2022-09-30 19:15

No.18「ナンバー1かオンリー1か」をざっくばらんに語る【ニッチから考える生き方1/4】

♪ナンバー1にならなくてもいい。もともと特別なオンリー1♪

という曲にもある通り、今の時代はナンバー1だけでなくオンリー1が大事。

と言われていますが、やっぱり少しずれてしまう事例もあるようで・・・


今回は生物の生き方から人生について学ぼうという形で、ニッチ(生態的地位)についてざっくばらんに語りました。

4話構成の1話目です。次回はニッチについてもう少し踏み込んでいきます。

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【参考】

・植物はなぜ動かないのか 弱くて強い植物のはなし/稲垣栄洋(ちくまプリマ―新書)

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00:07
一人一人特別な、個性のある存在なんだから、それでいいんじゃないかってことだよね。
そうだね。なかなかナンバーワンを取るっていうのは難しいからね。
そうですね。 それなりの努力とか、まあ才能とか運とかっていうのも全部相まって得られるものだから、なかなか全員が全員ってわけじゃなくて、
そこに不平等さが出ちゃうから、だから順位をつけないっていうことになってる話なのかなとは思うけど。
みなさんこんにちは。今もあの日の生物部、シロです。
今もあの日の生物部、トヨです。
教育をざっくばらんに語るラジオ略していくざく。この番組は、教育最前線の2人が各々の経験をもとに、教育にまとわるあれこれをゆるーくざっくばらんに語る番組です。
本日もどうぞお付き合いください。
今日はどんなテーマなんですか?
あ、まだか。雑談か。あ、そうか。ごめん。間違えた。見るとこ間違えた。
ずらす、ずらすという戦略。
何か本を読んだってことなんですよね。
そうですね。はい。
えーと、まあこのいくざく、あの雑談から教育の話などいろいろな話題で結構話してきたと思うんだけど、
ちょっとあの読書感想会的な感じの内容もやってみようかなと思いまして、
はい。今回は、あのシロが最近読んだ本、
ちくまぷりま新書から出ている稲垣秀博さん著書の
植物はなぜ動かないのか弱くて強い植物の話から少し話をしていきたいと思います。
はい。弱くて強い。ちょっとちぐはぐな感じがしますね。
そうですね。はい。
まあこの本はシドニー在住の猫うさぎさんのポッドキャスト、シドニーの猫の読書感想会で紹介していて、
まあそれで買った本なんですけど。
まああの今回これ何をしたいかっていうことなんですけど、
つまりあの生き物の生き方に学んで生きていこうみたいな感じですね。
なるほどね。
はい。なので弱くても強い植物の話から、ちょっとどういうふうに植物が生きているのか。
人間生活でも同じことが言えるんじゃないっていうのをちょっと話をしていきたいと思います。
はい。ありがとうございます。
じゃあ今日はどんなテーマなんですか?
はい。今日はニッチについてざっくり、ざっくばらんに語っていきたいと思います。
ほうほうほう。
はい。
ニッチっていう言葉自体は知ってるよね。
そうそうそうそうそう。そうなんですよ。
まず、これの元になっている、これあの、このね、植物はなぜ動かないのかっていう本にも入ってるんですけれども、
03:00
ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワンっていうフレーズ聞いたことないですか?
どこかで聞いたことあるね。
聞いたことありますよね。さあ何でしょうか。
これは、あの超有名なジャニーズのグループですね。
そういうことですね。
はい。スマップですねこれね。
そうですね。はい。スマップの…
ねえ、ちっちゃい子知ってるかな?知らない人もいるよね。
そっか。あれいつ解散したんだっけ?
もう5年ぐらい前?
かなあ。
もう5年経ったんか。
まあ、わかんないけどね。正確なところは。でもそんぐらいじゃない?
まあこれ、あのスマップが出した2003年のシングルで発売した曲。
なんか調べたらその前にアルバムで入ってたっぽいけど。
これ超有名ですよね。
うんうん。
