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リスナー名作劇場 vol.27「ミステリー映画」
2026-10-29 13:43

リスナー名作劇場 vol.27「ミステリー映画」

クリエイティブプロデューサー・三好剛平が時事のニュースについて、解説・コメントします。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

10月7日の「ミステリーの日」にちなみ、リスナーから寄せられたおすすめミステリー映画を紹介する。『オリエント急行殺人事件』『犬神家の一族』『八つ墓村』『点と線』など、国内外の作品について、怖さや俳優、舞台、トリックの魅力が語られる。三好剛平は、最終的な真相よりも謎解きに至るプロセスがミステリー映画の面白さだと説明する。今月の一本には、ジュゼッペ・トルナトーレ監督、ジェフリー・ラッシュ主演の『鑑定士と顔のない依頼人』を選び、姿を見せない依頼人や美術品、機械人形などが生む豊かな解釈を紹介した。

リスナー推薦のミステリー映画
この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
木曜日は、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。 今日は、リモートでのご出演です。
三好さん、おはようございます。 おはようございます。 おはようございます。
さてさて、今日は、月に一度の恒例企画、リスナー名作劇場。
ということで、毎回月替わりのテーマをもとに、リスナーの方からたくさんのオススメ映画を寄せいただくこのコーナー。
10月7日がミステリーの日だったということも踏まえて、今月はオススメのミステリー映画というテーマで、色々推薦作品をお寄せいただきました。
まずは、メッセージを紹介していきたいと思います。
老婆の休日さん、ミステリー映画と聞いて真っ先に頭に浮かぶのが、オススメいただいた1974年版のオリエント急行殺人事件。
名作ですね。シドニール・メット監督が10人以上の大スターたちを輝かせた見事な演出。
中でも私が一番魅了されたのが、アンソニー・パーキンス。すっかり乙女心をくすぐられました。とコメントしました。
それから、あいだももたろうさん、私のミステリー映画の一押しといえば、1976年上映の犬神家の一族ですね。
これは傑作ですね。
スケキオの仮面や、湖から逆さまにニョキッと出た足などにも触れつつ、当時中学生だった私はこの映画が怖くてまともに見られなかったです。とコメントいただきました。
衝撃でしたよね。
それから、コーナー初投稿となるプリン・アツミさんも同じく、70年代の近代値康介映画から1977年版の八つ墓村。
近代値康介シリーズの中でも、厚見清さんが近代値を演じた八つ墓村が好きです。
厚見さんといえば、男はつらいよのイメージが強いですけども、厚見さんならではの人間味あふれる近代値康介が素晴らしかったです。
でも、この映画を初めて見たときは怖かったなあ、とコメントをしていました。
やっぱりどっちも怖いんだって。
確かに。
それから、算数ノートさんと朝風四郎さんのお二人からご推薦をいただいたのは、松本成長による原作を1958年に映画化したペントセン。
朝風四郎さんは、学生の頃に文庫本で読んだ後、テレビ放映で鑑賞しました。
殺人現場が福岡市のカシーの海岸で博多へ向かう東京駅の列車の4分間のダイヤの謎解きも秀逸でした。
それから算数ノートさんも、この本作で有名となったトリックの現場で私たちは毎日生活していますと。
ミステリーが日常。
舞台がね、福岡になるとこうなっちゃうね。
愛着あるコメントをいただきました。
そして、この作品については三好さんも一言あるそうで。
実はですね、今回は個人的にもミステリー映画というテーマになった時に、
いやこれも松本成長の原作のこのペントセンで決まりってことでいいんじゃないですかって思うぐらいね、
僕も大好きな映画なんですよね。
これお二人のコメントにもあったように、福岡が舞台の映画なんですよね。
さらにはこれね、映画としてもね、本当にこれね、抜群に面白いんですよ。
よくできてて。
この映画についてはね、実は数年前に僕はちょっとある連載をしてた時に、
テキストを書いたものがまだちょっとネットに残ってるので、
