山添えの丸山、丸山ですよね。
バラックリンも我々最初に見せていただいたとき、かなり度肝を抜かれたエリアだったんですけど、このバラックリンの紹介とかもぜひ。
神戸はわりと山際にスポット的に空き家とか廃屋が密集しているような場所がちらほらあって、それが結構放置されていたりして荒れている状況のところを、
みんなそこの持っている人は結構困っている人が多くて、その人たちからまとめて買って一個一個直しているみたいな活動をしています。
06:11
バラックリンはもともとペットレーンと公務店の跡地だったんですけれども、そこをたまにイベントをしたりとか、
アーティストがそこで滞在して制作したりとか、そういう場所で使っています。
本当に地元の人に聞いても、あの細道から奥に行ったことなかったとか、あの先に道があるって知らなかったぐらいのレベルで、
ひっそりとあった場所なんだろうなと思ったんですけど、よく買おうと思いましたね。
そうですね、その時に首都さんとかと現地見に行って、みんな無言で帰りましたね。
何するねんみたいな。
無言で帰ったんだ。
それがすごいなって、やっぱりこれって何になるんだろうって、みんながなかなか価値を見出せないものを自分で投資するというか、
買って一つずつ生まれ変わらせるって、すごい変態だなぁと思って。
クリエイティブな変態だなぁと思いました。
確かに。
なんかその、何て言うんでしょう、誰も手をつけられしないし、誰も見てないからゆえに結構自由なことができるわけであるなっていう感じで、
すごい可能性を感じたんですよね。
なるほど。他に兵庫区でしたっけ?設置が来られている。
バルソンもそうですけど、なんかあえて行きにくいとか、車では入れないところとか、なんかあえてそういうむっちゃ不便なところに魅力を感じるみたいなことが押し足られていて、
確かにだからこそできることっていうのがたくさんあるなと思うし、なかなかね、強豪いないですよね。
強豪そうですね、いない。もともとはオーナーさんが別に放置したくて放置してない場所も多くて、
単純にその業者さんに活用しようと思って回送依頼しても何千万とか見積もりになっちゃうから、どうしてもこれどうしようもないなみたいな状況でみんな持って困ってたみたいな状況ですね。
それで流通しないが容易に比較的安く買えるので、そこをまとめて、今までこうでやってたんですけど、なんでこういうことをやり始めたかというと、
自分で家を直して、住みながら直してできたら引っ越すみたいな、てんてんとしてたんですけど、
ただなんか点でやることにちょっと物足りなさを感じたというか、なんかインパクトがちょっと弱いなっていうのがあって、面で何かしらやってみたいなっていうのでちょっと実験的にやってるっていう、今そういう状況なんですけど。
09:13
なるほど。
なんか話を聞いてたときにその点とエリアの話にも関わるかと思うんですが、この開発されたくない状況をどうやって戦略的に生み出すかっていうところで、開発されそうなところに先んじて点を打って、面での開発をさせるような戦略も実はあるみたいなお話を聞いたんですが、そういう視点もあるんですか?
そうですね、一番最初に学生卒業してぐらいのときに、周りのみんなでですね、ある商店街を何箇所もこうみんなで回想して、すごい面白い住め楽しめるような場所を作ってたんですけれども、それがあるときにワンルームマンションになって、
地主さんがみんな売っちゃってですね、どんどん誰が住むのかわからないようなマンションがどんどん建っていったみたいな状況で、その開発もちょっと気持ち悪いなっていうのがあって、なんかいけずしてる感じです。
例えば商店街の入り口を買ってですね、ちょっと開発できないようにしたりとか、それはみんな放置してて、活用する意思がないんで、入り口から順々に直していこうかなと、そういうことをやってたりします。
言えてるかどうかわかんないですけど。
西村さんがよく行かれていたっていう、あれはハーバーランドですかね。
そうですね、ハーバーランド。
どこって言うんでしたっけ?