うん。で、この解釈としては、まあこのね、競争社会の中でナンバーワンだけじゃなくてオンリーワンっていうものも価値があるんじゃないか。
っていうことですよね。
うん。
結構教育現場だとずっと言われてるんじゃない?オンリーワンをオンリーワンをみたいな。
そうだね。めちゃくちゃ大切な考え方だよね。
うん。なんか、まあね。
例えばなんか運動会とかも順位つけるんじゃない?みたいな、なんかそういうような話とかも出てたりするのかな。
まあ、それはちょっと行き過ぎちゃった。なんかねじ曲がっちゃった感じがするよね。
うん、そうだね。
なんか、セミヤマさんのセミラジオでも言ってたけどさ、
一番ヤバいのは悪意よりもピントのずれた善意っていう話があるじゃん。
ああ、うんうん。
僕、運動会で順位つけないってこれ、まさにピントがずれてるなっていうのを感じるんだよね。
そうね、確かに。
まあ、やりすぎだよね。
だってそしたらもうなんか、運動会やる理由とかそういうところまで遡ってっちゃうからね。
うん、ね。
まあ、ナンバーワンも大切だけど、まあとにかくオンリーワンも大切ってことだよね。
そうだね。
まあ、我々一人は一人一人特別な個性のある存在なんだから、それでいいんじゃないかってことだよね。
そうだね。
うん。
まあ、なかなかナンバーワンを取るっていうのは難しいからね。
そうですね。
それなりの努力とか、まあ才能とか運とかね、努力とかっていうのも全部相まって得られるものだから。
なかなか善意が善意ってわけじゃなくて、まあそこに不平等さが出ちゃうから、
だから順位をつけないっていうことになってる話なのかなとは思うけど。
そうだね。
まあ、ちょっとヤバい思想だとはね、個人的には思うんだけど。
はい、ごめんなさい。
まあ一方、ちょっとこれについての反対派の意見としては、オンリーワンで満足してたら努力する意味がなくなってしまうんじゃないかと。
ああ、だからそういうことだよね。
06:01
そう、社会が発展していかないでしょってことだよね。
だからこの世が競争社会ならやはりやっぱりナンバーワンを目指さなければいけない。
ああ、僕ちょっとこっちの意見に偏っちゃうかもしれないな。
俺もそうだね。なんかナンバーワンだけがいいわけではないけど、でもまあ、
オンリーワンだからいいよねみたいな感じよりは、やっぱなんか競争の中で、
まあ今回の話に結構通ずるんだけど、競争の中でオンリーワンになれる場所を探すみたいなのはやっぱ大事なことかなと思います。
そうだね、うん。
確かにね。
はい、これ、実験があって、ここからちょっと生物の話になっていって、
物作なのか育作なのか、ちょっとその融合みたいな感じになっていくんですけど、
はい、旧ソビエットの生態学者ゲオルギー・ガウゼさんが行った実験なんですけど、
ゾウリムシとヒメゾウリムシっていう2種類のゾウリムシを同じ水槽に入れて飼ったんですよ。
ただし、水とか餌っていうのは豊富にある状態。足りなくなることはない。さあ、これ結果どうなると思いますか。
これ、生物の内容でも出てくるけれども、
学校でやるんですか? そうなんです。え、これ住んでる場所が、あれ、
あの、水深で違うとかじゃないっけ。
あ、えっとね、これはね、ゾウリムシとヒメゾウリムシは一緒です。
ヒメゾウリムシはちっちゃいよね、ゾウリムシよりも。
だから、その子の方が餌を早く取るから、ゾウリムシは衰退してくって話じゃないかな。
お、そうです。素晴らしい。 そっちだ。
これ、自然界にはやっぱり明確な答えを持っていて、生物の世界においてはナンバーワン以外は生きられないっていうのが鉄則なんですよ。
これをガウゼの法則。 ガウゼの法則あるね。あ、そうです。
あ、これ今やるんだ。 うん。
これね、あるんですよ。 うちらが子供の時あった?
いや、わかんない。あ、いや、あったと思う。生物の。 あったと。
生物2の方か。 かな。生物の2で、生態系のところでやりますね。
うん。
はい。実際このガウゼさんの実験ではヒメゾウリムシだけが生き残って、ゾウリムシは駆逐されてしまったっていう感じですね。
なので、人間界ではナンバー2とかナンバー3っていうのはやっぱり銀メダルとか銅メダルで称えられるじゃないですか。
実際、自然界ではナンバー2でもダメってことだね。