もしご興味ある方は三好豪平ペントセンで調べたら出てくる、
ふくりぱっていうね、サイトの連載記事でこれについて書いてるやつあるので、
よかったらそちらもご覧になってみてください。
大好きな映画です。
海外作品と多彩な推薦リスト
さあでは続いて、黒犬えたちさんはシックスセンス。
容疑者Xの検診。
そしてこちら松本成長のですね、砂の器3本ご推薦。
シックスセンスについては20年以上前に仲間5人でドキドキしながら鑑賞。
あそこに人が立ってた。え?うそ?など言い合いながら、
誰も引かないのでもう一回みんなで見ました。
もう確かめたみたいな。
まあシックスセンスはちょっと最後の最後までね、驚きがありましたね。
南野真ちゃんさんは1963年の名作シャレードと、
もう1本意外な組み合わせとしてアマデウスの2本ご推薦。
え?アマデウスってミステリーなんですね。
さらに紹介すると、そのミステリー映画といえばというテーマにはずっと温めていた映画シャレードをまず推薦しますとコメントして。
いわく偽りを軸とする謎の正体、表と裏の顔、観客を欺く構造などといった作品の特徴から、
南野真ちゃんさんは1984年の傑作アマデウスと通じるものがあるのではないかというご推薦。
なかなか独創的なひもかけですけど、でも確かにそうとも言えるのかもみたいな感じで、
ちょっと改めてこうやって見てみようかなと思いました。
面白い視点ですね。
続いてG.I.オレンジさんは、今やハリウッドを代表する名勝となったデュニ・ビルヌーヴ監督の出世作、灼熱の魂をご推薦。
毎度ながら映画の魅力をしっかり伝えてくれるG.I.オレンジさんのレビューに加えて、
映画冒頭に登場する楽曲としてレディオヘッドのYou and Who's Armyがこの作品の世界観を決定づけたと思いますと。
これはミュウさんも強く頷いてますね。
いやもうこれ大傑作だし、本当にこの冒頭のレディオヘッドがめちゃくちゃ効いてるんですよ。
これナイスセレクトだと思います。
そうですね。映画って映像もだけど音楽も大事ですよね。
最後でございますよ本当に。
ビタミンKさんはシンプルアクシデント、ミザリー、瞳の奥の秘密の3本をセレクトしてくれました。
いいね。
そして最後にご紹介するラ・マラゲーニャさん。
なんとこの方一挙にどどんと新旧洋補を織り混ぜた17本ものミステリー映画の作品リストをご推薦いただきました。
でもちょっと全ては紹介できないんですけど、ミュウさんすごいですねこれ。
いやこれで驚きましたね。
本当にこれ嬉しくて、僕もまだ見れてない作品もたくさん加わっていたリストだったので、
ぜひともこのリストをマラゲーニャさんからのパスだと思って一作ずつ潰してみていきたいなと思いました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ということで今月もたくさん皆さんからご推薦メッセージ本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
今月の一本『鑑定士と顔のない依頼人』
そんな中、今月リスナー名作劇場の1本となったのは何でしょう。
はい、今月の1本はトスのアヒルさんがご推薦されました。
肝定詞と顔のない依頼人という作品をピックアップしてみたいと思います。
この肝定詞と顔のない依頼人という作品なんですけど、手がけたのはあのニューシネマパラダイスとかね。
海の上のピアニストなどを手がけたイタリアの名称ですね。
ジュゼッペ・トルナトーレというね。
この監督が名優ジェフリー・ラッシュを主演に迎えて描く2013年発表のイタリアのミステリー映画ということになります。
まずはこの映画のあらすじからご紹介していきます。
肝定詞と顔のない依頼人このあらすじなんですけれども、
映画は天才的な神秘感を誇る肝定詞であり、そして一流の美術オークショニア。
オークションは仕切る人ね。
そのオークショニアでもあるバージルという男性を主人公とした物語になります。
そんなバージルの下にある日ある女性から資産家の両親が残した絵画や家具を査定してほしいという依頼が舞い込むわけです。
バージルはその屋敷を訪れるわけですけれども、その依頼人である女性クレアという女性なんですけれども、
屋敷内のどこかにある隠し部屋にこもったまま彼のままに姿を現すことはせず、声だけが聞こえるというね。
こういうふうに査定してほしいんですみたいなのがね、遠くの声だけで聞こえてくるんです。