東出町ですね。
東出町の古い商店街で、いくつかお店が残っていて、ホルモン菓子が食べられるところに行って、
そのお話とかも聞いてたんですけど、やっぱりそこもすぐ隣りがすごい開発されて、
もうなんか10歩ぐらい歩くだけで、どんだけ風景が違うのかってぐらい、
ダウンライトのちょっと高めなマンションみたいな、ドーンってあった横に日向かしながらの街並みがぽっかり残っていたりして、
そこに出入りしている人たちはその風景を残すために、一致していろんなことを仕掛けてるんだなと思って、
そういう、今ゆか子が言ったみたいに、点でその場所をジャックしてというか、
その場所を通って開発から守っていくみたいな活動もすごい大切なんじゃないかなと思いました。
12:05
そうですね。文庄マンションとか建って、そこに住む人が定住する人が建つような感じの開発じゃなくて、
そこの東町の場合は、割とオーナーがお金をある程度儲けるために、
細切れにしたワンルームマンションをどんどんどんどん上に積んで大量に作っていくという方法なんで、
結局、そういう人たちって帰って寝るだけの生活みたいになっちゃうから、
地元の接点もあんまりないし、誰が住んでいるかもよくわからないみたいな。
なんか、これって本当に必要なんかなっていうのをすごい感じてたんで、
そういう建物はあってもいいんですけど、いろんな建物があそこはすごい混在することができ、
混ざることが面白いなっていうのはすごい思うので、
そういう豊かな風景ができたらいいなと思って、あの辺でもちょっと今、これからやっていこうかなっていうのがあります。
いいですね。
長田のこれからのプロジェクトとして、私たちも見せていただいた名倉市場でしたっけ。
はい。
山の麓のかつての市場もまさにそれも入り口の3棟を購入されて、これから回収されるっていう話だったんだけど、
あそこもやはりほっとくと多分普通の一軒家とか住宅が建っちゃいそうな感じだなと思いつつ、
中を見てみるとすごい天窓のあるようなすごく素敵な商店街が残っていて、
あれもそういった残す戦略として買ったっていうことですか。
そうですね。あそこの場合は基本的にアーケードをやっぱり所有者が手放さないんで、
そもそも開発ができないっていう前提があったんで、
じゃあそれを活かしながら面白いことができないかなと思って、今入り口から始めていこうとしている状況ですね。
どんな空間になって、どんな場所にするんですか。
そうですね、いつも土工をやるときもそうなんですけど、何も考えてない、とりあえず割と直すことが好きなんで、
直して誰かいいふうに使ったらいいかなっていう、漠然としたイメージしかないです。
楽しみ。
これがすごいですよね。
それで購入して作れちゃうっていうのがやっぱただものじゃないなと思っております。
田舎やったら、田舎って神戸市もそんなに田舎ではないんですけど、京都市やったら買う値段がすごく安くなるので、
15:01
東京とかだったら大きなお金を出して、やるからにはこんだけ回収しないといけないっていう、そういう前提条件があるじゃないですか、京都もそうだと思うんだけど、
ちょっと外れた、神戸でもちょっと外れたところだとやっぱどうしても買い値がめちゃくちゃ安くなるんで、
収益性をあまり考えなくてもいいっていうやり方ができるので、
そこでアーティストがめちゃくちゃ安く借りるとかっていろんなパターンがあると思うんですけど、
うちもタダで出すっていうのを何箇所かやってますけど、
あんまりそこで収益、数字をガチガチに計算しなくていいっていうのは地方でのメリットとしてはあります。
とりあえず買っちゃいができるってことですね。
そうですね。
ちなみにそのいろいろな配置はあると思うんですけど、西村さん的に決め手となる重要なポイントとかってあるんですか、配置を選ぶ際、もしくは購入する際。
そうですね、商店街はやっぱいいですね。
ひしめきあった感じの商店街は。
昔の歴史というか流れてるものがあるんで、それをうまく今の使い方と噛み合えばめっちゃ面白いことになるんじゃないかなっていうのがあります。
なので配置商店街はよくやってるパターンではあります。
なんか今いろんな方に声かけられて配置の近畿を中心に見に行かれてるっていうことだったんですけど、
いろんな種類の配置を見たみたいな話をされてて、どういうところが好きなのかなみたいな、今のゆか子の話との続きなんですけど、どういう時に萌えを感じるんですか?