まあ、場合によってはそういうこともあるってことだね。生死に関わってくるってことだもんね。 うん。
いや、そうだよね。結構シビアな話だよね。 そうですね。
09:04
だから、自然界よりは人間社会っていうのは割と オンリーワンを大事にされているのか、もうすでに。
オンリーワンではないか。 ナンバーワンも大切だけどオンリーワンも大切っていうのがよく見えてくるよね。やっぱ。
バランスがちゃんと取れてるね。 ナンバーワンは
だけとかオンリーワンだけみたいなそういう考え方には偏ってないよね。 何事もバランスですよ。
いきなり順位つけませんとかね。それはめちゃくちゃ偏ってるからね。
最近あれでしょ?なんか 100メートル走でめちゃくちゃ速い子も先生が、はいじゃあまずはここで止まってとかって言って、
遅い子がやってきたら、じゃあみんなで手繋いで、じゃあ行きますよ、せーのってみんなでゴールみたいな。
意味わかんな。本当にあんのそれ? っていう話を聞いたことがある。
なんか、やばい、ずれすぎてるね。 教育界危ういよね。
すごいよね。だから僕この、これが本当か嘘かわかんないけど、これに基づいてちょっと僕はピントがちょっとおかしいんじゃないっていう話をちょっとしてました。
あーなるほどね。いやでも確かにそれは完全にピントおかしいよね。 うん。
まあ多分先生たちとかその教育者側はみんなおかしいなって思ってるけど、
多分保護者の方がやっぱり言うんだろうねって思う。
そうだね。多分ね保護者もねおかしいとは思うんだけど、
一部の声の大きい人が うちの子は足が遅いのにみたいな。
そうだね。 そうね。そういうちょっと一部の意見を取り入れすぎた結果がそういうことなんだと思うんだよね。
って信じてる。 誰もこんなこと本気でやってるわけじゃないと信じてる。いやーそうだと思うよ。
なんかやっぱ親ってね、あのまあ自分も親だからあれだけど自分の子供のことになったらやっぱなんかもう
周りが見えなくなる部分は多分あるからね。 そうだよね。確かに多かれ少なかれありそうだね。そこはね。
まあ仕方ない部分ではあると思うけど、 まあでもそういう感、まあね今の社会でも
という感じですね。 ねえそうだよね。社会に出たらこんなんじゃ無理だよね。
うん。本当に子供の時はそういうふうに守られててもね。
子供でのやってきたこととその社会でやってきたこともかなりこれズレが生じてるじゃない。
12:01
まあ一つ例で言うなら、何だろう、まあ
まあちょっとこれちょっと行き過ぎちゃってるけどメイクの話とかさ、 社会人になったら女性ってメイクがマナーだみたいな風潮があるじゃない。
あーあるある。 スッピンでくんなよみたいなね、言う人いるじゃない。 だけど高校とかってさ、メイク禁止のところが多いじゃん。
そうだね。 なんかメイクを教育する場面ってないよね。ないよね。
なんか独学で頑張るみたいな感じだよね。確かに。 そこでもズレが生じているし、
まああとはやっぱ最近は全然違うと思うけどスマホ、まあこのいくざくでもだいぶ 種な話だと思うんだけど
スマホの使い方っていうのも、なんか高校では禁止していることが多いけれども 社会ではもうデジタル技術が使えるのが当たり前でスマホなんかめちゃくちゃ
有用なツールじゃないですかね。そうだね。 だからもっとスマホのポジティブな使い方を学ばせるっていうのではなく
禁止にするっていうところがやっぱまだ目立つのかなっていうのがあるから、そこでもズレがあるな っていう
教育と実社会でのズレはちょっとずつ埋めていきたいよね。 確かにそうだね。大人になった時になんか子供の時
と真逆のことをやらされている感じはするのか。
まあこれもちょっと偏った意見かもしれないですね。
バランスが大事ですけどね。ここはザック・バランにね、語れる雑談部屋なんで。 そうですね。こんなことを考えてやってるよっていう。
何か大きく行動してるわけじゃないので。 そうですね。
ちゃんと上の方の指示にはちゃんと従いますんでね。
ちょっとゾーリムシの話に戻りますけど。
実際、こう単純じゃないわけじゃないですか。 ナンバーワンしか生きられないみたいな
ことではないよね、自然界って。 まあそうだね。 実際そうしたらね、自然界に一種しかいなくなっちゃうわけなんで。
実際自然界には様々な生物が暮らしているので、ナンバーワンだけじゃないように見えるんだけど、