そんな感じで始まるわけですけど、やがてその隠し部屋の場所を突き止めたバージルは我慢できずにその部屋を覗き見てしまうわけですけれども、
それまで人付き合いを遠ざけ続けてきたこのバージルというキャラクターだったんですけど、そのクレアの美しさに心を奪われていき、てんてんてん、みたいな。
どうなっていくんだろう、なるほどね。
ミステリー映画の魅力はプロセスにある
かなり謎多き導入のストーリーになるわけですけど、今回この名作劇場でミステリー映画というテーマで皆さんから推薦作品をお寄せいただくということになったときに、
自分なりにちょっと意識しておきたいなと思ったのが、そもそもミステリーってどういうジャンルなんだっけということだったりするわけですよね。
これ厳密に定義を求めていくともうキリがなくなっちゃうので、ここでは駆け足でまとめてみるんですけど、
それは何らかの謎を作中で、劇中で提示をして、その解明や真相へのプロセスを描くエンターテイメント作品およびジャンルみたいなことと言えるんじゃないかなということになるわけですね。
謎多きってことですよね。
ここで注目したいのは、作品で提示される謎、それ自体もさることながら、ミステリーをミステリーたらしめている、何より重要なものって実はそのプロセス。
このプロセスをいかに豊かに編むか、そしてそれをどう見つめるかということにあるんじゃないかなと思ったわけですね。
実際ね、皆さんもミステリー映画を思い浮かべてほしいんですけど、多くのミステリー映画では実は結構最終的な謎の真相自体は結構あっさりしてるんだなみたいなこととかね。
意外に真相自体は身も蓋もねえなみたいなこととか結構よくあると思うんですよ。
なんだけどそれだからといって映画が最悪でもなくて、むしろそのプロセス自体が面白かったから映画としては最高だったみたいな、そういうミステリー映画体験って結構皆さんにもあると思うんですよね。
そこでこの映画に話戻してみると、この映画もやっぱり僕は最終的に明らかになる謎の真相ももちろんいいんですけど、
それ自体以上にとにかくこの映画はそのプロセスの豊かさに非常に満足させられる映画になってたなというふうに思ったんですね。
さらに言えばここはね、やっぱりね、流石、ニューシネマパラダイスとか撮るよりもトルナトーレ監督ですから、やっぱ流石と言いたくなるようなものにもなってるんです。
これ例えばあらすじにも登場した姿の見えない相手を覗き見るっていう行為だったりとか、
存在しないかもしれない相手とかものから想像力をドライブさせて物語が駆動していくっていうエッセンスだったりとかね。
あるいは劇中に機械仕掛けで動く機械人形が登場するんですけど、この機械人形のテクノロジーなんか、
そういったものたち、今挙げたいくつかのものって、いずれも映画っていうものを連想とか暗示させる豊かな描写とも言えるわけですよ、これ実はね。
そうそう、みたいなことで、やっぱりね、この映画のね、そういうプロセス、謎解きももちろんだけど、
そういうプロセス一つ一つに込められたいろんなものをですね、読み解いたりとか対話していったりしていくと、
やっぱりね、非常に充実した満足、映画体験を味わえるものにもなってるなというふうに思ったりしました。
なんたってね、劇中で登場するアートとミステリーの組み合わせっていうのも、ちょうどね、この秋の季節に見るのにも良さそうな作品でもあるなっていうこともあって、
ご紹介、これはもう今回はこれかなっていうふうに思ったところでございました。
はい、ということで、本日のリスナー名作劇場の一本は、「鑑定士と顔のない依頼人」という作品をご紹介しました。
作品はオンライン配信サービス各チャンネルでもご覧いただけますので、ぜひ気になった方はご覧になってみてくださいというご紹介でございました。
はい、三吉さん、今回もありがとうございました。
どうもありがとうございました。
かなり悩ましかったですか?
いや、そうですね、本当はね、それ以外にもね、ちょっとね、推薦したい作品とかもあったんですけども、
ちょっとね、今日はちょっとこれでいってみようかなみたいな感じでございました。
なるほど、ありがとうございました。
この時間は三吉豪平のキャッチアップでした。
13:43

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