そうですね、人間が作った人工のものが、自然のしろありとかいろんなものに侵食されていって、どんどん自然に変えていく姿がまずいいなって思うことが一つありますね。
だからそれは別に、それを僕らは否定して、人間が住むためにですね、しろありとか生き物を排除した空間を作ることで自分たちのスペースを確保してるんですけど、
それがたまに配浴を見てると不自然に感じるなって思うことがあって、でも僕ら直さないといけないから、竹林の、ちょっと話変わりますけど、竹林の生えてる家があったじゃないですか。
18:16
カラクリンですね。
あれはすごい美しいなと思ったのは、自然と人間が作ったものがどんどんどんどん自然に飲み込まれていってですね、ちょうどその攻め入り合いが中に入ると見える状況が生まれてて、それだけでもめっちゃいいなと思って、あそこをどんどんこうしてるんですけど。
バラクリンの中に一軒古いお家ですか、あれがあって。
お家ですね。竹林竹蔵さんの家。
そうですね。竹、沈滞中。
竹が住んでるんですね。
竹が住んでるように、本当に床から天井までグググググッと、もうすぐの竹が突き破って中に生えているみたいな感じでしたね。
天井も一部突き破られて、自然の強さというか生命力を感じたのと、竹林の近くに家は建ててはいけないなと思いました。
なんかよく空き家問題で、近所に空き家があって、ちょっと壊れていっている様子が怖いとか、よく問題にされてるけど、それが問題っていう意識があんまりなくて、
どんどん別に自然に帰っていくのは、それは自然な現象ではあるんで、なんかすごい潔癖なんですかね、住民は。
なんかそういう、家の中に一部そういう自然物があっても、家々の中にそれを許容してもいいんじゃないかな、みたいな。
なんかそれを許容できる方法ってないんかな、みたいなのを漠然と今考えています。
なんかそういう意味で、今日本中に空き家があって、空き家の利活用って全国的に言われていることだと思うんですけど、
なんか本当に使わなかったりとか、無理をして直さなくても、自然に帰しちゃっても、大地に年を返してしまってもいいんじゃないかっていう考え方もね、話されてて面白いなと思って。
そもそもその人口に対しての家の割合が多すぎるんで、利活用しても誰も使わないっていう現状があるので、利活用しない活用方法ってなんだろう、みたいな。
21:05
これに答えを見つけられたらなんか面白いなって思うんですけど。
長田区も空き家率神戸市ナンバーワンというのがかなり多いっていうことだと思うんですけど、そこら辺は何か考えてらっしゃることがあるんですか。
そうですね、なんかもう集団で空いたままにして、そういうイベントスペース、バラックリンみたいにそういうイベントスペースにしたりとか、
アトリエとかそういうどんな場所でもどんな活動できる人みたいなのを連れてきて、そういう人にお金払ってなんかそこで作品を作ってもらうとかっていうのもできるやろうし、
そうですね、俳優服を使って遊ぶっていうことが重要な気がするな。
確かに。
なおさんでも。
確かに確かに。
この話を公式にするかどうかわからないですけど、その時の竹造さんの竹原氏の家も、
今回そのハーリー君っていう香港出身の茶人に来てもらってね、2時間のお茶のパフォーマンスをその中でさせていただいて、それに合わせて石村組が修繕というかアップグレードというか、修繕ではないですよね、あれはなんて言えばいいんだろうな、なんかして。
あれは何ですかね、飾りですね。
飾りです。床が抜けて怖かったのに、道を作ってガラスの床をはめてっていうので、遊び心のある飾りっていう形だったと思うんですけど、従来の空き家活用とかになるとバチバチに直して、
人が住めるようにして、お風呂つけて、エアコンつけてみたいなバッチリやらないといけないから、結構コストもかかるし、そこでストップしてしまうプロジェクトがほとんどだと思う中で、もうなんか空いてるままでもいいから、でもそれをたまに楽しめる空間にするっていうぐらいの修繕というかアップグレードで。
大らかさが。
大らかさがね、すごいあるなと思って。
あの場所を見たときに、もう使えない空間だって思う人たちが大部分だと思うんですけど、しかしゼロって思う人たちが大部分なんかで、それをどう軽やかに遊んでいくかっていうところが西村組の素晴らしい強みなんじゃないかなと思いました。