このガウツェさんの実験が続きがあって、これがトヨがさっき言ってたやつかな。 ゾーリムシとミドリゾーリムシを一緒に飼った場合は共存してたんですよ。
というのも、ゾーリムシは水槽の上の方で大腸菌を餌にするんだけど、ミドリゾーリムシは水槽の下の方で交互菌を餌にする。
そうだね。
そう。なので、ヒメゾーリムシとゾーリムシだったら住む場所とか餌とか被ってるけど、ゾーリムシとミドリゾーリムシだったら、
15:02
場所がまず違うし、餌も違うよってことだよね。 うん。ニッチが被ってないってことだね。
そうそうです。はい。ということで、これが住み分けって呼ばれるもので、他の生物と争って居場所を確保しなくても他の生物と争わないようにずらすっていう戦略をとってるってことですよね。
うんうん。 つまり、これから分かることは、生物に学ぶこととしては、ナンバーワンかオンリーワンかではなくて、全ての生物がナンバーワンになれる場所でオンリーワンであるっていうことですね。
深いな。 まあそういうことだよね。 そういうことですね。
なので、今生活している生物っていうのはどっかしらでナンバーワンになれた生物っていうことじゃないですか。
じゃないともう全部が淘汰されていく感じなので。 そうだね。
はい。 このずらすっていうのは、生活空間もそうだし、餌でもいいし、時間帯、例えば中高生とか夜高生とかそういったところもあるよね。
そうだね。 うん。 例えば同じ草原に住んでるシマウマとキリンでも、
シマウマは下の方の草食べるし、キリンは上の方の草食べるしっていうので、やっぱ住み分けてるし。 うんうん。
そう。なので、とにかくどんなことをしてでも他の生物とずらしてオンリーワンとなれる場所を探してるってことね。
そういうことだね。 そういうことですね。こういうそれぞれの生物の居場所のことをさっきと言うのも言ったけど、ニッチっていうふうに言います。
はい。 はい。
まあ、つまり100メートル層では1位にはなれないけど、 綱引きでは1位になろうみたいなね。
ああ、そうだね。それはそういうことだと思う。 でも、綱引きでも騎馬戦でも、
パンクイー競争でも全部ダメでも、あの、絵画コンクールでは1位になろうみたいなね。
あ、そう、そうだね。そう、ずらすっていうのは大事だから。 いいんじゃない?もうだって、運動会、同じ運動会でもさ、
綱引きとかそういう騎馬戦とか全部ダメでも、応援なら頑張れるみたいな。
応援で1位になるとか。 なんならこの人を励ますのは自分が一番うまく励ませるみたいな。
ああ、そうだね。 一番考えている、ナンバーワンで考えているみたいなね。
だから、100メートル層で自分が勝つことはないとしても、 100メートル層を勝てる人を盛り上げて勝たせることはできるとかね。
うん。
ああ、面白い。
まあね、あの、本当に僕たち人は、ありがたいことに、ねえ、誰かに狙われてっていう精神に、
なんか1位取れなかったら死んでしまうなんてことはまずないからね。
いろんな些細なことでも、1位、ナンバーワンとしてオンリーワンに輝ける場所がね、あるはずだから、
18:04
それをね、地道に探していけばいいんじゃないかなっていうことを思いましたね。
はい。
ということで、じゃあ今回はここまでで。
はい。もうみんな、足早くなるためにね、筋トレをやりましょう。
もう努力しましょう。
そうですね。どこでナンバーワンになれるかわかんないからね。
そうだね。
うん。
はい。でもまあ、あの、ナンバーワン、じゃあ自分はこっちで勝てるからと思って、なんか、
やらないっていうのもまたちょっと違う気がするけどね。
そうだね、うん。
頑張り続けなきゃいけないけど、えーと、でもまあ、そこが他の人に劣っている、
言い方ちょっとあるかもしれないけど、劣ってたとしても、別のところでは自分が輝いている部分もあると思うから。
まあ、やっぱりね、全部が全部、頑張りましょうって感じですけどね。
まあ、そうだね。
はい。
ということで、次回はこのニッチっていうものについてもう少し深く話していきたいと思います。
はい。
はい、お疲れ様でした。
19:15

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