ありがとうございます。
あとあれだ、はいどうぞ。
どうぞ、何を喋ろうかちょっと忘れました。
24:01
すみません。
はい、すみません。
はい。
あの、俳優区大学の話もね、ちょっと面白かったので、今回シリーケバレーでも開催できたので、来たいなと思うんですけど、私たちの滞在の最終日の夜に、私たちが滞在させていただいてたシリーケバレーで、トークイベント、俳優区大学っていうトークイベントがあって、そこで私たちとちょっとお話しさせていただいたんですけど、シリーズでやられてる活動なんですよね。
ちょっとご紹介いただけると嬉しいです。
はい、俳優区、秋矢が俳優区化した時にじゃあどうするかみたいなところで、ゲストを呼んでトークイベントしてるんですけど、最初は遺産として鑑賞するっていう人ですね。
すごい趣がある俳優区だったらもうそれを遺産として認定して鑑賞してそれを守っていきましょうみたいなそういう人がいたんで、そういう人を呼びました。
2回目は正吉くんって言って、俳優区を解体して、それを解体現場をパフォーマンスにする人ですね。そういう人を呼んだり。
あれですよね、お相撲さんを呼んできて解体を。
壁を壊すみたいな、そのボロボロの建物を解体してなくしていく過程の中でどれだけ遊べるかみたいな、そういう人とかを呼んでいろんな話を聞いてるっていう状況ですね。
今回はどんなゲストだったんですか。
今回は宮原翔太郎くんはパーリー建築って昔やってたんですけど、その場所で寝る場所と食べるものを与えてもらったら何かしら場所を作っていきますっていう、その周りの人を巻き込みながら作っていきますっていう活動をしてた人で、
その人の作り方も面白くて、結構めちゃくちゃ前にその人が作った東京のゲストハウスに行ったんですけど、翔太郎くんが作ったところですね。
めちゃくちゃ荒いんですよ、作りが。みんな素人やから。
でもそれを許容しちゃう大らかさがすごいそこにあったんで、すごいそこに感動して。
とりあえず雑でもいいから直して多少なりとも使えるようになったらいいよねみたいな。みんなで楽しんでそれを共有できたらいいよねみたいな世界観がすごい楽しかったので呼びました。
いいですね。
しりーけばれ、私たち滞在させていただいた時に、いろんな使い方をしたんですけど、オープンスタジオとかね、なんかダンスパフォーマンスもあったし、ちょっとギャラリーみたいに作らせていただいたりとかあったんですけど、
大学のフォークの使い方初めて。
27:01
立体的な。
そうそう、あれ結構よかったなって。
そうですね。
階段から見たり、2階から見たりとか、なんかいい感じでした。
レベルが変わってみんな同じ方向見てるみたいな、結構室内でそれが見れるのが面白かったですね。
そうですね。外からも風景になるというか、しりーけばれってあれなんですよね、全面がガラス張りなので、中に人がいる様子が外から見えて、風景としていいなって思いました。
そうですね。なんか新しい使い方が発見できました。
その後みんなでね、長田の丸子市場のメーリンに2階で行ってね。
流れて行って。
新大森でね。
はいはいはいはい。あれ。
大体。
25分で。
そうですね、まとめみたいなのに入っていくとかある。
そうね。
大丈夫です。
じゃあちょっと最後に西村組としてどういうことをこれからしていきたいのかみたいなところと、なんか長田区とも今後も関わり続けていくと思うんですけど、
長田区で今後仕掛けていきたいことみたいなお話いただけますでしょうか。
そうですね、ちょっと、
そうですね、年齢が、長田区の場合CD系でもあったように周りに高齢者がいっぱいいて、
年齢層がバラバラになったときに、その人たちがどうやったら交われるような場所ができるかみたいなところは最近めっちゃ課題としてあるので、
そこがこれから長田区でもいくつかやっていく中で、
うまく混じっていけたらいいなっていうのは思っております。
やっていく上で。
そうですね、すごい私たちもその難しさを感じる。
これは長田区だけじゃなくて、全国いろんなところで、もちろん東京もそうですけど、あるなーって。
お年寄りに合わせ過ぎても何もできなくなっていくっていうところね。
長田は結構、皆さん別にすごいキャラクターめちゃくちゃ強い人ばっかりだけど、
富士を通せば話をみんな聞いてくれる人なんで、そのあたりでうまいことを混じっていけたらなっていうのを最初から話して、
30:01
そういう人たちが囲われる城みたいなのができていったらいいなと思ってるんですけど。
それはでも、僕は場所を作る側なんで、運営する側の話にもなってくるから、どこまでできるかっていうのはあるんだけど。
そうですね、確かに運営サイド、西村組はたくさん場所を持って作っているので、
それをキャッチアップしてうまく使っていくアクターみたいなのが、もっともっと必要。
そこにもっと出会いたい。
そうですね。なので、私たちもそういう場所を活用したいみたいな人がいたら、どんどん送り込んでいけるようにしたいなと思うし、
私たちもなんかしたいですね。
使える場所はいろんなパターンで持っているので、気になった人がいたらぜひ使ってほしいなっていうのがあります。
また内覧会ツアーしましょう。
はい、ぜひぜひ。
やりたいです。
じゃあ、西村組の西村修司さんでした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
次のゲストは上野孝晴さんです。
じゃあよろしくお願いします。
今日は上野孝晴さんに来ていただいてます。
上野さんはフリーランスで建築・まちづくり分野で様々な活動をされていて、
私たちも永田滞在中に2日に1回ぐらいお会いして、すごいお世話になった人です。
ちょっとどんな活動をしているのか、簡単にご説明お願いできますか。
はい、上野と申します。
今フリーランスとして活動しておりまして、
ホースティーズのお二人が滞在されていた永田尻池バレーを作った西村組に所属しながら、
そこで半分働いて、週の半分後はスタジオカタリストというですね、
長田の駒川市にある設計事務所にて、まちづくりと言われるような仕事を主にやっております。
はい、ありがとうございます。
上野君は、あれですね、西村組の西村さんの回でも触れたバラックリンっていう、
33:01
集落、廃集落みたいなところを復活させた場所があって、
それが山藍の方にあるんですよね、永田区のね。
その山藍の丸山という、結構特別なエリアに生まれて、
そこでのまちづくり活動も今、励んでいらっしゃるということで、
あってますか?
はい、あっております。
あのね、私たち二人も上野君に連れられて、丸山だったり長田のいろいろな取り組みを案内していただいたんですけど、
特にね、私たちが気に入った場所が、上野君がやっている丸山のエリアの橋の下にある結構広大な空き地を、
コミュニティガーデンに生まれ変わらせようとしているプロジェクトに惹かれ、
これは上野君を取り上げるしかないということで、お姉さんたちは上野君に、
今回ゲストにお呼びしました。
ちょっとそこらへんの活動のこととか、丸山のまちづくりのこととかも少しお話をお伺いできるといいなと思います。
はい、まず丸山がどんな場所かっていう話なんですけれども、
神戸市の長田区の中にある、神戸の山井の北側のエリアにある、山に囲まれた地域が丸山地区という名前で呼ばれてまして、
そこがですね、僕が生まれてずっと育った町になるんですけれども、
その丸山地区が昔からですね、住民主体のまちづくりって言われるような、
いろんなまちづくり活動を住民さんがやられてたエリアになりまして、
自分が建築を学んで設計事務所に入って、そういうのを勉強したときに、
自分の生まれ育ったところってそういうエリアだったんだっていうのに初めて気がつきまして、
結構自然環境もかなりいいエリアになるので、
三宮とか神戸の都心の方にも結構近いエリアになるので、
そこで何かちょっと豊かな生活が送れるような町に、
自分の手でちょっとずつ変えていけたらいいなみたいなことを考えて、
いろいろ活動を今しております。
さっきお話し上げていただいた丸山アンダーザブリッジは、
僕が個人的に所有者さんから土地をお借りして、
もともと建物が建てた空き地なんですけれども、
36:03
もう建築基準法の道路が設動してなくて、建物が建てられないという場所になるので、
そういったところの活用の一つとして、
地域の周りの人みんなで畑ができるような場所に変えれたら、
面白いんじゃないかなと思って整備をして、
今いろいろ遊んでるという感じです。
アンダーザブリッジはすごい広さだなと思うんですけど、
あれ何平米ぐらいなんですか?
何平米ぐらいあるんですかね。
200くらいあるような気はします。
本当に川が横に流れていて、今実際にね、いろんな野菜を育てられてたりとか、
ちょっと小屋を建てて、そこに道具をしまっていたりとか、
ちょっとステージみたいなのもあったりして、遊び心があるなと思って見てたんですけど、
なんか私が覚えてて結構好きなエピソードは、
最初そこのプロジェクト始めた時に草がボウボウで、
その草刈りをみんなですることから始めたっていう、
そのイベントが結構自分としてもしっかり、しっくりきたみたいな話してたんですけど、
ちょっとそのエピソードも教えてください。ぜひぜひ。
そこの場所がもともとも草ボウボウで、結構橋の下にあるんですけど、
橋の上からゴミが捨てられてみたいなところだったんで、
まずは草刈りやらんといけんなって思って、
ただ草刈りやるためだけにちょっと人を集めてやってもらうのって、
なんかすごい申し訳ないというか、
せっかくやってもらうんだったらなんか楽しく関わってほしいなって思いまして、
その時に結構アーティストさんの知り合いができてきてたり、
そこの空き地の向かいにあるですね、大日温泉っていうハイセントがあるんですけれども、
そこもですね、東京のミュージシャンの方が購入されて、
これから音楽とかができるイベントスペースとして使いたいっていう話をずっと一緒に受けてましたので、
その草刈りのイベントを考えるときに、
参加者はみんなで黙々と草刈りをしてもらって、
で、その隣ではアーティストの灰材を使って小屋のようなものを、
鳥の巣みたいなものを作るアーティストさんがいたので、その人に灰材でステージを組んでもらって、
で、その傍らでは全身を使ってペイントのアートを行う方がいらっしゃったので、
草刈りが終わったところから、そこでパフォーマンス的に作品を制作していただいて、
39:07
で、最後にですね、草刈りが終わったときには、そのステージにその制作いただいた絵を描けて、
そのステージにミュージシャンの方に立ってもらって、アコースティックのライブをみんなで、
その空き地の草を刈ったところで寝転びながら聴くっていうようなイベントをやりました。
いいですね。素敵ですね。
なんか、上野くん自体がこういった地域での活動とかに興味を持った原風景だったり、原体験みたいなものはどこにあるんですか?
はい、えっとですね。
自分が建築学科を出て、これから大人になって仕事するってなったときに、
仕事というかどうやって生きていこうかなみたいなのをすごい考えたときにですね、
やっぱりちっちゃい頃から、そういう自然の景色とかすごい好きでしたし、
本当に畑に関しては、ちっちゃい頃からなんでこんなに町に空き地があるのに畑できるところがないんだよみたいなことをすごい思ってまして、
そういう自分のちっちゃい頃の考えてたこととか、
多分自分が考えてるっていうことは少なからず今住んでる小学生の子とかでも、
なんかそういうのって欲しいって思ってる子っているんじゃないかなって思いまして、
そういうのもあって、アンダーザブリッジを作ったっていうのが経緯としてはあります。
他にもですね、
この永田の丸山っていうエリアが、結構やっぱり自分が住んでても、
友達と話してても遊ぶところも何もないし、
なんか面白くないし、そのうちみんな出て行っちゃうっていうような環境だったので、
そこをもう一度その町の価値観みたいなの見直せるというか、
なんか視点を変えたら結構本当に面白い町だなっていうのに気がついたというかちょっと思ったので、
なんかそういうのをもっとみんなにも知ってもらったり、
なんか興味を持ってもらって、そこで一緒に町で暮らして活動してくれるみたいなのができたら、
すごいなんか豊かな生活が送れそうだなって思って、こういう活動を始めました。
42:06
そもそも建築を学ぼうって思ったきっかけも聞いてみたいなと思いました。
上野少年はどんなことを思い、建築や空間や場作りに興味を持ったんでしょうか?
はい、僕全然建築に興味があって建築学科に入ったわけじゃなくて、
もともと結構絵を描くのが好きだったんですね。
で、ただ絵で描くっていくのは無理だろうみたいな感じのイメージがあったんで、
じゃあなんかパースとか描けるし建築とかいいんじゃないみたいなことを言われて、
じゃあ建築行くかぐらいのノリで建築に入りました。
で、ただやっぱ建築の学校入ってからは、やっぱりなんか自分のやりたいことみたいなのが全然見つからなくて、
結構悶々としてたんですけれども、
先生に教えてもらった方言学っていう、高校学の学で現代を考える学問、
その方言学っていうものに、本を読んだ時に、
こんな街のちょっとしたものでもこんなに面白がっていいんだみたいなのを思って、
その方言学っていうものについては、すごい興味を持って建築生活を過ごしていました。
特に何をやるわけでもなかったですけど。
なんかその街を面白がるみたいなところが上野くんらしいなと思って聞いてて、
私たちも一日丸山を抽選に案内してもらった時も、
結構、この人本当に好きなんだろうなーみたいな、この場所が、みたいなポイントがちょこちょこあって、
私たちもそういうこう、なんだろう、大きな建物とか煌びやかな何かっていうよりも、
結構日常的な土地らしい瞬間だったり現象みたいなものが、すごい好きで上がるんですけど、
そういう時間を上野くんと共有できたなと思っていて、
単なる感想ですけど、すごい好きなんだなと思って聞いてました。
今回私たち、長田の街をリサーチするみたいな名目で外から来たんですけど、
上野くんは長田の街がもっとこうなるといいなとか、
現在の長田の街についてどういう視点で見てるのかなっていうのも気になりました。
そうですね、結構今長田の街は面白い人がたくさん増えてきてるなっていう印象はあるんですけれども、
45:06
僕の住んでる長田の北部とか、北の方のエリアにはまだまだなかなか人が来る理由もあまりないので、
そんなににぎわいというか面白い人がたくさんいるっていうわけではないので、
自分の住んでる南側の盛り上がり方をもう少し北の方にもちょっと持ってきて、
それでですね、丸山地区の方にも例えばいろんなちょっとしたお店が増えてきて、
いろんな面白い人がもっと地域に関わるような、なんか面白いことをしてくれるみたいな環境ができたら嬉しいなと思ってます。
なんかちょっと孤独みたいな話してましたね。仲間がここまで登ってきてくれないみたいな。
確かに地形的な人道とか人の流れが生まれづらいみたいなところは、もしかしたら一個あるかもしれないし、
面白く変えられるポイントかもしれないし、みたいな感じはあるかもですね。
仲間ですね。
仲間を。
我々も是非仲間と思っていただいて。
ありがとうございます。
今回ね、このアーバニストって言葉を使っていて、
僕アーバニストなんだっていうことを気づいて嬉しかったっていうことを最終発表会でもしていただいたんですけど、
なんか、そこら辺も是非リスナーさんにシェアしていただきたいです。アーバニスト。
まず、今回永谷にFORESTEDのお二人に来ていただいて、
まず、自分が考えていることって、
なんか本当にさっきも話あったんですけど、結構一人で街で活動してると、
なんか自分のやってることって合ってるのかな?正しいのかな?みたいなのをすごい考えるときが多かったんですけれども、
なんかそれをいいことだよって言ってもらえたのが、
まず自分のこれから活動していく自信につながったのと、
本当にですね、やっぱり街に気軽に関わるっていうことが、
やっぱりなかなか僕の友達とかでも、
やりたいと思っても多分一歩目が出なかったり、
そもそも自分が関われると思ってないっていう人がすごい多いと思うんですけれども、
そういったところを自分が、
48:01
ファーストペンギン的に最初にちょっと活動できる場所を耕していって、
そういった自分は街に関わらないって思ってる人でも、
気軽に自己表現ができたり、
そうした地域の、地域貢献って言ったらなんか思うほど苦しい感じになるんですけれども、
街を使って楽しむような人がどんどん増えてくれたら嬉しいなと思って、
僕はその最初のきっかけみたいなことに、
人間になれたらいいなっていうふうに思っています。
これからの活動が楽しみですね。
ありがとうございます。
永田での活動をどんどん発展させていきつつ、
なんか上野くん、他のエリアとかにもちょっと行ってみたりとか、
他の地域で、他の活動している人たちとも交流したりとかすることで、
なんかまた可能性が羽ばたきそうだなーみたいな気もしていたので、
ぜひ東京とか京都にも遊びに来てもらって、
今後も活動なんか一緒にしていけたらいいなと思ってます。
ぜひ遊びに行かせてください。
ありがとうございました。
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次回もお楽しみに!
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